JP3179312B2 - 荷役車両のマスト装置 - Google Patents
荷役車両のマスト装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転席からの視界を向
上しうる荷役車両のマスト装置に関する。
上しうる荷役車両のマスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、いわゆるオー
プンマスト構造の荷役車両においては、昇降マストa、
リフトブラケットbなどを持ち上げるリフトシリンダ
c、cを左右のマスト部材の後方に配置することによ
り、該左右のマスト部材の間に空間を形成し、荷物を取
り扱うフォークdなどの荷役具の視認性を向上して荷役
作業性、運転操作性などを高めている。
プンマスト構造の荷役車両においては、昇降マストa、
リフトブラケットbなどを持ち上げるリフトシリンダ
c、cを左右のマスト部材の後方に配置することによ
り、該左右のマスト部材の間に空間を形成し、荷物を取
り扱うフォークdなどの荷役具の視認性を向上して荷役
作業性、運転操作性などを高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記リフト
ブラケットbの左右両端には、他端が静着されたチェー
ンeの一端側が連結されるとともに、このチェーンe
は、リフトシリンダc、cのピストンロッドf、f上端
を継ぐ連結板gに軸支された鎖車iにより押し上げられ
ることにより、前記リフトブラケットbを昇降させる。
ブラケットbの左右両端には、他端が静着されたチェー
ンeの一端側が連結されるとともに、このチェーンe
は、リフトシリンダc、cのピストンロッドf、f上端
を継ぐ連結板gに軸支された鎖車iにより押し上げられ
ることにより、前記リフトブラケットbを昇降させる。
【0004】しかしながら、このようなオープンマスト
構造においては、リフトシリンダc、cの振り分け配置
による視界の向上はある程度図りうるものの、前記鎖車
iに前後に巻き掛けられて垂下するチェーンeが、運転
席に前向きに着座した運転者の視界に存在し、しかもこ
のチェーンeを軸支する鎖車iの回転面jが車体の中心
線に沿う垂直面とほぼ平行に配されている結果、運転席
に前向きに着座して鎖車を見る運転者の視線と一致せ
ず、前記鎖車iから前後に垂下するチェーンe1、e2
がともに運転者の視野に存在し視界を妨げていた。
構造においては、リフトシリンダc、cの振り分け配置
による視界の向上はある程度図りうるものの、前記鎖車
iに前後に巻き掛けられて垂下するチェーンeが、運転
席に前向きに着座した運転者の視界に存在し、しかもこ
のチェーンeを軸支する鎖車iの回転面jが車体の中心
線に沿う垂直面とほぼ平行に配されている結果、運転席
に前向きに着座して鎖車を見る運転者の視線と一致せ
ず、前記鎖車iから前後に垂下するチェーンe1、e2
がともに運転者の視野に存在し視界を妨げていた。
【0005】特に、前記鎖車に巻回されて垂下する前後
のチエーンe1、e2は、フォークdの上下動操作時に
は、常時動いているため、運転者の気を惹きやすく、作
業中の注意力を低下させるなどの問題もある。
のチエーンe1、e2は、フォークdの上下動操作時に
は、常時動いているため、運転者の気を惹きやすく、作
業中の注意力を低下させるなどの問題もある。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑み案出された
もので、とりわけ、リフトブラケットを持ち上げるため
のチェーンによる視界の妨げを、このチェーンを巻掛け
する鎖車の回転面を運転者の視線を一致するように傾け
て配することを基本として前記チェーンによる視野の妨
げを排し、前記問題点を解決しうる荷役車両のマスト装
置を提供することを目的としている。
もので、とりわけ、リフトブラケットを持ち上げるため
のチェーンによる視界の妨げを、このチェーンを巻掛け
する鎖車の回転面を運転者の視線を一致するように傾け
て配することを基本として前記チェーンによる視野の妨
げを排し、前記問題点を解決しうる荷役車両のマスト装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体前部両側
に固定された左右一対の固定マストと、この固定マスト
に沿って上下動自在な左右一対の昇降マストとからなる
マスト体の前記昇降マストに沿って上下動できかつフォ
ークなどの荷役具を装着しうるリフトブラケットを配
し、かつ前記マスト体の後方に、ピストンロッドの上昇
により前記昇降マストを持ち上げる左右のリフトシリン
ダを配置し、しかも、一端が前記リフトブラケットに連
結されかつ他端が移動不能に固定されたチェーンを巻回
しピストンロッドの上昇とともにリフトブラケットを前
記昇降マストの2倍の速度で上下動させる鎖車を設けた
荷役車両において、前記鎖車は、左右のリフトシリンダ
のピストンロッド上端を継ぐ連結板の両端部に、この連
結板から下方に向けて垂下するブラケットの車体幅方向
外側に枢支されるとともに、各鎖車の回転面を荷役車両
の運転席に着座する運転者の視線と一致させて前拡がり
の角度αで傾けて配し、しかもマストを上空から見たと
きに、前記ブラケットをも運転者の視線と一致させて傾
けて配したことを特徴とする荷役車両のマスト装置であ
る。
に固定された左右一対の固定マストと、この固定マスト
に沿って上下動自在な左右一対の昇降マストとからなる
マスト体の前記昇降マストに沿って上下動できかつフォ
ークなどの荷役具を装着しうるリフトブラケットを配
し、かつ前記マスト体の後方に、ピストンロッドの上昇
により前記昇降マストを持ち上げる左右のリフトシリン
ダを配置し、しかも、一端が前記リフトブラケットに連
結されかつ他端が移動不能に固定されたチェーンを巻回
しピストンロッドの上昇とともにリフトブラケットを前
記昇降マストの2倍の速度で上下動させる鎖車を設けた
荷役車両において、前記鎖車は、左右のリフトシリンダ
のピストンロッド上端を継ぐ連結板の両端部に、この連
結板から下方に向けて垂下するブラケットの車体幅方向
外側に枢支されるとともに、各鎖車の回転面を荷役車両
の運転席に着座する運転者の視線と一致させて前拡がり
の角度αで傾けて配し、しかもマストを上空から見たと
きに、前記ブラケットをも運転者の視線と一致させて傾
けて配したことを特徴とする荷役車両のマスト装置であ
る。
【0008】なお前記角度αは、3°〜25°の範囲と
すること、又前記連結板には、一端が前記リフトブラケ
ット側の油圧アクチュエータに接続されかつ他端側が車
体側の油圧供給源に連通する油圧ホースを巻き掛けしう
るホースプーリを回転自在、かつ前記鎖車とほぼ平行に
傾けることが好ましい。
すること、又前記連結板には、一端が前記リフトブラケ
ット側の油圧アクチュエータに接続されかつ他端側が車
体側の油圧供給源に連通する油圧ホースを巻き掛けしう
るホースプーリを回転自在、かつ前記鎖車とほぼ平行に
傾けることが好ましい。
【0009】特に、前記荷役車両が、車体の中心線から
偏位した位置に運転席を有するカウンターバランス型フ
ォークリフトである場合には、その偏位量に応じて左右
の鎖車の傾き角度を違えるのが良い。
偏位した位置に運転席を有するカウンターバランス型フ
ォークリフトである場合には、その偏位量に応じて左右
の鎖車の傾き角度を違えるのが良い。
【0010】
【作用】各鎖車の回転面を荷役車両の運転席に着座する
運転者の視線と一致させて前拡がりの角度αで傾けて配
したことにより、運転席に前向きに着座する運転者には
鎖車の前後に巻回されて垂下するチェーンが、相互に重
なり合って見える結果、従来に比してチェーンが運転者
の視界を妨げる領域を大幅に減じ、より一層前方視界を
拡げ荷役作業性を向上しうるとともに、注意力の低下な
どを防止しうる。
運転者の視線と一致させて前拡がりの角度αで傾けて配
したことにより、運転席に前向きに着座する運転者には
鎖車の前後に巻回されて垂下するチェーンが、相互に重
なり合って見える結果、従来に比してチェーンが運転者
の視界を妨げる領域を大幅に減じ、より一層前方視界を
拡げ荷役作業性を向上しうるとともに、注意力の低下な
どを防止しうる。
【0011】又油圧ホースなどを支持するホースプーリ
を有する荷役車両においては、このホースプーリを前記
鎖車と同様に傾けて配することにより、運転席に着座す
る運転者には、チェーンと同様に油圧ホースが相互に重
なり合って映る結果、前方視界を向上するのに役立つ。
を有する荷役車両においては、このホースプーリを前記
鎖車と同様に傾けて配することにより、運転席に着座す
る運転者には、チェーンと同様に油圧ホースが相互に重
なり合って映る結果、前方視界を向上するのに役立つ。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。本発明は、図1〜3に示すように、車体前部両側に
固定された左右一対の固定マスト2と、この固定マスト
2に沿って上下動自在な左右一対の昇降マスト3とから
なるマスト体4の前記昇降マスト3に沿って上下動でき
かつフォークなどの荷役具5を装着しうるリフトブラケ
ット6を配し、かつ前記マスト体4の後方に、ピストン
ロッド7aの上昇により前記昇降マスト3を持ち上げる
左右のリフトシリンダ7を配置したカウンターバランス
型フォークリフトFを例示している。
る。本発明は、図1〜3に示すように、車体前部両側に
固定された左右一対の固定マスト2と、この固定マスト
2に沿って上下動自在な左右一対の昇降マスト3とから
なるマスト体4の前記昇降マスト3に沿って上下動でき
かつフォークなどの荷役具5を装着しうるリフトブラケ
ット6を配し、かつ前記マスト体4の後方に、ピストン
ロッド7aの上昇により前記昇降マスト3を持ち上げる
左右のリフトシリンダ7を配置したカウンターバランス
型フォークリフトFを例示している。
【0013】前記左右の固定マスト2、昇降マスト3
は、ともに上端部を継ぎ材11、12により連結される
とともに、昇降マスト3を継ぐ継ぎ材12には、下方に
向けてのびる案内軸13を左右に固着している。
は、ともに上端部を継ぎ材11、12により連結される
とともに、昇降マスト3を継ぐ継ぎ材12には、下方に
向けてのびる案内軸13を左右に固着している。
【0014】又前記カウンターバランス型フォークリフ
トFは、一端が前記リフトブラケット6に連結されかつ
他端が移動不能にアンカ部材14に固定されたチェーン
Cを巻回し前記ピストンロッド7aの上昇とともにリフ
トブラケット6を前記昇降マスト3の2倍の速度で上下
動させる鎖車9を設けている。
トFは、一端が前記リフトブラケット6に連結されかつ
他端が移動不能にアンカ部材14に固定されたチェーン
Cを巻回し前記ピストンロッド7aの上昇とともにリフ
トブラケット6を前記昇降マスト3の2倍の速度で上下
動させる鎖車9を設けている。
【0015】前記鎖車9は、本例では左右のリフトシリ
ンダ7のピストンロッド7aの上端を継ぐ連結板10の
両端部に、この連結板10の下面から下方に向けて垂下
するブラケット15の車体幅方向外側に枢支されてい
る。なおこのブラケット15は、前記昇降マスト3の前
記継ぎ材12と当接して押し上げうる膨出部16を形成
するとともに、この膨出部16には、前記案内軸13を
挿通することによりピストンロッドの上昇をガイドしう
る案内孔17を形成している。
ンダ7のピストンロッド7aの上端を継ぐ連結板10の
両端部に、この連結板10の下面から下方に向けて垂下
するブラケット15の車体幅方向外側に枢支されてい
る。なおこのブラケット15は、前記昇降マスト3の前
記継ぎ材12と当接して押し上げうる膨出部16を形成
するとともに、この膨出部16には、前記案内軸13を
挿通することによりピストンロッドの上昇をガイドしう
る案内孔17を形成している。
【0016】なお本例では、ブラケット15を、マスト
上空から見たときに、運転席側に向かうにつれてその巾
寸法を薄肉とするテーパ状の断面をなすものを例示し、
かかる構成によっても前方の視界を向上するのに役立
つ。
上空から見たときに、運転席側に向かうにつれてその巾
寸法を薄肉とするテーパ状の断面をなすものを例示し、
かかる構成によっても前方の視界を向上するのに役立
つ。
【0017】又、このブラケット15の前記膨出部16
の上面は、図1のA−A断面である図4から明らかなご
とく、荷役具5の最下位置にて前記継ぎ材12の下面と
距離h隔てることにより、マスト高さを変化させること
なくフォークなどの荷役具5を上昇させるフリーリフト
量hを得ることができる。
の上面は、図1のA−A断面である図4から明らかなご
とく、荷役具5の最下位置にて前記継ぎ材12の下面と
距離h隔てることにより、マスト高さを変化させること
なくフォークなどの荷役具5を上昇させるフリーリフト
量hを得ることができる。
【0018】次に、前記各鎖車9の回転面9Aは、カウ
ンターバランス型フォークリフトFの運転席8に着座す
る運転者の視線と一致させて前拡がりの角度αで傾けて
配しており、本例では、マストを上空から見たときに、
前記ブラケット15をも運転者の視線と一致するように
傾けて配したものを例示している。
ンターバランス型フォークリフトFの運転席8に着座す
る運転者の視線と一致させて前拡がりの角度αで傾けて
配しており、本例では、マストを上空から見たときに、
前記ブラケット15をも運転者の視線と一致するように
傾けて配したものを例示している。
【0019】このように、鎖車9を運転者の視線と略一
致させて前拡がりの角度で傾けて配することにより、運
転席の運転者の視界には、鎖車9から前後に垂下するチ
ェーンC1、C2が重なって映る結果、前方視界がチェ
ーンにより妨げられる領域を従来に比して約半分とする
など前方の視界を大巾に向上しうる。
致させて前拡がりの角度で傾けて配することにより、運
転席の運転者の視界には、鎖車9から前後に垂下するチ
ェーンC1、C2が重なって映る結果、前方視界がチェ
ーンにより妨げられる領域を従来に比して約半分とする
など前方の視界を大巾に向上しうる。
【0020】なお前記角度αは、3°〜25°の範囲、
より好ましくは5°〜22°の範囲とすることが望まし
い。前記角度αが3゜を下回ると、前方視界の向上を従
来に比べて向上し得ず、又25゜を越えると、傾きが大
きくなりすぎて、チェーンが相互に重なって見えなくな
る傾向にある。
より好ましくは5°〜22°の範囲とすることが望まし
い。前記角度αが3゜を下回ると、前方視界の向上を従
来に比べて向上し得ず、又25゜を越えると、傾きが大
きくなりすぎて、チェーンが相互に重なって見えなくな
る傾向にある。
【0021】又本例のようなカウンターバランス型フォ
ークリフトFは、図3に示すように、上面視において運
転席8が車体の中心線から左に偏位した位置に設けられ
ている機種が殆どであるため、その偏位量Lに応じて左
右の鎖車9の前記傾き角度を違えて運転席に着座する運
転者の視線と一致させるのが良い。
ークリフトFは、図3に示すように、上面視において運
転席8が車体の中心線から左に偏位した位置に設けられ
ている機種が殆どであるため、その偏位量Lに応じて左
右の鎖車9の前記傾き角度を違えて運転席に着座する運
転者の視線と一致させるのが良い。
【0022】即ち、図3に示すように、運転席8に前向
きに着座する運転者の視点Pを平均的な位置に定め、こ
の視点Pから左右の鎖車9の回転面の中心面に向けて視
線QL、QRを作図すれば、この視線QL、QRと、車
体中心線CLとの挟む角度αL、αRを前記各鎖車の回
転面の傾き角とするのが好ましいのである。なお「視線
と一致させる」とは、前述の手順にて求めた角度と物理
的に一致させる他、前記角度αL、αRに対して±3°
程度の取付誤差を許容しうる。又、一例を挙げればこの
角度αLは、3°〜10°、同αRは13°〜18°程
度がより好ましい他、運転席の位置と鎖車との相対位置
にて適宜定めうる。
きに着座する運転者の視点Pを平均的な位置に定め、こ
の視点Pから左右の鎖車9の回転面の中心面に向けて視
線QL、QRを作図すれば、この視線QL、QRと、車
体中心線CLとの挟む角度αL、αRを前記各鎖車の回
転面の傾き角とするのが好ましいのである。なお「視線
と一致させる」とは、前述の手順にて求めた角度と物理
的に一致させる他、前記角度αL、αRに対して±3°
程度の取付誤差を許容しうる。又、一例を挙げればこの
角度αLは、3°〜10°、同αRは13°〜18°程
度がより好ましい他、運転席の位置と鎖車との相対位置
にて適宜定めうる。
【0023】次に、前記荷役具5として、リフトブラケ
ット6にフォーク以外の可動部を有するアタッチメント
機構を装着する場合、前記リフトブラケット6には、油
圧アクチュエータ(図示せず)を設け、車体側の油圧供
給源(図示せず)とこの油圧アクチュエータとは、前記
鎖車9と同様、ピストンロッド7aとともに上下するホ
ースプーリ19に巻回した油圧ホース20にて連結する
必要があり、図1〜3にはこのような場合を併せて例示
している。
ット6にフォーク以外の可動部を有するアタッチメント
機構を装着する場合、前記リフトブラケット6には、油
圧アクチュエータ(図示せず)を設け、車体側の油圧供
給源(図示せず)とこの油圧アクチュエータとは、前記
鎖車9と同様、ピストンロッド7aとともに上下するホ
ースプーリ19に巻回した油圧ホース20にて連結する
必要があり、図1〜3にはこのような場合を併せて例示
している。
【0024】このような場合、ホースプーリ19を前記
鎖車9とほぼ平行に傾けるなどにより、運転席からの視
線と一致させ油圧ホース20を運転席8から見たとき、
前記チェーンCと同様、ホースプーリ19から前後に垂
下する油圧ホース20が相互に重なって見えることによ
り前方視界をより向上しうる点で好ましい。
鎖車9とほぼ平行に傾けるなどにより、運転席からの視
線と一致させ油圧ホース20を運転席8から見たとき、
前記チェーンCと同様、ホースプーリ19から前後に垂
下する油圧ホース20が相互に重なって見えることによ
り前方視界をより向上しうる点で好ましい。
【0025】以上詳述したが、本発明は、上記フォーク
リフト以外のリーチ型フォークリフトやオーダピッキン
グトラック、サイドフォークリフトトラック、マルチデ
ィレクショナルフォークリフト、歩行型のフォークリフ
トなど種々の荷役車両への採用を可能とする。
リフト以外のリーチ型フォークリフトやオーダピッキン
グトラック、サイドフォークリフトトラック、マルチデ
ィレクショナルフォークリフト、歩行型のフォークリフ
トなど種々の荷役車両への採用を可能とする。
【0026】
【発明の効果】叙上の如く本発明のマスト装置は、各鎖
車から前後に垂下するチェーンを相互に重ねて運転者に
視認させうる結果、リフトブラケットを持ち上げるチェ
ーンによる視界の妨げを防ぎ前方視界を向上して荷役作
業性を大幅に向上しうる。
車から前後に垂下するチェーンを相互に重ねて運転者に
視認させうる結果、リフトブラケットを持ち上げるチェ
ーンによる視界の妨げを防ぎ前方視界を向上して荷役作
業性を大幅に向上しうる。
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す背面図である。
【図3】荷役車両としてカウンタバランス型フォークリ
フトを示す平面図である。
フトを示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図5】従来のマスト装置を運転席から見た線図であ
る。
る。
2 固定マスト 3 昇降マスト 4 マスト体 5 荷役具 6 リフトブラケット 7 リフトシリンダ 7a ピストンロッド 8 運転席 9 鎖車 10 連結板 C チェーン 19 ホースプーリ 20 油圧ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/06 - 9/24
Claims (5)
- 【請求項1】車体前部両側に固定された左右一対の固定
マストと、この固定マストに沿って上下動自在な左右一
対の昇降マストとからなるマスト体の前記昇降マストに
沿って上下動できかつフォークなどの荷役具を装着しう
るリフトブラケットを配し、かつ前記マスト体の後方
に、ピストンロッドの上昇により前記昇降マストを持ち
上げる左右のリフトシリンダを配置し、 しかも、一端が前記リフトブラケットに連結されかつ他
端が移動不能に固定されたチェーンを巻回しピストンロ
ッドの上昇とともにリフトブラケットを前記昇降マスト
の2倍の速度で上下動させる鎖車を設けた荷役車両にお
いて、 前記鎖車は、左右のリフトシリンダのピストンロッド上
端を継ぐ連結板の両端部に、この連結板から下方に向け
て垂下するブラケットの車体幅方向外側に枢支されると
ともに、 各鎖車の回転面を荷役車両の運転席に着座する運転者の
視線と一致させて前拡がりの角度αで傾けて配し、 しかもマストを上空から見たときに、前記ブラケットを
も運転者の視線と一致させて傾けて配し たことを特徴と
する荷役車両のマスト装置。 - 【請求項2】前記角度αは、3°〜25°の範囲である
請求項1記載の荷役車両のマスト装置。 - 【請求項3】前記連結板には、一端が前記リフトブラケ
ット側の油圧アクチュエータに接続されかつ他端側が車
体側の油圧供給源に連通する油圧ホースを巻き掛けしう
るホースプーリを回転自在、かつ前記鎖車とほぼ平行に
傾けて設けてなる請求項1ないし2記載の荷役車両のマ
スト装置。 - 【請求項4】前記荷役車両は、中心線から偏位した位置
に運転席を有するカウンターバランス型フォークリフト
であり、かつ左右の鎖車の傾き角度を違えたことを特徴
とする請求項1ないし3記載の荷役車両のマスト装置。 - 【請求項5】 前記ブラケットは、マスト上空から見たと
きに、運転席側に向かうにつれてその巾寸法を薄肉とす
るテーパ状の断面をなすことを特徴とする請求項1ない
し4のいずれかに記載の4記載の荷役車両のマスト装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11911995A JP3179312B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 荷役車両のマスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11911995A JP3179312B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 荷役車両のマスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08282986A JPH08282986A (ja) | 1996-10-29 |
JP3179312B2 true JP3179312B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=14753409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11911995A Expired - Fee Related JP3179312B2 (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 荷役車両のマスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3179312B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4484202B2 (ja) * | 2004-02-09 | 2010-06-16 | 日本輸送機株式会社 | リフトトラック |
CN110217538A (zh) * | 2019-05-28 | 2019-09-10 | 上海鑫燕隆汽车装备制造有限公司 | 链轮双倍行程机构的使用方法 |
CN114835058B (zh) * | 2022-06-02 | 2024-02-20 | 浙江工业大学台州研究院 | 一种避免货物运输过程中视野受阻风险的小型电动叉车 |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP11911995A patent/JP3179312B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08282986A (ja) | 1996-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010306 |
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