JP3186006U - 床暖房用ヒーターユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】故障が起こることを可及的に抑制可能な、床暖房用ヒーターユニットを提供する。
【解決手段】自己粘着防水シート11の上面にヒーターパネル12を敷設し、ヒーターパネルの上面に自己粘着防水シートを敷設して構成した。さらに別構成として、自己粘着防水シートの上面に断熱材を敷設し、断熱材の上面にヒーターパネルを敷設し、ヒーターパネルの上面に自己粘着防水シートを敷設して構成した。これら、自己粘着防水シートを、アスファルト系防水シートを用いたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】自己粘着防水シート11の上面にヒーターパネル12を敷設し、ヒーターパネルの上面に自己粘着防水シートを敷設して構成した。さらに別構成として、自己粘着防水シートの上面に断熱材を敷設し、断熱材の上面にヒーターパネルを敷設し、ヒーターパネルの上面に自己粘着防水シートを敷設して構成した。これら、自己粘着防水シートを、アスファルト系防水シートを用いたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は床暖房用ヒーターユニットに関し、より詳しくは浴室等の水回りにおいて好適な床暖房用ヒーターユニットに関する。
冬季等浴室の低温度に起因する脳卒中、風邪等の防止のため、また快適性の追求のため、浴室の洗い場の床暖房装置が普及しつつある。従来のこの種の浴室用床暖房装置としては、温水式、電熱線式のものが提案されている。
温水式の床暖房装置は、ガス等を熱源として温水を作り、または風呂の温水を直接利用して、その温水を、銅・ステンレス・塩化ビニール管等により配管したパイブ内を循環させるというものである。
一方、電熱線式の場合は、洗い場床と補強材との間にヒーターパネル(金属板にヒーターを取り付けたもの)を埋め込んで加温するシステムである。図は従来の電熱線式の床暖房装置の概略を示す説明図である。図示されるように表面に均熱板1を有し、内部にヒーター線2と断熱材3を有するヒーターユニット4を、床補強木材5を介して床材6の裏側に設置し、さらにヒーターユニット4の底面には全体的にウレタン発泡体等の保温材7を吹き付けている。
係る電気式の浴室用床暖房装置として、既設の床面に溝加工を施して凹溝を形成し、この凹溝内に発熱体を設置して表面板を接着剤により積層して表面層を形成し、もって簡単に改修可能とした発明が特許文献1に記載されている。
特許文献2には、片面に粘着材の付いた防水・防湿性、耐熱性に優れた絶縁ラバーシートで面状発熱体の上面及び下面を覆った埋設ヒーターが開示されている。
近年の住宅設備に対する関心の高まりから、快適な室内暖房手段として床暖房が広く普及しつつあるが、たとえば浴室の洗い場や台所の流し台等の水回りに床暖房設備を施工する場合には、加重や振動に対する耐久性とともに、防水性についての十分な配慮が必要である。
しかも、上記したように、ヒーターセットが埋め込まれた構造であるので、ヒーターが故障した場合に床全体を剥がす等大掛かりな補修工事が必要であった。
また、浴室等の水回りでは浸水による漏電等、故障が生じやすい環境といえる。
そこで本考案は、故障が起こることを可及的に抑制可能な、床暖房用ヒーターユニットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。
(1) 請求項1に記載の考案は、自己粘着防水シートの上面にヒーターパネルを敷設し、当該ヒーターパネルの上面に自己粘着防水シートを敷設して構成した。
(2) 請求項2に記載の考案は、自己粘着防水シートの上面に断熱材を敷設し、当該断熱材の上面にヒーターパネルを敷設し、当該ヒーターパネルの上面に自己粘着防水シートを敷設して構成した。
(3) 請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の床暖房用ヒーターユニットにおいて、自己粘着防水シートを、アスファルト系防水シートを用いて構成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を概説する。
請求項1記載の床暖房用ヒーターユニットは、ヒーターパネルの上下両面が自己粘着防水シートで被覆されている。同様に請求項2記載の床暖房用ヒーターユニットは、ヒーターパネルの上面は自己粘着防水シートで直接被覆されており、下面は断熱材を介して自己粘着防水シートで被覆されている。
自己粘着防水シートは自己接着性があることから、穴が開いた時などに、穴を塞ぐ作業を行わないでも、自ら穴を塞ぐ作用を有する。殊に請求項3に記載の考案において使用されるアスファルト系防水シートは、クラックに対する追従性に優れると共に、極めて優れた防水性、耐久性と良好な施工性とを有し、ヒーターパネルの漏電やその他の損傷を可及的に抑制可能なものである。
かように、本考案によれば、故障が起こることを可及的に抑制可能な床暖房用ヒーターユニットを提供することが可能となるのである。
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
本考案は自己粘着防水シート、ヒーターパネル及び断熱材より構成されるものである。
ヒーターパネルは一般的に使用されている汎用品、例えば発熱体を内蔵するとともに、その発熱体に給電するためのコネクタ部、及びコネクタ部に連接されるコントローラを有するものなどを使用出来る。
請求項2記載の考案の構成要素である断熱材は、ウレタンフォームやフェノールフォーム等の発泡系の断熱材など、汎用の断熱材を使用出来る。
自己粘着防水シートとしては、図4に示すように、ポリエステル長繊維不織布やアルミなどの各種基材層11b,21bと、改質アスファルト粘着層11a,21aを圧着加工した自己粘着層タイプの防水シート11,21を利用可能である
請求項3記載の考案で用いるアスファルト系防水シート11,21も、基材層11b,21bと改質アスファルト層11a,21aを圧着加工したものを利用可能である。
請求項3記載の考案で用いるアスファルト系防水シート11,21も、基材層11b,21bと改質アスファルト層11a,21aを圧着加工したものを利用可能である。
基材層11b,21bとしては、不織布、織布、フィルムなど、改質アスファルト層11a,21aの補強性を有する材料が好ましく使用できる。
基材層11b,21bとして用いる不織布、織布は、合成樹脂繊維又は化学繊維からなるもので、特に合成繊維からなる不織布が好ましい。
改質アスファルト層11a,21aを構成する改質アスファルト組成物としては、特に限定されるものではなく、一般の防水シート用として使用されている改質アスファルト組成物を適宜選択して用いることができる。具体的にはアスファルト、スチレン系合成ゴム、粘着性付与剤及び無機フィラーを含む改質アスファルト組成物を好ましく用いることができる。
上記改質アスファルト組成物に含まれるアスファルトとしては、ストレートアスファルト、ブローンアスファルトなどを用いることができる。更に、アスファルトは、ストレートアスファルトの軟化点やせん断力を改善するためにブローンアスファルトを合わせて用いることができ、ブローンアスファルトの配合量は、自己粘着防水シートのクラック等への含浸性を考慮して適宜選定するものである。
前記の改質アスファルト組成物に含まれるスチレン系合成ゴムとしては、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体から選ばれる1種或いは2種以上を用いることができ、特にスチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体が好適に用いられる。また、官能基改善変性ポリマーも用いることができる。
スチレン系合成ゴムの配合割合は、せん断接着強度や改質アスファルト組成物の粘度を考慮して適宜選定されるものである。
前記の改質アスファルト組成物では、本考案の特性を損なわない範囲で、粘着付与剤、無機充填材などの各種添加剤を適宜選択して添加することができる。
無機充填材としては、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、クレー、カーボンブラック、タルク、マイカ、硫酸バリウム、珪藻土、シリカ等の粒子状無機充填材、ワラストナイトやガラス繊維などの繊維状無機充填材を用いることができる。
図1は、請求項1記載の床暖房用ヒーターユニット10の概略を示すものである。自己粘着防水シート11の上面にヒーターパネル12を敷設し、当該ヒーターパネル12の上面に自己粘着防水シート11を敷設して構成してある。
図2は、請求項2記載の床暖房用ヒーターユニット20の概略を示すものである。自己粘着防水シート21の上面に断熱材23を敷設し、当該断熱材23の上面にヒーターパネル22を敷設し、当該ヒーターパネル22の上面に自己粘着防水シート21を敷設して構成してある。
図3は床暖房用ヒーターユニット10の実施状態を示す説明図である。構造物の施工面Aに自己粘着防水シート11を敷設し、その上面にヒーターパネル12を敷設する。更にその上面に自己粘着防水シート11を敷設し、その上にモルタル等Bを敷設し、最後にモルタル等Bの上面に仕上材Cを敷設するものである。
10,20・・床暖房用ヒーターユニット
11,21・・自己粘着防水シート
12,22・・ヒーターパネル
23・・断熱材
11,21・・自己粘着防水シート
12,22・・ヒーターパネル
23・・断熱材
Claims (3)
- 自己粘着防水シート(11)の上面にヒーターパネル(12)を敷設し、当該ヒーターパネル(12)の上面に自己粘着防水シート(11)を敷設した床暖房用ヒーターユニット(10)。
- 自己粘着防水シート(21)の上面に断熱材(23)を敷設し、当該断熱材(23)の上面にヒーターパネル(22)を敷設し、当該ヒーターパネル(22)の上面に自己粘着防水シート(21)を敷設した床暖房用ヒーターユニット(20)。
- 自己粘着防水シートが、アスファルト系防水シートである請求項1または請求項2に記載の床暖房用ヒーターユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013003804U JP3186006U (ja) | 2013-07-03 | 2013-07-03 | 床暖房用ヒーターユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018529923A (ja) * | 2015-09-09 | 2018-10-11 | ウエンダ オーユー | 加熱モジュールおよびその製造方法 |
CN109737480A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-05-10 | 浙江琦远科技有限公司 | 一种便于安装的防水防漏电浴霸 |
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