JP3182790U - 保冷収納容器 - Google Patents

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秀信 織田
正之 大西
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タスコジャパン株式会社
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Abstract

【課題】夏場の自動車の車内などの高温状態において、回収容器の温度が上昇することを抑制する保冷収納容器を提供する。
【解決手段】保冷収納容器1は、所定の流体を回収する回収容器2を収納する保冷収納容器1であって、回収容器2を収納可能な大きさであって、上方に向かって開口部3を有する有底筒形状の本体部4と、開口部3を開閉可能に覆う蓋部5と、を備え、本体部4及び蓋部5は、少なくとも断熱層を有するシート体により形成されており、蓋部5の本体部4側の面には冷却材料9を収納可能な袋状の収納部10が設けられる。
【選択図】図6

Description

本考案は、熱媒体などの流体を回収する回収容器を収納する保冷収納容器に関する。
従来より、保冷を要する物品の保管、運搬には、断熱構造の保冷容器が一般に使用されている(特許文献1参照)。
また、従来よりエアコン、冷蔵庫などの熱媒体としての流体を圧縮して、高圧の状態の流体を回収する回収容器には、過充填による回収容器の破損を未然に防ぐ目的で可溶栓と呼ばれる安全弁が設けられている。可溶栓は、回収容器内の過充填高圧状態による温度上昇があった場合に、可溶栓を構成する低融点金属が溶融して内部の流体を外部に放出することにより、回収容器内の圧力を下げて回収容器の破損を防止するものである(特許文献2参照)。具体的には例えば摂氏35度において5MPa以下のフルオロカーボン用の熱媒体回収容器には、摂氏60度+0 −4で溶融する金属を内部に有する可溶栓が用いられており、回収容器の温度が摂氏60度+0 −4の温度帯に達した場合に金属が溶融して、内部のフルオロカーボンが大気中に放出される。
特開2009−83876号公報 特開2002−22099号公報
ところで、例えばエアコンから熱媒体を回収する作業は、エアコンが設置されている場所で行われることになる。そのため、作業に用いていない回収容器は例えば自動車の車内などに保管されることになるが、主に夏場の自動車内部は冷房を掛けていない状態では、摂氏60度を上回る恐れがある。そして、高圧ガスを充填する容器は、法律上常に40度以下に保たなければならないとされており、摂氏60度を上回った状態では、この法律に違反することになる。
また、前述の通り、フルオロカーボン用の熱媒体回収容器には、摂氏60度+0 −4で溶融する金属を内部に有する可溶栓が設けられており、車内の温度が摂氏60度を上回った状態では、可溶栓が溶け出してオゾン層の破壊の原因物質であり温室効果ガスでもある環境に負荷の高い流体が外部に放出されることになる。
そこで、本考案は、夏場の自動車の車内などの高温状態において、回収容器の温度が上昇することを抑制する保冷収納容器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の保冷収納容器は、所定の流体を回収する回収容器を収納する保冷収納容器であって、前記回収容器を収納可能な大きさであって、上方に向かって開口部を有する有底筒形状の本体部と、前記開口部を開閉可能に覆う蓋部と、を備え、前記本体部及び前記蓋部は、少なくとも断熱層を有するシート体により形成されており、前記蓋部の前記本体部側の面には冷却材料を収納可能な袋状の収納部が設けられることを特徴としている。
請求項2に記載の保冷収納容器は、前記収納部は、メッシュにより構成されることを特徴としている。
請求項1に記載の保冷収納容器によると、断熱層を有するシート体により形成された本体部及び蓋部によって構成される保冷収納容器に回収容器が収納され、尚且つ、蓋体の本体部側の面に冷却材料を収納可能な袋状の収納部が設けられているので、収納部内に収納した冷却材料により収納した回収容器が冷されて、外部が高温の場合でも回収容器の温度が上昇することを抑制することができる。特に、蓋体の本体部側の面に収納部を設けることで、収納される回収容器を上方から冷却することができるので、一般的に回収容器の上部に取付けられているバルブを冷すことができ、このバルブに取付けられている可溶栓の溶融をより効果的に抑制することができる。
請求項2に記載の保冷収納容器によると、収納部は、メッシュにより構成されているので、収納部内に収納される冷却材料は、保冷収納容器内の空気を確実に冷却することができ、回収容器周辺の空気の温度が上昇することを抑制することができる。
開口部が開いた状態の保冷収納容器の構成を示す斜視図。 斜め下側から見た開口部が閉じられた状態の保冷収納容器の構成を示す図。 保冷収納容器に収納される回収容器の構成を示す斜視図。 回収容器に取付けられている可溶栓の構成を説明する断面図。 保冷収納容器に回収容器を収納する状態を示す斜視図。 収納部に冷却材料を挿入する状態を示す斜視図。 開口部が閉じられた状態の保冷収納容器の構成を示す斜視図。 回収容器を収納した保冷収納容器が閉じられたときの保冷収納容器の内部を示す断面図。
以下、各図を参照しつつ、本考案の保冷収納容器1の実施形態について説明する。保冷収納容器1は、図5に示すように、例えば熱媒体や絶縁ガス等の流体を高圧状態で回収する回収容器2を収納する容器である。この保冷収納容器1は、図1に示すように、回収容器2が収納できる大きさの上方に向かって開口部3を有する有底筒形状の本体部4と、開口部3を開閉可能に覆う蓋部5と、本体部4に固定されている把持紐6と、を備えている。
本体部4は、可撓性を有する発泡樹脂からなる断熱層の表面にアルミニウム蒸着フィルムの防水層を貼り付けて有底円筒形状に形成されており、底面には円形平板状の補強樹脂板7が取付けられている。本体部4は、上側から押さえつけると側面が蛇腹状に折り畳まれて小さくすることができる。したがって、保冷収納容器1を使用しない場合には、小さく嵩張らないように収納することができる。本体部4上端の開口部3には、その縁に沿ってスライドファスナー8の一方のファスナー片8aが固定されている。また、開口部3の一部は、蓋部5と一体に結合されており、蓋部5はこの結合部分を軸にして本体部4の開口部3を開閉している。
蓋部5は、本体部4と同様に可撓性を有する発泡樹脂からなる断熱層の表面にアルミニウム蒸着フィルムの防水層を貼り付けて形成されており、本体部4の開口部3を覆う大きさの円形平板状に形成されている。蓋部5の周縁には本体部4の開口部3の縁に沿って設けられているファスナー片8aに噛み合うようにスライドファスナー8の他方のファスナー片8bが固定されている。
また、図6に良くあらわれているように、蓋部5が本体部4の開口部3を覆ったときに蓋部5の本体部4側となる面には、冷却材料9を収納可能な袋状の収納部10が設けられる。収納部10は、例えばメッシュ状に形成されており、冷却材料9が直接保冷収納容器1内部の空気に触れることができるので、保冷収納容器1内部の収納物を確実に冷却することができる。なお、冷却材料9は、水を含んだ高吸水性樹脂等を樹脂フィルムの袋に封入した保冷剤を凍らせて用いることができる。また、冷却材料9は、保冷剤に替えて氷嚢であってもよい。
把持紐6は、図1及び図2に示すように、1本の環状の紐を中間部が互いに平行な長円状に保持して、その中間部を本体部4の底面に貼着し、底面から両側にはみ出した部分の把持紐6を上方に向けてそれぞれ本体部4の側面に貼り付けており、把持紐6の上端を持ち手6aにしている。本体部4の側面の把持紐6が貼着された位置には補強片11が把持紐6に重なるように貼り付けられており、把持紐6が本体部4から外れることを防いでいる。
保冷収納容器1に収納される回収容器2は、熱媒体や絶縁ガス等の流体を高圧状態で回収するボンベであって、図3に示すように、上部に流体を受け入れるバルブ12が設けられている。バルブ12は、Y字状に形成された二口バルブであって、気体を受け入れる気体側バルブ12aと、液体を受け入れる液体側バルブ12bとを備えている。更に、このバルブ12には可溶栓13が設けられている。可溶栓13は図4に示すように、バルブ12の外表面から内部に貫通する図外のネジ孔に螺合する雄ネジ13aの軸に貫通孔13bが設けられ、当該貫通孔13bに低融点の合金13cを注入して封止したものである。この合金13cは例えば摂氏56度から摂氏60度の範囲で溶融するものである。
回収容器2を自動車の車内や直射日光の当る場所などの高温の恐れがある場所に保管する場合には、図5に示すように、本体部4の開口部3から回収容器2を保冷収納容器1に挿入する。そして、図6に示すように、蓋部5の本体部4側の面に形成されている収納部10内に凍らせた冷却材料9を挿入する。そして、図7に示すように、本体部4の開口部3を蓋部5で覆うように閉じて、開口部3の縁に設けられたスライドファスナー8のファスナー片8aと蓋部5の周縁のファスナー片8bとを噛み合い係合させて、保冷収納容器1を閉じる。
このように、保冷収納容器1によると、断熱層を有する本体部4及び蓋部5によって構成される保冷収納容器1に回収容器2が収納され、尚且つ、蓋体の本体部4側の面に冷却材料9を収納可能なメッシュ製の袋状の収納部10が設けられているので、図8に示すように、収納部10内に収納した冷却材料9により収納した回収容器2が冷されて、外部が高温の場合でも回収容器2の温度が上昇することを抑制することができる。特に、蓋体の本体部4側の面に収納部10を設けることで、収納される回収容器2を上方から冷却することができるので、回収容器2の上部に取付けられているバルブ12を冷すことができ、このバルブ12に取付けられている可溶栓13の溶融をより効果的に抑制することができる。
なお、本考案の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本考案の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本考案に係る保冷収納容器1は、エアコン等の熱媒体を回収する回収容器2を収納して、高温環境下に保管する場合に用いる保冷収納容器1として好適に用いることができる。
1 保冷収納容器
2 回収容器
3 開口部
4 本体部
5 蓋部
9 冷却材料
10 収納部

Claims (2)

  1. 所定の流体を回収する回収容器を収納する保冷収納容器であって、
    前記回収容器を収納可能な大きさであって、上方に向かって開口部を有する有底筒形状の本体部と、
    前記開口部を開閉可能に覆う蓋部と、を備え、
    前記本体部及び前記蓋部は、少なくとも断熱層を有するシート体により形成されており、
    前記蓋部の前記本体部側の面には冷却材料を収納可能な袋状の収納部が設けられることを特徴とする保冷収納容器。
  2. 前記収納部は、メッシュにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の保冷収納容器。
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