JP3185364U - カメラ用スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラが取り付けられた状態で左右の重量をバランスさせることができるカメラ用スタンドを提供する。
【解決手段】カメラ用スタンドSは、左右に溝部が高さ方向に沿って形成された立設する支柱13と、左右の溝部に昇降可能にそれぞれ係合する2つのカメラ台14R,14Lと、2つのカメラ台を互いに連結する支柱の頭頂部に付設された滑車15R,15Lを内蔵するヘッドを経由したワイヤー16とを備え、それぞれカメラが搭載された2つのカメラ台は、互いに重量バランサーとして機能しながら、一方のカメラ台が溝部に沿って上昇すると、その動作に応じて、ワイヤーにより連結された他方のカメラ台が溝部に沿って下降することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、左右2つのカメラが互いに重量バランサーとして機能するように搭載されるカメラ用スタンドに関する。
従来、結婚記念写真等のように集合人物の記念撮影等を行う場合に、写真撮影の失敗があった際の予備としてさらにもう一枚の写真撮影が行われることがあった。このような主撮影と予備撮影を行うためや、単に複数のカメラにより撮影を行うためのカメラ用スタンドとして、主柱の左右のいずれか一側にカメラ台アームを複数突設し、一のカメラ台アームに主撮影用のカメラを取り付け、他のカメラ台アームに予備撮影用のカメラを取り付けたうえで、左右の重量バランスをとって倒れないようにする等のために、脚部近傍の他側にバランスウェイト(おもり)を付加させたものがある。
しかし、従来のカメラの種類が多種類に亘り、かつ、その重量・サイズ等もまちまちであった状況では、バランスウェイトの重量を増加させるためにはカメラ用スタンドに付加する体積に限界があった。さらに、バランスウェイトの重量が大きいと、カメラ用スタンドへの難儀な組立作業時や搬送・運搬作業に支障が生じていた。
そこで、スプリング(バネ)を用いて左右の重量をバランスさせる重量バランス機構を主柱の内部に備えたカメラ用スタンドが開発された。スプリングによれば体積を増加することなく、出力を変更することができた。
関連技術として、バランスウェイトを付加することなく低コストでありながら、撮影時における操作が重く、軽快性に欠けるなどの各種操作上の負担を低減したカメラ用スタンドを提供する技術が開示されている(特許文献1参照)。
そのカメラ用スタンドは、基台に立設された下段主柱と、この下段主柱の上部で上下動可能な上段主柱と、この上段主柱の上端に取り付けられて上段主柱とともに上下動するカメラアームとを有して構成される。また、カメラ用スタンドは、2つのカメラが取り付けられた状態におけるカメラアームの重量をコンストンスプリングを用いて上下方向にバランスさせるようになっている。これにより、重量の大きいカメラアームが設置された場合であっても良好に上段主柱の上下移動操作が可能となる。また、コンストンスプリングは、カメラアームの内部に設けられ、従来のスタンドにおける上下移動可能範囲の性能を損ねることもない。
登録実用新案第3028766号公報
しかしながら、上記関連技術では、スプリングを用いるため、金属疲労による寿命でスプリングが破断・壊れたから取り換えて欲しいというユーザーの要望や、近年のカメラは軽量化したため弱いスプリングに取り換えて欲しいというユーザーの要望があり、時代を逆戻りして再び、バランスウェイトを付加したりして対応することが必要となっていた。そのため、上記のバランスウェイトを付加した場合の問題点が生じてしまっていた。
また、スプリングを用いる場合にはストロークの制約上、支柱の高さに上限があり、この問題はバランスウェイトを付加した場合も同様であったので、ハイアングル撮影に必要な高さの支柱によるスタンドを製作することは困難であった。
一方で、搭載されるカメラが多種類に亘っていた時代に変わり、近時は複数の記録媒体が組み込まれるデジタルカメラが発売され、カメラが1台で済むようにもなってきている。
本考案の目的は、カメラが取り付けられた状態で左右の重量をバランスさせることができるカメラ用スタンドを提供することにある。
本考案の第1のカメラ用スタンドは、左右に溝部が高さ方向に沿って形成された立設する支柱と、
前記左右の溝部に昇降可能にそれぞれ係合する2つのカメラ搭載部と、
2つの前記カメラ搭載部を互いに連結する前記支柱の頭頂部に付設された滑車を内蔵するヘッドを経由したワイヤーとを備え、
それぞれカメラが搭載された2つの前記カメラ搭載部は、互いに重量バランサーとして機能しながら、一方の前記カメラ搭載部が前記溝部に沿って上昇すると、その動作に応じて、前記ワイヤーにより連結された他方の前記カメラ搭載部が前記溝部に沿って下降することを特徴とする。
これにより、スプリングやバランスウェイトを用いることなく、左右のカメラ自体により左右バランスを果たすことができる。したがって、1本の支柱により実現できるので構成が単純でありコストの低減が図られる。さらに、ハイアングル撮影に必要な高さの支柱とすることも容易にできる。また、ワイヤーにより2つのカメラ搭載部を連結するので、カメラを撮影に適した高さ位置に上昇・下降させて停止させて固定する際の、動作に伴う摩耗・摩減・破断する部品がないので半永久的に使用可能となるとともに、2つのカメラ搭載部のそれぞれに対応したスプリングを設けて別個に動作可能とする構造よりも簡易な構成によりコスト等の低減が図られる。
また、数十キログラムの重みとなることもあるバランスウェイトが不要であるので、組み立て時のカメラ用スタンドへの組み込み作業が無く、使用時も軽快であるため操作性が抜群に向上するし、カメラ用スタンドの梱包・搬送・輸送が重労働とならない。
さらに、左右重量のバランスの調整作業は特別な業者でなくユーザー側(使用者側)で自ら実施できるので利便性が高まる。
本考案の第2のカメラ用スタンドは、2本の立設する支柱と、
それぞれの前記支柱に加工された溝部、付設されたガイド及び角柱の外角などの形状に沿って昇降可能に係合するカメラ搭載部とを備え、
それぞれカメラが搭載された2つの前記カメラ搭載部は、互いに重量バランサーとして機能しながら独立して前記溝部などに沿って上昇及び下降が可能であることを特徴とする。
これにより、スプリングやバランスウェイトを用いることなく、左右のカメラ自体により左右バランスを果たすことができる。したがって、2本の支柱により実現できるので構成が単純でありコストの低減が図られる。さらに、ハイアングル撮影に必要な高さの支柱とすることも容易にできる。
また、数十キログラムの重みとなることもあるバランスウェイトが不要であるので、組み立て時のカメラ用スタンドへの組み込み作業が無く、使用時も軽快であるため操作性が抜群に向上するし、カメラ用スタンドの梱包・搬送・輸送が重労働とならない。
さらに、左右重量のバランスの調整作業は特別な業者でなくユーザー側(使用者側)で自ら実施できるので利便性が高まる。
また、カメラ搭載部は、重量バランス調整部材(バランサー)を格納する格納手段を備えることであってもよい。
これにより、カメラ搭載部が丸い棒状のパイプを突設したものであれば、例えば、その中空部分に、左右の重量の差分の重量バランス調整部材(おもり・調整用バランサー)を軽量側に格納することで左右のバランスを実現することができる。もちろん、左右同重量(質量)が理想であるが、左右のカメラ搭載部(雲台含む)と搭載されるカメラの合計重量に差分が生じることもあるし、また、右2台、左1台や、その逆のパターン等でのアンバランスの搭載の調整も可能となる。
また、フランジの交換により前記支柱を立設する脚部の向きを変更できてもよい。フランジで角柱の支柱を角度90度変換することにより、ユーザーがカメラの被写体に対する向きを脚部の形状(T字状)に応じて利用しやすい位置とすることができる。
本考案によれば、カメラが取り付けられた状態で左右の重量のバランスが実現されたカメラ用スタンドを提供することができる。
本考案の第1の実施の形態に係るカメラ用スタンドの外観構成を示す正面図である。 本考案の第1の実施の形態に係るカメラ用スタンドの外観構成を示す側面図である(カメラ20は不図示)。 本考案の第1の実施の形態に係るカメラ用スタンドの外観構成を示す背面図である(カメラ20は不図示)。 本考案の第1の実施の形態に係るカメラ用スタンドを上部からの視点で見た概略図である。 本考案の第1の実施の形態に係るカメラ用スタンドの脚部のフランジの構造を示す図である。 本考案の第1の実施の形態に係るカメラ用スタンドの支柱を図1に示す位置から90度回転させて脚部に装着した状態を示す図である。 本考案の第2の実施の形態に係るカメラ用スタンドの外観構成図である。
以下、本考案の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態のカメラ用スタンドSは、光学機器の一例である「カメラ(デジタルカメラ)」が被写体の撮影方向に向かって左右にそれぞれ取り付けられ、2台同時に撮影に用いることは通常ないので、一方のカメラを使用時に、他方のカメラは左右の重量のバランサーとして機能させている。
本実施の形態のカメラ用スタンドSは、図1及び図2に示すように、下面に取り付けたキャスタ11によって床面上を移動自在の脚部としての基台12(端部にフランジ121を備える。)と、この基台12にフランジ121を介して立設された中空の支柱13とを有している。
支柱13の左右両側には、各々別個に上下動可能に一対のカメラ搭載部としてのカメラ台14R、カメラ台14L(以下、総称して「カメラ台14」ということがある。)を設けている。カメラ台14は、例えば昇降メタル、アームパイプブラケット、アームパイプ、雲台座などから構成されている。
これらカメラ台14R、14Lにカメラ20R、カメラ20L(以下、総称して「カメラ20」ということがある。)がそれぞれ取り付けられた状態で左右の重量をバランスさせている。なお、カメラ20は雲台等を介してカメラ台14に搭載されることであってもよい。
基台12は、第1の脚部12aと、この第1の脚部12aに連結される第2の脚部12bとからなっており、この2つの脚部12a、12bにより全体が略T字型に構成されている。
支柱13は、断面が略矩形状(一辺の長さは略10センチメートル)の中空構造であり、左右面に上端から下端に亘って長手(高さ)方向に沿うそれぞれ1対の溝部131R、溝部131L(以下、総称して「溝部131」ということがある。)を各々設けている(図4も参照)。なお、支柱13は角柱に限らず、円柱など任意の形状であってよい。また、溝部131は必ずしも1対でなく、どちらかの面側にのみ設けられていてもよい。
カメラ台14は、支柱13に設けた溝部131を転動するローラを内側に突設した可動部材と、この可動部材から水平方向に突出する断面が略円形状(径は略2センチメートル)の棒状のパイプ(アーム)とを備えている。長さ寸法は、例えば略35センチメートルである。また、カメラ台14は、自カメラ台14の上下方向の移動(上昇・下降動作)を固定する固定ハンドル141R、固定ハンドル141L(以下、総称して「固定ハンドル141」ということがある。)を背面側(図3参照)にそれぞれ備えている。固定ハンドル141のロック位置は可変であり図3に示す位置に限定されない。なお、固定ハンドル141により締められる固定ネジの構造は、カメラ20が取り付けられたカメラ台14の重量が左右でバランスされているので、強固なものにする必要はなく、比較的平易なもので構成可能である。固定ハンドル141は、レバー方式の代わりにノブ方式が採用されてもよい。
カメラ台14のアームは、材質は金属や樹脂などが広く適用可能である。その格納手段としての中空部分に、左右の重量の差分の例えば、100グラム等の重量バランス調整部材としてのおもりを軽量側に格納することで左右のバランスを調整することができる。なお、おもりの形状や材質等は任意である。さらに、重量バランス調整部材としてのおもりは中空部分に格納する態様のみでなく、トレー状のものに載置するなど種々の付加態様が適用されてよい。
支柱13の頭頂部には、一対の滑車15R、滑車15L(以下、総称して「滑車15」ということがある。)を内蔵する滑車ケース(ハウジング)17が配置されている(図4も参照)。滑車15にはベアリングが組み込まれており、滑車軸を軸心として滑らかに回転する。
ワイヤー16により連結された、左右それぞれのカメラ台14R、14Lをスムースに昇降させると同時に、滑車15の外周部にワイヤー16が滑車15から外れることを防止するために上部にワイヤー16を通すために必要最小限の溝部が設けられた所定のワイヤーガイド部材が嵌合して取り付けられることであってもよい。ワイヤー16はチェーンなどにより実現されてもよい。
さらに、ユーザー使い勝手の希望により、本実施の形態に係るカメラ用スタンドSの基台12のフランジ121の構造は図5に示すように支柱13を角度90度変更して立設できるように2種のフランジを用意している。そこで、図6に本実施の形態に係るカメラ用スタンドSの支柱13を上記の図1に示す位置から90度回転させて基台12に装着した状態を示す。
このような状態であると、第1の脚部12aと、この第1の脚部12aに連結される第2の脚部12bとにより全体が略T字型に構成されていても、図1に示す状態と異なり、脚部12b等が撮影者の真前の横方向に設置できるので、撮影者の足下が広くなりぶつかる等の邪魔にならない。
次に、本実施の形態におけるカメラ用スタンドSの使用例を説明する。なお、左右のカメラ台14R、14Lにはそれぞれ同等の重量のカメラ20R、カメラ20Lが取り付けられているものとする。また、カメラ20Rを撮影用のカメラとし、カメラ20Lをバランサーとして機能させるカメラとして説明する。フランジ121は図1に示す所定の角度である。また、撮影時には、必要に応じてキャスタ11により基台12を所要の位置に移動させ、床面に固定して、撮影者は被写体に対するカメラ20の高さ調整を行う。
まず、一方のカメラ20Rを用いて単独撮影を行う場合について説明する。この場合は、固定ハンドル141R(必要に応じて固定ハンドル141Lも)を解除方向に回動させて上下方向の固定を解除し、カメラ20Rが取り付けられたカメラ台14Rを手指で上下方向に移動させながら高さ位置を決める。このとき、カメラ台14Rが上方向に移動(上昇)する場合、他方のカメラ20Lが取り付けられたカメラ台14Lは、ワイヤー16の長さにより許容される範囲まで自重により下方向に連動して移動(下降)する。また、カメラ台14Rが下方向に移動(下降)する場合、他方のカメラ20Lが取り付けられたカメラ台14Lは、ワイヤー16に引っ張られて上方向に連動して移動(上昇)する。高さ位置を決められたカメラ台14Rは、再度、固定ハンドル141R(必要に応じて固定ハンドル141Lも)を反対方向の固定方向に回動させてカメラ台14Rを固定する。このときカメラ20Rとカメラ20Lは同等の重量であるので、カメラ20Lはカメラ20Rのバランサーとなり、左右の重量バランスがとれて安定した状態で、カメラ20Rにより所定の構図により被写体を撮影することができる。
なお、カメラ台14のアームの中空部分に、わずかな左右の重量の差分にあたる、100グラム等のおもりを必要な数量だけ軽量側に格納することにより容易に左右のバランスを微調整することができる。おもりは必ずしも格納されることを必要としなく吊り下げられたり、載置されることであってもよい。
次に、一方のカメラ20Lを用いて上記の単独撮影(主撮影)の予備撮影等を行う場合について説明する。この場合は、固定ハンドル141L(必要に応じて固定ハンドル141Rも)を解除方向に回動させて上下方向の固定を解除し、カメラ20Lが取り付けられたカメラ台14Lを手指で上下方向に移動させながら高さ位置(主撮影時と同等の高さ位置であってよい)を決める。このとき、カメラ台14Lが上方向に移動(上昇)する場合、他方のカメラ20Rが取り付けられたカメラ台14Rは、ワイヤー16の長さにより許容される範囲まで自重により下方向に連動して移動(下降)する。また、カメラ台14Lが下方向に移動(下降)する場合、他方のカメラ20Rが取り付けられたカメラ台14Rは、ワイヤー16に引っ張られて上方向に連動して移動(上昇)する。高さ位置を決められたカメラ台14Lは、再度、固定ハンドル141L(必要に応じて固定ハンドル141Rも)を反対方向の固定方向に回動させてカメラ台14Lを固定する。このときカメラ20Rとカメラ20Lは同等の重量であるので、カメラ20Rはカメラ20Lのバランサーとなり、左右の重量バランスがとれて安定した状態で、カメラ20Lにより所定の構図により被写体を撮影することができる。
なお、カメラ台14のアームの中空部分に、わずかな左右の重量の差分にあたる、100グラム等のおもりを必要な数量だけ軽量側に格納することにより容易に左右のバランスを微調整することができる。おもりは必ずしも格納されることを必要としなく吊り下げられたり、載置されることであってもよい。
上記の本実施の形態によれば、1本の支柱13で一対のカメラ台14を支持する構造としているので、スタンドの小型化を図ることができる。
また、金属疲労による寿命などで破断するリスクのあるスプリングや従来のバランスウェイトを用いることなく、左右のカメラ自体により左右バランスを果たすことができる。したがって、1本の支柱により実現できるので構成が単純でありコストの低減が図られる。さらに、ハイアングル撮影に必要な高さの支柱とすることも容易にできる。また、支柱頭頂部の滑車を介してワイヤーにより2つのカメラ搭載部を連結すると、カメラを撮影に適した高さ位置に上昇・下降させて停止させて固定する際の、動作に伴う摩耗・摩減・破断するなど故障の発生源になる部品がないので半永久的に使用可能となるとともに、2つのカメラ搭載部のそれぞれに対応したスプリングを設けて別個に動作可能とする構造よりも簡易な構成によりコスト等の低減が図られる。
また、構成部材及び搭載するカメラ付属品などすべてに対応する重量のバランスウェイトが不要になるので、スタンド組み立て時の難儀な作業や、カメラ用スタンドの重量が軽くなるので梱包・搬送・輸送が重労働とならない。また、軽くなることにより、使用時も軽快であるため操作性が抜群に向上する。
さらに、左右重量のバランスの調整作業は特別な業者でなくユーザー側(使用者側)で自ら実施できるので利便性が高まる。
また、単独撮影を行う場合に、使用しない他方のカメラを退避させておくことができるので、使用しない他方のカメラが邪魔にならず、使用するカメラの横から被写体を覗いて容易に構図を決めることができる。
また、複雑な重量バランス機構が不要であるので軽快で良好な操作性が実現できる。
次に、本考案の第2の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図7に示すように、本実施形態のカメラ用スタンドS´は、上記の第1の実施の形態(図1参照)と基台12にフランジ121を介して立設された支柱13の数が2本である点で相違する。その他の共通する部材等についての重複する説明は省略する。
カメラ用スタンドS´は、一対の支柱13R、支柱13L(以下、総称して「支柱13」ということがある。)が設けられている。
なお、支柱13R、支柱13Lは角柱に限らず、円柱など任意の形状であってよい。支柱13Rの右側には、上下動可能にカメラ搭載部としてのカメラ台14Rを設け、支柱13Lの左側には、上下動可能にカメラ搭載部としてのカメラ台14Lを設けている。
一対の支柱13R、支柱13Lの頭頂部には、一対の滑車15R、滑車15Lを内蔵する滑車ケース(ハウジング)17が配置されている。滑車15にはベアリングが組み込まれており、滑車軸を軸心として滑らかに回転する。
ワイヤー16により連結された、左右それぞれのカメラ台14R、14Lをスムースに昇降させると同時に、滑車15の外周部にワイヤー16が滑車15から外れることを防止するために上部にワイヤー16を通すために必要最小限の溝部が設けられた所定のワイヤーガイド部材が嵌合して取り付けられることであってもよい。
本実施の形態におけるカメラ用スタンドS´の使用例は基本的に上述の第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態によれば、上述の第1の実施の形態における利点に加えて、支柱13に2対の溝部を形成する必要がなく、また、細い支柱部材により構成可能であるので部材が簡素化する面があるという利点がある。
その他、いちいち例示はしないが、本考案はその構造を逸脱しない範囲内において、各構成部分の大きさや形状を含む種々の変更が加えられて実施されてもよい。例えば、支柱13の左右両側に取り付けるカメラの台数が各々1台に限定されず、一方の側、あるいは両側にカメラを複数取り付けることであってもよい。「カメラ用スタンド」は架台本体の一例であり、「カメラ(デジタルカメラ:複数の記録媒体が組み込まれるものであってよい)」は光学機器の一例である。
S、S´ カメラ用スタンド
11 キャスタ
12 基台(脚部)
121 フランジ
13 支柱
14 カメラ台(昇降メタル、アームパイプブラケット、アームパイプ)
15 滑車
16 ワイヤー
17 滑車ケース(ハウジング)
20 カメラ
関連技術として、バランスウェイトを付加することなく低コストでありながら、撮影時における操作が重く、軽快性に欠けるなどの各種操作上の負担を低減したカメラ用スタンドを提供する技術が開示されている(特許文献1参照)。
そのカメラ用スタンドは、基台に立設された下段主柱と、この下段主柱の上部で上下動可能な上段主柱と、この上段主柱の上端に取り付けられて上段主柱とともに上下動するカメラアームとを有して構成される。また、カメラ用スタンドは、2つのカメラが取り付けられた状態におけるカメラアームの重量をスプリングを用いて上下方向にバランスさせるようになっている。これにより、重量の大きいカメラアームが設置された場合であっても良好に上段主柱の上下移動操作が可能となる。また、スプリングは、カメラアームの内部に設けられ、従来のスタンドにおける上下移動可能範囲の性能を損ねることもない。
本考案の第2のカメラ用スタンドは、2本の立設する支柱と、
それぞれの前記支柱に加工された溝部、付設されたガイド及び角柱の外角などの形状に沿って昇降可能に係合するカメラ搭載部とを備え、
それぞれカメラが搭載された2つの前記カメラ搭載部は、互いに独立して前記溝部などに沿って上昇及び下降することを特徴とする。
これにより、スプリングやバランスウェイトを用いることなく、左右のカメラ自体により左右バランスを果たすことができる。したがって、2本の支柱により実現できるので構成が単純でありコストの低減が図られる。さらに、ハイアングル撮影に必要な高さの支柱とすることも容易にできる。
また、数十キログラムの重みとなることもあるバランスウェイトが不要であるので、組み立て時のカメラ用スタンドへの組み込み作業が無く、使用時も軽快であるため操作性が抜群に向上するし、カメラ用スタンドの梱包・搬送・輸送が重労働とならない。
さらに、左右重量のバランスの調整作業は特別な業者でなくユーザー側(使用者側)で自ら実施できるので利便性が高まる。

Claims (4)

  1. 左右に溝部が高さ方向に沿って形成された立設する支柱と、
    前記左右の溝部に昇降可能にそれぞれ係合する2つのカメラ搭載部と、
    2つの前記カメラ搭載部を互いに連結する前記支柱の頭頂部に付設された滑車を内蔵するヘッドを経由したワイヤーとを備え、
    それぞれカメラが搭載された2つの前記カメラ搭載部は、互いに重量バランサーとして機能しながら、一方の前記カメラ搭載部が前記溝部に沿って上昇すると、その動作に応じて、前記ワイヤーにより連結された他方の前記カメラ搭載部が前記溝部に沿って下降することを特徴とするカメラ用スタンド。
  2. 2本の立設する支柱と、
    それぞれの前記支柱に加工された溝部、付設されたガイド及び角柱の外角などの形状に沿って昇降可能に係合するカメラ搭載部とを備え、
    それぞれカメラが搭載された2つの前記カメラ搭載部は、互いに重量バランサーとして機能しながら独立して前記溝部などに沿って上昇及び下降が可能であることを特徴とするカメラ用スタンド。
  3. 前記カメラ搭載部は、重量バランス調整部材(バランサー)を格納する格納手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用スタンド。
  4. フランジの交換により前記支柱を立設する脚部の向きを変更可能なことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラ用スタンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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