JP3185998U - 発光ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状で、種々の長さを有する発光体を任意に選択して装着することができ、釣ろうとする魚種に応じて要求される光量が得られる発光ルアーを提供する。
【解決手段】発光ルアー本体部1と、この発光ルアー本体部1に螺子込み結合するフック部2とを有する。フック部2は発光ルアー本体部1に形成された雌ネジ7と対応する雄ネジ部3が設けられ、雄ネジ部3には棒状の発光体9が着脱自在に内挿できる大きさの凹穴が設けられている構造からなる。
【選択図】図5

Description

本考案は、魚釣り用のルアーに関し、特にイカやタコなどの釣りに用いる発光ルアーに関する。
従来、夜間、早朝あるいは夕方等の暗い時間帯に使用されるルアーとして、発光体を用いたものが知られている。このように発光体を使ったルアーは、視認性を高めるという効果だけでなく、ルアーが光ることによりイカやタコの興味をひき釣果が増大するという効果も得られる。また、ルアーの位置を把握し易いので、根がかりに起因するルアーの紛失も好適に回避することができる。このようなルアーとして、化学発光体を具備したものが知られている。(例えば特許文献1、2参照)。
特許文献1に開示されたルアーでは、ルアー本体上部に化学発光体取付け部が形成され、この取付け部に棒状の化学発光体を取り付けるように構成されている。
また、特許文献2に開示されたルアーでは、ルアー本体を前頭部本体と尾側の釣り針部に2分割し、前頭部本体の内部に発光体挿設部を形成し、該発光体挿設部に棒状の化学発光体を着脱可能に挿入するように構成されている。

特開2012−231802号公報
実用新案登録第3144156号公報
特許文献1のルアーでは、ルアー本体の外側上部に化学発光体取付け部を設け、棒状の化学発光体を取り付ける構造であることから、ルアーを投擲したり、着水する時の衝撃で化学発光体が外れてしまうことが生じるという課題がある。また、イカやタコを釣る際に、イカやタコがルアーに巻き付いて暴れると、化学発光体が外れてしまいやすいという課題もあった。
また、特許文献2のルアーでは、化学発光体から発光される光は発光体挿設部とルアー本体との二つのケースを通過して光を外部に発することになり、発光体ルアーとして十分な光量を得ることが難しく、このため集魚性が劣るというという課題があった。特にイカやタコにおいての集魚性が劣るという問題があった。また、発光体挿設部は固定された形状であるので、決められた長さの棒状の化学発光体しか使用することができなかったため、光量の調整を行うことが困難であった。
本考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、棒状で、種々の長さを有する発光体を任意に選択して装着することができ、釣ろうとする魚種に応じて要求される光量が得られる発光ルアーを提供することを課題とする。

上記課題を解決するために本考案の魚釣り用の発光ルアーは、発光ルアー本体部と、この発光ルアー本体部に螺子込み結合するフック部とを有し、フック部は発光ルアー本体部に形成された雌ネジと対応する雄ネジ部が設けられ、雄ネジ部には棒状の発光体が着脱自在に内挿できる大きさの凹穴が設けられている構造からなることを特徴とする。
これにより、ルアー内部に種々の長さの発光体を容易に収納することができる。したがって、ルアー全体として大きな光量を要求する場合には、長い発光体を用いればよいし、あまり明るくしない方がよい場合には短い発光体を用いればよい。
なお、発光体としては、化学発光体を用いてもよいし、LEDなどを用いた発光体を用いてもよい。ただし、雄ネジ部の凹穴に挿入できるような外形寸法であることが要求される。
本考案によれば、棒状の発光体装着場所がフック部分にあるので、発光ルアーのフック手前が主として発光しているように見える。イカやタコは発光部分に反応して腕を伸ばし巻き付いてくる性質を有するので、フッキングの確率が高くなりより良い釣果を得ることができる。
また、釣りを行う場所によって発光量を調節する必要がある場合においては、棒状の発光体の長さの異なるものを適宜変更して装着すれば最適な発光量を得られる。
また、フック部に取り付けた雄ネジ部に凹穴を設けて、この凹穴内に棒状の発光体を内挿する構造としているので、釣りの現場の状況に応じて容易に棒状の発光体の取り換えができ、最適な釣りのチャンスを逃すこともない。さらに、フック部を発光ルアー本体部に螺子込み結合できるようにしているので、フッキングの時やイカやタコに強く引き込まれた場合でもフック部分が外れることを防止できる。
本考案の実施例にかかる発光ルアーにおいて、発光体ルアー本体部とフック部とを螺子結合させる前の状態を示す側面図である。 図1に示す形状の断面図である。 同実施例において発光ルアー本体部とフック部を螺子結合して一体化させた構成の側面図である。 図3に示す発光ルアー本体部とフック部を螺子結合して一体化させた構成の平面図である。 棒状の発光体を、フック部の雄ネジ部に形成された凹穴中に挿入し、発光ルアー本体部とフック部を一体化させた構成を示す断面図である。 発光ルアー本体部とフック部との螺子結合を説明するための断面図である。 棒状の発光体をフック部の凹穴に装着してから、発光ルアー本体部にフック部を装着した状態を示す部分断面図である。
本考案の実施の形態の発光ルアーは、発光ルアー本体部と、この発光ルアー本体部に螺子込み結合するフック部とを有し、フック部は発光ルアー本体部に形成された雌ネジに対応する雄ネジ部が設けられ、雄ネジ部には棒状の発光体が着脱自在に内挿できる大きさの凹穴が設けられている構造からなることを特徴とする。
これにより、ルアー内部に種々の長さの発光体を容易に収納することができる。したがって、ルアー全体として大きな光量を要求する場合には、長い発光体を用いればよいし、あまり明るくしなくてもよい場合には短い発光体を用いればよい。また、発光体としては、化学発光体を用いてもよいし、LEDなどを用いた発光体を用いてもよい。ただし、雄ネジ部の凹穴に挿入できるような外形寸法であることが要求される。
発光ルアー本体部は、例えばイカやタコが好む魚の形状にして、かつ内部の発光体からの光が外部に十分に放出できるように光透過性を有することが要求される。ただし、発光ルアー本体部全体が光透過性を有する必要はなく、胴体部や尾部に当たるフック部の近傍部分などだけでもよい。雄ネジ雌ネジを含む全体の材料としては、光透過性を有する樹脂で、耐候性、耐水性を有するものであれば、特に制約なく使用できる。例えば、ポリプロピレン樹脂やポリカーボネート樹脂、あるいはポリエステル樹脂などを適宜使用することができる。
また、フック部については、発光ルアー本体部に設けられた雌ネジに結合する雄ネジ部がフック部から突出して設けられ、螺子止めしたときに外部から水が浸入しないように、例えばゴム弾性を有するオーリングを設けることが好ましい。
発光体は化学発光体を用いてもよいし、あるいはLEDなどの発光素子と電池から構成される発光体を用いてもよい。LED発光素子を用いる場合、例えば、パイプ状の透明樹脂を用いて光を導き、発光領域を長くするようにすることもできる。
以下、本考案の実施例について、図面を基に詳細に説明する。図1は、本考案の実施例にかかる発光ルアーにおいて、発光体ルアー本体部1と、フック部2とを螺子結合させる前の状態を示す側面図である。また、図2は、図1に示す形状の断面図である。図3は、同実施例において発光ルアー本体部1とフック部2を螺子結合して一体化させた構成の側面図である。図4は、図3に示す発光ルアー本体部1とフック部2を螺子結合して一体化させた構成の平面図である。さらに、図5は、棒状の発光体9を、フック部2の雄ネジ部3に形成された凹穴8中に挿入し、発光ルアー本体部1とフック部2を一体化させた構成を示す断面図である。図6は、発光ルアー本体部1とフック部2との螺子結合を説明するための断面図である。さらに、図7は、棒状の発光体9をフック部2の凹穴3に装着してから、発光ルアー本体部1にフック部2を装着した状態を示す部分断面図である。
発光ルアー本体部1の長さは約150mmであり、その内部は図から分かるように空洞となっており、種々の長さの棒状の発光体を用いても収容できる形状を有する。フック部2には、発光ルアー本体部1の雌ネジ7と螺子結合できる雄ネジ部3が一体的に設けられており、その反対側にはフック10が取り付けられている。なお、本実施例ではフック10は2段に設けた、いわゆるダブルフック構造である。このフック部2の長さは、本実施例では40mmとし、雄ネジ部3については長さを15mm、外形寸法は10mm、凹穴3の直径は6mmとした。この雄ネジ部3の外径部で後述するワッシャー5の近傍には、弾性を有する材料からなるオーリング4が取り付けられており、雄ネジ部3を発光ルアー本体部1の雌ネジ7と螺子結合したときに、水が入らないように密閉することができる。なお、発光ルアー本体部1と雄ネジ部3には、それぞれワッシャー5、6が取り付けられており、オーリング4を確実に挟み込み、内部に水が入らないようにすることができる。
発光体9は、凹穴3に挿入して固定することができる。
図2及び図6に示すように、発光ルアー本体部1には雌ネジ7が形成されており、雌ネジ7に雄ネジ部3を螺入させることで、発光ルアー本体部1とフック部2の両者を螺合構造により一体化させ、かつ防水機能を付与することができる。また、逆回転させれば容易に分離させることができる。
なお、雌ネジ7は発光ルアー本体部1と一体的に作製してもよいし、別途作製してから接着剤により固定する構造としてもよい。材料としては、比較的硬度が大きい樹脂を用いることが好ましい。例えば、発光ルアー本体部1と同じ材料を用いてもよい。フック部2と雄ネジ部3についても、一体的に作製してもよいし、それぞれ別々に作製してから接着剤により固定する構造としてもよい。
なお、本実施例では、発光ルアー本体部1の長さを150mm、フック部2の長さを40mmとしたが、本考案はこれらの形状に限定されるものではない。発光ルアー本体部1やフック部2の形状は、発光ルアー全体の大きさにより決定されるものであり、特に限定するものではない。また、フック部2のフック10はダブルフック構成のものを用いたが、シングルフック構成やトリプルフック構成などを用いてもよく、特に限定するものではない。

1 発光ルアー本体部
2 フック部
3 雄ネジ部
4 オーリング
5、6 ワッシャー
7 雌ネジ
8 凹穴
9 発光体
10 フック


Claims (1)

  1. 魚釣り用の発光ルアーであって、
    発光ルアー本体部1と、前記発光ルアー本体部1に螺子込み結合するフック部2とを有し、
    前記フック部2は、前記発光ルアー本体部1に形成された雌ネジと対応する雄ネジ部3が設けられ、前記雄ネジ部3には棒状の発光体9が着脱自在に内挿できる大きさの凹穴8が設けられている構造からなることを特徴とする発光ルアー。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021073881A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 山田 若葉 疑似餌、装着部材及び疑似餌本体
KR102275035B1 (ko) * 2020-11-10 2021-07-08 박민구 두족류 낚시용 어구

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