JP3183960B2 - セメント系組成物混合用の保水剤 - Google Patents

セメント系組成物混合用の保水剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,混合物の保水性及び硬
化物の圧縮歪み,弾力性に優れた,セメント系組成物混
合用の保水剤に関する。
【0002】
【従来技術】セメント系組成物としては,例えば,コン
クリート,モルタル等がある。コンクリートは,一般
に,セメントに砂利,その他の骨材等を混合したもので
ある。また,モルタルは,一般に,セメントに砂,その
他の骨材等を混合したものである。そして,セメント系
組成物は,必要量の水を混合し,硬化反応を行なわせて
硬化させる。
【0003】上記セメントとしては,普通ポルトランド
セメント,早強ポルトランドセメント,アルミナセメン
ト,ジェットセメント,速硬化セメント,特殊セメント
等の各種セメント及びこれらの混合物を用いる。しかし
ながら,上記セメント組成物は,その硬化に至る過程に
おいて,蒸散による水の損失が大きい場合には,硬化物
の表面において,硬化不良を生じる場合がある。
【0004】そのため,上記硬化物は所定以上の強度が
得られず,特に厚さが10mm以下の場合には,その強
度の低下が顕著である。それ故,かかる硬化物は,保水
性に優れず,舗道用敷物,建築用床材等の用途に適さな
い場合がある。上記硬化不良の原因である水蒸発を防止
する第1の方法としては,上記硬化物の半硬化時に水で
濡らした筵やこも(シート状物)によって,その表面を
覆う手段がある。
【0005】しかしながら,この方法は,作業者の勘や
経験によるところが大きく,施工使用時にバラツキを生
じ易く,作業が煩雑である。そこで,第2の方法とし
て,硬化物の表面に合成ゴムラテックス又はエマルジョ
ン乳剤など液状物を散布し,硬化物表面に薄膜を形成す
る水蒸発防止方法がある。また,第3の方法として,保
水性を有するメチルセルローズ(商品名メトローズ)を
セメント系組成物中に,予め,混合しておく方法があ
る。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には,次の問題点がある。即ち,第2の方法は,ゴムラ
テックス等を比較的多量に混合しなければ,保水性が充
分得られない。反面,多量に混合すると増粘過剰とな
り,施工仕上げ時におけるコテ離れ性が悪くなる。ま
た,コスト高である。また,第3の方法は,セメント系
組成物中に水を混合すると増粘過剰となり,コテ離れ性
が悪くなる。また,モルタル,コンクリートの流動性,
脱泡性が悪くなる。そのため,コンクリート等の打設や
仕上げ作業に支障を生じる。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,セメント系組成物と混合
するための保水剤であって,該保水剤はゴム発泡体,プ
ラスチック発泡体等の発泡弾性材を粉砕した発泡粉砕物
よりなり, かつ,保水剤としての該発泡粉砕物は,多数
の連続状気孔を有すると共に施工使用時には該連続状気
孔内に水が侵入し保持され,該水が徐々に硬化物の表面
に侵出してきて上記セメント系組成物の硬化反応時に利
用されるよう構成してなることを特徴とするセメント系
組成物混合用の保水剤にある。本発明において最も注目
すべきことは,保水材は発泡弾性材を粉砕した発泡粉砕
物よりなることにある。
【0008】発泡弾性材としては,例えばゴム発泡体,
プラスチック発泡体等を用いる。上記発泡粉砕物は,上
記発泡弾性材の粉砕時において,その独立気泡体の一部
が破壊されて連続気孔状態に変化したもの(図1参照)
用いる。これにより,セメント系組成物を使用する際
における保水力が増大し,保水性が向上する。上記保水
剤は,例えば舗道用敷物,庭園用踏み石,ホテルやステ
ーション等の建築用床材,道路,船舶デッキ用のコンク
リート又はモルタルに対して混合する。
【0009】上記保水剤は,セメント系組成物と混合す
る。セメント系組成物としては,セメントと砂利とその
他の混和物からなるコンクリート又はセメントと砂とそ
の他の混和物からなるモルタルがある。また,保水剤
は,上記コンクリート又はモルタルに天然ゴムラテック
ス,合成ゴムラテックス,合成樹脂エマルジョン,パウ
ダーエマルジョン剤等のポリマー成分を添加したポリマ
ーコンクリート又はポリマーセメントモルタルに混合す
ることもできる。
【0010】ここで,パウダーエマルジョン剤とは,パ
ウダー状態でセメント系組成物に混合し,水の添加によ
りエマルジョン状態になるものをいう。それ故,保水剤
は,コンクリート又はモルタル施工使用時における保水
性と保水剤自身がゴム弾性を有するため,硬化物の圧縮
歪み,弾力性が優れた,セメント組成物と混合するため
の混和剤として使用できる。
【0011】
【作用及び効果】本発明は,前記組成により,セメント
系組成物と保水剤との混合物を構成している。そのた
め,施工使用時の保水性,上記硬化物の圧縮歪み,弾力
性に優れた,セメント系組成物混合用の保水剤を提供す
ることができる。上記のごとく,硬化物の保水性及び弾
力性が優れている理由としては,次のように考えられ
る。
【0012】即ち,上記保水剤としての発泡粉砕物は,
多孔質で連続状気孔を有する(図1参照)。そのため,
施工使用時においては,多数の連続状気孔内に水が侵入
し保持される。そして,この水が徐々に硬化物の表面に
侵出してきて,セメント系組成物の硬化反応時におい
て,有効に利用され,硬化反応を促進させる。また,保
水剤自身がゴム弾性を有するため,硬化物も弾性を有す
る。
【0013】一方,上記発泡粉砕物とポリマー成分とを
混合したポリマーコンクリート又はポリマーセメントモ
ルタルにおいては,連続状気孔と弾力性のある結合剤と
してのゴムラテックス等のポリマー成分が相乗的に作用
して,圧縮強度,圧縮歪み等に関連して弾力性が一層向
上する。また,上記保水剤としての発泡粉砕物は,増粘
作用が少ないため,施工使用時のコテ離れ性が良い。そ
のため,施工作業性に優れる。一方,上記発泡粉砕物は
優れた弾力性を有するため,適度なクッション性を有す
る有機系骨材としての機能を有する。
【0014】それ故,コンクリート又はモルタルに混合
される砂や砂利に加えて,保水性,弾力性を有する骨材
がセメント系組成物中に混合されることになる。その結
果,コンクリート又はモルタルを主原料とする硬化物の
表面にはクラック等の欠陥を生ずることがなく,施工使
用時におけるコテ仕上げ性及びコテ離れ性が良好とな
る。それ故,本発明によれば,硬化物が保水性,圧縮歪
み,弾力性に優れた,セメント系組成物混合用の保水剤
を提供することができる。
【0015】
【実施例】
実施例1〜6,比較例1〜8 以下,本発明のセメント系組成物混合用の保水剤にかか
る実施例を,比較例と共に説明する。本例は,保水剤と
してゴム発泡体粉砕物を用いたものである。本例におい
ては,まずセメント系組成物と保水剤とを種々の割合で
混合し,これに水を混合し,ブロック状の硬化物を得
た。そして,この硬化物につき,保水性,圧縮強度,圧
縮歪み,曲げ強度などの諸物性を測定した。これらの結
果を,表1,表2に示す。
【0016】上記保水率はJISA−6904,圧縮強
度はJISA−1108に準じて測定する。また,圧縮
歪みはダイヤルゲージ法,曲げ強度はJISR−520
1により測定した。なお,保水率の2分値とは,アスピ
レーターにより50mmHgで2分間吸引濾過した後の
重量減少率である。また,圧縮歪みの破壊時歪とは,直
径5cm,高さ10cmの供試体を圧縮し破壊した時の
変形歪である。次に,実施例1〜6,比較例1〜8につ
き,図1,図2及び表1を用いて説明する。
【0017】即ち,まず実施例1〜6において,普通ポ
ルトランドセメントとしては,石灰石,粘土,酸化鉄等
を主原料とし,これらを適当な割合に混合したものを高
熱で焼成した後に,適量の石膏を加えて微粉砕したもの
を用いる。上記4号珪砂としては,比重が2.54のモ
ルタル用骨材を用いる。保水剤11としては,図1に示
すごとく,ゴム発泡体の粉砕時において,その独立気泡
体の一部が破壊されて連続状気孔110の状態に変化し
たものを用いる。なお,図1において,符号1はセメン
ト系の混合物,12は骨材,13は普通ポルトランドセ
メントを示す。
【0018】
【表1】
【0019】連続状気孔110は,図1に示すごとく,
上記混合物1において,保水剤11は表面凹部111を
有し,またこれが内部気孔112と連結したものであ
る。また,保水剤11の表面には小さな導管113を有
し,上記内部気孔112を有する。これに対し,比較例
の混合物4は,図5に示すごとく,上記ゴム無発泡体4
3が,上記連続状気孔を有しない。また,独立気孔も有
しない。
【0020】なお,図5において,符号41は骨材,4
2は普通ポルトランドセメントを示す。また,上記ゴム
発泡体,ゴム無発泡体とも平均粒径が約1mmのものを
用いる。なお,上記ゴム発泡体は,比重が約0.55で
あるのに対し,上記ゴム無発泡体は約1.25のものを
用いる。そのため,表1に示すごとく,実施例5におけ
るゴム発泡体が13gと,比較例7におけるゴム無発泡
体が29.5gとは,ほぼ体積が等しいものを用いる。
【0021】即ち,ゴム発泡体13gが23.64cc
であるのに対し,ゴム無発泡体29.5gが23.6c
cである。また,これに対応して,上記4号珪砂を24
0g(94.49cc)を用いる。また,比較例2にお
いて,メトローズとしては,市販のメチルセルロースを
用いる。このメトローズは,保水性を高めるための前記
従来例(第3の方法)に相当するものである。なお,比
較例1〜8は,ゴム発泡体を混合することなく,ゴム無
発泡体が混合してある。そして,これらの配合量は,全
て重量部で示す。
【0022】表1,図2より知られるごとく,保水性に
関しては,本発明の実施例1〜6は,85.4〜92.
3%である。これに対し,比較例1〜8は,78.2〜
80.5%である。それ故,実施例1〜6の保水性は,
いずれも比較例1〜8よりも優れていることは明らかで
ある。圧縮強度に関しては,表1に示すごとく,実施例
1〜6は30.2〜67.2kg/cm2 であるのに対
し,比較例1〜8は32.8〜106.4kg/cm2
である。この圧縮強度に関しては,比較例1〜8は,実
施例1〜6よりも一般に圧縮強度が小さいことがわか
る。
【0023】また,圧縮歪みに関しては,表1,図2よ
り知られるごとく,実施例1〜6は,21.2〜41.
9×10-2mmであるのに対し,比較例1〜8は3.5
〜24.6×10-2mmである。この圧縮歪みの値より
みて,実施1〜6のセメント系組成物を用いた硬化物
は,比較例よりも弾力性に優れていることが分かる。こ
れは,図1に示すごとく,本例のセメント系組成物と保
水剤11との混合物を用いた硬化物内には,上記連続状
気孔110を多数有しており,セメント成分と保水剤1
1との密着性に優れていると考えられる。
【0024】曲げ強度に関しては,表1に示すごとく,
実施例1〜6は7.2〜14.1kg/cm2 であるの
に対し,比較例1〜8は4.3〜24.5kg/cm2
である。なお,比較例の中には実施例よりも圧縮強度,
曲げ強度に関しても優れているものがある。これは,比
較例1,2にはゴム無発泡体を混合していないためであ
ると考えられ,この際の圧縮歪は,極く小さな値を示
す。以上のごとく,本例によれば,保水性,圧縮歪み,
弾力性に優れた,セメント系組成物と保水剤とからなる
硬化物を得ることができる。
【0025】実施例7〜12,比較例9〜14 本例は,保水剤としてゴム発泡体粉砕物を,またポリマ
ー成分としてSBRラテックスを用いる。即ち,表2に
示すセメント系組成物と保水剤との混合物を用いた硬化
物につき,保水性,弾力性等を測定する。上記表2中の
保水率,圧縮強度,圧縮歪み,曲げ強度についての実験
結果につき説明する。表2及び図2より知られるごと
く,まず保水率に関し,実施例7〜12は,86.4〜
92.9%である。これに対し,比較例9〜14は,7
8.6〜79.9%である。この保水率は,実施例7〜
12が,比較例9〜14よりもいずれも高い。
【0026】
【表2】
【0027】次に,圧縮強度に関しては,表2より知ら
れるごとく,実施例7〜12は,36.8〜79.9k
g/cm2 である。これに対し,比較例9〜14は,3
6.2〜79.8kg/cm2 である。それ故,圧縮強
度は,実施例7〜12が比較例9〜14よりも,一般に
優れていることがわかる。また,圧縮歪みに関しては,
表2,図2に示すごとく,実施例7〜12は,22.6
〜43.6×10-2である。これに対し,比較例9〜1
4は,13.2〜24.8×10-2mmである。それ
故,上記圧縮歪みよりみて,実施例7〜12の方が比較
例9〜14よりも,弾力性が優れていることがわかる。
【0028】次に,曲げ強度に関しては,表2より知ら
れるごとく,実施例7〜12は,12.2〜26.8k
g/cm2 である。これに対し,比較例9〜14は,
4.6〜15.2kg/cm2 である。それ故,曲げ強
度も,実施例7〜12が比較例9〜14よりも一般に優
れていることがわかる。以上のごとく,本例において
も,上記混合物を用いた硬化物は,実施例が比較例より
も,保水率及び圧縮歪みよりみた弾力性がいずれも優れ
ていることがわかる。
【0029】その理由は,表2に示すごとく,混合物中
の合成樹脂エマルジョンが上記連続状気孔30と結合し
て相乗的に保水性,弾力性の向上に作用しているものと
考えられる。それ故,本例によれば,硬化物が保水率,
圧縮歪み,弾力性に優れた,セメント系組成物の保水剤
を得ることができる。
【0030】実施例13 本例は,図3に示すごとく,上記実施例1に示したセメ
ント系組成物と保水剤との混合物を用いて,舗道用敷物
に用いる硬化物2を作成するものである。上記硬化物2
は,図3に示すごとく,コンクリートよりなる基部21
と,その表面に型押し成形により一体形成した着色装飾
部22とよりなる。また,上記硬化物2を作成するに当
っては,図3に示す硬化物2の外形と略同形の型内に,
まずポルトランドセメントと砂利と顔料と水とからなる
コンクリート混合物を投入し成形した。
【0031】上記成形時間は,従来のセメント系の混合
物3(図4)と同様である。また,着色装飾部22は,
ポルトランドセメントとゴム発泡体粉砕物(1mm平均
径)からなる保水剤と砂と顔料とエマルジョン(SBR
ラテックス)と水とからなるカラーモルタルにより構成
する。一方,上記硬化物2につき,上記実施例1〜6と
同様に,保水率及び圧縮歪みからみた弾力性を測定した
ところ,上記表1,図2と同様の結果が得られた。それ
故,本例によれば,保水性,弾力性,強度に優れた,ソ
フトな歩行感を有する舗道用敷物として最適の硬化物2
を得ることができる。
【0032】比較例 本例は,図4に示すごとく,インターロッキングブロッ
ク状の硬化物3を作成するものである。上記硬化物3
は,図4に示すごとく,コンクリートよりなる基部31
と,その表面に着色装飾部32を有する。この着色装飾
部32は,ポルトランドセメントと砂と顔料と水とより
なるカラーモルタルにより構成してある。
【0033】また,上記基部31は,ポルトランドセメ
ントと砂利と砂と水とよりなるコンクリートにより構成
してある。また,上記着色装飾部32は,上記比較例1
〜8にかかる混合物を用いて作成したものである。その
ため,該硬化物3につき,上記比較例1〜8同様に,保
水率及び圧縮歪みを測定したところ,上記表2,図2と
同様の結果が得られた。それ故,比較例の硬化物3は,
上記本発明の硬化物2に比して,保水率及び圧縮歪みが
劣ることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜6における,セメント系組成物と保
水剤とを混合した混合物の模式説明図。
【図2】実施例1〜12及び比較例1〜14における,
保水率及び圧縮歪みよりみた弾力性を示すグラフ。
【図3】実施例13における,セメント系の硬化物の斜
視図。
【図4】実施例14における,セメント系の硬化物の斜
視図。
【図5】従来のセメント系組成物と保水剤とを混合した
混合物の模式説明図。
【符号の説明】
1...セメント系の混合物, 11...保水剤, 110...連続状気孔, 111...表面凹部, 12...内部気孔, 2,3...セメント系の硬化物, 20,30...連続状気孔, 21,31...本体,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 純尚 大阪市東住吉区田辺四丁目九番四号 (56)参考文献 特開 平3−223144(JP,A) 特開 平3−205103(JP,A) 特開 昭55−113660(JP,A) 特開 昭60−264351(JP,A) 特開 昭60−226442(JP,A) 特開 昭59−137352(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 14/00 - 28/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント系組成物と混合するための保水
    剤であって,該保水剤はゴム発泡体,プラスチック発泡
    体等の発泡弾性材を粉砕した発泡粉砕物よりなり, かつ,保水剤としての該発泡粉砕物は,多数の連続状気
    孔を有すると共に施工使用時には該連続状気孔内に水が
    侵入し保持され,該水が徐々に硬化物の表面に侵出して
    きて上記セメント系組成物の硬化反応時に利用されるよ
    う構成して なることを特徴とするセメント系組成物混合
    用の保水剤。
  2. 【請求項2】 請求項1において,セメント系組成物は
    コンクリート又はモルタルであることを特徴とするセメ
    ント系組成物混合用の保水剤。
  3. 【請求項3】 請求項1において,セメント系組成物
    は,コンクリート又はモルタルに,天然ゴムラテック
    ス,合成ゴムラテックス,合成樹脂エマルジョン,パウ
    ダーエマルジョン剤等のポリマー成分を添加してなるポ
    リマーコンクリート又はポリマーセメントモルタルであ
    ることを特徴とするセメント系組成物混合用の保水剤。
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