JP3182298B2 - ポリ−1−ブテン樹脂組成物 - Google Patents
ポリ−1−ブテン樹脂組成物Info
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- JP3182298B2 JP3182298B2 JP19818294A JP19818294A JP3182298B2 JP 3182298 B2 JP3182298 B2 JP 3182298B2 JP 19818294 A JP19818294 A JP 19818294A JP 19818294 A JP19818294 A JP 19818294A JP 3182298 B2 JP3182298 B2 JP 3182298B2
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- butene
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリ−1−ブテン樹脂組
成物に関し、特に、耐圧強度、耐塩素水性に優れ、給水
・給湯配管用に好適なポリ−1−ブテン樹脂組成物に関
する。
成物に関し、特に、耐圧強度、耐塩素水性に優れ、給水
・給湯配管用に好適なポリ−1−ブテン樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】水道管や家庭用温水管には従来より鉄
管、真鍮管等の金属製の管材が使用されてきたが、これ
らの金属製管材の内面は、時間の経過とともに発錆し、
生じた錆が飲み水等に混入することが問題となってい
る。そこで近年は樹脂を内面にコートした金属管を採用
する方法が行われるようになったが、この方法でも金属
管の内面の発錆の問題を完全に解決することはできな
い。このため、最近、給水・給湯用管に発錆の問題がな
い合成樹脂製の管を採用する動きが高まっている。
管、真鍮管等の金属製の管材が使用されてきたが、これ
らの金属製管材の内面は、時間の経過とともに発錆し、
生じた錆が飲み水等に混入することが問題となってい
る。そこで近年は樹脂を内面にコートした金属管を採用
する方法が行われるようになったが、この方法でも金属
管の内面の発錆の問題を完全に解決することはできな
い。このため、最近、給水・給湯用管に発錆の問題がな
い合成樹脂製の管を採用する動きが高まっている。
【0003】ところで、ポリ−1−ブテン樹脂は、耐圧
強度、高温での内圧クリープ性、高温および低温特性、
耐摩耗性に優れ、しかも可撓性にも優れているところか
ら、給水・給湯用の管材として開発が進められている。
強度、高温での内圧クリープ性、高温および低温特性、
耐摩耗性に優れ、しかも可撓性にも優れているところか
ら、給水・給湯用の管材として開発が進められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリ−1−ブ
テン樹脂は、他のポリオレフィンと同じく、水道水に含
有されている塩素により化学反応を受け易いという欠点
があった。この反応は特に高温下で塩素に曝された際に
顕著であり、このことが従来より長期使用に対する隘路
となっていた。
テン樹脂は、他のポリオレフィンと同じく、水道水に含
有されている塩素により化学反応を受け易いという欠点
があった。この反応は特に高温下で塩素に曝された際に
顕著であり、このことが従来より長期使用に対する隘路
となっていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、耐圧強度、高温
での内圧クリープ性、高温および低温特性、耐摩耗性、
可撓性に優れるとともに、耐塩素水性に優れるため、給
水・給湯管用の管材に好適なポリ−1−ブテン樹脂組成
物、およびそのポリ−1−ブテン樹脂組成物からなる給
水・給湯管用管材を提供することにある。
での内圧クリープ性、高温および低温特性、耐摩耗性、
可撓性に優れるとともに、耐塩素水性に優れるため、給
水・給湯管用の管材に好適なポリ−1−ブテン樹脂組成
物、およびそのポリ−1−ブテン樹脂組成物からなる給
水・給湯管用管材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、耐塩素水
性に優れ、特に給水・給湯管用途に好適なポリ−1−ブ
テン組成物を見いだすべく鋭意研究を行った結果、ポリ
−1−ブテン樹脂に特定の顔料を配合してなる組成物が
耐塩素水性に優れることを見出し、本発明に到達した。
性に優れ、特に給水・給湯管用途に好適なポリ−1−ブ
テン組成物を見いだすべく鋭意研究を行った結果、ポリ
−1−ブテン樹脂に特定の顔料を配合してなる組成物が
耐塩素水性に優れることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、ポリ−1−ブテン樹
脂100重量部と、チタンホワイト、イソインドリノン
レッド、チタン・イエロー、キナクリドンレッド、ペリ
レンレッドおよび縮合アゾレッドから選ばれる少なくと
も1種の顔料0.05〜10重量部とを含むポリ−1−
ブテン樹脂組成物を提供するものである。
脂100重量部と、チタンホワイト、イソインドリノン
レッド、チタン・イエロー、キナクリドンレッド、ペリ
レンレッドおよび縮合アゾレッドから選ばれる少なくと
も1種の顔料0.05〜10重量部とを含むポリ−1−
ブテン樹脂組成物を提供するものである。
【0008】また、本発明は、前記ポリ−1−ブテン樹
脂組成物からなる給水・給湯配管用管材をも提供するも
のである。
脂組成物からなる給水・給湯配管用管材をも提供するも
のである。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明の組成物の主成分であるポリ−1−
ブテン樹脂としては、1−ブテンの単独重合体、1−ブ
テンと他のα−オレフィンとの共重合体、あるいはこれ
らの重合体または共重合体と他のα−オレフィン系重合
体との混合物などが挙げられる。他のα−オレフィンと
しては、例えば、エチレン、プロピレン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等が挙げら
れる。この1−ブテンと他のα−オレフィンの共重合体
における他のα−オレフィンの含有量は、通常、10モ
ル%以下である。また、他のα−オレフィン重合体とし
ては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−
4−メチル−1−ペンテン、エチレン・プロピレン共重
合体、エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1
−ブテン共重合体等が挙げられる。ポリ−1−ブテン樹
脂が、1−ブテンの単独重合体または1−ブテンと他の
α−オレフィンとの共重合体と、他のα−オレフィン系
重合体との混合物である場合、他のα−オレフィン系重
合体の含有量は、通常、50重量%以下である。
ブテン樹脂としては、1−ブテンの単独重合体、1−ブ
テンと他のα−オレフィンとの共重合体、あるいはこれ
らの重合体または共重合体と他のα−オレフィン系重合
体との混合物などが挙げられる。他のα−オレフィンと
しては、例えば、エチレン、プロピレン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等が挙げら
れる。この1−ブテンと他のα−オレフィンの共重合体
における他のα−オレフィンの含有量は、通常、10モ
ル%以下である。また、他のα−オレフィン重合体とし
ては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−
4−メチル−1−ペンテン、エチレン・プロピレン共重
合体、エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1
−ブテン共重合体等が挙げられる。ポリ−1−ブテン樹
脂が、1−ブテンの単独重合体または1−ブテンと他の
α−オレフィンとの共重合体と、他のα−オレフィン系
重合体との混合物である場合、他のα−オレフィン系重
合体の含有量は、通常、50重量%以下である。
【0011】本発明の組成物において、ポリ−1−ブテ
ン樹脂は、前記1−ブテンの単独重合体、1−ブテンと
他のα−オレフィンとの共重合体、あるいはこれらの重
合体または共重合体と他のα−オレフィン系重合体は、
1種単独でも2種以上を組み合わせても用いられる。
ン樹脂は、前記1−ブテンの単独重合体、1−ブテンと
他のα−オレフィンとの共重合体、あるいはこれらの重
合体または共重合体と他のα−オレフィン系重合体は、
1種単独でも2種以上を組み合わせても用いられる。
【0012】このポリ−1−ブテン樹脂は、通常、メル
トフローレート(以下、「MFR」という)が0.01
〜50g/10min(ASTM D 1238N,1
90℃)の範囲のものであり、給水・給湯配管用管材と
して、0.1〜0.8g/10minの範囲のものが好
ましい。
トフローレート(以下、「MFR」という)が0.01
〜50g/10min(ASTM D 1238N,1
90℃)の範囲のものであり、給水・給湯配管用管材と
して、0.1〜0.8g/10minの範囲のものが好
ましい。
【0013】本発明の組成物の成分である顔料として
は、チタンホワイト、イソインドリノンレッド、チタン
・イエロー、キナクリドンレッド、ペリレンレッドおよ
び縮合アゾレッドが挙げられる。これらは1種単独でも
2種以上を組み合わせても用いられる。これらの中で
も、チタンホワイトおよびキナクリドンレッドが好まし
い。
は、チタンホワイト、イソインドリノンレッド、チタン
・イエロー、キナクリドンレッド、ペリレンレッドおよ
び縮合アゾレッドが挙げられる。これらは1種単独でも
2種以上を組み合わせても用いられる。これらの中で
も、チタンホワイトおよびキナクリドンレッドが好まし
い。
【0014】本発明の組成物において、ポリ−1−ブテ
ン樹脂と、顔料の好ましい組合せとしては、チタンホワ
イト、ペリレンレッドが挙げられる。
ン樹脂と、顔料の好ましい組合せとしては、チタンホワ
イト、ペリレンレッドが挙げられる。
【0015】本発明の組成物におけるポリ−1−ブテン
樹脂と顔料の配合割合は、ポリ−1−ブテン樹脂100
重量部に対して、顔料0.05〜10重量部であり、好
ましくは0.1〜5重量部、特に好ましくは0.2〜2
重量部の割合である。
樹脂と顔料の配合割合は、ポリ−1−ブテン樹脂100
重量部に対して、顔料0.05〜10重量部であり、好
ましくは0.1〜5重量部、特に好ましくは0.2〜2
重量部の割合である。
【0016】また、本発明の組成物には、前記ポリ−1
−ブテン樹脂および顔料以外に、必要に応じて他の成分
を配合してもよい。例えば、分散剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、防かび剤、発錆防止剤、滑剤、充填剤等を配
合してもよい。分散剤の具体例としては、ポリエチレン
ワックス、エチレンビスステアロアマイド(EBSA)
等が挙げられる。また、酸化防止剤としては、例えば、
商品名:Irganox1010、Irganox10
76で市販されているもの等が挙げられる。
−ブテン樹脂および顔料以外に、必要に応じて他の成分
を配合してもよい。例えば、分散剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、防かび剤、発錆防止剤、滑剤、充填剤等を配
合してもよい。分散剤の具体例としては、ポリエチレン
ワックス、エチレンビスステアロアマイド(EBSA)
等が挙げられる。また、酸化防止剤としては、例えば、
商品名:Irganox1010、Irganox10
76で市販されているもの等が挙げられる。
【0017】本発明の組成物の製造は、前記ポリ−1−
ブテン樹脂、顔料、および必要に応じて他の成分を配合
し、これを溶融混練して行うことができる。
ブテン樹脂、顔料、および必要に応じて他の成分を配合
し、これを溶融混練して行うことができる。
【0018】また、本発明は、以上のポリ−1−ブテン
樹脂組成物の耐塩素水性に優れるという特徴を生かし
て、このポリ−1−ブテン樹脂組成物からなる給水・給
湯配管用の管材をも提供するものである。
樹脂組成物の耐塩素水性に優れるという特徴を生かし
て、このポリ−1−ブテン樹脂組成物からなる給水・給
湯配管用の管材をも提供するものである。
【0019】この給水・給湯配管用の管材の具体例とし
ては、パイプ、各種パイプ継手、ブロー成形品等が挙げ
られ、これらの管材の全体、または塩素水と接触する面
を、前記本発明のポリ−1−ブテン樹脂組成物で構成す
るものである。
ては、パイプ、各種パイプ継手、ブロー成形品等が挙げ
られ、これらの管材の全体、または塩素水と接触する面
を、前記本発明のポリ−1−ブテン樹脂組成物で構成す
るものである。
【0020】本発明のポリ−1−ブテン樹脂組成物から
なる給水・給湯配管用管材の製造は、前記ポリ−1−ブ
テン樹脂、顔料、および必要に応じて配合する他の成分
を、予め混合して混合物を調製し、この混合物を、成形
機に供給して成形してもよいし、前記ポリ−1−ブテン
樹脂、顔料、および必要に応じて配合する他の成分を、
それぞれ独立に成形機に所定の配合比で投入し、混練し
ながら、成形に供してもよい。用いられる成形機は、押
出成形機、射出成形機、ブロー成形機等のいずれの成形
機でもよく、所望の管材の形態に応じて適宜選択され
る。例えば、ポリブテンパイプ用継手、管端防食継手、
各種ブロー容器等の成形品は、その形態に応じて成形機
を選択して成形することができる。
なる給水・給湯配管用管材の製造は、前記ポリ−1−ブ
テン樹脂、顔料、および必要に応じて配合する他の成分
を、予め混合して混合物を調製し、この混合物を、成形
機に供給して成形してもよいし、前記ポリ−1−ブテン
樹脂、顔料、および必要に応じて配合する他の成分を、
それぞれ独立に成形機に所定の配合比で投入し、混練し
ながら、成形に供してもよい。用いられる成形機は、押
出成形機、射出成形機、ブロー成形機等のいずれの成形
機でもよく、所望の管材の形態に応じて適宜選択され
る。例えば、ポリブテンパイプ用継手、管端防食継手、
各種ブロー容器等の成形品は、その形態に応じて成形機
を選択して成形することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を挙げ
て、本発明を具体的に説明する。
て、本発明を具体的に説明する。
【0022】(実施例1〜3、比較例1〜3) 各例において、ポリ−1−ブテン樹脂(三井石油化学工
業(株)製、M801P)100重量部に対して、ポリ
エチレンワックス(三井石油化学工業(株)製、ワック
ス325MP)0.4重量部、酸化防止剤0.4重量部
および表1に示す有機系顔料0.2重量部の割合で配合
して、ポリ−1−ブテン樹脂組成物を調製し、この組成
物を、20φの押出成形機に供給してペレットに造粒し
た。
業(株)製、M801P)100重量部に対して、ポリ
エチレンワックス(三井石油化学工業(株)製、ワック
ス325MP)0.4重量部、酸化防止剤0.4重量部
および表1に示す有機系顔料0.2重量部の割合で配合
して、ポリ−1−ブテン樹脂組成物を調製し、この組成
物を、20φの押出成形機に供給してペレットに造粒し
た。
【0023】このペレットを温度200℃の加熱プレス
で10分間溶融後、温度30℃の冷却プレスで3分間加
圧して、厚さ2.5mmのプレスシートを作製した。こ
のプレスシートから5mm×55mmの試験片を切り出
した。この試験片を下記の方法にしたがって耐塩素水性
試験に供した。結果を表に示す。
で10分間溶融後、温度30℃の冷却プレスで3分間加
圧して、厚さ2.5mmのプレスシートを作製した。こ
のプレスシートから5mm×55mmの試験片を切り出
した。この試験片を下記の方法にしたがって耐塩素水性
試験に供した。結果を表に示す。
【0024】耐塩素水性試験 反応管内の温度および管内の塩素濃度を一定に調整可能
な耐塩素水性促進試験装置において、試験片を巾50m
mの保持具に曲げ支持状態で取付け、温度90℃、有効
塩素濃度100ppm、流量1l/hrの塩素含有水に
曝し、目視により全面白色化するまでの塩素含有水の通
水時間を測定し、耐塩素水性の指標とした。
な耐塩素水性促進試験装置において、試験片を巾50m
mの保持具に曲げ支持状態で取付け、温度90℃、有効
塩素濃度100ppm、流量1l/hrの塩素含有水に
曝し、目視により全面白色化するまでの塩素含有水の通
水時間を測定し、耐塩素水性の指標とした。
【0025】(実施例4〜6、比較例4〜7) 各例において、ポリ−1−ブテン樹脂(三井石油化学工
業(株)製、M801P)100重量部に対して、ポリ
エチレンワックス(三井石油化学工業(株)製、325
MP)0.4重量部、および表1に示す無機系顔料を
0.3重量部の割合で配合して、ポリ−1−ブテン樹脂
組成物を調製し、この組成物を、20φの押出成形機に
供給してペレットに造粒した。
業(株)製、M801P)100重量部に対して、ポリ
エチレンワックス(三井石油化学工業(株)製、325
MP)0.4重量部、および表1に示す無機系顔料を
0.3重量部の割合で配合して、ポリ−1−ブテン樹脂
組成物を調製し、この組成物を、20φの押出成形機に
供給してペレットに造粒した。
【0026】このペレットを用いて、実施例1同様にし
て試験片を作製し、耐塩素水性試験に供した。結果を表
1に示す。
て試験片を作製し、耐塩素水性試験に供した。結果を表
1に示す。
【0027】(比較例8) ポリ−1−ブテン樹脂(三井石油化学工業(株)製、M
801P)100重量部に対して、カーボンブラック
(三菱カーボン(株)製、#44)2.0重量部の割合
で配合して、樹脂組成物を調製し、この組成物を押出成
形機に供給して、実施例1と同様にして試験片を作製
し、耐塩素水性試験に供した。結果を表1に示す。
801P)100重量部に対して、カーボンブラック
(三菱カーボン(株)製、#44)2.0重量部の割合
で配合して、樹脂組成物を調製し、この組成物を押出成
形機に供給して、実施例1と同様にして試験片を作製
し、耐塩素水性試験に供した。結果を表1に示す。
【0028】(比較例9) ポリ−1−ブテン樹脂(三井石油化学工業(株)製、M
801P)を押出成形機に供給してポリ−1−ブテン樹
脂単体からなるペレットを造粒し、さらに実施例1と同
様にして試験片を作製した。この試験片を実施例と同様
にして耐塩素水性試験に供した。結果を表1に示す。
801P)を押出成形機に供給してポリ−1−ブテン樹
脂単体からなるペレットを造粒し、さらに実施例1と同
様にして試験片を作製した。この試験片を実施例と同様
にして耐塩素水性試験に供した。結果を表1に示す。
【0029】
【0030】
【0031】
【発明の効果】本発明のポリ1−ブテン樹脂組成物は、
耐圧強度、高温での内圧クリープ性、高温および低温特
性、耐摩耗性、可撓性に優れるとともに、耐塩素水性に
優れるため、給水・給湯管用の管材に好適である。ま
た、本発明の給水・給湯配管用管材は、前記本発明のポ
リ−1−ブテン樹脂組成物からなるものであり、耐圧強
度、高温での内圧クリープ性、高温および低温特性、耐
摩耗性、可撓性に優れるものである。
耐圧強度、高温での内圧クリープ性、高温および低温特
性、耐摩耗性、可撓性に優れるとともに、耐塩素水性に
優れるため、給水・給湯管用の管材に好適である。ま
た、本発明の給水・給湯配管用管材は、前記本発明のポ
リ−1−ブテン樹脂組成物からなるものであり、耐圧強
度、高温での内圧クリープ性、高温および低温特性、耐
摩耗性、可撓性に優れるものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−9352(JP,A) 特開 平2−255746(JP,A) 特開 平4−107381(JP,A) 特開 昭63−213544(JP,A) 特開 昭63−213543(JP,A) 特開 昭63−213542(JP,A) 特開 昭58−84839(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】ポリ−1−ブテン樹脂100重量部と、チ
タンホワイト、イソインドリノンレッド、チタン・イエ
ロー、キナクリドンレッド、ペリレンレッドおよび縮合
アゾレッドから選ばれる少なくとも1種の顔料0.05
〜10重量部とを含むポリ−1−ブテン樹脂組成物。 - 【請求項2】請求項1に記載のポリ−1−ブテン樹脂組
成物からなる給水・給湯配管用管材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19818294A JP3182298B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | ポリ−1−ブテン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19818294A JP3182298B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | ポリ−1−ブテン樹脂組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001041457A Division JP2001279038A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | ポリ−1−ブテン樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859926A JPH0859926A (ja) | 1996-03-05 |
JP3182298B2 true JP3182298B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=16386849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19818294A Expired - Lifetime JP3182298B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | ポリ−1−ブテン樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182298B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1017726A (ja) * | 1996-07-08 | 1998-01-20 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 着色樹脂組成物 |
JP4232315B2 (ja) * | 2000-04-03 | 2009-03-04 | 東洋インキ製造株式会社 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP19818294A patent/JP3182298B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0859926A (ja) | 1996-03-05 |
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