JP3184108B2 - 半導体集積回路の自動レイアウト方法 - Google Patents

半導体集積回路の自動レイアウト方法

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JP3184108B2
JP3184108B2 JP01427897A JP1427897A JP3184108B2 JP 3184108 B2 JP3184108 B2 JP 3184108B2 JP 01427897 A JP01427897 A JP 01427897A JP 1427897 A JP1427897 A JP 1427897A JP 3184108 B2 JP3184108 B2 JP 3184108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
自動レイアウト方法に関し、特にディジタル信号とアナ
ログ信号とが混在する半導体集積回路の自動レイアウト
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号とアナログ信号とが混在
し、ディジタル信号の配線とアナログ信号の配線が隣接
して配置されている場合、隣接する配線間の寄生容量に
よって、ディジタル信号がアナログ信号に重畳しアナロ
グ信号が劣化するという問題がある。
【0003】この対策として従来、アナログ信号の配線
の近くにシールド用配線を設けディジタル信号が直接ア
ナログ信号に飛び込まないようにする方法、ディジタル
信号の配線を迂回させて、この配線がアナログ信号の配
線の近くに配置されないようにする方法、ディジタル信
号の配線とアナログ信号の配線間隔を広げて配線間の寄
生容量を低減する方法など、いずれもマニュアル設計で
回路特性が満足するまで修正を繰り返していた。
【0004】上述したマニュアル作業による設計ミスや
回路特性を満足するまで修正を繰り返すことによる設計
期間の長期化への対策として、特開平7−74258に
マニュアル設計を自動化する方法が提案されている。
【0005】この従来例では、各機能ブロックの回路設
計後、各機能ブロックがブロック間配線をそのブロック
間配線以外の配線と隣接させない機能ブロックかどうか
を調べ、ブロック間配線をそのブロック間配線以外の配
線と隣接させないブロックのみ、各機能ブロックのレイ
アウト設計で入出力端子を特別の配線層に定義すると共
にこの入出力端子の近くに固定電位の入出力端子を設
け、各機能ブロックの自動配置を実施する。次に、特別
の配線層に定義された対象配線のみを配線3本分を含む
幅の配線で自動配線し、その配線を3本の配線に変換し
た後、この3本の配線を本来の配線層に変換する。最後
に、対象配線以外のすべての配線を自動配線することに
より、半導体チップ上に存在する全ての機能ブロック間
の配線処理を完了する。
【0006】上述した方法により、設計者が指定した信
号線に平行に位置する各信号配線のシールド配線を設
け、各信号間の相互干渉による回路特性が劣化しないよ
うに自動配線を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
集積回路の自動レイアウト方法は、各機能ブロックのレ
イアウト設計時にマニュアル設計で、他の信号配線との
クロストークが問題となる対象配線の端子の両側に定電
位の端子を設け、この定電位の端子を特別の配線層に定
義すると必要があり、マニュアル設計によるミスが発生
する危険性がある。
【0008】また、対象配線に隣接する対象配線と同一
配線層とのクロストークに対しては、対象配線の両側に
配置されたシールド配線によりシールドされるものの、
対象配線と異なる配線層とのクロストークに対しては、
単純に対象配線に対して配線禁止領域を設定するだけな
ので、対象配線近くの配線はこの配線禁止領域を迂回し
なくてはならず、冗長の配線領域が形成されるためチッ
プサイズが大きくなるという問題がある。
【0009】さらに、対象配線の両側に対象配線に平行
して自動的にシールド配線を配置するため、対象配線と
両側のシールド配線との間に大きな寄生容量が形成さ
れ、対象配線の信号速度が遅くなるという問題がある。
【0010】このため、本発明の目的は従来必要とした
マニュアル設計の工程を無くし、ディジタル信号が特性
上問題となるアナログ信号に混入してアナログ信号が劣
化するのを防止した半導体集積回路の自動レイアウト方
法を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、特性上問題と
なるアナログ信号が伝播する配線と同一配線層とのクロ
ストークを防止するだけでなく、従来の一律に配線禁止
領域を設定する方法を用いずに、アナログ信号が伝播す
る配線と異なる配線層とのクロストークを防止した半導
体集積回路の自動レイアウト方法を提供することにあ
る。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、特性上問題
となるアナログ信号が伝播する配線の両側に配置するシ
ールド配線を必要な箇所のみに配置することにより、寄
生容量を低減して動作速度を向上させた半導体集積回路
の自動レイアウト方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の半導
体集積回路の自動レイアウト方法は、回路特性上重要な
配線である対象配線に対応して対象配線の信号を伝達す
る信号配線と、前記信号配線の両側に所定距離だけ離れ
た位置に配置され前記信号配線を電気的にシールドする
第1のシールド配線と、前記信号配線に対し構造的に上
層に位置し前記信号配線を電気的にシールドする第2の
シールド配線から構成される配線要素を備え、半導体集
積回路を構成する各種回路ブロック間を接続する配線の
うち前記対象配線に特定の属性を付加し、この特定の属
性に従って前記配線要素を用いて前記対象配線を自動配
線することを特徴とする半導体集積回路の自動レイアウ
ト方法において、前記対象配線を自動配線した後、前記
対象配線以外の通常配線を自動配線し、前記第1のシー
ルド配線と前記通常配線のうちで構造的に前記第1のシ
ールド配線と同層の前記通常配線との距離が第1の指定
寸法以内であれば前記第1のシールド配線をそのまま残
し、前記第1の指定寸法以上であれば前記第1のシール
ド配線を削除することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本実施の形態による半導体集積回路
の自動レイアウト方法を示すフロ−チャ−ト、図2は図
1のフロ−チャ−トに基づき各ブロック間を配線した図
1の主要ステップにおける半導体集積回路の概略的平面
図、図3は図2において使用したポリシリコン層及び第
1アルミ配線を信号配線とし、両側にシールド配線を備
えた対象配線のシンボル図とこれに対応するレイアウト
図である。
【0016】初めに、ステップS1でNANDゲート、
フリップフロップなどのプリミティブブロックやプリミ
ティブブロックを用いて設計された乗算器などのマクロ
ブロックを使用して回路設計を行う。
【0017】次に、回路設計者は回路図を表示するディ
スプレイ装置を見ながら、特に信号劣化が問題となる対
象配線に属性を付加する。例えば、対象配線をマウスで
クリックして“1”を付加し、その他の信号配線は初期
値の“0”を付加する。
【0018】次に、ステップS3で属性が付加されたネ
ットリストを作成し、ステップS4でこのネットリスト
を参照してプリミティブブロック及びマクロブロックを
半導体チップの内部に設定された内部領域に配置した
後、ステップS5で属性を付加した信号配線のみを最初
に自動配線する。
【0019】これを図2(a)を参照して説明する前
に、図3に示すポリシリコン配線と第1アルミ配線によ
る対象配線のシンボル図とこれに対応するレイアウト図
及び図4に示すポリシリコン配線と第1アルミ配線によ
る対象配線の模式的構造断面図について説明する。図3
(a)に示すポリシリコン対象配線は、ポリシリコン信
号配線110と、ポリシリコン信号配線110の両側に
配置されたポリシリコンシールド配線121,122
と、第1アルミシールド配線230から構成される。図
3(a)のシンボル図をレイアウト図として表現すると
図3(b)のようになり、ポリシリコン信号配線110
は、指定された幅と長さを有するポリシリコン信号配線
110’に対応し、同様にポリシリコンシールド配線1
21,122に対応するポリシリコンシールド配線12
1’,122’は、ポリシリコン信号配線110’の両
側に指定された距離だけ離れた位置に配置されている。
【0020】図3(b)の模式的構造断面図を図4
(a)に示す。図4(a)において、110”はポリシ
リコン信号配線、121”,122”はポリシリコン信
号配線110”の両側に配置されたポリシリコンシール
ド配線、230’は、第1アルミシールド配線、23
1’はポリシリコン信号配線110”の近くに配置され
た第1アルミ信号配線である。
【0021】第1アルミ信号配線231’と第1アルミ
シールド配線230’間には容量C1が、第1アルミ信
号配線231’とポリシリコンシールド配線122”間
には容量C2が形成されるため、第1アルミ信号配線2
31’から容量C1,C2を介して第1アルミシールド
配線230’及びポリシリコンシールド配線122”に
信号が混入するものの、ポリシリコン信号配線110”
には何ら影響を与えない。
【0022】同様に、図3(c)に示す第1アルミ対象
配線は、第1アルミ信号配線210と、第1アルミ信号
配線210の両側に配置された第1アルミシールド配線
221,222と、第2アルミシールド配線310から
構成される。図3(c)のシンボル図をレイアウト図と
して表現すると図3(d)のようになり、第1アルミ信
号配線210は、指定された幅と長さを有する第1アル
ミ信号配線210’に対応し、同様に第1アルミシール
ド配線221,222に対応する第1アルミシールド配
線221’,222’は、第1アルミ信号配線210’
の両側に指定された距離だけ離れた位置に配置されてい
る。
【0023】図3(d)の模式的構造断面図を図4
(b)に示す。図4(b)において、210”は第1ア
ルミ信号配線、221”,222”は第1アルミ信号配
線210”の両側に配置された第1アルミシールド配
線、310’は、第2アルミシールド配線、232’は
第1アルミ信号配線210”の近くに配置された第1ア
ルミ信号配線、311’は第1アルミ信号配線210”
の近くに配置された第2アルミ信号配線である。
【0024】第1アルミ信号配線232’と第1アルミ
シールド配線222”間には容量C3が、第1アルミ信
号配線232’と第2アルミシールド配線310’間に
は容量C4が形成されるため、第1アルミ信号配線23
2’から容量C3,C4を介して第1アルミシールド配
線222”及び第2アルミシールド配線310’に信号
が混入するものの、第1アルミ信号配線210”には何
ら影響を与えない。
【0025】同様に、第2アルミ信号配線311’と第
1アルミシールド配線222”間には容量C5が、第2
アルミ信号配線311’と第2アルミシールド配線31
0’間には容量C6が形成されるため、第2アルミ信号
配線311’から容量C5,C6を介して第1アルミシ
ールド配線222”及び第2アルミシールド配線31
0’に信号が混入するものの、第1アルミ信号配線21
0”には何ら影響を与えない。
【0026】図2(a)において、1〜4はプリミティ
ブブロック又はマクロブロックであり(ここでは、マク
ロブロックとして説明するがプリミティブブロックでも
かまわない)、11,12はマクロブロック1の入出力
端子、13は電源用端子、21はマクロブロックの入出
力端子、22は接地用端子、31,32はマクロブロッ
ク3の入出力端子、33は電源用端子、41はマクロブ
ロック4の入出力端子、42は接地用端子である。ま
た、入出力端子21,32間に属性を付加した対象配線
であるポリシリコン対象配線101,102及び第1ア
ルミ対象配線201が配置されている。
【0027】次に、図2(b)に示すようにステップS
6で、ステップS5で配線したポリシリコン対象配線及
び第1アルミ対象配線を展開する。すなわち、図2
(b)において、ポリシリコン対象配線101,102
は、それぞれポリシリコン信号配線110a,110
b、ポリシリコンシールド配線121a,122a,1
21b,122b及び第1アルミシールド配線230
a,230bに展開され、第1アルミ対象配線201は
第1アルミ信号配線210a、第1アルミシールド配線
221a,222a及び第2アルミシールド配線310
aに展開される。
【0028】このとき、後のステップで図形演算が容易
にできるようにポリシリコンシールド配線及び第1アル
ミシールド配線は、ポリシリコン配線及び第1アルミ配
線のレベルとは別の層を用いて展開される。例えば、図
形処理システムにおいて、図5に示すように、最終的に
マスクを作成するためのデータとなるポリシリコンのレ
ベルを50層とし、ポリシリコンシールド配線のレベル
を51層、ポリシリコン対象配線のポリシリコン信号配
線のレベルを52層とする。
【0029】次に、図2(c)に示すように、ステップ
S7で属性を付加しない通常配線を自動配線する。図2
(c)において、マクロブロック1の入出力端子11と
クロブロック3の入出力端子31は、ポリシリコン配線
103で配線される。また、マクロブロック1の入出力
端子12からポリシリコン配線104で垂直方向に配線
され、次いで第1アルミ配線202で水平方向に配線さ
れ、さらに、第2アルミ配線301でポリシリコン信号
配線110a、ポリシリコンシールド配線121a,1
22a及び第1アルミシールド配線230aの上を通過
し、第1アルミ配線203で再び垂直方向に配線された
後、最後にポリシリコン配線105でマクロブロック4
の入出力端子41に接続する。また、電源用端子13,
33は電源配線250で相互に接続され、接地用端子2
2,42は接地配線260で相互に接続される。
【0030】次に、ステップS8でシールド配線上部を
通過する配線があるかどうかを検証し、シールド配線上
部を通過する配線が存在しない場合は、ステップS9で
シールド配線のうち構造断面図における上層のシールド
配線を削除し、シールド配線上部を通過する配線が存在
する場合は、ステップS10の処理を実行する。
【0031】図2(c)において、ポリシリコンシール
ド配線121a,122a及び第1アルミシールド配線
230aの上を第2アルミ配線301が通過しているの
で、上層のシールド配線である第1アルミシールド配線
230aはそのまま残すが、ポリシリコンシールド配線
121b,122b及び第1アルミシールド配線230
bの上を配線が通過していないので、上層のシールド配
線である第1アルミシールド配線230bは削除する。
同様に、第1アルミシールド配線221a,222a及
び第二アルミシールド配線310aの上を通過する配線
も存在しないので、第2アルミシールド配線310aは
削除する。
【0032】このように、シールドを必要としないシー
ルド配線を削除することにより、ポリシリコン信号配線
又は第1アルミ信号配線とシールド配線との容量を必要
最小限の大きさに小さくできるので、信号配線の信号を
高帯域化することができる。
【0033】次に、ステップS10でポリシリコンシー
ルド配線又は第1アルミシールド配線周囲の制限寸法d
(μ)以内にシールド配線と構造断面図における同層の
信号配線が存在するかどうかを検証し、同層の信号配線
が存在しなければステップS11でシールド配線を削除
し、同層の信号配線が存在すればステップS12の処理
を実行する。
【0034】図2(c)において、ポリシリコンシール
ド配線121a,122aの近傍にはポリシリコン信号
配線が存在しないので、ポリシリコンシールド配線12
1a,122aは削除し、同様に第1アルミシールド配
線221a,222bの近くにも第1アルミ配線が存在
しないので、第1アルミシールド配線221a,222
bも削除する。
【0035】また、ポリシリコンシールド配線122b
の近くにはポリシリコン配線103が存在するため、ポ
リシリコンシールド配線122bはそのまま残すが、ポ
リシリコンシールド配線121bの近くにはポリシリコ
ン配線が存在しないので、ポリシリコンシールド配線1
21bを削除する。
【0036】ここで、制限寸法d(μ)は、ディジタル
信号のダイナミックレンジ、信号速度、アナログ信号の
許容S/N(信号対雑音比)、半導体チップ上の層間絶
縁膜の厚さと比誘電率などにより予め決定され、自動配
線を実行する前にその値をパラメータとして指定してお
く。
【0037】また、制限寸法d(μ)以内にシールド配
線と同層の配線が存在するかどうかを検証するためには
次のような方法で行う。図5において、ポリシリコンシ
ールド配線132のレベルである51層と、ポリシリコ
ン配線133のレベルである50層との距離がd(μ)
以内にある箇所をコンピュータを用いてDRC(Des
ign Rule Check)で検証する。このと
き、ポリシリコン信号配線131とポリシリコン配線1
33のレベルが異なっているために、ポリシリコンシー
ルド配線132の内側にあるポリシリコン信号配線はD
RC処理を実行する際に無視され、ポリシリコンシール
ド配線132の外側にあるポリシリコン配線133との
寸法がチェックされる。
【0038】次にステップS12において、ポリシリコ
ンシールド配線及び第1アルミシールド配線を電源又は
接地電位などの定電位にバイアスする。いづれの電位に
バイアスするかはレイアウトの都合上及び信頼性の要求
から予めシステム側に指定しておく。
【0039】図2(d)において、第1アルミシールド
配線230aとポリシリコンシールド配線122bをい
ずれも電源配線250に接続することにより、両方のシ
ールド配線は電源電位に固定されるため、ノイズがシー
ルド配線に飛び込んできても、シールド配線が電位的に
変動しシールド配線とシールドすべきポリシリコン信号
配線や第1アルミ信号配線とでクロストークを生じ、ア
ナログ信号が劣化するという問題は生じない。さらに、
自動的にシールド配線をバイアス処理するのでレイアウ
ト設計の期間が短縮するばかりでなく、マニュアル設計
によるミスも生じない。
【0040】最後に、ステップS13において、対象配
線を構成する信号配線及びシールド配線をレベル変換す
る。例えば、ポリシリコン対象配線については、ポリシ
リコン信号配線の52層とポリシリコンシールド配線の
51層をともにポリシリコン配線の50層にレベル変換
して、マスク作成用のデータ層とする。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による半導
体集積回路のレイアウト方法は、回路設計者が回路図を
表示装置で見ながら、特性上問題となる対象配線に属性
を付加し、全自動で対象配線に対してシールド配線を配
置しシールド配線を定電位にバイアスすることにより、
レイアウト設計工程でのマニュアル作業を無くすことが
でき、設計ミスの防止と設計期間の短縮を計ることがで
きる。
【0042】また、対象配線に対して構造断面図におい
て上層に位置するシールド配線を接地するため、このシ
ールド配線の上を信号配線が通過しても、この信号配線
と対象配線はクロストークを生じない。従って、信号配
線がシールド配線の上を通過できないため信号配線が迂
回して配置され無駄な配線スペースが生じ、チップサイ
ズが大きくなるという問題がなくなる。
【0043】さらに、シールド配線と対象配線を構成し
ている信号配線を除く信号配線を図形演算し不必要なシ
ールド配線を削除することにより、シールド配線と対象
配線を構成している信号配線の容量を必要最小限の値に
することができ、対象配線を構成している信号配線を伝
播する信号を高速化することができるだけでなく、アナ
ログ信号の劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の半導体集積回路の自動レイアウ
ト方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】図1の主要ステップにおける半導体集積回路の
概略的な平面図である。
【図3】対象配線すなわち両側にシールド配線を備えた
信号配線のシンボル図と、これに対応するレイアウト図
である。
【図4】ポリシリコン対象配線及び第1アルミ対象配線
の模式的構造断面図である。
【図5】ポリシリコンシールド配線とポリシリコン配線
とのDRC演算を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1〜4 マクロブロック 11,12,21,31,32,41 入出力端子 13,33 電源用端子 22,42 接地用端子 101,102 ポリシリコン対象配線 103〜105,133 ポリシリコン配線 110,110’,110”,110a,110b,1
31 ポリシリコン信号配線 121,121a,121b,122,122a,12
2b,121’,122’,121”,122”,13
2 ポリシリコンシールド配線 201 第1アルミ対象配線 202,203 第1アルミ配線 210,210a,210’,210”,231’,2
32’ 第1アルミ信号配線 221,221a,222,222a,221’,22
1”,222’,222”,230,230a,230
b,230’ 第1アルミシールド配線 301 第2アルミ配線 310,310a,310’ 第2アルミシールド配
線 311’ 第2アルミ信号配線 250 電源配線 260 接地配線 C1〜C6 容量
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 G06F 17/50 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路特性上重要な配線である対象配線に
    対応して対象配線の信号を伝達する信号配線と、前記信
    号配線の両側に所定距離だけ離れた位置に配置され前記
    信号配線を電気的にシールドする第1のシールド配線
    と、前記信号配線に対し構造的に上層に位置し前記信号
    配線を電気的にシールドする第2のシールド配線から構
    成される配線要素を備え、 半導体集積回路を構成する各種回路ブロック間を接続す
    る配線のうち前記対象配線に特定の属性を付加し、この
    特定の属性に従って前記配線要素を用いて前記対象配線
    を自動配線することを特徴とする半導体集積回路の自動
    レイアウト方法において、前記対象配線を自動配線した後、前記対象配線以外の通
    常配線を自動配線し、前記第1のシールド配線と前記通
    常配線のうちで構造的に前記第1のシールド配線と同層
    の前記通常配線との距離が第1の指定寸法以内であれば
    前記第1のシールド配線をそのまま残し、前記第1の指
    定寸法以上であれば前記第1のシールド配線を削除する
    ことを特徴とする半導体集積回路の自動レイアウト方
    法。
  2. 【請求項2】 回路特性上重要な配線である対象配線に
    対応して対象配線の信号を伝達する信号配線と、前記信
    号配線の両側に所定距離だけ離れた位置に配置され前記
    信号配線を電気的にシールドする第1のシールド配線
    と、前記信号配線に対し構造的に上層に位置し前記信号
    配線を電気的にシールドする第2のシールド配線から構
    成される配線要素を備え、 半導体集積回路を構成する各種回路ブロック間を接続す
    る配線のうち前記対象配線に特定の属性を付加し、この
    特定の属性に従って前記配線要素を用いて前記対象配線
    を自動配線することを特徴とする半導体集積回路の自動
    レイアウト方法において、 前記第2のシールド配線と前記通常配線との距離が第2
    の指定寸法以内であれば前記第2のシールド配線をその
    まま残し、前記第2のシールド配線と前記通常配線との
    距離が前記第2の指定寸法以上であれば前記第2のシー
    ルド配線を削除することを特徴とする半導体集積回路の
    自動レイアウト方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のシールド配線と前記通常配線
    のうちで構造的に前記第1のシールド配線と同層の前記
    通常配線との距離を算出するときに、前記第1のシール
    ド配線及び前記対象配線の信号を伝達する信号配線の図
    形処理システム上規定するレベルは、露光用マスクを作
    成するときのレベルとはそれぞれ異なることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体集積回路の自動レイアウト方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1又は第2のシールド配線のうち
    削除されないで残った前記第1又は第2のシールド配線
    と一定電位である定電位源とを接続するための配線を設
    けることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の半導
    体集積回路の自動レイアウト方法。
  5. 【請求項5】 前記定電位源は、半導体基板のバイアス
    用コンタクト又はウェルのバイアス用コンタクトである
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路の自動
    レイアウト方法。
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