JP3181073U - インプラント治療用シリンダー - Google Patents

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Abstract

【課題】インプラントを使用する歯の治療において、コストの低減を図ることができるインプラント治療用シリンダーを提供する。
【解決手段】シリンダー1は、円筒状とされる。シリンダー1の下端部15は、下方へ行くに従って径方向外側へ拡径するよう形成されている。シリンダー1の軸方向中途部には、中央に穴19aが形成された壁部19が設けられている。シリンダー1は、コバルト・クロム合金により形成されている。シリンダー1は、歯の形を模して形成されたフレーム5の貫通穴23aにはめ込まれて、ロウ着により一体化される。一体化されたシリンダー1とフレーム5は、インプラント3に固定されたアバットメント6に取り付けられ、シリンダー1の穴19aを介してアバットメント6のネジ穴7にネジ33がねじ込まれてインプラント3に固定される。
【選択図】図3

Description

本考案は、インプラントを使用した歯の治療に用いられるシリンダーに関するものである。
インプラントを使用して歯を治療する場合、歯骨にインプラントを埋め込むと共に、インプラントの上端部にアバットメントを固定し、さらに、このアバットメントに上部構造体を取り付けていた。従来、この上部構造体は、CAD−CAM(キャドキャム)により一体に形成されていた。
しかしながら、CAD−CAMを使用する場合、その設備が多大なものとなっていた。
また、CAD−CAMにより上部構造体を製作する場合、チタンを使用していたが、チタンは高価であり、製作を失敗した際には、上部構造体を全て製作し直すことになり、損失が大きくなってしまっていた。
本考案が解決しようとする課題は、インプラントを使用する歯の治療において、コストの低減を図ることができるインプラント治療用シリンダーを提供することにある。
本考案は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の考案は、コバルト・クロム合金により形成されており、歯の形状を模したフレームに固定され、歯骨に埋め込まれるインプラント、またはこのインプラントに取り付けられるアバットメントに固定されることを特徴とするインプラント治療用シリンダーである。
さらに、請求項2に記載の考案は、略筒状に形成され、前記フレームにはめ込まれてロウ着されて前記フレームと一体化され、前記略筒状部の内穴を介して前記インプラントまたは前記アバットメントにネジ止めされることを特徴とする請求項1に記載のインプラント治療用シリンダーである。
本考案によれば、インプラントを使用する歯の治療において、コストの低減を図ることができる。
本考案のインプラント治療用シリンダーの一実施例の使用状態を示す図である。 図1のインプラント治療用シリンダーの取付状態を示す斜視図である。 図2におけるインプラント部の縦断面図である。 インプラントに、シリンダーおよびフレームを取り付ける工程を示す図である。 本考案のインプラント治療用シリンダーの別の実施例の使用状態を示す図である。
以下、本考案のインプラント治療用シリンダーの一実施例について図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本考案のインプラント治療用シリンダーの一実施例の使用状態を示す図であり、歯に固定されたインプラントに設けられたアバットメント、シリンダーおよびフレームを分解して示している。
なお、ここでは、下の歯について示しているが、上の歯についても同様である。また、この図は人の口腔内ではなく、歯の模型とみてもよい。
図2および図3は、本実施例のインプラント治療用シリンダーの取付状態を示す図であり、図2は斜視図、図3はインプラント部の縦断面図である。
本実施例のシリンダー1は、歯骨に固定されるインプラント3と、歯の形を模したフレーム5とを連結するのに使用される。
インプラント3は、円柱形状とされ、その下端部が歯骨に埋め込まれて設けられる。
図示例では、左右(口腔内では前後)に離隔して、2本のインプラント3,3が歯骨に立設されている。
本実施例では、インプラント3の上端部にアバットメント6が取り付けられている。アバットメント6は、その上端部6aが、略球面状に形成されており、上端部の中央部には、上方へ開口してネジ穴7が形成されている。
なお、図示例では、アバットメント6に、下方へ突出してボルト状の軸部6bが形成されており、この軸部6bが、インプラント3の上端部中央に形成されたネジ穴3aにねじ込まれてインプラント3にアバットメント6が固定されている。
シリンダー1は、円筒状とされ、その下端部は拡径して形成されている。
具体的には、シリンダー1の下端部15は、下方へ行くに従って径方向外側へ拡径するよう形成され、その下端部15の内周面15aは、アバットメント6の上端部6aに対応した略球面状に形状されている。
さらに、シリンダー1の軸方向中途部には、径方向内側へ環状に突出して壁部19が形成されている。換言すれば、シリンダー1の内部には、中央に穴19aが形成された壁部19が設けられている。図示例では、シリンダー1の筒状部21と拡径部15との連接部に対応した位置に壁部19が形成されている。
シリンダー1は、コバルト・クロム合金により形成されており、たとえば、株式会社日本歯科金属製の「ダン・コバルトボンド」(商品名)が使用される。
また、本実施例では、シリンダー1は、削り出しにより形成される。
フレーム5は、歯の形を模して形成されている。フレーム5は、コバルト・クロム合金により形成される。図示例では、フレーム5は、4つの歯23,25,27,29が連接された形状とされる。
また、フレーム5の左右両端部の歯23,29には、それぞれ上下方向に沿って貫通穴23a,29aが形成されている。フレーム5は、その貫通穴23a,29aにシリンダー1がはめ込まれて、ロウ着によりシリンダー1と一体化される。
フレーム5が取り付けられたシリンダー1は、その下端部15がアバットメント6の上端部6aにはめ込まれ、前記壁部19の穴19aを介してネジ33がアバットメント6のネジ穴7にねじ込まれてアバットメント6に固定される。
このようにして、フレーム5とインプラント3が、シリンダー1により連結される。
次に、歯骨に固定されたインプラント3に、シリンダー1およびフレーム5を取り付ける工程について具体的に説明する。
図4は、インプラントに、シリンダーおよびフレームを取り付ける工程を示す図である。
予め、患者の口腔内の模型を石膏で作成して用意しておき、図4(a)に示すように、その模型にインプラント3を埋め込み、さらにインプラント3にアバットメント6を固定する。そして、同図(b)に示すように、アバットメント6の上端部6aにシリンダー1の下端部をはめ込んで、シリンダー1をアバットメント6にネジ33で固定する。
次に、同図(c)に示すように、ロウにより歯型(ワックスパターン)37を作る(ワックスアップ法)。この際、シリンダー1は、歯型37を貫通する。そして、ネジ33を外して、アバットメント6からシリンダー1と歯型37を取り外して、同図(d)に示すように、歯型37からシリンダー1を抜き取る。この歯型37から鋳型を製作し、鋳型にコバルト・クロム合金を流し込んで鋳造により、同図(e)に示すように歯の形を模したフレーム5を製作する。つまり、歯型37と同形のフレーム5をコバルト・クロム合金で製作する。
ここでは、フレーム5の左右両端部の歯23,29に、上下方向に沿って貫通穴23a,29aが形成されており、同図(f)に示すように、左右両端部の歯23,29にそれぞれ、貫通穴23a,29aに開口するよう切込み41,43を上下方向に沿って形成する。図示例では、この切込み41,43の形成位置は、各歯23,29の前後いずれかの面とされている。
次に、同図(g)に示すように、フレーム5の左右両端部の歯23,29にシリンダー1をはめ込み、フレームの切込み41,43にロウ(歯科用コバルト・クロム系合金ろう)45を塗布する。
さらにフラックスを塗布して、シリンダー1とフレーム5とをロウ着させて一体化させ、適宜、シリンダー1の上端部を切り取る。
そして、一体化したフレーム5とシリンダー1の表面に合成樹脂(レジン)を塗布するか、セラミックを焼き付ける。
本実施例では、フレーム5の表面にレジンを塗布するためのリテンションを付与することが可能である。具体的には、ワックスアップによりロウで歯型を形成した後、この歯型の表面に糊を塗り、粉状のリテンションビーズをふりかけて歯型の表面に付着させる。この状態で、鋳型を作り、フレーム5を形成することで、フレーム5の表面に細かい凹凸が形成されて、レジンがフレーム5から剥がれにくくなる。
なお、一体化したフレーム5とシリンダー1の表面に必ずしもレジンを塗布したり、セラミックを焼き付けたりする必要性はない。
このようにして出来た上部構造体47を、患者の歯骨に埋め込まれたインプラント3に固定する。具体的には、同図(h)に示すように、上部構造体47の左右両端部のシリンダー1の下端部を、インプラント3に固定されたアバットメント6の上端部6aにはめ込む。そして、シリンダー1をアバットメント6にネジ33で固定し、シリンダー1の内穴に綿球をつめてレジン51などを注入すればよい。
本実施例では、ワックスアップにより歯型37を製作するため、精密に製作できる。
また、歯の形状を模したフレーム5を鋳造により形成するため、安価に形成することができる。また、本実施例では、上部構造体47を構成するフレーム5とシリンダー1とを別々に製作することで、製作が容易で、安価に確実に行える。
さらに、シリンダー1の形状は、適宜変更可能であり、インプラントを提供するメーカーごとに対応が可能である。
また、本実施例では、シリンダー1およびフレーム5がコバルト・クロム合金により形成されており、イオン化せず、口腔内で長期的に安定して使用することができる。また、鋳造および加工がし易く、製作し易く、強度が強いため、長期使用が可能である。
本考案のインプラント治療用シリンダーは、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
たとえば、上記実施例では、インプラントを2本埋め込み、フレームを4つの歯が連結された構成とし、2本のシリンダーを設けたが、インプラントの本数、フレームの歯の個数、およびシリンダーの本数は適宜変更可能である。
また、上記実施例では、シリンダー1は、アバットメント6を介してインプラント3に固定される構成としたが、直接インプラント3に固定するようにしてもよい。つまり、シリンダー1とアバットメント6を一体化した構成としてもよい。
具体的には、図5に示すように、シリンダー1を上方へ開口する円筒状に形成すると共に、シリンダー1の底壁61の中央部に穴61aを形成する。そして、シリンダー1をインプラント3の上端部に重ね合わせて、底壁61の穴61aを介してネジ65をインプラント3のネジ穴3aにねじ込むようにしてもよい。この場合も、上記実施例と同様に、シリンダー1にフレーム5を固定すればよい。
1 シリンダー
3 インプラント
5 フレーム
6 アバットメント
33 ネジ

Claims (2)

  1. コバルト・クロム合金により形成されており、
    歯の形状を模したフレームに固定され、
    歯骨に埋め込まれるインプラント、またはこのインプラントに取り付けられるアバットメントに固定される
    ことを特徴とするインプラント治療用シリンダー。
  2. 略筒状に形成され、前記フレームにはめ込まれてロウ着されて前記フレームと一体化され、
    前記略筒状部の内穴を介して前記インプラントまたは前記アバットメントにネジ止めされる
    ことを特徴とする請求項1に記載のインプラント治療用シリンダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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