JP3182833U - 携帯型情報端末用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースに装飾体を自在に取り付けて装飾を施すことができ、また装飾体の交換が容易で低コストで多様な装飾を楽しめ、さらにケースの背面部を局所的に損傷させることから防止する携帯型情報端末用ケースを提供する。
【解決手段】背板部2と、周側部3とを備え、背板部には背板部を貫通して形成された背板小孔7が複数配列して設けられ、周側部には周側小孔が形成されてなると共に、背板部及び周側部の内表面にはそれぞれ背板凹窪部24及び周側凹窪部が形成されてなる携帯型情報端末用ケース1であって、背板小孔及び周側小孔には挿込棒体を備えた装飾体を着脱自在に取り付けることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、携帯型情報端末の保護又は装飾に使用されるケースに関する。
従来、装飾形状若しくは装飾模様が一体的に付加されたプラスチック製品や皮製品からなるケースを装着することにより、携帯型情報端末を装飾する商品が一般に用いられている。
特開2012−170038
しかし、従来技術においては、使用者は一端購入したケースの装飾に飽きたとしてもケースそのものを買い換えることが必要であり少なからず出費が必要であった。また買い換え後のケースの装飾についてもまた飽きればさらに買い替えを余儀なくされ、古いケースは使い古されたものでもあることから再び使用されることは少なく、保管に困ると捨てざるを得なくなるという問題があった。
そこで、上記課題を解決するための手段として本願実用新案に係る携帯型情報端末用ケースは、携帯型情報端末の背面側に装着する携帯型情報端末用ケースであって、該携帯型情報端末用ケースは、柔軟な樹脂素材からなると共に、携帯型情報端末の背面に当接する背板部と、前記背板部の周縁から背板部に対して携帯型情報端末を囲む方向に略垂直に形成された周側部と、前記周側部の前端部から内向きに屈曲して形成された係止部と、前記周側部によって囲まれてなる携帯型情報端末装着用の開口部とを備え、前記背板部に、背板部を貫通して形成された装飾体取付用の背板小孔が複数配列して設けられ、前記背板部の内表面には、背板小孔と同心で背板小孔よりやや大きい背板凹窪部が各背板小孔に対応して設けられてなることを特徴とすることを特徴とする。
また、前記周側部に、前記背板部の小孔が円形である場合には同一形状に形成され、円形でない場合には同一の内接円を有する形状に形成された装飾体取付用の周側小孔が形成され、前記周側部の内表面には、周側小孔と同心で周側小孔よりやや大きい周側凹窪部が設けられてなることとしても好ましい。
携帯型情報端末用ケースは柔軟な樹脂素材によって形成されており、シリコン若しくはポリウレタン等の合成樹脂によって形成されることが好ましい。このような柔軟な樹脂素材によって形成されることによって、開口部を押し広げて携帯型情報端末をケースに容易に装着させることができる。
携帯型情報端末用ケースを装着した携帯型情報端末は、前記背板及び周側部が携帯型情報端末の背面及び周側面に当接することによって、携帯型情報端末用ケースの内部においてずれ動くことがない。また、周側部の前端部から内向きに屈曲して形成されることによって装着された携帯型情報端末の正面(メインディスプレイを備えた面)の外周縁部を保持可能な係止部として形成されている。このため、携帯型情報端末用ケースに装着された携帯型情報端末は前記係止部に保持されることによって開口部から抜け落ちることがない。
携帯型情報端末用ケースは、装着する携帯型情報端末に合わせて種々の大きさに成形することが可能である。装着可能な携帯型情報端末としては、携帯電話機、若しくはフラットパネルを装備したタブレット型情報端末機等が挙げられる。
前記背板小孔及び周側小孔(以下、両者を合わせて小孔と表す場合がある。)には、挿込棒体部を備えた装飾体が着脱可能に取付け可能であり、装飾体の着脱は挿込棒体を小孔に抜き挿しすることで行なうことができる。装飾体の取り付けの際にも、携帯型情報端末用ケースが柔軟な樹脂素材によって形成されているため、小孔を押し広げながら挿込棒体を挿し込むことにとって容易に取り付けが可能となる。また、同一構造の装飾体を取り付け可能とするために背板小孔及び周側小孔は円形である場合には同一形状に形成され、円形でない場合には同一の内接円を有する形状に形成されていることが好ましい。なお、前記内接円は、背板小孔において形成される内接円のうち最大のものであることが好ましい。挿込棒体を挿し込むための面積を最大限に大きく設定することができ、装飾体の取付けやすさ及び取り付け後の安定性を確保することができるからである。
なお前記装飾体は、前記挿込棒体の先端に背板小孔及び周側小孔の内径よりも若干大きく拡径して形成された係止端が形成されているものが用いられる。前記係止端が形成されていることによって、一旦取り付けられた装飾体は、挿込棒体を介して装飾部と係止端とが背板部や周側部を内外両面から挟持し、抜け落ちないように固定することができる。
また、本願考案に係る携帯型情報端末用ケースの背板部の内表面には背板小孔と同心で背板小孔よりやや大きい背板凹窪部が設けられ、さらに周側部に周側小孔が形成されている場合には周側部の内表面に周側小孔と同心で周側小孔よりやや大きい周側凹窪部が設けられている。ここで、背板小孔と同心であるとは、背板小孔が円形である場合は背板小孔の中心と同心であることをいい、背板小孔が円形でない場合は背板小孔の内接円の中心と同心であることをいう。また、周側小孔と同心であることについても背板小孔の場合と同様である。背板凹窪部若しくは周側凹窪部には、取り付けられた装飾体の前記係止端を嵌め込むことが可能である。従って携帯型情報端末用ケースに装飾体を取り付けた状態において、係止端が背板部若しくは周側部の内表面から携帯型情報端末に向かって突出することを防止することができる。これにより、装飾体を取り付けた状態の携帯型情報端末用ケースを、係止端が携帯型情報端末用ケースの内表面から突出させることなく携帯型情報端末に装着させることができ、携帯型情報端末の背側面や周側面が係止端による局所摩擦を受けて損傷することを防止することができる。
また、背板小孔は背板部に複数配列して設けられていることから、使用者はその日の気分によって装飾体を取り付ける位置を変えたり、また、異なる装飾体に取り変えたりすることができる。さらに、複数の装飾体を背板部に配置することにより複数の装飾体が構成する装飾模様を形成させることもできる。このように背板小孔を備えた本願考案に係る携帯型情報端末用ケースを用いれば、携帯型情報端末にバリエーションに富んだ装飾機能を容易に付加させることができ、使用者は装飾体を付け替えるだけで携帯型情報端末用ケース自体は取り替えることなく好きな装飾や装飾模様を楽しむことができる。
さらにまた、前記背板小孔は、背板小孔の径方向内方に向かって突出した突出部を有する形状に形成されてなることが好ましい。また、前記周側小孔にも、周側小孔の径方向内方に向かって突出した突出部を有する形状に形成されてなることが好ましい。すなわち、前記突出部の幅は小孔の内周長さよりも短く形成されるため、挿込棒体の先端を押し付けることによって自在に折り曲げることができる。これにより、背板小孔及び周側小孔の形状が円形である場合に小孔の内径を押し広げながら挿込棒体を挿し入れるよりも、前記突出部を有する小孔に挿込棒体を挿し入れる方が小孔の内径を広げるために必要な力が少なくなるように構成することが可能である。従って、突出部を有する小孔は、円形の小孔よりも装飾体をより取り付け易い構造を構成できるという利点がある。また、挿込棒体を挿し入れた後においては、突出部が前記係止端と当接することによって挿込棒体の脱落防止機能を兼ね備えることができる。このような突出部を備えた背板小孔若しくは周側小孔の形状としては、ハート型、星型、スペード型、若しくはクローバー型等であることが好ましい。
また、使用者は複数の背板小孔に複数の装飾体をそれぞれ取り付けることも可能であるため、携帯型情報端末の背面を装飾体の配列によって表現される模様で装飾することも可能である。
さらにまた、本願考案に係る携帯型情報端末用ケースは、上記背板小孔に加えて、前記周側部にも前記背板小孔が円形である場合には同一形状に形成され、円形でない場合には同一の内接円を有する形状に形成された周側小孔が形成されてなることを特徴とする。
周側小孔は、背板小孔が円形である場合には同一形状に形成され、円形でない場合には同一の内接円を有する形状に形成されているため、使用者は背板小孔に取り付けていた装飾体を周側小孔にも取り付けることができる。また、例えば周側小孔に携帯型情報端末の周側面に対して垂直方向に大きく突出した構造を有する装飾体を取り付ければ、遠くから見てもよくわかる個性的な装飾を備えた携帯型情報端末とすることができる。
背板小孔と共に周側小孔にも合わせて装飾体を取り付けることによって装飾のバリエーションの多様化を図ることができ、使用者は他人とは全く異なる独自の装飾を施した携帯型情報端末用カバーとすることができる。
本願考案に係る携帯型情報端末用ケースによれば、背板小孔に装飾体を自在に取り付けて装飾を施すことによって使用者の好みの装飾を容易に実現することができる。
また、一旦装飾体によって構成した装飾に飽きた場合であってもケース自体を買い換える必要はなく、装飾体だけを取り替えるか、若しくは装飾体の取り付け位置を別の小孔に変えることによって、低コストで多様な装飾を楽しむことができる。
また、携帯型情報端末用ケースに背板小孔及び周側小孔を設ければ、背板小孔及び周側小孔に装飾体を取り付けることによって、携帯型情報端末用ケースの背面及び周側面とを合わせて装飾を施すことができるため、背面のみを用いる場合に比べて装飾のバリエーションの多様化を図ることができる。
さらに、携帯型情報端末用ケースの背板部の内表面に設けた背板凹窪部及び周側凹窪部によって、装飾体を取り付けた状態の携帯型情報端末用ケースを携帯型情報端末に装着した際にも、前記係止端が携帯型情報端末の背面部を局所的に損傷させることを防止することができる。
さらにまた、前記背板小孔及び前記周側小孔において、小孔の径方向内方に向かって突出した突出部を形成することにより、小孔の形状が円形の場合と比べて装飾体の取り付けを容易とすることができる。
携帯型情報端末用カバー1の正面図である。 携帯型情報端末用カバー1の背面図である。 携帯型情報端末用カバー1の左側面図である。 携帯型情報端末用カバー1の右側面図である。 携帯型情報端末用カバー1の平面図である。 携帯型情報端末用カバー1の底面図である。 携帯型情報端末用カバー1のA−A断面図である。 携帯型情報端末用カバー1のB−B断面図である。 携帯型情報端末用カバー1のC−C断面図である。 携帯型情報端末用カバー1のD−D断面図である。 携帯型情報端末用カバー1のE−E断面図である。 携帯型情報端末Pに装着した携帯型情報端末用カバー1の正面図である。 携帯型情報端末Pに装着した携帯型情報端末用カバー1のF−F断面図である。 装飾体20を取り付けた状態の携帯型情報端末用カバー1の背面図である。 装飾体20を取り付けた状態の携帯型情報端末用カバー1の左側面図である。 装飾体20を取り付けた状態の携帯型情報端末用カバー1のG−G拡大断面図である。 装飾体20を取り付けた状態の携帯型情報端末用カバー1のH−H拡大断面図である。 装飾体20を取り付けた状態の携帯型情報端末用カバー1を周側部の幅中央に沿って縦に切断し、正面から見たI−I断面図である。 装飾体20を取り付け、携帯型情報端末Pに装着した携帯型情報端末用カバー1の背面図である。 装飾体20を取り付け、携帯型情報端末Pに装着した携帯型情報端末用カバー1のJ−J拡大断面図である。 装飾体20を取り付け、携帯型情報端末Pに装着した携帯型情報端末用カバー1のK−K拡大断面図である。 携帯型情報端末用カバー101の正面図である。 携帯型情報端末用カバー101の背面図である。 携帯型情報端末用カバー101の平面図である。 携帯型情報端末用カバー101の底面図である。
以下、本願考案に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。
図1〜図6は、第一の実施形態として、本願考案に係る携帯型情報端末用カバー1の六面図を示している。携帯型情報端末用カバー1は背板部2及び当該背板部2を囲うように設けられた周側部3を備える。周側部3は、図7のA−A断面図に示すように背板部2に対して略直角方向に形成されてなる。図12及び図13は、携帯型情報端末用カバー1を携帯型情報端末Pに装着した状態を示している。携帯型情報端末用カバー1は、携帯型情報端末Pの背側面Bp及び周側面Spを覆い、外部からの衝撃や汚れの付着から保護することができる。
図7〜図11に示すように、本実施の形態において、背板部2の背面4および周側部3の上面5には携帯型情報端末用カバー1を貫通してなる複数の小孔6が配列して形成されている。本実施形態において、背面4に形成された小孔6は格子状に二次元的に配列され、これを背板小孔7と呼び、一方、上面5に形成された小孔6は一列に配列され、これを周側小孔8と呼ぶこととする。背板小孔7及び周側小孔8はいずれも、同一のハート形状の貫通穴として形成されており、当該ハート形状のうち小孔の径方向内方に向かって突出した部分を形成してなる部分を突出部9とする。
携帯型情報端末用カバー1の正面には図1に示すように携帯型情報端末P全体を嵌め込むために装着用の開口部10が形成されている。開口部10は、図7のA−A断面図に示すように周側部3の前端部から内向きに屈曲して係止部11が形成されてなることにより、携帯型情報端末Pの外周形状よりも僅かに小さく形成されており、携帯型情報端末Pの装着時においては、前記係止部が携帯型情報端末Pの外周縁部を保持することで携帯型情報端末Pが前記開口部10から抜け落ちることがない。また、係止部11は携帯型情報端末Pの装着時には携帯型情報端末Pのディスプレイ面よりも僅かに冒出して装着されるため、誤って携帯型情報端末Pを落下させた時においてもディスプレイ面が損傷することを防止することができる。
図2に示されている背板部2の背面方向から見て左上部に設けられた小孔6よりも大きいハート型に形成された穴は、携帯型情報端末Pに付属するカメラレンズを露出させるために設けられたカメラ穴12である。
一方、携帯型情報端末用カバー1を付けたままでも携帯型情報端末Pの操作を可能とするために、周側部2の上面5には携帯型情報端末Pの電源スイッチを押下できる電源スイッチ操作用押下げ板13が設けられている(図5)。
また底面14には、図6に示すように左右に細長く形成された細穴15が形成され、当該細穴15の中央部を介して携帯型情報端末Pの充電用端子に充電用コードを接続することが可能である。また、本実施例において、細穴15の左右端部は携帯型情報端末Pに備え付けられたスピーカー若しくはイヤホンジャックに対応して開口している。
さらにまた、左側面16の上部には図3に示すようにスイッチ操作穴18が設けられ、前記スイッチ操作穴18の下方には音量操作部19が形成されている。
図14、図15には、背板小孔7及び周側小孔8に装飾体20を取り付けた状態の携帯型情報端末用カバー1の背面図及び左側面図を示している。以下、本実施形態において、特に背板小孔7に取り付けられた装飾体20を装飾体20aと、周側小孔8に取り付けられた装飾体20を装飾体20bと呼ぶ場合がある。
使用者は、自らの感性に基づいて自由に装飾体20を背板小孔7及び周側小孔8に自由に取り付けて携帯型情報端末用カバー1を装飾することができる。なお、周側小孔8は、上面5に限らず、底面14、左側面16、若しくは右側面17のいずれに設けてもよい。
ここで、背板小孔7は格子状に配列されていることから、装飾体20aを二次元的に複数配置させることで、背面全体において模様を形成することができる。
周側小孔8に取り付けられた装飾体20bは、立体的なものであっても装飾体20bの大部分は上面5から上方に突出のみであって携帯型情報端末Pの持ち易さを阻害することがない。また、このような立体的な装飾体20bの取り付けが可能であることによって携帯型情報端末用カバー1の形状にとらわれない独自の装飾形態を実現することができる。
従って使用者は、周側小孔8に取り付ける装飾体20bは背板小孔7に取り付ける装飾体20aとは異なる装飾方法を採用することができる。その結果、背板小孔7及び周側小孔8を合わせ用いることで装飾体20が携帯型情報端末用カバー1を装飾する装飾方法のバリエーションを、携帯型情報端末用カバーの背面若しくは周側面のいずれかのみを用いて装飾されている場合に比べて多様化を図ることができる。
さらに、装飾体20は小孔6に対して着脱自在に取り付けられているため、一旦作成した装飾に飽きた場合であっても、使用者は容易に新たな装飾体20を取り付けることによって、携帯型情報端末用カバー1そのものを取り替えることなく新しい装飾を繰り返し実現することができる。
装飾体20は、取り付け時に背板部2や周側部3の外表面上に露出して外部から視認できる装飾部21と、装飾体20を固定するために小孔6に挿入可能な径に形成されている挿込棒体22とからなり、挿込棒体22の下端は小孔6の内径よりも若干大きく拡径された係止端23が形成されている。
小孔6が設けられた背板部2の内表面には背板凹窪部24が、周側部3の内表面には周側凹窪部25が設けられている。背板凹窪部24若しくは周側凹窪部25には、取り付けられた装飾体20の前記係止端23を嵌め込むことが可能である。
装飾体20を小孔6に取り付ける際には、前記係止端23を突出部9に押し当てながら当該突出部9を折り曲げて小孔6の開口面積を広げつつ、小孔6の内縁部も押し広げて、係止端23が携帯型情報端末用カバー1の内面側に突き抜けるまで押し込む。これにより、図16〜図18に示すように、挿込棒体22を介して装飾部25と係止端23とが背板部2や周側部3を内外両面から挟持し、装飾体20が抜け落ちないように固定することができる。
図19には、装飾体20を取り付け、携帯型情報端末Pに装着した携帯型情報端末用カバー1の背面図を示している。この図に示すように、携帯型情報端末用カバー1を携帯型情報端末Pに装着すると、カメラ穴12からカメラレンズCpが露出し、携帯型情報端末用カバー1を装着したままの状態で写真撮影を行なうことができる。
さらに、装飾体20の係止端23を背板凹窪部24若しくは周側凹窪部25に嵌め込むことによって、携帯型情報端末用ケース1に装飾体20を取り付けた状態であっても、図20、図21に示すように係止端23が背板部2若しくは周側部3の内表面から携帯型情報端末Pに向かって突出することを防止することができる。これにより、装飾体20を取り付けた状態の携帯型情報端末用ケース1を、係止端23が携帯型情報端末用ケース1の内表面から突出させることなく携帯型情報端末Pに装着させることができ、携帯型情報端末Pの背側面Bpや周側面Spが係止端23による局所摩擦を受けて損傷することを防止することができる。
また、図22〜図25には第二の実施形態に係る携帯型情報端末用ケース101の正面図、背面図、平面図、及び底面図を示している。左側面116及び右側面117の構造については第一の実施形態に係る携帯型情報端末用ケース1と同一構造である。携帯型情報端末用ケース101には、背面104に背板小孔107が背板部102を貫通して形成され、上面105には周側小孔108が周側部103を貫通して形成され、それぞれの小孔の形状は円形に形成されてなる。
また、背板部102及び周側部103の内表面には、各背板小孔107若しくは周側小孔108と同心円状に形成された背板凹窪部124と周側凹窪部125が形成されてなる。
なお、第一の実施形態と同様に、背面104にはカメラ穴112が設けられ、底面114には細穴115が設けられてなる。
前記背板小孔107及び周側小孔108には、前記装飾体20を第一の実施形態に係る携帯型情報端末用ケース1と同様に取り付けることができる。
装飾体20を背板小孔107若しくは周側小孔108に取り付ける際には、前記係止端23を小孔に押し当てながら小孔の開口面積を広げつつ、係止端23が携帯型情報端末用カバー1の内面側に突き抜けるまで押し込むことによって行う。
また背板凹窪部124若しくは周側凹窪部125には、取り付けられた装飾体20の前記係止端23を嵌め込むことが可能であり、第一の実施形態の場合と同様に係止端23を携帯型情報端末用ケース101の内表面から突出させることなく携帯型情報端末Pに装着させることができる。そのため、携帯型情報端末Pの背側面Bpや周側面Spが係止端23による局所摩擦を受けて損傷することを防止することができる。
このようにして使用者は、自らの感性に基づいて自由に装飾体20を背板小孔107及び周側小孔108に自由に取り付けて携帯型情報端末用カバー101を装飾することができる。
1 携帯型情報端末用カバー
2 背板部
3 周側部
4 背面
5 上面
7 背板小孔
8 周側小孔
20 装飾体
21 装飾部
22 挿込棒体
23 係止端
24 背板凹窪部
25 周側凹窪部

Claims (4)

  1. 携帯型情報端末の背面側に装着する携帯型情報端末用ケースであって、
    該携帯型情報端末用ケースは、柔軟な樹脂素材からなると共に、
    携帯型情報端末の背面に当接する背板部と、
    前記背板部の周縁から背板部に対して携帯型情報端末を囲む方向に略垂直に形成された周側部と、
    前記周側部の前端部から内向きに屈曲して形成された係止部と、
    前記周側部によって囲まれてなる携帯型情報端末装着用の開口部とを備え、
    前記背板部に、背板部を貫通して形成された装飾体取付用の背板小孔が複数配列して設けられ、
    前記背板部の内表面には、背板小孔と同心で背板小孔よりやや大きい背板凹窪部が各背板小孔に対応して設けられてなること
    を特徴とする携帯型情報端末用ケース。
  2. 前記周側部に、前記背板部の小孔が円形である場合には同一形状に形成され、円形でない場合には同一の内接円を有する形状に形成された装飾体取付用の周側小孔が形成され、
    前記周側部の内表面には、周側小孔と同心で周側小孔よりやや大きい周側凹窪部が設けられてなること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯型情報端末用ケース。
  3. 前記背板小孔は、背板小孔の径方向内方に向かって突出した突出部を有する形状に形成されてなること
    を特徴とする請求項1若しくは2に記載の携帯型情報端末用ケース。
  4. 前記周側小孔は、周側小孔の径方向内方に向かって突出した突出部を有する形状に形成されてなること
    を特徴とする請求項2若しくは3に記載の携帯型情報端末用ケース。
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