JP3184994U - 疑似餌 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中に投げ入れる際の空中での姿勢の崩れを制御して、水中において所望の動きを実現することが可能な疑似餌を提供する。
【解決手段】胴部11にフィン12が設けられた疑似餌(エギ10)であって、フィン12は、胴部11内に配設される固定部と、固定部に連設され、胴部11から外方に突出するフィン本体部とからなると共に、胴部11には固定部が挿入固定される空隙部が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、魚釣りに際して用いられる疑似餌に関するものである。
従来から、魚釣りに用いられる疑似餌として様々な形態のものが知られており、その用途に応じて、形状、重量、色、泳ぎ方等の固有の特性を有し、状況に応じて、その特性を変えることができるものも存在する。
例えば、魚を模した外観形状となるように形成されたルアーボディに揺動可能に配設された鰭部材を備えた釣り用ルアーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の釣り用ルアーには、左右方向への回転動作を円滑に行うことはできるが、それ以上の複雑な動作については対応できないという問題があった。
特開2006−325431号公報
本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、水中での姿勢の崩れを制御して、所望の動きを実現することが可能な疑似餌を提供することにある。
本考案の上記課題は、下記の手段によって達成される。
請求項1に記載の考案に係る疑似餌は、胴部にフィンが設けられた疑似餌であって、前記フィンは、前記胴部内に配設される固定部と、前記固定部に連設され、前記胴部から外方に突出するフィン本体部とからなると共に、前記胴部には前記固定部が挿入固定される空隙部が設けられていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィンの固定部を空隙部に挿入して固定することにより、前記胴部の所定位置に前記フィンを確実に固定することができる。
請求項2の考案に係る疑似餌は、前記フィンは、前記胴部の腹部側に設けられていることを特徴とし、請求項12の考案に係る疑似餌は、前記フィンは前記胴部の背部側に設けられていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィンが前記胴部の腹部側又は背部側に設けられていることから、前記胴部の前後方向の水流に対して同調させることができるため、前記胴部の左右方向への揺れを低減することができる。
請求項3の考案に係る疑似餌は、前記固定部には係止部が設けられると共に前記空隙部には前記係止部に係合する係合部が設けられ、前記フィンは前記胴部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記固定部には係止部が設けられると共に前記空隙部には前記係止部に係合する係合部が設けられ、前記フィンは前記胴部に対して着脱可能に設けられていることから、前記胴部の所定位置に前記フィンを確実に固定すると共に、状況に応じて前記フィンを取り外すことができる。
請求項4の考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部の上下方向における断面形状は、基端部が最も厚さ寸法が大きく、基端部から先端部に至るに従って次第に細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部の上下方向における断面形状は、基端部が最も厚さ寸法が大きく、基端部から先端部に至るに従って次第に細くなるテーパ状に形成されていることから、水中における水流抵抗を最小限に抑えることができる。
請求項5の考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、前端部が最も厚さ寸法が大きく、前端部から後端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、前端部が最も厚さ寸法が大きく、前端部から後端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることから、水中における水流抵抗を軽減することができる。
請求項6の考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、後端部が最も厚さ寸法が大きく、後端部から前端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、後端部が最も厚さ寸法が大きく、後端部から前端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることから、水中に投入する際の空気抵抗を最小限に抑えることができる。
請求項7の考案に係る疑似餌は、前記疑似餌はエギであって、前記胴部の後端部には針部が突設され、前記針部は、軸部と軸部の径方向に突出する針本体とからなり、前記固定部には前記針部が固定される挿入固定部が形成されていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記疑似餌はエギであって、前記胴部の後端部には針部が突設され、前記針部は、軸部と軸部の径方向に突出する針本体とからなり、前記固定部には前記針部が固定される挿入固定部が形成されていることから、前記胴部の後端部に前記フィンを確実且つ堅強に固定することができる。
請求項8の考案に係る疑似餌は、前記フィンは硬質素材からなることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィンが硬質素材からなる構成により、前記フィンの強度を高めることができると共に、水中における水流抵抗を最小限に抑えることができる。
請求項9の考案に係る疑似餌は、前記フィンは軟質素材からなることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィンが軟質素材からなる構成により、前記フィンを柔らかくすることができる。
請求項10の考案に係る疑似餌は、前記フィンは蓄光性蛍光体からなる塗料が塗布されていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィンが蓄光性蛍光体からなる塗料が塗布されていることから、疑似餌が水中に投入されると、蓄光性物質の発光による燐光を発する。
請求項11の考案に係る疑似餌は、前記フィンは透明素材からなることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィンが透明素材からなる構成により、前記フィンの存在をターゲットに感知又は視認させにくくすることができる。
請求項13の考案に係る疑似餌は、前記フィンは前記胴部の背部側及び腹部側に設けられていることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィンが前記胴部の背部側又は腹部側に設けられていることから、水中における姿勢を安定させることができる。
請求項14の考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部は側面略三角形状に形成され、前方に膨出する円弧状の前端縁部と、前端縁部の先端部から後方に向かって幅寸法が小さくなる円弧状の外方縁部とを有していることを特徴とする。
従って、本考案に係る疑似餌は、前記フィン本体部が側面略三角形状に形成され、前方に膨出する円弧状の前端縁部と、前端縁部の先端部から後方に向かって幅寸法が小さくなる円弧状の外方縁部とから構成されているので、ターゲットの餌となり得る魚のヒレの外観形状を模した疑似餌を提供することができる。
請求項1に記載の考案にあっては、前記フィンの固定部を空隙部に挿入して固定することにより、前記胴部に前記フィンを確実に固定することができるので、ターゲットや障害物等との衝撃等による前記フィンの脱落を防止することができる。
請求項2又は12に記載の考案にあっては、前記フィンは、前記胴部の腹部側又は背部側に設けられていることから、前記胴部の前後方向の水流に対して同調させることができるため、前記胴部の左右方向への揺れを低減することができるので、ローリングの抑制や回頭性の向上により、疑似餌の直進安定性を確保することができる。
請求項3に記載の考案にあっては、前記固定部には係止部が設けられると共に前記空隙部には前記係止部に係合する係合部が設けられ、前記フィンは前記胴部に対して着脱可能に設けられている構成により、前記胴部に前記フィンを確実に固定することができると共に、状況に応じて前記フィンを外すことができるので、ターゲットや障害物等との衝撃等による前記フィンの脱落を防止することができ、また、前記フィンの交換や取り外して掃除を容易に行うことができる。
請求項4に記載の考案にあっては、前記フィン本体部の上下方向における断面形状は、基端部が最も厚さ寸法が大きく、基端部から先端部に至るに従って次第に細くなるテーパ状に形成されていることから、水中における水流抵抗を最小限に抑えることができると共に、水中投下後の沈下姿勢を安定させることができ、且つローリングの抑制や回頭性の向上により、疑似餌の直進安定性を確保することができる。
請求項5に記載の考案にあっては、前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、前端部が最も厚さ寸法が大きく、前端部から後端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることから、水中における水流抵抗を軽減することができ、その結果、ローリングの抑制や回頭性の向上により、疑似餌の直進安定性を確保することができる。
請求項6に記載の考案にあっては、前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、後端部が最も厚さ寸法が大きく、後端部から前端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることから、水中に投入する際の空気抵抗を最小限に抑えることができるので、気流に対して平行になるように姿勢を保持し、飛距離を大幅に伸ばすことができる。
請求項7に記載の考案にあっては、前記疑似餌はエギであって、前記胴部の後端部には針部が突設され、前記針部は、軸部と軸部の径方向に突出する針本体とからなり、前記固定部には前記針部が固定される挿入固定部が形成されていることから、前記胴部の後端部に前記フィンを確実且つ堅強に固定することができるので、ターゲットや障害物等との衝撃等による前記フィンの脱落を防止することができ、且つ特にイカ釣りに用いることができる。
請求項8に記載の考案にあっては、前記フィンが硬質素材からなる構成により、前記フィンの強度を高めることができると共に、水中における水流抵抗を最小限に抑えることができるので、ターゲットや障害物等との衝撃等による前記フィンの破損を防止することができ、且つローリングの抑制や回頭性の向上により、疑似餌の直進安定性を確保することができる。
請求項9に記載の考案にあっては、前記フィンが軟質素材からなる構成により、前記フィンを柔らかくすることができるので、使用者の操作性を向上させることができる。
請求項10に記載の考案にあっては、前記フィンが蓄光性蛍光体からなる塗料が塗布されていることから、疑似餌が水中に投入されると、蓄光性物質の発光による燐光を発するので、燐光によりターゲットが生物であると誤認することによる集魚効果により、大幅に釣果を上げることができる。
請求項11に記載の考案にあっては、前記フィンが透明素材からなる構成により、前記フィンの存在をターゲットに感知又は視認させにくくすることができるので、前記フィンの存在感を低下させることにより、例えば、前記胴部等の着色部分や上述した蓄光性物質による燐光等のフィン以外の要素を、ターゲットに対してアピールしやすくなると共に、疑似餌のボリューム感を抑えたように錯覚させることができる。
請求項13に記載の考案にあっては、前記フィンが前記胴部の背部側又は腹部側に設けられていることから、水中における姿勢を安定させることができるので、例えば、浮き上がりや浮き沈み等の水中における疑似餌の動作を容易にコントロールすることができる。
請求項14に記載の考案にあっては、前記フィン本体部が側面略三角形状に形成され、前方に膨出する円弧状の前端縁部と、前端縁部の先端部から後方に向かって幅寸法が小さくなる円弧状の外方縁部とから構成されているので、ターゲットの餌となり得る魚のヒレの外観形状を模した結果、外観品質に富んだ疑似餌を提供することができる。
図1は、本考案に係る疑似餌の第一の実施の形態を示し、本考案に係る疑似餌をエギに適用した場合を示す斜視図である。 図2は、本考案に係る疑似餌の第一の実施の形態を示し、本実施形態に係るエギの構成要素であるフィンを示す斜視図である。 図3は、本考案に係る疑似餌の第一の実施の形態を示し、本実施形態に係るエギ及びエギの構成要素であるフィンの断面を示しており、(a)はB−B断面図、(b)はA−A断面図である。 図4は、本考案に係る疑似餌の第一の実施の形態を示し、本実施形態に係るエギ及びエギの構成要素であるフィン及び針部の固定状態を示した図である。 図5は、本考案に係る疑似餌の第一の実施の形態を示し、本実施形態に係るエギ及びエギの構成要素であるフィン及び針部の固定状態を示した図である。 図6は、本考案に係る疑似餌の第二の実施の形態を示し、本実施形態に係るエギの背部にフィンを取付けた場合を示す斜視図である。 図7は、本考案に係る疑似餌の第三の実施の形態を示し、本実施形態に係るエギの背部及び腹部にフィンを取付けた場合を示す斜視図である。
以下、本考案に係る疑似餌に使用されるエギを実施の形態に基づき、図面を参照して詳細に説明する。なお、本考案の疑似餌は、以下の各実施形態(エギ)に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは可能である。
まず、本考案に係る疑似餌の第一の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るエギ10は、胴部11の腹部側にフィン12が、胴部11の尾部側には針部13が設けられている。また、胴部11の頭部側には、釣糸を結びつけるための糸環14が設けられている。
胴部11は、木や合成樹脂等の素材からなり、イカの主食であるエビを模した形状に形成されている。
図2に示すように、フィン12は、胴部11内に配設される固定部15と、固定部15に連設され、胴部11から外方に突出するフィン本体部16とからなると共に、図4に示すように、胴部11には、固定部15が挿入固定される空隙部17が設けられている。
図2に示すように、固定部15は、全体略薄型直方体形状に形成され、固定部15の後側面部25には、針部13が挿入固定される挿入凹部26が設けられている。
また、図2に示すように、固定部15の前側面部27には、全体略半円柱形状の前側係止凸部28が、表側面部29には、全体略半円柱形状の表側係止凸部30がそれぞれ設けられると共に、図4に示すように、空隙部17には、前側係止凸部28及び表側係止凸部30にそれぞれ係合する前側係合凹部31及び表側係合凹部32が設けられている。
図2に示すように、フィン本体部16は、側面略三角形状に形成され、前方に膨出する円弧状の前端縁部22と、前端縁部22の先端部23から後方に向かって幅寸法が小さくなる円弧状の外方縁部24とを有しており、フィン本体部16の厚さ寸法は、先端部23側よりも基端部19側が大きく形成されている。
図3(b)に示すように、フィン本体部16の前後方向におけるA−A断面形状は、前端部20が最も厚さ寸法が大きく、前端部20から後端部21に至るに従って次第に細くなるテーパ状に形成されている。
また、図3(a)に示すように、フィン本体部16の上下方向におけるB−B断面形状は、基端部19が最も厚さ寸法が大きく、基端部19から先端部23に至るに従って次第に細くなるテーパ状に形成されている。
図4及び図5に示すように、胴部11の胴部後端部33には針部13が突設され、針部13は、軸部34と軸部34の径方向に突出する針本体35とからなり、胴部11には、針部13が固定される挿入固定孔部36が形成されている。
次に、本考案に係る疑似餌の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエギ37は、上述した第一の実施形態に係るエギ10の構成要素のフィン12の固定場所が異なる以外は、エギ10と同一の構成であるので、本実施形態については、異なる部分についてのみ説明し、それ以外の部分については説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態に係るエギ37におけるフィン38は、胴部39の背部側に設けられている。
これにより、胴部39の前後方向の水流に対して同調することができるため、胴部39の左右方向への揺れを低減することができるので、ローリングの抑制や回頭性の向上により、エギ37の直進安定性を確保することができる。
次に、本考案に係る疑似餌の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るエギ40は、上述した第一の実施形態に係るエギ10の構成要素のフィン12の固定場所が異なる以外は、エギ10と同一の構成であるので、本実施形態については、異なる部分についてのみ説明し、それ以外の部分については説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態に係るエギ40におけるフィン41、42は、胴部43の背部側及び腹部側に、夫々、軸方向における同一部位に設けられている。
これにより、水中における姿勢を安定させることができるので、例えば、浮き上がりや浮き沈み等の水中におけるエギ40の動作を容易にコントロールすることができる。
なお、上述した各実施形態に係るエギの構成要素であるフィン本体部の断面形状としては、利用者の要望や疑似餌の種類等に合わせて、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することが可能である。
本考案においては、例えば、フィン本体部の前後方向における断面形状について、前端部の厚さ寸法が最も大きく、前端部から後端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されてもよいし、フィン本体部の前後方向における断面形状が、後端部の厚さ寸法が最も大きく、後端部から前端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されてもよい。
これにより、水中に投入する際の空気抵抗を最小限に抑えることができるので、気流に対して平行になるように姿勢を保持し、飛距離を大幅に伸ばすことができる。
また、上述した各実施形態に係る疑似餌の構成要素であるフィンの素材としては、利用者の要望や疑似餌の種類等に合わせて、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することが可能である。
本考案においては、例えば、金属、ポリカーボネート、アクリロニトリル(Acrylonitrile)・ブタジエン(Butadiene)・スチレン(Styrene)共重合合成樹脂(ABS)、アクリロニトリル(Acrylonitrile)・スチレン(Styrene)共重合合成樹脂(AS)等の硬質素材や、ポリプロピレン、エラストマー、ナイロン等の軟質素材、或いは、ポリカーボネート、ABS、AS等の透明素材を適用することができる。
これにより、フィンに硬質素材を適用することにより、フィンの強度を高めることができると共に、水中における水流抵抗を最小限に抑えることができるので、ターゲットや障害物等との衝撃等によるフィンの破損を防止することができ、且つローリングの抑制や回頭性の向上により、疑似餌の直進安定性を確保することができる。
フィンに軟質素材を適用することにより、フィンを柔らかくすることができるので、使用者の操作性を向上させることができる。
また、利用者の要望や疑似餌の種類等に合わせて、硫化亜鉛(ZnS系)、アルミン酸ストロンチウム(SrAl2O4系)等の畜光性蛍光体を含む塗料をフィンに塗布してもよいし、ポリカーボネート、ABS、AS等の透明素材を適用してもよい。
畜光性蛍光体を含む塗料をフィンに塗布することにより、疑似餌が水中に投入されると、蓄光性物質の発光による燐光を発するので、燐光によりターゲットが生物であると誤認することによる集魚効果により、大幅に釣果を上げることができる。
また、フィンに透明素材を適用することにより、フィンの存在をターゲットに感知又は視認させにくくすることができるので、フィンの存在感を低下させることにより、例えば、胴部等の着色部分や上述した蓄光性物質による燐光等のフィン以外の要素を、ターゲットに対してアピールしやすくなると共に、疑似餌のボリューム感を抑えたように錯覚させることができる。
なお、本考案においては、上述したポリカーボネート、ABS、AS等の素材を疑似餌の用途や顧客の要望などに応じて、適宜着色して利用することができる。
また、イカの捕食魚やエビ等のエキス、雌イカのホルモン物質等の魚を誘い込むための誘引物質等をフィンに含ませてもよい。
次に、本実施形態に係るエギ10におけるフィン12の胴部11への取り付け方法について説明する。
まず、図4及び図5に示すように、胴部11の腹部側に設けられた空隙部17にフィン12の固定部15を挿入し、空隙部17に設けられた前側係合凹部31及び表側係合凹部32に、固定部15に設けられた前側係止凸部28及び表側係止凸部30を、それぞれ係合させる。
空隙部17に設けられた前側係合凹部31及び表側係合凹部32に、固定部15に設けられた前側係止凸部28及び表側係止凸部30をそれぞれ係合させることにより、胴部11にフィン12を確実に固定することができる。
次に、図4及び図5に示すように、胴部11の胴部後端部33に設けられた挿入固定孔部36に針部13の軸部34を挿入し、更に、固定部15の後側面部25に設けられた挿入凹部26に軸部34を挿入して胴部11にフィン12を固定させる。
胴部11の挿入固定孔部36に針部13の軸部34を挿入し、更に、固定部15の挿入凹部26に軸部34を挿入して胴部11にフィン12を固定させることにより、前記胴部の後端部に前記フィンを確実且つ堅強に固定することができるので、ターゲットや障害物等との衝撃等によるフィン12の脱落を防止することができ、且つ特にイカ釣りに用いることができる。
次に、本考案に係る疑似餌の使用方法について説明する。なお、ここでは、第一の実施形態にかかるエギ10を用い、エギングと称されるイカ釣りを例に挙げて説明する。
まず、釣り人は、図1に示すように、糸環14にイカ釣り用の釣り糸(図示せず)を結び、釣り竿(図示せず)を振ってエギ10を狙った場所に向けて飛ばし(キャスト)、エギ10を海面に着水させる。これにより、エギ10は海底に向かって沈降(フォール)していく。
本実施形態にかかるエギ10においては、図3(a)に示すように、フィン本体部16の上下方向におけるB−B断面形状は、基端部19が最も厚さ寸法が大きく、基端部19から先端部23に至るに従って次第に細くなるテーパ状に形成されていることから、水中における水流抵抗を最小限に抑えることができると共に、水中投下後の沈下姿勢を安定させることができ、且つローリングの抑制や回頭性の向上により、エギ10の直進安定性を確保することができる。
次に、釣り人によって釣竿が大きく上方にしゃくられると、釣り糸に引っ張られてエギ10は高速で上方へと移動(ジャンプ)し、更に釣り糸が巻かれつつ竿先が左右に連続的に動かされると、エギ10は左右にジグザグに移動(ダート)する。
本実施形態にかかるエギ10においては、図3(b)に示すように、フィン本体部16の前後方向におけるA−A断面形状は、前端部20が最も厚さ寸法が大きく、前端部20から後端部21に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることから、水中における水流抵抗を軽減することができ、その結果、ローリングの抑制や回頭性の向上により、疑似餌の直進安定性を確保することができる。
これらの動作により、イカがエギ10を餌(ベイト)と勘違いしてエギ10に抱きつくと、イカに針部13が引っかかり、イカを釣り上げることができる。
なお、上述した各実施例にかかる疑似餌においては、胴部に対してフィンを完全に固定する構成を例に挙げて説明したが、フィンが所定の接着剤により固定されてもよいし、フィンが着脱可能に設けられてもよく、また、針部以外の支持体によりフィンが固定されてもよく、それらの場合であっても本実施例ともに上述した同様の作用及び効果を得ることが可能である。
また、上述した各実施形態に係る疑似餌においては、フィンが胴部側、背部側、又は胴部側及び背部側に設けられた構成を例に挙げて説明したが、利用者の要望や疑似餌の種類等に合わせて、フィンの固定位置や設置数を適宜変更することが可能であり、その場合であっても本実施形態ともに上述した同様の作用及び効果を得ることができる。
本考案に係る疑似餌は、ターゲットや障害物等との衝撃等による前記フィンの脱落を防止することができ、且つ水中における水流抵抗を軽減することができるので、ローリングの抑制や回頭性の向上により、疑似餌の直進安定性を確保することができ、その結果、エギ、プラグ、ジグ、ワーム、スッテ、イカ角として極めて有用であることから、産業上の利用可能性を有している。
10、37、40・・・エギ
11、39、43・・・胴部
12、38、41、42・・・フィン
13・・・針部
14・・・糸環
15・・・固定部
16・・・フィン本体部
17・・・空隙部
19・・・基端部
20・・・前端部
21・・・後端部
22・・・前端縁部
23・・・先端部
24・・・外方縁部
25・・・後側面部
26・・・挿入凹部
27・・・前側面部
28・・・前側係止凸部
29・・・表側面部
30・・・表側係止凸部
31・・・前側係合凹部
32・・・表側係合凹部
33・・・胴部後端部
34・・・軸部
35・・・針本体
36・・・挿入固定孔部

Claims (14)

  1. 胴部にフィンが設けられた疑似餌であって、前記フィンは、前記胴部内に配設される固定部と、前記固定部に連設され、前記胴部から外方に突出するフィン本体部とからなると共に、前記胴部には前記固定部が挿入固定される空隙部が設けられていることを特徴とする疑似餌。
  2. 前記フィンは、前記胴部の腹部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  3. 前記固定部には係止部が設けられると共に前記空隙部には前記係止部に係合する係合部が設けられ、前記フィンは前記胴部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  4. 前記フィン本体部の上下方向における断面形状は、基端部が最も厚さ寸法が大きく、基端部から先端部に至るに従って次第に細くなるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  5. 前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、前端部が最も厚さ寸法が大きく、前端部から後端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  6. 前記フィン本体部の前後方向における断面形状は、後端部が最も厚さ寸法が大きく、後端部から前端部に至るに従って細くなるようなテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  7. 前記疑似餌はエギであって、前記胴部の後端部には針部が突設され、前記針部は、軸部と軸部の径方向に突出する針本体とからなり、前記固定部には前記針部が固定される挿入固定部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  8. 前記フィンは硬質素材からなることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  9. 前記フィンは軟質素材からなることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  10. 前記フィンは蓄光性蛍光体からなる塗料が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  11. 前記フィンは透明素材からなることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  12. 前記フィンは前記胴部の背部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  13. 前記フィンは前記胴部の背部側及び腹部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
  14. 前記フィン本体部は側面略三角形状に形成され、前方に膨出する円弧状の前端縁部と、前端縁部の先端部から後方に向かって幅寸法が小さくなる円弧状の外方縁部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の疑似餌。
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