JP6120036B1 - 歯科インプラント - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、フィクスチャーの軸上に咬合接触点を付与し、人工歯冠自体の素材にかかわらずアバットメントに冠設した人工歯冠が破折するリスクや、顎骨に埋設した人工歯根が動揺して顎骨から外れるというリスクを軽減できる歯科インプラント及びそのアバットメントを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、対合歯との咬合接触点となる位置に、フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、露出したアバットメントの先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができることを特徴とする歯科インプラントである。【選択図】 図1
Description
本発明は、顎骨に埋入して人工歯冠を装着する歯科インプラント及びそのアバットメントに関する。
従来から、歯根を欠損等した際に、インプラントを顎骨(歯槽骨)に埋入し、これを土台として人工歯冠を装着する治療方法が知られている。
従来の代表的な歯科インプラントは、フィクスチャーと称される人工歯根を顎骨に埋設し、このフィクスチャーに義歯を支持するためのアバットメントと称される支持台を立設させた状態で、アバットメント上に冠設した義歯(人工歯冠)を接着剤やネジなどで載置固定している。
しかし、人間の顎関節は、咬合時に三次元的に複雑な動きをするが、従来のインプラントは、インプラントの表面に骨が勘合しているだけの状態で、咬合力が緩衝されることがないため、対合歯から繰り返し受ける咬合圧やその応力によって、人工歯冠の破折や、フィクスチャーとアバットメントの締結の緩みが原因の人工歯冠の軸に対する周方向の回動、さらにはフィクスチャーの動揺や歯槽骨の破壊などが発生してしまうという問題点があった。
また、フィクスチャーとアバットメントの締結に緩みが生じると、アバットメントの離脱やアバットメントを固定するネジの破折なども起こり得る。
これらの問題は、特に、フィクスチャーの軸に対して傾斜した方向から咬合力が作用する場合に顕著であり、この場合、フィクスチャーの先端と根元とで異なる方向に作用する力(捻転力)が働く結果、フィクスチャーが動揺し、顎骨に無理な圧迫を与えるだけでなく、フィクスチャーが外れてしまう場合もある。
そのため、インプラントの施術では、フィクスチャーの軸と同一方向に咬合圧が作用するように咬合接触点を設けることが重要である。
従来の代表的な歯科インプラントは、フィクスチャーと称される人工歯根を顎骨に埋設し、このフィクスチャーに義歯を支持するためのアバットメントと称される支持台を立設させた状態で、アバットメント上に冠設した義歯(人工歯冠)を接着剤やネジなどで載置固定している。
しかし、人間の顎関節は、咬合時に三次元的に複雑な動きをするが、従来のインプラントは、インプラントの表面に骨が勘合しているだけの状態で、咬合力が緩衝されることがないため、対合歯から繰り返し受ける咬合圧やその応力によって、人工歯冠の破折や、フィクスチャーとアバットメントの締結の緩みが原因の人工歯冠の軸に対する周方向の回動、さらにはフィクスチャーの動揺や歯槽骨の破壊などが発生してしまうという問題点があった。
また、フィクスチャーとアバットメントの締結に緩みが生じると、アバットメントの離脱やアバットメントを固定するネジの破折なども起こり得る。
これらの問題は、特に、フィクスチャーの軸に対して傾斜した方向から咬合力が作用する場合に顕著であり、この場合、フィクスチャーの先端と根元とで異なる方向に作用する力(捻転力)が働く結果、フィクスチャーが動揺し、顎骨に無理な圧迫を与えるだけでなく、フィクスチャーが外れてしまう場合もある。
そのため、インプラントの施術では、フィクスチャーの軸と同一方向に咬合圧が作用するように咬合接触点を設けることが重要である。
この点、義歯床を装着した歯科インプラントに関する発明ではあるが、咬合圧が義歯床に装着した歯科用アタッチメントとキーパーとの結合面に垂直に作用するように、インプラント上部の傾斜角度を自由に調整できる発明が開示されている(特許文献1)。
特許文献1の発明によれば、インプラント上面を咬合圧に対して垂直方向に無段階的に調整し、フィクスチャーの軸方向に咬合圧を伝達できる。
しかしながら、咬合圧は、アバットメントに冠設した義歯の咬合面全体に均一に生じるわけではなく、咬合接触点にのみ生じ、それが義歯を通じて、フィクスチャー及び顎骨に伝達する。
そのため、特許文献1のように、咬合圧が義歯床に装着した歯科用アタッチメントとキーパーとの結合面に垂直に作用しさえすれば、前述の問題点を解決できるわけではない。
特に、天然歯であれば、天然歯それ自体や歯根と歯槽骨の間にある歯根膜線維がクッションの役割を果たすため咬合力が分散されるが、義歯が非金属素材の場合、一般的に、金属素材よりも耐久性が低いため、咬合圧を繰り返し受けることで破折しやすいという欠点がある。
特許文献1の発明によれば、インプラント上面を咬合圧に対して垂直方向に無段階的に調整し、フィクスチャーの軸方向に咬合圧を伝達できる。
しかしながら、咬合圧は、アバットメントに冠設した義歯の咬合面全体に均一に生じるわけではなく、咬合接触点にのみ生じ、それが義歯を通じて、フィクスチャー及び顎骨に伝達する。
そのため、特許文献1のように、咬合圧が義歯床に装着した歯科用アタッチメントとキーパーとの結合面に垂直に作用しさえすれば、前述の問題点を解決できるわけではない。
特に、天然歯であれば、天然歯それ自体や歯根と歯槽骨の間にある歯根膜線維がクッションの役割を果たすため咬合力が分散されるが、義歯が非金属素材の場合、一般的に、金属素材よりも耐久性が低いため、咬合圧を繰り返し受けることで破折しやすいという欠点がある。
これに対し、咬合圧を軽減するため、義歯の一部を隣接する歯に載せることで、義歯が受ける咬合圧を義歯と天然歯の咬合面上で分散するようにした可撤性義歯構造にかかる発明が開示されているが(特許文献2)、金属素材や金属素材並みに耐久性が高い非金属素材の義歯を使用すれば、咬合圧に耐え、破折しにくくすることはできる。
しかしながら、素材の耐久性によらず、フィクスチャーの軸から外れた位置に咬合圧がかかると、インプラントに曲げモーメント(前記の捻転力)が発生するため、アバットメントに冠設した人工歯冠が破折しやすくなったり、顎骨に埋設したフィクスチャーが動揺して不安定になることでインプラントが顎骨から外れやすくなる、といった問題がある。
しかしながら、素材の耐久性によらず、フィクスチャーの軸から外れた位置に咬合圧がかかると、インプラントに曲げモーメント(前記の捻転力)が発生するため、アバットメントに冠設した人工歯冠が破折しやすくなったり、顎骨に埋設したフィクスチャーが動揺して不安定になることでインプラントが顎骨から外れやすくなる、といった問題がある。
これらの問題の解決方法として、咬合面幅を狭くすることが提唱されているが、理論上は可能であるとしても、実際に処置するとなると、フィクスチャーの軸から外れたところに咬合接触点を付与せざるを得ない症例は多い。
そこで、本発明では、前述の問題点に照らし、フィクスチャーの軸上に咬合接触点を付与し、人工歯冠自体の素材にかかわらずアバットメントに冠設した人工歯冠が破折するリスクや、顎骨に埋設したフィクスチャーが動揺して顎骨から外れるというリスクを軽減できる歯科インプラント及びそのアバットメントを提供することを課題とする。
そこで、本発明では、前述の問題点に照らし、フィクスチャーの軸上に咬合接触点を付与し、人工歯冠自体の素材にかかわらずアバットメントに冠設した人工歯冠が破折するリスクや、顎骨に埋設したフィクスチャーが動揺して顎骨から外れるというリスクを軽減できる歯科インプラント及びそのアバットメントを提供することを課題とする。
本発明に係る歯科インプラントは、
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出したアバットメントの先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出したアバットメントの先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本願発明に係る歯科インプラントは、人工歯冠を冠設するアバットメント部分(アバットメントがフィクスチャーとは独立した別の部品として構成されているかフィクスチャーと一体に構成されているかを問わず)を有する全てのインプラントに使用できる。
また、いわゆるツーピース型、ワンピース型を問わず使用できる。
また、いわゆるツーピース型、ワンピース型を問わず使用できる。
本発明は、フィクスチャー(人工歯根)に立設(フィクスチャーと一体の構成も含む)するアバットメントが、人工歯冠に完全に埋まるように人工歯冠に冠設されるのではなく、アバットメントの先端(対合歯側の先端)が人工歯冠の咬合面から露出するように、貫通孔が形成された人工歯冠が冠設されている。
そして、アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から露出していることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
なお、本発明において、フィクスチャーの「軸上」とは、フィクスチャーの「断面上」も含む意味で用いるものとする。
従来の歯科インプラントは、アバットメントは、これに冠設する人工歯冠によって完全に埋設された状態にするのが一般的で、人工歯冠から露出するような構造のアバットメントもインプラントもない。
本発明では、敢えてアバットメントを人工歯冠から露出させ、この露出した箇所において咬合接触点を付与し、しかも、アバットメントの露出する箇所を、インプラントの軸上に設定することで、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けるようにしたものである。
対合歯との咬合接触点は、予め決定した後で、その接触点においてアバットメントの先端が露出するように、貫通孔を設けた人工歯冠をアバットメントに冠設することもできるし、咬合接触点を決定する前に、人工歯冠をアバットメントに冠設し、咬合調整するなかで、露出したアバットメントの先端に咬合接触点を付与することもできる。
そして、アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から露出していることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
なお、本発明において、フィクスチャーの「軸上」とは、フィクスチャーの「断面上」も含む意味で用いるものとする。
従来の歯科インプラントは、アバットメントは、これに冠設する人工歯冠によって完全に埋設された状態にするのが一般的で、人工歯冠から露出するような構造のアバットメントもインプラントもない。
本発明では、敢えてアバットメントを人工歯冠から露出させ、この露出した箇所において咬合接触点を付与し、しかも、アバットメントの露出する箇所を、インプラントの軸上に設定することで、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けるようにしたものである。
対合歯との咬合接触点は、予め決定した後で、その接触点においてアバットメントの先端が露出するように、貫通孔を設けた人工歯冠をアバットメントに冠設することもできるし、咬合接触点を決定する前に、人工歯冠をアバットメントに冠設し、咬合調整するなかで、露出したアバットメントの先端に咬合接触点を付与することもできる。
本発明に係る歯科インプラントは、
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出したアバットメントの先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出したアバットメントの先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、アバットメントの先端が、冠設された人工歯冠の咬合面から露出しているのではなく、人工歯冠の咬合面から突出し、突出部分が凸状になっている。
従来の歯科インプラントは、アバットメントは、これに冠設する人工歯冠によって完全に埋設された状態にするのが一般的で、人工歯冠から表出させる構造のアバットメントもインプラントもないし、人工歯冠の咬合面から突出させる構造のアバットメントもインプラントもない。
本発明では、敢えてアバットメントを人工歯冠から突出させ、この突出した箇所において咬合接触点を付与し、しかも、アバットメントの突出する箇所を、インプラントの軸上に設定することで、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けるようにしたものである。
アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
突出部分は、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で咬合圧を受け止めることができるようにするものであるから、アバットメントの軸上(断面上)に設けられるが、軸上(断面上)であれば自由に配設できる。
従来の歯科インプラントは、アバットメントは、これに冠設する人工歯冠によって完全に埋設された状態にするのが一般的で、人工歯冠から表出させる構造のアバットメントもインプラントもないし、人工歯冠の咬合面から突出させる構造のアバットメントもインプラントもない。
本発明では、敢えてアバットメントを人工歯冠から突出させ、この突出した箇所において咬合接触点を付与し、しかも、アバットメントの突出する箇所を、インプラントの軸上に設定することで、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けるようにしたものである。
アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
突出部分は、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で咬合圧を受け止めることができるようにするものであるから、アバットメントの軸上(断面上)に設けられるが、軸上(断面上)であれば自由に配設できる。
本発明に係る歯科インプラントは、
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、その突出した先端がドーム型に形成されていることで、
ドーム型のアバットメントの先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、その突出した先端がドーム型に形成されていることで、
ドーム型のアバットメントの先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、前記発明の突出部分の先端がドーム型の形状をなしている。
アバットメントの先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
アバットメントの先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
本発明に係る歯科インプラントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、フィクスチャーに立設するアバットメントに、その先端に向かって突出した形状の突出部が1以上形成されており、その突出部がアバットメントに冠設された人工歯冠の咬合面から露出している。
そして、この咬合面から露出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
なお、本願発明における突出部は、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で咬合圧を受け止めることができるようにするものであるから、アバットメントの軸上(断面上)に設けられるが、軸上(断面上)であれば自由に配設できる。
そして、この咬合面から露出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
なお、本願発明における突出部は、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で咬合圧を受け止めることができるようにするものであるから、アバットメントの軸上(断面上)に設けられるが、軸上(断面上)であれば自由に配設できる。
本発明に係る歯科インプラントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、フィクスチャーに立設するアバットメントに、その先端に向かって突出した形状の突出部が1以上形成されており、その突出部がアバットメントに冠設された人工歯冠の咬合面から露出しているのではなく、人工歯冠の咬合面から突出し、突出部分が凸状になっている。
突出部の先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
本発明に係る歯科インプラントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、ドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、ドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、人工歯冠の咬合面から突出している突出部の先端がドーム型の形状をなしている。
突出部の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
本発明に係る歯科インプラントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設する1以上の棒状の突出部を備えるアバットメント冠設部が、冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の対合歯との咬合接触点となる位置に、
突出部の先端が、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の咬合面から表出していることで、
表出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設する1以上の棒状の突出部を備えるアバットメント冠設部が、冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の対合歯との咬合接触点となる位置に、
突出部の先端が、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の咬合面から表出していることで、
表出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントに、1以上の突出部を備えるアバットメント冠設部が冠設されている。
突出部は、対合歯との咬合接触点となる位置に、その先端がアバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から表出するよう、アバットメント冠設部から立設する。
この咬合面から表出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
なお、「表出」とは、咬合面に露出し、または、咬合面から突出していることを意味する。
突出部のみを咬合面に表出させることで、咬合面に表出するアバットメント冠設部の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント冠設部に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
また、突出部の表面積分だけ、アバットメント冠設部と人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメント冠設部から着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント冠設部に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメント冠設部の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント冠設部の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメント冠設部の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端は、例えばドーム型等の種々の形状にすることもでき、咬合面から表出した突出部の先端において、対合歯と咬合させることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端の表出部分は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
突出部は、対合歯との咬合接触点となる位置に、その先端がアバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から表出するよう、アバットメント冠設部から立設する。
この咬合面から表出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
なお、「表出」とは、咬合面に露出し、または、咬合面から突出していることを意味する。
突出部のみを咬合面に表出させることで、咬合面に表出するアバットメント冠設部の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント冠設部に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
また、突出部の表面積分だけ、アバットメント冠設部と人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメント冠設部から着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント冠設部に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメント冠設部の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント冠設部の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメント冠設部の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端は、例えばドーム型等の種々の形状にすることもでき、咬合面から表出した突出部の先端において、対合歯と咬合させることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端の表出部分は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
本発明に係る歯科インプラントは、
アバットメント冠設部が、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントを覆うように、アバットメントに冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠は、
アバットメントに接しない
ことを特徴とする。
アバットメント冠設部が、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントを覆うように、アバットメントに冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠は、
アバットメントに接しない
ことを特徴とする。
本発明は、アバットメント冠設部を、アバットメントと、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠との間に介在させたことを特徴とし、人工歯冠が対合歯から受けた咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメントに伝えるものである。
近年は、審美性向上の観点から、例えば、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材の人工歯冠が使われるようになっているが、金属素材からなるアバットメントとの硬度の違いから、複雑に繰り返される咬合圧によって人工歯冠が破折等するおそれがある。
そこで、本発明は、アバットメント冠設部が、その緩衝材としての役割を果たすことで、人工歯冠が破折等するリスクを抑えるものである。
本発明は、特に、アバットメント冠設部として、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材を使用した場合に有効であり、これにより、緩衝材としての機能を十分に果たすことができる。
また、同時に、アバットメント冠設部は、アバットメント上に冠設されるものであるから、アバットメント冠設部が受けた咬合圧は、フィクスチャーの軸上でアバットメントに伝えることができる。
近年は、審美性向上の観点から、例えば、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材の人工歯冠が使われるようになっているが、金属素材からなるアバットメントとの硬度の違いから、複雑に繰り返される咬合圧によって人工歯冠が破折等するおそれがある。
そこで、本発明は、アバットメント冠設部が、その緩衝材としての役割を果たすことで、人工歯冠が破折等するリスクを抑えるものである。
本発明は、特に、アバットメント冠設部として、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材を使用した場合に有効であり、これにより、緩衝材としての機能を十分に果たすことができる。
また、同時に、アバットメント冠設部は、アバットメント上に冠設されるものであるから、アバットメント冠設部が受けた咬合圧は、フィクスチャーの軸上でアバットメントに伝えることができる。
本発明に係る歯科インプラントは、
前記の突出部は、先端に向かって先細るテーパー状に形成されている
ことを特徴とする。
前記の突出部は、先端に向かって先細るテーパー状に形成されている
ことを特徴とする。
本発明は、突出部が、その先端(対合歯側の先端)に向かって先細るテーパー状に形成されている。
テーパー状に形成されていることで、アバットメントに人工歯冠を冠設しやすくなる。
また、突出部は、それが無いアバットメントと比べて、表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増えるため、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
テーパー状に形成されていることで、アバットメントに人工歯冠を冠設しやすくなる。
また、突出部は、それが無いアバットメントと比べて、表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増えるため、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端が、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出するように形成されていることで、
露出した先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端が、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出するように形成されていることで、
露出した先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本願発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、フィクスチャーとは独立した人工歯冠を冠設するアバットメントであり、いわゆるツーピース型、ワンピース型を問わず使用できる。
本発明は、フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントが、人工歯冠に完全に埋まるように人工歯冠に冠設されるのではなく、アバットメントの先端(対合歯側の先端)が人工歯冠の咬合面に露出するように、貫通孔が形成された人工歯冠が冠設されている。
そして、アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から露出していることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
対合歯との咬合接触点は、予め決定しておき、その接触点においてアバットメントの先端が露出するように人工歯冠に貫通孔を設けたうえで、人工歯冠をアバットメントに冠設する。
なお、最終的に、アバットメントの先端が咬合接触点となるように咬合調整できれば、咬合接触点を決定する前に、人工歯冠をアバットメントに冠設することもできる。
そして、アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から露出していることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
対合歯との咬合接触点は、予め決定しておき、その接触点においてアバットメントの先端が露出するように人工歯冠に貫通孔を設けたうえで、人工歯冠をアバットメントに冠設する。
なお、最終的に、アバットメントの先端が咬合接触点となるように咬合調整できれば、咬合接触点を決定する前に、人工歯冠をアバットメントに冠設することもできる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端が、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出するように形成されていることで、
突出した先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端が、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出するように形成されていることで、
突出した先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、アバットメントの先端が、冠設された人工歯冠の咬合面から露出しているのではなく、人工歯冠の咬合面から突出し、突出部分が凸状になっている。
アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
アバットメントの先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端が、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、その突出した先端がドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
対合歯との咬合接触点となる位置に、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端が、
アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、その突出した先端がドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、人工歯冠の咬合面から突出しているアバットメントの先端がドーム型の形状をなしている。
アバットメントの先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
アバットメントの先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、フィクスチャーに立設するアバットメントに、その先端に向かって突出した形状の突出部が1以上形成されており、その突出部がアバットメントに冠設された人工歯冠の咬合面から露出している。
そして、この咬合面から露出した突出部の先端において、対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
そして、この咬合面から露出した突出部の先端において、対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、フィクスチャーに立設するアバットメントに、その先端に向かって突出した形状の突出部が1以上形成されており、その突出部がアバットメントに冠設された人工歯冠の咬合面から露出しているのではなく、人工歯冠の咬合面から突出し、突出部分が凸状になっている。
突出部の先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠の咬合面から突出させることで、アバットメントの先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、ドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、ドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、人工歯冠の咬合面から突出している突出部の先端がドーム型の形状をなしている。
突出部の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
また、突出部のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設する1以上の棒状の突出部を備えるアバットメント冠設部が、冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の対合歯との咬合接触点となる位置に、
突出部の先端が、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の咬合面から表出していることで、
表出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設する1以上の棒状の突出部を備えるアバットメント冠設部が、冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の対合歯との咬合接触点となる位置に、
突出部の先端が、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の咬合面から表出していることで、
表出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする。
本発明は、フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントに、1以上の突出部を備えるアバットメント冠設部が冠設されている。
突出部は、対合歯との咬合接触点となる位置に、その先端がアバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から表出するよう、アバットメント冠設部から立設する。
この咬合面から露出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
なお、「表出」とは、咬合面に露出し、または、咬合面から突出していることを意味する。
突出部のみを咬合面に表出させることで、咬合面に表出するアバットメント冠設部の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント冠設部に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
また、突出部の表面積分だけ、アバットメント冠設部と人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメント冠設部から着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント冠設部に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメント冠設部の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント冠設部の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメント冠設部の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端は、例えばドーム型等の種々の形状にすることもでき、この咬合面から突出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端の表出部分は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
突出部は、対合歯との咬合接触点となる位置に、その先端がアバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から表出するよう、アバットメント冠設部から立設する。
この咬合面から露出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
なお、「表出」とは、咬合面に露出し、または、咬合面から突出していることを意味する。
突出部のみを咬合面に表出させることで、咬合面に表出するアバットメント冠設部の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント冠設部に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
また、突出部の表面積分だけ、アバットメント冠設部と人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
また、突出部は、アバットメント冠設部から着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント冠設部に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメント冠設部の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント冠設部の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメント冠設部の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部の先端は、例えばドーム型等の種々の形状にすることもでき、この咬合面から突出した突出部の先端において、対合歯と咬合することで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの突出部の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメント冠設部からアバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメントに冠設した人工歯冠の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャーの動揺を防ぐことができる。
先端の表出部分は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
アバットメント冠設部は、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントを覆うように、アバットメントに冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠は、
アバットメントに接しない
ことを特徴とする。
アバットメント冠設部は、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントを覆うように、アバットメントに冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠は、
アバットメントに接しない
ことを特徴とする。
本発明は、アバットメント冠設部を、アバットメントと、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠との間に介在させたことを特徴とし、人工歯冠が対合歯から受けた咬合圧をアバットメント冠設部が受け止めたうえで、アバットメントに伝えるものである。
近年は、審美性向上の観点から、例えば、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材の人工歯冠が使われるようになっているが、金属素材からなるアバットメントとの硬度の違いから、複雑に繰り返される咬合圧によって人工歯冠が破折等するおそれがある。
そこで、本発明は、アバットメント冠設部が、その緩衝材としての役割を果たすことで、人工歯冠が破折等するリスクを抑えるものである。
本発明は、特に、アバットメント冠設部として、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材を使用した場合に有効であり、これにより、緩衝材としての機能を十分に果たすことができる。
また、同時に、アバットメント冠設部は、アバットメント上に冠設されるものであるから、アバットメント冠設部が受けた咬合圧は、フィクスチャーの軸上でアバットメントに伝えることができる。
近年は、審美性向上の観点から、例えば、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材の人工歯冠が使われるようになっているが、金属素材からなるアバットメントとの硬度の違いから、複雑に繰り返される咬合圧によって人工歯冠が破折等するおそれがある。
そこで、本発明は、アバットメント冠設部が、その緩衝材としての役割を果たすことで、人工歯冠が破折等するリスクを抑えるものである。
本発明は、特に、アバットメント冠設部として、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材を使用した場合に有効であり、これにより、緩衝材としての機能を十分に果たすことができる。
また、同時に、アバットメント冠設部は、アバットメント上に冠設されるものであるから、アバットメント冠設部が受けた咬合圧は、フィクスチャーの軸上でアバットメントに伝えることができる。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントは、
前記の突出部は、先端に向かって先細るテーパー状に形成されている
ことを特徴とする。
前記の突出部は、先端に向かって先細るテーパー状に形成されている
ことを特徴とする。
本発明は、突出部が、その先端(対合歯側の先端)に向かって先細るテーパー状に形成されている。
テーパー状に形成されていることで、アバットメントに人工歯冠を冠設しやすくなる。
また、突出部は、それが無いアバットメントと比べて、表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増えるため、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
テーパー状に形成されていることで、アバットメントに人工歯冠を冠設しやすくなる。
また、突出部は、それが無いアバットメントと比べて、表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増えるため、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
また、突出部は、アバットメントから着脱可能にすることもでき、例えば、アバットメント側に、突出部を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部の先端部分を先細に形成し、突出部の先端を、アバットメントの溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント側の突出部を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部の先端とアバットメントの溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
本願発明は、アバットメントに冠設した歯冠(人工歯冠)を貫通するようにアバットメントを歯冠の咬合面にまで表出させ、その先端を咬合歯との接触点とした歯科インプラント及び歯科インプラント用アバットメントであり、次の効果を奏する。
1)歯冠の咬合面にまで表出させたアバットメントの先端を対合歯との咬合接触点とすることで、一般的に金属素材が使われ、耐久性が高いアバットメントが咬合圧を受け止めるため、アバットメントに冠設した歯冠にかかる負担(咬合圧)を減らし、アバットメントに冠設した歯冠が破折する問題を解決できる。
2)対合歯から受ける咬合圧は、アバットメントが受け止めたうえで、フィクスチャーがその軸上で受けるため、フィクスチャーの軸から外れた位置に咬合圧がかかることを防ぐことができる結果、フィクスチャーとアバットメントの締結の緩みが原因の歯冠軸に対する周方向の回動、フィクスチャーの動揺や歯槽骨の破壊、アバットメントの離脱やアバットメントを固定するネジの破折などの問題を解決できる。
3)アバットメント全体ではなく1以上の突出部のみによって、歯冠の咬合面からアバットメントを表出させることで、表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
4)アバットメントの突出部を1以上にすることで、対合歯との咬合接触点が複数必要な場合でも、突出部の先端で咬合圧を受け止めることができる。
5)突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
6)咬合面から突出するアバットメントの先端がドーム型をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。また、先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
7)ワンピースかツーピースかの区別なく、あらゆるインプラントに使用できる。
8)アバットメント冠設部が緩衝材の役割を果たすことで、人工歯冠の破折等のリスクを低減し、咬合圧を適切にフィクスチャーの軸上で受けることができる。
1)歯冠の咬合面にまで表出させたアバットメントの先端を対合歯との咬合接触点とすることで、一般的に金属素材が使われ、耐久性が高いアバットメントが咬合圧を受け止めるため、アバットメントに冠設した歯冠にかかる負担(咬合圧)を減らし、アバットメントに冠設した歯冠が破折する問題を解決できる。
2)対合歯から受ける咬合圧は、アバットメントが受け止めたうえで、フィクスチャーがその軸上で受けるため、フィクスチャーの軸から外れた位置に咬合圧がかかることを防ぐことができる結果、フィクスチャーとアバットメントの締結の緩みが原因の歯冠軸に対する周方向の回動、フィクスチャーの動揺や歯槽骨の破壊、アバットメントの離脱やアバットメントを固定するネジの破折などの問題を解決できる。
3)アバットメント全体ではなく1以上の突出部のみによって、歯冠の咬合面からアバットメントを表出させることで、表出するアバットメントの面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメントに金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
4)アバットメントの突出部を1以上にすることで、対合歯との咬合接触点が複数必要な場合でも、突出部の先端で咬合圧を受け止めることができる。
5)突出部の表面積分だけ、アバットメントと人工歯冠との接触面積が増え、より強固に人工歯冠がアバットメントに接着し、人工歯冠の離脱のリスクを減らすことができる。
6)咬合面から突出するアバットメントの先端がドーム型をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメントの先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメントが受け止めたうえで、アバットメントを通じてフィクスチャーがその軸上で受けることができる。また、先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠をアバットメントから外れにくくすることができる。
7)ワンピースかツーピースかの区別なく、あらゆるインプラントに使用できる。
8)アバットメント冠設部が緩衝材の役割を果たすことで、人工歯冠の破折等のリスクを低減し、咬合圧を適切にフィクスチャーの軸上で受けることができる。
図1は、アバットメントの先端が咬合面に露出した実施例の歯科インプラントの構成の概略を示す上方斜視図である。
フィクスチャー(人工歯根)1に立設(フィクスチャーと一体の構成も含む)するアバットメント2が人工歯冠3に完全に埋まるように人工歯冠3に冠設されるのではなく、アバットメント2の先端(対合歯側の先端)が人工歯冠3の咬合面から露出するように、貫通孔が形成された人工歯冠3が冠設されている。
アバットメント2の先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠3の咬合面から露出していることで、アバットメント2の先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
対合歯との咬合接触点は、予め決定しておき、その接触点においてアバットメント2の先端が露出するように人工歯冠3に貫通孔を設けたうえで、人工歯冠3をアバットメント2に冠設する。
なお、最終的に、アバットメント2の先端が咬合接触点となるように咬合調整できれば、咬合接触点を決定する前に、人工歯冠3をアバットメント2に冠設することもできる。
本実施例に係る歯科インプラントは、人工歯冠を冠設するアバットメント部分(アバットメントがフィクスチャーとは独立した別の部品として構成されているかフィクスチャーと一体に構成されているかを問わず)を有する全ての歯科インプラントに使用できる。
また、いわゆるツーピース型、ワンピース型を問わず使用できる。
アバットメントをスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠に露出または突出するアバットメントの先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
フィクスチャー(人工歯根)1に立設(フィクスチャーと一体の構成も含む)するアバットメント2が人工歯冠3に完全に埋まるように人工歯冠3に冠設されるのではなく、アバットメント2の先端(対合歯側の先端)が人工歯冠3の咬合面から露出するように、貫通孔が形成された人工歯冠3が冠設されている。
アバットメント2の先端が、対合歯との咬合接触点に位置するように人工歯冠3の咬合面から露出していることで、アバットメント2の先端が対合歯と咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
対合歯との咬合接触点は、予め決定しておき、その接触点においてアバットメント2の先端が露出するように人工歯冠3に貫通孔を設けたうえで、人工歯冠3をアバットメント2に冠設する。
なお、最終的に、アバットメント2の先端が咬合接触点となるように咬合調整できれば、咬合接触点を決定する前に、人工歯冠3をアバットメント2に冠設することもできる。
本実施例に係る歯科インプラントは、人工歯冠を冠設するアバットメント部分(アバットメントがフィクスチャーとは独立した別の部品として構成されているかフィクスチャーと一体に構成されているかを問わず)を有する全ての歯科インプラントに使用できる。
また、いわゆるツーピース型、ワンピース型を問わず使用できる。
アバットメントをスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠に露出または突出するアバットメントの先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
図2は、アバットメントのドーム型の先端が咬合面から突出した実施例のインプラントの構成概略を示す断面図である。
アバットメント2の先端は、冠設された人工歯冠3の咬合面から露出させるのではなく、人工歯冠3の咬合面から突出させ、突出部分を凸状にすることもできる。
特に図2のように、人工歯冠の咬合面から突出しているアバットメントの先端をドーム型にすることもできる。
アバットメント2の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメント2の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠3をアバットメント2から外れにくくすることができる。
アバットメント2をスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠3に露出または突出するアバットメント2の先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
アバットメント2の先端は、冠設された人工歯冠3の咬合面から露出させるのではなく、人工歯冠3の咬合面から突出させ、突出部分を凸状にすることもできる。
特に図2のように、人工歯冠の咬合面から突出しているアバットメントの先端をドーム型にすることもできる。
アバットメント2の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメント2の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠3をアバットメント2から外れにくくすることができる。
アバットメント2をスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠3に露出または突出するアバットメント2の先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
図3は、アバットメントの突出部の先端が咬合面に露出した実施例のインプラントの構成概略を示す上方斜視図である。
フィクスチャー1に立設するアバットメント2は、その先端に向かって突出した形状の突出部4が形成されており、この突出部4がアバットメント2に冠設された人工歯冠3の咬合面から露出している。
この咬合面から露出した突出部4の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
また、突出部4のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメント2の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント2に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部4は、その表面積分だけ、アバットメント2と人工歯冠3との接触面積が増え、より強固に人工歯冠3がアバットメント2に連結し、人工歯冠3の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部4は、その先端を対合歯との咬合接触点とするため1以上必要である。
咬合接触点の数に応じて2以上設けることができる。
突出部4は、アバットメント2と一体に形成されていてもよく、アバットメント2から着脱可能にすることもできる。
例えば、アバットメント2側に、突出部4を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部4の先端部分を先細に形成し、突出部4の先端を、アバットメント2の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント2側の突出部4を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部4の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部4の先端とアバットメント2の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部4は、その先端(対合歯側の先端)に向かって先細るテーパー状に形成することもできる。
テーパー状に形成されていることで、アバットメント2に人工歯冠3を冠設しやすくなる。
アバットメント2をスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠2に露出または突出するアバットメント2の先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
フィクスチャー1に立設するアバットメント2は、その先端に向かって突出した形状の突出部4が形成されており、この突出部4がアバットメント2に冠設された人工歯冠3の咬合面から露出している。
この咬合面から露出した突出部4の先端において、対合歯と咬合することで、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
また、突出部4のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメント2の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント2に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部4は、その表面積分だけ、アバットメント2と人工歯冠3との接触面積が増え、より強固に人工歯冠3がアバットメント2に連結し、人工歯冠3の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部4は、その先端を対合歯との咬合接触点とするため1以上必要である。
咬合接触点の数に応じて2以上設けることができる。
突出部4は、アバットメント2と一体に形成されていてもよく、アバットメント2から着脱可能にすることもできる。
例えば、アバットメント2側に、突出部4を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部4の先端部分を先細に形成し、突出部4の先端を、アバットメント2の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント2側の突出部4を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部4の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部4の先端とアバットメント2の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部4は、その先端(対合歯側の先端)に向かって先細るテーパー状に形成することもできる。
テーパー状に形成されていることで、アバットメント2に人工歯冠3を冠設しやすくなる。
アバットメント2をスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠2に露出または突出するアバットメント2の先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
図4は、アバットメントの突出部のドーム型の先端が咬合面から突出した実施例のインプラント構成概略を示す断面図である。
突出部4の先端は、冠設された人工歯冠3の咬合面から露出させるのではなく、人工歯冠3の咬合面から突出させ、突出部分(突出部4の先端)を凸状にすることもできる。
特に、図4のように、人工歯冠3の咬合面から突出している突出部4の先端をドーム型にすることもできる。
突出部4の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメント2の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
突出部4の先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠3をアバットメント2から外れにくくすることができる。
また、突出部4のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメント2の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント2に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部4は、その表面積分だけ、アバットメント2と人工歯冠3との接触面積が増え、より強固に人工歯冠3がアバットメント2に連結し、人工歯冠3の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部4は、その先端を対合歯との咬合接触点とするため1以上必要である。
咬合接触点の数に応じて2以上設けることができる。
突出部4は、アバットメント2と一体に形成されていてもよく、アバットメント2から着脱可能にすることもできる。
例えば、アバットメント2側に、突出部4を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部4の先端部分を先細に形成し、突出部4の先端を、アバットメント2の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント2側の突出部4を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部4の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部4の先端とアバットメント2の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部4は、その先端(対合歯側の先端)に向かって直径が変わらないストレート(円柱状)に形成することもできるし、先端に向かって先細るテーパー状に形成することもできる。
テーパー状に形成されている場合、アバットメント2への人工歯冠3の冠設がしやすくなる。
アバットメント2をスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠3に露出または突出するアバットメント2の先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
突出部4の先端は、冠設された人工歯冠3の咬合面から露出させるのではなく、人工歯冠3の咬合面から突出させ、突出部分(突出部4の先端)を凸状にすることもできる。
特に、図4のように、人工歯冠3の咬合面から突出している突出部4の先端をドーム型にすることもできる。
突出部4の先端がドーム型の形状をなしていることで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメント2の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、耐久性が高いアバットメント2が受け止めたうえで、アバットメント2を通じてフィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
突出部4の先端のドーム型部分(突出部分)は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠3をアバットメント2から外れにくくすることができる。
また、突出部4のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメント2の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント2に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部4は、その表面積分だけ、アバットメント2と人工歯冠3との接触面積が増え、より強固に人工歯冠3がアバットメント2に連結し、人工歯冠3の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部4は、その先端を対合歯との咬合接触点とするため1以上必要である。
咬合接触点の数に応じて2以上設けることができる。
突出部4は、アバットメント2と一体に形成されていてもよく、アバットメント2から着脱可能にすることもできる。
例えば、アバットメント2側に、突出部4を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部4の先端部分を先細に形成し、突出部4の先端を、アバットメント2の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント2側の突出部4を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部4の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部4の先端とアバットメント2の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
突出部4は、その先端(対合歯側の先端)に向かって直径が変わらないストレート(円柱状)に形成することもできるし、先端に向かって先細るテーパー状に形成することもできる。
テーパー状に形成されている場合、アバットメント2への人工歯冠3の冠設がしやすくなる。
アバットメント2をスクリュー固定するインプラントの場合は、人工歯冠3に露出または突出するアバットメント2の先端部分を円筒形状して、アクセスホールを形成することもできる。
図5は、アバットメント冠設部をアバットメントに冠設した実施例のインプラントの構成概略を示す断面図であり、図6は、図5のアバットメント冠設部部分の拡大断面図である。
また、図7は、図5(図6)とは別の形態のアバットメント冠設部による実施例のアバットメント冠設部部分の拡大断面図である。
本実施例に係る歯科インプラントは、フィクスチャー1(人工歯根)に立設するアバットメント2に、1以上の突出部4が形成されたアバットメント冠設部5が冠設されている。
アバットメント冠設部5は、対合歯側に突出部4が立設する。
アバットメント冠設部5は、アバットメント2の先端部分の取り替えを可能にする構成であり、突出部4を含むアバットメント冠設部5を取り外して新たなアバットメント冠設部5を取り付けることで、例えば、繰り返し受ける咬合によって摩耗や破折、経年劣化などが生じた突出部4ごとアバットメント冠設部5を交換できる。
突出部4は、対合歯との咬合接触点となる位置に、その先端がアバットメント2に冠設する人工歯冠3の咬合面から突出するよう、アバットメント冠設部5に立設する。
突出部4の先端は、例えばドーム型等の種々の形状にすることもできるが、この咬合面から突出した突出部4の先端において、対合歯と咬合することで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメント2の突出部4の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、アバットメント冠設部5が受け止めたうえでアバットメント冠設部5からアバットメント2を通じて、フィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
また、突出部4のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメント冠設部5の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント冠設部5に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部4の表面積分だけ、アバットメント冠設部5と人工歯冠3との接触面積が増え、より強固に人工歯冠3がアバットメント2に連結し、人工歯冠3の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部4は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
先端の突出部分4は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠3をアバットメント2から外れにくくすることができる。
突出部4は、アバットメント冠設部5から着脱可能にすることもできる。
例えば、アバットメント冠設部5に、突出部4を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部4の先端部分を先細に形成し、突出部4の先端を、アバットメント冠設部5の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント冠設部5の突出部4を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部4の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部4の先端とアバットメント冠設部5の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
また、図7は、図5(図6)とは別の形態のアバットメント冠設部による実施例のアバットメント冠設部部分の拡大断面図である。
本実施例に係る歯科インプラントは、フィクスチャー1(人工歯根)に立設するアバットメント2に、1以上の突出部4が形成されたアバットメント冠設部5が冠設されている。
アバットメント冠設部5は、対合歯側に突出部4が立設する。
アバットメント冠設部5は、アバットメント2の先端部分の取り替えを可能にする構成であり、突出部4を含むアバットメント冠設部5を取り外して新たなアバットメント冠設部5を取り付けることで、例えば、繰り返し受ける咬合によって摩耗や破折、経年劣化などが生じた突出部4ごとアバットメント冠設部5を交換できる。
突出部4は、対合歯との咬合接触点となる位置に、その先端がアバットメント2に冠設する人工歯冠3の咬合面から突出するよう、アバットメント冠設部5に立設する。
突出部4の先端は、例えばドーム型等の種々の形状にすることもできるが、この咬合面から突出した突出部4の先端において、対合歯と咬合することで、咬合時に人の顎関節が三次元的に複雑な動きをしても、アバットメント2の突出部4の先端において対合歯と確実に咬合し、対合歯から受ける咬合圧を、アバットメント冠設部5が受け止めたうえでアバットメント冠設部5からアバットメント2を通じて、フィクスチャー1がその軸上で受けることができる。
これにより、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
また、突出部4のみが咬合面に表出するようにすることで、咬合面に表出するアバットメント冠設部5の面積を必要最小限に抑えることができるため、アバットメント冠設部5に金属素材を使用する場合でも審美性を損なうことがない。
突出部4の表面積分だけ、アバットメント冠設部5と人工歯冠3との接触面積が増え、より強固に人工歯冠3がアバットメント2に連結し、人工歯冠3の離脱のリスクを減らすことができる。
突出部4は、先端に向かってストレートまたは先端に向かって先細るテーパー状に形成することができる。
先端の突出部分4は、辺縁封鎖のためにバニシング加工することもでき、これにより人工歯冠3をアバットメント2から外れにくくすることができる。
突出部4は、アバットメント冠設部5から着脱可能にすることもできる。
例えば、アバットメント冠設部5に、突出部4を埋め込む溝を設け、その溝に埋設する突出部4の先端部分を先細に形成し、突出部4の先端を、アバットメント冠設部5の溝に埋め込むようにして、着脱可能にすることもできるし、さらに、アバットメント冠設部5の突出部4を埋め込む溝の内側と、その溝に埋設する突出部4の先端部分の外側に各々ネジ溝を形成し、突出部4の先端とアバットメント冠設部5の溝とを螺着して、着脱可能にすることもできる。
図8は、図5(図6)及び図7とは別の形態のアバットメント冠設部による実施例のアバットメント冠設部部分の拡大断面図である。
アバットメント冠設部5がアバットメント2に冠設されている点では図7の形態と同じであるが、アバットメント冠設部5の裾部分は、冠設した人工歯冠3の側面に露出している。
つまり、アバットメント冠設部5を、アバットメント2と、アバットメント冠設部5上に冠設する人工歯冠3との間に介在させたものであり、人工歯冠3が対合歯から受けた咬合圧をアバットメント冠設部5が受け止めたうえで、アバットメント2に伝えることができる。
近年は、審美性向上の観点から、例えば、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材の人工歯冠が使われるようになっているが、金属素材からなるアバットメントとの硬度の違いから、複雑に繰り返される咬合圧によって人工歯冠が破折等するおそれがある。
そこで、アバットメント冠設部5が、その緩衝材としての役割を果たすことで、人工歯冠3が破折等するリスクを抑えることができる。
なお、アバットメント冠設部5は、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材を使用することができ、これにより、緩衝材としての機能を果たすことができる。
また、アバットメント冠設部5は、アバットメント2上に冠設されるものであるから、アバットメント冠設部5が受けた咬合圧は、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
アバットメント冠設部5がアバットメント2に冠設されている点では図7の形態と同じであるが、アバットメント冠設部5の裾部分は、冠設した人工歯冠3の側面に露出している。
つまり、アバットメント冠設部5を、アバットメント2と、アバットメント冠設部5上に冠設する人工歯冠3との間に介在させたものであり、人工歯冠3が対合歯から受けた咬合圧をアバットメント冠設部5が受け止めたうえで、アバットメント2に伝えることができる。
近年は、審美性向上の観点から、例えば、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材の人工歯冠が使われるようになっているが、金属素材からなるアバットメントとの硬度の違いから、複雑に繰り返される咬合圧によって人工歯冠が破折等するおそれがある。
そこで、アバットメント冠設部5が、その緩衝材としての役割を果たすことで、人工歯冠3が破折等するリスクを抑えることができる。
なお、アバットメント冠設部5は、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材を使用することができ、これにより、緩衝材としての機能を果たすことができる。
また、アバットメント冠設部5は、アバットメント2上に冠設されるものであるから、アバットメント冠設部5が受けた咬合圧は、フィクスチャー1の軸上で咬合圧を受けることができ、アバットメント2に冠設した人工歯冠3の破折や、顎骨に埋設したフィクスチャー1の動揺を防ぐことができる。
なお、本実施例の全てにおいて、アバットメント2は、セラミック素材や合成樹脂、またはこれらの混合物などの非金属素材を使用することができ、これにより、緩衝材としての機能を果たすことができる結果、人工歯冠3自体の素材にかかわらずアバットメント2に冠設した人工歯冠3が破折するリスクや、顎骨に埋設した人工歯根が動揺して顎骨から外れるというリスクを軽減できる歯科インプラント及びそのアバットメントを提供することができる。
また、本実施例にかかる図面において、アバットメントをフィクスチャーに固定するためのスクリュー及びスクリューを埋入させるアクセスホールを図示しないが、全ての実施例においてスクリュー及びスクリューを埋入させるアクセスホールを設けることができる。
また、本実施例にかかる図面において、アバットメントをフィクスチャーに固定するためのスクリュー及びスクリューを埋入させるアクセスホールを図示しないが、全ての実施例においてスクリュー及びスクリューを埋入させるアクセスホールを設けることができる。
1 フィクスチャー
2 アバットメント
3 人工歯冠
4 突出部
5 アバットメント冠設部
2 アバットメント
3 人工歯冠
4 突出部
5 アバットメント冠設部
Claims (12)
- フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント。 - フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント。 - フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、ドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント。 - フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントの先端に、
対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設する1以上の棒状の突出部を備えるアバットメント冠設部が、冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の対合歯との咬合接触点となる位置に、
突出部の先端が、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の咬合面から表出していることで、
表出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント。 - アバットメント冠設部は、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントを覆うように、アバットメントに冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠は、
アバットメントに接しない
ことを特徴とする請求項4に記載の歯科インプラント。 - 突出部は、先端に向かって先細るテーパー状に形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至5に記載の歯科インプラント。 - フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面から露出していることで、
露出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント用アバットメント。 - フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出していることで、
突出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント用アバットメント。 - フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
その先端に、棒状の突出部を、対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設させ、
突出部の先端が、各咬合接触点に位置するように、アバットメントに冠設する人工歯冠の咬合面よりも突出し、ドーム型に形成されていることで、
ドーム型の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント用アバットメント。 - フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントであって、
対合歯との1以上の咬合接触点の各垂直軸線上に沿って、咬合接触点と同数立設する1以上の棒状の突出部を備えるアバットメント冠設部が、冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の対合歯との咬合接触点となる位置に、
突出部の先端が、アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠の咬合面から表出していることで、
表出した突出部の先端を咬合接触点とし、フィクスチャーの軸上で咬合圧を受けることができる
ことを特徴とする歯科インプラント用アバットメント。 - アバットメント冠設部は、
フィクスチャー(人工歯根)に立設するアバットメントを覆うように、アバットメントに冠設されており、
アバットメント冠設部上に冠設する人工歯冠は、
アバットメントに接しない
ことを特徴とする請求項10に記載の歯科インプラント用アバットメント。 - 突出部は、先端に向かって先細るテーパー状に形成されている
ことを特徴とする請求項7乃至11に記載の歯科インプラント用アバットメント。
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JP2016182708A JP6120036B1 (ja) | 2016-09-20 | 2016-09-20 | 歯科インプラント |
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JP2016182708A Active JP6120036B1 (ja) | 2016-09-20 | 2016-09-20 | 歯科インプラント |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH1014940A (ja) * | 1996-07-05 | 1998-01-20 | Bureen Beesu:Kk | 歯科用インプラント |
JP2000516835A (ja) * | 1997-04-17 | 2000-12-19 | インプラント・イノヴェーションズ・インコーポレーテッド | 安定性が向上した歯科用インプラントシステム |
JP2003235872A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-26 | Takeshi Hoshiyama | 歯科用磁性アタッチメント及びこれに結合する無段階角度調整キーパーとアバットメント並びに歯科用工具 |
JP3181073U (ja) * | 2012-11-06 | 2013-01-24 | 敦三 中矢 | インプラント治療用シリンダー |
-
2016
- 2016-09-20 JP JP2016182708A patent/JP6120036B1/ja active Active
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