JP3181746U - 冷感パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】長期の使用においても、使用者に冷感を与えるとともに、粒状の結晶化を防いで滑らかな触感を与えることができる冷感パッドを提供する。
【解決手段】袋状体2と、袋状体2に封入された吸熱剤3とを具え、人体の一部に接触させることにより、冷感を与える冷感パッド1であって、吸熱剤3は、少なくともパラフィン系炭化水素化合物を含んでいる。該パラフィン系炭化水素化合物は、高い粘性を有する固体であり、固体から液体へと変化するとき、融解熱として大きな熱量を吸収する。
【選択図】図1

Description

本考案は、使用者に冷感を与えることができる冷感パッドに関する。
従来、冷蔵庫での冷却や氷の使用なしに、外部の熱を吸収する冷感パッドが提案されている(例えば、下記特許文献1)。該冷感パッドは、袋状体と、前記袋状体に封入された吸熱剤とを具えている。該吸熱剤は、水、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム及びカオリンの粉末を含み、高い粘性を有する。
このような冷感パッドは、使用者の体の一部に接触させられることにより、使用者との接触部から熱を吸収し、使用者に心地よい冷感を与える。従って、使用者は、例えば、夏季の寝苦しい夜であっても、冷感パッドを体に当てることにより快適な睡眠を得ることができる。
実用新案登録第3171629号公報
しかしながら、従来の冷感パッドでは、吸熱剤が無機物を含んでいる。このため、吸熱剤には、冷感パッドの使用温度により結晶が生じ易い。さらに、冷感パッドを長期に亘って使用すると、吸熱剤に生じた結晶が成長し、使用者にゴツゴツとした触感を与える。また、長期間使用されることにより、吸熱剤の吸熱能力が低下し、使用者の体温を吸収できなくなるという問題があった。
本考案は、上記問題点に鑑み案出なされたもので、長期の使用においても、使用者に冷感を与えるとともに、粒状の結晶化を防いで滑らかな触感を与えることができる冷感パッドを提供することを目的としている。
本考案のうち、請求項1に記載の考案は、袋状体と、前記袋状体に封入された吸熱剤とを具え、人体の一部に接触させることにより、冷感を与える冷感パッドであって、前記吸熱剤は、少なくともパラフィン系炭化水素化合物を含むことを特徴とする。
また請求項2に記載の考案は、前記吸熱剤は、融点が29〜32℃の範囲にある請求項1に記載の冷感パッドである。
また請求項3に記載の考案は、前記吸熱剤は、パラフィン系炭化水素化合物が全体の50%以上である請求項1又は2に記載の冷感パッドである。
また請求項4に記載の考案は、前記吸熱剤は、パラフィン系炭化水素化合物が全体の90%以上である請求項1乃至3のいずれかに記載の冷感パッドである。
また請求項5に記載の考案は、前記袋状体は、樹脂からなる第1の層と、その外側に配された金属からなる第2の層とを含む積層シートからなる請求項1乃至4のいずれかに記載の冷感パッドである。
また請求項6に記載の考案は、前記第1の層は、有機の短繊維で補強されている請求項5に記載の冷感パッドである。
本考案の冷感パッドは、吸熱剤が、少なくともパラフィン系炭化水素化合物を含んでいる。該パラフィン系炭化水素化合物は、高い粘性を有する固体であり、固体から液体へと変化するとき、融解熱として大きな熱量を吸収する。またパラフィン系炭化水素化合物は有機物であり、冷感パッドの使用温度により結晶が生成され難い。従って、本考案の冷感パッドによれば、長期の使用においても、使用者に好適な冷感を与えるとともに、吸熱剤の結晶化を防いで滑らかな触感を与えることができる。
本実施形態の冷感パッドの拡大断面図である。 他の袋状体が用いられた冷感パッドの拡大断面図である。
以下、本考案の一実施形態が、図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の冷感パッド1の拡大断面図である。図1に示されるように、冷感パッド1は、袋状体2と、該袋状体2に封入された吸熱剤3とを具える。
吸熱剤3は、少なくともパラフィン系炭化水素化合物を含んでいる。該パラフィン系炭化水素化合物は、固体の状態で高い粘性を有し、固体から液体へと変化するとき、融解熱として周囲から大きな熱量を吸収する。また、パラフィン系炭化水素化合物は、耐腐食性及び耐劣化性に優れた有機物であり、蓄熱及び放熱の繰り返しによる変性が小さく、結晶が生成され難い。従って、本校案の冷感パッド1は、使用者の体の一部に接触させることにより、使用者との接触部から熱を吸収し、冷感を与えることができる。また、冷感パッド1は、長期の使用においても、吸熱剤の結晶化を防いで滑らかな触感を与えることができる。
吸熱剤3の融点は、好ましくは、29〜32℃である。これにより、冷感パッド1は、使用者に好適な冷感を与えることができる。吸熱剤3に含まれるパラフィン系炭化水素化合物は、炭素数もしくは混合物として炭素数の組成を選択することにより、用途に応じた温度範囲に融点を設定することができる。
吸熱剤3は、その全重量に対して、好ましくは、パラフィン系炭化水素化合物の重量が50重量%以上であり、より好ましくは、90重量%以上である。吸熱剤3のうちパラフィン系炭化水素化合物が50重量%未満の場合、冷感と滑らかな触感とを、長期に亘って維持できないおそれがある。
本実施形態の吸熱剤3は、例えば、吸熱剤3の冷感及び触感を損なわない範囲において、酸化防止剤等の通常用いられる添加剤や、過冷却防止剤、顔料や染料などの着色剤又は芳香剤等が添加されてもよい。
袋状体2は、例えば、樹脂からなる第1の層4と、その外側に配された金属からなる第2の層5とを含む積層シート6を含んでいる。このような積層シート6によれば、第1の層4及び第2の層5により、吸熱剤3が袋状体2に確実に封入される。また、外側の第2の層5が金属からなり、第1の層4を外からの衝撃から保護し、かつ、金属の高い熱伝導率により、吸熱剤3と使用者の接触部との間で、前記接触部から熱を効率よく吸収することができる。
第1の層4は、例えば、有機の短繊維で補強されている。本実施形態の第1の層4は、基材としてのポリ塩化ビニルと、ポリ塩化ビニルを補強する短繊維とを含んで構成されている。短繊維は、ポリ塩化ビニル100重量部に対して、好ましくは、60重量%以下、より好ましくは、50重量%以下のポリエステルである。このような第1の層4は、ポリエステルの短繊維によりその強度が補強される。従って、使用者の睡眠時に、例えば、冷感パッド1が使用者の下敷きとなった場合にも、袋状体2の破損等が防止される。
第2の層5は、基材として、例えば、アルミを含んで構成されている。このような第2の層5は、耐腐食性に優れ、第1の層4を外部からの衝撃から保護するだけでなく、第1の層4を腐蝕からも保護することができる。
図1に示される積層シート6は、第1の層4と第2の層5とを含んで構成される。しかし、積層シート6は、例えば、第2の層5の外側に配されたポリエステルからなる第3の層を含んで構成されてもよい。このような、積層シート6を含む袋状体2は、その強度がより増加されるとともに、金属からなる第2の層5に比して、より滑らかな触感を与えることができる。
図2には、例えば、袋状体2が、積層シート6からなる上面材7と、積層シート6からなる下面材8と、これら上面材7と下面材8とを接着する複数の接着部9とを含む冷感パッド1の断面図が示される。
接着部9は、好ましくは、上面材7と下面材8との周縁、及び、冷感パッド1の水平方向のいずれか一方に沿った複数箇所に形成される。接着部9が、複数箇所に形成されることにより、使用中における吸熱剤3の偏りを防止することができる。また、冷感パッド1を接着部9に沿って容易に折り畳むことができ、冷感パッド1の携帯や収納が容易になる。
上面材7及び下面材8の少なくともいずれか一方には、好ましくは、防水加工が施される。該防水加工により、例えば、身体からの発汗による汗が冷感パッド1に浸透することが防止され、湿気によるカビや雑菌の発生を防止する効果が得られる。防水加工は、例えば、防水性を有する材料により表面を被覆するか、または疎水化して、水の浸透を防ぐ加工であり、油脂やワックス、液状の合成樹脂、シリコーン等の素材が使用される。
また、上面材7及び下面材8の少なくともいずれか一方には、好ましくは、防カビ加工が施される。上面材7及び下面材8の少なくともいずれか一方に、防カビ加工が施されることにより、冷感パッド1の表面にカビや雑菌が発生することを防止できる。防カビ加工は、銀、銅、亜鉛、ゼオライト、キトサン等の天然系抗菌剤や、酸化チタン等の無機系の素材を、塗布するかシート内に練り込むことにより施される。
本考案の冷感パッド1は、夏季の寝苦しい夜などに快適な睡眠を得るために、頭部や頸部の下に敷設させる枕としての使用が望ましい。また、本校案は、ベッドパッドや敷布団パッド、クッションパッド等に幅広く利用され得ることができる。また、その他にも、ノート型パソコン等の発熱機器に接触する状態で使用されることで、発熱機器から放出される熱気が吸収され、発熱機器の好適な条件下での使用を実現できる。
なお、本考案の冷感パッド1の大きさについては、特に限定されるものではなく、枕に使用する小型のタイプから、ベッドパッドに使用する大型サイズのものまで、用途に応じて、適宜寸法とすることができる。
以上、本実施形態について詳述したが、本考案はこの実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本考案の効果を確認するため、全部がパラフィン系炭化水素化合物である吸熱剤を用いた冷感パッドが製造された(実施例)。そして、この冷感パッドの、使用前の状態、融解後の状態及び繰り返し使用後の状態について、吸熱剤の状態を手指による触感で確かめた。
なお、冷感パッドが使用される室内の温度は、31℃に設定された。
また、比較例として、水、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム及びカオリンの粉末を含む吸熱剤を用いた冷感パッドが製造された。そして、テスト用冷感パッドと同様に、吸熱剤の状態が確かめられた。
冷感パッドの上記各状態は、下記の通りである。
<使用前の状態>
使用前の状態は、各冷感パッドを室温と同じ温度になるまで長時間放置した状態である。
<融解後の状態>
融解後の状態は、テスト用の冷感パッドが使用者の体に接触され、テスト用冷感パッドが融点以上の温度になった状態である。
<繰り返し使用後の状態>
繰り返し使用後の状態は、26℃と33℃の室温に、テスト用冷感パッドを交互に30回放置した後の状態である。
Figure 0003181746
テストの結果、実施例の冷感パッドの方が、長期の使用においても、滑らかな触感を与えることが確認できた。
1 冷感パッド
2 袋状体
3 吸熱剤
4 第1の層
5 第2の層
6 積層シート

Claims (6)

  1. 袋状体と、前記袋状体に封入された吸熱剤とを具え、人体の一部に接触させることにより、冷感を与える冷感パッドであって、
    前記吸熱剤は、少なくともパラフィン系炭化水素化合物を含むことを特徴とする冷感パッド。
  2. 前記吸熱剤は、融点が29〜32℃の範囲にある請求項1に記載の冷感パッド。
  3. 前記吸熱剤は、パラフィン系炭化水素化合物が全体の50%以上である請求項1又は2に記載の冷感パッド。
  4. 前記吸熱剤は、パラフィン系炭化水素化合物が全体の90%以上である請求項1乃至3のいずれかに記載の冷感パッド。
  5. 前記袋状体は、樹脂からなる第1の層と、その外側に配された金属からなる第2の層とを含む積層シートからなる請求項1乃至4のいずれかに記載の冷感パッド。
  6. 前記第1の層は、有機の短繊維で補強されている請求項5に記載の冷感パッド。
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