JP3180281U

JP3180281U - パワーショベル向け瓦礫専用バケット

Info

Publication number: JP3180281U
Application number: JP2012006211U
Authority: JP
Inventors: 浩一関; 元啓越中谷; 悟冨樫
Original assignee: 関工業株式会社
Priority date: 2012-09-24
Filing date: 2012-09-24
Publication date: 2012-12-13
Anticipated expiration: 2022-09-24

Abstract

【課題】土木建築作業用車両のパワーショベル前部に装着する、作業用アタッチメントの代表として、土砂や塵芥を掬い取り運搬を目的とするバケットであり、作業用アタッチメントのなかでも多用されるバケット部に蓋をし、バケット部から掬い取った瓦礫類のこぼれ落ちを防ぎ、作業効率を上げることができる蓋付バケットの作業用アタッチメントを提供する。
【解決手段】作業用アタッチメントである蓋付瓦礫専用バケットＺは、大きくバケット本体部３０と可動式櫛状蓋部２０により構成され、可動式櫛状蓋部２０は上方に跳ね上げることが出来る。パワーショベル向け瓦礫専用バケットＺは、強度を削ぐことなく軽量化を図り、さらに、可動式櫛状蓋部２０の軽量化をも図った。このことにより、バケット構造と蓋構造を組み合わせるアタッチメント構造を可能とした。
【選択図】図２

Description

土木建築作業用車両のパワーショベルには、工事の現場で使用される、さまざまなアタッチメントのバケットが供給されているが、震災現場ではその選択肢は極めて狭くなるのが実情である。また、アタッチメントのバケットを装着することにより、震災地及び土砂崩れ等の現場では、パワーショベルは多用される作業用車両であり、土砂や塵芥を掬い取り運搬を目的とするアタッチメントとしてバケットは汎用される。

土木建築作業用車両のパワーショベルは、個々の土木工事の現場に応じて、作業用アーム前部に装着されるアタッチメントとしてバケットが多用され、アタッチメントには様々な機能を求める現場の声があった。

特許及び実用新案登録文献

先行関連する技術としては、特開２００５−９２２０号のように、バケットで掬い上げた瓦礫等内容物を粉砕するために蓋部を有する構造体とする発明であり、バケットの改良意図を異にするものであるが、作業効率を上げることには寄与する分野と考えます。

本考案が開示する点は、土木建築作業用車両のパワーショベル前部に装着する、作業用アタッチメントの代表として、土砂や塵芥を掬い取り運搬を目的とするバケットであり、作業用アタッチメントのなかでも多用されるバケット部に蓋をし、バケット部から掬い取った瓦礫類のこぼれ落ちを防ぎ、作業効率を上げることができる技術を獲得できた。

考案を解決しようとする課題

震災現場及び災害現場における土木工事作業時、土木建築作業用車両のパワーショベル前部に装着する、作業用アタッチメントのバケットには、掬い取る瓦礫や土砂の量を求めるばかり、バケット強度を求め、アタッチメント重量が増加傾向にあり、課題となっていた。

課題を解決するための手段

そこで、本考案のパワーショベル向け瓦礫専用バケットは、強度を削ぐことなく軽量化を図り、付属する蓋部の軽量化を図った。このことにより、バケット構造と蓋構造を組み合わせるアタッチメント構造を可能として、解決することができた。

考案の効果

また、パワーショベル向け瓦礫専用バケットは、バケットアタッチメントとしての種々の機能要件を現場環境に即応でき、作業効率、経費軽減の複次効果を得ることが出来きた。

本考案の、土木建築作業用車両のパワーショベル前部に装着する、作業用アタッチメントである瓦礫専用バケットには、作業内容から強度を維持する必要がある。しかし、バケットの重量は、作業用車両のパワーショベルの軸重配分に配慮を要するため、付属する油圧シリンダー、支持アーム素材の軽量化が求められる。

実施例を図１にて説明すると、土木建築作業用車両のパワーショベルＸの前部には、作業用アタッチメントである蓋付瓦礫専用バケットＺの開口部を閉塞した状態で示された側面を表すものである。また、作業用アタッチメントの瓦礫専用バケットＺ、押し出しを制御する支持アーム１０に繋がる作業用アタッチメント用油圧シリンダー１００が一対配置されている。

図２において、土木建築作業用車両のパワーショベルＸに装着された、作業用アタッチメントである蓋付瓦礫専用バケットＺ開口部を閉塞した状態の図あるが、掬い取った瓦礫や土砂類がバケット部に充填された状態を示すものである。

作業用アタッチメントである蓋付瓦礫専用バケットＺは、大きくバケット本体部３０と可動式櫛状蓋部２０により構成され、可動式櫛状蓋部２０は上方に跳ね上げることが出来る。

図３にて説明しますと、作業用アタッチメントである蓋付瓦礫専用バケットＺの、可動式櫛状蓋部２０は櫛状であることから軽量を図ることができ、瓦礫専用バケット開口部側の櫛状蓋の開閉により、バケットに集められた土砂・塵芥・瓦礫を圧縮充填することも可能となり、運搬車両に積み込む際の効率性と確実性を高めるとともに、複次の機能を獲得した作業用アタッチメントであることを特徴とする瓦礫専用バケットのアタッチメントを実現することができた。

また、瓦礫専用バケットＺのアタッチメントにおいて、櫛状蓋部２０の開閉を行う２対の油圧シリンダー１００は緩衝機能を有し、瓦礫専用バケットＺ開口部への蓋部として閉じる際の静粛性を獲得し、併せて、瓦礫専用バケットＺの閉塞時接触衝撃を軽減することにより部品強度を上げることを特徴とする瓦礫専用バケットバケットＺのアタッチメントを実現できた。

瓦礫専用バケットＺのアタッチメントは、災害時などの緊急性の高い工事現場において、複次の機能を装備することが可能となり、しかも、作業時間の効率化、アタッチメント交換作業がなくなり、作業用車両であるパワーショベルＸの稼働率の向上、経済効率の向上に寄与できることを可能とするものです。

作業用車両のパワーショベルＸの側面図作業用車両のパワーショベルＸの前方には支持アーム部１０に取り付けられた瓦礫専用バケットバケットＺの斜視図瓦礫専用バケットバケットＺの櫛状蓋部２０の斜視図

Ｘ・・・・作業用車両のパワーショベル本体
Ｚ・・・・本考案瓦礫専用バケット
１０・・・・押し出しを制御する支持アーム
２０・・・・可動式櫛状蓋部
３０・・・・バケット本体部
１００・・・・櫛状蓋部２０の開閉を行う２対の油圧シリンダー

Claims

土木建築作業用車両のパワーショベルの作業用アタッチメントで、バケットに関するものであり、バケットの開口部側に可動式櫛状の蓋部を設置し、２対の油圧シリンダーにより、バケット開口部側の開閉を行うものであり、バケットに集められた土砂・塵芥・瓦礫を充填し、運搬車両に積み込む際の効率性と確実性を高めることを可能とすることを特徴とする蓋付バケットの作業用アタッチメント。
請求項１蓋付バケットのアタッチメントにおいて、ブレードの開閉を行う２対の緩衝機能油圧シリンダーを装着し、ブレードがバケット開口部への蓋として閉じる際の静粛性を獲得し、併せて、バケットの閉塞時接触衝撃を軽減することにより耐久性を上げることを特徴とする蓋付バケットのアタッチメント。