JP3186301U - メラミン樹脂製容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液状物の注入又は排出により液面形状が変化し、安全性や運搬性に優れたメラミン樹脂製容器を提供する。
【解決手段】 底部12と底部12の周縁部から立ち上がって形成された胴部11とを有する筒状容器であって、胴部11には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部16と、内方突条部16に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部17とが形成され、注がれた液体の平面形状がハート形状になることを特徴とするメラミン樹脂製容器である。
【選択図】 図1

Description

本考案は、メラミン樹脂製容器に関するものである。
スープ類、ジュース、ワイン等の飲み物類やゼリー等の液状物を入れる器として、カップ、ガラス食器、皿等の各種の食器が利用されており、これらは通常、陶磁器、ガラス、金属、プラスチック、木等からできている。
従来の食器の開口部の形状は殆どが丸形であり、液状物を注いだ後の液面形状も丸形であったが、特に、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができるような、液状物を注いだ後の液面形状がハート形状になるカップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のカップは、陶器であるので重いだけでなく破損しやすく、年少者や病人等には扱いにくく、誰でも安全に使用することができない場合があるという問題があった。
特許第3718421号公報
本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、液状物の注入又は排出により液面形状が変化し、安全性や運搬性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することにある。
本考案の上記課題は、下記の手段によって達成される。
請求項1に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、底部と上記底部の周縁部から立ち上がって形成された胴部とを有する筒状容器であって、上記胴部には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部と、上記内方突条部に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部とが形成され、注がれた液体の平面形状がハート形状になることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部と、上記内方突条部に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部とが形成された構成により、注がれた液体の平面形状をハート形状にすることができる。
請求項2に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記底部には模様が凹設されていることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記底部には模様が凹設された構成により、上記底部に残った液体の平面形状を上記模様の形状にすることができる。
請求項3に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の内周面部は上端部から下端部に至るに従って細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の内周面部は上端部から下端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成された構成であることから、液体の平面形状を小さなハート形状にすることができる。
請求項4に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記模様は、各種図形、文字又はキャラクターからなることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記模様は、各種図形、文字又はキャラクターからなる構成により、上記底部に残った液体の平面形状を各種図形、文字又はキャラクターの形状にすることができる。
請求項5に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の外周面部には把持部が設けられていることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の外周面部には把持部が設けられた構成により、把持部を利用して使用することができる。
請求項1に記載の考案にあっては、メラミン樹脂製であることから、軽くて丈夫であり、誰でも破損させることなく安全に使用することができる。
また、請求項1に記載の考案にあっては、上記胴部には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部と、上記内方突条部に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部とが形成された構成により、注がれた液体の平面形状をハート形状にすることができるので、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができる。
請求項2に記載の考案にあっては、上記底部には模様が凹設された構成により、上記底部に残った液体の平面形状を、上記ハート形状から上記模様の形状にすることができ、また、請求項3に記載の考案にあっては、上記胴部の内周面部は上端部から下端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成された構成により、注がれた液体の平面形状をハート形状の大きさを小さくすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、意匠性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
請求項4に記載の考案にあっては、上記模様は、各種図形、文字又はキャラクターからなる構成により、上記底部に残った液体の平面形状を各種図形、文字又はキャラクターの形状にすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、例えば、自社のキャラクター等の形状にすることにより、広告性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
請求項5に記載の考案にあっては、上記胴部の外周面部には把持部が設けられた構成により、把持部を利用して誰でも容易且つ安全に使用することができる。
図1は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーを示した斜視図である。 図2は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーの底面を示した図である。 図3は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーに液体を注いだ場合における各平面形状が見える範囲A及びBを示した図である。 図4は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の他の実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーの底面を示した図である。 図5は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の他の実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーの底面を示した図である。 図6は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の他の実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーの底面を示した図である。 図7は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の他の実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーの底面を示した図である。 図8は、本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーに液体を注いだ場合の各水位における断面を示し、(a)はC−C断面図、(b)はD−D断面図、(c)はE−E段面図である。
以下、本考案に係るメラミン樹脂製容器に使用されるタンブラーを実施の形態に基づき、図面を参照して詳細に説明する。なお、本考案のメラミン樹脂製容器は、以下の実施例(タンブラー)に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは可能である。
図1〜図3に示すように、本実施形態にかかるタンブラー10は、底部12と、底部12の周縁部から立ち上がって形成された胴部11とを有する略円筒状容器であり、胴部11の内周面部13は上端部14から下端部15に至るに従って細くなるテーパ状に形成されている。
図1及び図2に示すように、胴部11の内周面部13には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部16と、幅方向に沿って内方突条部16に対向する部位に、軸方向に沿って設けられた外方突条部17とが形成され、内方突条部16及び外方突条部17が形成されていない内周面部13aは、円弧状に形成されている。
図1及び図2に示すように、内方突条部16は略三角柱状に形成され、胴部11の内周面部13に連設されており、外方突条部17は、内方突条部16に対向する胴部11の内周面部13に凹設されている。
図2に示すように、タンブラー10の底部12は平面略円形状に形成され、底部12の略中央部には、模様20が凹設されている。
図2に示すように、模様20は、2つの平面略円形状に形成された図形21,21と、平面略円形状に形成された図形21,21より大きな図形22とから構成されており、図形21,21及び図形22の中心が平面略三角形の各頂点となり、且つ図形21,21及び図形22の一部がそれぞれ重なり、図形21,21同士は重ならないように配置されている。
図2に示すように、模様20は、段部23と模様形成底部24とから構成されたタンブラー10の底部12の窪みであり、模様20の段部23は、段部上端部18から段部下端部19に至るに従って細くなるテーパ状に形成されている。
なお、本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態にかかるタンブラー10の底部12に凹設された模様20は、本考案の要旨を逸脱しない範囲内であれば、特に上述した模様に限定される訳ではなく、例えば、図4に示すようなハート形状の図形や、図5〜図7に示すようなキャラクターの模様であってもよく、又は、各種図形、文字、キャラクター若しくはこれらを組み合わせた模様であってもよく、容器の種別や販売先等の要望に応じて適宜変更することができる。
本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、模様20は、各種図形、文字又はキャラクターからなる構成により、底部12に残った液体の平面形状を各種図形、文字又はキャラクターの形状にすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、例えば、自社のキャラクター等の形状にすることにより、広告性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
次に、本考案に係るメラミン樹脂製容器の作用について説明する。
本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施例であるタンブラー10に、例えばオレンジジュースを注ぐと、オレンジジュースが内周面部13に沿って収まり、図3に示す範囲Aにおいては、図8(a)に示すように、内方突条部16により、ハート形状の凹部25が形成されるとともに、外方突条部17により、ハート形状の突部26が形成され、それ以外は円弧状となり、オレンジジュースの平面形状がハート形状となる。
本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、胴部11には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部16と、幅方向に沿って内方突条部16に対向する部位に、軸方向に沿って設けられた外方突条部17とが形成された構成により、図3に示す範囲Aにおいては、注がれたオレンジジュース等の液体の平面形状をハート形状にすることができるので、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができる。
また、利用者がオレンジジュースを飲むことにより適量が排出され、水量が図8に示すC、D、Eと変化するにつれ、図3に示す範囲Aにおいては、図8(b)に示すように、オレンジジュースの平面形状のハート形状が小さくなり、更に、利用者がオレンジジュースを飲むことにより殆どが排出されると、図3に示す範囲Bにおいては、図8(c)に示すように、オレンジジュースの平面形状がハート形状から模様20へ変化する。
本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、胴部11の内周面部13は上端部14から下端部15に至るに従って細くなるテーパ状に形成された構成により、図3に示す範囲Aにおいては、注がれたオレンジジュース等の液体の平面形状をハート形状の大きさを小さくすることができ、また、底部12には模様20が凹設された構成により、図3に示す範囲Bにおいては、底部12に残ったオレンジジュース等の液体の平面形状を、ハート形状から模様20の形状にすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、意匠性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
なお、本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、本考案の要旨を逸脱しない範囲内であれば、上述したタンブラー10以外の容器であってもよく、例えば、スープカップ、コヒーカップ、ワイン等の酒類を入れるガラス食器、ゼリー等を入れるカップ、生け花の水盤等に適用することができる。
また、本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、容器の種別に応じて胴部11の外周面部に把持部が設けられてもよく、かかる構成により、把持部を利用して誰でも容易且つ安全に使用することができる。
本考案に係るメラミン樹脂製容器は、上述した構成により、メラミン樹脂製であることから、軽くて丈夫であり、誰でも破損させることなく安全に使用することができ、また、注がれた液体の平面形状をハート形状にすることができるので、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができ、スープカップ、コヒーカップ、ワイン等の酒類を入れるガラス食器、ゼリー等を入れるカップ、生け花の水盤等として極めて有用であることから、産業上の利用可能性を有している。
10・・・タンブラー
11・・・胴部
12・・・底部
13,13a・・・内周面部
14・・・上端部
15・・・下端部
16・・・内方突条部
17・・・外方突条部
18・・・段部上端部
19・・・段部下端部
20・・・模様
21,22・・・図形
23・・・段部
24・・・模様形成底部
25・・・凹部
26・・・突部
本考案は、メラミン樹脂製容器に関するものである。
スープ類、ジュース、ワイン等の飲み物類やゼリー等の液状物を入れる器として、カップ、ガラス食器、皿等の各種の食器が利用されており、これらは通常、陶磁器、ガラス、金属、プラスチック、木等からできている。
従来の食器の開口部の形状は殆どが丸形であり、液状物を注いだ後の液面形状も丸形であったが、特に、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができるような、液状物を注いだ後の液面形状がハート形状になるカップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のカップは、陶器であるので重いだけでなく破損しやすく、年少者や病人等には扱いにくく、誰でも安全に使用することができない場合があるという問題があった。
特許第3718421号公報
本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、液状物の注入又は排出により液面形状が変化し、安全性や運搬性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することにある。
本考案の上記課題は、下記の手段によって達成される。
請求項1に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、底部と上記底部の周縁部から立ち上がって形成された胴部とを有する筒状容器であって、上記胴部には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部と、上記内方突条部に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部とが形成され、注がれた液体の平面形状がハート形状になることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部と、上記内方突条部に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部とが形成された構成により、注がれた液体の平面形状をハート形状にすることができる。
請求項2に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記底部には模様が凹設されていることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記底部には模様が凹設された構成により、上記底部に残った液体の平面形状を上記模様の形状にすることができる。
請求項3に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の内周面部は上端部から下端部に至るに従って細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の内周面部は上端部から下端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成された構成であることから、液体の平面形状を小さなハート形状にすることができる。
請求項4に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記模様は、各種図形、文字又はキャラクターからなることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記模様は、各種図形、文字又はキャラクターからなる構成により、上記底部に残った液体の平面形状を各種図形、文字又はキャラクターの形状にすることができる。
請求項5に記載の考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の外周面部には把持部が設けられていることを特徴とする。
従って、本考案にかかるメラミン樹脂製容器は、上記胴部の外周面部には把持部が設けられた構成により、把持部を利用して使用することができる。
請求項1に記載の考案にあっては、メラミン樹脂製であることから、軽くて丈夫であり、誰でも破損させることなく安全に使用することができる。
また、請求項1に記載の考案にあっては、上記胴部には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部と、上記内方突条部に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部とが形成された構成により、注がれた液体の平面形状をハート形状にすることができるので、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができる。
請求項2に記載の考案にあっては、上記底部には模様が凹設された構成により、上記底部に残った液体の平面形状を、上記ハート形状から上記模様の形状にすることができ、また、請求項3に記載の考案にあっては、上記胴部の内周面部は上端部から下端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成された構成により、注がれた液体の平面形状をハート形状の大きさを小さくすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、意匠性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
請求項4に記載の考案にあっては、上記模様は、各種図形、文字又はキャラクターからなる構成により、上記底部に残った液体の平面形状を各種図形、文字又はキャラクターの形状にすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、例えば、自社のキャラクター等の形状にすることにより、広告性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
請求項5に記載の考案にあっては、上記胴部の外周面部には把持部が設けられた構成により、把持部を利用して誰でも容易且つ安全に使用することができる。
本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーを示した斜視図である。 本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーの底面を示した図である。 本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーに液体を注いだ場合における各平面形状が見える範囲A及びBを示した図である。 本考案に係るメラミン樹脂製容器の他の実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーの底面を示した図である。 本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態を示し、本実施形態に係るタンブラーに液体を注いだ場合の各水位における断面を示し、(a)はC−C断面図、(b)はD−D断面図、(c)はE−E段面図である。
以下、本考案に係るメラミン樹脂製容器に使用されるタンブラーを実施の形態に基づき、図面を参照して詳細に説明する。なお、本考案のメラミン樹脂製容器は、以下の実施例(タンブラー)に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは可能である。
図1〜図3に示すように、本実施形態にかかるタンブラー10は、底部12と、底部12の周縁部から立ち上がって形成された胴部11とを有する略円筒状容器であり、胴部11の内周面部13は上端部14から下端部15に至るに従って細くなるテーパ状に形成されている。
図1及び図2に示すように、胴部11の内周面部13には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部16と、幅方向に沿って内方突条部16に対向する部位に、軸方向に沿って設けられた外方突条部17とが形成され、内方突条部16及び外方突条部17が形成されていない内周面部13aは、円弧状に形成されている。
図1及び図2に示すように、内方突条部16は略三角柱状に形成され、胴部11の内周面部13に連設されており、外方突条部17は、内方突条部16に対向する胴部11の内周面部13に凹設されている。
図2に示すように、タンブラー10の底部12は平面略円形状に形成され、底部12の略中央部には、模様20が凹設されている。
図2に示すように、模様20は、段部23と模様形成底部24とから構成されたタンブラー10の底部12の窪みであり、模様20の段部23は、段部上端部18から段部下端部19に至るに従って細くなるテーパ状に形成されている。
なお、本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施形態にかかるタンブラー10の底部12に凹設された模様20は、本考案の要旨を逸脱しない範囲内であれば、特に上述した模様に限定される訳ではなく、例えば、図4に示すようなハート形状の図形や、キャラクターの模様であってもよく、又は、各種図形、文字、キャラクター若しくはこれらを組み合わせた模様であってもよく、容器の種別や販売先等の要望に応じて適宜変更することができる。
本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、模様20は、各種図形、文字又はキャラクターからなる構成により、底部12に残った液体の平面形状を各種図形、文字又はキャラクターの形状にすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、例えば、自社のキャラクター等の形状にすることにより、広告性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
次に、本考案に係るメラミン樹脂製容器の作用について説明する。
本考案に係るメラミン樹脂製容器の一実施例であるタンブラー10に、例えばオレンジジュースを注ぐと、オレンジジュースが内周面部13に沿って収まり、図3に示す範囲Aにおいては、図5(a)に示すように、内方突条部16により、ハート形状の凹部25が形成されるとともに、外方突条部17により、ハート形状の突部26が形成され、それ以外は円弧状となり、オレンジジュースの平面形状がハート形状となる。
本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、胴部11には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部16と、幅方向に沿って内方突条部16に対向する部位に、軸方向に沿って設けられた外方突条部17とが形成された構成により、図3に示す範囲Aにおいては、注がれたオレンジジュース等の液体の平面形状をハート形状にすることができるので、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができる。
また、利用者がオレンジジュースを飲むことにより適量が排出され、水量が図5に示すC、D、Eと変化するにつれ、図3に示す範囲Aにおいては、図5(b)に示すように、オレンジジュースの平面形状のハート形状が小さくなり、更に、利用者がオレンジジュースを飲むことにより殆どが排出されると、図3に示す範囲Bにおいては、図5(c)に示すように、オレンジジュースの平面形状がハート形状から模様20へ変化する。
本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、胴部11の内周面部13は上端部14から下端部15に至るに従って細くなるテーパ状に形成された構成により、図3に示す範囲Aにおいては、注がれたオレンジジュース等の液体の平面形状をハート形状の大きさを小さくすることができ、また、底部12には模様20が凹設された構成により、図3に示す範囲Bにおいては、底部12に残ったオレンジジュース等の液体の平面形状を、ハート形状から模様20の形状にすることができるので、利用者に興味を起させる意外性を有すると共に、意匠性に優れたメラミン樹脂製容器を提供することができる。
なお、本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、本考案の要旨を逸脱しない範囲内であれば、上述したタンブラー10以外の容器であってもよく、例えば、スープカップ、コヒーカップ、ワイン等の酒類を入れるガラス食器、ゼリー等を入れるカップ、生け花の水盤等に適用することができる。
また、本考案に係るメラミン樹脂製容器にあっては、容器の種別に応じて胴部11の外周面部に把持部が設けられてもよく、かかる構成により、把持部を利用して誰でも容易且つ安全に使用することができる。
本考案に係るメラミン樹脂製容器は、上述した構成により、メラミン樹脂製であることから、軽くて丈夫であり、誰でも破損させることなく安全に使用することができ、また、注がれた液体の平面形状をハート形状にすることができるので、ハート形状を想起させるような結婚式の披露宴や誕生日のパーティー等の祝事において、場の雰囲気を盛り上げることができ、スープカップ、コヒーカップ、ワイン等の酒類を入れるガラス食器、ゼリー等を入れるカップ、生け花の水盤等として極めて有用であることから、産業上の利用可能性を有している。
10・・・タンブラー
11・・・胴部
12・・・底部
13,13a・・・内周面部
14・・・上端部
15・・・下端部
16・・・内方突条部
17・・・外方突条部
18・・・段部上端部
19・・・段部下端部
20・・・模様
23・・・段部
24・・・模様形成底部
25・・・凹部
26・・・突部

Claims (5)

  1. 底部と上記底部の周縁部から立ち上がって形成された胴部とを有する筒状容器であって、上記胴部には、軸方向に沿って設けられた内方に突出する内方突条部と、上記内方突条部に対向する部位に軸方向に沿って設けられた外方突条部とが形成され、注がれた液体の平面形状がハート形状になることを特徴とするメラミン樹脂製容器。
  2. 上記底部には模様が凹設されていることを特徴とする請求項1に記載のメラミン樹脂製容器。
  3. 上記胴部の内周面部は上端部から下端部に至るに従って細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のメラミン樹脂製容器。
  4. 上記模様は、各種図形、文字又はキャラクターからなることを特徴とする請求項2又は3の何れか1項に記載のメラミン樹脂製容器。
  5. 上記胴部の外周面部には把持部が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4の何れか1項に記載のメラミン樹脂製容器。
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