JP3179417B2 - 強磁性物体通過センサ - Google Patents
強磁性物体通過センサInfo
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- JP3179417B2 JP3179417B2 JP29262798A JP29262798A JP3179417B2 JP 3179417 B2 JP3179417 B2 JP 3179417B2 JP 29262798 A JP29262798 A JP 29262798A JP 29262798 A JP29262798 A JP 29262798A JP 3179417 B2 JP3179417 B2 JP 3179417B2
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、強磁性物体の通過
センサに関し、特に、感磁素子として素子面に対して水
平方向の磁界を検出する検出素子を用いた強磁性物体通
過センサに関する。
センサに関し、特に、感磁素子として素子面に対して水
平方向の磁界を検出する検出素子を用いた強磁性物体通
過センサに関する。
【０００２】
【従来の技術】特開平１０−２３３１４６号公報には、
永久磁石と感磁素子とにより強磁性物体の通過を検出す
る強磁性物体通過センサが開示されている。 この強磁
性物体通過センサは、永久磁石と感磁素子とにより強磁
性物体の通過を検出する強磁性物体通過センサであっ
て、この感磁素子には、素子面（感磁材料が設けられて
いる面）に対して水平（平行）方向の磁界を検出する素
子が用いられ、永久磁石とその近傍を通過する強磁性物
体に生じる磁極方向に略一致する方向の磁界分布を検出
するように前記永久磁石及び強磁性物体の通過部を配置
したものである。
永久磁石と感磁素子とにより強磁性物体の通過を検出す
る強磁性物体通過センサが開示されている。 この強磁
性物体通過センサは、永久磁石と感磁素子とにより強磁
性物体の通過を検出する強磁性物体通過センサであっ
て、この感磁素子には、素子面（感磁材料が設けられて
いる面）に対して水平（平行）方向の磁界を検出する素
子が用いられ、永久磁石とその近傍を通過する強磁性物
体に生じる磁極方向に略一致する方向の磁界分布を検出
するように前記永久磁石及び強磁性物体の通過部を配置
したものである。
【０００３】永久磁石、面強磁性物体及び感磁素子の配
置関係は、好ましくは、強磁性物体の中心点に対して永
久磁石面の中心と感磁素子の中心と感磁素子の中心との
成す角及び感磁素子の中心と強磁性球体の中心を通る直
線と感磁素子の素子面との成す角がｎＸ９０°＋ α
（ｎ＝１，２，３，４、４２°≦α≦８０°）であるよ
うにされている。
置関係は、好ましくは、強磁性物体の中心点に対して永
久磁石面の中心と感磁素子の中心と感磁素子の中心との
成す角及び感磁素子の中心と強磁性球体の中心を通る直
線と感磁素子の素子面との成す角がｎＸ９０°＋ α
（ｎ＝１，２，３，４、４２°≦α≦８０°）であるよ
うにされている。
【０００４】より具体的には、表面磁束密度１０００ガ
ウスから２０００ガウスの着磁強度を有する永久磁石と
素子面に対して水平磁界を検出可能な感磁素子と強磁性
物体が通過可能なスルーホールを有するホルダ部とから
構成されている。このように構成された強磁性物体通過
センサでは、感磁素子は、永久磁石と磁極が生じた強磁
性球体の磁極方向（水平方向）に生じる磁力線に基づく
磁界成分の強弱を検出する。即ち、当該磁界成分は強磁
性球体に磁極ができ、かつ永久磁石が近傍にある場合に
強度が強まる磁界成分である。
ウスから２０００ガウスの着磁強度を有する永久磁石と
素子面に対して水平磁界を検出可能な感磁素子と強磁性
物体が通過可能なスルーホールを有するホルダ部とから
構成されている。このように構成された強磁性物体通過
センサでは、感磁素子は、永久磁石と磁極が生じた強磁
性球体の磁極方向（水平方向）に生じる磁力線に基づく
磁界成分の強弱を検出する。即ち、当該磁界成分は強磁
性球体に磁極ができ、かつ永久磁石が近傍にある場合に
強度が強まる磁界成分である。
【０００５】図１に、上記の特開平１０−２３３１４６
号公報に記載されている、従来型の強磁性物体通過セン
サを回路と見立てて等価的に回路として表した等価回路
を示す。図１に示されるように、従来の強磁性物体通過
センサは、等価回路的に表現すると、磁気抵抗体１〜４
からなるブリッジに電源端子７・９（符号７は電源電圧
端子、符号９は接地端子）が接続されており、ブリッジ
の中点の出力はヒステリシス特性を与えるための帰還抵
抗６を有するコンパレータ５に接続され、端子８からパ
ルス電圧が出力される様に構成されている。このような
構成をとることにより、強磁性物体の通過によって出力
電圧が”０”（Ｈｉｇｈ）から、”１”（Ｌｏｗ）にな
るように、感磁スイッチが設けられている。
号公報に記載されている、従来型の強磁性物体通過セン
サを回路と見立てて等価的に回路として表した等価回路
を示す。図１に示されるように、従来の強磁性物体通過
センサは、等価回路的に表現すると、磁気抵抗体１〜４
からなるブリッジに電源端子７・９（符号７は電源電圧
端子、符号９は接地端子）が接続されており、ブリッジ
の中点の出力はヒステリシス特性を与えるための帰還抵
抗６を有するコンパレータ５に接続され、端子８からパ
ルス電圧が出力される様に構成されている。このような
構成をとることにより、強磁性物体の通過によって出力
電圧が”０”（Ｈｉｇｈ）から、”１”（Ｌｏｗ）にな
るように、感磁スイッチが設けられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の強磁性物体通過センサでは、強磁性物体が
永久磁石近傍を通過する際の周辺磁界分布の変化を検知
し、磁気−電気変換することにより、物体の通過検出を
行うものであるため、例えば、別の永久磁石をこのセン
サに近づけることにより起きた磁界変化を、誤って強磁
性物体の通過と判断してしまうという問題点が生じてい
た。
ような従来の強磁性物体通過センサでは、強磁性物体が
永久磁石近傍を通過する際の周辺磁界分布の変化を検知
し、磁気−電気変換することにより、物体の通過検出を
行うものであるため、例えば、別の永久磁石をこのセン
サに近づけることにより起きた磁界変化を、誤って強磁
性物体の通過と判断してしまうという問題点が生じてい
た。
【０００７】すなわち、従来の強磁性物体通過センサで
は、外部からの磁界変化による誤作動を防止することが
できず、外部磁場に反応しない強磁性物体通過センサの
要望が強くなっていた。
は、外部からの磁界変化による誤作動を防止することが
できず、外部磁場に反応しない強磁性物体通過センサの
要望が強くなっていた。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するために、請求項１に係る強磁性物体通過センサ
は、強磁性物体通過孔の周辺部に、永久磁石と、前記強
磁性物体通過孔を通過する強磁性物体に生じる磁極方向
に略一致する方向の磁界分布を検出するように素子面に
対して水平方向に磁界を検出可能な強磁性物体通過検知
用感磁素子とを設けてなる強磁性物体通過センサにおい
て、前記強磁性物体通過検知用感磁素子の裏側に、前記
強磁性物体の通過によって生じる磁界変化のセンシング
に先駆けて前記強磁性物体の通過によって生じる磁界変
化以外の外部磁界の変化を検知するセンシング停止用感
磁素子を設けてなることを特徴とする。
決するために、請求項１に係る強磁性物体通過センサ
は、強磁性物体通過孔の周辺部に、永久磁石と、前記強
磁性物体通過孔を通過する強磁性物体に生じる磁極方向
に略一致する方向の磁界分布を検出するように素子面に
対して水平方向に磁界を検出可能な強磁性物体通過検知
用感磁素子とを設けてなる強磁性物体通過センサにおい
て、前記強磁性物体通過検知用感磁素子の裏側に、前記
強磁性物体の通過によって生じる磁界変化のセンシング
に先駆けて前記強磁性物体の通過によって生じる磁界変
化以外の外部磁界の変化を検知するセンシング停止用感
磁素子を設けてなることを特徴とする。
【０００９】請求項２に係る強磁性物体通過センサは、
強磁性物体通過孔の周辺部に、永久磁石と、前記強磁性
物体通過孔を通過する強磁性物体に生じる磁極方向に略
一致する方向の磁界分布を検出するように素子面に対し
て水平方向に磁界を検出可能な強磁性物体通過検知用感
磁素子とを設けてなる強磁性物体通過センサにおいて、
前記強磁性物体通過孔の周辺部かつ外部磁界に対して前
記強磁性物体通過検知用感磁素子より近い位置に、前記
強磁性物体の通過によって生じる磁界変化のセンシング
に先駆けて前記強磁性物体の通過によって生じる磁界変
化以外の外部磁界の変化を検知するセンシング停止用感
磁素子を設けてなることを特徴とする。
強磁性物体通過孔の周辺部に、永久磁石と、前記強磁性
物体通過孔を通過する強磁性物体に生じる磁極方向に略
一致する方向の磁界分布を検出するように素子面に対し
て水平方向に磁界を検出可能な強磁性物体通過検知用感
磁素子とを設けてなる強磁性物体通過センサにおいて、
前記強磁性物体通過孔の周辺部かつ外部磁界に対して前
記強磁性物体通過検知用感磁素子より近い位置に、前記
強磁性物体の通過によって生じる磁界変化のセンシング
に先駆けて前記強磁性物体の通過によって生じる磁界変
化以外の外部磁界の変化を検知するセンシング停止用感
磁素子を設けてなることを特徴とする。
【００１０】すなわち、本発明の特徴は、特開平１０−
２３３１４６号公報記載の永久磁石と感磁素子とにより
強磁性物体の通過を検出する強磁性物体通過センサに、
強磁性物体の通過によって生じる磁界変化以外の外部磁
界の変化を検知するセンシング停止用感磁素子を配設す
ることにより、外部磁界に誤動作することなく、純粋に
強磁性物体通過孔を通過した強磁性物体の通過を検出で
きるものである。
２３３１４６号公報記載の永久磁石と感磁素子とにより
強磁性物体の通過を検出する強磁性物体通過センサに、
強磁性物体の通過によって生じる磁界変化以外の外部磁
界の変化を検知するセンシング停止用感磁素子を配設す
ることにより、外部磁界に誤動作することなく、純粋に
強磁性物体通過孔を通過した強磁性物体の通過を検出で
きるものである。
【００１１】強磁性物体通過センサは、通常、強磁性物
体が永久磁石近傍を通過する際の周辺磁界分布の変化を
検知し、磁気−電気変換することにより、物体の通過検
出をおこなうものである為、例えば、別の永久磁石を近
づけることにより起きた磁界変化を、誤って強磁性物体
の通過と判断してしまう可能性がある。本発明は、強磁
性物体の通過によって生じる磁界変化以外の外部磁界の
変化を検知するセンシング停止用感磁素子を用い外部磁
界を事前に検知し、センサに保護回路を持たせたもので
ある。
体が永久磁石近傍を通過する際の周辺磁界分布の変化を
検知し、磁気−電気変換することにより、物体の通過検
出をおこなうものである為、例えば、別の永久磁石を近
づけることにより起きた磁界変化を、誤って強磁性物体
の通過と判断してしまう可能性がある。本発明は、強磁
性物体の通過によって生じる磁界変化以外の外部磁界の
変化を検知するセンシング停止用感磁素子を用い外部磁
界を事前に検知し、センサに保護回路を持たせたもので
ある。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第１の実施の形態
について図２及び図３を参照して説明する。第２図は、
本発明の第１の実施の形態として示した強磁性物体通過
センサの構成図である。本センサは、永久磁石１１と強
磁性物体通過検知用感磁素子を搭載する基板１３、外部
磁界を検出するリードスイッチ１４を具備して構成され
る。
について図２及び図３を参照して説明する。第２図は、
本発明の第１の実施の形態として示した強磁性物体通過
センサの構成図である。本センサは、永久磁石１１と強
磁性物体通過検知用感磁素子を搭載する基板１３、外部
磁界を検出するリードスイッチ１４を具備して構成され
る。
【００１３】永久磁石１１、強磁性物体通過孔１６及び
強磁性物体通過検知用感磁素子（磁気抵抗素子）１２の
配置は、特開平１０−２３３１４６号公報に記載されて
いる強磁性物体通過センサの記載と同様、強磁性物体通
過孔１６の中心点に対して永久磁石１１面の中心と強磁
性物体通過検知用感磁素子１２の中心との成す角、及び
強磁性物体通過検知用感磁素子１２の中心と強磁性物体
通過孔１６の中心を通る直線と強磁性物体通過検知用感
磁素子１２の素子面との成す角が、ｎ×９０゜＋α
（１，２，３，４，４２゜≦α≦８０゜）となってい
る。
強磁性物体通過検知用感磁素子（磁気抵抗素子）１２の
配置は、特開平１０−２３３１４６号公報に記載されて
いる強磁性物体通過センサの記載と同様、強磁性物体通
過孔１６の中心点に対して永久磁石１１面の中心と強磁
性物体通過検知用感磁素子１２の中心との成す角、及び
強磁性物体通過検知用感磁素子１２の中心と強磁性物体
通過孔１６の中心を通る直線と強磁性物体通過検知用感
磁素子１２の素子面との成す角が、ｎ×９０゜＋α
（１，２，３，４，４２゜≦α≦８０゜）となってい
る。
【００１４】保護機構として機能する、すなわち、外部
磁界検出用リードスイッチ（センシング停止用感磁素
子）１４の設けられている位置は、その感度によっても
異なるが、強磁性物体通過検知用感磁素子１２よりリー
ドスイッチ１４の感度が良い場合は、強磁性物体通過孔
１６からの距離が、強磁性物体通過検知用感磁素子１２
より離れた位置に配置すれば良い。
磁界検出用リードスイッチ（センシング停止用感磁素
子）１４の設けられている位置は、その感度によっても
異なるが、強磁性物体通過検知用感磁素子１２よりリー
ドスイッチ１４の感度が良い場合は、強磁性物体通過孔
１６からの距離が、強磁性物体通過検知用感磁素子１２
より離れた位置に配置すれば良い。
【００１５】図２では、強磁性物体通過検知用感磁素子
１２の裏側にリードスイッチ１４を配置した。これによ
り、球体通過時のみ強磁性物体通過検知用感磁素子１２
が検知し、外部方向（図２の矢印Ａの方向）からの磁界
に対しては、強磁性物体通過検知用感磁素子１２より感
度の良いリードスイッチ１４が先に磁場を検知すること
になり、強磁性物体通過検知用感磁素子１２の誤動作を
防止することができる。
１２の裏側にリードスイッチ１４を配置した。これによ
り、球体通過時のみ強磁性物体通過検知用感磁素子１２
が検知し、外部方向（図２の矢印Ａの方向）からの磁界
に対しては、強磁性物体通過検知用感磁素子１２より感
度の良いリードスイッチ１４が先に磁場を検知すること
になり、強磁性物体通過検知用感磁素子１２の誤動作を
防止することができる。
【００１６】図３に示した回路図は、図２に示されてい
る強磁性物体通過センサを、等価回路的に示したもの
で、従来の強磁性物体通過センサに対応する等価回路図
（図１）に対応する図である。この等価回路図によって
示された強磁性物体通過センサは、従来の強磁性物体通
過センサにリードスイッチ３０を付加したものである。
外部磁界を検知することにより、リードスイッチ３０が
ＯＮ状態となり、Ｖｃｃ（電源電圧）２７−Ｇｎｄ（接
地）２９間をショートする。これにより、強磁性物体通
過センサの機能を一時的に遮断することができる。
る強磁性物体通過センサを、等価回路的に示したもの
で、従来の強磁性物体通過センサに対応する等価回路図
（図１）に対応する図である。この等価回路図によって
示された強磁性物体通過センサは、従来の強磁性物体通
過センサにリードスイッチ３０を付加したものである。
外部磁界を検知することにより、リードスイッチ３０が
ＯＮ状態となり、Ｖｃｃ（電源電圧）２７−Ｇｎｄ（接
地）２９間をショートする。これにより、強磁性物体通
過センサの機能を一時的に遮断することができる。
【００１７】一方、強磁性物体が通過孔を通過する場合
には、従来の強磁性物体通過センサと同様に、従来の強
磁性物体通過センサと同様の機能を果たす。
には、従来の強磁性物体通過センサと同様に、従来の強
磁性物体通過センサと同様の機能を果たす。
【００１８】次に本発明の第２の実施の形態について図
４を参照して説明する。図４の強磁性物体通過センサの
構成図においては、第一の実施の形態で示した強磁性物
体通過センサと同様に、永久磁石３１と強磁性物体通過
検知用感磁素子３２を搭載する基板と、外部磁界を検出
するリードスイッチ（保護機構）３４を具備して構成さ
れている。
４を参照して説明する。図４の強磁性物体通過センサの
構成図においては、第一の実施の形態で示した強磁性物
体通過センサと同様に、永久磁石３１と強磁性物体通過
検知用感磁素子３２を搭載する基板と、外部磁界を検出
するリードスイッチ（保護機構）３４を具備して構成さ
れている。
【００１９】永久磁石３１、強磁性物体通過孔３６及び
磁気抵抗素子（強磁性物体通過検知用感磁素子）３２の
配置は、第一の実施の形態において示した強磁性物体通
過センサと同様であるが、この第２の実施の形態として
示した強磁性物体通過センサでは、保護機構である外部
磁界検出用リードスイッチ（センシング停止用感磁素
子）３４を設けた位置が異なっている。
磁気抵抗素子（強磁性物体通過検知用感磁素子）３２の
配置は、第一の実施の形態において示した強磁性物体通
過センサと同様であるが、この第２の実施の形態として
示した強磁性物体通過センサでは、保護機構である外部
磁界検出用リードスイッチ（センシング停止用感磁素
子）３４を設けた位置が異なっている。
【００２０】すなわち、第一の実施の形態で説明した強
磁性物体通過センサでは、強磁性物体通過検知用感磁素
子よりリードスイッチの感度が良い場合を想定してその
構成を特定していたが、この第２の実施の形態において
示した強磁性物体通過センサでは、逆に強磁性物体通過
検知用感磁素子３２よりもリードスイッチ３４の感度の
方が悪い場合でも、有効な配置を示したものである。
磁性物体通過センサでは、強磁性物体通過検知用感磁素
子よりリードスイッチの感度が良い場合を想定してその
構成を特定していたが、この第２の実施の形態において
示した強磁性物体通過センサでは、逆に強磁性物体通過
検知用感磁素子３２よりもリードスイッチ３４の感度の
方が悪い場合でも、有効な配置を示したものである。
【００２１】本実施の形態において示した強磁性物体通
過センサでも、第一の実施の形態において示した強磁性
物体通過センサと同様に、強磁性物体通過孔３６から外
部磁界検出用リードスイッチ３４までの距離は強磁性物
体通過検知用感磁素子３２からの距離よりも離れた位置
となっているが、図４の矢印Ａ方向からの外部磁界に対
しては、外部磁界検出用リードスイッチ３４の方が強磁
性物体通過検知用感磁素子３２よりも近い位置に設けら
れている。この場合、リードスイッチをホールＩＣ等に
変えても有効である。
過センサでも、第一の実施の形態において示した強磁性
物体通過センサと同様に、強磁性物体通過孔３６から外
部磁界検出用リードスイッチ３４までの距離は強磁性物
体通過検知用感磁素子３２からの距離よりも離れた位置
となっているが、図４の矢印Ａ方向からの外部磁界に対
しては、外部磁界検出用リードスイッチ３４の方が強磁
性物体通過検知用感磁素子３２よりも近い位置に設けら
れている。この場合、リードスイッチをホールＩＣ等に
変えても有効である。
【００２２】尚、上記実施の形態において説明した強磁
性物体通過センサにおいては、保護機構としてリードス
イッチを例として説明したが、要するに、外部磁場を検
知して強磁性物体通過センサの機能を一時的に遮断する
ような機能を有している手段であれば良く、従って、保
護機構を構成する素子としては、リードスイッチに限定
されるものではなく、ホールＩＣやその他の感磁素子を
用いても良いことは言うまでもない。
性物体通過センサにおいては、保護機構としてリードス
イッチを例として説明したが、要するに、外部磁場を検
知して強磁性物体通過センサの機能を一時的に遮断する
ような機能を有している手段であれば良く、従って、保
護機構を構成する素子としては、リードスイッチに限定
されるものではなく、ホールＩＣやその他の感磁素子を
用いても良いことは言うまでもない。
【００２３】また、強磁性物体通過孔の中心点に対して
永久磁石面の中心と強磁性物体通過検知用感磁素子の中
心との成す角、及び強磁性物体通過検知用感磁素子の中
心と強磁性物体通過孔の中心を通る直線と強磁性物体通
過検知用感磁素子の素子面との成す角についても、上
記、ｎ×９０゜＋α （１，２，３，４，４２゜≦α≦
８０゜）に限定されるものではない。
永久磁石面の中心と強磁性物体通過検知用感磁素子の中
心との成す角、及び強磁性物体通過検知用感磁素子の中
心と強磁性物体通過孔の中心を通る直線と強磁性物体通
過検知用感磁素子の素子面との成す角についても、上
記、ｎ×９０゜＋α （１，２，３，４，４２゜≦α≦
８０゜）に限定されるものではない。
【００２４】
【発明の効果】以上において説明したように、本発明の
強磁性物体通過センサは、外部磁場を検知して強磁性物
体通過センサの機能を一時的に遮断するセンシング停止
用感磁素子を設けているため、従来の保護機構を有して
いない強磁性物体センサと比較して、センサとしての信
頼性を大幅に向上させることができるという優れた効果
を発揮する。
強磁性物体通過センサは、外部磁場を検知して強磁性物
体通過センサの機能を一時的に遮断するセンシング停止
用感磁素子を設けているため、従来の保護機構を有して
いない強磁性物体センサと比較して、センサとしての信
頼性を大幅に向上させることができるという優れた効果
を発揮する。
【図１】 従来の強磁性物体通過センサの等価回路を示
す回路図である。
す回路図である。
【図２】 本発明の第１の実施の形態の強磁性物体通過
センサを示す図である。
センサを示す図である。
【図３】 本発明の第１の実施の形態の強磁性物体通過
センサの等価回路を示す回路図である。
センサの等価回路を示す回路図である。
【図４】 本発明の第２の実施の形態の強磁性物体通過
センサを示す図である。
センサを示す図である。
１，２，３，４ 磁気抵抗体 ５ コンパレータ ６ 帰還抵抗 ７ 電源端子 ８ 出力端子 ９ 接地端子 １１ 永久磁石 １２ （強磁性物体通過検知用）感磁素子 １３ 基板 １４ リードスイッチ（センシング停止用感磁素子） １５ コネクタ １６ 強磁性物体通過孔 ２１，２２，２３，２４ 磁気抵抗体 ２５ コンパレータ ２６ 帰還抵抗 ２７ 電源端子 ２８ 出力端子 ２９ 接地端子 ３０ リードスイッチ（センシング停止用感磁素子） ３１ 永久磁石 ３２ （強磁性物体通過検知用）感磁素子 ３３ 基板 ３４ リードスイッチ（センシング停止用感磁素子） ３５ コネクタ ３６ 強磁性物体通過孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−233146（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−306313（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−290044（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−86701（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01V 3/08 G01D 5/14 G01R 33/02 H01H 36/00 302 H01L 43/08
Claims (2)
- 【請求項１】 強磁性物体通過孔の周辺部に、永久磁石
と、前記強磁性物体通過孔を通過する強磁性物体に生じ
る磁極方向に略一致する方向の磁界分布を検出するよう
に素子面に対して水平方向に磁界を検出可能な強磁性物
体通過検知用感磁素子とを設けてなる強磁性物体通過セ
ンサにおいて、 前記強磁性物体通過検知用感磁素子の裏側に、前記強磁
性物体の通過によって生じる磁界変化のセンシングに先
駆けて前記強磁性物体の通過によって生じる磁界変化以
外の外部磁界の変化を検知するセンシング停止用感磁素
子を設けてなる ことを特徴とする強磁性物体通過セン
サ。 - 【請求項２】 強磁性物体通過孔の周辺部に、永久磁石
と、前記強磁性物体通過孔を通過する強磁性物体に生じ
る磁極方向に略一致する方向の磁界分布を検出するよう
に素子面に対して水平方向に磁界を検出可能な強磁性物
体通過検知用感磁素子とを設けてなる強磁性物体通過セ
ンサにおいて、 前記強磁性物体通過孔の周辺部かつ外部磁界に対して前
記強磁性物体通過検知用感磁素子より近い位置に、前記
強磁性物体の通過によって生じる磁界変化のセンシング
に先駆けて前記強磁性物体の通過によって生じる磁界変
化以外の外部磁界の変化を検知するセンシング停止用感
磁素子を設けてなることを特徴とする強磁性物体通過セ
ンサ。
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| JP29262798A JP3179417B2 (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 強磁性物体通過センサ |
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1998
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