JP3183001U - 支柱ユニットおよび支柱ユニット用の基台 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易に設置および撤去できるフェンスに用いられる支柱ユニットを提供する。
【解決手段】支柱ユニット10は、基台12と、支柱14と、ネジ16とを有する。基台12の上面12aには、縦穴18が設けられている。基台12の側面12bには、縦穴18に通じる横穴20が設けられている。基台12は、縦穴18および横穴20が露出するように設置される。支柱14の下面14aには、縦穴18に嵌め込まれる突起22が設けられている。突起22の側面22aには、ネジ穴24が設けられている。縦穴18に突起22が嵌め込まれ、横穴20とネジ穴24とが連通した状態で、ネジ16が横穴20を通過してネジ穴24にねじ込まれる。ネジ穴24にねじ込まれたネジ16によって、基台12と支柱14とが固定される。
【選択図】図1
【解決手段】支柱ユニット10は、基台12と、支柱14と、ネジ16とを有する。基台12の上面12aには、縦穴18が設けられている。基台12の側面12bには、縦穴18に通じる横穴20が設けられている。基台12は、縦穴18および横穴20が露出するように設置される。支柱14の下面14aには、縦穴18に嵌め込まれる突起22が設けられている。突起22の側面22aには、ネジ穴24が設けられている。縦穴18に突起22が嵌め込まれ、横穴20とネジ穴24とが連通した状態で、ネジ16が横穴20を通過してネジ穴24にねじ込まれる。ネジ穴24にねじ込まれたネジ16によって、基台12と支柱14とが固定される。
【選択図】図1
Description
本考案は、フェンスに用いられる支柱を含む支柱ユニット、およびこの支柱ユニットを構成する基台に関するものである。より詳しくは、簡易に設置および撤去できるフェンスに用いられる支柱ユニットおよび基台に関するものである。
支柱の間に横板、縦板、または金網等を設けたフェンスが、敷地と道路の境界に設置されている。道路に降り積もった雪を除去する場合、敷地の外周に設けられたフェンスとの接触を避けるため、除雪車が道路の端まで寄れない。このため、道路の端に積雪が残ってしまう。フェンスがなければ、除雪車を用いて道路の端まで除雪できる。このため、積雪地域では、冬季には簡単に撤去でき、春季から秋季には簡単に設置できるフェンスの実用化が望まれている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、簡易に設置および撤去できるフェンスに用いられる支柱ユニットと、この支柱ユニットを構成する基台を提供することを目的とする。
本考案の支柱ユニットは、縦穴が上面に、縦穴に通じる横穴が側面にそれぞれ設けられ、縦穴および横穴が露出するように設置される基台と、縦穴に嵌め込まれる突起が下面に設けられた支柱と、縦穴に突起が嵌め込まれた状態で、横穴に取り外せるように差し込まれて基台と支柱とを固定するピンと、を有する。本考案の支柱ユニットにおいて、ピンはネジであり、突起の側面にはネジ穴が設けられ、ネジが横穴を通過してネジ穴にねじ込まれることが好ましい。
本考案の基台は、下面に突起を備える支柱が設置される基台であって、上面に設けられ、突起が嵌め込まれる縦穴と、側面に設けられ、穴に通じる横穴と、縦穴に突起が嵌め込まれたときに、横穴に取り外せるように差し込まれて基台と支柱とを固定するためのピンと、を有する。本考案の基台において、上面を覆うキャップをさらに有していてもよい。
本考案によれば、フェンスが簡易に設置および撤去できる。
以下、本考案の支柱ユニットについて、図面を参照しながら実施形態に基づいて説明する。なお、本考案の基台は、本考案の支柱ユニットの構成部材として支柱ユニットともに説明する。図面は、支柱ユニット、支柱ユニットを構成する部材、および支柱ユニットの周辺部材を模式的に表したものであり、これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、重複説明は適宜省略し、同一部材には同一符号を付与することがある。
図1は、本考案の実施形態に係る支柱ユニット10の分解斜視図である。図2は、支柱ユニット10を組み立てた状態を示す図である。図3は、図2に示す支柱ユニット10のA−A線断面を示す断面図である。支柱ユニット10は、フェンスの構成部材として用いられる。支柱ユニット10は、基台12と、支柱14と、ピンであるネジ16とを備える。
基台12は、図1に示すように、円筒と直方体とを含む形状、すなわち、直方体に円筒を差し込んだような形状を有している。基台12は、上面12aにこの円筒の芯である縦穴18が設けられている。また、基台12の側面12bには、縦穴18より径が小さくネジ16より径が大きい横穴20が設けられている。横穴20は、縦穴18に通じている。基台12は、フェンスを組み立てた状態で、縦穴18および横穴20が露出するように設置される。
支柱14は、図2に示すように、基台12の上に設置して使用する。支柱14は、図1に示すように、一つの側面に溝14aが形成された直方体状の形状を有しており、縦穴18に嵌め込まれる突起22を下面14bに備える。基台12の縦穴18に、支柱14の突起22を嵌め込むことによって、基台12に支柱14を設置する。詳細は後述するが、溝14aはフェンスの横板を嵌め込むためのものである。本実施形態では、円筒形の金属管の片方の端部を除いた周囲を樹脂で固めて支柱14を構成している。この樹脂で覆われていない金属管の部分が突起22となっている。本実施形態とは異なり、樹脂製または木製等の柱の下面に突起を取り付けて支柱を構成してもよいし、樹脂等で突起を含む支柱を一体成形して支柱を構成してもよい。
突起22の側面22aには、ネジ16に対応するネジ穴24が設けられている。縦穴18に突起22を嵌め込み、横穴20とネジ穴24とが連通した状態で、基台12の側面12bに設けられた横穴20からネジ16を差し込んでネジ穴24まで到達させ、ネジ穴24にネジ16をねじ込み、基台12と支柱14とを固定する。本実施形態では、横穴20がネジ16の径より大きな穴であるが、横穴20がネジ16に対応するネジ穴であってもよい。この場合、ネジ16は、横穴20とネジ穴24にねじ込まれるので、基台12と支柱14との固定が強化される。
つぎに、支柱ユニット10を含むフェンス40の組立方法について説明する。図4および図5は、フェンス40の組み立て工程を説明するための図で、図4が側面図であり、図5が正面図である。まず、図4(a)に示すように、縦穴18および横穴20が露出するように基台12を設置する。このとき、基台12の下方の円筒部はコンクリート等で地中に固定される(不図示)。つぎに、図4(b)に示すように、突起22を縦穴18に嵌め込んで、ネジ穴24と横穴20とが連通するように支柱14を基台12に設置する。そして、図4(c)に示すように、ネジ16を横穴20に差し込んでからネジ穴24にねじ込んで、突起22を縦穴18に、すなわち、支柱14を基台12に固定する。こうして、フェンス40の一端となる支柱ユニット10の組み立てが完成する。
同様にして、図5(a)に示すように、フェンス40のもう一方の端となる支柱ユニット50を、2つの支柱14,54の溝14a,54aが向き合うように組み立てる。つぎに、図5(b)に示すように、上方への突起70a,70bを両端に有する複数の横板70を溝14a,54aに嵌め込んでいく。突起70a,70bは、溝14a,54aに隠れるため、フェンス40を組み立てた後は見えなくなる。突起70a,70bがあるために複数の横板70の間に隙間ができ、この隙間から採光や通風ができる。そして、図5(c)に示すように、支柱14,54の上面にキャップ72,74を装着する。こうして、フェンス40の組み立てが完成する。
つぎに、フェンス40の撤去方法について説明する。図6は、フェンス40が撤去されて、基台12が残された状態を示す図である。フェンス40の撤去は、基本的にフェンス40の設置と逆の手順で行う。すなわち、まずキャップ72,74を支柱14,54から取り外す。つぎに、全ての横板70を溝14a,54aから抜き取る。そして、ネジ16,56を基台12,52から取り外し、基台12,52から支柱14,54を引き抜く。つぎに、図6に示すように、基台12をキャップ82で覆う。同様に、基台52もキャップで覆う(不図示)。なお、キャップ82をキャップ72と兼用してもよいし、キャップ72,82が同じキャップであってもよい。
このように、常設される基台12,52と、着脱可能な支柱14,54および横板70とを備えるフェンス40なので、例えば季節に応じて、フェンス40の設置および除去が容易にできる。また、常設される基台12をキャップ72で覆うので、フェンス40を撤去して基台12を残した状態でも、基台12の劣化がほとんどない。基台52についても同様である。このため、不具合なく次回のフェンス40を設置することが可能となる。
以上、実施形態に基づいて本考案の支柱ユニットと基台を説明したが、本考案の支柱ユニットと基台は上記実施形態に限定されない。すなわち、上記実施形態では基台と支柱とを固定するピンがネジであったが、本考案の支柱ユニットでは、取り外せるように基台の横穴に差し込むことができれば、ピンはネジ以外、例えば、円柱形状のピン、角柱形状のピン、または先端が膨らんだピン等であってもよい。
また、上記実施形態では突起の側面にネジ穴が設けられていたが、本考案の支柱ユニットでは、突起の側面に単なる穴を設けてもよい。また、突起の側面にネジ穴に代えて、突起の側面に溝を設けて、基台の側面の横穴から差し込んだピンをこの溝に装着することによって基台と支柱を固定してもよい。この場合、ピンの先端を溝に密着するような形状、例えば円弧形状等にしておけば、より好ましい。また、キャップの側面にもネジ穴を設け、基台の側面の上部と上面をキャップで覆った後、このキャップの側面のネジ穴にネジを差し込んで縦穴まで貫通させることによって、キャップを基台に固定してもよい。
10,50 支柱ユニット
12,52 基台
14,54 支柱
16 ネジ
18 縦穴
20 横穴
22 突起
24 ネジ穴
40 フェンス
70 横板
72,74,82 キャップ
12,52 基台
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72,74,82 キャップ
Claims (4)
- 縦穴が上面に、前記縦穴に通じる横穴が側面にそれぞれ設けられ、前記縦穴および前記横穴が露出するように設置される基台と、
前記縦穴に嵌め込まれる突起が下面に設けられた支柱と、
前記縦穴に前記突起が嵌め込まれた状態で、前記横穴に取り外せるように差し込まれて前記基台と前記支柱とを固定するピンと、
を有する支柱ユニット。 - 請求項1において、
前記ピンはネジであり、
前記突起の側面にはネジ穴が設けられ、
前記ネジが前記横穴を通過してネジ穴にねじ込まれる支柱ユニット。 - 下面に突起を備える支柱が設置される基台であって、
上面に設けられ、前記突起が嵌め込まれる縦穴と、
側面に設けられ、前記穴に通じる横穴と、
前記縦穴に前記突起が嵌め込まれたときに、前記横穴に取り外せるように差し込まれて前記基台と前記支柱とを固定するためのピンと、
を有する基台。 - 請求項3において、
前記上面を覆うキャップをさらに有する基台。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000644U JP3183001U (ja) | 2013-02-07 | 2013-02-07 | 支柱ユニットおよび支柱ユニット用の基台 |
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JP2013000644U JP3183001U (ja) | 2013-02-07 | 2013-02-07 | 支柱ユニットおよび支柱ユニット用の基台 |
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JP2013000644U Expired - Fee Related JP3183001U (ja) | 2013-02-07 | 2013-02-07 | 支柱ユニットおよび支柱ユニット用の基台 |
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CN107881952A (zh) * | 2017-11-21 | 2018-04-06 | 成都市绿洲节水灌溉工程有限公司 | 一种层结构的护栏 |
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- 2013-02-07 JP JP2013000644U patent/JP3183001U/ja not_active Expired - Fee Related
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