JP3185314U - 衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣類表面の立体感を高めて着用者および外観者に興味を喚起させる衣類を提供する。
【解決手段】衣類の前身頃20・後身頃30、又は左袖・右袖40のいずれかに、動物を模した立体動物体の前身体53、あるいは後身体55を配設する。立体動物体の前身体、後身体は、ウレタンフォーム、綿、羽根などの充填物と、充填物を被覆する被覆体よりなり、衣類の前後身頃、左右袖に着脱自在である構成を有する。
【選択図】図3

Description

本考案は、ティーシャツ、子供服など、衣類に関する。
下記の特許文献1に開示される衣類は、前身頃に描いた絵柄にスポンジやウレタン等の嵩高材を乗せ、フイルムで被覆して膨らみを持たせ、絵柄に立体感を出している。
また、特許文献2に開示されている衣類は、衣類の正面と裏面にそれぞれ対象物の正面図柄、背面図柄を描き、該図柄において尻尾、触覚、羽根などの突出物を模した模擬体を該当位置に取り付け、取り外し自在に配設している。
これらの衣類はそれぞれ、趣向を凝らしており、着用者に着用の楽しみを与えると共に、外観者の興味をそそることができる。
登録実用新案第3031845号公報 登録実用新案第3146312号公報
本考案は、さらに立体感を高めて着用者および外観者に興味を喚起させる衣類を提供するものである。
本考案の衣類は、前身頃・後身頃、又は左袖・右袖のいずれかに、動物を模した立体動物体の前身体を、前身頃・後身頃、又は左袖・右袖のいずれかに、動物を模した立体動物体の後身体を、配設した構成を基本的に具備する。
また、前記立体動物体の前身体、後身体は、充填物と、充填物を被覆する被覆体よりなり、充填物はウレタンフォーム、綿、羽根など洗濯可能な素材よりなる構成、衣類の前後身頃、左右袖に着脱自在である構成、または、前身体、後身体を合体すると立体動物体を形成する構成を具備する。
更に、衣類の前後身頃、左右袖には取り付ける前記立体動物体の前後身体の模様が表示されている構成を具備する。
本考案の衣類は、上記構成を有しており、立体動物体が衣類の立体感を高め、着用者、外観者の興味を喚起すると共に、前身体、後身体を衣類から取り外し合体させることにより動物の縫いぐるみ玩具を形成することにより、より趣向を高め、多機能を有する衣類を提供することができる。
図1は、本考案を実施した上衣の前身頃の平面図 図2は、本考案を実施した上衣の後身頃の平面図 図3は、本考案を実施した上衣の側面図 図4は、立体動物体の断面図 図5は、実施例2の上衣の前身頃の平面図 図6は、実施例2の上衣の後身頃の平面図 図7は、立体動物体の前身体の斜視図 図8は、立体動物体の後身体の斜視図 図9は、立体動物体の全体斜視図
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本考案を実施した衣類、図面では上衣の前身頃の平面図、図2は後身頃の平面図、図3は側面図である。
ティーシャツ、スモッグ、ブラウス等の洗濯可能な素材で構成される上衣1は、前身頃20、後身頃30、袖40等で構成されている。
前身頃20には動物を模した立体動物体50、例えばパンダ、の前部半身をなす前身体53が取付面53Aを介して配設されている。
後身頃30には、前身頃に配設されている立体動物体50の後部半身をなす後身体55が取付面55Aを介して配設されている。
前身体53は、ウレタフォーム、綿、羽毛などの洗濯可能な充填物533と、充填物533を被覆する被覆体530よりなる。被覆体530は、上衣1の素材と同様に洗濯可能であって、綿、ポリエステル、ポリウレタンなどの素材で織成、編成された布帛、あるいはフイルムで構成される。
充填物533は、立体動物体50の前身体53に模した形状の凹凸が形成されており、被覆体530には充填物533の凹凸にあわせて、動物、図面に示す実施例ではパンダの、耳・目・口・手・足などを備えた、前身体53が描かれている。
後身頃30に配設される立体動物体50の後身体55も、前身体53と同様にウレタフォーム、綿、羽毛などの洗濯可能な充填物555と、前身体53の被覆体530と同一素材よりなる、充填物555を被覆する被覆体550より構成されている。充填物555は、立体動物体50の後姿に模した凹凸が形成されており、被覆体550には充填物555の凹凸にあわせて、動物、図面に示す実施例ではパンダの、耳・尻尾などを備えた、後身体55が描かれている。
ここで、前身体53の取付面53Aと後身体55の取付面55Aを合体させると、パンダPを構成する。・・・図9参照
前身体53の上衣1の前身頃20への取り付けは、貼付け、周縁を縫製する、などの手段で固着する。
後身体55の上衣1の後身頃30への取り付けは、貼付け、周縁を縫製する、などの手段で固着する。
このように構成する上衣1は、前身頃と後身頃に立体動物体50が突出しているので、前後・左右から見える立体模様としてとらえられ、着衣の趣向を増すことができる。また、衣類の前身頃、後身頃にウレタフォーム、綿、羽毛などの充填物533、555が充填された前身体53・後身体55が配設されているので、この上衣1の着用者が転倒したとき、立体動物体50が衝撃を防護する。
上記実施例では立体動物体50の前身体53、後身体55はそれぞれ上衣1に貼着、縫製などの手段により固着する例を示しているが、図5〜図8に示すように、上衣に取り外し(着脱)自在とすることもできる。
前身体53の取付面53Aの適宜箇所に係止具54を取り付ける。係止具としては、例えばボタン、ホック、綿ファスナー等が使用される。
後身体55の取付面55Aの適宜箇所に前身体53と同様の係止具56を取り付ける。
また、上衣1の前身頃20の前身体53の係止具54対応位置に係止具23を取付ける。前身体53の係止具54がボタンの場合は、前身頃20にはボタン穴、雄ホックの場合は雌ホック、雄綿ファスナーの場合は雌綿ファスナーとする。
同様に、後身頃30にも立体動物体の後身体55の係止具56に対応する位置に係止具25を取り付ける。
このように構成することで、立体動物体50は上衣1に対して着脱自在となる。
また、取り外された前身体53と後身体55の取付面53A、55Aを合わせると、図9に示すように、パンダの縫いぐるみとなる。この場合、取付面に配設する係止具は共に係合し合う位置、例えば、耳部分、足部分、首部分(図示せず)などに配設する。また、係止具としては、例えば、雄雌ホック、雄雌ファスナーなど、互いに係合し合う係止具を用いる。
この構成によると、必要に応じて、例えば、混雑車内など、立体動物体の前身体、後身体を取り外すことができると共に、組み合わせて縫いぐるみの玩具として楽しむことができる。
この態様で、図5、6に示すように、上衣1の前身頃には例えばパンダの前姿絵10を、後身頃には後姿絵15を描いておくことにより、立体動物体を取り外した場合に、絵柄があり、趣向を損なうことが無い。
更に、前身頃、後身頃に配設する係止具23,25を絵柄の目部分、耳部分、足部分、尻尾部等に配設することにより、立体動物体を取り外したとき、係止具23,25が模様(絵柄)の一部となり、更に趣向を増すことができる。
なお、係止具の配設は上記位置に限ることなく、口・首・手部分など、適宜に配設し得る。
その他、立体動物体の形態を、赤ちゃんから成長段階に応じて大きくした立体動物体バージョンを用意し、着用者の成長に合わせたり、着用するとき、場所にあわせて交換することもできる。
本考案は以上のような形態のみに限定されるものではなく、衣類の左右の袖に立体動物体の前後、あるいは左右身体を配設することも可能である。この形態も、取り外した前後、あるいは左右身体を合体させることにより、縫いぐるみ玩具として楽しむことができる。
1 衣類(上衣)
10 動物の前姿絵
15 動物の後姿絵
20 前身頃
30 後身頃
40 袖
50 立体動物体
53 前身体
55 後身体
530、550 被覆体
533、555 充填物

Claims (5)

  1. 前後身頃、左右袖などより構成される衣類において、
    前身頃・後身頃、又は左袖・右袖のいずれかに、動物を模した立体動物体の前部半身をなす前身体を、
    前記前身体を配設した身頃又は袖に対応する身頃又は袖のいずれかに、動物を模した立体動物体の後部半身をなす後身体を、配設してなる衣類。
  2. 前記立体動物体の前身体、後身体は、充填物と、充填物を被覆する被覆体よりなり、充填物はウレタンフォーム、綿、羽根など洗濯可能な素材よりなる請求項1記載の衣類。
  3. 前記立体動物体の前身体、後身体は、衣類の前後身頃、左右袖に着脱自在である請求項1又は2記載の衣類。
  4. 前記立体動物体の前身体、後身体は、合体すると立体動物体を形成することを特徴とする請求項1ないし3記載の衣類。
  5. 衣類の前後身頃、又は左右袖には前記立体動物体の前後身体の模様が表示されていることを特徴とする請求項1記載の衣類。
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CN104436670A (zh) * 2014-11-21 2015-03-25 王奕凡 一种机器仿真大熊猫
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