JP3179583U - ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造 - Google Patents

Abstract

【課題】抜き出す方式のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造を提供する。
【解決手段】ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造は、ロール式ティッシュペーパー１１とホルダー１３を含む。前記ロール式ティッシュペーパー１１は連続するペーパーであり、その巻き付けは中空柱状のロール構造とする。前記ホルダー１３はロール式ティッシュペーパー１１を密封し収めるためのもので、ホルダー１３は分離式開口１３１を含む。分離式開口１３１は中空柱の一端の外側面上部のホルダー１３上に設置する。よって、分離式開口１３１を裂いて開き、中空柱状の外側面の前記ホルダー１３の分離式開口１３１の下部に位置するペーパーの末端を引き出し、尚且つ分離式開口１３１から外部に抜き出して露出させる。こうして使用者は、抜き出して使用する方式でロール式ティッシュペーパーを使用することができる。
【選択図】図５

Description

本考案はロール式ティッシュペーパーに関し、抜き出して使用する方式で設計されたロール式ティッシュペーパーの紙取出構造に係る。

公知のロール式ティッシュペーパーの使用方式は、最も外側の周囲の紙を回転させて抜き出すもので、使用者は必要な長さの紙を抜き出した後、抜き出す動作を停止し、その後、その紙をロール式ティッシュペーパー本体から切り離す。
紙を抜き出すと同時にロール式ティッシュペーパー全体を回転させるため、紙が引っ張られて切れてしまうことがよくあり、しかもロール式ティッシュペーパー使用時に、使用者は両手（片手で押えもう片方の手で切り離す）を同時に使わなければならない不便性がある。
また、公知のティッシュペーパーの使用方式は最上層の紙から引き抜く。
公知のティッシュペーパーの構造は一枚一枚の紙を交差し折り畳んで構成しており、使用上の利便性が高いものの、製造工程において紙をカットする無駄が生まれ、使用中間違って抜き出し過ぎる問題も発生し易い。

本考案人は、公知のロール式ティッシュペーパーと公知のティッシュペーパーの欠点に鑑み、改善案についての思考を重ね、抜き出す方式でロール式ティッシュペーパーを使用するロール式ティッシュペーパーの紙取出構造を生み出した。

本考案の目的は、抜き出す方式でロール式ティッシュペーパーを使用するロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の提供にある。

本考案の前記目的を達成するため、本考案の提供するロール式ティッシュペーパーの紙取出構造は、ロール式ティッシュペーパーとホルダーを含む。前記ロール式ティッシュペーパーは連続するペーパーであり、その巻き付けは中空柱状のロール構造とする。
前記ホルダーは、ロール式ティッシュペーパーを密封し収めるためのもので、ホルダーは分離式開口を含む。分離式開口は中空柱の一端の外側面上部のホルダー上に設置する。
よって、分離式開口を裂いて開き、中空柱状の外側面の該ホルダーの分離式開口の下部に位置するロール式ティッシュペーパーの末端を引き出し、尚且つ分離式開口から外部に抜き出して露出させる。

本考案のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造は、抜き出す方式を用いてロール式ティッシュペーパーの使用を実現する。
並びに、物体の表面に粘着させるための粘着剤を増設することにより、使用者は抜き出す動作を行う際に、配置したロール式ティッシュペーパーが滑り動いたり、風に吹かれて動いたり、誤ってぶつかって移動する等の状況が発生することを防ぐ効果を有する。

本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の立体図である。 本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の使用状態を示す立体図である。 本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造のロール式ティッシュペーパーの分解図である。 本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の別の実施例の立体図である。 図４の本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の使用状態を示す立体図である。 本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の被覆部品についての実施例(2)の立体図である。 本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の被覆部品についての実施例(3)の立体図である。 本考案ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造の被覆部品についての実施例(4)の立体図である。

次に、本考案のその他機能及び技術特徴を明確にする。文中の説明を熟読することにより、本技術の熟知者は本考案を即刻実現できるであろう。

図１、図２、図３に示すとおり、本考案のロール式ティッシュペーパー１１の紙取出構造１は、ロール式ティッシュペーパー１１とホルダー１３を含む。前記二者については下記においてそれぞれ説明する。
ロール式ティッシュペーパー１１は連続するペーパー１１'である。その巻き付けは中空柱状のロール構造とする。
ペーパー１１'の種類は公知のティッシュペーパー、公知のトイレットペーパー、公知の紙ナプキン、公知のキッチンペーパー、公知のトイレ用ちり紙、公知の工業用ペーパーのいずれか一種とする。

ホルダー１３は、ロール式ティッシュペーパー１１を密封し収めるためのもので、ホルダー１３は分離式開口１３１を含む。分離式開口１３１は中空柱１１ｂの一端の外側面上部のホルダー１３上に設置する。
ホルダー１３は軟性プラスチック材質、一般の紙材質、油紙材質、その他材質を採用する。
ホルダー１３はさらに、少なくとも一本以上の分離式切取線１３１'を含み、分離式切取線１３１'を裂いて開いた時、ホルダー１３に分離式開口１３１が形成される。
また、分離式切取線１３１'は密閉区域を形成する分離式切取線１３１'としてもよい。
それは、一本の円形線あるいは矩形線の分離式切取線１３１'であり、円形状の分離式開口１３１、或いは矩形状の分離式開口１３１をそれぞれ形成するためのものである。

続いて、図２及び図３を参照として、本考案のロール式ティッシュペーパー１１の紙取出構造１の使用法を説明する。
まず、分離式切取線１３１'を裂いて開く。これによってホルダー１３上に分離式開口１３１が形成される。続いて、分離式開口１３１から中空柱１１ｂ内に手を入れ、中空柱１１ｂ内側縁に位置するペーパー１１'の末端１１ａ'を引き出す。
言い換えれば、ロール式ティッシュペーパー１１の末端１１ａを抜き出す。並びに、末端１１ａを貫通させ分離式開口１３１から出し、ホルダー１３の外部に露出させる。
ロール式ティッシュペーパー１１の本質は連続するペーパー１１'であるため、使用者はロール式ティッシュペーパー１１の末端１１ａをつかみ、外側に抜き出すだけでよく、必要な長さのペーパー１１'を抜き出した後引っ張る動作を停止し、そのペーパー１１'を切り離すことでロール式ティッシュペーパー１１を分離させる。使用者はロール式ティッシュペーパー１１を使い切るまで前述した抜き出す動作を繰り返す。

本考案ロール式ティッシュペーパー１１を抜き出す時に滑り動いてしまう現象が発生し、抜き出す不便を招く状況を防ぎ、使用者の引き出し動作を実行し易くするため、図４に示したロール式ティッシュペーパー１１の紙取出構造１にはさらに、粘着剤１５と被覆部品１７を含む。
二者については下記に各々説明する。粘着剤１５はホルダー１３の外表面に設置してもよく、例えば粘着剤１５を中空柱１１ｂの一端の外側面上部のホルダー１３上に設置する。
即ち、粘着剤１５の設置位置は分離式開口１３１に向き合う箇所に設置する。また、粘着剤１５は被覆部品１７の上に設置してもよい。被覆部品１７の一部面積でホルダー１３に位置する粘着剤１５を被覆する。
図５に示すとおり、使用者が本考案のロール式ティッシュペーパー１１を使用する際は、まず粘着剤１５の一部面積を被覆した被覆部品１７を除去するか、被覆部品１７全体を除去すると粘着剤１５は露出する。
続いて、粘着剤１５を置き台等２の表面上に粘着することにより、ホルダー１３とホルダー１３内のロール式ティッシュペーパー１１は置き台等２上に固定される。
この時、本考案のロール式ティッシュペーパー１１は既に粘着剤１５によって置き台等２上に固定されているため、使用者が前述の抜き出す動作を行っても滑り動く現象は生じない。
置き台等２の具体例としては、机上、壁面、斜面、車内等が挙げられる。

さらに、粘着剤１５の設置位置はホルダー１３のその他の適当な位置にしてもよい。

図４の被覆部品１７はホルダー１３を突出していないが、図６に示した被覆部品１７の実施例(2)において、その被覆部品１７の一端はホルダー１３を突出している。
また、図７に示した被覆部品１７の実施例(3)では、被覆部品１７の両端はどちらもホルダー１３を突出している。
図６における被覆部品１７に設置した少なくとも一つ以上の引掛孔１７ａは、本考案のロール式ティッシュペーパー１１の紙取出構造をフック、線状物、或いは棒状物に引き掛けて設置するためのものである。
被覆部品１７の材質はホルダー１３の材質と同様としてもよい。或いは被覆部品１７を軟性プラスチック材質、一般の紙材質、油紙材質、防水紙材質、その他材質としてもよい。
また、被覆部品１７の形状は、平面幾何学形状或いは折り畳み可能な立体袋状としてもよい。
被覆部品１７を立体袋状にした時、開いた後の袋状構造の被覆部品１７は収納機能を提供し、例えば、使用後の不要な紙を臨時的に入れるのに用いることができる。

さらに、被覆部品１７は単独の部品としてもよく、例えば図４、６、７の被覆部品１７では単独部品方式を採用している。また、被覆部品１７をホルダー１３と一体成形してもよい。

図８における被覆部品１７は、ホルダー１３との一体成形方式を採用したものであり、粘着剤１５は被覆部品１７上に設置してもよい。
被覆部品１７上に位置する粘着剤１５は置き台等２への粘着に用いるか、或いは、ホルダー１３に粘着するために用い、粘着後、被覆部品１７とホルダー１３間に一つの空間を形成する。
前記空間には棒状物体、フック状物体、線状物体等をその間に貫通させ、本考案のロール式ティッシュペーパー１１を包み込んだ前記棒状物体、フック状物体、線状物体によって引き掛けて、固定させるか半固定させる機能を実現する。

本考案のロール式ティッシュペーパー１１の紙取出構造１は、構造設計において、抜き出す方式を用いてロール式ティッシュペーパー１１の使用を実現する。
並びに、置き台等２の表面に粘着させるための粘着剤１５を増設することにより、使用者は抜き出す動作を行う際に、配置したロール式ティッシュペーパー１１が滑り動いたり、風に吹かれて動いたり、誤ってぶつかって移動する等の状況が発生することがない。
よって、本考案には実際に顕著な効果がみられる。

本考案は、確実に新規性、進歩性、産業上の利用性を備え、特許法の実用新案出願の要件を満たすものであるため、ここに、特許法に依拠して本考案の出願を行う。貴庁においては早期の批准をお願い申し上げる所存である。

前述は、単に本考案の好ましい実施例を開示したもので、これによって本考案の実施範囲を限定することは不可能である。
よって、本考案の実用新案登録請求の範囲及び説明書の内容に基づき行われた同等効果を有する変化や修飾は全て、本考案の実用新案の包含する範囲内に属するものとする。

本考案は実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。

１ 紙取出構造
１１ ロール式ティッシュペーパー
１１' ペーパー
１１ａ 末端
１１ａ' 末端
１１ｂ 中空柱
１３ ホルダー
１３１ 分離式開口
１３１' 分離式切取線
１５ 粘着剤
１７ 被覆部品
１７ａ 引掛孔
２ 置き台等

Claims (9)

1. ロール式ティッシュペーパーとホルダーを含むロール式ティッシュペーパーの紙取出構造において、前記ロール式ティッシュペーパーは連続するペーパーであり、その巻き付けは中空柱状のロール構造を形成し、
   前記ホルダーは、ロール式ティッシュペーパーを密封し収めるためのもので、ホルダーは分離式開口を含み、分離式開口は中空柱の一端の外側面上部のホルダー上に設置し、
   よって、分離式開口を裂いて開き、中空柱状の外側面の前記ホルダーの分離式開口の下部に位置するペーパーの末端を引き出し、尚且つ分離式開口から外部に抜き出して露出させることを特徴とするロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
2. ホルダーは、軟性プラスチック材質、一般の紙材質、油紙材質、防水紙材質のいずれかであることを特徴とする請求項１に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
3. 前記ロール式ティッシュペーパーの紙取出構造は、ホルダーの外表面上及び／或いは被覆部品上に設置する粘着剤をさらに含み、前記被覆部品の一部面積はホルダー上の粘着剤を被覆するためのもので、
   粘着剤の一部面積を被覆する被覆部品を除去した後、露出した粘着剤によって物体の表面に粘着されて、ホルダーとホルダー内のロール式ティッシュペーパーを置き台等上に固定することを特徴とする、
   請求項１に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
4. 前記被覆部品の一部面積はホルダーを突出することを特徴とする請求項３に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
5. 前記被覆部品は、ホルダーと同じ材質、軟性プラスチック材質、紙材質、油紙材質、防水紙材質であることを特徴とする請求項３に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
6. 前記被覆部品の形状は、平面幾何学形状或いは折り畳み可能な立体袋状であることを特徴とする請求項３に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
7. 前記被覆部品は、少なくとも一つ以上の引掛孔をさらに含むことを特徴とする請求項３に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
8. 前記ペーパーの種類は、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、紙ナプキン、キッチンペーパー、トイレ用ちり紙、工業用ペーパーのいずれか一種とすることを特徴とする請求項１に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。
9. 前記ホルダーはさらに、少なくとも一本以上の分離式切取線を含むか、或いは密閉区域を形成する分離式切取線を含み、分離式切取線は分離式開口を形成するためのものであることを特徴とする、
   請求項１に記載のロール式ティッシュペーパーの紙取出構造。

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