JP3185620U - 装備器具の落下防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】小・中地震では耐震構造を取り入れ、大地震にはエアーコンディショナーなどの装備器具が天井から落下しないようにした落下防止装置を提供する。
【解決手段】躯体下の天井に備えた装備器具1を、小、中規模の地震では躯体と装備器具間に連結した吊下具4,7の耐震装置により保持するとともに、吊下具が大地震で破断しても、梁躯体5と装備器具間を破断しないように安全吊具15をゆるみ状態に設置したことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本考案は、躯体下の二重天井に備えた、エア-コンディショナー、照明器具、光ケーブルなどの通信用配線・電話線・空調用エア等を通すダクト等の装備器具の落下を防止する装置に関するものである。
一般の天井106の表面位置に吊り下げた装備器具としてのエア-コンディショナー101は、その周囲下部にあるフランジ102と梁下方の躯体105に埋設されたアンカーボルト103間に螺着している鉛直吊具の鉄製ボルト104により、鉛直方向に懸吊されている(図1)。しかし、この種の鉛直吊具は、地震の横揺れが生じると鉄製ボルト104が躯体に埋設された箇所や、揺れによりエア-コンディショナー101と接触する箇所等が曲がり脆弱となり、鉄製ボルト104が破断して装備器具が落下して、器具の破損だけでなく、人的被害が多く報告されている(図2と図3)。
そこで、上記横揺れを補強防止するために、躯体が鉛直に上記懸吊している4本の鉄製ボルト104に加え、図4−1〜図4−3に示すように、躯体105と鉄製ボルト104間に形成する直角三角形の斜辺上にも4本の補強吊具である前記鉄製ボルト104とは別の鉄製ボルト107を配置する。この別の鉄製ボルト107は、その下部を前記フランジ102上の継ぎ輪112に固定し、上部を前記アンカーボルト103より外周方の躯体105に埋設しているアンカーボルト108に螺着して垂れ下がっているジョイント109の下部環体110に、前記別の鉄製ボルト107の上端にあるフック111で掛止している。
このように構成した懸吊装置は、下記の先行技術1の明細書〔0002〕と図12及び図13や、先行技術2の明細書〔0001〕〜〔0003〕と図16及び図17に記載されているように、地震時における装備器具の大きな揺れを耐振補強したものである。また、この耐震補強の欠点を補う手段として、制振構造を主な発明として開示している。
しかし、このような耐振装置は、装備器具の揺れを制御して躯体等に当たって損傷を防ぐ考え方であるものの、より大きい地震に対しては前記図1乃至図3にも示すように、鉛直吊具や補強吊具そのものが破損し、装備器具自体が落下することにより人的被害が発生する虞れがある。
特開平11−182620号公報 特開2001−337631号公報
本考案は、エア-コンディショナー、照明器具、光ケーブルなどのダクト等の装備器具を、前記した図1乃至図4−3のように地震に対応する耐震でもなく、また2件の先行技術における制振装置でもなく、さらに今回の技術ではない広く知られている免震技術でもないもの、すなわち小さな地震に対しては耐震技術を取り入れながら、大きな地震に対しても人的被害を防止するようにした装備器具の落下防止構造を提案するものである。
本考案の主要な特徴は、躯体と天井間のエア-コンディショナー等の装備器具を、躯体から垂下した吊下具で懸吊することにより、小・中地震に対応するとともに、前記吊下具が破断する大地震の場合にも、前記装備器具の落下を防止できるようにした安全吊具をさらに設置したものである。
前記天井から垂下した吊下具で、小・中規模の地震時には装備器具を耐震構造で吊り下げて対応し、大地震が発生して前記吊下具が破断した場合にも、余裕を持った長さの安全吊具により、二重に対応したものである。
前記耐振構造の吊下具には、鉛直吊具と補強吊具としてワイヤー、コイルスプリング、チェーン等の索状体を用い、安全吊具には前記吊下具が破断した場合に受ける衝撃を各個のリングを多少細長く変形して吸収するチェーンを用いることが好ましい。
従来の装備器具における吊下具の一つである鉛直吊具の一例を示す、一部断面を含む正面図である。 地震により図1の鉛直吊具の揺れ状態を示す説明図である。 図2により鉛直吊具が破断した状態を示す説明図である。 従来の吊下具として、鉛直吊具に加えて補強吊具を備えた、躯体と天井等を除く、斜視図である。 図4−1の平面図である。 図4−1や図4−2を図1のように、躯体と天井に設置した一部断面を含む正面図である。 本考案の一実施例である装備器具の落下防止構造の一部断面を含む正面図である。 図5における大地震時を想定して、吊下具を破断しても安全吊具が残る作動状態を示す一部断面を含む正面図である。 図5とは別の本考案の実施例として、梁躯体と天井等を除く、斜視図を示すものである。
小・中地震に対しては、吊下具により装備器具の耐震補強を施しながらも、大地震でも安全吊具によって人的被害を防ぐことができる装備器具の落下防止構造を実現した。
図5は、本考案である装備器具の落下防止構造の一実施例を示す一部断面を含む正面図であり、エア-コンディショナー1、そのエア-コンディデョナーの相対する両側面の下部に一体に突出しているフランジ2、梁躯体5に埋設したアンカーボルト3、これらフランジ2とアンカーボルト3間に位置して、それぞれを螺着することによって固着している吊下具として機能する製鉄ボルト4、梁躯体5とで二重天井を形成している吊天井6、前記製鉄ボルト4の下部のフランジ2上に螺合している継ぎ輪12に、上部をアンカーボルト3より外周方の梁躯体5に埋設しているアンカーボルト8に螺着して垂れ下がっているジョイント9の下部環体10にフック11に掛止している吊下具としての製鉄ボルト7までの構造は、図4−1〜図4−3と同じである。
なお、上記アンカーボルト3,8と前記フランジ2に代えて、図に示さないが、上シャックルの両端を梁躯体5に埋設し、下シャックルをエア-コンディショナー1の両側面から突設し、これら上下シャックル間にワイヤロープを連設した吊下具を用いることにより、前記エア-コンディショナー1を梁躯体5から懸吊することもできる。
本考案の主要点は、上記構造の一部、すなわち吊下具の例としての鉛直吊具と補強吊具とに安全吊具を付加したところにある。詳細には、前記装備器具としてのエア-コンディショナー1の相対する両側面にあるフランジ2より上部位置に環状係止部13を設置し、これと前記アンカーボルト8又はシャックルよりもさらに外周位置の梁躯体5に埋設しているアンカーボルト14又はシャックル間にチェーン15を想定された最大地震の震度を計算したたゆみをもって架け渡すことで、前記想定した小・中地震の横揺は前記吊下具で対応し、その吊下具が破断する大地震にはチェーン15を架け渡した安全吊具で対処する(図5、図6)。
上記構成からなる本考案では、小、中規模地震(例えば震度5未満の場合)では前記した鉛直吊具と補強吊具で対応し、それ以上の大規模地震(例えば震度5以上の場合)であっても、梁躯体が崩壊していないという前提で、安全吊具によりエア-コンディショナーが落下することによる人的被害を防止するようにした。
図7は、図6とは別の実施例であり、エア-コンディショナー1の相対する両側面の2箇所にそれぞれフランジ2を設け、これら4箇所のフランジ2に前記た製鉄ボルト4に代えて鋼棒やアングル材などの4本の吊材16の下部を係止して立てたものである。4本の吊材16間の四面には、X型筋かい17や、図面に示さない山形、V形、箱形の筋かいを骨組みする構造により全体として四角柱形の鉛直吊具とし、これを前記梁躯体5にあるアンカーボルト又はシャックル間にチェーン等で懸吊することもできる。この場合の実施例は、前記したより躯体面に幅が必要な補強吊具を用いないために、天井における狭隘な場所でも本考案を取り付けることができる。
本考案の装備器具は、冷暖に用いる室温制御のエア-コンディショナーのほかに、火災発生時のスプリンクラー、光ファイバーなどの通信器具のダクトの出口等、二重天井の出口に設置する装備器具等に幅広く応用することができる。
1 エア-コンディショナー(装備器具)
2 エア-コンディショナーのフランジ
3,8,14 アンカーボルト
4,7,16,17 ボルトとしての吊下具、具体的には(鉛直吊具)および/又は(補強吊具)
5 梁躯体
6 天井
15 チェーン(安全吊具)

Claims (3)

  1. 躯体と所定間隔を置いて天井板を設置し、前記躯体と天井板間にエア-コンディショナー、熱交換器、ダクト等の装備器具を懸吊する装置であって、
    前記装備器具を、小・中地震に対応できる耐震用として前記躯体からの吊下具により懸吊するとともに、前記躯体と前記装備器具間に、前記吊下具が地震により破断するまでたゆみ状態に架け渡しておく安全吊具をさらに設置したことを特徴とする装備器具の落下防止構造。
  2. 前記吊下具が、前記装備器具を鉛直線上に吊り下げる鉛直吊具と、該吊具を吊り下げた躯体の位置より外周に位置した躯体から前記装備器具を斜めに吊り下げる補強吊具とからなる請求項1に記載の装備器具の落下防止構造。
  3. 前記鉛直吊具が、前記躯体に設置した4本のアンカーボルト又はシャックルと前記装備器具の外周に設置したフランジ又はシャックルとの間に連結した4本の鋼製ボルト又はワイヤロープであり、また前記補強吊具が、前記鉛直吊具のアンカーボルト又はシャックルのさらに外周の躯体に埋設した4本のアンカーボルト又はシャックルと前記装備器具の外周に設置したフランジ又はシャックルの近傍との間に連結した新たな4本の鋼製ボルト又はワイヤロープであり、さらに、前記安全吊具を地震により鉛直吊具と補強吊具が破断するまで、前記躯体と前記装備器具間に余裕を持った長さで設置したチェーンである請求項2に記載の装備器具の落下防止構造。
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