JP3179485U - 屋根部材の折り曲げ器 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋根材の折り曲げ作業が片手で効率よく行え、作業の安全性が高く、工期も短くなる、屋根部材の折り曲げ器を提供する。
【解決手段】略等脚台形状に形成した折り曲げ器本体1を設け、該本体の上部に握持部1aを形成し、下端には適宜な幅寸法を折り曲げて形成した折り曲げ辺1bを一体に設け、前記本体には、該本体と同じく金属プレートを用いて、上下方向にのみスライドするスライド体2を設け、該スライド体の下端に、適宜な幅寸法を有する。前記本体の折り曲げ辺1bと同方向に折り曲げて形成した折り曲げ補助辺を設け、これら折り曲げ辺1bと折り曲げ補助辺とは作業時に重合し、かつ、該折り曲げ辺1bとかつ、前記本体1に、円板カム3をスライド体2の上辺と摺接して設け、該円板カム3には、該カムを回動させるレバー4を、前記握持部1aより上方に突出する長さに設けて屋根部材の折り曲げ器を形成する。
【選択図】図4
【解決手段】略等脚台形状に形成した折り曲げ器本体1を設け、該本体の上部に握持部1aを形成し、下端には適宜な幅寸法を折り曲げて形成した折り曲げ辺1bを一体に設け、前記本体には、該本体と同じく金属プレートを用いて、上下方向にのみスライドするスライド体2を設け、該スライド体の下端に、適宜な幅寸法を有する。前記本体の折り曲げ辺1bと同方向に折り曲げて形成した折り曲げ補助辺を設け、これら折り曲げ辺1bと折り曲げ補助辺とは作業時に重合し、かつ、該折り曲げ辺1bとかつ、前記本体1に、円板カム3をスライド体2の上辺と摺接して設け、該円板カム3には、該カムを回動させるレバー4を、前記握持部1aより上方に突出する長さに設けて屋根部材の折り曲げ器を形成する。
【選択図】図4
Description
この考案は、屋根部材の折り曲げ器に関するものであり、特に、屋根を葺く金属板材の両側の端面を折り曲げるための折り曲げ器に関するものである。
従来、日本家屋において、屋根には瓦を葺いていたが、近年、ガルバリューム鋼板等の金属製板材を加工して、屋根材として使用されている。
しかし、この金属製の屋根材は、上・下端部が連結可能に加工された幅広の素材であり、軒側から上方(棟包み)に向けて、複数枚を順次敷設し、釘等で固定して屋根を葺いている。
そして、これら屋根材の両端部、即ち,切妻側は、折り畳みしろを形成して敷設しており、この折り畳み部分を下方に向け、180度折り曲げると共に、さらに、該折り曲げ部を屋根材と圧着して処理するものである。
しかし、その折り曲げ作業は、葺いた屋根材の切妻側を、軒下部から棟包み部にかけて、少しづつ折り曲げ、かつ、圧着して処理するため、その作業は極めて煩雑であり、作業に時間を長く要するため、工期も長くなるものであった。
本願出願人は、屋根材に関する板金施工用治具等について、既に、権利を取得している。例えば、特許文献1,特許文献2のように。
しかし、この特許文献1は、左右両端側にハゼ折りされた屋根材と該屋根材の裾部に敷設した梁部材とを、一緒にU字状に折り曲げ施工する治具であり、かつ、該屋根材の両脇を避けて折り曲げる必要があるため、切り込みのための刃物部材を備えたものであった。
また、特許文献2は、特許文献1のように、屋根における屋根材の軒先加工だけでなく、切妻側加工可能な治具ではあるが、該治具は、固定用押圧部材(1h)と、回転用取手部材(2)に、それぞれ手を使用して作業する治具であり、即ち,両手を使用して作業を行うものであり、作業が煩雑であり、部品点数も多いものであった。
そこでこの考案は、屋根材の折り曲げ作業が片手で効率よく行え、作業が安全で効率よく行え、工期も短い屋根部材の折り曲げ器を提供することにある。
そのため、この考案は、屋根材の折り曲げ作業が簡単な構造の治具で、効率よく行え、作業が効率よく行え、工期も短く、しかも、片手で作業できる安全な屋根部材の折り曲げ器である。
この考案によると、折り曲げ器本体(1)の折り曲げ辺(1b)と、スライド体(2)の折り曲げ補助辺(2b)との間に、屋根材の端部を挟み、円板カム(3)のレバー(4)を作動させて、屋根材の端部を固定した状態で180°折り曲げることにより、折り曲げ部を屋根材(X,Xa,Xb)と圧着することにより、手早く、且つ、簡単に作業ができる等の効果を奏する。
さらに、レバー(4)の長さが、握持部(1a)の上まであるため、作業は握持部(1a)に4本の指を入れた状態でレバー(4)を外側に押し向けることにより、確実に固定することができ、本体(1)の折り曲げ辺(1b)と折り曲げ補助辺(2b)とが開くことなく、握ったままで、片手で作業ができるため、両手が塞がることなく、安全に作業ができる等の優れた効果を奏するものである。
以下、この考案の好適な実施の形態として詳細に説明する。尚、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
次に、この考案の一実施例を図面に基づいて詳述すると、適宜な厚みを有する金属プレートを用いて、略等脚台形状に形成した折り曲げ器本体(1)を設け、該本体(1)の上部に握持部(1a)を形成し、下端には適宜な幅寸法を折り曲げて形成した折り曲げ辺(1b)を一体に設け、且つ、前記本体(1)には、該本体と同じく金属プレートを用いて、上下方向にのみスライドするスライド体(2)を設けている。
そして、該スライド体(2)の下端に、適宜な幅寸法を有し、前記本体(1)の折り曲げ辺(1b)と同方向に折り曲げて形成した折り曲げ補助辺(2b)を設け、該折り曲げ辺(1b)と折り曲げ補助辺(2b)とは、作業時に重合するものである。
かつ、前記本体(1)には、円板カム(3)を設け、スライド体(2)の上辺と摺接しており、該円板カム(3)には、該カムを回動させるレバー(4)を、前記握持部(1a)より上方に突出する長さに設けている。
尚、折り曲げ器本体(1)の下端部の横幅寸法は、屋根材の縦幅寸法の1.5倍程度が適当であり、図6に示すように、屋根材(X)と、隣接する屋根材(Xa)と屋根材(Xb)に跨がる幅がよい。
さらに、折り曲げ器本体(1)に設けた握持部(1a)は、掌を握った状態で、少なくとも親指を除く,他の4本の指が入る大きさ程度の長穴状に形成するものである。
また、折り曲げ器本体(1)と摺接するスライド体(2)は、折り曲げ器本体(1)に対して、スライド体(2)は、上・下方向にのみスライドするよう構成している。
即ち,スライド体(2)側に、上・下方向に一対のスライド溝(2a)を形成し、該溝内に、頭付きボルト(2c)を挿入し、該ボルト(2c)の他端を、折り曲げ器本体(1)に固定し、スライド体(2)が、前記スライド溝(2a)内の頭付きボルトにより、本体(1)と外れることなく、且つ、本体(1)の上・下方向のみ移動可能に構成したものである。
また、図4における点線で示すように、スライド体(2)は、所定幅(屋根材の厚み以上)程、上方に移動するよう構成されており、本体(1)に固定された頭付きボルト(2c)が、スライド体(2)のスライド溝(2a)を遊嵌しており、横方向への移動を阻止している。
そして、スライド体(2)のスライド溝(2a)の一部(下半分)には、上面を覆ったカバー(2d)を設け、該カバー(2d)内に、スプリング(2e)を圧入し、該スプリング(2e)の上端は、前記カバー(2d)に係止し、該スプリング(2e)の下端は、1)本体(1)に固定したボルト(2f)に係止して、前記本体(1)の折り曲げ辺(1b)と、スライド体(2)の折り曲げ補助辺(2b)とが、常時、開口状態にしておく付勢手段(Y)を設けたものである。尚、付勢手段(Y)は設けなくても、問題はない。
そして、作業時、即ち,この考案を用いて、屋根材の端部を折り曲げる作業をする際には、屋根材の端部を、折り曲げ器本体(1)の折り曲げ辺(1b)と、スライド体(2)の折り曲げ補助辺(2b)とで挟み、次に、円板カム(3)のレバー(4)を閉方向に移動した状態で握持部(1a)を握ることにより、該レバー(4)は握持した手により開方向への移動を阻止される結果、両辺(1b),(2b)は屋根材の端部を挟み持った状態を保持するものであり、握持部(1a)から手を外すと、付勢により、レバー(4)は開く方向に移動し、両辺(1b),(2b)は開いた状態となる。
この考案の屋根部材の折り曲げ器の技術を確立し、かつ、実際に製品を製造・販売することにより、産業上の利用可能性を有する。
1 本体
1a 握持部
1b 折り曲げ辺
2 スライド体
2a スライド溝
2b 折り曲げ補助辺
2c 頭付きボルト
2d カバー
2e スプリング
2f ボルト
3 円板カム
4 レバー
X,Xa,Xb 屋根材
Y 付勢手段
1a 握持部
1b 折り曲げ辺
2 スライド体
2a スライド溝
2b 折り曲げ補助辺
2c 頭付きボルト
2d カバー
2e スプリング
2f ボルト
3 円板カム
4 レバー
X,Xa,Xb 屋根材
Y 付勢手段
Claims (1)
- 適宜な厚みを有する金属プレートを用いて、略等脚台形状に形成した折り曲げ器本体(1)を設け、
該本体(1)の上部に握持部(1a)を形成し、下端には適宜な幅寸法を折り曲げて形成した折り曲げ辺(1b)を一体に設け、
且つ、前記本体(1)には、該本体と同じく金属プレートを用いて、上下方向にのみスライドするスライド体(2)を設け、
該スライド体(2)の下端に、適宜な幅寸法を有し、前記本体(1)の折り曲げ辺(1b)と同方向に折り曲げて形成した折り曲げ補助辺(2b)を設け、
これら折り曲げ辺(1b)と折り曲げ補助辺(2b)とは作業時に重合し、
かつ、該折り曲げ辺(1b)とかつ、前記本体(1)に、円板カム(3)をスライド体(2)の上辺と摺接して設け、該円板カム(3)には、該カムを回動させるレバー(4)を、前記握持部(1a)より上方に突出する長さに設けた
ことを特徴とする屋根部材の折り曲げ器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005178U JP3179485U (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 屋根部材の折り曲げ器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005178U JP3179485U (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 屋根部材の折り曲げ器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3179485U true JP3179485U (ja) | 2012-11-01 |
Family
ID=48006136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012005178U Expired - Lifetime JP3179485U (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 屋根部材の折り曲げ器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3179485U (ja) |
-
2012
- 2012-08-24 JP JP2012005178U patent/JP3179485U/ja not_active Expired - Lifetime
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