JP3180056B2 - スイッチ回路 - Google Patents

スイッチ回路

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JP3180056B2
JP3180056B2 JP15130997A JP15130997A JP3180056B2 JP 3180056 B2 JP3180056 B2 JP 3180056B2 JP 15130997 A JP15130997 A JP 15130997A JP 15130997 A JP15130997 A JP 15130997A JP 3180056 B2 JP3180056 B2 JP 3180056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ回路に係
り、詳細には、半導体素子によって構成された回路によ
り鉄道信号に用いられる信号用リレーを代替する、フェ
ールセーフスイッチとしてのスイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道の誕生以来、その進歩発展とともに
列車運転の安全のための新技術の探求、設備改善の努力
が行われてきた。列車が安全に運行するためには、信号
設備がいつでも完全な状態に保たれていなければならな
い。また、万一故障が発生した場合にも、可能な限り安
全を確保しなければならない。そのような条件を満足す
るために、信号設備は基本的にフェールセーフの考え方
に基づいて設計されている。
【0003】フェールセーフとは、それぞれの機器の信
頼度を高水準に保つ努力をしつつ、万一それらの機器が
故障したとしても、その故障に伴う装置の動作が、常に
安全側となるようにシステムを設計するという考え方で
ある。列車のフェールセーフとは、安全を期するために
列車を停止することである。
【0004】従って、例えば信号機が故障した場合、信
号は可能な限り「赤」を表示するようにしたり、ATS
(Automatic Train Stopper:自動的にブレーキをかけて
列車を停止させる装置)が動作するなどして、列車が必
ず停止するようにシステムを構成しなければならない。
具体的な例として、信号機に進行信号を現示する信号回
路においては、全ての関係リレーの接点に動作接点(励
磁電流が流れたときに構成される接点)を使用すること
が原則となっており、もし、関係するリレーのひとつが
故障したり、配線の一部を構成しているレールにひび割
れが発生した場合には、動作接点が構成されず、進行信
号は現示されないようになっている。
【0005】このほか、配線の混触や迷流(異電流の不
正流れ込み)によるリレーの誤動作を防ぐため、条件を
与える側で電源を供給するようにしたり、重要な条件
は、条件を与える側の電源の+,−両側で制御するよう
にするなど、工夫がなされている。
【0006】上述したように、従来のフェールセーフス
イッチは、図6に示すような信号用リレーの構成によ
り、制御側に接続された励磁コイルRによって、動作中
は接点RS を動作接点を閉成するように制御し、故障し
たときには機械的なバネの力を利用して、必ず接点RS
を動作接点を開放(復旧接点を閉成)するように制御す
ることができるため、このようなリレーの非対称な故障
特性を利用し、接点開放側を安全側の制御となるよう回
路を構成することで、鉄道の安全性を支えてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リレー
はその機械的な構造から、 小型化に限界がある。 寿命が短いため定期交換が必要。 高価である。 等の欠点を持っている。
【0008】これらのリレーの欠点を解消するために、
リレーの機能を半導体部品で構成することが考えられる
が、リレーの最も重要な機能である非対称な故障特性が
半導体部品単体には期待できないため、安全性を要求さ
れる回路にはリレーを使わざるを得なかった。
【0009】そこで本発明の課題は、複数の半導体を組
み合わせてリレーを代替する機能を備えた回路を構成
し、その制御を工夫することで故障時にはスイッチ開放
側に制御する非対称特性を実現した、フェールセーフス
イッチとしてのスイッチ回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の信号源が入力端に接続され、出力端に所定の負荷
が接続された信号ラインの途中に直列に接続され、外部
から入力される制御信号によりスイッチング動作が制御
されることにより該信号ラインを開閉して、前記信号源
から入力される信号の前記負荷への伝達状態を制御する
スイッチ回路において、前記信号ラインの途中に直列に
接続されて、それぞれ制御端子を備えた複数の半導体ス
イッチング素子から構成された第1のスイッチング回路
と、この第1のスイッチング回路と並列に接続されて、
それぞれ制御端子を備えた複数の半導体スイッチング素
子から構成された第2のスイッチング回路と、前記各半
導体スイッチング素子の動作調査用の信号を発生する動
作調査用信号源と、前記第1、第2のスイッチング回路
内の各半導体スイッチング素子の各動作調査状態を前記
動作調査用信号に基づいて出力する動作状態出力端子
と、前記第1、第2のスイッチング回路の一方を常に閉
状態として前記信号ラインに信号伝達経路を確保するよ
うに該各スイッチング回路内の各半導体スイッチング素
子を制御する制御信号を出力するとともに、該閉状態に
ない一方のスイッチング回路内の各半導体スイッチング
素子を順次スイッチング動作させる制御信号を出力し
て、当該スイッチング動作中の各半導体スイッチング素
子に前記動作調査用信号源から発生される動作調査用信
号を供給させて、当該スイッチング動作中の各半導体ス
イッチング素子の各動作調査状態を前記動作状態出力端
子から出力させる制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0011】請求項1記載の発明によれば、第1のスイ
ッチング回路は、前記信号ラインの途中に直列に接続さ
れて、それぞれ制御端子を備えた複数の半導体スイッチ
ング素子から構成され、第2のスイッチング回路は、こ
の第1のスイッチング回路と並列に接続されて、それぞ
れ制御端子を備えた複数の半導体スイッチング素子から
構成され、動作調査用信号源は、前記各半導体スイッチ
ング素子の動作調査用の信号を発生し、動作状態出力端
子は、前記第1、第2のスイッチング回路内の各半導体
スイッチング素子の各動作調査状態を前記動作調査用信
号に基づいて出力し、制御手段は、前記第1、第2のス
イッチング回路の一方を常に閉状態として前記信号ライ
ンに信号伝達経路を確保するように該各スイッチング回
路内の各半導体スイッチング素子を制御する制御信号を
出力するとともに、該閉状態にない一方のスイッチング
回路内の各半導体スイッチング素子を順次スイッチング
動作させる制御信号を出力して、当該スイッチング動作
中の各半導体スイッチング素子に前記動作調査用信号源
から発生される動作調査用信号を供給させて、当該スイ
ッチング動作中の各半導体スイッチング素子の各動作調
査状態を前記動作状態出力端子から出力させる。
【0012】したがって、第1、第2のふたつのスイッ
チング回路を設けたことにより、常に信号伝達経路を確
保しつつ、スイッチ回路を構成する全ての半導体スイッ
チング素子の動作状態の調査を順次行うことができ、動
作状態出力端子からの出力結果にしたがって適切にスイ
ッチ回路を制御することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明に係るフェールセーフスイッチ1の実施の形態を詳細
に説明する。
【0014】まず構成を説明する。図1は、本発明のフ
ェールセーフスイッチ1の鉄道の信号回路中における接
続状態を示した要部構成ブロック図であり、従来のリレ
ーを用いた場合を示した図6に対応するものである。図
1においてフェールセーフスイッチ1は、入力信号Sが
入力される入力端子IN、入力信号Sが外部に出力され
る出力端子OUT、及び、スイッチを外部から制御する
信号を入力する制御信号入力端子Cを有している。
【0015】図1において、通常の動作状態ではフェー
ルセーフスイッチ1は、信号源から入力端子INに入力
される入力信号Sを、制御信号入力端子Cに入力される
制御信号によってON状態に制御されているスイッチを
介して出力端子OUTから出力するが、フェールセーフ
スイッチ1を含む回路に動作の不調が発生したときに
は、制御信号入力端子Cに入力される制御信号によって
スイッチをOFF状態に制御し、信号源から入力端子I
Nに入力される入力信号Sを遮断する。
【0016】図2は、図1におけるフェールセーフスイ
ッチ1の基本動作を説明するための概念的な回路構成図
である。図2において、フェールセーフスイッチ1は、
スイッチA1、スイッチA2、スイッチB1、スイッチ
B2、及び、照査用電源VLにより構成されており、外
部端子として、入力端子IN、スイッチA1制御信号入
力端子A1IN、スイッチA2制御信号入力端子A2IN、
スイッチB1制御信号入力端子B1IN、スイッチB2制
御信号入力端子B2IN、出力端子OUT、A1・A2照
査出力端子AOUT、B1・B2照査出力端子BOUT を有
している。
【0017】スイッチA1は、一方の端子が入力端子I
N、及び、照査用電源VLの+極と接続され、他方の端
子はスイッチA2の一方の端子、及び、A1・A2照査
出力端子AOUT と接続されており、スイッチA1制御信
号入力端子A1INから入力されるスイッチA1制御信号
A1C によってON状態に制御されたときは、入力端子
INに入力される入力信号S、及び、照査用電源VLか
ら出力される照査信号Lを導通する経路を形成する。
【0018】スイッチA2は、一方の端子がスイッチA
1の一方の端子、及び、A1・A2照査出力端子AOUT
と接続され、他方の端子は出力端子OUT、及び、照査
用電源VLの+極と接続されており、スイッチA2制御
信号入力端子A2INから入力されるスイッチA2制御信
号A2C によってON状態に制御されたときは、入力端
子INに入力されスイッチA1を経てきた入力信号S、
及び、照査用電源VLから出力される照査信号Lを導通
する経路を形成する。
【0019】スイッチB1は、一方の端子が入力端子I
N、及び、照査用電源VLの+極と接続され、他方の端
子はスイッチB2の一方の端子、及び、B1・B2照査
出力端子BOUT と接続されており、スイッチB1制御信
号入力端子B1INから入力されるスイッチB1制御信号
B1C によってON状態に制御されたときは、入力端子
INに入力される入力信号S、及び、照査用電源VLか
ら出力される照査信号Lを導通する経路を形成する。
【0020】スイッチB2は、一方の端子がスイッチB
1の一方の端子、及び、B1・B2照査出力端子BOUT
と接続され、他方の端子は出力端子OUT、及び、照査
用電源VLの+極と接続されており、スイッチB2制御
信号入力端子B2INから入力されるスイッチB2制御信
号B2C によってON状態に制御されたときは、入力端
子INに入力されスイッチB1を経てきた入力信号S、
及び、照査用電源VLから出力される照査信号Lを導通
する経路を形成する。
【0021】照査用電源VLは、+極がスイッチA1、
スイッチA2、スイッチB1、及び、スイッチB2の一
方の端子と接続され、それぞれのスイッチに対して照査
信号Lを送出する。
【0022】外部端子はそれぞれ、入力端子INは信号
源からの入力信号Sを入力する端子、スイッチA1制御
信号入力端子A1INはスイッチA1を外部から制御する
ためのスイッチA1制御信号A1C を入力する端子、ス
イッチA2制御信号入力端子A2INはスイッチA2を外
部から制御するためのスイッチA2制御信号A2C を入
力する端子、スイッチB1制御信号入力端子B1INはス
イッチB1を外部から制御するためのスイッチB1制御
信号B1C を入力する端子、スイッチB2制御信号入力
端子B2INはスイッチB2を外部から制御するためのス
イッチB2制御信号B2C を入力する端子、出力端子O
UTは入力端子INに入力された入力信号Sを外部に出
力する端子、A1・A2照査出力端子AOUT は照査用電
源VLから出力された照査信号LによるスイッチA1、
若しくは、スイッチA2の照査結果であるA1・A2照
査出力信号AO を出力する端子、B1・B2照査出力端
子BOUT は照査用電源VLから出力された照査信号Lに
よるスイッチB1、若しくは、スイッチB2の照査結果
であるB1・B2照査出力信号BO を出力する端子、で
ある。
【0023】なお、図2においては、スイッチA1、ス
イッチA2、スイッチB1、及び、スイッチB2を、接
点を有した機械的なスイッチの図記号で表しているが、
これは、フェールセーフスイッチ1の基本動作を説明す
るために概念的に表したものであって、実際には、スイ
ッチA1、スイッチA2、スイッチB1、及び、スイッ
チB2は、半導体素子による構成のスイッチング回路で
ある。
【0024】図2において、スイッチA1とスイッチA
2は、入力端子INと出力端子OUTの間に直列接続さ
れており、このスイッチA1とスイッチA2の直列接続
と並列にスイッチB1とスイッチB2が直列接続されて
いる。すなわち、入力端子INから入力される入力信号
Sは、スイッチA1とスイッチA2の直列接続による経
路、若しくは、スイッチB1とスイッチB2の直列接続
による経路のいずれをもとることができるが、該信号が
出力端子OUTから出力されるためには、以下の条件
(1)を満足する必要がある。
【0025】 スイッチA1及びスイッチA2がともにONである。 スイッチB1及びスイッチB2がともにONである。 のうち少なくとも一方が満たされなければならない。・・・条件(1)
【0026】すなわち、入力信号Sの経路としてスイッ
チA1とスイッチA2の直列接続側(以後、A側とい
う)、若しくは、スイッチB1とスイッチB2の直列接
続側(以後、B側という)のいずれか一方は確保してお
かなくてはならない。
【0027】また、図2において、スイッチA1とスイ
ッチA2は、照査用電源VLとA1・A2照査出力端子
AOUT との間に並列接続されており、スイッチA1が正
常に動作しているか照査するときには、スイッチA1を
ONに、スイッチA2をOFFにし、スイッチA2が正
常に動作しているか照査するときは、スイッチA1をO
FFに、スイッチA2をONにすることにより、照査用
電源VLから出力される照査信号Lは、動作状態を調べ
るスイッチの側の経路をとり、A1・A2照査出力端子
AOUT から出力されるA1・A2照査出力信号AO を照
査すればスイッチA1及びスイッチA2の動作状態チェ
ックを行うことができる。スイッチB1及びスイッチB
2についても同様の原理で動作状態チェックを行うこと
ができる。
【0028】図3は、上記図2に示した概念的な回路構
成図を実際の回路素子を用いて表した回路構成図であ
る。図3において、フェールセーフスイッチ1は、フェ
ールセーフスイッチ1内部と制御信号用の外部端子を電
気的に遮断するために、半導体素子を用いたスイッチン
グ回路として光素子を用いたソリッドステートリレーを
用いることが有効であり、図2におけるスイッチA1を
フォトMOSリレーA1とし、スイッチA2をフォトM
OSリレーA2とし、スイッチB1をフォトMOSリレ
ーB1とし、スイッチB2をフォトMOSリレーB2と
して、照査用電源VLは直流電源を用いて、構成されて
おり、更に、照査信号LをA1・A2照査出力端子AOU
T 、若しくは、B1・B2照査出力端子BOUT から出力
するにあたり、フェールセーフスイッチ1内部と照査出
力用の外部端子を電気的に遮断するために、フォトカプ
ラCA、及び、フォトカプラCBを設けている。
【0029】また、フェールセーフスイッチ1は、外部
端子として、図2と同様、入力端子IN、スイッチA1
制御信号入力端子A1IN、スイッチA2制御信号入力端
子A2IN、スイッチB1制御信号入力端子B1IN、スイ
ッチB2制御信号入力端子B2IN、出力端子OUT、A
1・A2照査出力端子AOUT 、B1・B2照査出力端子
BOUT を有しており、これらの端子は外部のコントロー
ル部でまとめられている。このコントロール部と上記各
端子の間には、各端子の入力、出力の信号の向きにした
がってインバータI1〜I6が挿入されている。なお、
図3中のVIN1〜VIN4は電源端子、Gはグランド端
子、V1〜V6は制御信号用電源、GNDはグランド、
R1〜R6は抵抗、を表している。
【0030】図3において、フォトMOSリレーA1
は、フォトMOSリレーA1内部のMOSFETの一方
の端子が入力端子IN、及び、照査用電源VLの+極と
接続され、他方の端子がフォトMOSリレーA2内部の
MOSFETの一方の端子、及び、フォトカプラA内部
の発光ダイオードのアノードと接続され、フォトMOS
リレーA1内部の発光ダイオードのアノードが電源入力
端子VIN1と接続され、カソードがスイッチA1制御信
号入力端子A1INと接続されており、VIN1に入力され
る信号によるHigh電位側のアノードの電位と、スイ
ッチA1制御信号入力端子A1INに入力されるスイッチ
A1制御信号A1C によるLow電位側のカソードの電
位との電位差が該フォトMOSリレーA1内部の発光ダ
イオードの立ち上がり電圧より大きくなると、該発光ダ
イオードが発光し、この該発光ダイオードの光を受けて
フォトMOSリレーA1内部のMOSFETのゲート入
力が生じ、該MOSFETは導通して入力端子INに入
力される入力信号S、及び、照査用電源VLから出力さ
れる照査信号Lを導通する経路を形成する。
【0031】フォトMOSリレーA2は、フォトMOS
リレーA2内部のMOSFETの一方の端子がフォトM
OSリレーA1内部のMOSFETの一方の端子、及
び、フォトカプラA内部の発光ダイオードのアノードと
接続され、他方の端子が出力端子OUT、及び、照査用
電源VLの+極と接続され、フォトMOSリレーA2内
部の発光ダイオードのアノードが電源入力端子VIN3と
接続され、カソードがスイッチA2制御信号入力端子A
2INと接続されており、VIN3に入力される信号による
High電位側のアノードの電位と、スイッチA2制御
信号入力端子A2INに入力されるスイッチA2制御信号
A2C によるLow電位側のカソードの電位との電位差
が該フォトMOSリレーA2内部の発光ダイオードの立
ち上がり電圧より大きくなると、該発光ダイオードが発
光し、この該発光ダイオードの光を受けてフォトMOS
リレーA2内部のMOSFETのゲート入力が生じ、該
MOSFETは導通して入力端子INに入力されてフォ
トMOSリレーA1を経てきた入力信号S、及び、照査
用電源VLから出力される照査信号Lを導通する経路を
形成する。
【0032】フォトMOSリレーB1は、フォトMOS
リレーB1内部のMOSFETの一方の端子が入力端子
IN、及び、照査用電源VLの+極と接続され、他方の
端子がフォトMOSリレーB2内部のMOSFETの一
方の端子、及び、フォトカプラB内部の発光ダイオード
のアノードと接続され、フォトMOSリレーB1内部の
発光ダイオードのアノードが電源入力端子VIN2と接続
され、カソードがスイッチB1制御信号入力端子B1IN
と接続されており、VIN2に入力される信号によるHi
gh電位側のアノードの電位と、スイッチB1制御信号
入力端子B1INに入力されるスイッチB1制御信号B1
C によるLow電位側のカソードの電位との電位差が該
フォトMOSリレーB1内部の発光ダイオードの立ち上
がり電圧より大きくなると、該発光ダイオードが発光
し、この該発光ダイオードの光を受けてフォトMOSリ
レーB1内部のMOSFETのゲート入力が生じ、該M
OSFETは導通して入力端子INに入力される入力信
号S、及び、照査用電源VLから出力される照査信号L
を導通する経路を形成する。
【0033】フォトMOSリレーB2は、フォトMOS
リレーB2内部のMOSFETの一方の端子がフォトM
OSリレーB1内部のMOSFETの一方の端子、及
び、フォトカプラB内部の発光ダイオードのアノードと
接続され、他方の端子が出力端子OUT、及び、照査用
電源VLの+極と接続され、フォトMOSリレーB2内
部の発光ダイオードのアノードが電源入力端子VIN4と
接続され、カソードがスイッチB2制御信号入力端子B
2INと接続されており、VIN4に入力される信号による
High電位側のアノードの電位と、スイッチB2制御
信号入力端子B2INに入力されるスイッチB2制御信号
B2C によるLow電位側のカソードの電位との電位差
が該フォトMOSリレーB2内部の発光ダイオードの立
ち上がり電圧より大きくなると、該発光ダイオードが発
光し、この該発光ダイオードの光を受けてフォトMOS
リレーB2内部のMOSFETのゲート入力が生じ、該
MOSFETは導通して入力端子INに入力されてフォ
トMOSリレーB1を経てきた入力信号S、及び、照査
用電源VLから出力される照査信号Lを導通する経路を
形成する。
【0034】フォトカプラAは、フォトカプラA内部の
発光ダイオードのアノードがフォトMOSリレーA1の
一方の端子、及び、フォトMOSリレーA2の一方の端
子と接続され、カソードが照査用電源VLのマイナス端
子と接続され、フォトカプラA内部のフォトトランジス
タのコレクタがA1・A2照査出力端子AOUT と接続さ
れ、エミッタがグランド端子Gと接続されており、フォ
トMOSリレーA1、若しくは、フォトMOSリレーA
2を経てきた照査信号Lが、フォトカプラA内部の発光
ダイオードのアノードに入力されて該発光ダイオードが
発光すると、この該発光ダイオードの光を受けてフォト
トランジスタのベース入力が生じ、該フォトトランジス
タは導通してA1・A2照査出力端子AOUT をLow電
位とする。
【0035】フォトカプラBは、フォトカプラB内部の
発光ダイオードのアノードがフォトMOSリレーB1の
一方の端子、及び、フォトMOSリレーB2の一方の端
子と接続され、カソードが照査用電源VLのマイナス端
子と接続され、フォトカプラB内部のフォトトランジス
タのコレクタがB1・B2照査出力端子BOUT と接続さ
れ、エミッタがグランド端子Gと接続されており、フォ
トMOSリレーB1、若しくは、フォトMOSリレーB
2を経てきた照査信号Lが、フォトカプラB内部の発光
ダイオードのアノードに入力されて該発光ダイオードが
発光すると、この該発光ダイオードの光を受けてフォト
トランジスタのベース入力が生じ、該フォトトランジス
タは導通してB1・B2照査出力端子BOUT をLow電
位とする。
【0036】照査用電源VLは、+極がフォトMOSリ
レーA1、フォトMOSリレーA2、フォトMOSリレ
ーB1、及び、フォトMOSリレーB2のそれぞれのひ
とつの端子と接続され、−極がフォトカプラAのカソー
ド、及び、フォトカプラBのカソードと接続され、フォ
トMOSリレーA1、フォトMOSリレーA2、フォト
MOSリレーB1、及び、フォトMOSリレーB2に対
して照査信号Lを送出する。
【0037】次に動作を説明する。まず、図2及び図4
を参照して、フェールセーフスイッチ1をOFF状態と
するため、入力端子INと出力端子OUTを遮断させる
場合について説明する。図4は、フェールセーフスイッ
チ1をOFF状態とするため、入力端子INと出力端子
OUTを遮断させる場合において、フェールセーフスイ
ッチ1を構成するスイッチA1、スイッチA2、スイッ
チB1及びスイッチB2の動作状態チェック動作を示す
タイムチャートである。
【0038】図4において、A1C はスイッチA1制御
信号入力端子A1INに入力されるスイッチA1制御信
号、A2C はスイッチA2制御信号入力端子A2INに入
力されるスイッチA2制御信号、B1C はスイッチB1
制御信号入力端子B1INに入力されるスイッチB1制御
信号、B2C はスイッチB2制御信号入力端子B2INに
入力されるスイッチB2制御信号、AO はA1・A2照
査出力端子AOUT から出力されるA1・A2照査出力信
号、BO はB1・B2照査出力端子BOUT から出力され
るB1・B2照査出力信号であり、照査項目は、その時
間において照査しているスイッチを表している。また、
図4には図示しないが、照査信号Lは、図4に示す時間
においては常にHigh信号である。
【0039】フェールセーフスイッチ1をOFF状態と
するため、入力端子INと出力端子OUTを遮断させる
場合には、スイッチA1→スイッチA2→スイッチB1
→スイッチB2の順に照査していけばよい。
【0040】すなわち、時刻t1〜時刻t2において、
スイッチA1制御信号入力端子A1INに入力されるスイ
ッチA1制御信号A1C をHigh信号にすることによ
り、スイッチA1をONにし、スイッチA2制御信号入
力端子A2INに入力されるスイッチA2制御信号A2C
、スイッチB1制御信号入力端子B1INに入力される
スイッチB1制御信号B1C 、及び、スイッチB2制御
信号入力端子B2INに入力されるスイッチB2制御信号
B2C をLow信号にすることにより、スイッチA2、
スイッチB1、及び、スイッチB2をOFFにする。こ
のとき照査用電源VLから出力される照査信号Lは、照
査用電源VLとA1・A2照査出力端子AOUT との間に
並列接続されたスイッチA1とスイッチA2の内、スイ
ッチA1側の経路を通って、A1・A2照査出力端子A
OUT からA1・A2照査出力信号AO として出力され
る。
【0041】スイッチA1が正常に動作している場合
は、照査用電源VLから出力される照査信号Lはスイッ
チA1を経て、A1・A2照査出力信号AO として図4
に示すパルスP1がA1・A2照査出力端子AOUT から
出力され、スイッチA1が正常に動作していない場合に
は、照査信号Lは、スイッチA1において遮断され、A
1・A2照査出力端子AOUT から出力されるA1・A2
照査出力信号AO はLow信号のままとなる。
【0042】同様に時刻t3〜時刻t4においては、ス
イッチA2制御信号入力端子A2INに入力されるスイッ
チA2制御信号A2C のみをHigh信号にすることに
よりスイッチA2のみをONにし、A1・A2照査出力
端子AOUT から出力されるA1・A2照査出力信号AO
を確認することにより、スイッチA2の動作状態チェッ
クを行う。スイッチA2が正常である場合には、A1・
A2照査出力端子AOUT からA1・A2照査出力信号A
O として、図4に示すパルスP2が出力され、スイッチ
A2が正常に動作していない場合には、このパルスP2
は発生しない。
【0043】同様に時刻t5〜時刻t6においては、ス
イッチB1制御信号入力端子B1INに入力されるスイッ
チB1制御信号B1C のみをHigh信号にすることに
よりスイッチB1のみをONにし、B1・B2照査出力
端子BOUT から出力されるB1・B2照査出力信号BO
を確認することにより、スイッチB1の動作状態チェッ
クを行う。スイッチB1が正常である場合には、B1・
B2照査出力端子BOUT からB1・B2照査出力信号B
O として、図4に示すパルスP3が出力され、スイッチ
B1が正常に動作していない場合には、このパルスP3
は発生しない。
【0044】同様に時刻t7〜時刻t8においては、ス
イッチB2制御信号入力端子B2INに入力されるスイッ
チB2制御信号B2C のみをHigh信号にすることに
よりスイッチB2のみをONにし、B1・B2照査出力
端子BOUT から出力されるB1・B2照査出力信号BO
を確認することにより、スイッチB2の動作状態チェッ
クを行う。スイッチB2が正常である場合には、B1・
B2照査出力端子BOUT からB1・B2照査出力信号B
O として、図4に示すパルスP4が出力され、スイッチ
B2が正常に動作していない場合には、このパルスP4
は発生しない。
【0045】以後、同様にスイッチA1→スイッチA2
→スイッチB1→スイッチB2の順に繰り返し照査して
いくが、照査途中でいずれかのスイッチに動作の不調が
発生したことが、A1・A2照査出力端子AOUT から出
力されるA1・A2照査出力信号AO 、若しくは、B1
・B2照査出力端子BOUT から出力されるB1・B2照
査出力信号BO により確認できたときには、スイッチA
1制御信号入力端子A1INに入力されるスイッチA1制
御信号A1C 、スイッチA2制御信号入力端子A2INに
入力されるスイッチA2制御信号A2C 、スイッチB1
制御信号入力端子B1INに入力されるスイッチB1制御
信号B1C 、スイッチB2制御信号入力端子B2INに入
力されるスイッチB2制御信号B2C を全てLow信号
にすることにより全てのスイッチをOFFにするよう制
御する。
【0046】次に、図2及び図5を参照して、フェール
セーフスイッチ1をON状態とするため、入力端子IN
と出力端子OUTを導通させる場合について説明する。
図5は、フェールセーフスイッチ1をON状態とするた
め、入力端子INと出力端子OUTを導通させる場合に
おいて、フェールセーフスイッチ1を構成するスイッチ
A1、スイッチA2、スイッチB1及びスイッチB2の
動作状態チェック動作を示すタイムチャートである。
【0047】図5において、各信号を表す符号は図4と
同一で、A1C はスイッチA1制御信号入力端子A1IN
に入力されるスイッチA1制御信号、A2C はスイッチ
A2制御信号入力端子A2INに入力されるスイッチA2
制御信号、B1C はスイッチB1制御信号入力端子B1
INに入力されるスイッチB1制御信号、B2C はスイッ
チB2制御信号入力端子B2INに入力されるスイッチB
2制御信号、AO はA1・A2照査出力端子AOUT から
出力されるA1・A2照査出力信号、BO はB1・B2
照査出力端子BOUT から出力されるB1・B2照査出力
信号であり、照査項目は、その時間において照査してい
るスイッチを表している。また、図5には図示しない
が、照査信号Lは、図5に示す時間においては常にHi
gh信号である。
【0048】フェールセーフスイッチ1をON状態とす
るため、入力端子INと出力端子OUTを導通させる場
合には、A側、若しくは、B側のいずれか一方は信号経
路として確保しておくために、前記条件(1)を満たす
必要があるので、全てのスイッチの動作状態チェックの
ための照査のタイミングを工夫する必要がある。
【0049】すなわち、前記条件(1)によると、 スイッチA1及びスイッチA2がともにONであ
る。 スイッチB1及びスイッチB2がともにONであ
る。 のうち少なくとも一方が満たされなければならない。の
であるから、図5では、時刻t10〜時刻17において
は、スイッチA1制御信号入力端子A1INに入力される
スイッチA1制御信号A1C 、及び、スイッチA2制御
信号入力端子A2INに入力されるスイッチA2制御信号
A2C をHigh信号にすることにより、スイッチA
1、及び、スイッチA2をONにし、A側を入力端子I
Nに入力される入力信号Sの経路として確保することに
より、該入力信号Sを出力端子OUTから出力し、この
A側を入力信号Sの経路としている時刻t10〜時刻t
17の間(図5中、A側ONとして示した時刻の範囲)
に、スイッチB1、及び、スイッチB2の動作状態チェ
ックを行うべくスイッチB1制御信号入力端子B1INに
入力するスイッチB1制御信号B1C 、及び、スイッチ
B2制御信号入力端子B2INに入力するスイッチB2制
御信号B2C によってスイッチB1、及び、スイッチB
2を制御する。
【0050】すなわち、時刻t12〜時刻t13におい
て、スイッチB1制御信号入力端子B1INに入力される
スイッチB1制御信号B1C をHigh信号にすること
により、スイッチB1をONにし、スイッチB2制御信
号入力端子B2INに入力されるスイッチB2制御信号B
2C をLow信号にすることにより、スイッチB2をO
FFにする。このとき照査用電源VLから出力される照
査信号Lは、照査用電源VLとB1・B2照査出力端子
BOUT との間に並列接続されたスイッチB1とスイッチ
B2の内、スイッチB1側の経路を通って、B1・B2
照査出力端子BOUT からB1・B2照査出力信号BO と
して出力される。
【0051】スイッチB1が正常に動作している場合
は、照査用電源VLから出力される照査信号Lはスイッ
チB1を経て、B1・B2照査出力信号BO として図5
に示すパルスP10がB1・B2照査出力端子BOUT か
ら出力され、スイッチB1が正常に動作していない場合
には、照査信号Lは、スイッチB1において遮断され、
B1・B2照査出力端子BOUT から出力されるB1・B
2照査出力信号BO はLow信号のままとなる。
【0052】同様に、時刻t14〜時刻t15におい
て、スイッチB2制御信号入力端子B2INに入力される
スイッチB2制御信号B2C をHigh信号にすること
により、スイッチB2をONにし、スイッチB1制御信
号入力端子B1INに入力されるスイッチB1制御信号B
1C をLow信号にすることにより、スイッチB1をO
FFにする。このとき照査用電源VLから出力される照
査信号Lは、照査用電源VLとB1・B2照査出力端子
BOUT との間に並列接続されたスイッチB1とスイッチ
B2の内、スイッチB2側の経路を通って、B1・B2
照査出力端子BOUT からB1・B2照査出力信号BO と
して出力される。
【0053】スイッチB2が正常に動作している場合
は、照査用電源VLから出力される照査信号Lはスイッ
チB2を経て、B1・B2照査出力信号BO として図5
に示すパルスP11がB1・B2照査出力端子BOUT か
ら出力され、スイッチB2が正常に動作していない場合
には、照査信号Lは、スイッチB2において遮断され、
B1・B2照査出力端子BOUT から出力されるB1・B
2照査出力信号BO はLow信号のままとなる。
【0054】この時刻t10〜時刻t17において、ス
イッチA1、若しくは、スイッチA2のいずれかが正常
であれば、A1・A2照査出力端子AOUT から出力され
るA1・A2照査出力信号AO は図5に示すように、H
igh信号となる。すなわち、この時刻t10〜時刻t
17においては、スイッチA1、若しくは、スイッチA
2のいずれか一方のみが正常に動作していない場合に
は、その動作の不調をA1・A2照査出力端子AOUT か
ら出力されるA1・A2照査出力信号AO によって発見
することはできない。
【0055】そこで、上記スイッチB1、及び、スイッ
チB2の動作状態チェックが終わると、時刻t16〜時
刻t23においては、スイッチB1制御信号入力端子B
1INに入力されるスイッチB1制御信号B1C 、及び、
スイッチB2制御信号入力端子B2INに入力されるスイ
ッチB2制御信号B2C をHigh信号にすることによ
り、スイッチB1、及び、スイッチB2をONにし、B
側を入力端子INに入力される入力信号Sの経路として
確保することにより、該入力信号Sを出力端子OUTか
ら出力し、このB側を入力信号Sの経路としている時刻
t16〜時刻t23の間(図5中、B側ONとして示し
た時刻の範囲)に、スイッチA1、及び、スイッチA2
の動作状態チェックを行うべくスイッチA1制御信号入
力端子A1INに入力するスイッチA1制御信号A1C 、
及び、スイッチA2制御信号入力端子A2INに入力する
スイッチA2制御信号A2C によってスイッチA1、及
び、スイッチA2を制御する。
【0056】すなわち、時刻t18〜時刻t19におい
て、スイッチA1制御信号入力端子A1INに入力される
スイッチA1制御信号A1C をHigh信号にすること
により、スイッチA1をONにし、スイッチA2制御信
号入力端子A2INに入力されるスイッチA2制御信号A
2C をLow信号にすることにより、スイッチA2をO
FFにする。このとき照査用電源VLから出力される照
査信号Lは、照査用電源VLとA1・A2照査出力端子
AOUT との間に並列接続されたスイッチA1とスイッチ
A2の内、スイッチA1側の経路を通って、A1・A2
照査出力端子AOUT からA1・A2照査出力信号AO と
して出力される。
【0057】スイッチA1が正常に動作している場合
は、照査用電源VLから出力される照査信号Lはスイッ
チA1を経て、A1・A2照査出力信号AO として図5
に示すパルスP12がA1・A2照査出力端子AOUT か
ら出力され、スイッチA1が正常に動作していない場合
には、照査信号Lは、スイッチA1において遮断され、
A1・A2照査出力端子AOUT から出力されるA1・A
2照査出力信号AO はLow信号のままとなる。
【0058】同様に、時刻t20〜時刻t21におい
て、スイッチA2制御信号入力端子A2INに入力される
スイッチA2制御信号A2C をHigh信号にすること
により、スイッチA2をONにし、スイッチA1制御信
号入力端子A1INに入力されるスイッチA1制御信号A
1C をLow信号にすることにより、スイッチA1をO
FFにする。このとき照査用電源VLから出力される照
査信号Lは、照査用電源VLとA1・A2照査出力端子
AOUT との間に並列接続されたスイッチA1とスイッチ
A2の内、スイッチA2側の経路を通って、A1・A2
照査出力端子AOUT からA1・A2照査出力信号AO と
して出力される。
【0059】スイッチA2が正常に動作している場合
は、照査用電源VLから出力される照査信号Lはスイッ
チA2を経て、A1・A2照査出力信号AO として図5
に示すパルスP13がA1・A2照査出力端子AOUT か
ら出力され、スイッチA2が正常に動作していない場合
には、照査信号Lは、スイッチA2において遮断され、
A1・A2照査出力端子AOUT から出力されるA1・A
2照査出力信号AO はLow信号のままとなる。
【0060】この時刻t16〜時刻t23において、ス
イッチB1、若しくは、スイッチB2のいずれかが正常
であれば、B1・B2照査出力端子BOUT から出力され
るB1・B2照査出力信号BO は図5に示すように、H
igh信号となる。すなわち、この時刻t16〜時刻t
23においては、スイッチB1、若しくは、スイッチB
2のいずれか一方のみが正常に動作していない場合に
は、その動作の不調をB1・B2照査出力端子BOUT か
ら出力されるB1・B2照査出力信号BO によって発見
することはできない。
【0061】そこで再び、スイッチA1、及び、スイッ
チA2をONにし、A側を入力端子INに入力される入
力信号Sの経路として確保することにより、該入力信号
Sを出力端子OUTから出力し、このA側を入力信号S
の経路としている間に、スイッチB1、及び、スイッチ
B2の動作状態チェックを行うべくスイッチB1制御信
号入力端子B1INに入力するスイッチB1制御信号B1
C 、及び、スイッチB2制御信号入力端子B2INに入力
するスイッチB2制御信号B2C によってスイッチB
1、及び、スイッチB2を制御する。
【0062】以降、この動作の繰り返しにより、フェー
ルセーフスイッチ1を構成するスイッチA1、スイッチ
A2、スイッチB1、及び、スイッチB2の動作状態を
順次照査していくが、照査途中でいずれかのスイッチに
動作の不調が発生したことが、A1・A2照査出力端子
AOUT から出力されるA1・A2照査出力信号AO 、若
しくは、B1・B2照査出力端子BOUT から出力される
B1・B2照査出力信号BO により確認できたときに
は、スイッチA1制御信号入力端子A1INに入力される
スイッチA1制御信号A1C 、スイッチA2制御信号入
力端子A2INに入力されるスイッチA2制御信号A2C
、スイッチB1制御信号入力端子B1INに入力される
スイッチB1制御信号B1C 、スイッチB2制御信号入
力端子B2INに入力されるスイッチB2制御信号B2C
を全てLow信号にすることにより全てのスイッチをO
FFにするよう制御する。
【0063】なお、図5において、時刻t10〜時刻t
11、時刻t16〜時刻t17、時刻t22〜時刻t2
3等では、スイッチA1、スイッチA2、スイッチB
1、及び、スイッチB2の全てがON状態であり、A
側、B側とも入力信号Sの経路となっているが、これ
は、A側を経路とする場合と、B側を経路とする場合と
の切換時のタイミングによってA側、B側ともにOFF
となり、入力信号Sが遮断されることのないように配慮
したものである。
【0064】次に、図3に示す実際の回路素子を用いて
表した回路構成図を参照して、本実施の形態のフェール
セーフスイッチ1の動作を説明する。
【0065】図3において、コントロール部から、Hi
gh信号がスイッチA1制御信号入力端子A1INに対し
て出力されると、該High信号は、インバータI1で
反転されてLow信号となり、スイッチA1制御信号入
力端子A1INに入力される。このスイッチA1制御信号
入力端子A1INへのLow信号の入力を受けて、フォト
MOSリレーA1内部の発光ダイオードのカソードはL
ow電位となり、制御信号用電源V1から抵抗R1を介
して電源入力端子VIN1に入力されるHigh信号によ
り、High電位となっている該発光ダイオードのアノ
ードとの電位差が該発光ダイオードの立ち上がり電圧よ
り大きくなり、該発光ダイオードは導通状態となること
により、制御信号用電源V1から抵抗R1を介して電源
端子VIN1に入力される電流が該発光ダイオードを介し
てスイッチA1制御信号入力端子A1INの方向へ流れ、
該発光ダイオードは発光する。この該発光ダイオードの
光を受けてフォトMOSリレーA1内部のMOSFET
のゲート入力が生じ、該MOSFETは導通して入力端
子INに入力される入力信号S、及び、照査用電源VL
から出力される照査信号Lを導通する経路を形成する。
【0066】コントロール部から、Low信号がスイッ
チA1制御信号入力端子A1INに対して出力されると、
該Low信号は、インバータI1で反転されてHigh
信号となり、スイッチA1制御信号入力端子A1INに入
力される。このスイッチA1制御信号入力端子A1INへ
のHigh信号の入力を受けて、フォトMOSリレーA
1内の発光ダイオードのカソードはHigh電位とな
り、制御信号用電源V1から抵抗R1を介して電源入力
端子VIN1に入力されるHigh信号により、High
電位となっている該発光ダイオードのアノードとの電位
差が該発光ダイオードの立ち上がり電圧より小さくな
り、該発光ダイオードは絶縁状態となることにより、制
御信号用電源V1から抵抗R1を介して電源端子VIN1
に入力される電流は該発光ダイオードで遮断され、該発
光ダイオードは発光しない。該発光ダイオードが発光し
ないため、フォトMOSリレーA1内部のMOSFET
のゲート入力は生じずに、該MOSFETは絶縁状態と
なり入力端子INに入力される入力信号S、及び、照査
用電源VLから出力される照査信号Lを遮断する。
【0067】すなわち、コントロール部からスイッチA
1制御信号入力端子A1INに対してHigh信号を出力
することにより、フォトMOSリレーA1は図2におけ
るスイッチA1がON状態になるのと同じ動作をし、コ
ントロール部からスイッチA1制御信号入力端子A1IN
に対してLow信号を出力することにより、フォトMO
SリレーA1は図2におけるスイッチA1がOFF状態
になるのと同じ動作をすることになる。
【0068】フォトMOSリレーA2、フォトMOSリ
レーB1、及び、フォトMOSリレーB2についてもフ
ォトMOSリレーA1と同様に、それぞれ図2における
スイッチA2、スイッチB1、及び、スイッチB2と同
じON/OFF動作をする。
【0069】フォトMOSリレーA1、若しくは、フォ
トMOSリレーA2のいずれかが導通状態(ON状態)
の時には、照査用電源VLから出力される照査信号L
は、フォトMOSリレーA1、若しくは、フォトMOS
リレーA2のいずれかを介して、フォトカプラA内部の
発光ダイオードに入力され、該発光ダイオードを導通す
ることにより該発光ダイオードを発光させるため、該発
光ダイオードの光を受けてフォトカプラA内のフォトト
ランジスタのベース入力が生じ、該フォトトランジスタ
は導通状態になる、すなわち、制御信号用電源V5から
抵抗R5を介して、A1・A2照査出力端子AOUT に入
力される電流がフォトカプラA内部のフォトトランジス
タを導通することにより、インバータI5の入力はLo
w信号となり、該Low信号はインバータI5で反転さ
れてHigh信号としてコントロール部に対して出力さ
れる。
【0070】フォトMOSリレーA1、及び、フォトM
OSリレーA2のいずれも絶縁状態(OFF状態)の時
には、照査用電源VLから出力される照査信号Lは、フ
ォトMOSリレーA1、及び、フォトMOSリレーA2
によって遮断されるため、フォトカプラA内部の発光ダ
イオードは発光せず、該発光ダイオードが発光しないこ
とによりフォトカプラA内のフォトトランジスタのベー
ス入力は生じず、該フォトトランジスタは絶縁状態にな
る、すなわち、制御信号用電源V5から抵抗R5を介し
て、A1・A2照査出力端子AOUT に入力される電流が
フォトカプラA内部のフォトトランジスタで遮断される
ことにより、インバータI5の入力はHigh信号とな
り、該High信号はインバータI5で反転されてLo
w信号としてコントロール部に対して出力される。
【0071】すなわち、照査信号Lに対して、フォトカ
プラAは単にフェールセーフスイッチ1内部と外部を電
気的に遮断するのみで、実際のフェールセーフスイッチ
1の動作には影響を与えない。フォトカプラBについて
も同様である。
【0072】上記のように、図3に示す半導体素子で構
成した回路は、図2で概念的に説明した回路と実質的に
は同じ動作をすることになるので、フェールセーフスイ
ッチ1を図3に示す半導体素子で構成した回路で実現す
ることができる。したがって、図4、図5に示すタイム
チャートによるフェールセーフスイッチ1の動作状態チ
ェックは、図3に示す半導体素子で構成した回路におい
ても、図2に示す概念的に説明した回路と同様に行うこ
とができる。
【0073】以上説明したように、本実施の形態のフェ
ールセーフスイッチ1においては、図3において、フォ
トMOSリレーA1とフォトMOSリレーA2は、入力
端子INと出力端子OUTの間に直列接続されており、
このフォトMOSリレーA1とフォトMOSリレーA2
の直列接続と並列にフォトMOSリレーB1とフォトM
OSリレーB2が直列接続されている。すなわち、入力
端子INから入力される入力信号Sは、 フォトMOSリレーA1及びフォトMOSリレーA
2がともにONである。 フォトMOSリレーB1及びフォトMOSリレーB
2がともにONである。 のうち少なくとも一方が満たされなければならない。と
いう条件を満たしさえすれば、フォトMOSリレーA1
とフォトMOSリレーA2の直列接続による経路、若し
くは、フォトMOSリレーB1とフォトMOSリレーB
2の直列接続による経路のいずれをもとることができる
ようにした。
【0074】また、図3において、フォトMOSリレー
A1とフォトMOSリレーA2は、照査用電源VLとA
1・A2照査出力端子AOUT との間に並列接続されてお
り、フォトMOSリレーA1が正常に動作しているか照
査するときには、フォトMOSリレーA1をONに、フ
ォトMOSリレーA2をOFFにし、フォトMOSリレ
ーA2が正常に動作しているか照査するときは、フォト
MOSリレーA1をOFFに、フォトMOSリレーA2
をONにすることにより、照査用電源VLからの照査信
号Lは、動作状態を調べるスイッチの側の経路をとり、
A1・A2照査出力端子AOUT から出力されるA1・A
2照査出力信号AO を照査すればフォトMOSリレーA
1及びフォトMOSリレーA2の動作状態を調べること
ができ、フォトMOSリレーB1及びフォトMOSリレ
ーB2についても同様の原理で動作状態を調べることが
できるようにした。
【0075】したがって、A側、B側のふたつの経路を
設けたことにより、常に、鉄道の信号回路中の信号を遮
断することなく、フェールセーフスイッチ1を構成する
全てのフォトMOSリレーの動作状態チェックを行うこ
とができ、また、動作の不調を発見したときには全ての
フォトMOSリレーをOFFにするように制御すること
により、動作状態が正常でないフォトMOSリレーと直
列接続された他方のフォトMOSリレーをOFFにする
ことができ、動作状態が正常でないフォトMOSリレー
側の経路を確実に遮断することが可能となるため、万が
一の事故にも対応できる、安全性の高いフェールセーフ
スイッチを実現することができる。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1、第
2のふたつのスイッチング回路を設けたことにより、常
に信号伝達経路を確保しつつ、スイッチ回路を構成する
全ての半導体スイッチング素子の動作状態の調査を順次
行うことができ、動作状態出力端子からの出力結果にし
たがって適切にスイッチ回路を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフェールセーフスイッチ1の鉄道の信
号回路中における接続状態を示した要部構成ブロック
図。
【図2】フェールセーフスイッチ1の基本動作を説明す
るための概念的な回路構成図。
【図3】図2に示した概念的な回路図を実際の回路素子
を用いて表したフェールセーフスイッチ1の回路構成
図。
【図4】フェールセーフスイッチ1がOFF状態時の、
フェールセーフスイッチ1を構成するスイッチA1、ス
イッチA2、スイッチB1及びスイッチB2の動作状態
チェック動作を示すタイムチャート。
【図5】フェールセーフスイッチ1がON状態時の、フ
ェールセーフスイッチ1を構成するスイッチA1、スイ
ッチA2、スイッチB1及びスイッチB2の動作状態チ
ェック動作を示すタイムチャート。
【図6】従来の機械的なリレーを用いた場合の鉄道の信
号回路中における接続状態を示した要部構成ブロック
図。
【符号の説明】
1 フェールセーフスイッチ A1 フォトMOSリレー(スイッチ) A2 フォトMOSリレー(スイッチ) B1 フォトMOSリレー(スイッチ) B2 フォトMOSリレー(スイッチ) CA フォトカプラ CB フォトカプラ VL 照査用電源 I1〜I6インバータ V1〜V6制御信号用電源 R1〜R6抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の信号源が入力端に接続され、出力端
    に所定の負荷が接続された信号ラインの途中に直列に接
    続され、外部から入力される制御信号によりスイッチン
    グ動作が制御されることにより該信号ラインを開閉し
    て、前記信号源から入力される信号の前記負荷への伝達
    状態を制御するスイッチ回路において、 前記信号ラインの途中に直列に接続されて、それぞれ制
    御端子を備えた複数の半導体スイッチング素子から構成
    された第1のスイッチング回路と、 この第1のスイッチング回路と並列に接続されて、それ
    ぞれ制御端子を備えた複数の半導体スイッチング素子か
    ら構成された第2のスイッチング回路と、 前記各半導体スイッチング素子の動作調査用の信号を発
    生する動作調査用信号源と、 前記第1、第2のスイッチング回路内の各半導体スイッ
    チング素子の各動作調査状態を前記動作調査用信号に基
    づいて出力する動作状態出力端子と、 前記第1、第2のスイッチング回路の一方を常に閉状態
    として前記信号ラインに信号伝達経路を確保するように
    該各スイッチング回路内の各半導体スイッチング素子を
    制御する制御信号を出力するとともに、該閉状態にない
    一方のスイッチング回路内の各半導体スイッチング素子
    を順次スイッチング動作させる制御信号を出力して、当
    該スイッチング動作中の各半導体スイッチング素子に前
    記動作調査用信号源から発生される動作調査用信号を供
    給させて、当該スイッチング動作中の各半導体スイッチ
    ング素子の各動作調査状態を前記動作状態出力端子から
    出力させる制御手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチ回路。
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