JP3181898U

JP3181898U - パームレスト

Info

Publication number: JP3181898U
Application number: JP2012007462U
Authority: JP
Inventors: 秀紀藤原
Original assignee: 秀紀藤原
Priority date: 2012-11-21
Filing date: 2012-11-21
Publication date: 2013-02-28
Anticipated expiration: 2022-11-21

Abstract

【課題】パソコン等の卓上作業用のパームレストにおいて、手の稼動部位を拘束することなく手首に装着することができるパームレストを提供する。
【解決手段】保護部１は、手首又は掌を保護できる大きさ及び形状とする。保護部１の材質は、ゴム・スポンジ・発泡樹脂・わた・布等の一般的な緩衝材または保温材でよい。保護部１の中心から、装着時における腕方向にオフセットした位置に、リストバンド部３を結合することにより、装着時にリストバンド部３が親指の付け根部位を拘束しないようにする。人間の手の大きさを考慮すれば、このオフセット長さ（保護部１の手指方向への突出長さ）は２ｃｍから８ｃｍの範囲が適当である。保護部１は、布で覆ってリストバンド部３に縫製付着する。また、着脱部２は、面ファスナーを縫製付着する。
【選択図】図１

Description

本考案は、パームレストに関するものである。

パソコン等の卓上作業において、手首又は掌の卓面に接触する部分を圧迫、衝撃、摩擦又は冷えから保護するために、従来からパームレストが用いられている。従来のパームレストは、卓上に設置して、その上に手首又は掌を乗せて使用していた。

また、卓上に設置せず手に装着するパームレストの技術として、実用新案登録３０７４４９２号の考案がある。

しかし、上記従来技術のうち、卓上に設置して使用するパームレストでは、パソコン等の作業中に手を動かすと、常に手首又は掌の最適位置を保護できるとは限らないという問題があった。また、ある程度の手の移動範囲をカバーするためにパームレストを大型にせざるを得ず、かさばるという問題があった。

上記従来技術のうち、実用新案登録３０７４４９２号のパームレストでは、卓上作業中の手の稼動部位、特に親指の付け根部位を拘束するため、手の稼動性が低下するという問題があった。また、多少の緩みを持たせたリストバンドの構造であるため、手の作業中に装着位置がずれる問題があった。

本考案は上記課題を解決することを目的とし、パームレストに、その中心からオフセットした位置にリストバンド部を設け、手の稼動性を損ねることなく手首にしっかりと装着することができるようにしたことを特徴とする（図１）。

本考案のパームレストは手首のみを拘束する方法で手に装着する形状であるため、親指の付け根等を拘束せず、かつしっかりと装着することができる。その結果、パソコン等の卓上作業中に手を動かしても、手の稼動性を損ねることなく、常に手首又は掌の最適位置を保護することができる。また、保護部が手首又は掌程度の大きさがあればよいため、パームレストを小型にすることができる。

図１乃至図３は、本考案の実施の形態の一実施例を示すものであって、図１は本考案に係るパームレストの上面図、図２は本考案に係るパームレストを手首に装着した状態の上面図、図３は本考案に係るパームレストを手首に装着した状態の底面図である。図４は本考案に係るパームレストの別の実施例の上面図である。

図１において、保護部１は、手首又は掌を保護できる大きさ及び形状であればよく、図１の形状等に限定するものではない。保護部１の材質は、ゴム・スポンジ・発泡樹脂・わた・布等の一般的な緩衝材または保温材でよい。保護部１の中心から、装着時における腕方向にオフセットした位置に、リストバンド部３を結合することにより、装着時にリストバンド部３が親指の付け根部位を拘束しないようにする。人間の手の大きさを考慮すれば、このオフセット長さ（保護部１の手指方向への突出長さ）は２ｃｍから８ｃｍの範囲が適当であるが、この範囲に限定するものではない。保護部１は、布で覆ってリストバンド部３に縫製付着してもよいし、接着剤等を用いてリストバンド部３に直接接着してもよい。２箇所の着脱部２は、一般的なマジックテープを、リストバンド部３に縫製付着してもよいし、接着剤等を用いてリストバンド部３に直接接着してもよい。２箇所の着脱部２は、マジックテープに限らず、繰り返し互いに着脱できる部材であれば何でもよい。又は着脱部２を用いずに、リストバンド部３を伸縮性のあるリング状部材にしてもよい（図４）。リストバンド部３は、布・革・ゴム等の一般的なベルト部材でよい。リストバンド部３は、手首に巻くために適当な長さであればよい。リストバンド部３は、手首に巻くことができる形状であればよく、図１に示すように横一文字の形状でもよいし、八の字の形状や弧の形状等でもよい。

図２及び図３に示すように、保護部１を手首又は掌の卓上に接する位置に当てて、リストバンド部３を手首に巻いて装着することにより、パソコン等の卓上作業中に、卓面からの圧迫、衝撃、摩擦又は冷えから手首又は掌を保護することができる。

なお、リストバンド部３に、手の甲（人差し指付け根から小指付け根の間の領域）を覆う防寒部材を結合することにより、手の稼動性を確保したまま手の甲の防寒機能を持たせることもできる。

本考案に係るパームレストの上面図である。本考案に係るパームレストを手首に装着した状態の上面図である。本考案に係るパームレストを手首に装着した状態の底面図である。本考案に係るパームレストの別の実施例の上面図である。

１保護部
２着脱部
３リストバンド部

Claims

パソコン等の卓上作業に使用するパームレストにおいて、保護部の中心からオフセットした位置にリストバンド部を備えたことを特徴とするパームレスト。