JP3186009U - ペットボトル及び空き缶の減容装置及びその収容箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】矩形状枠体2内に対向配置した長短一対のローラ3、4と短ローラに連結する非磁性ドラム5と両ローラを駆動するモーター6と歯車列とペットボトルの押込み手段8とを備える。一対のローラは外周面に沿って尖り部材12と円孔13とを交互に連設して回転時に一方のローラの尖り部材の先端部が他方のローラの円孔に入り込むようにしてあり、非磁性ドラムはローラとは異径に形成してその内側に半外周面部にマグネットを設けた取付部材を遊嵌し、歯車列は長ローラの駆動力を短ローラに伝達して両ローラが内側に回転するように設け、押込み手段は短ローラの回転に連動して上下動する押えパッド53を設けペットボトルを両ローラ間に押し込む。
【選択図】図1
Description
また、強度的にも、ペットボトルの飲み残しにある物や、期限切れの中身が満タンに 入ったキャップ付の容器が投入された場合では、減容する際に、機械側に過大な力が加 わり、信頼性・耐久性に欠けるものが少なくなかった。
更に、減速機モータの駆動力をチェーンを用いて伝えるものが殆どであって、長期の 稼動は、チェーンの伸びを定期的に調整するなどの保守整備が必要であった。
而して、上記一対のローラは夫々、対向する外周面に亘り尖り部材と該尖り部材の先端部が入る円孔とを交互に連設して、回転時に一方のローラの尖り部材の先端部が他方のローラの円孔に入り込むようにしてある。
また、上記非磁性ドラムは、前記ローラとは異径に形成してその内側に、半外周面部にマグネットを設けた取付部材を非接触となるように嵌装すると共に、前記取付部材はマグネットを内側に向けて片持ち固定してある。
また、上記歯車列は、矩形状枠体の駆動モーターとは反対側側壁に設けて、長ローラの駆動力を短ローラに伝達して両ローラが互いに内側に回転するように設けてある。
更に、上記押込み手段は、前記短ローラの回転に連動して上下動する押えパッドを設けて、該押えパッドによりペットボトルを両ローラ間に押し込むようにして構成してある。
又、長ローラと短ローラ間には、数ミリから50数ミリ台の機能や製品価格に応じた間隙を設け、この間隙厚さにペットボトルを圧縮減容する。而して、本装置にペットボトルを投入すると、両ローラの回転力に引き込まれながら外周に設けた尖り部材と円孔とでボトルへの穴あけと圧縮を同時に行いながら容器を減容する事ができる。
またアルミ缶とスチール缶の分別は、アルミ缶は圧縮後そのままま落下し、真下に設けたアルミ減容品貯留箱に貯留されるが、スチール缶の場合は、非磁性ドラムの中に収容されたマグネットの作用で、圧縮された缶がドラムの外周に吸着されたまま、アルミ缶貯留箱を離れ磁石の無い位置まで運ばれた上で、スチール缶貯留箱内に落下し貯留される。
また、アルミ缶とスチール缶の圧縮減容のほかに、双方の材質の分別も信頼性が高く、確実に行うことが可能となる。
また、動力伝達手段として、従来のチェーン方式に替えて歯車列を用いたので、チェーンの伸び調整などの不要となり、従来の同種機械に比し保守管理も容易となる。
また、本考案の減容装置は、構造がシンプルで小型であることから、収容機内に装着することが容易であると共に、同じ機械収容容積の場合、減容品の貯留箱等を大きく取ることができるようになり、機械からの搬出回数が低減される等の取り扱い上の優位点も増える利点がある。
図1乃至図4において、1は本考案に係る減容装置であって、矩形状枠体2内に所定間隔を置いて対向配置した長短一対のローラ3、4と、短ローラ4の端部に一体に連結した非磁性ドラム5と、両ローラ3、4を回転駆動する減速機モーター6と、該モーターの回転力を伝達する歯車列7と、ペットボトルの押込み手段8とからなる。
而して、前記ドラム5の内側には、マグネット18を半外周面部に取付けた円筒形状取付部材17を非接触となるように嵌装すると共に、マグネット18が内側を向くようにして枠体2に片持ち固定27してある。
なお、図1乃至図4に、レバー50、リンク51、アーム52及びパッド53がクランク運動を行う作動図を示しており、図1及び図2は、ペットボトルaの押し込み装置のアーム52が最上方まで上がった状態を示し、図3及び図4はアーム52が最下方まで下がった状態を示す。
これに対し、アルミ缶及びスチール缶の圧縮減容は、長ローラ3と非磁性ドラム6間に、数ミリから30数ミリ台の間隙を設け、長ローラ3とステンレスドラム6を内側に向かって回転させる事で、缶に引き込み力を与え双方の缶を圧縮する事が可能となる。この場合、長ローラ3と非磁性ドラム6の直径を変え、互いの周速に差異を与える事で、引き込み力を増加させることが出来る。
また、前記投入口61、62には光センサー63を夫々設けてあり、被減容物が投入されたことを検知すると、その検知信号が制御盤(図示省略)を経由して減速機モータ1に送られ、自動的に減速機モーターが作動するようにしてある。64は被減容物のガイド板、65は減容装置1の点検扉、66、67は空き缶貯留箱とペットボトル貯留箱の出し入れ扉を夫々示す。なお、各減容品の貯留箱を設ける代わり、減容装置の下方に移送コンベヤを設けて、被減容材を外に排出し得るようにしもよい
まず、ペットボトルの減容について説明する。
ペットボトルaが収容機25の投入口61から投入されると、光センサ63の光を切ることにより、投入信号が制御盤(図示省略)を経由して減速機モータ1に送られ、自動的に減速機モーターが作動し始める。減速機モーター1の駆動力はローラ3を駆動すると共に歯車列12を介しローラ4を駆動する。
ペットボトルaがガイド板によりローラ3、4間に落下すると、押し込み装置のパッド15が下降して、上方からペットボトルを強く押し込むので、ペットボトルはローラ3,4の回転力により、両ローラ間の間隙厚さに圧縮減容される。
その際、キャップ付が付いた飲み残しのボトルや中身が満タンのペットボトルなどが投入された場合は、尖り部材12の先端部が円孔13内に入り込むので、ペットボトルaに穴を開けて中の液体を排出しながら圧縮減容することができる。
空き缶bが収容箱60の投入口62から投入されると、投入口に設けられた光センサ63の光を切ることになり、投入信号が制御盤(図示省略)を経由し減速機モータ1に送られ、自動的に減速機モータが作動し始める。
なお、ペットボトルの投入口61には光センサ63のみ取付けるが、空き缶の投入口62には、当該センサーの他に、スチールとアルミの材質を識別するために近接センサーを取り付けることがある。
前記減速機モーター1の駆動力は、ローラ3とローラ4に連結した非磁性ドラム5を回し、空き缶bはローラ3と非磁性ドラム5間に落下すると、両回転体はその外径が相違しているので周速度が異なるため、空き缶をローラ3とドラム5の間隙に引き込み、その間隙の寸法に相当する厚さに圧縮減容する。
而して、減容されたアルミ缶は、吸着部材の磁力に反応しないため圧縮されたまま真下に配置されたアルミ缶貯留箱に落下するが、減容されたスチール缶の場合は、非磁性ドラム6の中に収容された取付部材17の磁力によりドラム5の外周に吸着され、マグネットの無くなるまで位置まで回転移動し、そこで始めてドラム5からはなれ、スチール缶貯留箱に落下する。つまり、アルミ缶貯留箱の真上を通り過ぎ、スチール缶貯留箱の真上まで移動したところで箱内に落下するように作用する。
2 矩形状枠体
3 長ローラ
4 短ローラ
5 非磁性ドラム
6 減速機モータ
7 歯車列
8 押込み装置
10 外周面
11 外周面
12 尖り部材
13 円孔
15 エンドプレート
16 ブラケット
17 取付部材
18 マグネット
19 取付軸
30 継ぎ手
40 歯車
41 歯車
42 アイドラー歯車
43 アイドラー歯車
50 レバー
51 リンク
52 アーム
53 押込みパッド
60 収容箱
61 空き缶投入口
62 ペットボトル投入口
63 光センサー
64 ガイド板
Claims (3)
- ペットボトル、アルミ缶及びスチール缶の飲料容器の減容装置であって、矩形状枠体内に所定間隔を置いて対向配置した長短一対のローラと、短ローラに連結して一体回転する非磁性ドラムと、両ローラを回転駆動する減速機モーターと、該モーターの回転力を伝達する歯車列と、ペットボトルの押込み手段とを備えてなり、上記一対のローラは夫々、対向する外周面に沿って尖り部材と該尖り部材の先端部が入る円孔とを交互に連設して、回転時に一方のローラの尖り部材の先端部が他方のローラの円孔に入り込むようにしてあり、上記非磁性ドラムは、前記ローラとは異径に形成してその内側に、半外周面部にマグネットを設けた取付部材を非接触となるように嵌装すると共に、前記取付部材はマグネットを内側に向けて片持ち固定してあり、上記歯車列は、矩形状枠体の駆動モーターとは反対側側壁に設けて、長ローラの駆動力を短ローラに伝達して両ローラが互いに内側に回転するように設けてあり、また、上記押込み手段は、前記短ローラの回転に連動して上下動する押えパッドを設けて、該押えパッドによりペットボトルを両ローラ間に押し込むようにしてあることを特徴とする減容装置。
- ペットボトル、アルミ缶及びスチール缶の飲料容器の減容装置であって、矩形状枠体内に所定間隔を置いて対向配置した一対のローラと、両ローラを回転駆動する減速機モーターと、該モーターの回転力を伝達する歯車列と、ペットボトルの押込み手段とを備えてなり、前記各ローラは同じ長さに形成してあり、その各外周面には軸方向の一側端部から略中央部に亘って尖り部材と該尖り部材の先端部が入る円孔とを交互に多数連設して、回転時に一方のローラの尖り部材の先端部が他方のローラの円孔に入り込むようにしてあり、前記歯車列は、矩形状枠体の駆動モーターとは反対側側壁に設けて、一方のローラの駆動力を他方のローラに伝達して両ローラが互いに内側に回転するように設けてあり、前記押込み手段は、前記ローラの回転に連動して上下動する押えパッドを設けて、該押えパッドによりペットボトルを両ローラ間に押し込むようにしてあることを特徴とする減容装置。
- 上記請求項1又は2記載の減容装置を内装した収容箱であって、上側にペットボトル、アルミ缶及びスチール缶の各投入口を配し、投入口下側に減容装置を配すると共に、当該減容装置の下方には、減容されたペットボトル、スチール缶及びアルミ缶の各貯留箱を夫々設けるか又は移送コンベヤを設けて被減容材を外に排出し得るようにしてあることを特徴とする収容箱。
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JP2013003809U JP3186009U (ja) | 2013-07-03 | 2013-07-03 | ペットボトル及び空き缶の減容装置及びその収容箱 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220168398A (ko) * | 2021-06-16 | 2022-12-23 | 울산자원순환사업협동조합 | 페트병 압착기 |
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2013
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