JP3179742U - 携帯耳かき具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円柱状の支持台4aに掻き軸部4の軸側を取り付け、支持台4aを移動することで掻き軸部4を収納ケース3から出し入れする事により収納する。また、掻き軸部4を竹や木製とする。支持台4aの上部を筒状とし、掻き軸部4の軸を屈曲しやすくする。また、収納ケース3などの表面に模様を施しデザイン性を向上させた。さらに、竹や木材の素材に含浸剤を含浸したことことを特徴とする耳かき具。
【選択図】図1
Description
特許文献1に、筆記用具に出没可能な耳掻きを内装したものが開示されている。
特許文献2には、LEDの付いた発光式でキャップを付ける耳かきが開示されている。
特許文献3には、LEDの付いた発光式で収納ケースの付いた綿棒タイプの耳かきが開示されている。
特許文献1では、耳垢掻き出し部を形成した棒体を出し入れしており、棒体にスプリングが巻かれ、棒体が機構を支えており、棒体の強度が要求される事などから、耳かき特有の掻く際の棒体のしなり(外圧を和らげるダンパーの役割)が期待(利用)できない構造である。また、棒体に直接スプリングを巻くことにより、竹材を使用した場合などに棒体に傷を付け、しいては、耳を傷つけかねない懸念があった。さらに、収納が筆記具の長さに制限される事により本体全体が短くできないなどの問題がある。特許文献2,3では、掻き部及び誘導光部に透過性のある材料を使用しており、掻き部が竹や木製では無い。また、電池を入れる構造で、デザイン性に制限がある。特許文献3では、綿棒タイプである。また、含浸剤による含浸を施していない。さらには、化粧ポーチなどに収まるデザイン性の高い耳かきは無かった。
図1(b)には、留めピン5を屈曲溝Uから外すことにより、コイルスプリングSの力で、留めピン5がスライド溝6をスライドし図中の下方に移動すると共に、収納ケース3から掻き軸部4が収納ケース3内に収まり収納した状態を示す。
また、この収納時の全長は例えば85mmとなり、コンパクトに収納される。また、図1(a)の使用状態においては例えば130mmとなり耳かき具として持ちやすく扱いやすい長さとなる。
このように、従来の機能を維持しつつ、コンパクトで、デザイン性に優れ、持ち運びに便利な耳かき具となる。
また、ここで掻き軸部4を竹や木で形成することにより、従来からの使い心地を取り入れた耳かき具となる。
また、掻き軸部の有効長L1を例えば35mmとすることで、軸Jが外圧を和らげるダンパーの機能を得ることができる。
さらに、竹や木材に対し含浸を行うことにより、含浸剤が柔細胞や維管束鞘内の導管、師管の空洞を含浸剤で埋めることにより、掻き部の先端付近をなめらかに加工仕上げることができる。
例えば、竹材にエポキシ樹脂剤を真空含浸処理することにより、竹材の柔細胞や、維管束鞘の空洞である導管や師管部にエポキシ樹脂が含浸され、ほぼ均一な強度の素材とすることができる。これにより、特に掻き部先端付近の切削加工時の硬度の違いから起こる凸凹や、使用時に発生する凸凹の発生を防止することができるものである。
含浸方法は、真空含浸が最良であるが減圧含浸、加圧含浸でも良い。
含浸を行っても維管束鞘は、模様として残り、従来の竹製の風合いが反映される。また、含浸する事により、乾燥の浅い、または、乾燥年月の経っていない竹材でも、柔細胞部の色合いが濃くなり例えば、すすだけの風合いを出すことや、含浸剤に色(例えば鮮やかなピンクや青、緑色)を加えることにより、今までにない新たなデザイン性を向上する事が出来る。
また、竹材の乾燥を長期間行わずとも、含浸することにより強度を上げる事が出来るため、生産性が向上する。乾燥後の維管束鍔はセルロース繊維のため含浸剤の浸透は少ない。
以下、上記に示した同じ説明は省略する。
また、図には示さないが、支持台の上部に向かうに従い、隙間を広くしても良い。
(b)は、(a)の矢印の方向から支持部を示したものであり、掻き軸部4の軸は支持部4bの中心に取り付けられている。
さらに図4(b)は軸Jaの断面を角形とすることにより、外力を和らげるダンパー処理を向上させるものである。従来の軸断面が丸型の形状は、360℃各方向に平均的に曲がる力が一定していたが、角形とすることで、さじ部先端方向からの力を先端方向の裏側方向の力が少なくなり、さじ部先端で掻く時のダンパー効果をより向上させることが可能になるものである。さらに、角形を掻き部の先端側と裏側の面の厚さを薄くすることにより、一層効果を上げることができる。また、ここで、空間Scも角形としている。
上記記載では竹製を前提にしているが、木製においても導管や師管が同じ様に存在しするので同じ事とし説明を割愛する。また、一般に木製は黒檀の様に硬度の高い素材を除き折れやすい為、竹と同じ様に繊維に沿って形成するのが望ましい。また、その際に全体を含浸する事により硬度を増すことが出来るので有効である。
また、セラミックスゾル、またはセラミックスゾルと金属塩水溶液の混合液を、減圧下で木材の空隙中に強制注入して硬化させる方法や、ガラス成分を含浸させる方法や、トロポロン類を含浸させる方法がある。これらは、それぞれの利点と欠点に応じて利用しても良い。
また、含浸を行う事により、水分の吸収性を押さえる事が出来るために衛生的な上に、水洗いなどや、アルコール消毒が容易となり衛生的となる。また、トロポロン類などにより殺菌性を向上させる事も出来る。さらに、ささくれや、ひび割れ、変形を押さえる事が出来る。
また、竹材により形成された耳かき具の先端に、同様の含浸材などを塗布しても良い。
Claims (7)
- 収納ケースに収納する耳かき具において、
掻き部に掻き部を支える棒状体の軸を備え掻き軸部とし、
前記掻き軸部の軸端を略柱状の支持台に取り付け、
支持台と共に掻き軸部を筒状のケースに収納出来る収納ケースを備えた
ことを特徴とする耳かき具。 - 請求項1に記載の耳かき具であって
前記掻き軸部を竹や木製とし、支持台に接着した
ことを特徴とする耳かき具。 - 請求項1から2のいずれかに記載の耳かき具であって
前記支持台の上部に前記掻き軸部の前記軸部を隙間を設けて囲むように筒状で覆う筒状態を備え、
前記軸部が前記支持台の底辺を略支点にし前記支持台内部で軸が屈曲する
ことを特徴とする耳かき具。 - 請求項1から3のいずれかに記載の耳かき具であって
竹や木に含浸剤を含浸した
ことを特徴とする耳かき具。 - 請求項1から4のいずれかに記載の耳かき具であって
前記収納ケースをさらに収納する筒状のキャップを備えた
ことを特徴とする耳かき具。 - 請求項1から5のいずれかに記載の耳かき具であって
前記収納ケースまたは、キャップの表面に模様を施した
ことを特徴とする耳かき具。 - 請求項1から6のいずれかに記載の耳かき具であって
前記収納状態で全長を100mm以下とした
ことを特徴とする耳かき具。
Priority Applications (1)
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JP2012005407U JP3179742U (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | 携帯耳かき具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012005407U JP3179742U (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | 携帯耳かき具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3179742U true JP3179742U (ja) | 2012-11-15 |
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ID=48006365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012005407U Expired - Fee Related JP3179742U (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | 携帯耳かき具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3179742U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015053582A1 (ko) * | 2013-10-13 | 2015-04-16 | 김병창 | 일회용 면봉이 순차적으로 배출되는 귀이개 |
JP2017511158A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-04-20 | ワンダー ティップWonder Tip | 耳垢除去装置およびその方法 |
US11304850B2 (en) | 2017-03-24 | 2022-04-19 | Earways Medical Ltd. | Apparatus and method for treating or/and refreshing an ear canal |
US11324635B2 (en) | 2012-06-14 | 2022-05-10 | Earways Medical Ltd. | Cerumen removal apparatus |
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2012
- 2012-09-04 JP JP2012005407U patent/JP3179742U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2015053582A1 (ko) * | 2013-10-13 | 2015-04-16 | 김병창 | 일회용 면봉이 순차적으로 배출되는 귀이개 |
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