JP3184573B2 - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JP3184573B2 JP3184573B2 JP23968391A JP23968391A JP3184573B2 JP 3184573 B2 JP3184573 B2 JP 3184573B2 JP 23968391 A JP23968391 A JP 23968391A JP 23968391 A JP23968391 A JP 23968391A JP 3184573 B2 JP3184573 B2 JP 3184573B2
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Description
自動的にホワイトバランスを制御する機能を有する撮像
装置に関するものである。
り得られる複数の色信号を用いてホワイトバランスの補
正を行う装置においては、有彩色の被写体部分の影響を
避けるために、信号処理回路から得られるR(赤)−Y
(輝度),B(青)−Y及びY信号から、白に近い被写
体部分の信号のみを抽出して、その抽出された信号のみ
を用いてホワイトバランスを行う手法が知られている。
この手法は、具体的には上記抽出されたR−Y,B−Y
の平均値をゼロとするよう、これらの利得を制御するも
のである。
を示すブロック図であり、図9、図10はこの図8の撮
像装置のホワイトバランス制御動作を説明するための図
である。
示して、抽出する信号を説明するための図である。今、
色温度10000°Kにおいて白い被写体を撮影し、ホ
ワイトバランスがとれたものとし、この場合のカラービ
デオ信号に対応する点をP0とすると、色温度3000
°Kにおいて同一の被写体を撮影した時のカラービデオ
信号に対応する点はP1となる。
い被写体を撮影し、ホワイトバランスがとれたものと
し、この場合のカラービデオ信号に対応する点をP0と
すると、色温度10000°Kにおいて同一の被写体を
撮影した時のカラービデオ信号に対応する点はP2とな
る。
る、カラービデオ信号の色再現は図9中の太線Aに沿っ
て変化することになる。
影響が少なく、x方向のみが色温度に応じて変化すると
いうことである。
°Kの間で、ホワイトバランスの制御を行うことを考え
る。ここで、白い被写体もしくは白に近い被写体が変化
し得る範囲を考えると、x座標としては上記3000〜
10000°Kの変化によって白い被写体が変化し得る
範囲(c≧x≧d)、y座標としては太線Aに沿う範囲
(a≧y≧b)内、即ち、図9におけるハッチング領域
SIにあることは想像できる。
ものであり、以下にその動作を簡単に説明する。
2を介して入射された被写体光は、撮像素子1にて光電
変換され、この光電変換によって得られた信号が輝度信
号・色度信号生成回路2に入力される。輝度信号・色度
信号生成回路2では、Y信号の高周波成分YH ,Y信号
の低周波成分YL 及びR信号,B信号が生成され、R信
号,B信号は夫々利得制御回路3,4に入力される。
ンス補正回路18からの制御信号Rcont,Bcontにより
決定される利得にて夫々R信号,B信号を増幅し、利得
制御済R信号(R’),B信号(B’)として出力され
る。
共に、色差信号生成回路5に入力され、該回路5により
2種の色差信号(R−Y),(B−Y)が得られる。こ
の色差信号(R−Y),(B−Y)はYH 信号と共にエ
ンコーダ6に入力され、標準テレビジョン信号に変換さ
れて、端子23より出力される。
は上記自動ホワイトバランス補正回路18にも供給され
る。以下、この回路18について説明する。
ランプ回路7,8に入力され、互いのDC電位が合せら
れる。クランプ回路7,8を介した色差信号(R−
Y),(B−Y)は減算回路9及び加算回路10に入力
される。減算回路9では、クランプ回路7,8を介した
色差信号(R−Y),(B−Y)の差をとることにより
上述のx(=R−B)信号を生成しており、加算回路1
0ではこれらの和をとることにより上述のy(=R+B
−2Y)信号を生成している。
bに対応する基準レベルと比較し、比較器11はa≧y
であればローレベル(Lo)、a<yであればハイレベ
ル(Hi)の出力を行い、比較器12はy≧bであれば
Lo、y<bであればHiの出力を行い、その出力をオ
ア(OR)回路13に供給する。これにより、オア回路
13の出力はy信号が、a≧y≧bの範囲にある時のみ
Loとなり、それ以外の場合にはHiとなり、このオア
回路13の出力によりゲート回路14が制御される。
ゲート回路14において、オア回路13の出力がHiの
場合には遮断され、オア回路13の出力がLoの時には
導通される。ゲート回路14からの出力は、クリップ回
路15にてc<x,d>xの部分がクリップされ、制御
信号生成回路16に出力される。
た信号の平均値が基準電位、即ちホワイトバランスのと
れた状態に相当する電位と等しくなるように利得制御回
路3,4を制御するための補正信号zを出力する。
信号zはトラッキング補正回路17に供給され、該回路
17にて色温度の変化に伴うカラービデオ信号の変化軌
跡に沿ったホワイトバランス制御が行えるように補正さ
れ、Rcont,Bcontなる制御信号を得ている。利得制御
回路3,4はこのRcont,Bcontなる制御信号によって
その利得が決定される。
信号yが所定の範囲(b≦y≦a)内にある時のみ減算
器9の出力する信号xを抽出するので、有彩色の被写体
部分により、ホワイトバランス制御信号zが影響される
ことはない。また、この抽出されたx信号はクリップ回
路で所定範囲に制限されることになるので、必要以上の
利得補正を行うこともなく、これらの点で有彩色の被写
体の影響を受けないホワイトバランの補正を行うことが
できるといえる。
撮像装置にあっては、有彩色の被写体であるか否かの判
断はある所定の境界をもって明確に区別されており、こ
の判断の基準となる境界の近傍にあるような被写体を撮
影している場合には、ごく僅かな再度、色相の差によっ
て、ホワイトバランスがとれたり、とれなかったりす
る。また、被写体の微妙な変化によって出力されるカラ
ービデオ信号の色相が変化してしまうことがある。
る場合、図10に示すようにオレンジの色差ベクトルが
点Pa、青の色差ベクトルが点Pbに対応し、これらは
ともに上述のハッチング領域SI内に位置するため、ホ
ワイトバランスはこのままの状態にて安定することにな
る。ところが、ここでオレンジの色差ベクトルが図10
中Pa’に示す点に変化したとすると、Pa’はハッチ
ング領域の範囲SI外となり、この場合オレンジの被写
体部分の信号はホワイトバランスの補正に反映されな
い。
被写体部分のみを用いて行われることになり、青い被写
体部分の信号の色差ベクトルが点Pbから図中点Pb’
変化してしまい、本来のホワイトバランスからずれてし
まう。このことは、撮影時の画枠や、カメラの固体差、
被写体の動き等の原因により、僅かに色相の変化しただ
けで、ホワイトバランス補正の作用が大きくバラつくこ
とを意味する。
ホワイトバランスの補正が必要であるが、色温度が様々
に変化すると白に近い被写体に対応するビデオ信号の範
囲も様々に変化することになる。上述の図8の撮像装置
においては、常に色差ベクトルがハッチング領域SI内
の信号のみを用いることになるので、同一の被写体に対
応するビデオ信号であっても、色温度の変化によりホワ
イトバランスの補正に用いたり用いなかったりする。
トバランスの補正が、本来なされるべき補正とならない
場合が発生する。即ち、色温度によっては本来有彩色の
被写体であるにもかかわらず、ハッチング領域内の色差
ベクトルをもってしまう場合がある。例えば、色温度の
高い場合には、被写体光が青成分の多い色差ベクトルを
有する場合が多く、本来赤っぽい被写体であってもその
色差ベクトルが上記ハッチング領域内に入りこの本来赤
っぽい色が再現されず、退色状態となってしまう。同様
に、色温度が低い場合には青っぽい色が退色する。
子より得られた複数の色信号を用いてホワイトバランス
制御を行う撮像装置において、撮影時の画枠、カメラの
固体差、被写体の動き、さらには色温度の変化によら
ず、安定に、且、被写体の影響を受けないホワイトバラ
ンスの制御が行える撮像装置を提供することを目的とす
る。
本発明によれば、撮像手段より得られた色情報のうち、
白と判断すべき領域から抽出された色情報に基づいて、
ホワイトバランスを制御するホワイトバランス制御手段
を有し、前記ホワイトバランス制御手段は、被写体の明
るさが小さくなるにつれて、色温度の低い色情報をより
多く抽出するように前記白と判断すべき領域を変更する
構成とした。また、撮像手段より得られた色情報のう
ち、白と判断すべき領域から抽出された色情報に基づい
て、ホワイトバランスを制御するホワイトバランス制御
手段を有し、前記ホワイトバランス制御手段は、被写体
の明るさが小さくなるにつれて、色温度の高い色情報を
より少なく抽出するように前記白と判断すべき領域を変
更する構成とした。また、撮像手段より得られた色情報
のうち、白と判断すべき領域から抽出された色情報に基
づいて、ホワイトバランスを制御するホワイトバランス
制御手段を有し、前記ホワイトバランス制御手段は、被
写体の明るさが大きくなるにつれて、色温度の高い色情
報をより多く抽出するように前記白と判断すべき領域を
変更する構成とした。また、撮像手段より得られた色情
報のうち、白と判断すべき領域から抽出された色情報に
基づいて、ホワイトバランスを制御するホワイトバラン
ス制御手段を有し、前記ホワイトバランス制御手段は、
被写体の明るさが大きくなるにつれて、色温度の低い色
情報をより少なく抽出するように前記白と判断すべき領
域を変更する構成とした。
御に用いる色情報が抽出される色温度範囲を変更してい
るので、被写体に対する光源の色温度の僅かな変化によ
りホワイトバランス補正動作が変化することはなく、色
温度の変化によらずホワイトバランス補正が本来の補正
を行い得るようになし、特定色の退色現象等の誤補正の
少ない安定なホワイトバランス補正が行えるようになっ
た。
て説明する。
の要部概略構成を示すブロック図である。尚、図中、図
8と同様の構成要件については同一番号を付し、それら
の詳細な説明は省略する。
値からデジタル値に変換するA/D(アナログ−デジタ
ル)変換器、31はR−Y信号をアナログ値からデジタ
ル値に変換するA/D変換器、32はB−Y信号をアナ
ログ値からデジタル値に変換するA/D変換器、33は
後述するアイリス位置検出器45の出力信号をアナログ
値からデジタル値に変換するA/D変換器であり、34
はこれらの各A/D変換器30〜33の出力が入力さ
れ、後述の如くホワイトバランス制御のための重み付け
処理を行う重み付け演算部、35は重み付け演算部34
からの信号が供給され、ホワイトバランス補正用の制御
信号を形成する補正信号演算部、36,37は補正信号
演算部からの補正信号を夫々デジタル値カからアナログ
値に変換するD/A(デジタル−アナログ)変換器であ
る。
信号の利得を制御する利得制御回路3及びB信号の利得
を制御する利得制御回路4に対し、制御信号Rcont,B
contを供給する。
素子等よりなり、アイリス22の位置を検出し、図2に
示すようにアイリス解放時には高く、逆にアイリス閉塞
時には低いレベルの信号を出力し、A/D変換器33に
入力する。
施例を理解しやすくするためにハードウエア構成である
が如く図示しているが、実際はこれらの各構成要件30
〜37はマイクロコンピュータ40により構成されてお
り、該マイクロコンピュータ40には、各演算に必要な
タイミングを与えるために端子23より出力される標準
テレビジョン信号に付加されるべき同期信号が、同期信
号発生器50から供給されている。
0からYH 信号がデジタル化されたデータYH D、A/
D変換器31からR−Y信号がデジタル化されたデータ
RYD、A/D変換器32からB−Y信号がデジタル化
されたデータBYD、更にはA/D変換器33から上述
のアイリス位置検出器45の出力する信号がデジタル化
されたデータIRDが入力される。これらのA/D変換
器30〜33は高速で動作するため、入力される信号が
ビデオ信号である場合には細かい面積単位でデジタル化
できている。
の同期信号が入力されており、重み付け演算部34でブ
ランキング期間に対応するビデオ信号の不要部分を、こ
の同期信号を用いて演算処理には関与させないようにし
ている。
は、ブランキング期間を除くRYD,BYD,YH Dを
用いて演算を行うことになる。以下、この重み付け演算
部34の動作について詳細に説明する。
ア毎にA/D変換されたRYD及びBYDを基に、各エ
リア毎のx(=R−B)成分とy(=R+B−2Y)成
分をまず算出する。
Dにより、RYD及びBYDに対する重み係数Kを決定
する。本実施例の装置においては、後述のようにこの重
み係数の付与と、y成分,x成分との関係をIRDに従
い可変設定するが、ここでは、まず簡単のためIRDが
標準的な値IRD2である場合について説明する。
2×K3にて与えられ、係数K1は図3(a)に示すよ
うに上記y成分に従い決定される。即ち、y成分が−L
3≦y≦+L1の範囲にある場合には、K1=1.0で
あり、−L3≦y≦−(L3+L4)の範囲にある場合
には、1.0〜0.0の間で単調に減少する値をとる。
また、y成分がL1≦y≦(L1+L2)の範囲にある
場合にも1.0〜0.0の間で単調に減少する値をと
る。つまり、係数K1はy成分の変化に伴う被写体が白
さの度合いを示すものであり、この係数K1の値が1に
近い程白さの度合いが高く、0に近い程白さの度合いが
低いことを示している。
3(b)に示す如く与えられる。これは、x成分が非常
に大きい場合や非常に小さい場合には被写体自体の色に
よる信号であると判断できるため、被写体色が白でない
と考えられる。そのためx成分の範囲が−L7≦x≦L
5の場合には係数K2を1.0とし、−L7≦x≦−
(L7+L8)の範囲にある場合には、係数K2を1.
0〜0.0の間で単調に減少する値とする。また、x成
分がL5≦y≦(L5+L6)の範囲にある場合にも
1.0〜0.0の間で単調に減少する値とする。
ベルが(L9+L10)より大きければ、被写体色が白
である可能性が高く、係数K3を1.0とする。また、
YHDが(L9+L10)より低くなっていくと、被写
体色が白である可能性が低くなるので、係数K3をYH
DがL9になるまで1.0から0.0へ単純減少させ
る。YH DがL9以下の時には係数K3は0.0とす
る。但し、YH Dが(L9+L10+L11)より大き
い場合には、異常信号と見て係数K3を0.0とする。
数Kを算出し、A/D変換器31,32から供給される
RYD,BYDに対して重み付けを行う。即ち、重み付
け処理後のRYD,BYDを夫々RYD’,BYD’と
すると、これらは RYD’=K×RYD=K1×K2×K3×RYD BYD’=K×BYD=K1×K2×K3×BYD で与えらえる。
分,y成分の絶対値が大きくなるに従い、RYD’,B
YD’の値は元の値RYD,BYDより小さくなり、Y
H D成分が大きくなると元の値RYD,BYDに近づく
ことになる。
け処理を、画面全体の全てのRYD,BYDに対して行
いRYD’,BYD’を求め、これらのデータRY
D’,BYD’を後段の補正信号演算部35に供給す
る。
のRYD’,BYD’を平均し、これによって得られた
平均値AVR(RYD’),AVR(BYD’)がホワ
イトバランスがとれた状態のビデオ信号に対応する基準
値RER,REBと比較して、これらの平均値AVR
(RYD’),AVR(BYD’)を基準値RER,R
EBに一致させるための補正信号Rcont,Bcontを算出
し、D/A変換器36,37の供給する。
数K1,K2,K3の何れかが0.0である場合のRY
D’,BYD’は、上記補正信号の演算には用いられな
いことになる。これは画面全体の平均値を求める場合に
白ではないと判断された部分の信号を含んだ平均値を求
めると、ホワイトバランスを取りたい白い被写体部分の
データの影響が薄くなるからである。
換が行われ、N個のRYD’,BYD’が得られたとす
る。この時係数Kが0.0であり、RYD’=BYD’
=0.0であるデータがM個あったとすると、上記平均
値AVR(RYD’),AVR(BYD’)は、以下の
通り求められる。
D’3 +・・・+RYD’N-1 +RYD’N )/(N−
M) AVR(BYD’)=(BYD’1 +BYD’2 +BY
D’3 +・・・+BYD’N-1 +BYD’N )/(N−
M)
3,4を制御するホワイトバランス補正信号Rcont,B
contを算出した場合の効果について説明する。
写体を撮影した場合、このビデオ信号の色差ベクトルが
図4の点Paと、点Pbにあり、ホワイトバランスがと
れていたものとする。しかし、前述の様に各色差ベクト
ルは被写体の微妙な変化等により変化するものであり、
ここではオレンジの部分の色差ベクトルが図中点Paか
ら点Pa’へと変化したものとする。
いては、色差ベクトルとして点Pa’に位置する信号に
ついては抽出されなかったため、色差ベクトルが点Pb
となる信号、即ち青色の信号のみを抽出してホワイトバ
ランス補正を行っていたため、前述の様にこの青色信号
の色差ベクトルが点Pb’に移行する様に補正を行って
しまい、ホワイトバランスがとれなかった。これに対し
て、上述図1の実施例の撮像装置においては、色差ベク
トルが点Pa’にある信号についても完全に除外される
のではなく、白さの度合いに応じて重み付け係数Kが
1.0より少し小さくなるだけである。
夫々図3のx1,y1とし、YH Dを図3のYH D1と
した場合には、係数K1は0.8,係数K2は1.0,
係数K3は1.0となり、係数Kは0.8となる。従っ
て、点Paの色差ベクトルを有する信号部分のRYD,
BYDは0.8倍されることになる。そのため、ホワイ
トバランスは大きくずれることはなく、オレンジの色差
ベクトルが点Pa’’,青の色差ベクトルが点Pb’’
の位置で安定することになる。
撮影時の画枠や、カメラの固体差、被写体の動き等の原
因により、色相が変化しても誤補正のない安定したホワ
イトバランス補正が行える様になった。
位置検出器45の出力の利用について説明する。即ち、
重み係数Kと、y成分,x成分との関係をIRDに従い
可変設定する動作について、以下説明する。
Dに応じて係数K1〜K3を連続的に設定することによ
り、色相の微妙な変化によるホワイトバランスのずれや
不安定さは改善される。上記、重み係数Kと、y成分,
x成分との関係を可変設定することは、更に、色温度変
化軌跡近傍にある色を持つ被写体について、ホワイトバ
ランス補正により特定色の退色等の誤補正がが発生しな
い様にするものである。
昼間の太陽光の場合が多く、輝度も高い。一方、色温度
が低い場合に光源は屋内の白熱電球の光や夕焼けの場合
が多く、輝度は低い。このことを利用して、本実施例の
撮像装置においては重み付け演算部34においてアイリ
ス検出器45の出力をデジタル化したデータIRDに従
い、白い被写体と判断する領域、即ち、重み係数Kとy
成分,x成分との関係を可変設定する。
詳細に説明する。今、白い被写体と判断する領域は図4
に示す様に−L3≦y≦+L1,−L7≦x≦+L5の
範囲にx成分,y成分が入る領域であるが、この領域を
決定するL1,L3,L5,L7をIRDに従って可変
設定するものである。
図示の如く、L5,L7はIRDが大きくなる、即ちア
イリス22が解放状態に近くなるとL5を大きくし、L
7を小さくする。
示す。図中、横軸にはx成分の大きさ、縦軸にはL1,
L3の長さをとっており、図示の如くIRDが大きくな
るとx成分がマイナス領域におけるL1,L3が小さく
なり、x成分がプラス領域におけるL1,L3が大きく
なる。
ある場合(a)、標準的な値(IRD2)である場合
(b)、更には小さい値(IRD1)である場合(c)
の白と判断する領域の変化の様子を示す図であり、図示
の如き図7(a)に示す領域から、図7(c)に示す領
域へと領域の形状はIRDの値に応じて連続的に変化す
る。
像装置においては、輝度が小さい場合にはL5を大きく
すると共に、x成分がプラスの領域におけるL1,L3
を大きくして、オレンジもしくは赤の色差ベクトルを有
する信号を白い被写体と判断する領域により多く取り込
み、青の被写体の退色を防止している。
Dは小さくなり、L5を小さくすると共に、x成分がマ
イナスの領域におけるL1,L3を大きくして、青の色
差ベクトルを有する信号を白い被写体と判断する領域に
より多く取り込み、オレンジもしくは赤の被写体の退色
を防止している。
の明るさに応じて可変設定することにより、撮影中の色
温度の変化に追従して白と判断する領域が変化するの
で、同一の被写体でありながらその色差ベクトルが上記
領域内に入ったり入らなかったりすることはなく、ホワ
イトバランスの制御動作も安定する。
いては、RYD,BYDに対して連続的に変化可能な係
数Kを乗じる構成とすることによって、撮影時に被写体
の色相の微妙な変化があっても、安定で、誤補正のない
ホワイトバランス補正が行える。また、白と判断する領
域を被写体の明るさに応じて可変設定することにより、
退色現象等のない本来の被写体色に忠実なホワイトバラ
ンス補正が行え、撮影中の色温度の変化によらず安定な
ホワイトバランス補正が行える。
対して連続的に変化可能な係数Kを乗じる構成ととして
いるが、この係数Kとして少なくとも3つ以上の値を与
えてやれば、安定で、誤補正のないホワイトバランス補
正が行える。
−Y及びB−Yの値を示すデータRYD,BYDに係数
Kを直接乗じる構成としたが、x(=R−B)成分等の
他の複数の色信号に従う色情報に係数Kを乗じ、この係
数Kの乗じられた色情報を用いてホワイトバランス補正
を行う構成においても、この係数Kに対して3種以上の
値を与えてやれば同様の効果が得られる。
成分及びy成分の値に応じて可変設定しているが、RY
D,BYD等の複数の色信号に従うデータに応じて同様
に可変設定することができる。
応じて、白と判断する領域を可変設定しているが、YL
信号、別途設けられた外部測光回路の出力等の他の明る
さを示す信号に従うこの領域(複数の色信号の値と係数
との関係)の可変設定を行うことも可能である。
対して、前記複数の色信号の値に応じて定められる少な
くとも3種の係数により重み付けを行うことと、複数の
色信号の値と係数との関係を被写体の明るさに応じて連
続的に可変設定を行うことを両立しているが、これらの
一方のみを具現化した撮像装置においても前述した夫々
の効果は得られる。
においては、被写体の明るさに応じて、ホワイトバラン
ス制御に用いる色情報が抽出される色温度範囲を変更し
ているので、被写体に対する光源の色温度の僅かな変化
によりホワイトバランス補正動作が変化することはな
く、色温度の変化によらずホワイトバランス補正が本来
の補正を行い得るようになし、特定色の退色現象等の誤
補正の少ない安定なホワイトバランス補正が行えるよう
になった。
示すブロック図である。
の動作を説明するための図である。
る動作を説明するための図である。
伴う効果を説明するための図である。
決定因子の設定について説明するための図である。
定因子の設定について説明するための図である。
色差ベクトル図上で示す図である。
図である。
クトル図上で示す図である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 撮像手段より得られた色情報のうち、白
と判断すべき領域から抽出された色情報に基づいて、ホ
ワイトバランスを制御するホワイトバランス制御手段を
有し、 前記ホワイトバランス制御手段は、被写体の明るさが小
さくなるにつれて、色温度の低い色情報をより多く抽出
するように前記白と判断すべき領域を変更することを特
徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ホワイトバラン
ス制御手段は、さらに、前記被写体の明るさが小さくな
るにつれて、色温度の高い色情報をより少なく抽出する
ように前記白と判断すべき領域を変更することを特徴と
する撮像装置。 - 【請求項3】 撮像手段より得られた色情報のうち、白
と判断すべき領域から抽出された色情報に基づいて、ホ
ワイトバランスを制御するホワイトバランス制御手段を
有し、 前記ホワイトバランス制御手段は、被写体の明るさが小
さくなるにつれて、色温度の高い色情報をより少なく抽
出するように前記白と判断すべき領域を変更することを
特徴とする撮像装置。 - 【請求項4】 撮像手段より得られた色情報のうち、白
と判断すべき領域から抽出された色情報に基づいて、ホ
ワイトバランスを制御するホワイトバランス制御手段を
有し、 前記ホワイトバランス制御手段は、被写体の明るさが大
きくなるにつれて、色温度の高い色情報をより多く抽出
するように前記白と判断すべき領域を変更することを特
徴とする撮像装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記ホワイトバラン
ス制御手段は、さらに、前記被写体の明るさが大きくな
るにつれて、色温度の低い色情報をより少なく抽出する
ように前記白と判断すべき領域を変更することを特徴と
する撮像装置。 - 【請求項6】 撮像手段より得られた色情報のうち、白
と判断すべき領域から抽出された色情報に基づいて、ホ
ワイトバランスを制御するホワイトバランス制御手段を
有し、 前記ホワイトバランス制御手段は、被写体の明るさが大
きくなるにつれて、色温度の低い色情報をより少なく抽
出するように前記白と判断すべき領域を変更することを
特徴とする撮像装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
て、絞りの位置を検出することにより、前記被写体の明
るさが決定されることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23968391A JP3184573B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 撮像装置 |
EP92115060A EP0530793B1 (en) | 1991-09-05 | 1992-09-03 | White balance control circuit in an image pickup apparatus |
US07/940,239 US5530474A (en) | 1991-09-05 | 1992-09-03 | White balance correction device with correction signal limiting device |
DE69227869T DE69227869T2 (de) | 1991-09-05 | 1992-09-03 | Weissabgleichssteuerung für eine Bildaufnahmevorrichtung |
US08/582,584 US6108037A (en) | 1991-09-05 | 1996-01-03 | Image pickup apparatus in which the white balance controller contains a circuit to calculate the color temperature from the color signals |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1991-09-19 JP JP23968391A patent/JP3184573B2/ja not_active Expired - Lifetime
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