JP3179424U - 香炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本の線香を見栄え良く支持する香炉を提供する。
【解決手段】線香の燃え尽きた灰を受け止める灰受体と、複数の棒状をした線香を支持する線香立てとから成り、灰受体の内部には線香立ての底部を嵌め込むための受け凹部を形成し、線香立ての上面から底面に向けて線香を挿入するための複数の挿入孔を貫通開口し、挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させて配置する。
【選択図】図1

Description

本考案は棒状の線香を支持する香炉に関する。さらに詳しくは、複数の線香の下端を挿入するための挿入孔を貫通開口し、各挿入孔の軸線を香炉の外側に向けて少し傾斜させ、線香の軸線を外側に向けて傾くように支持することができるように構成した香炉に関する。
従来より、仏壇、墓地、寺社などでは点火した線香を立てて支持するための香炉が用いられていた。一般的な香炉は壷状或いは受け皿状の形状をしていた。それら香炉内部には灰が敷き詰められていて、この灰に線香の下端を突き刺して支持するようになっていた。しかし、香炉内に敷き詰められた灰は軽いため、風によって周囲に飛散するため衛生面で好ましいものではなかった。また、藁などを燃やして製造した香炉用の灰は、時間の経過とともに湿気を吸収して固まる性質があった。表面が固くなった灰には線香の下端を突き当てても差し込むことが困難で、線香が立ち難いものであった。半刺しの場合には線香が倒れることもあって、火災の原因ともなっていた。そして、連続して線香を刺して使用すると、灰の中に燃え滓がたまり、くすぶることもしばしば発生していた。
このような従来の香炉の欠点を解消するため、灰の代わりとして直径5mm程度の多数のガラス玉や微砕石を灰皿に盛り、ガラス玉や微砕石の間で線香の下部を支持させることで線香を立ち上げさせることも考案されている(例えば、実用新案登録第3026793号公報など)。この構成では、香炉に灰を用いないため風などによる飛散を防止できるが、ガラス玉や微砕石の間には燃え尽きた線香の滓が残り、時々ガラス玉や微砕石を洗浄しなければならなく、洗浄後のガラス玉や微砕石を乾燥させなければならない手数がかかるものであった。さらに、ガラス玉や微砕石の間に線香の下端を刺すため、線香が確実に刺すことができなかったり、刺した線香が振動などで倒れることも多かった。
このような実情から、灰やガラス玉を用いずに線香を支持することができる構造の香炉が望まれていた。この要望のため、香炉を灰皿と線香支持部材に分け、線香支持部材には上下に挿入孔を貫通させた構造のものが提案されている(例えば、特許文献2)。この構造では、線香の下端を挿入孔に差し込み、線香を垂直に支持させることができるものである。同様な構造は、特許文献4、特許文献5、特許文献8などでも提案されている。
このように新しく提案された香炉の一例を、図12によりその断面で説明する。香炉を構成する灰皿aの中には線香支持部材bが配置してあり、線香支持部材bの上下方向には線香挿入孔c、dが貫通開口してある。この線香挿入孔c、dにそれぞれ線香e、fの下端を挿入し、線香挿入孔c、dによって線香e、fを支持する構成となっている。
しかし、このような構造の香炉であっては、複数の挿入孔c、dが平行に穿ってあっても、そこに挿入した複数の線香e、fはそれぞれ勝手な方向に向き、見苦しいものとなっていた。これは、線香e、fの外径と挿入孔c、dの内径が相違することから、挿入孔c、dに挿入した線香e、fは傾いて支持されるためである。線香e、fの外径は、挿入孔c、dの内径よりも必ず小さくしなければ挿入できないからである。こうして、各線香e、fの軸線は挿入孔c、dの軸線とは一致せず、バラバラの方向を向いて傾くことになる。
また、灰皿aの中に線香支持部材bを設置してあるが、この灰皿aは往々にして壺状の底の深い形状のものが多い。このような形状の灰皿aでは、その中に設置した線香支持部材bを取り出すのが面倒であった。壺が深いとその底にまで指を挿入しなければならず、線香支持部材bを指で挟むのが困難となることもあった。
実開昭61−73287公報 実開平1−180974公報 特開平2−22176公報 特開平8−10666公報 特開2006−087802公報 特開2007−117223公報 特開2007−144099公報 特開2007−252876公報 特開2009−105118公報
本考案は、線香立てに穿った複数の線香挿入孔のそれぞれの軸線を中心軸より角度を持たせて外側に傾斜させたものである。線香挿入孔の軸線が傾斜しているため、各線香挿入孔に挿入した線香を、それぞれ外側に向かって同じ角度で傾斜させることができる。各線香を外側に傾斜させることができるので、線香の軸線を放射状や扇形に広げて、綺麗に支持することができる。
また、線香立ての頭部の外周は径大とし、胴体よりも太くした形状としたため、線香立ての頭部の周囲を指で挟むことができる。この形状のため、壺のような深い形状をした香炉では、二本の指を壺の中に入れ、径大となった頭部を挟んで容易に取り出すことができる。
本考案の香炉は、上方が大きく開口して、線香の燃え尽きた灰を受け止める灰受体と、灰受体のほぼ中央に組み合わされて、複数の棒状をした線香を支持する線香立てとから成る香炉であって、灰受体の内部には線香立ての底部を嵌め込むための受け凹部を形成し、線香立ての上面から底面に向けて線香を挿入するための複数の挿入孔を貫通開口し、挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させて配置したことを特徴とする(請求項1)。
本考案の香炉は、前記線香立ての全体は円筒形の形状であり、その上部周囲は外周に向かって拡大したつば部となっており、つば部の周囲下面に段差部を形成したことを特徴とする(請求項2)。
本考案の香炉は、前記線香立ての下半分は円筒形で、その上部は半球形の頭部となっていてきのこ状をしていて、頭部の下部には段差部を形成したことを特徴とする(請求項3)。
本考案の香炉は、前記線香立てには3つの挿入孔を貫通開口してあり、3つの挿入孔は上面から見て三角形となるように配置し、各挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させたことを特徴とする(請求項4)。
本考案の香炉は、前記線香立てには3つの挿入孔を貫通開口してあり、3つの挿入孔は上面から見て直線状となるように配置し、左右にある2つの挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させたことを特徴とする(請求項5)。
本考案の香炉は、前記線香立てには2つの挿入孔を貫通開口してあり、2つの挿入孔は上面から見て直線状であり、かつ、中央から左右に遍位して配置してあり、2つの挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させたことを特徴とする(請求項6)。
本考案の香炉では、従来のように線香を支持するための灰を使わないため、風などによって灰が飛散することはなく、衛生的である。また、香炉の灰が湿気などにより固まることもなく、長期の使用が可能となる。
また、線香を支持するためにガラス玉や微砕石を使用せず、線香立てに貫通開口した挿入孔により行うため、ガラス玉や微砕石を洗浄したり乾燥させたりする手数が無くなり、使用後の清掃が簡単となる。
そして、線香立てに貫通開口した挿入孔の軸線は外側に向けて傾斜させてあるため、挿入孔に支持させた線香は外側に向けて放射状や扇形に広がり、見栄えが良くなる。
さらに、線香立ての上部周囲には段差部を形成してあるため、清掃のために灰受体から線香立てを取り外す際には段差部に指を接触させることで掴むことができる。このため、灰受体が壺のような深い形状であっても、線香立てを容易に引き上げることができる。
以下、本考案を実施するために最適な形態を図面と共に説明する。
図1は香炉10を構成する主要部材の灰受体20と線香立て30を組み合わせ、線香立て30に線香41、42、43を支持させた状態である。図2は灰受体20から線香立て30を取り出し、線香41、42、43を線香立て30から引き出した状態である。図3は、図1における香炉10の縦断面であり、図4は灰受体20から線香立て30を取り出した香炉10の縦断面である。
香炉10は灰受体20と線香立て30により構成されていて、両者は例えば真鍮や鉄の素材を切削して形成したり、焼結した磁器などにより形成してある。灰受体20はその断面形状が図3、図4で示されていて、全体がブランディーグラスのように上方が大きく開口し、下部は細い脚で支持された形状となっている。灰受体20の下部は薄肉の円盤形をして机などに載置するための座板21となっていて、座板21の上面中心には垂直に脚部22が立ち上げてある。脚部22には、燃え尽きた線香41、42、43の灰を受け止めることのできる皿部23の下端が連結してある。この皿部23はその外形が逆円錐形となり、皿部23の内形(上面を向いた面)は半球形の内周面25となっている。この内周面25の底には下方に向けて円形の受け凹部24が穿ってあり、この受け凹部24の深さはxに設定してある。これら座板21、脚部22、皿部23、受け凹部24により、傘を反転させたように、上面が大きく開いた灰受体20が一体に形成されている。
線香立て30は前記受け凹部24に嵌め込まれ、灰受体20とは自由に分離できるものである。この線香立て30の外形はやや円柱形をしており、その胴部の外径は前記受け凹部24の内径よりも少し小さく設定してあり、受け凹部24に線香立て30の下端を抜き差し自在に挿入することができる。線香立て30のその上部周囲は外側に拡大したつば部35が形成してあり、つば部35により線香立て30の上部は径大となっていて、線香立て30の胴部とつば部35の間には段差部36が形成されている。この線香立て30の底面からつば部35の下面までの長さはyであり、yの長さはxの深さよりも長くなるように設定してある。この長さの設定により、線香立て30の下部を受け凹部24に挿入した場合、図3で示すようにつば部35の下面と内周面25の内面との間には少し間隔が空けられていて、段差部36に指を挿入することができるような構成となっている。
そして、線香立て30の上面から下面にかけては3本の挿入孔31、32、33と1本の中央孔34が貫通開口してある。中央孔34は線香立て30の中心であって線香立て30の軸線と同一になるように開口してあるが、挿入孔31、32、33はその軸線が中央孔34の軸線より外側にθ1だけ傾斜して開口してある。図3、図4では挿入孔31と中央孔34の軸線の角度はθ1で、挿入孔33と中央孔34の軸線の角度がθ2となっているが、これは縦断にした場合の視線の方向が斜めになるためである。実際には、挿入孔31、32、33の軸線と中央孔34の軸線の角度はそれぞれθ1となっていて同一の角度に設定してある。
図6は線香立て30のより具体的な形状を示すもので、図6(a)は線香立て30の斜視図であって、(b)は(a)のh−h矢視した断面図である。線香立て30の下半分は円筒形の胴部となっていて、その上面は外側に拡大したつば部35があり、胴部とつば部35の間には段差部36が形成されている。図6(a)で示すように、中央孔34の軸線は線香立て30の中心線と同一であるが、挿入孔31、32、33はそれぞれ中央孔34の軸線を中心として外側に開くように同じ角度θ1を傾けて貫通開口してある。なお、図6(b)では、中央孔34の軸線と挿入孔31の軸線はθ1の設定角度であるが、中央孔34の軸線と33の軸線はθ2の角度となっているのは、切断面がh−hの位置であるからである。
次に、この香炉10を使う手順を説明する。図2、図4は香炉10を構成する灰受体20、線香立て30を分離した状態を示しており、先ず、灰受体20に線香立て30を組み合わせる。線香立て30の下端を受け凹部24の開口に合わせ、線香立て30を受け凹部24内に挿入する。両者が組み合わされた状態が図1、図3で示され、線香立て30の下面が受け凹部24の底に密着して固定される。線香立て30の外径は受け凹部24の内径より少し小さいため、取り外すことができる程度の緩やかさで組み立てられている。
そして、線香41の下端を挿入孔31に、線香42の下端を挿入孔32に、線香43の下端を挿入孔33にそれぞれ挿入し、線香41、42、43を上方に向けて起立させる。線香41、42、43を支持した状態が図1、図3で示され、各挿入孔31、32、33の軸線は線香立て30の中心の軸線からそれぞれθ1づつ外側に向けて傾斜させてあるため、支持された線香41、42、43は放射状に外側に少し傾いて支持される。図1では傾いて支持された線香41、42、43を示し、各線香41、42、43は水平面では120度の角度を離して配置されている。線香41、42、43の外径は挿入孔31、32、33の内径よりも小さいため(逆であれば、線香41、42、43の下端は挿入孔31、32、33に差し込めないため)、多少の誤差はあっても同じ角度で外側に傾くことになり、各線香41、42、43は常時放射状に開いた形を形成する。
このように支持した各線香41、42、43の上端を点火するとそれぞれは燃え始め、燃え尽きた線香41、42、43の灰は内周面25に落下し、ここで捕捉されるので机の上などに散ることはない。なお、図1、図2で3本の線香41、42、43を同時に焼香するのは宗教や習慣によるもので、葬儀より四十九日までは1本の線香を中央孔34に挿入して焼香し、四十九日以降になると3本の線香41、42、43で焼香するためである。
このようにして香炉10を使用して線香41、42、43を焼香に使用していると、内周面25の内底には燃え尽きた灰が蓄積されることになり、時々清掃する必要がある。この場合には図5で示すように、親指Qと人指し指Rを線香立て30の上部より少し下に位置する段差部36に挿入して、径大となったつば部35を掴み、線香立て30を受け凹部24から引き出す。この際、図4で示したように受け凹部24の深さxは線香立て30の胴部の長さyより短いため、つば部35の下にある段差部36の下面は内周面25の底面より少し高い位置にある。このため、つば部35を親指Qと人指し指Rで掴む時には、段差部36の下面に指を挿入でき、容易につば部35を掴み取ることができ、掃除などの作業が簡単となる。
図7は、本考案の第2の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図6における線香立て30を変形させたもので、線香立て50の上部外周は外側に向かって膨らんだつば部51を形成している。線香立て50の中央には、その軸線を線香立て50と同一とした中央孔52が貫通開口してあり、中央孔52の左右には挿入孔53、54が上下に貫通開口してある。これら3つの中央孔52、挿入孔53、54の開口は線香立て50の上面で一列になるように配置してあるが、挿入孔53、54の軸線は中央孔52の軸線に対してθ3だけ外側に傾いて貫通開口させてある。
この構成の線香立て50では、線香立て50を受け凹部24に挿入して組み合わせることができ、中央孔52、挿入孔53、54の上部開口から線香の下端を挿入して、各線香を支持することができる。支持された3本の線香は、中央にある中央孔52に支持された線香を中心として左右にθ3の角度で傾き、扇のように広げることができる。
図8は、本考案の第3の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図6における線香立て30を変形させたもので、線香立て60の上部外周は外側に向かって膨らんだつば部61を形成している。線香立て60の上面であって中央から左右に少し離れた2ヵ所の位置には、2つの挿入孔62、63が上下に貫通開口してある。挿入孔62、63の軸線は平行ではなく、左右にθ4の角度で外方に広げて設定してある。
この構成の線香立て60では、各挿入孔62、63の上部開口に線香の下端を挿入して支持させることができる。挿入孔62、63により支持された線香は平行とはならず、外側にそれぞれ傾き、両者の間はθ4の角度で外側に開いた状態で支持される。
図9は、本考案の第4の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図6における線香立て30を変形させたもので、線香立て70の下半分は円筒形であるが上半分はやや半球形をした頭部71となっていて、全体がキノコのような形となっている。このため、上半分と下半分の境界では胴部分から外側に拡大した段差部72が形成されたことになる。そして、頭部71の上面から線香立て70の底面に向けて3本の挿入孔73、74、75が貫通開口してある。これら3本の挿入孔73、74、75は、その上部開口は頭部71の上部中央から放射状に120度づつ離して位置させてある。このため、挿入孔73、74、75の開口は頭部71の中央を中心として正三角形の位置に配置されたことになる。そして、各挿入孔73、74、75の軸線は平行ではなく、図9(a)中k−kで切断した(b)の断面図で示すように、線香立て70の中央の軸線からそれぞれθ5だけ外側に開いた角度で配置してある。
この構成の線香立て70では、各挿入孔73、74、75の上部開口に線香の下端を挿入することで、各線香が支持される。その支持において、各線香は線香立て70の中心軸からそれぞれ角度θ5だけ外側に広がった配置となり、各線香が放射状に広げられる。また、線香立て70の下半分は図4における受け凹部24に挿入するが、挿入した後の受け凹部24を取り出す際には親指と人指し指を段差部72の下面に接触させ、容易に掴み上げることができる。
図10は、本考案の第5の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図6における線香立て30を変形させたもので、線香立て80の下半分は円筒形であるが上半分はやや半球形をした頭部81となっていて、全体がキノコのような形となっている。このため、上半分と下半分の境界では胴部分から外側に拡大した段差部82が形成されたことになる。そして、頭部81の上面から線香立て80の底面に向けて3本の中央孔83、挿入孔84、85が貫通開口してある。この中央孔83は頭部81の上部中央から下方に向けて開口したもので、中央孔83の軸線は線香立て80の軸線と一致させてある。挿入孔84、85は、中央孔83から左右に同じ距離だけ離した頭部81の上面から線香立て80の下面に向けて貫通開口してあり、中央孔83、挿入孔84、85の上部の開口は一直線となるように配置してある。そして、挿入孔84、85の各軸線は、中央孔83の軸線よりも外側に向けてθ6の角度に傾斜させてある。
この構成の線香立て80では、各中央孔83、挿入孔84、85の上部開口に線香の下端を挿入することで、各線香が支持される。これらの線香の支持において、中央孔83に挿入された線香はほぼ垂直に支持されるが、挿入孔84、85に挿入された線香はそれぞれ角度θ5だけ外側に広がって支持され、扇のように広がった形に配列される。
図11は、本考案の第6の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図6における線香立て30を変形させたもので、線香立て90の下半分は円筒形であるが上半分はやや半球形をした頭部91となっていて、全体がキノコのような形となっている。このため、上半分と下半分の境界では胴部分から外側に拡大した92が形成されたことになる。そして、頭部91の上面から線香立て90の底面に向けて2本の挿入孔93、94が貫通開口してある。両挿入孔93、94の軸線は平行には配置されておらず、両者の軸線はθ7の角度で外側に広がるように設定してある。
この構成の線香立て90では、各挿入孔93、94の上部開口に線香の下端を挿入することで、両線香が支持される。この線香の支持において、2つの線香は左右にθ7の角度で傾斜し、左右に広がった形で配列される。
本考案の一実施形態であり、3本の線香を支持した状態の香炉を示す斜視図である。 本考案の一実施形態であり、香炉を構成する部材と線香を上下に引き離した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態であり、3本の線香を支持した状態の香炉を示す縦断面図である。 本考案の一実施形態であり、香炉を構成する部材を上下に離した状態の縦断面図である。 本考案の一実施形態であり、香炉を構成する線香立てを灰受体から取り外す作業示す縦断面図である。 本考案の一実施形態であり、(a)は線香立ての外観を示す斜視図であり、(b)はその縦断面図である。 本考案の線香立ての第2の実施形態を示し、(a)はその外観を示す斜視図であり、(b)はその縦断面図である。 本考案の線香立ての第3の実施形態を示し、(a)はその外観を示す斜視図であり、(b)はその縦断面図である。 本考案の線香立ての第4の実施形態を示し、(a)はその外観を示す斜視図であり、(b)はその縦断面図である。 本考案の線香立ての第5の実施形態を示し、(a)はその外観を示す斜視図であり、(b)はその縦断面図である。 本考案の線香立ての第6の実施形態を示し、(a)はその外観を示す斜視図であり、(b)はその縦断面図である。 従来に提案されていた線香立てによる、線香の支持状態を示す縦断面図である。
10 香炉
20 灰受体
21 座板
22 脚部
23 皿部
24 受け凹部
25 内周面
30 線香立て
31 挿入孔
32 挿入孔
33 挿入孔
34 中央孔
35 つば部
36 段差部
41 線香
42 線香
43 線香
50 線香立て
51 つば部
52 中央孔
53 挿入孔
54 挿入孔
55 段差部
60 線香立て
61 つば部
62 挿入孔
63 挿入孔
64 段差部
70 線香立て
71 頭部
72 段差部
73 挿入孔
74 挿入孔
75 挿入孔
80 線香立て
81 頭部
82 段差部
83 中央孔
84 挿入孔
85 挿入孔
90 線香立て
91 頭部
92 段差部
93 挿入孔
94 挿入孔

Claims (6)

  1. 上方が大きく開口して、線香の燃え尽きた灰を受け止める灰受体と、灰受体のほぼ中央に組み合わされて、複数の棒状をした線香を支持する線香立てとから成る香炉であって、
    灰受体の内部には線香立ての底部を嵌め込むための受け凹部を形成し、線香立ての上面から底面に向けて線香を挿入するための複数の挿入孔を貫通開口し、挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させて配置したことを特徴とする香炉。
  2. 前記線香立ての全体は円筒形の形状であり、その上部周囲は外周に向かって拡大したつば部となっており、つば部の周囲下面に段差部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の香炉。
  3. 前記線香立ての下半分は円筒形で、その上部は半球形の頭部となっていてきのこ状をしていて、頭部の下部には段差部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の香炉。
  4. 前記線香立てには3つの挿入孔を貫通開口してあり、3つの挿入孔は上面から見て三角形となるように配置し、各挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至3の香炉。
  5. 前記線香立てには3つの挿入孔を貫通開口してあり、3つの挿入孔は上面から見て直線状となるように配置し、左右にある2つの挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至3の香炉。
  6. 前記線香立てには2つの挿入孔を貫通開口してあり、2つの挿入孔は上面から見て直線状であり、かつ、中央から左右に遍位して配置してあり、2つの挿入孔の軸線は外側に向けて少し傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至3の香炉。
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