JP3183872U - ヒューズ導電ブロック体 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型外形寸法の大電流定格容量の締付け形ヒューズをその電流容量をそのままで、小型化と軽量化できるようにしたヒューズ導電ブロック体を提供する。
【解決手段】大型外形寸法の締付けヒューズを小型外形寸法のヒューズに置き換えができるように、段差を有する良導体金属からなる矩形体の第一段差に配線用取付穴、第二段差に所定の間隔で位置決めされた複数個のタッピング穴を設けてなり、第一段差の配線用取付穴にはスプリングワッシャー40、ボルト50及びロックナット60を、第二段差の複数個のタッピング穴にはワッシャー30及び締付けねじ20を具備した導電ブロック体10に、小型外形寸法の締付け形ヒューズの電流容量と等価になるように複数個並列接続することで小型化と軽量化を図った。
【選択図】図1
【解決手段】大型外形寸法の締付けヒューズを小型外形寸法のヒューズに置き換えができるように、段差を有する良導体金属からなる矩形体の第一段差に配線用取付穴、第二段差に所定の間隔で位置決めされた複数個のタッピング穴を設けてなり、第一段差の配線用取付穴にはスプリングワッシャー40、ボルト50及びロックナット60を、第二段差の複数個のタッピング穴にはワッシャー30及び締付けねじ20を具備した導電ブロック体10に、小型外形寸法の締付け形ヒューズの電流容量と等価になるように複数個並列接続することで小型化と軽量化を図った。
【選択図】図1
Description
本考案は、大型寸法の大電流容量の締付け形ヒューズを大電流容量を変更せずに小型寸法ヒューズに置き換え可能にしたヒューズ導電ブロック体に関するものである。
近年、分散化電源装置の普及により過電流保護のために使用される絶縁筒の両端に締付け端子を有するヒューズが多用されているが、一般的には定格電流値が200アンペアのものまではその外形寸法が小型であるが、それ以上の定格値になるとヒューズの外形寸法が大型化し、取付けスペースの確保等が必要となる。又、これに伴いヒューズ一個当たりの重量も大幅に増加するとともにこれを接続するヒューズホルダも考慮しなければならず、重量制限を受ける機器では設計上かなり困難な問題となる。
従来品の具体例としては図4のように、定格電流値が400アンペアの定格電流値の締付け形ヒューズFは、耐熱性絶縁材からなるベース(イ)上に固定された導電金属の台座(ロ)と刃受け(ハ)に締付け形ヒューズの締付け端子F1,F2を挟み、ボルト(ニ)とロックナット(ホ)で締付け固定し、電線(ヘ)を接続して大電流を通電いるのが現状である。
このため、上述の締付け形ヒューズを使用する場合には必ずといってくらいこれを保持するヒューズホルダが必要となり、ヒューズとヒューズホルダを合体すると取付け面積が拡大し、設置スペースの確保が困難になるという問題がある。
又、ヒューズホルダは、機械加工工程の複雑した部材を用い、製作するにも手間が掛かることからコスト高になることやヒューズとヒューズホルダとの合体により総重量的にもかなり重くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、例えば、大型外形寸法の大電流定格値(400アンペア)一個の締付け形ヒューズと同じ定格電流値を有するような等価手段として外形寸法的にはワンランク下の寸法の200アンペアのヒューズを二個並列にすることで、等価にでき、かつ、小形軽量化を図ることを目的とした導電ブロック体を提供する。
上記の目的を達成するために本考案においては、大型外形寸法のの締付け形ヒューズに置き換えができるように、段差を有する良導体金属からなる矩形体の第一段差に配電用取付穴、第二段差に所定の間隔に位置決めされた複数個のタッピング穴を設けた導電ブロック体から構成される。
なお、本考案では大電流定格値の1/2の電流容量を有するワンランク下の小型寸法の締付け形ヒューズを並列接続することとしている。
外形寸法のワンランク下の寸法の締付け形ヒューズは前記第二段差のタッピング穴部に載置され、ねじ及びワッシャーにより締付け固定される。
また、矩形体の第一段差の配電用取付穴にはスプリングワッシャー、ボルト及びロックナットが具備されている。
これにより寸法的及び重量的にも大型の締付け形ヒューズに比べ有利な条件となる。
なお、本考案では大電流定格値の1/2の電流容量を有するワンランク下の小型寸法の締付け形ヒューズを並列接続することとしている。
外形寸法のワンランク下の寸法の締付け形ヒューズは前記第二段差のタッピング穴部に載置され、ねじ及びワッシャーにより締付け固定される。
また、矩形体の第一段差の配電用取付穴にはスプリングワッシャー、ボルト及びロックナットが具備されている。
これにより寸法的及び重量的にも大型の締付け形ヒューズに比べ有利な条件となる。
上述したように本考案の導電ブロック体は、大型の締付けヒューズに比べ、取付け面積を大幅に縮小できるとともに小型の締付けヒューズに置換することで小型化、軽量化、コスト低下を図ることができる。
以下、本考案の実施形態を図1から図3に基づき説明する。
図1において、10は矩形状の段差付導電ブロック体、20は締付けねじ30はワッシャー、40はスプリングワッシャー、50はボルト、60はロックナットを示す。
図1において、10は矩形状の段差付導電ブロック体、20は締付けねじ30はワッシャー、40はスプリングワッシャー、50はボルト、60はロックナットを示す。
矩形状の段差付導電ブロック体10は、アルミニウム又はその合金の材質からなり、これを切削加工と穴明け及びタッピング穴が施されて製作されている。
具体的には矩形状の段差付導電ブロック体10の第一段差にはその中央にボルト50とスプリングワッシャー40を差し込む小穴10cと第二段差には締付け形ヒューズの端子を締付けねじ20及びワッシャー30で固定するタップ穴10a,10bを施してある。
具体的には矩形状の段差付導電ブロック体10の第一段差にはその中央にボルト50とスプリングワッシャー40を差し込む小穴10cと第二段差には締付け形ヒューズの端子を締付けねじ20及びワッシャー30で固定するタップ穴10a,10bを施してある。
図2は上述の第二段差の表面に締付け形ヒューズの端子部を載置し、締付けねじ20とワッシャー30で固定した斜視図である。
この図では二個の小型寸法の締付けヒューズを並列に接続した状態を示している。この状態で、例えば、一個当たりの定格電流値が200アンペアとした場合、二個並列にあることからほぼ400アンペアの電流容量となることから、定格電流値が400アンペアのものと等価となる。
これらを比較すると並列接続のものは、取付けスペース、総重量等でメリットがあり、スペースのないところや重量制限のあるところでは有利となる。また、通電時にヒューズからの発生する熱の放熱効果も単位当たりで換算するとほぼ等価で分散できることから温度上昇も抑制できる。
この図では二個の小型寸法の締付けヒューズを並列に接続した状態を示している。この状態で、例えば、一個当たりの定格電流値が200アンペアとした場合、二個並列にあることからほぼ400アンペアの電流容量となることから、定格電流値が400アンペアのものと等価となる。
これらを比較すると並列接続のものは、取付けスペース、総重量等でメリットがあり、スペースのないところや重量制限のあるところでは有利となる。また、通電時にヒューズからの発生する熱の放熱効果も単位当たりで換算するとほぼ等価で分散できることから温度上昇も抑制できる。
図3は、さらに電流容量をアップした時の対応を考慮した場合の別な接続方法を示したもので、前図2の二個並列(400アンペア)をさらに並列にし800アンペアにしたものである。
以上のようなヒューズ導電ブロック体は、左右一対の並列接続となるため、二個以上必要となるが、使用する部材も少なく、製作工程も容易であることからコスト的にも低廉なものとなる。
10 段差付き導電ブロック体
20 締付けねじ
30 ワッシャー
40 スプリングワッシャー
50 ボルト
60 ロックナット
20 締付けねじ
30 ワッシャー
40 スプリングワッシャー
50 ボルト
60 ロックナット
Claims (1)
- 大型外形寸法の締付け形ヒューズを小型外形寸法の締付け形ヒューズに置き換えができるように、段差を有する良導体金属からなる矩形体の第一段差に配電用取付穴、第二段差に所定の間隔で位置決めされた複数個のタッピング穴を設けてなり、第一段差の配電用取付穴にはスプリングワッシャー、ボルト及びロックナットを、第二段差の複数個のタッピング穴にはワッシャー及び締付けねじを具備して構成のヒューズ導電ブロック体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001689U JP3183872U (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | ヒューズ導電ブロック体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001689U JP3183872U (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | ヒューズ導電ブロック体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3183872U true JP3183872U (ja) | 2013-06-06 |
Family
ID=50427796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013001689U Expired - Lifetime JP3183872U (ja) | 2013-03-11 | 2013-03-11 | ヒューズ導電ブロック体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183872U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109216127A (zh) * | 2016-08-24 | 2019-01-15 | 黄哲敏 | 一种快速更换式熔断器 |
-
2013
- 2013-03-11 JP JP2013001689U patent/JP3183872U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109216127A (zh) * | 2016-08-24 | 2019-01-15 | 黄哲敏 | 一种快速更换式熔断器 |
CN109216127B (zh) * | 2016-08-24 | 2019-12-24 | 黄哲敏 | 一种快速更换式熔断器 |
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