JP3186926B2 - 丸型洗浄装置 - Google Patents

丸型洗浄装置

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JP3186926B2
JP3186926B2 JP20579294A JP20579294A JP3186926B2 JP 3186926 B2 JP3186926 B2 JP 3186926B2 JP 20579294 A JP20579294 A JP 20579294A JP 20579294 A JP20579294 A JP 20579294A JP 3186926 B2 JP3186926 B2 JP 3186926B2
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志光 黒河
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光機熱工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は丸型洗浄装置に関し、
詳しくは、安定した溶剤蒸気層を形成することができ、
溶剤の排出量および消費量を著しく低減することができ
る丸型洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】工業技術
分野において、溶剤を用いた洗浄が広く行なわれてい
る。このような洗浄には通常、洗浄装置が使用され、洗
浄剤として従来ではフロン等のフッ化物系溶剤が広く使
用されていた。
【0003】しかし、近年ではフッ化物系溶剤が環境に
悪影響を与えることが広く認識されるに至り、フッ化物
系溶剤の代替としてのメチレンクロライドの使用が注目
されている。
【0004】将来的には、洗浄剤としてメチレンクロラ
イドが広く採用されることが予想される。しかし、メチ
レンクロライドは、フロンに比べて沸点が低く、このよ
うな特性の相違からフロン等のフッ化物系溶剤を使用し
た洗浄装置をそのまま使用することができないという問
題がある。
【0005】例えば、効率的な洗浄を達成するには、安
定した溶剤蒸気層を形成することが重要であるが、洗浄
剤としてメチレンクロライドを使用し、従来の洗浄槽が
角型容器である洗浄装置を用いて洗浄操作を行なった場
合には、洗浄槽内から立ち上がるメチレンクロライドの
蒸気領域が不安定になり、安定した溶剤蒸気層を形成さ
せることが困難であることが判明した。
【0006】安定な溶剤蒸気層を形成することができな
いと、溶剤蒸気が飛散し易くなり、溶剤の消費量が多く
なるという問題が生じる。このことは、経済的にも、作
業者や環境に与える影響の観点からも不利である。
【0007】さらに、メチレンクロライドを洗浄剤とし
た洗浄においては、多量の溶剤を消費するという問題の
みならず、蒸気洗浄の効率が低く、洗浄能力に劣るとい
う問題もあった。
【0008】また、被洗浄物を、例えば予備洗浄槽、本
洗浄槽、最終洗浄槽といった複数の洗浄槽に順次に浸漬
させる洗浄方法が知られている。
【0009】しかしながら、この洗浄方法においては、
ある洗浄槽から他の洗浄槽に被洗浄物が移動する際に、
被洗浄物が洗浄槽上に生じている溶剤蒸気をあふれ出さ
せ、また、溶剤蒸気層が乱れ、この乱れによって、溶剤
蒸気が飛散し易くなり、溶剤の排出量および消費量が増
大するという問題があった。また、同時に蒸気洗浄の効
率が低く、洗浄能力に劣るという問題も生じた。
【0010】この発明は上記事情に基づいて完成され
た。すなわち、この発明の目的は、メチレンクロライド
等の沸点の低い溶媒(低沸点溶剤と称することもあ
る。)を使用しても、安定した溶剤蒸気層を形成させる
ことができる丸型洗浄装置を提供することにあり、溶剤
の排出量および消費量を著しく低減した丸型洗浄装置を
提供することにあり、さらに効率的な洗浄を行なうこと
ができるにもかかわらず、環境に与える影響の極めて少
ない丸型洗浄装置を提供することにある。
【0011】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための本発明の第一の構成は、水平断面円形の冷浴洗浄
槽と、この冷浴洗浄槽の内部に収容した溶剤中に被洗浄
物を浸漬可能な大きさを有し、かつ収容した溶剤を冷却
する冷却手段と、冷浴洗浄槽の外周を囲繞するように配
置され、収容された溶剤を加熱して溶剤の蒸気を発生さ
せる溶剤蒸気発生槽と、溶剤蒸気発生槽の上方であっ
て、冷浴洗浄槽の上方に溶剤蒸気層が形成されるに十分
な所定の高さに配置された蒸気冷却装置とを備えてなる
ことを特徴とする丸型洗浄装置であり、また、前記冷却
手段は、冷浴洗浄槽の内壁に沿って配置され、内部に冷
却媒体が流通するコイル状に巻かれた管体と、前記管体
内に冷却媒体を流通させる冷却媒体流通手段とから成
り、また、前記溶剤蒸気発生槽は、冷浴洗浄槽の外周を
囲繞する環状に形成されて成り、また、前記蒸気冷却装
置は、溶剤蒸気発生槽の外周側壁をその下端部により構
成し、かつ上方に向かって垂直に立ち上がる円筒状の円
筒状の冷却装置本体と、冷却装置本体の内径よりわずか
に小さい外径を形成するようにコイル状に倦回され、か
つ内部に冷却媒体を流通させることのできる冷却管体と
を備えて成り、 さらに、前記課題を解決するための本発
明の第二の構成は、水平断面円形の槽内を複数の単位槽
に分割してなる外周円形の冷浴洗浄槽と、内部に収容さ
れた溶剤を冷却する冷却手段と、冷浴洗浄槽の外周を囲
繞するように配置され、収容された溶剤を加熱して溶剤
の蒸気を発生させる溶剤蒸気発生槽と、溶剤蒸気発生槽
の上方であって、冷浴洗浄槽の上方に溶剤蒸気層が形成
されるに十分な所定の高さに配置された蒸気冷却装置
と、被洗浄物を単位槽から他の単位槽へと移送させる移
送手段とを備えてなることを特徴とする丸型洗浄装置で
あり、また、前記冷却手段は、前記単位槽に対し一つ設
けられるか、各単位槽ごとに設けられて成る管体を有し
てなり、また、前記溶剤蒸気発生槽は、冷浴洗浄槽の外
周を囲繞する環状に形成されて成り、 また、前記蒸気冷
却装置は、溶剤蒸気発生槽の外側側壁の上端部に設けら
れたリング状の棚部を介して垂直に立ち上がる円筒状の
円筒状の冷却装置本体と、冷却装置本体の内径よりわず
かに小さい外径を形成するようにコイル状に倦回され、
かつ内部に冷却された媒体を流通させることのできる冷
却管体とを備えて成る。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】前記第一の構成を有する本発明の作用を説明す
る。冷浴洗浄槽及び溶剤蒸気発生槽内に溶剤がそれぞれ
収容される。冷浴洗浄槽内に収容された溶剤は、冷却手
段によって冷却される。一方、溶剤蒸気発生槽に収容さ
れた溶剤は、加熱され前記冷浴洗浄槽内に収容された溶
剤よりも高温に維持される。
【0021】この丸型洗浄装置においては、溶剤蒸気発
生槽から積極的に溶剤蒸気を発生させる。したがって冷
浴洗浄槽中の溶剤は特に加熱する必要はない。もっと
も、溶剤蒸気発生槽から発生する溶剤蒸気量程ではない
が、常温で発生する溶剤蒸気量よりも多いが、溶剤蒸気
発生槽から発生する溶剤蒸気量よりも少ないある程度の
量の溶剤蒸気が発生するように、冷浴洗浄槽中の溶剤を
加熱する加熱手段を設けても良い。
【0022】いずれにしても、溶剤蒸気発生槽から溶剤
の蒸気が多量に発生する。また、冷浴洗浄槽からも微量
の蒸気が発生する。
【0023】発生した蒸気は、上昇して、蒸気冷却装置
により冷却される。
【0024】このとき、蒸気冷却装置は溶剤蒸気発生槽
の上方に配置されているので、冷浴洗浄槽の上方に存在
する蒸気よりも、溶剤蒸気発生槽の上方に存在する蒸気
の方が、より一層蒸気冷却装置によって冷却される。
【0025】したがって、溶剤蒸気発生槽の上方に存在
する蒸気は、容易に凝結して溶剤液滴となって落下す
る。溶剤蒸気発生槽の上方に存在する蒸気が溶剤液滴と
なると、蒸気冷却装置近傍の蒸気量が減少する。そし
て、この蒸気量の減少を補うように、冷浴洗浄槽の上方
に存在する蒸気が蒸気冷却装置近傍に移動する。移動し
た蒸気は蒸気冷却装置により冷却されて溶剤液滴となっ
て落下する。
【0026】このような冷却作用によって、冷浴洗浄槽
が水平断面円形であり溶剤蒸気発生槽がこの冷浴洗浄槽
を囲繞するように形成され、しかも溶剤蒸気発生槽の上
方に蒸気冷却装置が設けられていることから、溶剤蒸気
発生槽および冷浴洗浄槽から発生した蒸気は、これらの
上方で、球面凸状の溶剤蒸気層を形成する。すなわち、
冷浴洗浄槽の上方に、球面凸状に存在する蒸気層が存在
することになる。
【0027】このような状態において、被洗浄物の洗浄
操作を例えば次のようにして行う。先ず、被洗浄物を降
ろして、溶剤蒸気層中に被洗浄物を到達させる。この蒸
気層中に被洗浄物を所定時間滞留させて、被洗浄物を蒸
気洗浄する。所定時間の蒸気洗浄が終了すると、更に被
洗浄物を降ろして、被洗浄物を冷浴洗浄槽中に浸漬す
る。所定時間の間、被洗浄物を冷浴洗浄槽中に浸漬した
後、被洗浄物を上昇させて、蒸気層中に到達させる。冷
浴洗浄の終了した被洗浄物を蒸気層中に所定時間滞留さ
せる。このときに、被洗浄物の表面に付着する余分の溶
剤を滴下させる。所定時間の経過後に、被洗浄物を蒸気
層から離脱させ、蒸気層上方で被洗浄物の乾燥を行う。
これらの一連の動作により被洗浄物の洗浄が達成され
る。
【0028】なお、この請求項2に係る発明において
は、溶剤蒸気発生槽を冷浴洗浄槽の外周に設けているの
で、冷浴洗浄槽中の溶剤を加熱する加熱手段を特に設け
る必要がなくなり、冷浴洗浄槽で浸漬洗浄を行い、溶剤
蒸気発生槽で溶剤蒸気を発生させるという機能分化を行
っている。したがって、冷浴洗浄槽の上方では蒸気洗浄
を行い、溶剤の危険な突沸の恐れのない冷浴洗浄槽で溶
剤洗浄を確実に行うことができるという利点がある。
【0029】次に前記第二の構成を有する本発明の作用
を説明する。
【0030】第二の構成を有する本発明においては溶剤
蒸気発生槽および冷浴洗浄槽から蒸気が発生し、上昇し
た蒸気が蒸気冷却装置により冷却されることによって、
発生した蒸気が、冷浴洗浄槽の上方で球面凸状の溶剤蒸
気層を形成することについては前記第一の構成を有する
発明の作用の説明におけるのと同様である。
【0031】このような状態において、被洗浄物の洗浄
操作を例えば次のようにして行う。
【0032】先ず、被洗浄物を降ろして複数の単位槽の
内のいずれかの単位槽に浸漬する。所定時間の間、被洗
浄物をその単位槽中に浸漬した後、被洗浄物を上昇させ
て、蒸気層中または蒸気層よりもさらに上部に到達させ
る。次いで、被洗浄物を移送手段によって前記一つ目の
単位槽の上方から他の単位槽の上方へと移送する。
【0033】そして、また同様に被洗浄物を降ろして二
つ目の単位槽に浸漬する。このような操作を必要であれ
ば繰り返して行なうことによって被洗浄物を複数の単位
槽のそれぞれに順次に浸漬させて洗浄する。
【0034】最後の単位槽に浸漬した後は、被洗浄物を
上昇させて、蒸気層中に到達させ、被洗浄物の表面に付
着する余分の溶剤を滴下させる。所定時間の経過後に、
被洗浄物を蒸気層から離脱させ、蒸気層上方で被洗浄物
の乾燥を行う。
【0035】このような一連の動作により被洗浄物の効
率的な洗浄が達成される。
【0036】
【実施例】以下、この発明を実施例を用いて詳細に説明
する。
【0037】(実施例1)図1は、この発明の丸型洗浄
装置の一具体例を示す概略説明図である。
【0038】この丸型洗浄装置1は、水平断面円形の冷
浴洗浄槽2と、冷浴洗浄槽2の外周を囲繞する環状の溶
剤蒸気発生槽3と、前記溶剤蒸気発生槽3の外側側壁を
その下端部により構成し、かつ上方に向かって垂直に立
ち上がる円筒状の冷却装置本体4と、溶剤蒸気発生槽3
の上方に、かつ前記冷却装置本体4の内周面に沿って配
置された蒸気冷却装置5とを備えてなる。
【0039】前記冷浴洗浄槽2は、内部にメチレンクロ
ライド等の低沸点溶剤を収容可能であり、しかも被洗浄
物をその溶剤中に浸漬可能な大きさを有し、かつ収容し
た溶剤を冷却する冷却手段6を備えてなる。前記冷却手
段6は、前記冷浴洗浄槽2の内壁に沿って配置され、内
部に冷却媒体が流通するコイル状に巻かれた管体7と、
前記管体7内に冷却媒体を流通させる冷却媒体流通手段
(図示しない。)とからなる。冷却媒体流通手段として
は、例えば、管体7内を流通させる冷却媒体を冷却する
冷却機構と、冷却された冷却媒体を送り出す機構とを備
えた装置を使用することができる。
【0040】なお、この発明における冷浴洗浄槽として
は、内部に洗浄剤であるメチレンクロライド等の低沸点
溶剤を収容することができ、しかもその溶剤中に被洗浄
材がその溶剤中に完全に没するようにその被洗浄材をそ
の溶剤中に浸漬することのできるに十分な内部空間を有
し、かつ水平断面が円形である限り、特にその構造には
制限がない。換言すると、この発明における冷浴洗浄槽
は、被洗浄材および溶剤の容積に応じてその内部容積が
決定される。
【0041】前記溶剤蒸気発生槽3は、前記冷浴洗浄槽
2の外壁面と、前記冷却装置本体4の下端部と、前記冷
浴洗浄槽2の外壁面の下端からわずかに上方において、
前記冷浴洗浄槽2の外壁面と前記冷却装置本体4の下端
部とを接続するリング状の底板8とから構成されてい
る。
【0042】溶剤蒸気発生槽3の内部には、溶剤蒸気発
生槽3に収容された溶剤を加熱して、この溶剤の蒸気を
発生させる加熱手段9が配置されている。
【0043】この加熱手段9としては、溶剤蒸気発生槽
3の内部に収容された溶剤を、蒸気を発生させるに十分
な温度にまで加熱できる限り特に制限はなく、例えば、
外部で加熱された高温の媒体が内部を流通する管状のヒ
ーターや、内部に電熱線を有する電熱線ヒーター等を採
用することができる。もっとも低沸点溶剤は引火し易い
ので、安全性の観点よりすると、内部に高温媒体が流通
する環状のヒータが好ましい。
【0044】前記蒸気冷却装置5は、前記冷却装置本体
4の内径よりわずかに小さい外径を形成するようにコイ
ル状に倦回され、かつ内部に冷却媒体を流通させること
のできる冷却管体10により構成される。換言すると、
蒸気冷却装置5は、コイル状に倦回された冷却管体10
を備え、この冷却管体10のコイル中心は冷浴洗浄槽2
の中心軸とほぼ同じであり、冷却管体10のコイル直径
は冷浴洗浄槽2の水平断面円形における直径よりも大き
く設計される。この冷却管体10は、前記冷却装置本体
4の外部より冷却媒体を導入する導入口(図示しな
い。)と、管体内を流通し、溶剤の蒸気によって昇温し
た冷却媒体を導出する導出口(図示しない。)とを有す
る。
【0045】前記冷却装置本体4の外部よりこの冷却管
体10内に冷却媒体を導入する手段としては、冷却媒体
を冷却する冷却機構と冷却媒体を冷却管体10内に送液
する送液機構とを有するところの、それ自体従来公知の
装置を使用すれば良い。
【0046】この蒸気冷却装置5は、冷浴洗浄槽2の上
方に溶剤蒸気層が形成されるに十分な所定の高さに配置
されている。十分な高さを確保しないと、溶剤蒸気発生
層3および冷浴洗浄槽2から発生して上昇する蒸気が、
蒸気冷却装置によって直ちに冷却されて液化してしま
い、被洗浄物を蒸気洗浄するのに十分かつ安定な溶剤蒸
気層を形成することができない。
【0047】蒸気冷却装置5の冷却管体10の下方に
は、液化して落下する溶剤を受ける液化溶剤回収樋11
が設けられている。液化溶剤回収樋11は、冷却装置本
体4の内壁面に内周方向に沿って設けられ、その底面に
一あるいは二以上の貫通孔が形成されている。この貫通
孔は、一端はこの貫通孔に接続され、他端は前記溶剤蒸
気発生層内に開口する連絡管(図示しない。)によっ
て、前記溶剤蒸気発生層3内と連絡されている。これに
より、液化溶剤回収溝に回収された溶剤は、再度溶剤蒸
気発生層3内に戻されて再利用される。
【0048】前記冷却装置本体4の上部は、図2に示す
ように被洗浄物を出し入れするための出入口12が設け
られた蓋体13で覆蓋されている。出入口12には、水
平に、かつ向かい合うように配置された二枚の半円形の
板状部材14a,14bからなる開閉扉が設けられてい
る。すなわち、前記両板状部材14a,14bは、それ
ぞれの円弧部分の端部に設けられ、円弧部分から突出し
て形成された支持部15a,15bの端部を前記蓋体2
に回転可能に支持されることによって開閉可能な開閉扉
を構成している。
【0049】被洗浄物を、洗浄装置本体内に導入し、洗
浄工程における各段階に応じた最適な位置まで変移さ
せ、または洗浄装置本体内から取り出す操作は、手動で
行なっても良いが、図1に示すような被洗浄物昇降機構
16により行なうのが好ましい。
【0050】図1に示す被洗浄物昇降機構16は、垂直
支持部材17と、水平支持部材18と、水平支持部材1
8の先端部に設けられた被洗浄物昇降駆動機構19とを
備える。前記被洗浄物昇降駆動機構19は、被洗浄物を
収容したバスケットを係止するフック部材20、または
被洗浄物を直接に係止可能なフック部材20と、一端は
前記フック部材20を結合し、他端はモーター21によ
り回転駆動されるプーリー22に倦回されたロープ23
とを有し、前記プリー22の回転によって、前記フック
部材20を結合するロープ23が巻き取られ、あるいは
巻き戻されるようになっている。
【0051】次に、この実施例の丸型洗浄装置の作用に
ついて説明する。
【0052】冷浴洗浄槽2および溶剤蒸気発生槽3内に
は、メチレンクロライド等の低沸点溶剤が収容される。
【0053】冷浴洗浄槽2内に収容された溶剤は、冷却
手段6によって冷却される。一方、溶剤蒸気発生槽3内
に収容された溶剤は、加熱手段9によって加熱され、前
記溶剤蒸気発生槽3内に収容された溶剤よりも高温に維
持される。
【0054】加熱手段9によって加熱された溶剤蒸気発
生層3から溶剤の蒸気が発生する。また、溶剤蒸気発生
層3から発生する蒸気量よりも少ないが、冷浴洗浄槽2
からも蒸気が発生する。
【0055】発生した蒸気は、冷却装置本体4内を上昇
し、前記蒸気冷却装置5における冷却管体10に周囲を
囲まれた空間内に到達する。
【0056】前記冷却管体10は、冷却装置本体4の内
径よりわずかに小さい外径を形成するようにコイル状に
倦回され、前記冷却装置本体4の内周面に沿って設けら
れているので、冷浴洗浄槽2の上方に存在する蒸気より
も、前記溶剤蒸気発生槽3の上方に存在する蒸気の方
が、より一層前記冷却管体10によって冷却される。
【0057】したがって、溶剤蒸気発生槽3の上方に存
在する蒸気は、容易に凝結して溶剤液滴となって落下す
る。溶剤蒸気発生槽3の上方に存在する蒸気が溶剤液滴
となると、冷却管体10近傍の蒸気量が減少する。
【0058】冷却管体10近傍の蒸気量が減少すると、
図3に示すように、この蒸気量の減少を補うように、冷
浴洗浄槽の上方に存在する蒸気が冷却管体10近傍に移
動する。移動した蒸気は冷却管体10により冷却されて
溶剤液滴となる。そして、このような冷却作用によっ
て、溶剤蒸気発生槽3および冷浴洗浄槽2から発生した
蒸気は、これらの上方で、球面凸状の溶剤蒸気層を形成
する。
【0059】なお、前記溶剤液滴は、液化溶剤回収樋1
1上に落下し、連絡管を介して溶剤蒸気発生槽3に戻さ
れ、再度蒸気発生に供される。
【0060】このような溶剤蒸気層が形成された状態に
おいて、被洗浄物の洗浄操作を例えば次のようにして行
う。
【0061】前記被洗浄物昇降機構におけるフック部材
20に係止されたバスケット中に被洗浄物を収容する。
そして、前記蓋体13の出入口12に設けられた開閉扉
を開き、前記昇降機構19におけるモーター21を駆動
することにより、被洗浄物を冷却装置本体4内に入れ
る。前記出入口12に設けられた開閉扉を閉じる。前記
開閉扉を構成する板状部材14a,14bには、切欠部
24a,24bが形成されており、開閉扉を閉じた場合
には前記ロープ23が通過する貫通孔が形成される。
【0062】冷却装置本体4内に収容された被洗浄物
を、先ず溶剤蒸気層中内に滞留させる。このときの被洗
浄物の位置を、図1においてBで示した。この蒸気層中
に被洗浄物を所定時間滞留させることによって被洗浄物
の蒸気洗浄を行なう。所定時間の蒸気洗浄後、更に被洗
浄物昇降駆動機構19を駆動し、被洗浄物を冷浴洗浄槽
2中に浸漬する。このときの被洗浄物の位置を、図1に
おいてCで示した。
【0063】所定時間の間、被洗浄物を冷浴洗浄槽2中
に浸漬した後、被洗浄物を上昇させて、再度蒸気層中に
到達させる。冷浴洗浄の終了した被洗浄物を蒸気層中に
所定時間滞留させる。このときに、被洗浄物の表面に付
着する余分の溶剤を滴下させる。所定時間の経過後に、
被洗浄物を蒸気層から離脱させ、蒸気層上方で被洗浄物
の乾燥を行う。この乾燥を行なう位置を、図1において
Aとして示した。
【0064】これらの一連の動作により被洗浄物の洗浄
が達成される。
【0065】(実施例2)図4は、この発明の他の実施
例を説明するための説明図である。
【0066】この実施例の丸型洗浄装置1Bは、円形の
槽内を3つの単位槽に分割してなる外周円形の冷浴洗浄
槽2と、冷浴洗浄槽2の外周を囲繞する溶剤蒸気発生槽
3と、溶剤蒸気発生槽3の上方であって、冷浴洗浄槽2
の上方に溶剤蒸気層が形成されるに十分な所定の高さに
配置された蒸気冷却装置5と、被洗浄物を単位槽から他
の単位槽へと移送させる移送手段24とを備えてなる。
【0067】前記冷浴洗浄槽2は、図5に示すように円
形の槽内を3つの単位槽25a,25bおよび25cに
分割してなる外周円形の槽であり、その外側には、その
外周を囲繞する環状の溶剤蒸気発生槽3が設けられてい
る。
【0068】冷浴洗浄槽2の各単位槽には、全く同じ組
成の溶剤を収容しても良いし、各単位槽毎に収容する溶
剤あるいはその組成を代えることもできる。
【0069】冷浴洗浄槽2は、内部に収容された溶剤を
冷却する冷却手段(図示しない。)を備えてなる。この
ような冷却手段は、複数の単位槽に対して一つ設けても
良いし、各単位槽毎にそれぞれ設けても良い。複数の単
位槽に対して一つ設ける場合には、例えば、冷浴洗浄槽
を複数の単位槽に分割する仕切り板に貫通孔を設け、こ
の貫通孔に内部を冷却された媒体が流通する管体を通
し、この単数の管体によって全ての単位槽を冷却する方
法を採用することができる。
【0070】各単位槽にそれぞれ冷却手段を設ける場合
には、各単位槽毎に適宜に設定温度を変えることもでき
る。
【0071】溶剤蒸気発生槽3は、内部に収容された溶
剤を加熱する加熱手段を備えることは、前記実施例1の
洗浄装置におけるのと同様である。
【0072】前記溶剤蒸気発生槽3の外側側壁の上端部
には、リング状の棚部26を介して、垂直に立ち上がる
円筒状の冷却装置本体4が接続されている。
【0073】冷却装置本体4の内側には、冷却装置本体
4の内径よりわずかに小さい外径を形成するようにコイ
ル状に倦回された冷却管体10が設けられている。この
冷却管体10内に、冷却された媒体を流通させることに
よって、冷却装置本体4内に発生する蒸気を冷却する。
この冷却管体10を設ける位置は、冷浴洗浄槽2の上方
に溶剤蒸気層が形成されるに十分な所定の高さである。
【0074】蒸気冷却装置5の冷却管体10の下方に、
前記リング状の棚部26は設けられており、冷却され液
化した溶剤はこの棚部26上に落下する。この棚部26
上に落下した溶剤は、溶剤蒸気発生槽3の外側側壁を伝
わって前記溶剤蒸気発生槽3内に戻る。回収した溶剤を
そのまま溶剤蒸気発生槽に戻すと不都合がある場合に
は、この棚部に溝を設け、あるいは棚部を内側から外側
に向かうに従って下降する傾斜面により構成して、液化
した溶剤を集めて冷却装置本体の外部に導出すれば良
い。
【0075】この発明における移送手段としては、被洗
浄物を単位槽から他の単位槽へと移送させることができ
る限り特に制限はない。好ましく採用することができる
移送手段としては、被洗浄物を昇降させて単位槽に浸漬
し、または単位槽から取り出す昇降手段と、外周円形の
冷浴洗浄槽2の中心線を軸として被洗浄物を回動させる
回動手段とを備えてなる移送手段を挙げることができ
る。
【0076】例えば、この実施例における移送手段は、
外周円形の冷浴洗浄槽2の中心線と軸線を共有する軸部
27と、前記軸部27の下端から水平に延びた水平支持
部28と、被洗浄物を係止する係止部29と、前記軸部
27を回転駆動する回転駆動機構(図示しない。)と、
前記軸部を昇降する昇降機構(図示しない。)とからな
る。
【0077】この実施例における、軸部27、水平支持
部28、係止部29および昇降機構が前記昇降手段に相
当し、軸部27、水平支持部28、係止部29および回
転駆動機構が前記回動手段に相当する。
【0078】前記冷却装置本体4の上部は、被洗浄物を
出入可能な開閉扉を備えた蓋体(図示しない。)によっ
て覆蓋されている。
【0079】次に、この丸型洗浄装置の作用について説
明する。
【0080】溶剤蒸気発生槽3および冷浴洗浄槽を構成
する各単位槽から蒸気が発生し、上昇した蒸気が蒸気冷
却装置5により冷却されることによって、発生した蒸気
が、溶剤蒸気発生槽3および冷浴洗浄槽2の上方で球面
凸状の溶剤蒸気層を形成することについては実施例1に
おけるのと同様であり、このような状態で被洗浄物の洗
浄操作を行う。
【0081】冷浴洗浄槽2を構成する複数の単位槽の内
のいずれかの単位槽に被洗浄物を浸漬する。所定時間の
間、被洗浄物をその単位槽中に浸漬した後、昇降機構に
より被洗浄物を上昇させて、蒸気層中または蒸気層より
もさらに上部に到達させる。次いで、回転駆動機構によ
り軸体を駆動し、浸漬した単位槽の上方から他の単位槽
の上方へと被洗浄物を移送する。
【0082】同様に被洗浄物を降ろして二つ目の単位槽
に浸漬する。所定時間この二つ目の単位槽に浸漬する。
次いで、この二つ目の単位槽から上昇させ、三つめの単
位槽の上方に移送し、三つ目の単位槽に浸漬する。この
ようにして、被洗浄物を複数の単位槽のそれぞれに順次
に浸漬させて洗浄する。必要であれば、同一の単位槽に
複数回浸漬させても良い。
【0083】最後の単位槽に浸漬した後は、被洗浄物を
上昇させて、蒸気層中に到達させ、被洗浄物の表面に付
着する余分の溶剤を滴下させる。所定時間の経過後に、
被洗浄物を蒸気層から離脱させ、蒸気層上方で被洗浄物
の乾燥を行う。
【0084】被洗浄物を一つ目の単位槽に浸漬する前
や、被洗浄物を移送手段によって前記一つ目の単位槽の
上方から他の単位槽の上方へと移送する間に、被洗浄物
を蒸気層中に所定時間保持することは適宜に選択し、ま
たは変更し得る事項である。
【0085】このような一連の動作により被洗浄物の効
率的な洗浄が達成される。
【0086】(変形例)この発明は、上記実施例に限定
されることなく、発明の要旨を変更しない限りにおいて
種々の変更を行なうことができる。
【0087】例えば、冷浴洗浄槽は、厳密に水平断面の
形状が円形でなくても良く、水平断面が楕円形であって
良い。したがって、この明細書においては、「円形」と
いう概念はいわゆる円形、略円形、楕円形を含む広い概
念であると言える。
【0088】冷浴洗浄槽に収容された溶媒を冷却する冷
却手段は、冷浴洗浄槽内にある必要はなく、冷浴洗浄槽
自体を外部から冷却するようにしても良い。また、溶剤
蒸気発生槽における加熱手段も同様に溶剤蒸気発生槽自
体を外部から加熱するようにしても良い。
【0089】実施例1における被洗浄物昇降機構、また
は実施例2における移送手段としては、複数のアーム
と、前記アーム間に設けられた関節と、前記複数のアー
ムと前記関節によって支持され、被洗浄物を直接または
間接的に係止可能な係止部と、各関節の曲げ延ばしを制
御する制御部とを有するロボットアームを採用すること
も可能である。
【0090】この発明の丸型洗浄装置を使用した洗浄方
法において、順序および回数等は適宜に設定することが
できる。例えば、蒸気洗浄した後に、浸漬洗浄を行な
い、その後、さらに蒸気洗浄を行なった後、乾燥しても
良いし、この方法における浸漬洗浄の前または後の蒸気
洗浄のいずれか一方、または両方を省略した方法を採用
しても良いし、または蒸気洗浄のみを行なう方法であっ
ても良い。
【0091】また、浸漬洗浄中、蒸気洗浄中、または乾
燥中に、被洗浄物に適度な振動を加えることによって、
洗浄能力を向上させ、被洗浄物に付着した余分の溶剤を
容易に除去させ、あるいは乾燥を容易ならしめること等
は、いずれもこの発明の丸型洗浄装置の設計変更の範囲
内にある。
【0092】請求項2に記載の発明における単位槽とし
ては、図5に示すように水平断面が、冷浴洗浄槽の外周
の一部である円弧と、この円弧と前記冷浴洗浄槽の軸線
とを結ぶ2本の直線とによって構成される扇型であって
も良いが、その他二つの円弧と2本の直線で囲まれた形
状の水平断面を有するものであっても良い。さらに、外
周が略円形である限りにおいて、その水平断面が、三角
形、四角形、五角形、菱形、楕円形等いかなる形状であ
っても良い。
【0093】また、各単位槽の形状は同一であっても、
それぞれ全く相違していても良い。
【0094】
【発明の効果】この発明によると、メチレンクロライド
等の沸点の低い溶媒を使用しても、安定した溶剤蒸気層
を形成させることができる丸型洗浄装置を提供すること
ができ、溶剤の排出量および消費量を著しく低減した丸
型洗浄装置を提供することができる。
【0095】さらに、効率的な洗浄を行なうことができ
るにもかかわらず、環境に与える影響の極めて少ない丸
型洗浄装置を提供することができる。
【0096】また、複数の単位槽による冷浴洗浄が可能
であるにもかかわらず、溶剤蒸気層を安定に維持するこ
とができ、その結果、極めて洗浄能力に優れ、かつ溶剤
の排出量および消費量の少ない丸型洗浄装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の丸型洗浄装置の一具体例を
示す概略説明図である。
【図2】図2は、実施例1の丸型洗浄装置の概略上面図
である。
【図3】図3は、この発明の丸型洗浄装置における溶剤
蒸気層を説明するための説明図である。
【図4】図4は、請求項2に記載の発明の一具体例であ
る丸型洗浄装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1A,1B・・・丸型洗浄装置、2・・・冷浴洗浄槽、
3・・・溶剤蒸気発生槽、4・・・冷却装置本体、5・
・・蒸気冷却装置、6・・・冷却手段、7・・・管体、
8・・・底板、9・・・加熱手段、10・・・冷却管
体、11・・・液化溶剤回収溝、12・・・出入口、1
3・・・蓋体、14a,14b・・・板状部材、16・
・・被洗浄物昇降機構、19・・・被洗浄物昇降機構、
20・・・フック部材、25a,25b,25c・・・
単位槽、26・・・棚部。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平断面円形の冷浴洗浄槽と、この冷浴洗
    浄槽の内部に収容した溶剤中に被洗浄物を浸漬可能な大
    きさを有し、かつ収容した溶剤を冷却する冷却手段と、
    冷浴洗浄槽の外周を囲繞するように配置され、収容され
    た溶剤を加熱して溶剤の蒸気を発生させる溶剤蒸気発生
    槽と、溶剤蒸気発生槽の上方であって、冷浴洗浄槽の上
    方に溶剤蒸気層が形成されるに十分な所定の高さに配置
    された蒸気冷却装置とを備えてなることを特徴とする丸
    型洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記冷却手段は、冷浴洗浄槽の内壁に沿っ
    て配置され、内部に冷却媒体が流通するコイル状に巻か
    れた管体と、前記管体内に冷却媒体を流通させる冷却媒
    体流通手段とから成る前記請求項1に記載の丸型洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】前記溶剤蒸気発生槽は、冷浴洗浄槽の外周
    を囲繞する環状に形成されて成る前記請求項1に記載の
    丸型洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記蒸気冷却装置は、溶剤蒸気発生槽の外
    周側壁をその下端部により構成し、かつ上方に向かって
    垂直に立ち上がる円筒状の円筒状の冷却装置本体と、冷
    却装置本体の内径よりわずかに小さい外径を形成するよ
    うにコイル状に倦回され、かつ内部に冷却媒体を流通さ
    せることのできる冷却管体とを備えて成る前記請求項3
    に記載の丸型洗浄装置。
  5. 【請求項5】 水平断面円形の槽内を複数の単位槽に分
    割してなる外周円形の冷浴洗浄槽と、内部に収容された
    溶剤を冷却する冷却手段と、冷浴洗浄槽の外周を囲繞す
    ように配置され、収容された溶剤を加熱して溶剤の蒸
    気を発生させる溶剤蒸気発生槽と、溶剤蒸気発生槽の上
    方であって、冷浴洗浄槽の上方に溶剤蒸気層が形成され
    るに十分な所定の高さに配置された蒸気冷却装置と、被
    洗浄物を単位槽から他の単位槽へと移送させる移送手段
    とを備えてなることを特徴とする丸型洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却手段は、前記単位槽に対し一つ設
    けられるか、各単位槽ごとに設けられて成る管体を有し
    てなる前記請求項5に記載の丸型洗浄装置。
  7. 【請求項7】前記溶剤蒸気発生槽は、冷浴洗浄槽の外周
    を囲繞する環状に形成されて成る前記請求項5に記載の
    丸型洗浄装置。
  8. 【請求項8】前記蒸気冷却装置は、溶剤蒸気発生槽の外
    側側壁の上端部に設けられたリング状の棚部を介して垂
    直に立ち上がる円筒状の円筒状の冷却装置本体と、冷却
    装置本体の内径よりわずかに小さい外径を形成するよう
    にコイル状に倦回され、かつ内部に冷却された媒体を流
    通させることのできる冷却管体とを備えて成る前記請求
    項5に記載の丸型洗浄装置。
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