JP3179766U - メモ帳 - Google Patents

Abstract

【課題】各種興業の割引券や引換券の利用率が高くなり、スポンサーの広告効果も長く維持できるメモ帳を提供する。
【解決手段】多数枚のメモ用紙１ｓを束ねたメモパッド１と、メモパッド１の表面側に開閉自在に取付けた表紙２とからなる。表紙２の一部には、金券として利用できる金券部４が切り取り可能に形成されており、メモパッド１におけるメモ用紙１ｓには、金券部４を切り取ると露出する部位に金券提供者の広告を印刷する広告部が設けられている。金券部４を切り取ると、その下のメモ用紙１ｓに金券提供者の広告が現われ、全てのメモ用紙1ｓを使い切るまで、その広告を表示できるので広告効果を長く維持できる。
【選択図】図１

Description

本考案は、メモ帳に関する。さらに詳しくは、広告効果が長く維持され各種興業の活性化を促進するメモ帳に関する。

従来のメモ帳の一つとして特許文献１記載のものがある。
このメモ帳は、表紙の一部に切取名刺部を設け、名刺として切り取った後は普通のメモ帳として利用できるものである。
なお、実施形態の一部に次の記載がある。すなわち、裏表紙には、一部を付加価値部として割引券や金券として利用する発想が開示されている（実施形態の段落００１９）。ただし、付加価値部が裏表紙にあるので普段は見えることなく、それを切り取ってもメモ帳としての特別のメリットは生じない。

つまり、特許文献１では、せっかく設けた付加価値部が広告効果を生むことはない。したがって、割引券や引換券の利用率も高くならないという問題がある。

特開２００５-１６１７３２号公報

本考案は上記事情に鑑み、各種興業の割引券や引換券の利用率が高くなり、スポンサーの広告効果も長く維持できるメモ帳を提供することを目的とする。

第１考案のメモ帳は、多数枚のメモ用紙を束ねたメモパッドと、該メモパッドの表面側に開閉自在に取付けた表紙とからなり、前記表紙の一部には、金券として利用できる金券部が切り取り可能に形成されており、前記メモパッドにおけるメモ用紙には、前記金券部を切り取ると露出する部位に金券提供者の広告を印刷する広告部が設けられていることを特徴とする。
第２考案のメモ帳は、第１考案において、前記金券が、チケット引換券である
ことを特徴とする。
第３考案のメモ帳は、第１または第２考案において、前記表紙には、前記金券部に隣接して広告を印刷する表紙側広告部が設けられていることを特徴とする。

第１考案によれば、金券部を切り取ると、その下のメモ用紙に金券提供者の広告が現われ、全てのメモ用紙を使い切るまで、その広告を表示できるので広告効果を長く維持できる。また、広告効果が長いと金券提供者も金券を提供するサービスを起しやすいので、各種の金券を提供する金券提供者が増え、その金券を利用する各種興業も活性化する効果が生ずる。
第２考案によれば、金券がチケット引換券であると、各種興業の入場者等を増やし、直接的に活性化を促進できる。
第３考案によれば、金券部に隣接した位置でも広告できるので、広告効果が高くなる。

本考案の一実施形態に係るメモ帳の斜視図である。 図１のメモ帳において金券部を切り取った状態の斜視図である。 図２のメモ帳において表紙を開いた状態の斜視図である。 本考案の他の実施形態に係るメモ帳の斜視図である。 図４のメモ帳において表紙を開いた状態の斜視図である。

つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
（第一実施形態）
図１に示すように、第一実施形態のメモ帳Ａは、メモパッド１と表紙２とを備えている。なお、裏表紙３を備えたものも本考案に含まれる。メモパッド１は、メモ用紙１ｓを多数枚積層したものである。
各メモ用紙１ｓ同士は、上端縁（図１の右斜め上方）で糊付けされている。表紙２と裏表紙３も１枚物の厚板紙でつなげて構成するか、２枚の厚板紙をそれぞれメモパッド１に糊付けするかして開閉可能に取付けられている。
上記はメモ帳に公知の構成であり、本考案の特徴は以下のとおりである。

表紙２の一部、たとえば下端部（図１左斜め下方）において、長さ（符号Ｌで示す）の１／３〜１／５位の領域は、金券部４とされている。
金券部４と表紙残部５（表紙１全体から金券部４を除いた部分）との間は、ミシン目６で、容易に切り取りやすくなっている。金券部４には、金券として機能するための文言が印刷される。図示の例では、スポーツゲームの入場券と引き換えることが可能な引換券であるが、これに限らず、テーマパークの入場引換券，割引券，グッズ引換券、イベントの入場引換券，割引券，参加権、観光地・観光施設などの入場券，割引券、映画館の入場引換券，割引券、祭りの飲食券、スポーツ選手との写真撮影権，グッズ引換券などを含む種々の金券機能を示す文言を印刷できる。

図２に示すように、メモパッド１の各メモ用紙１ｓにおける金券部４に対応する部位は、広告部７となっている。
広告部７は、金券提供者の企業名その他の広告文を印刷する領域である。なお、広告文の内容は自由であって、企業名に限られない。

図３に示すように、各メモ用紙１ｓには、前記広告部７を除いた残部にメモ部８が形成されている。メモ部８には、罫線を引いてもよく白紙であってもよい。要はメモする部分として機能すればよい。
そして、広告部７は全てのメモ用紙１ｓに設けられている。なお、一部のメモ用紙１ｓに広告部７を設けなくても、大部分のメモ用紙１ｓに広告部７を設けていれば、本考案に含まれる。

図３に示すように、金券部４を切り取ると、その下の各メモ用紙1ｓに金券提供者の広告が現われ、全てのメモ用紙１ｓを使い切るまで、その広告を表示できる。このため、広告効果を長く維持できる。また、広告効果が長いと金券提供者も金券を提供するサービスを起しやすいので、各種の金券を提供する金券提供者が増え、その金券を利用できるスポーツゲームや映画、イベント、お祭り、テーマパーク、観光地、観光施設などを含む各種興業を活性化する効果が生ずる。
また、金券部４を切り取ると、それはそのまま金券として利用できる。たとえば、金券として、チケット引換券や入場料割引券などを例示できる。とくに、金券がチケット引換券であると、各種興業への入場者が増えるので、直接的に活性化することができる。

（第２実施形態）
第２実施形態のメモ帳Ｂは図４に示すように、金券部４に隣接した表紙側広告部９を有するものである。
表紙側広告部９は、広告部の割引券・引換券の金券印刷やその他種々のＰＲに利用できる。広告部がたとえば○○スポーツ店の広告を印刷していれば、表紙側広告部９は○○スポーツ店の１５％ＯＦＦ券などと記載することができる。

第２実施形態では、金券部４に隣接した位置でも広告その他に利用できるので、広告効果が高くなる。

１ メモパッド
２ 表紙
４ 金券部
５ 表紙残部
６ ミシン目
７ 広告部
８ メモ部

Claims (3)

1. 多数枚のメモ用紙を束ねたメモパッドと、該メモパッドの表面側に開閉自在に取付けた表紙とからなり、
   前記表紙の一部には、金券として利用できる金券部が切り取り可能に形成されており、
   前記メモパッドにおけるメモ用紙には、前記金券部を切り取ると露出する部位に金券提供者の広告を印刷する広告部が設けられている
   ことを特徴とするメモ帳。
2. 前記金券が、チケット引換券である
   ことを特徴とする請求項１記載のメモ帳。
3. 前記表紙には、前記金券部に隣接して広告を印刷する表紙側広告部が設けられている
   ことを特徴とする請求項１または２記載のメモ帳。

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