JP3183129U - 光ファイバ保持台及びそれを備える光測定装置 - Google Patents

光ファイバ保持台及びそれを備える光測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ファイバの絡まりを防止することができ、対応する番号のプローブを容易に探し出すことができる光ファイバ保持台を提供する。
【解決手段】光測定装置に用いられる光ファイバ保持台であって、送光用光ファイバ30aの先端部における各送光プローブ12を各固定位置51aに固定するとともに、受光用光ファイバ40aの先端部における各受光プローブ13を各固定位置51aに固定するための固定部50を有し、各送光プローブ12と各受光プローブ13とには異なる番号がそれぞれ振り当てられるとともに、各固定位置51aのそれぞれにも異なる番号が振り当てられており、各送光プローブ12と各受光プローブ13とは、それぞれ対応する番号の固定位置51aに固定されるようにする。
【選択図】図4

Description

本考案は、光ファイバ保持台及びそれを備える光測定装置に関し、さらに詳細には、光を用いて被検者の内部における測定部位に関する受光量情報を得る光脳機能イメージング装置に関する。
近年、脳の活動状況を観察するために、光を用いて簡便に非侵襲で測定する光脳機能イメージング装置が開発されている。このような光脳機能イメージング装置では、被検者の頭皮表面上に配置した送光プローブにより、異なる3種類の波長λ、λ、λ(例えば、780nmと805nmと830nm)の近赤外光を脳に照射するとともに、頭皮表面上に配置した受光プローブにより、脳から放出された各波長λ、λ、λの近赤外光の強度変化(受光量情報)ΔA(λ)、ΔA(λ)、ΔA(λ)をそれぞれ検出する。
そして、このようにして得られた受光量情報ΔA(λ)、ΔA(λ)、ΔA(λ)から、脳血流中のオキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[deoxyHb]とを求めるために、例えばModified Beer Lambert則を用いて関係式(1)(2)(3)に示す連立方程式を作成して、この連立方程式を解いている。さらには、オキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[oxyHb]と、デオキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[deoxyHb]とから総ヘモグロビンの濃度変化・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])を算出している。
ΔA(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(1)
ΔA(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(2)
ΔA(λ)=E(λ)×[oxyHb]+E(λ)×[deoxyHb]・・・(3)
なお、E(λm)は、波長λmの光におけるオキシヘモグロビンの吸光度係数であり、E(λm)は、波長λmの光におけるデオキシヘモグロビンの吸光度係数である。
ここで、送光プローブと受光プローブとの間の距離と、測定部位との関係について説明する。図5は、一対の送光プローブ及び受光プローブと、測定部位との関係を示す図である。送光プローブ12が被検者の頭皮表面の送光点Tに押し当てられるとともに、受光プローブ13が被検者の頭皮表面の受光点Rに押し当てられる。そして、送光プローブ12から光を照射させるとともに、受光プローブ13に頭皮表面から放出される光を入射させる。このとき、頭皮表面の送光点Tから照射された光のうちで、バナナ形状(測定領域)を通過した光が頭皮表面の受光点Rに到達する。これにより、測定領域の中でも、特に送光点Tと受光点Rとを被検者の頭皮表面に沿って最短距離で結んだ線の中点Mから、送光点Tと受光点Rとを被検者の頭皮表面に沿って最短距離で結んだ線の距離の半分の深さである被検者の測定部位Sに関する受光量情報ΔA(λ)、ΔA(λ)、ΔA(λ)が得られるとしている。
また、光脳機能イメージング装置では、脳の複数箇所の測定部位に関するオキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[oxyHb]、デオキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[deoxyHb]及び総ヘモグロビンの濃度変化・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])をそれぞれ測定することが行われている(例えば、特許文献1参照)。図6は、従来の光脳機能イメージング装置の概略構成の一例を示すブロック図である。また、図7は、非使用時の光脳機能イメージング装置の外観の一例を示す斜視図であり、図8は、測定時の光脳機能イメージング装置の外観の一例を示す斜視図である。なお、見やすくするために、数本の送光用光ファイバと数本の受光用光ファイバとを省略している。
光脳機能イメージング装置101は、筐体91を有する装置本体90と、被検者の頭皮表面に装着させるホルダ10と、32個(A個)の送光プローブ12T1〜12T32と、32個(B個)の受光プローブ13R1〜13R32と、32本(A本)の送光用光ファイバ30aからなる送光用光ファイバ群30と、32本(B本)の受光用光ファイバ40aからなる受光用光ファイバ群40と、送光用光ファイバ群30及び受光用光ファイバ群40が係止される光ファイバ保持台180とにより構成される。
装置本体90は、筐体91の内部に、近赤外光を出射する発光部2と、受光量情報ΔA(λ)を検出する光検出部3と、光脳機能イメージング装置101全体の制御を行うコンピュータ20とを備えるとともに、筐体91の外部に、表示装置23及び入力装置22と、4個の車輪92とを備える。なお、コンピュータ20は、CPU21とメモリ25とを備え、モニタ画面23a等を有する表示装置23と、キーボード22aやマウス22b等を有する入力装置22とが連結されている。
送光用光ファイバ30aと受光用光ファイバ40aとは、例えば直径2mm、長さ2m〜10mの管状であり、近赤外光を軸方向に伝達することができ、一端部から入射した近赤外光が、内部を通過して他端部から出射したり、他端部から入射した近赤外光が、内部を通過して一端部から出射するようになっている。そして、1本の送光用光ファイバ30aは、1個の送光プローブ12と、筐体91の内部の発光部2とを設定長さ(2m〜10m)で離隔するように両端部に接続している。また、1本の受光用光ファイバ40aは、1個の受光プローブ13と、筐体91の内部の光検出部3とを設定長さ(2m〜10m)で離隔するように両端部に接続している。
図9は、送光プローブ(受光プローブ)の一例を示す斜視図であり、図10は、ホルダの一例を示す斜視図である。送光プローブ12は円筒形状であり、その外周面は、ホルダ10の貫通孔10aに固定できるようになっており、その内周面には、送光用光ファイバ30aの一端部が挿入されている。これにより、送光用光ファイバ30aの他端部が、発光部2と接続されているので、送光用光ファイバ30aの他端部から入射した近赤外光が、送光用光ファイバ30aの内部を通過して送光用光ファイバ30aの一端部(送光プローブの先端)から出射することができるようになっている。また、受光プローブ13も、送光プローブ12と同様の構造をしており、円筒形状であって、その外周面は、ホルダ10の貫通孔10aに固定できるようになっており、その内周面には、受光用光ファイバ40aの一端部が挿入されている。これにより、受光用光ファイバ40aの他端部が、光検出部3と接続されているので、受光用光ファイバ40aの一端部(受光プローブの先端部)から入射した近赤外光が、受光用光ファイバ40aの内部を通過して受光用光ファイバ40aの他端部から出射することができるようになっている。
このような32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを所定の配列で被検者の頭皮表面に接触させるために、ホルダ10が使用されている。ホルダ10には、64個(A+B個)の貫通孔10aが行方向と列方向とに各30mmの間隔をあけて形成されている。そして、測定を行う際には、32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とが、ホルダ10の貫通孔10aに、行方向と列方向とに交互となるように挿入されることになる。このとき、ホルダ10のどの貫通孔10aに、どの送光プローブ12T1〜12T32又は受光プローブ13R1〜13R32が挿入されたかが認識されるように、各送光プローブ12T1〜12T32には、異なる番号(T1、T2、・・・)がそれぞれ振り当てられ、各受光プローブ13R1〜13R32にも、異なる番号(R1、R2、・・・)がそれぞれ振り当てられている。そして、各送光プローブ12T1〜12T32と各受光プローブ13R1〜13R32とは、対応する番号の各貫通孔10aにそれぞれ挿入されることになる。
図11は、32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32との位置関係の一例を示す図である。なお、送光プローブ12を丸で示し、受光プローブ13を四角で示す。このように32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを配置して、順番に1個ずつ送光プローブ12から光を照射させるとともに、32個の受光プローブ13R1〜13R32に頭皮表面から放出される光を入射させることによって、N箇所の測定部位に関する受光量情報ΔA(λ)、ΔA(λ)、ΔA(λ)(n=1、2、・・・、N)を得ている。
そして、N個の受光量情報ΔA(λ)、ΔA(λ)、ΔA(λ)を所定時間間隔Δtで得ていくことで、関係式(1)(2)(3)を用いて、オキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[oxyHb]の経時変化X(t)、デオキシヘモグロビンの濃度変化・光路長積[deoxyHb]の経時変化Y(t)及び総ヘモグロビンの濃度変化・光路長積([oxyHb]+[deoxyHb])の経時変化Z(t)(n=1、2、・・・、N)を求めている。
ところで、上述したようなホルダを用いて脳の活動状況の測定を行う際には、32本の送光用光ファイバ30aの重量と32本の受光用光ファイバ40aの重量が被検者にかかることになるため、これを軽減するために、光ファイバ保持台180が使用されている。光ファイバ保持台180は、上下方向に伸びた長さ2mの上下円筒状部材181と、円筒状部材181の上部に形成された水平方向に伸びた長さ0.5mの水平円筒状部材182と、上下円筒状部材181の下部の板状体に形成された4個の車輪183とを備える。これにより、光ファイバ保持台180を被検者の傍に配置し、32本の送光用光ファイバ30aと32本の受光用光ファイバ40aとを水平円筒状部材182に係止した後、ホルダ10の貫通孔10aに32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを固定し、その状態で脳の活動状況の測定を行っている(図8参照)。
そして、測定終了後には、ホルダ10の貫通孔10aから32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを取り外し、光脳機能イメージング装置101を片付けることになる。このとき、32本の送光用光ファイバ30aと32本の受光用光ファイバ40aとを水平円筒状部材182に係止した状態で保管している(図7参照)。
特開2006−109964号公報
しかしながら、測定終了後に光脳機能イメージング装置101を片付ける際には、図7に示すように、光ファイバ保持台180に送光用光ファイバ30aと受光用光ファイバ40aとを係止することになるが、それらの光ファイバ30a、40aが絡まってしまうという難点があった。このような絡まりは光ファイバに損傷を与えるだけではなく、次回の測定時には絡まりをほどくための時間が必要となって非常に手間がかかるという問題があった。
そこで、本考案は、送光用光ファイバや受光用光ファイバが絡まることを防止することができ、対応する番号の送光プローブや対応する番号の受光プローブを容易に探し出すことができる光ファイバ保持台及びそれを備える光測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の光ファイバ保持台は、被検者の頭皮表面上に配置されるA個の送光プローブと、当該頭皮表面上に配置されるB個の受光プローブと、筐体を有し、当該筐体の内部に光を出射する発光部と当該光を検出する光検出部とを備える装置本体と、A本の送光用光ファイバからなる送光用光ファイバ群と、B本の受光用光ファイバからなる受光用光ファイバ群とを備え、1本の送光用光ファイバは1個の送光プローブと発光部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の送光プローブと発光部とを接続し、1本の受光用光ファイバは1個の受光プローブと光検出部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の受光プローブと光検出部とを接続する光測定装置に用いられる光ファイバ保持台であって、前記送光用光ファイバの先端部における各送光プローブを各固定位置に固定するとともに、前記受光用光ファイバの先端部における各受光プローブを各固定位置に固定するための固定部を有し、各送光プローブと各受光プローブとには異なる番号がそれぞれ振り当てられるとともに、各固定位置には異なる番号がそれぞれ振り当てられており、各送光プローブと各受光プローブとは、対応する番号の固定位置にそれぞれ固定されるようになっていることを特徴としている。
ここで、「設定長さ」とは、任意の長さであり、送光用光ファイバが接続された送光プローブ等が、被検者の頭皮表面に装着されたホルダ等に挿入するために必要な距離となり、例えば2m以上10m以下となる。
また、「A個」や「B個」とは、任意の個数であり、例えば32個等となる。
以上のように、本考案の光ファイバ保持台によれば、各送光プローブと各受光プローブとは、対応する番号の固定位置にそれぞれ固定されて独立した状態で保管されるので、光ファイバどうしの絡まりを防止することができる。また、各送光プローブと各受光プローブとは、対応する番号の固定位置にそれぞれ固定されるので、対応する番号の送光プローブや受光プローブを容易に探し出すことができる。
(その他の課題を解決するための手段及び効果)
また、本考案の光ファイバ保持台においては、前記固定部は、複数個の分割固定部に分離されているようにしてもよい。
さらに、本考案の光ファイバ保持台においては、各分割固定部には、A個より少ないC個の送光プローブと、B個より少ないD個の受光プローブとがそれぞれ固定されるようになっているようにしてもよい。
そして、本考案の光測定装置は、被検者の頭皮表面上に配置されるA個の送光プローブと、当該頭皮表面上に配置されるB個の受光プローブと、筐体を有し、当該筐体の内部に光を出射する発光部と当該光を検出する光検出部とを備える装置本体と、A本の送光用光ファイバからなる送光用光ファイバ群と、B本の受光用光ファイバからなる受光用光ファイバ群とを備え、1本の送光用光ファイバは1個の送光プローブと発光部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の送光プローブと発光部とを接続し、1本の受光用光ファイバは1個の受光プローブと光検出部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の受光プローブと光検出部とを接続する光測定装置であって、前記送光用光ファイバの先端部における各送光プローブを各固定位置に固定するとともに、前記受光用光ファイバの先端部における各受光用プローブを各固定位置に固定するための固定部を有する光ファイバ保持台を備え、各送光プローブと各受光プローブとには異なる番号がそれぞれ振り当てられるとともに、各固定位置には異なる番号がそれぞれ振り当てられており、各送光用プローブと各受光用プローブとは、対応する番号の固定位置にそれぞれ固定されるようになっていることを特徴としている。
本考案に係る光脳機能イメージング装置の概略構成例を示すブロック図。 図1に示す装置の非使用時の外観の一例を示す斜視図。 図1に示す装置の測定時の外観の一例を示す斜視図。 光ファイバ保持台における固定部の説明図。 一対の送光プローブ及び受光プローブと、測定部位との関係を示す図。 従来の光脳機能イメージング装置の概略構成例を示すブロック図。 図6に示す装置の非使用時の外観の一例を示す斜視図。 図6に示す装置の測定時の外観の一例を示す斜視図。 送光(受光)プローブの一例を示す斜視図。 ホルダの一例を示す斜視図。 A個の送光プローブとB個の受光プローブとの位置関係の一例を示す図。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
図1は、本考案に係る光脳機能イメージング装置の概略構成の一例を示すブロック図である。また、図2は、非使用時の光脳機能イメージング装置の外観の一例を示す斜視図であり、図3は、測定時の光脳機能イメージング装置の外観の一例を示す斜視図である。なお、光脳機能イメージング装置101と同様のものについては、同じ符号を付している。
光脳機能イメージング装置1は、筐体91を有する装置本体90と、被検者の頭皮表面に装着させるホルダ10と、32個(A個)の送光プローブ12T1〜12T32と、32個(B個)の受光プローブ13R1〜13R32と、32本(A本)の送光用光ファイバ30aからなる送光用光ファイバ群30と、32本(B本)の受光用光ファイバ40aからなる受光用光ファイバ群40と、送光用光ファイバ群30及び受光用光ファイバ群40が係止される光ファイバ保持台80とにより構成される。
光ファイバ保持台80は、第一棒状部材81と第二棒状部材82と第三棒状部材83と固定部50とを有する。
第一棒状部材81は、上下方向に伸びた長さ0.5〜1mの円柱状部材81aと、円柱状部材81aが内部に挿入されることが可能な長さ0.5〜1mの円筒状部材81bと、円柱状部材81aの下端部に形成された4個の車輪81cとを備える。そして、円筒状部材81bは、円柱状部材81aに対して上方に引き出してピン等81dによって高さを保持することが可能となっている。すなわち第一棒状部材81は長さ0.5mから2mまでの間で伸縮可能となっている。
第二棒状部材82は長さ0.5〜1mの円筒状部材である。そして、第二棒状部材82の一端部は、円筒状部材81bの上端部に、角度変更保持機構(関節)82aを介して取り付けられている。これにより、第二棒状部材82は、角度変更保持機構82aによって円筒状部材81bに対する角度を変更保持することが可能となっている。なお、上記の角度変更保持機構としては、公知のものでよく、第二棒状部材82は円筒状部材81bに対してある平面で0°から360°までの任意の角度や数段階の角度に調整できればよく、例えば電気スタンド等に用いられる角度変更保持機構等が挙げられる。
第三棒状部材83は長さ0.5〜1mの円筒状部材である。そして、第三棒状部材83の一端部は、第二棒状部材82の上端部(他端部)に、角度変更保持機構(関節)83aを介して取り付けられている。これにより、第三棒状部材83は、角度変更保持機構83aによって第二棒状部材82に対する角度を変更保持することが可能となっている。なお、上記の角度変更保持機構としては、公知のものでよく、第三棒状部材83は第二棒状部材82に対してある平面で0°から360°までの任意の角度や数段階の角度に調整できればよく、例えば電気スタンド等に用いられる角度変更保持機構等が挙げられる。また、第二棒状部材82に対して第三棒状部材83の角度が調整できる平面は、円筒状部材81bに対して第二棒状部材82の角度が調整できる平面と同一の平面となることが好ましい。
図4は、固定部50を説明するための図である。固定部50は、8個の分割固定部51からなる。分割固定部51は例えば直径5〜10cmの円板状体であり、中心から上方に伸びた長さ5〜10cmの中心棒状体52を有する。そして、8個の分割固定部51は、等間隔で円形状に並ぶように配置されて、各中心棒状体52の上端部が水平に伸びた連結部材53で互いに連結された後、第三棒状部材83の他端部に上方に伸びた長さ10〜20cmの棒状部材54と角度変更保持機構(関節)54aとを介して取り付けられている。なお、上記の角度変更保持機構としては、公知のものでよく、棒状部材54は第三棒状部材83に対してある平面で0°から360°までの任意の角度や数段階の角度に調整できればよく、例えば電気スタンド等に用いられる角度変更保持機構等が挙げられる。また、第三棒状部材83に対して棒状部材54の角度が調整できる平面は、円筒状部材81bに対して第二棒状部材82の角度が調整できる平面と同一の平面となることが好ましい。
また、各分割固定部51は、垂直方向に貫通する8個((C+D)個)の貫通孔(固定位置)51aが中心軸を中心として等間隔で円形状に並ぶように形成されている。第一の分割固定部51に形成された各貫通孔51aには、時計回りに順番にT1、R1、T2、R2、・・、T8、R8となるように番号がそれぞれ振り当てられている。第二の分割固定部51に形成された各貫通孔51aには、時計回りに順番にT9、R9、T10、R10、・・、T16、R16となるように番号がそれぞれ振り当てられている。このように各分割固定部51に形成された各貫通孔51aには、時計回りに順番に番号がそれぞれ振り当てられている。
そして、1個の貫通孔51aの内周面には、円環形状のスポンジ等が配置されており、1個の送光プローブ12(受光プローブ13)が下からねじ込まれることで固定されるようになっている(図4(a)参照)。また、1個の送光プローブ12(受光プローブ13)が下方に引く抜かれることで貫通孔51aから取り外され、1本の送光用光ファイバ30a(受光用光ファイバ40a)が上から下に貫通孔51a内を通過するように引き出されるようになっている(図4(b)参照)。なお、送光用光ファイバ群30と受光用光ファイバ群40とは、第二棒状部材82の側壁と第三棒状部材83の側壁と棒状部材54の側壁とに沿うようにテープ85等を用いて固定されている。
このような光ファイバ保持台80によれば、各送光プローブ12T1〜12T32と各受光プローブ13R1〜13R32とは、対応する番号(T1、T2、・・・、R1、R2、・・・)の貫通孔51aにそれぞれ固定されることになり、番号(T1、T2、・・・、R1、R2、・・・)がそれぞれ振り当てられた送光プローブ12T1〜12T32と受光プローブ13R1〜13R32とを容易に見つけることができるようになっている。また、各々が独立した状態で保管されるので、光ファイバどうしの絡まりを防止することができる。
次に、光ファイバ保持台80を使用する使用方法について説明する。まず、医師や検査技師等は、光ファイバ保持台80を被検者の傍に配置する。次に、医師や検査技師等は、円筒状部材81bを円柱状部材81aに対して所望の長さだけ上方へ引き出して、ピン等81dにより保持することで高さを調整する。次に、医師や検査技師等は、第二棒状部材82を円筒状部材81bに対して所望の角度で折り曲げ、さらに第三棒状部材83を第二棒状部材82に対して所望の角度で折り曲げ、さらに固定部50を第三棒状部材83に対して所望の角度で折り曲げて、固定部50が被検者の頭上にくるように配置する。次に、医師や検査技師等は、第一の分割固定部51の番号T1の貫通孔51aから送光プローブ12T1を取り付し、ホルダ10の番号T1の貫通孔10aに送光プローブ12T1を挿入する。また、第一の分割固定部51の番号R1の貫通孔51aから受光プローブ13R1を取り付し、ホルダ10の番号R1の貫通孔10aに受光プローブ13R1を挿入する。このようにして、分割固定部51の貫通孔51aから32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを取り外し、ホルダ10の貫通孔10aに32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを挿入する。そして、この状態で脳の活動状況の測定を行う(図3及び図4(b)参照)。
そして、測定後には、ホルダ10の貫通孔10aから番号T1の送光プローブ12T1を取り外し、第一の分割固定部51の番号T1の貫通孔51aに送光プローブ12T1を取り付ける。また、ホルダ10の貫通孔10aから番号R1の受光プローブ13R1を取り外し、第一の分割固定部51の番号R1の貫通孔51aに受光プローブ13R1を取り付ける。このようにして、ホルダ10の貫通孔10aから32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを取り外し、分割固定部51の貫通孔51aに32個の送光プローブ12T1〜12T32と32個の受光プローブ13R1〜13R32とを取り付ける(図3及び図4(a)参照)。これらの作業が完了後、光脳機能イメージング装置1を片付ける。
<他の実施形態>
(1)上述した光ファイバ保持台80において、分割固定部51は、8個の貫通孔51aが等間隔で円形状に並ぶように形成されている構成としたが、送光プローブが固定されるための4個の貫通孔51aが等間隔で大円形状に並ぶととともに、受光プローブが固定されるための4個の貫通孔51aが等間隔で小円形状に並ぶ2重の円形状に形成されているような構成としてもよい。また、本実施形態においては4個(C個)の送光プローブ12と4個(D個)の受光プローブ13とが固定される構成としたが、2個(C個)の送光プローブと2個(D個)の受光プローブとが固定されるような構成としてもよく、送光プローブの個数(C個)と受光プローブの個数(D個)とを任意の個数としてもよい。
(2)上述した光ファイバ保持台80において、分割固定部51は、円板状体を有する構成としたが、直方状体を有するような構成としてもよく、送光プローブや受光プローブが固定されるための貫通孔が2列に並ぶように構成してもよい。
(3)上述した光ファイバ保持台80において、固定部50は、第三棒状部材83の他端部に取り付けられている構成としたが、第三棒状部材の他端部に取り付け取り外し可能な構成としてもよい。これにより、様々な種類の固定部を準備しておき、適当な個数の送光プローブを固定するとともに、適当な個数の受光プローブを固定するための固定部を選択して使用することができるようになる。
(4)上述した光ファイバ保持台80において、光ファイバ保持台80は、第一棒状部材81と第二棒状部材82と第三棒状部材83とを有する構成としたが、第一棒状部材と第二棒状部材と第三棒状部材と第四棒状部材とを有するような構成としてもよい。すなわち、3段階で角度が変更保持可能になっていてもよく、また4段階以上で角度が変更保持可能になっていてもよい。
(5)上述した光脳機能イメージング装置1において、32個(A個)の送光プローブ12T1〜12T32と、32個(B個)の受光プローブ13R1〜13R32とを備える構成としたが、16個(A個)の送光プローブと8個(B個)の受光プローブとを備えるような構成としてもよく、送光プローブの個数(A個)と受光プローブの個数(B個)とを任意の個数としてもよい。
本考案は、非侵襲で脳活動を測定する光脳機能イメージング装置等に利用することができる。
1、101:光脳機能イメージング装置(光測定装置)
2:発光部
3:光検出部
10:ホルダ
12:送光プローブ
13:受光プローブ
20:コンピュータ
30:送光用光ファイバ群
30a:送光用光ファイバ
40:受光用光ファイバ群
40a:受光用光ファイバ
50:固定部
51a:貫通孔(固定位置)
80:光ファイバ保持台
81:第一棒状部材
82:第二棒状部材
83:第三棒状部材
90:装置本体
91:筐体

Claims (4)

  1. 被検者の頭皮表面上に配置されるA個の送光プローブと、
    当該頭皮表面上に配置されるB個の受光プローブと、
    筐体を有し、当該筐体の内部に光を出射する発光部と当該光を検出する光検出部とを備える装置本体と、
    A本の送光用光ファイバからなる送光用光ファイバ群と、
    B本の受光用光ファイバからなる受光用光ファイバ群とを備え、
    1本の送光用光ファイバは1個の送光プローブと発光部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の送光プローブと発光部とを接続し、1本の受光用光ファイバは1個の受光プローブと光検出部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の受光プローブと光検出部とを接続する光測定装置に用いられる光ファイバ保持台であって、
    前記送光用光ファイバの先端部における各送光プローブを各固定位置に固定するとともに、前記受光用光ファイバの先端部における各受光プローブを各固定位置に固定するための固定部を有し、
    各送光プローブと各受光プローブとには異なる番号がそれぞれ振り当てられるとともに、各固定位置には異なる番号がそれぞれ振り当てられており、
    各送光プローブと各受光プローブとは、対応する番号の固定位置にそれぞれ固定されるようになっていることを特徴とする光ファイバ保持台。
  2. 前記固定部は、複数個の分割固定部に分離されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ保持台。
  3. 各分割固定部には、A個より少ないC個の送光プローブと、B個より少ないD個の受光プローブとがそれぞれ固定されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ保持台。
  4. 被検者の頭皮表面上に配置されるA個の送光プローブと、
    当該頭皮表面上に配置されるB個の受光プローブと、
    筐体を有し、当該筐体の内部に光を出射する発光部と当該光を検出する光検出部とを備える装置本体と、
    A本の送光用光ファイバからなる送光用光ファイバ群と、
    B本の受光用光ファイバからなる受光用光ファイバ群とを備え、
    1本の送光用光ファイバは1個の送光プローブと発光部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の送光プローブと発光部とを接続し、1本の受光用光ファイバは1個の受光プローブと光検出部とが設定長さで離れるように、両端部に1個の受光プローブと光検出部とを接続する光測定装置であって、
    前記送光用光ファイバの先端部における各送光プローブを各固定位置に固定するとともに、前記受光用光ファイバの先端部における各受光用プローブを各固定位置に固定するための固定部を有する光ファイバ保持台を備え、
    各送光プローブと各受光プローブとには異なる番号がそれぞれ振り当てられるとともに、各固定位置には異なる番号がそれぞれ振り当てられており、
    各送光用プローブと各受光用プローブとは、対応する番号の固定位置にそれぞれ固定されるようになっていることを特徴とする光測定装置。
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