JP3183874B1 - 情報記録媒体、情報記録方法、情報記録装置、情報再生方法および情報再生装置 - Google Patents

情報記録媒体、情報記録方法、情報記録装置、情報再生方法および情報再生装置

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JP3183874B1
JP3183874B1 JP2000356819A JP2000356819A JP3183874B1 JP 3183874 B1 JP3183874 B1 JP 3183874B1 JP 2000356819 A JP2000356819 A JP 2000356819A JP 2000356819 A JP2000356819 A JP 2000356819A JP 3183874 B1 JP3183874 B1 JP 3183874B1
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Abstract

【要約】 【課題】複雑なファイル検索処理を不要とし、データ再
生処理時間を短くするための情報記録媒体を提供するこ
と。 【解決手段】 情報記録媒体は、リードイン領域とボリ
ューム空間とを備えた情報記録媒体であって、前記リー
ドイン領域は、第1の連鎖型ボリューム管理情報領域を
含み、前記ボリューム空間には、未記録領域へのアクセ
スを防止するための第1のオーバーラン防止領域が割り
付けられ、前記リードイン領域と前記第1のオーバラン
防止領域との間には、ボリューム・ファイル構造を少な
くとも記録するための第1の論理ゾーンが形成され、前
記第1のオーバラン防止領域は、第2の連鎖型ボリュー
ム管理情報領域を含み、前記第1の連鎖型ボリューム管
理情報領域には、前記第1の論理ゾーンのアドレス情報
と前記第2の連鎖型ボリューム管理情報領域のアドレス
情報とを含む第1の連鎖型ボリューム管理情報が記録さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体、そ
の情報記録媒体に情報を記録する情報記録方法、および
情報記録装置、その情報記録媒体に記録された情報を再
生する情報再生方法および情報再生装置に関し、特に、
アクセス可能領域の終端位置を取得するための連鎖型ボ
リューム管理情報が記録される連鎖型ボリューム管理情
報領域を備えたリードイン領域およびオーバラン防止領
域が割り付けられるとともに、特定のファイル構造に特
定の仮想アドレスが割り当てられたファイル構造をもつ
情報記録媒体、その情報記録媒体に情報を記録する情報
記録方法、および情報記録装置、その情報記録媒体に記
録された情報を再生する情報再生方法および情報再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルデータの記録に様々な
形態の媒体が用いられており、中でも安価な大容量記録
型光ディスクとしてDVD−Rディスクが注目を集めつ
つある。このDVD−Rディスクを用いてデータを記録
・再生する動作について、以下に図面を参照しながら説
明する。なお、以下の説明において、ボリューム・ファ
イル構造として情報記録媒体に記録される記述子やポイ
ンタ等は、特に詳細な記載がない限り、ISO/IEC
13346規格あるいはUDF(Universal
Disk Format)規格に規定されたデータ構
造をもつものとする。
【0003】説明の手順として、まず図13に示した情
報記録媒体のデータ構造図と、図15に示した情報記録
再生装置のブロック構造図を説明する。
【0004】さらに、図17に示したクローズ処理手順
のフローチャートを参照しながら、図18に示したクロ
ーズ処理後のデータ構造図を説明する。
【0005】最後に、図15に示した情報記録再生装置
のブロック構造図を用いて、図19に示した情報再生装
置における再生処理手順のフローチャートを参照しなが
らファイル再生動作を説明する。
【0006】図13は、従来の情報記録媒体1300を
示す。情報記録媒体1300は、例えばDVD−R物理
規格(Version 1.0)で規定される情報記録
媒体である。例えば、DVD−Rファイルシステム規格
(Version 1.0)で規定されたボリューム・
ファイル構造を用いてファイルが情報記録媒体1300
上に記録される。
【0007】図14は、ディレクトリ構造を示す。情報
記録媒体1300には、図14に示すようなディレクト
リ構造によって管理されるファイルが記録されている。
【0008】図13において、情報記録媒体1300の
データ記録領域の先頭には、物理フォーマット情報領域
1332を含むリードイン領域108が割り付けられ
る。このリードイン領域108に続いてボリューム空間
104が割り付けられる。
【0009】フォーマット処理において、このボリュー
ム空間104にはボリューム構造が記録されるボリュー
ム構造領域118を先頭として、ファイル構造/ファイ
ル領域120と、VAT(Virtual Alloc
ation Table)構造領域1322とが形成さ
れる。
【0010】また、図14で示したディレクトリ構造に
より管理されるAVファイル(AVfile)の記録処
理において、AVファイル(AVfile)を含むファ
イル構造/ファイル領域124と、VAT構造領域13
26とが形成される。
【0011】次に、未記録領域からの位置検出能力をも
たない情報再生装置が未記録領域へのアクセスを防止し
ながら最新のボリューム・ファイル構造を検索可能とす
るために実行されるクローズ処理では、状態判別領域1
334を含むボーダアウト領域1310と、フォーマッ
ト処理後に未記録状態にあったリードイン領域108内
の物理フォーマット情報領域1332とがデータ記録領
域102に記録される。従来のクローズ処理手順の詳細
は後述される。
【0012】さらに、図14で示したディレクトリ構造
により管理されるデータファイル(Datafile)
の記録処理において、データファイル(Datafil
e)を含むファイル構造/ファイル領域128と、VA
T構造領域1330とがボリューム空間104に形成さ
れる。
【0013】最後に、クローズ処理を再度実行すること
により、未記録状態にある状態判別領域1336を含む
ボーダアウト領域1312と、ボーダアウト領域131
0内に割り付けられた状態判別領域1334と、物理フ
ォーマット情報領域1335を含むボーダイン領域13
11とがボリューム空間104に記録される。
【0014】クローズ処理が実行される度に、リードイ
ン領域108またはボーダイン領域とボーダアウト領域
に挟まれてボリューム空間104内にはボリューム・フ
ァイル構造およびファイルが記録される論理ゾーンとが
形成される。
【0015】物理フォーマット情報の詳細なデータ構造
を、以下、図13を参照しながら説明する。物理フォー
マット情報は、情報記録媒体1300上に割り付けられ
た様々な領域の管理情報として、論理ゾーンのアドレス
情報とボーダアウト領域およびボーダイン領域のアドレ
ス情報などを含んでいる。
【0016】なお、物理フォーマット情報領域1335
に記録される物理フォーマット情報は、該当するボーダ
イン領域1311が未記録領域138の先頭から記録さ
れることから、未記録領域138のアドレス情報がボー
ダイン領域のアドレス情報として記録されている。
【0017】また、この物理フォーマット情報に含まれ
るボーダアウト領域のアドレス情報と未記録領域のアド
レス情報は、データ未記録領域からの位置検出能力をも
たない再生専用装置が未記録領域の位置を検出して未記
録領域への誤ったアクセスによる誤動作をすることを防
止するために利用される。さらに、論理ゾーンのアドレ
ス情報は、論理ゾーン終端に記録された最新のVAT構
造を検索するために利用される。
【0018】また、VAT構造領域1322、1326
あるいは1330に記録されるVAT1363、136
9あるいは1375およびVATICB164、170
あるいは176は、追記形記録媒体におけるファイル構
造の更新処理を簡素化することを目的としてUDF規格
が規定したデータ構造である。そして、ファイルエント
リのようなファイル構造の記録位置が仮想アドレス空間
上の仮想アドレスを用いて指定されて、ディスク上の記
録位置である論理アドレス空間上の論理アドレスとこの
仮想アドレスとの対応関係がVATとして保持される。
さらにVATの記録位置はデータが記録された領域の終
端セクタに割り付けられるVATICBによって指定さ
れる。なお、VATに登録される各ファイル管理情報の
仮想アドレスは、一般的にVATへの登録順序にしたが
って昇順に割り当てられる。
【0019】図15は、従来の情報記録再生装置150
0のブロック図である。情報記録再生装置1500は、
システム制御部201と、メモリ回路202と、I/O
バス203と、磁気ディスク装置204と、光ディスク
ドライブ装置205とを含む。
【0020】システム制御部201は、システムの制御
プログラムや演算用メモリを含むマイクロプロセッサで
実現される。具体的には、システム制御部201は、ボ
リューム構造を記録するボリューム構造記録部211
と、ボリューム構造を再生するボリューム構造再生部2
14と、ファイル構造を記録するファイル構造記録部2
12と、ファイル構造を再生するファイル構造再生部2
15と、ファイルデータを記録するファイル記録部21
3と、ファイルデータを再生するファイル再生部216
と、クローズ処理の実行を指示するクローズ処理部21
7と、VAT構造を記録するVAT構造記録部281
と、VAT構造を再生するVAT構造再生部282とを
含む。
【0021】また、メモリ回路202は、ボリューム構
造、ファイル構造およびファイルの演算や一時保存に使
用するデータ用メモリ221と、VAT構造の演算や一
時保存に使用するVAT構造用メモリ283とを含む。
【0022】光ディスクドライブ装置205は、ドライ
ブ制御部231と、メモリ回路232と、内部バス23
3と、記録再生部234と、情報記録媒体1300とを
含む。
【0023】ドライブ制御部231は、ドライブの制御
プログラムや演算用メモリを含むマイクロプロセッサで
実現される。具体的には、ドライブ制御部231は、ボ
ーダアウト領域記録部261と、物理フォーマット情報
再生部262と、物理フォーマット情報記録部263
と、状態判別領域記録部264と、ボーダイン領域記録
部265と、状態判別領域再生部267とを含む。
【0024】メモリ回路232は、物理フォーマット情
報の演算や一時保存に使用する物理フォーマット情報用
メモリ266と、光ディスクドライブ装置205へ転送
されてきたデータの演算や一時保存に使用するバッファ
メモリ241とを含む。
【0025】DVD−Rディスクに対するクローズ処理
の手順を、図13、15、16、17および18を参照
して、以下に説明する。
【0026】図16は、フォーマット処理後の情報記録
媒体1300のデータ構造図である。図17は、クロー
ズ処理の手順を示すフローチャートである。図18は、
クローズ処理後の情報記録媒体1300のデータ構造図
を示す。
【0027】(S1701)システム制御部201は、
クローズ処理部217に内蔵された制御プログラムにし
たがって、光ディスクドライブ装置205にクローズ処
理の実行を指示する。
【0028】光ディスクドライブ装置205のドライブ
制御部231は、ボーダアウト領域記録部261に内蔵
された制御プログラムにしたがって、ボーダアウト領域
へ記録する。
【0029】このボーダアウト領域への記録動作におい
て、図13に示すデータ構造図では状態判別領域133
6を除いたボーダアウト領域1312に、また図18に
示すデータ構造図では状態判別領域1334を除いたボ
ーダアウト領域1310に、ダミーデータが記録され
る。例えば、ダミーデータは00hである。
【0030】(S1702)ドライブ制御部231は、
物理フォーマット情報再生部262に内蔵された制御プ
ログラムにしたがって、リードイン領域108内に割り
付けられた物理フォーマット情報領域1332のデータ
を再生する。
【0031】そして、図13に示すようにリードイン領
域108に含まれる物理フォーマット情報領域1332
が未記録状態でない場合、光ディスクドライブ装置20
5は再生された物理フォーマット情報をメモリ回路23
2の物理フォーマット情報用メモリ266に保存した
後、ステップ(1703)以降を実行する。
【0032】一方、指定された物理フォーマット情報領
域1332からのデータ再生が、例えば図16に示すよ
うな未記録状態にあるために実行できないとき、ドライ
ブ制御部231は、ステップ(S1705)以降を実行
する。
【0033】(S1703)ドライブ制御部231は、
状態判別領域記録部264に内蔵された制御プログラム
にしたがって、例えば図18では未記録状態にある状態
判別領域1334に、ダミーデータとして00hを記録
することによって、図13に示すような記録済状態にあ
る状態判別領域1334が形成される。
【0034】(S1704)ドライブ制御部231は、
ボーダイン領域記録部265に内蔵された制御プログラ
ムにしたがって物理フォーマット情報を作成し、例えば
図18に示した未記録領域138の先頭からボーダーイ
ン領域が記録される。この記録動作により、例えば図1
3に示すように物理フォーマット情報領域1335を含
むボーダイン領域1311がボーダアウト領域1310
に続いて記録される。
【0035】(S1705)ドライブ制御部231は、
物理フォーマット情報記録部263に内蔵された制御プ
ログラムにしたがって物理フォーマット情報を作成し、
リードイン領域108の中にある物理フォーマット情報
領域1332に記録する。
【0036】以上で説明したようなファイル記録処理と
クローズ処理が、図16に示すフォーマット処理後のデ
ータ構造をもつ情報記録媒体1300に対して実行され
たとき、図18に示すようなデータ構造が情報記録媒体
1300上に形成される。なお、状態判別領域のアドレ
ス情報は、リードイン領域より内周に存在する記録管理
領域(図示せず)を用いて管理されている。
【0037】図18に示すデータ構造が記録された情報
記録媒体1300に対して、ファイル記録処理が実行さ
れると、図14に示すデータファイル(Datafil
e)とファイル構造が追加記録される。さらに、図17
に示す手順に従ってクローズ処理が実行されると、図1
3に示すデータ構造が情報記録媒体1300上に形成さ
れる。
【0038】図13と図16のデータ構造および図15
のブロック図を参照しながら、AVファイル(AVfi
le)の再生処理の手順を図19のフローチャートにし
たがって以下に説明する。
【0039】(S1901)光ディスクドライブ装置2
05にディスクが挿入されたことを検知すると、ドライ
ブ制御部231は、物理フォーマット情報再生部262
に内蔵された制御プログラムにしたがって記録再生部2
34を起動し、リードイン領域108の物理フォーマッ
ト情報領域1332のデータを再生する。そして、再生
された物理フォーマット情報領域1332の物理フォー
マット情報は、物理フォーマット情報用メモリ266に
転送される。
【0040】(S1902)ドライブ制御部231は、
物理フォーマット情報再生部262に内蔵された制御プ
ログラムにしたがって、ステップ(S1901)あるい
はステップ(S1904)で取得された物理フォーマッ
ト情報に含まれるボーダアウト領域のアドレス情報から
状態判別領域のアドレス情報を取得し、状態判別領域の
データの再生を試みる。図13において、物理フォーマ
ット情報領域1332に記録されたボーダアウト領域1
310のアドレス情報1342は状態判別領域1334
のアドレス情報を、また物理フォーマット領域1335
に記録されたボーダアウト領域1312のアドレス情報
1346は状態判別領域1336のアドレス情報をそれ
ぞれ含んでいる。
【0041】このステップで指定された状態判別領域が
記録済状態である場合には、ステップ(S1903)以
降が実行される。このステップで指定された状態判別領
域が未記録状態である場合には、ステップ(S190
5)以降が実行される。
【0042】(S1903)ドライブ制御部231は、
物理フォーマット情報再生部262に内蔵された制御プ
ログラムにしたがって、ステップ(S1901)または
ステップ(S1904)において取得された物理フォー
マット情報に含まれるボーダイン領域のアドレス情報に
したがって、ボーダイン領域の再生を実行する。
【0043】図13において、物理フォーマット領域1
332に記録されたボーダイン領域のアドレス情報13
43はボーダイン領域1310のアドレス情報を含んで
いる。
【0044】(S1904)ドライブ制御部231は、
物理フォーマット情報再生部262に内蔵された制御プ
ログラムにしたがって、ステップ(S1903)で再生
された物理フォーマット情報をメモリ回路232の物理
フォーマット情報用メモリ266に転送する。
【0045】(S1905)ドライブ制御部231は、
物理フォーマット情報再生部262に内蔵された制御プ
ログラムにしたがって、物理フォーマット情報用メモリ
266に保存された最新の物理フォーマット情報を参照
し、論理ゾーンのアドレス情報から、アクセス可能領域
終端の物理アドレスを取得する。図13において、第2
論理ゾーン116はアクセス可能領域終端に位置するこ
とから、物理フォーマット情報領域1335に記録され
た第2論理ゾーン116のアドレス情報144に基づい
てアクセス可能領域終端の物理アドレスが取得される。
【0046】(S1906)システム制御部201は、
ボリューム構造再生部214に内蔵された制御プログラ
ムにしたがって、ボリューム構造領域118の再生を光
ディスクドライブ装置205に指示する。
【0047】光ディスクドライブ装置205は、装着さ
れた情報記録媒体1300のボリューム構造をメモリ回
路202のデータ用メモリ221に転送する。このと
き、図16に示すようなボリューム構造が読み出され
る。
【0048】次に、システム制御部201は、これらの
読み出されたボリューム構造の中から、ファイル集合記
述子161のアドレス情報や区画開始位置405を取得
する。更に、システム制御部201は、区画参照番号0
に登録された第一種区画マップ407と区画参照番号1
に登録された仮想区画マップ408に基づいて、VAT
構造が記録されていることを認識する。
【0049】(S1907)システム制御部201は、
VAT構造再生部282に内蔵された制御プログラムに
したがって、光ディスクドライブ装置205の物理フォ
ーマット情報用メモリ266に保存された論理ゾーンの
アドレス情報をアクセス可能領域終端の物理アドレスと
して取得する。システム制御部201は、物理アドレス
を論理アドレスに変換する。更に、システム制御部20
1は、アクセス可能領域終端に記録されたVATICB
176の再生動作を光ディスクドライブ装置205に指
示する。
【0050】光ディスクドライブ装置205は、VAT
ICB176を読み出し、VAT構造用メモリ283に
転送する。
【0051】次に、システム制御部201は、読み出さ
れたVATICB176に含まれるVATのアドレス情
報を解釈して、VAT構造領域1330に記録されたV
AT1375を読み出し、VAT構造用メモリ283に
保存する。
【0052】(S1908)システム制御部201は、
ファイル構造再生部215に内蔵された制御プログラム
にしたがって、目的のファイルやその管理情報が仮想ア
ドレスを用いて管理されている場合、ステップ(S19
07)で取得されたVATを用いて目的のファイルやデ
ィレクトリのファイルエントリが登録されたVATエン
トリを参照する。そして、システム制御部201は、仮
想アドレスから論理アドレスへの変換処理を行い、ファ
イル集合記述子161を起点として、ルートディレクト
リ用FE(ファイルエントリ)174とこの中に記録さ
れたルートディレクトリと、ディレクトリ(AV−Di
r)用FE(ファイルエントリ)167と、このファイ
ルエントリ中に記録されたディレクトリ(AV−Di
r)と、AVファイル(AVfile)用FE(ファイ
ルエントリ)166とを、順次読み出す。そして、シス
テム制御部201は、AVファイルの記録位置を取得す
る。
【0053】(S1909)最後に、システム制御部2
01はファイル再生部216に内蔵された制御プログラ
ムにしたがって、ファイル(AVfile)165を読
み出し、ファイルの再生を完了する。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、未記録
領域からの位置検出能力をもたない情報再生装置が、上
記で説明したような方法で記録された情報記録媒体から
アクセス可能領域の終端位置を取得するとき、物理フォ
ーマット情報領域からの情報再生動作と状態判別領域の
記録状態判別動作とを交互に実行することが必要とな
る。従って、アクセス可能領域の終端位置を検索するた
めの処理時間が長くなる課題があった。
【0055】また、情報再生装置が目的ファイルを検索
する場合、ボリューム構造とVAT構造の両方を検索す
る必要がある。従って、同一領域にデータを記録する回
数が制限されず、VATのようなアドレス変換機構を使
用しないボリュームファイル構造を用いる情報記録媒体
を利用する場合と、情報記録媒体1300を利用する場
合とを比較すると、情報記録媒体1300を利用する場
合には、より複雑なファイル検索処理が必要となり、処
理時間が長くなるという課題があった。
【0056】さらに、AVファイルは、大容量のメモリ
と高速プロセッサとを備えたPCシステムだけでなく、
メモリ容量が制限されるとともに比較的処理能力の低い
プロセッサを使用する民生AV機器でも利用されること
が考えられる。この場合、ディスク上にPCシステムの
みが使用する多数のデータファイルが記録された後にA
Vファイルが記録された場合、VATのサイズは記録さ
れたファイルやそのファイルの管理情報の総数に比例し
て大きくなり、そして、AVファイルが相対的に大きな
値の仮想アドレスを用いて管理される。従って、このよ
うなAVファイルを利用しようとする民生AV機器はよ
り大きなメモリ容量やより処理能力の高いプロセッサを
必要とするという課題があった。
【0057】本発明は上記の課題を解決するものであ
り、(1)情報再生装置が未記録領域へアクセスするこ
とを防止し、アクセス可能領域の終端位置をより高速に
検索することを可能とする情報記録媒体、その情報記録
媒体に情報を記録する情報記録方法、および情報記録装
置、その情報記録媒体に記録された情報を再生する情報
再生方法および情報再生装置を提供すること、(2)V
ATを用いて管理されるファイルの検索動作をより高速
にし、さらに民生AV機器におけるAVファイルの再生
処理の負担を軽減することを可能とする情報記録媒体、
その情報記録媒体に情報を記録する情報記録方法、およ
び情報記録装置、その情報記録媒体に記録された情報を
再生する情報再生方法および情報再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0058】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録媒体
は、データ記録領域を備えた情報記録媒体であって、前
記データ記録領域には、リードイン領域とボリューム空
間とが予め割り付けられており、前記ボリューム空間に
は、ボリューム・ファイル構造を少なくとも記録するた
めの論理ゾーンと未記録領域へのアクセスを防止するた
めのオーバラン防止領域とが交互に割り付けられてお
り、前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域
のそれぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、
前記連鎖型ボリューム管理情報領域には、後続の論理ゾ
ーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボリューム管理情報
領域のアドレス情報とを含む連鎖型ボリューム管理情報
が記録されており、これにより、上記目的が達成され
る。 前記連鎖型ボリューム管理情報領域は、前記オーバ
ラン防止領域内の固定された位置に配置され、前記後続
の連鎖型ボリューム管理情報領域のアドレス情報は、前
記後続のオーバラン防止領域の先頭アドレスを示しても
よい。 前記ボリューム空間には、最後のオーバラン防止
領域に後続するリードアウト領域が割り付けられてお
り、前記最後のオーバラン防止領域に含まれる前記連鎖
型ボリューム管理情報領域には、ダミーデータが記録さ
れていてもよい。 本発明の情報記録方法は、データ記録
領域を含む情報記録媒体に情報を記録する情報記録方法
であって、前記データ記録領域には、リードイン領域と
ボリューム空間とが予め割り付けられており、前記情報
記録方法は、ボリューム・ファイル構造を少なくとも記
録するための論理ゾーンと未記録領域へのアクセスを防
止するためのオーバラン防止領域とを交互に前記ボリュ
ーム空間に割り付けるステップを包含し、前記リードイ
ン領域および前記オーバラン防止領域のそれぞれは、連
鎖型ボリューム管理情報領域を含み、前記情報記録方法
は、後続の論理ゾーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボ
リューム管理情報領域のアドレス情報とを含む連鎖型ボ
リューム管理情報を前記連鎖型ボリューム管理情報領域
に記録するステップをさらに包含しており、これによ
り、上記目的が達成される。 本発明の情報記録装置は、
データ記録領域を含む情報記録媒体に情報を記録する情
報記録装置であって、前記データ記録領域には、リード
イン領域とボリュー ム空間とが予め割り付けられてお
り、前記情報記録装置は、ボリューム・ファイル構造を
少なくとも記録するための論理ゾーンと未記録領域への
アクセスを防止するためのオーバラン防止領域とを交互
に前記ボリューム空間に割り付ける手段を備えており、
前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域のそ
れぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、前記
情報記録装置は、後続の論理ゾーンのアドレス情報と後
続の連鎖型ボリューム管理情報領域のアドレス情報とを
含む連鎖型ボリューム管理情報を前記連鎖型ボリューム
管理情報領域に記録する手段をさらに備えており、これ
により、上記目的が達成される。 本発明の情報再生方法
は、データ記録領域を含む情報記録媒体に記録された情
報を再生する情報再生方法であって、前記データ記録領
域には、リードイン領域とボリューム空間とが予め割り
付けられており、前記ボリューム空間には、ボリューム
・ファイル構造を少なくとも記録するための論理ゾーン
と未記録領域へのアクセスを防止するためのオーバラン
防止領域とが交互に割り付けられており、前記リードイ
ン領域および前記オーバラン防止領域のそれぞれは、連
鎖型ボリューム管理情報領域を含み、前記連鎖型ボリュ
ーム管理情報領域には、後続の論理ゾーンのアドレス情
報と後続の連鎖型ボリューム管理情報領域のアドレス情
報とを含む連鎖型ボリューム管理情報が記録されてお
り、前記情報再生方法は、前記リードイン領域および前
記オーバラン防止領域のそれぞれに含まれる前記連鎖型
ボリューム管理情報領域に連鎖的にアクセスするステッ
プと、前記連鎖型ボリューム管理情報領域から読み出さ
れた情報に基づいて、再生動作を行うステップとを包含
しており、これにより、上記目的が達成される。 本発明
の情報再生装置は、データ記録領域を含む情報記録媒体
に記録された情報を再生する情報再生装置であって、前
記データ記録領域には、リードイン領域とボリューム空
間とが予め割り付けられており、前記ボリューム空間に
は、ボリューム・ファイル構造を少なくとも記録するた
めの論理ゾーンと未記録領域へのアクセスを防止するた
めのオーバラン防止領域とが交互に割り付けられてお
り、前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域
のそれぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、
前記連鎖型ボリューム管理情報領域には、後続の論理ゾ
ーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボリューム管理情報
領域のアドレス情報と を含む連鎖型ボリューム管理情報
が記録されており、前記情報再生装置は、前記リードイ
ン領域および前記オーバラン防止領域のそれぞれに含ま
れる前記連鎖型ボリューム管理情報領域に連鎖的にアク
セスする手段と、前記連鎖型ボリューム管理情報領域か
ら読み出された情報に基づいて、再生動作を行う手段と
を備えており、これにより、上記目的が達成される。
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録媒体は、リード
イン領域および各オーバラン防止領域内に連鎖型ボリュ
ーム管理情報領域が割り付けられるとともに、各連鎖型
ボリューム管理情報領域には後続の論理ゾーンおよび連
鎖型ボリューム管理情報領域のアドレス情報を含む連鎖
型ボリューム管理情報が記録される。
【0085】また、このような情報記録媒体を用いる本
発明の情報再生装置は、未記録状態あるいはディスク終
端情報が記録された連鎖型ボリューム管理情報を検出す
るまでリードイン領域と後続のオーバラン防止領域を連
鎖的にアクセスして、最新の連鎖型ボリューム管理情報
を読み出して、最後の論理ゾーンのアドレス情報からア
クセス可能領域終端の物理アドレスを取得する。このよ
うな情報再生装置のアクセス動作では、後続の論理ゾー
ンの記録状態判別と後続の連鎖型ボリューム管理情報領
域のアドレス情報取得が一体化して実行されるため、ア
クセス可能領域終端の物理アドレスの取得やこれに続く
ボリューム・ファイル管理情報の読み出し動作をより単
純な処理手順で高速に実行することが可能となる。
【0086】また、本発明の情報記録媒体は、ボリュー
ム・ファイル構造の解釈に不可欠な基本構造情報や民生
AV機器でも使用されるファイルを管理する特定アプリ
ケーション構造情報として、特定の小さい値をもつ仮想
アドレスが割り当てられたエントリをもつVATが記録
される。
【0087】そして、このような情報記録媒体を使用す
る情報再生装置は、アクセス可能領域終端に記録された
VATICBを用いて最新のVATを検索し、このVA
T内で特定の仮想アドレスを用いて登録された基本構造
情報や特定アプリケーション構造情報を解釈して目的の
ファイルを読み出す。このような情報再生装置のアクセ
ス動作では、ボリューム構造領域へのアクセス動作をス
キップしてVATを読み出し、このVATから目的ファ
イルのファイルエントリが記録された位置情報を検索す
ることによって、より高速に目的ファイルを読み出すこ
とが可能となる。
【0088】さらに、民生AV機器が使用するAVファ
イルのように、特定アプリケーションで使用するAVフ
ァイルの管理情報に特定の小さな値が割り付けられたエ
ントリをもつVATが記録された情報記録媒体を使用す
る情報再生装置は、VAT全体が比較的大きなサイズの
ときにも、VAT内で特定の仮想アドレスをもつエント
リが登録された特定部分のみ読み出し検索するため、小
さな容量のメモリと処理能力の低いプロセッサを用いて
VATを検索し目的ファイルを読み出すことが可能とな
る。
【0089】以下、図面を参照しながら、本発明の実施
の形態を説明する。
【0090】本発明の一実施例として、DVD−Rディ
スクやDVD−RWディスクのように、ISO/IEC
13346規格あるいはUDF(Universal
Disk Format)規格に規定されたデータ構
造により管理されるファイルがボリューム空間内に記録
される情報記録媒体、その情報記録媒体への情報記録方
法、その情報記録媒体への情報記録装置、その情報記録
媒体の情報再生方法およびその情報記録媒体の情報再生
装置を説明する。
【0091】なお、以下の説明において、ボリューム・
ファイル構造として情報記録媒体に記録される記述子や
ポインタ等は、特に詳細な記載がない限り、ISO/I
EC13346規格あるいはUDF(Universa
l Disk Format)規格に規定されたデータ
構造をもつものとする。1.情報記録媒体のデータ構造 図1は、本発明の実施の形態の情報記録媒体100のデ
ータ構造を示す。情報記録媒体100は、例えば、DV
D−R物理規格(Version 2.0)で規定され
る情報記録媒体である。また、例えば、DVD−Rファ
イルシステム規格(Version 2.0)で規定さ
れたボリューム・ファイル構造を用いて、ファイルが情
報記録媒体100上に記録される。
【0092】情報記録媒体100は、リードイン領域1
08と、ボリューム空間104とを含む。
【0093】リードイン領域108は、データ記録領域
102の先頭に配置されている。ボリューム空間104
は、リードイン領域108に隣接する情報記録媒体10
0の外周側の領域の配置されている。
【0094】リードイン領域108は、連鎖型ボリュー
ム管理情報領域132を含む。
【0095】ボリューム空間104には、未記録領域へ
のアクセスを防止するためのオーバーラン防止領域11
0が割り付けられている。オーバラン防止領域110
は、連鎖型ボリューム管理情報領域134を含む。
【0096】ボリューム空間104には、オーバーラン
防止領域112がさらに割り付けられている。オーバラ
ン防止領域112は、連鎖型ボリューム管理情報領域1
36を含む。
【0097】リードイン領域108とオーバラン防止領
域110との間には、ボリューム・ファイル構造を少な
くとも記録するための第1論理ゾーン114が形成され
ている。オーバラン防止領域110とオーバラン防止領
域112との間には、ボリューム・ファイル構造を少な
くとも記録するための第2論理ゾーン116が形成され
ている。
【0098】連鎖型ボリューム管理情報領域132に
は、第1論理ゾーン114のアドレス情報140と連鎖
型ボリューム管理情報領域134のアドレス情報142
とを含む連鎖型ボリューム管理情報が記録されている。
【0099】連鎖型ボリューム管理情報領域134に
は、第2論理ゾーン116のアドレス情報144と連鎖
型ボリューム管理情報領域136のアドレス情報146
とを含む連鎖型ボリューム管理情報が記録されている。
【0100】ボリューム空間104は、未記録領域13
8を含んでいる。
【0101】第1論理ゾーン114には、フォーマット
処理により、ボリューム構造領域118、ファイル構造
/ファイル領域120および限定VAT構造領域122
が順次割り付けられる。なお、フォーマット処理の手順
の詳細は、図4を参照して後述される。
【0102】ボリューム構造領域118には、ボリュー
ム構造が記録されている。
【0103】ファイル構造/ファイル領域120には、
ファイル集合記述子161およびルートディレクトリを
管理するファイルエントリ162が記録されている。
【0104】限定VAT(Virtual Alloc
ation Table)構造領域122には、限定V
AT163およびVATICB164が記録されてい
る。限定VAT163の記録位置が、データが記録され
た領域の終端セクタに割り付けられるVATICB16
4によって指定される。
【0105】第1論理ゾーン114には、ファイル記録
処理により、限定VAT構造領域122の後に、ファイ
ル構造/ファイル領域124および限定VAT構造領域
126が順次割り付けられる。なお、ファイル記録処理
の手順の詳細は、図6を参照して後述される。
【0106】ファイル構造/ファイル領域124には、
ファイルと、各種のファイルエントリとが記録される。
図1に示される例では、ファイル構造/ファイル領域1
24には、AVファイル(AVfile)165と、A
Vファイル165を管理するAVファイル用FE(ファ
イルエントリ)166と、ディレクトリファイル(AV
−Dir)を管理するディレクトリファイル(AV−D
ir)用FE(ファイルエントリ)167と、ルートデ
ィレクトリ用FE(ファイルエントリ)168とが記録
されている。
【0107】なお、これらのディレクトリファイル用フ
ァイルエントリは、説明の簡単化の観点から比較的小さ
なサイズのディレクトリファイル自体も含まれているも
のとする。
【0108】限定VAT構造領域126には、限定VA
T169およびVATICB170が記録されている。
【0109】ボリューム空間104には、クローズ処理
により、限定VAT構造領域126に続いて、未記録状
態にある連鎖型ボリューム管理情報領域134を含むオ
ーバラン防止領域110が割り付けられる。そして、リ
ードイン領域108内部に連鎖型ボリューム管理情報領
域132が記録される。クローズ処理は、未記録領域か
らの位置検出能力をもたない情報再生装置が未記録領域
へのアクセスを防止しながら最新のボリューム・ファイ
ル構造を検索可能とするために実行される。
【0110】なお、クローズ処理の手順の詳細は、図7
を参照して後述される。
【0111】次に、第2論理ゾーン116には、更なる
ファイル記録処理により、オーバラン防止領域110に
続いて、ファイル構造/ファイル領域128および限定
VAT構造領域130が順次割り付けられる。
【0112】ファイル構造/ファイル領域128には、
ファイルと、各種のファイルエントリとが記録される。
図1に示される例では、ファイル構造/ファイル領域1
28には、データファイル(Datafile)171
と、データファイル171を管理するデータファイル用
FE(ファイルエントリ)172と、ディレクトリファ
イル(Data−Dir)を管理するディレクトリファ
イル(Data−Dir)用FE(ファイルエントリ)
173と、ルートディレクトリ用FE(ファイルエント
リ)174とが記録されている。
【0113】限定VAT構造領域130には、限定VA
T175およびVATICB176が記録されている。
【0114】ボリューム空間104には、更なるクロー
ズ処理により、限定VAT構造領域130に続いて、未
記録状態にある連鎖型ボリューム管理情報領域136を
含むオーバラン防止領域112と、オーバラン防止領域
110内部の連鎖型ボリューム管理情報領域134とが
割り付けられる。
【0115】上述したように、ファイル記録処理および
クローズ処理が実行される度に、リードイン領域108
またはオーバラン防止領域の間に、論理ゾーンが形成さ
れる。その論理ゾーンには、ファイル構造/ファイル領
域および限定VAT構造領域が割り付けられる。
【0116】オーバラン防止領域112は、未記録領域
からの位置検出能力をもたない情報再生装置が、VAT
ICB176や連鎖型ボリューム管理情報領域136へ
アクセスする場合に、未記録領域138へオーバランす
ることを防止するために設けられている。連鎖型ボリュ
ーム管理情報領域136は、数トラック程度の未記録領
域である。連鎖型ボリューム管理情報領域136の前後
に、記録済み領域が設けられている。このため、情報再
生装置が誤動作を起こすことはない。
【0117】また、連鎖型ボリューム管理情報領域がオ
ーバラン防止領域内の特定位置に割り付けられている場
合、オーバラン防止領域のアドレス情報が連鎖型ボリュ
ーム管理情報領域のアドレス情報から容易に導き出され
る。
【0118】なお、連鎖型ボリューム管理情報のアドレ
ス情報は、オーバラン防止領域の先頭アドレス(例え
ば、先頭セクタの物理アドレス)を示してもよい。
【0119】例えば、連鎖型ボリューム管理情報領域1
36は、オーバラン防止領域112内の固定された位置
に配置されている。連鎖型ボリューム管理情報領域13
6のアドレス情報は、オーバラン防止領域112の先頭
のアドレス(例えば、先頭セクタの物理アドレス)を示
している。連鎖型ボリューム管理情報領域134につい
ても同様である。
【0120】限定VAT175は、VATヘッダ148
と、基本構造情報150と、特定アプリケーション構造
情報152と、汎用アプリケーション構造情報154と
を含む。
【0121】基本構造情報150は、複数のアプリケー
ションに共通する基本構造(例えば、ファイル集合記述
子161やルートディレクトリ用ファイルエントリ16
2のようにファイル構造の解釈に不可欠な構造)を定義
する用途に使用される。
【0122】特定アプリケーション構造情報152は、
複数のアプリケーションのうち特定のアプリケーション
に関連する特定アプリケーション構造(例えば、民生A
V機器において使用されるAVファイルの検索に不可欠
な構造)を定義する用途に使用される。
【0123】汎用アプリケーション構造情報154は、
PC用途を中心とした汎用的な用途のファイル検索に使
用される。
【0124】なお、図1には示されていないが、限定V
AT163、169は、それぞれ、限定VAT175と
同様のデータ構造を有している。
【0125】図2(a)は、限定VAT163の詳細な
データ構造を示す。限定VAT163は、フォーマット
処理において限定VAT構造領域122に記録される。
【0126】限定VAT163の基本構造領域は、仮想
アドレス0が割り当てられたVATエントリ0と、仮想
アドレス1が割り当てられたVATエントリ1とを含
む。VATエントリ0にはファイル集合記述子の論理ア
ドレスが記録されている。VATエントリ1にはルート
ディレクトリ用ファイルエントリの論理アドレスが記録
されている。
【0127】このように、VATエントリ0は、ファイ
ル集合記述子の論理アドレスを仮想アドレス0に割り当
てるために使用され、VATエントリ1は、ルートディ
レクトリ用ファイルエントリの論理アドレスを仮想アド
レス1に割り当てるために使用される。
【0128】なお、VATエントリ0およびVATエン
トリ1は、一般的には、152バイト長のVATヘッダ
に続く。
【0129】限定VAT163の特定アプリケーション
構造情報は、VATエントリ2〜VATエントリ255
を含む。限定VAT163では、VATエントリ2〜V
ATエントリ255のそれぞれは、未使用である。すな
わち、VATエントリ2〜VATエントリ255のそれ
ぞれには、値FFFFFFFFhが設定されている。
【0130】限定VAT163の汎用アプリケーション
構造情報は、VATエントリ256〜VATエントリ4
73を含む。限定VAT163では、VATエントリ2
56〜VATエントリ473のそれぞれは、未使用であ
る。すなわち、VATエントリ256〜VATエントリ
473のそれぞれには、値FFFFFFFFhが設定さ
れている。
【0131】図2(b)は、限定VAT169の詳細な
データ構造を示す。限定VAT169は、AVファイル
(AVfile)の記録処理において限定VAT構造領
域126に記録される。
【0132】限定VAT169では、VATエントリ2
にはAVファイルを管理するディレクトリ(AV−Di
r)用ファイルエントリの論理アドレスが記録されてお
り、VATエントリ3にはAVファイル用ファイルエン
トリの論理アドレスが記録されている。
【0133】このようにして、仮想アドレス2にAVフ
ァイルを管理するディレクトリ(AV−Dir)用ファ
イルエントリの論理アドレスが割り当てられ、仮想アド
レス3にAVファイル用ファイルエントリの論理アドレ
スが割り当てられる。
【0134】なお、限定VAT169における他のVA
Tエントリの内容は、限定VAT163における対応す
るVATエントリの内容と同一である。
【0135】図2(c)は、限定VAT175の詳細な
データ構造を示す。限定VAT175は、データファイ
ル(Datafile)の記録処理において限定VAT
構造領域130に記録される。
【0136】限定VAT175では、VATエントリ2
56にはデータファイルを管理するディレクトリ(Da
ta−Dir)用ファイルエントリの論理アドレスが記
録されており、VATエントリ257にはデータファイ
ル用ファイルエントリの論理アドレスが記録されてい
る。
【0137】このようにして、仮想アドレス256にデ
ータファイルを管理するディレクトリ(Data−Di
r)用ファイルエントリの論理アドレスが割り当てら
れ、仮想アドレス257にデータファイル用ファイルエ
ントリの論理アドレスが割り当てられる。
【0138】なお、限定VAT175における他のVA
Tエントリの内容は、限定VAT169における対応す
るVATエントリの内容と同一である。
【0139】なお、図2に示した各限定VAT163、
169および175は、未使用VATエントリには論理
アドレス空間に存在しない論理アドレスであるFFFF
FFFFhが登録されるとともに、2048バイト長の
セクタ1個を用いて記録されるものとした。
【0140】本実施の形態では、民生AV機器でも使用
されるAVファイルの検索に不可欠な特定アプリケーシ
ョン構造情報について仮想アドレス空間を割り当てた。
しかし、複数種類の特定アプリケーション構造情報につ
いても同様な仮想アドレス空間が割り当て可能である。
例えば、ビデオファイルの検索に必要なファイル構造に
対して仮想アドレス3から仮想アドレス127までを割
り当てるとともに、オーディオファイルの検索に必要な
ファイル構造に対して仮想アドレス128から仮想アド
レス255までを割り当ててもよい。
【0141】また、多数の汎用的なファイルやディレク
トリが登録されて汎用アプリケーション構造情報の限定
VATのデータサイズが2048バイトよりも大きくな
る場合、限定VATは複数セクタに分割して記録され
る。
【0142】しかし、上述するように、複数セクタに分
割記録された限定VATの場合であっても、基本構造情
報とAVファイル検索用の特定アプリケーション構造情
報は仮想アドレスが限定されていることから、常に限定
VAT構造領域の先頭から1セクタ内に記録される。
【0143】したがって、メモリ容量が制限され、比較
的処理能力の低いプロセッサを使用する民生AV機器
は、ボリューム空間内に登録された汎用的なファイルや
ディレクトリの総数が増加して限定VATサイズが大き
くなった場合であっても、常に限定VATが記録された
領域の先頭セクタのみを使用することによって高速にA
Vファイルが読み出すことが可能となる。2.情報記録再生装置の構成 図3は、本発明の実施の形態の情報記録再生装置300
の構成を示す。
【0144】情報記録再生装置300は、フォーマット
処理、ファイル記録処理およびクローズ処理が実行され
る場合には、情報記録媒体100に情報を記録する情報
記録装置として機能する。また、情報記録再生装置30
0は、ファイル再生処理が実行される場合には、情報記
録媒体100に記録された情報を再生する情報再生装置
として機能する。
【0145】情報再生装置300は、システム制御部2
01と、メモリ回路202と、I/Oバス203と、磁
気ディスク装置204と、光ディスクドライブ装置20
5とを含む。
【0146】システム制御部201は、システムの制御
プログラムや演算用メモリを含むマイクロプロセッサで
実現される。具体的には、システム制御部201は、ボ
リューム構造記録部211と、ファイル構造記録部21
2と、ファイル記録部213と、限定VAT構造記録部
271とを含む。さらに、システム制御部201は、フ
ァイル構造再生部215と、ファイル再生部216と、
限定VAT構造再生部272とを含む。また、システム
制御部201は、クローズ処理部217と、リードアウ
ト処理部218とを含む。
【0147】メモリ回路202は、データ用メモリ22
1と、限定VAT構造用メモリ273とを含む。
【0148】データ用メモリ221は、ボリューム構
造、ファイル構造およびファイルの演算や一時保存に使
用される。限定VAT構造用メモリ273は、限定VA
T構造の演算や一時保存に使用される。
【0149】光ディスクドライブ装置205は、ドライ
ブ制御部231と、メモリ回路232と、内部バス23
3と、記録再生部234と、情報記録媒体100とを含
む。
【0150】ドライブ制御部231は、ドライブの制御
プログラムや演算用メモリを含むマイクロプロセッサで
実現される。具体的には、ドライブ制御部231は、連
鎖型ボリューム管理情報記録部251と、オーバラン防
止領域記録部252と、連鎖型ボリューム管理情報再生
部254と、リードアウト領域記録部255とを含む。
【0151】メモリ回路232は、連鎖型ボリューム管
理情報用メモリ253と、バッファメモリ241とを含
む。
【0152】連鎖型ボリューム管理情報用メモリ253
は、連鎖型ボリューム管理情報の演算や一時保存に使用
する。バッファメモリ241は、光ディスクドライブ装
置205へ転送されてきたデータの演算や一時保存に使
用する。3.フォーマット処理図4は、フォーマット処
理の手順を示す。以下、フォーマット処理の手順をステ
ップごとに説明する。
【0153】(S401)システム制御部201は、ボ
リューム構造記録部211に内蔵された制御プログラム
にしたがって、ボリューム構造領域118に記録される
ボリューム構造を、メモリ回路202のデータ用メモリ
221に作成する。このボリューム構造は、ISO/I
EC 13346規格に準拠してボリューム空間104
の様々な管理情報を保持する記述子401〜412など
が含まれている。ボリューム構造領域118の詳細なデ
ータ構造は、後述する。
【0154】システム制御部201は、データ用メモリ
221に作成されたボリューム構造の記録動作を光ディ
スクドライブ装置205に指示する。
【0155】光ディスクドライブ装置205は、データ
用メモリ221から転送されるボリューム構造を、ボリ
ューム構造領域118に記録する。ボリューム構造の記
録動作が終了すると、光ディスクドライブ装置205は
記録動作の完了をシステム制御部201に通知する。
【0156】(S402)システム制御部201は、フ
ァイル構造記録部212に内蔵された制御プログラムに
したがって、ファイル集合記述子161と、ルートディ
レクトリと、ルートディレクトリを管理するファイルエ
ントリ162とを、データ用メモリ221に作成する。
システム制御部201は、データ用メモリ221に作成
されたこれらのファイル構造の記録動作を光ディスクド
ライブ装置205に指示する。
【0157】光ディスクドライブ装置205は、データ
用メモリ221から転送されるファイル構造をファイル
構造領域120に記録する。ファイル構造の記録動作が
終了すると、光ディスクドライブ装置205は、記録動
作の完了をシステム制御部201に通知する。
【0158】(S403)システム制御部201は、限
定VAT構造記録部271に内蔵された制御プログラム
にしたがって、限定VAT163およびVATICB1
64をデータ用メモリ221に作成する。
【0159】さらに、システム制御部201は、データ
用メモリ221に作成された限定VAT構造の記録動作
を光ディスクドライブ装置205に指示する。
【0160】光ディスクドライブ装置205は、データ
用メモリ221から転送される限定VAT構造を限定V
AT構造領域122に記録する。限定VAT構造の記録
動作が終了すると、光ディスクドライブ装置205は記
録動作の完了をシステム制御部201に通知する。
【0161】なお、DVD−Rディスクのデータ記録動
作では、データ記録動作が途切れる度にデータ記録単位
の前後に予め定められた容量のダミーデータをもつリン
キング領域が形成されることもある。しかし、データ構
造やデータ記録動作の説明を簡単化する観点から、以降
の説明では省略する。
【0162】図5は、フォーマット処理後の情報記録媒
体のデータ構造を示す。「空」の情報記録媒体に対し
て、上述したフォーマット処理を行うことにより、図5
に示されるデータ構造を有する情報記録媒体が得られ
る。4.ファイル記録処理 図6は、ファイル記録処理の手順を示す。以下、ファイ
ル記録処理の手順をステップごとに説明する。
【0163】なお、このファイル記録処理では、磁気デ
ィスク装置204に保存されているAVファイル(AV
file)が、図14で示したディレクトリ構造にした
がって記録されるものと仮定する。
【0164】(S601)システム制御部201は、フ
ァイル記録部213に内蔵された制御プログラムにした
がって、AVファイル(AVfile)を磁気ディスク
装置204から読み出して、メモリ回路202のデータ
用メモリ221に転送する。
【0165】次に、システム制御部201は、AVファ
イル(AVfile)165とディレクトリファイル
(AV−Dir)と、これらのファイルを管理するAV
ファイル用FE(ファイルエントリ)166と、ディレ
クトリファイル(AV−Dir)用FE(ファイルエン
トリ)167と、ルートディレクトリの内容を更新した
ルートディレクトリ用ファイルエントリ168とを作成
する。
【0166】そして、AVファイル(AVfile)と
関連するディレクトリファイルやファイルエントリがそ
れぞれデータ用メモリ221に保存された場合、システ
ム制御部201は、ファイル構造記録部212およびフ
ァイル記録部213に内蔵された制御プログラムにした
がって、これらのデータの記録動作を光ディスクドライ
ブ装置205に指示する。
【0167】光ディスクドライブ装置205は、データ
用メモリ221から転送されるファイルエントリやディ
レクトリファイルと、AVファイル(AVfile)か
らなるファイル構造/ファイルをファイル構造/ファイ
ル領域124に記録する。なお、これらのディレクトリ
ファイル用ファイルエントリは、説明の簡単化の観点か
ら比較的小さなサイズのディレクトリファイル自体も含
まれているものとする。ファイル構造/ファイル領域1
24への記録動作が終了すると、光ディスクドライブ装
置205は、記録動作の完了をシステム制御部201に
通知する。
【0168】なお、ディレクトリファイル(AV−Di
r)は、このディレクトリを管理するファイルエントリ
167の中に埋め込まれて記録される。従って、ディレ
クトリファイル自体は図示されていない。
【0169】(S602)システム制御部201は、限
定VAT構造記録部271に内蔵された制御プログラム
にしたがって、限定VAT169およびVATICB1
70をデータ用メモリ221に更新作成する。
【0170】さらに、システム制御部201は、データ
用メモリ221に作成された限定VAT構造の記録動作
を光ディスクドライブ装置205に指示する。光ディス
クドライブ装置205は、データ用メモリ221から転
送される限定VAT構造を限定VAT構造領域126に
記録する。限定VAT構造の記録動作が終了すると、光
ディスクドライブ装置205は記録動作の完了をシステ
ム制御部201に通知する。5.クローズ処理 図7は、クローズ処理の手順を示す。以下、クローズ処
理の手順をステップごとに説明する。
【0171】(S701)システム制御部201は、ク
ローズ処理部217に内蔵された制御プログラムにした
がって、光ディスクドライブ装置205にクローズ処理
の実行を指示する。
【0172】光ディスクドライブ装置205のドライブ
制御部231は、オーバラン防止領域記録部252に内
蔵された制御プログラムにしたがって、オーバラン防止
領域をボリューム空間104に割り付け、オーバラン防
止領域にダミーデータを記録する。
【0173】このようにして、リードイン領域108
(または、オーバラン防止領域)とオーバラン防止領域
との間に、ボリューム・ファイル構造を少なくとも記録
するための論理ゾーンが形成される。
【0174】(S702)ドライブ制御部231は、連
鎖型ボリューム管理情報記録部251に内蔵された制御
プログラムにしたがって、連鎖型ボリューム管理情報を
作成し、その作成された連鎖型ボリューム管理情報をオ
ーバラン防止領域に含まれる連鎖型ボリューム管理情報
領域に記録する。
【0175】この記録動作において作成される連鎖型ボ
リューム管理情報は、後続の論理ゾーンのアドレス情報
とクローズ処理で新たに記録されるオーバラン防止領域
内に割り当てられた未記録状態にある連鎖型ボリューム
管理情報領域のアドレス情報を含む。
【0176】図8は、クローズ処理後の情報記録媒体の
データ構造を示す。
【0177】図5に示されるデータ構造を有する情報記
録媒体に対して、AVファイルの記録処理およびクロー
ズ処理を実行することにより、図8に示されるデータ構
造を有する情報記録媒体が得られる。
【0178】図8に示される例では、連鎖型ボリューム
管理情報領域134を除くオーバラン防止領域110
に、また図1のデータ構造図では連鎖型ボリューム管理
情報領域136を除くオーバラン防止領域112に、そ
れぞれダミーデータが記録される。例えば、ダミーデー
タは00hである。
【0179】連鎖型ボリューム管理情報は、図8のデー
タ構造図では連鎖型ボリューム管理情報領域132に、
また図1のデータ構造図では連鎖型ボリューム管理情報
領域134にそれぞれ記録される。
【0180】さらに、図8に示されるデータ構造を有す
る情報記録媒体100に対して、データファイルの記録
処理およびクローズ処理を実行することにより、図1に
示されるデータ構造を有する情報記録媒体100が得ら
れる。
【0181】図1および図8に示すデータ構造が記録さ
れた情報記録媒体100に対して、更なるファイルの追
加記録を禁止するときは、未記録領域138に、リード
アウト領域が記録される。
【0182】リードアウト領域を図1に示すデータ構造
の未記録領域138に記録した場合について図9に示
す。
【0183】システム制御部201は、リードアウト処
理部218に内蔵された制御プログラムにしたがって、
光ディスクドライブ装置205にリードアウト処理の実
行を指示する。
【0184】光ディスクドライブ装置205のドライブ
制御部231は、リードアウト領域記録部255に内蔵
された制御プログラムにしたがって、ダミーデータを記
録したリードアウト領域140をデータ記録領域102
へ割り付ける。更に、ドライブ制御部231は、リード
アウト領域記録部255に内蔵された制御プログラムに
したがって、新たな後続の連鎖型ボリューム管理領域が
存在しないことを示すため、未記録状態の連鎖型ボリュ
ーム管理情報領域136にダミーデータを記録する。例
えば、ダミーデータは00hである。6.ファイル再生処理 図10は、ファイル再生処理の手順を示す。以下、ファ
イル再生処理の手順をステップごとに説明する。なお、
図14で示したAVファイル(AVfile)の再生処
理を例にとり説明する。
【0185】(S1001)光ディスクドライブ装置2
05にディスクが挿入されたことを検知すると、ドライ
ブ制御部231は、連鎖型ボリューム管理情報再生部2
54に内蔵された制御プログラムにしたがって記録再生
部234を起動し、リードイン領域108内の連鎖型ボ
リューム管理情報領域132から連鎖型ボリューム管理
情報の再生を実行する。そして、連鎖型ボリューム管理
情報領域132から再生された連鎖型ボリューム管理情
報は、連鎖型ボリューム管理情報用メモリ253に転送
される。
【0186】(S1002)ドライブ制御部231は、
連鎖型ボリューム管理情報再生部254に内蔵された制
御プログラムにしたがって、ステップ(S1001)で
取得された連鎖型ボリューム管理情報に含まれる連鎖型
ボリューム管理情報領域134のアドレス情報142に
基づいて、連鎖型ボリューム管理情報領域の再生動作を
試みる。
【0187】図1において、連鎖型ボリューム管理情報
領域132に記録された連鎖型ボリューム管理情報領域
のアドレス情報142は連鎖型ボリューム管理情報領域
134の位置情報を含んでいる。連鎖型ボリューム管理
情報領域134に記録された連鎖型ボリューム管理情報
領域のアドレス情報146は連鎖型ボリューム管理情報
領域136の位置情報を含んでいる。
【0188】この再生動作で指定された連鎖型ボリュー
ム管理情報領域が記録済状態で連鎖型ボリューム管理情
報の再生が可能であればステップ(S1003)以降を
実行する。この再生動作で指定された連鎖型ボリューム
管理情報領域が未記録状態で連鎖型ボリューム管理情報
の再生が不可能であればステップ(S1004)以降を
実行する。
【0189】(S1003)ドライブ制御部231は、
連鎖型ボリューム管理情報再生部254に内蔵された制
御プログラムにしたがって、ステップ(S1002)で
再生された連鎖型ボリューム管理情報を連鎖型ボリュー
ム管理情報用メモリ253に転送する。
【0190】(S1004)ドライブ制御部231は、
連鎖型ボリューム管理情報再生部254に内蔵された制
御プログラムにしたがって、連鎖型ボリューム管理情報
用メモリ253に保存された最新の連鎖型ボリューム管
理情報を参照し、論理ゾーンのアドレス情報からアクセ
ス可能領域終端の物理アドレスを取得する。
【0191】図1において、連鎖型ボリューム管理情報
領域134に記録された第二論理ゾーン116のアドレ
ス情報144に基づいてアクセス可能領域終端の物理ア
ドレスが取得される。
【0192】(S1005)システム制御部201は、
限定VAT構造再生部272に内蔵された制御プログラ
ムにしたがって、光ディスクドライブ装置205の連鎖
型ボリューム管理情報用メモリ253に保存された第二
論理ゾーン116のアドレス情報144をアクセス可能
領域終端の物理アドレスとして取得する。
【0193】次に、システム制御部201は、この物理
アドレスを用いてアクセス可能領域の終端に記録された
VATICB176の再生動作を光ディスクドライブ装
置205に指示する。光ディスクドライブ装置205
は、VATICB176を読み出し、限定VAT構造用
メモリ273へ転送する。なお、システム制御部201
は、アクセス可能領域の終端にVATICBが記録され
ていることにより、ボリューム構造を読み出すことなく
VAT構造が記録されていることを認識可能となる。
【0194】そして、システム制御部201は、読み出
されたタグ位置情報177からVATICB176の記
録位置を示す論理アドレスを取得する。また、システム
制御部201は、予め取得していたアクセス可能領域終
端の物理アドレスを論理セクタ番号に変換する。論理ア
ドレス0が割り当てられた区画開始位置の論理セクタ番
号は、アクセス可能領域終端の論理セクタ番号から、タ
グ位置情報より読み出された論理アドレスを減算するこ
とにより算出される。このため、ボリューム構造の中か
ら区画開始位置を取得する必要がない。
【0195】さらに、システム制御部201は、読み出
されたVATICB176に含まれる限定VAT175
のアドレス情報を解釈して、限定VAT175を読み出
し、限定VAT構造用メモリ273に保存する。なお、
限定VATが複数セクタを用いて記録されているとき、
AVファイル(AVfile)の再生に必要な先頭セク
タのみが読み出される。
【0196】(S1006)システム制御部201は、
ファイル構造再生部215に内蔵された制御プログラム
にしたがって、ステップ(S1005)で取得された限
定VAT175からVATエントリ0に登録されている
ファイル集合記述子の論理アドレスを読み出し、この論
理アドレスに含まれる区画参照番号と論理ブロックアド
レスを用いて、ファイル集合記述子161を読み出す。
そして、システム制御部201は、ファイル集合記述子
と同様に、仮想アドレスから論理アドレスへの変換処理
を行いながら、VATエントリ1に登録されたルートデ
ィレクトリ用FE(ファイルエントリ)174を読み出
し、このファイルエントリの一部として記録されたルー
トディレクトリからディレクトリ(AV−Dir)の管
理情報を検索する。
【0197】次に、VATエントリ2に登録されたディ
レクトリ(AV−Dir)用FE(ファイルエントリ)
167を読み出し、このファイルエントリの一部として
記録されたディレクトリ(AV−Dir)からAVファ
イル(AVfile)の管理情報を検索する。さらに、
VATエントリ17に登録されたAVファイル(AVf
ile)用FE(ファイルエントリ)166を読み出し
て、目的とするAVファイル(AVfile)の記録位
置を取得する。
【0198】(S1007)最後に、システム制御部2
01はファイル再生部216に内蔵された制御プログラ
ムにしたがって、ファイル(AVfile)165の読
み出し、ファイルの再生を完了する。
【0199】以上で説明した処理手順にしたがって、情
報記録再生装置300は未記録領域へのアクセスを防止
しながら、AVファイル(AVfile)を高速に検索
・再生する。なお、上記のステップ(S1006)にお
いて、ファイル集合記述子とルートディレクトリを用い
てディレクトリ(AV−Dir)の管理情報を検索した
後、AVファイル(AVfile)用ファイルエントリ
を読み出して、目的とするAVファイル(AVfil
e)を読み出した。
【0200】しかしながら、ディレクトリ(AV−Di
r)用ファイルエントリやAVファイル(AVfil
e)用ファイルエントリにも、ファイル集合記述子やル
ートディレクトリと同様に特定の仮想アドレスが割り当
てられていれば、ファイル集合記述子とルートディレク
トリをアクセスすることなしに、ディレクトリ(AV−
Dir)用ファイルエントリを直接検索することが可能
となり、より高速にAVファイル(AVfile)を検
索・再生することができる。
【0201】本発明の情報記録媒体は、リードイン領域
およびオーバラン防止領域内に、後続の論理ゾーンのア
ドレス情報とオーバラン防止領域内に割り当てられた連
鎖型ボリューム管理情報領域のアドレス情報とが含まれ
る連鎖型ボリューム管理情報が記録される。
【0202】このような情報記録媒体を使用する本発明
の情報記録再生装置は、リードイン領域およびオーバラ
ン防止領域内の連鎖型ボリューム管理情報領域のみを順
次アクセスすることによって、未記録領域へのアクセス
を防止しながらアクセス可能領域終端の物理アドレスを
検索することが可能となる。図19を用いて説明したよ
うに、物理フォーマット情報領域と状態判別領域を交互
にアクセスしながらアクセス可能領域終端の物理アドレ
スを検索する従来の情報記録再生装置に比べて、アクセ
ス頻度が半減して処理時間が大幅に短縮される。
【0203】また、本発明の情報記録媒体は、基本構造
情報としてファイル集合記述子やルートディレクトリ用
ファイルエントリに特定の仮想アドレスが割り当てられ
た限定VATが限定VAT構造領域に記録される。
【0204】このような情報記録媒体を使用する本発明
の情報記録再生装置は、ファイル再生処理を実行する場
合、ボリューム構造を一切検索することなしに特定の仮
想アドレスが割り当てられたファイル集合記述子やルー
トディレクトリ用ファイルエントリを直接検索すること
が可能となり、アクセス時間が短縮される。
【0205】さらに、本発明の情報記録媒体は、特定ア
プリケーション構造情報としてディレクトリ(AV−D
ir)用ファイルエントリやAVファイル(AVfil
e)用ファイルエントリに特定の仮想アドレスが割り当
てられた限定VATが限定VAT構造領域に記録され
る。
【0206】このような情報記録媒体を使用する本発明
の情報再生装置は、AVファイル(AVfile)の再
生処理を実行する場合、ファイル集合記述子やルートデ
ィレクトリなどの基本構造情報を一切検索することなし
に特定の仮想アドレスが割り当てられたディレクトリ
(AV−Dir)用ファイルエントリやAVファイル
(AVfile)用ファイルエントリを直接検索するこ
とが可能となり、アクセス時間が一層短縮される。そし
て、このようなAVファイル(AVfile)の再生処
理では、限定VATの先頭セクタ内に記録されたVAT
エントリのみが使用されるため、メモリ容量が制限され
るとともに比較的処理能力の低いプロセッサを用いる民
生AV機器であっても単純な処理手順にしたがって高速
にAVファイル(AVfile)を読み出すことが可能
となる。
【0207】実施の形態では、リードイン領域およびオ
ーバラン防止領域内に連鎖型ボリューム管理情報が記録
され、限定VATが限定VAT構造領域に記録される情
報記録媒体、その情報記録媒体に情報を記録する情報記
録方法、および情報記録装置、その情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生方法および情報再生装置
を説明した。
【0208】なお、リードイン領域およびオーバラン防
止領域内に連鎖型ボリューム管理情報が記録され、基本
構造情報としてファイル集合記述子やルートディレクト
リ用ファイルエントリに特定の仮想アドレスが割り当て
られた限定VATが限定VAT構造領域に記録されない
情報記録媒体、その情報記録媒体に情報を記録する情報
記録方法および情報記録装置、その情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生方法および情報再生装置
もまた本発明の範囲内である。この場合では、リードイ
ン領域およびオーバラン防止領域内の連鎖型ボリューム
管理情報領域を順次アクセスすることによって、未記録
領域へのアクセスを防止しながらアクセス可能領域終端
の物理アドレスを検索することが可能となり、アクセス
頻度が半減して処理時間が大幅に短縮される。
【0209】図11は、リードイン領域およびオーバラ
ン防止領域内に連鎖型ボリューム管理情報が記録され、
基本構造情報としてファイル集合記述子やルートディレ
クトリ用ファイルエントリに特定の仮想アドレスが割り
当てられた限定VATが限定VAT構造領域に記録され
ていない情報記録媒体を示す。
【0210】なお、図11に示した情報記録媒体の連鎖
型ボリューム管理情報領域132には第1論理ゾーンの
物理アドレス情報140と、連鎖型ボリューム管理情報
領域の物理アドレス情報142とに加えて、ボーダイン
領域の物理アドレス情報1202が記録され、さらに図
11に示した情報記録媒体のオーバラン防止領域110
の後続にボーダイン領域1204を配置してもよい。
【0211】ボーダイン領域1204は、物理フォーマ
ット情報領域1206を含む。物理フォーマット情報領
域1206には、第2論理ゾーンの物理アドレス情報1
44と、連鎖型ボリューム管理情報領域の物理アドレス
情報1346と、未記録領域138の物理アドレス情報
1347とが記録されている。図12は、このようなデ
ータ構造を有する情報記録媒体1200を示す。
【0212】以上のように、情報記録媒体1200であ
れば、従来の情報記録再生装置1500を用いて、情報
の再生が可能になる。
【0213】また、基本構造情報としてファイル集合記
述子やルートディレクトリ用ファイルエントリに特定の
仮想アドレスが割り当てられた限定VATが限定VAT
構造領域に記録され、リードイン領域およびオーバラン
防止領域内に連鎖型ボリューム管理情報が記録されない
情報記録媒体、その情報記録媒体に情報を記録する情報
記録方法および情報記録装置、その情報記録媒体に記録
された情報を再生する情報再生方法および情報再生装置
もまた本発明の範囲内である。この場合では、ファイル
再生処理を実行する場合、ボリューム構造を一切検索す
ることなしに特定の仮想アドレスが割り当てられたファ
イル集合記述子やルートディレクトリ用ファイルエント
リを直接検索することが可能となり、アクセス時間が短
縮される。
【0214】
【発明の効果】本発明の情報記録媒体は、リードイン領
域およびオーバラン防止領域内に、後続の論理ゾーンの
アドレス情報とその直後に位置するオーバラン防止領域
内に割り当てられた連鎖型ボリューム管理情報領域のア
ドレス情報とが含まれる連鎖型ボリューム管理情報が記
録される。
【0215】このような情報記録媒体を使用する本発明
の情報再生装置は、リードイン領域およびオーバラン防
止領域内の連鎖型ボリューム管理情報領域のみを順次ア
クセスすることによって、未記録領域へのアクセスを防
止しながらアクセス可能領域終端の物理アドレスを検索
することが可能となり、図19を用いて説明したように
物理フォーマット情報領域と状態判別領域を交互にアク
セスしながらアクセス可能領域終端の物理アドレスを検
索する従来の情報再生装置に比べて、アクセス頻度が半
減して処理時間が大幅に短縮される。
【0216】また、本発明の情報記録媒体は、基本構造
情報としてファイル集合記述子やルートディレクトリ用
ファイルエントリに特定の仮想アドレスが割り当てられ
た限定VATが限定VAT構造領域に記録される。
【0217】このような情報記録媒体を使用する本発明
の情報再生装置は、ファイル再生処理を実行するとき、
ボリューム構造を一切検索することなしに特定の仮想ア
ドレスが割り当てられたファイル集合記述子やルートデ
ィレクトリ用ファイルエントリを直接検索することが可
能となり、アクセス時間が短縮される。
【0218】さらに、本発明の情報記録媒体は、特定ア
プリケーション構造情報としてディレクトリ(AV−D
ir)用ファイルエントリやAVファイル(AVfil
e)用ファイルエントリに特定の仮想アドレスが割り当
てられた限定VATが限定VAT構造領域に記録され
る。
【0219】このような情報記録媒体を使用する本発明
の情報再生装置は、AVファイル(AVfile)の再
生処理を実行するとき、ファイル集合記述子やルートデ
ィレクトリなどの基本構造情報を一切検索することなし
に特定の仮想アドレスが割り当てられたディレクトリ
(AV−Dir)用ファイルエントリやAVファイル
(AVfile)用ファイルエントリを直接検索するこ
とが可能となり、アクセス時間が一層短縮される。そし
て、このようなAVファイル(AVfile)の再生処
理では、限定VATの先頭セクタ内に記録されたVAT
エントリのみが使用されるため、メモリ容量が制限され
るとともに比較的処理能力の低いプロセッサを用いる民
生AV機器であっても単純な処理手順にしたがって高速
にAVファイル(AVfile)を読み出すことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報記録媒体100のデ
ータ構造を示す図
【図2】(a)は、限定VAT163の詳細なデータ構
造を示す図、(b)は、限定VAT169の詳細なデー
タ構造を示す図、(c)は、限定VAT175の詳細な
データ構造を示す図
【図3】本発明の実施の形態の情報記録再生装置300
の構成を示す図
【図4】フォーマット処理の手順を示すフローチャート
【図5】フォーマット処理後の情報記録媒体のデータ構
造を示す図
【図6】ファイル記録処理の手順を示すフローチャート
【図7】クローズ処理の手順を示すフローチャート
【図8】クローズ処理後の情報記録媒体のデータ構造を
示す図
【図9】リードアウト領域が未記録領域に記録された場
合の情報記録媒体のデータ構造を示す図
【図10】ファイル再生処理の手順を示すフローチャー
【図11】本発明の他の実施の形態の情報記録媒体のデ
ータ構造を示す図
【図12】本発明の他の実施の形態の情報記録媒体のデ
ータ構造を示す図
【図13】従来の情報記録媒体のデータ構造を示す図
【図14】ディスクに記録されたファイルを管理するデ
ィレクトリ構造を示す図
【図15】従来の情報記録再生装置の構成を示す図
【図16】従来のフォーマット処理が行われた情報記録
媒体のデータ構造を示す図
【図17】従来のクローズ処理の手順を示すフローチャ
ート
【図18】従来のクローズ処理が行われた情報記録媒体
のデータ構造を示す図
【図19】従来のファイル再生処理の手順を示すフロー
チャート
【符号の説明】
102 データ記録領域 104 ボリューム空間 106 アクセス可能領域 108 リードイン領域 110、112 オーバラン防止領域 114、116 論理ゾーン 122、126、130 限定VAT構造領域 132、134、136 連鎖型ボリューム管理情報領
フロントページの続き (56)参考文献 国際公開00/30106(WO,A1) 佐々木 美幸、外2名,”DVDファ イルシステム”,Matsushita Technical Journa l,平成11年12月,Vol.45,No. 6,p.130−137 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12 G06F 12/00 G11B 7/0045

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録領域を備えた情報記録媒体で
    あって、 前記データ記録領域には、リードイン領域とボリューム
    空間とが予め割り付けられており、 前記ボリューム空間には、ボリューム・ファイル構造を
    少なくとも記録するための論理ゾーンと未記録領域への
    アクセスを防止するためのオーバラン防止領域とが交互
    に割り付けられており、 前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域のそ
    れぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、 前記連鎖型ボリューム管理情報領域には、後続の論理ゾ
    ーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボリューム管理情報
    領域のアドレス情報とを含む連鎖型ボリューム管理情報
    が記録されている、情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記連鎖型ボリューム管理情報領域は、
    前記オーバラン防止領域内の固定された位置に配置さ
    れ、前記後続の連鎖型ボリューム管理情報領域のアドレ
    ス情報は、前記後続のオーバラン防止領域の先頭アドレ
    スを示す、請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記ボリューム空間は、最後のオーバ
    ラン防止領域に後続するリードアウト領域が割り付けら
    れており、 前記最後のオーバラン防止領域に含まれる前記連鎖型ボ
    リューム管理情報領域には、ダミーデータが記録され
    る、請求項1に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 データ記録領域を含む情報記録媒体に情
    報を記録する情報記録方法であって、 前記データ記録領域には、リードイン領域とボリューム
    空間とが予め割り付けられており、 前記情報記録方法は、 ボリューム・ファイル構造を少なくとも記録するための
    論理ゾーンと未記録領域へのアクセスを防止するための
    オーバラン防止領域とを交互に前記ボリューム空間に割
    り付けるステップを包含し、 前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域のそ
    れぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、 前記情報記録方法は、 後続の論理ゾーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボリュ
    ーム管理情報領域のアドレス情報とを含む連鎖型ボリュ
    ーム管理情報を前記連鎖型ボリューム管理情報領域に記
    録するステップをさらに包含する、情報記録方法。
  5. 【請求項5】 データ記録領域を含む情報記録媒体に情
    報を記録する情報記録装置であって、 前記データ記録領域には、リードイン領域とボリューム
    空間とが予め割り付けられており、 前記情報記録装置は、 ボリューム・ファイル構造を少なくとも記録するための
    論理ゾーンと未記録領域へのアクセスを防止するための
    オーバラン防止領域とを交互に前記ボリューム空間に割
    り付ける手段を備えており、 前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域のそ
    れぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、 前記情報記録装置は、 後続の論理ゾーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボリュ
    ーム管理情報領域のアドレス情報とを含む連鎖型ボリュ
    ーム管理情報を前記連鎖型ボリューム管理情報領域に記
    録する手段をさらに備えている、情報記録装置。
  6. 【請求項6】 データ記録領域を含む情報記録媒体に記
    録された情報を再生する情報再生方法であって、 前記データ記録領域には、リードイン領域とボリューム
    空間とが予め割り付けられており、前記ボリューム空間
    には、ボリューム・ファイル構造を少なくとも記録する
    ための論理ゾーンと未記録領域へのアクセスを防止する
    ためのオーバラン防止領域とが交互に割り付けられてお
    り、前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域
    のそれぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、
    前記連鎖型ボリューム管理情報領域には、後続の論理ゾ
    ーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボリューム管理情報
    領域のアドレス情報とを含む連鎖型ボリューム管理情報
    が記録されており、 前記情報再生方法は、 前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域のそ
    れぞれに含まれる前記連鎖型ボリューム管理情報領域に
    連鎖的にアクセスするステップと、 前記連鎖型ボリューム管理情報領域から読み出された情
    報に基づいて、再生動作を行うステップとを包含する、
    情報再生方法。
  7. 【請求項7】 データ記録領域を含む情報記録媒体に記
    録された情報を再生する情報再生装置であって、 前記データ記録領域には、リードイン領域とボリューム
    空間とが予め割り付けられており、前記ボリューム空間
    には、ボリューム・ファイル構造を少なくとも記録する
    ための論理ゾーンと未記録領域へのアクセスを防止する
    ためのオーバラン防止領域とが交互に割り付けられてお
    り、前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域
    のそれぞれは、連鎖型ボリューム管理情報領域を含み、
    前記連鎖型ボリューム管理情報領域には、後続の論理ゾ
    ーンのアドレス情報と後続の連鎖型ボリューム管理情報
    領域のアドレス情報とを含む連鎖型ボリューム管理情報
    が記録されており、 前記情報再生装置は、 前記リードイン領域および前記オーバラン防止領域のそ
    れぞれに含まれる前記連鎖型ボリューム管理情報領域に
    連鎖的にアクセスする手段と、 前記連鎖型ボリューム管理情報領域から読み出された情
    報に基づいて、再生動作を行う手段とを備えている、情
    報再生装置。
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佐々木 美幸、外2名,"DVDファイルシステム",Matsushita Technical Journal,平成11年12月,Vol.45,No.6,p.130−137

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