JP3178928B2 - ビニリデンオレフインとα−オレフインとからの合成油の製造 - Google Patents

ビニリデンオレフインとα−オレフインとからの合成油の製造

Info

Publication number
JP3178928B2
JP3178928B2 JP35156592A JP35156592A JP3178928B2 JP 3178928 B2 JP3178928 B2 JP 3178928B2 JP 35156592 A JP35156592 A JP 35156592A JP 35156592 A JP35156592 A JP 35156592A JP 3178928 B2 JP3178928 B2 JP 3178928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
olefin
vinylidene
vinyl
olefins
dimer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP35156592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06172224A (ja
Inventor
アリ・メマラン・ダドガー
キヤロル・ウエンデル・レイニヤー
ロバート・アンソニー・シヤーフル・ジユニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BP Corp North America Inc
Original Assignee
BP Corp North America Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BP Corp North America Inc filed Critical BP Corp North America Inc
Publication of JPH06172224A publication Critical patent/JPH06172224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3178928B2 publication Critical patent/JP3178928B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G50/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from lower carbon number hydrocarbons, e.g. by oligomerisation
    • C10G50/02Production of liquid hydrocarbon mixtures from lower carbon number hydrocarbons, e.g. by oligomerisation of hydrocarbon oils for lubricating purposes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般的にはアルケンの組合わせ
からの合成油の製造に、より特定的には、触媒を用いて
ビニリデンオレフィンを反応させて少なくとも約 50 重
量パーセントの上記のオレフィンの二量体を含有する中
間体混合物を形成させ、ついで、この中間体混合物をビ
ニルオレフィンと反応させて、主として上記の二量体お
よびビニリデンオレフィンとビニルオレフィンとの共二
量体の混合物である油状物を形成させることによる合成
油の製造に関するものである。
【0002】本件明細書中では、オレフィンを“α-オ
レフィン”または“ビニルオレフィン”R−CH=CH
2 および“ビニリデンオレフィン”
【0003】
【化1】 式中、R は炭化水素基を表すと呼ぶ。
【0004】C6 またはより高級な α-オレフィン単量
体の接触オリゴマー化により誘導される α-オレフィン
のオリゴマー(PAO)、ならびにその官能性液体およ
び合成潤滑剤としての使用は周知されている。
【0005】合成基礎油の製造に最も有用な α-オレフ
ィンは、主として 8 − 12 個の炭素原子を含有する直
鎖の末端オレフィン、たとえばその混合物を含む 1-オ
クテン、1-デセンおよび 1-ドデセンである。最も好ま
しい α-オレフィンは 1-デセンまたは主として、たと
えば少なくとも 75 重量パーセントの 1-デセンを含有
するオレフィン混合物である。
【0006】上記のオリゴマー生成物は、特定の α-オ
レフィン、触媒および反応条件に応じて変化する種々の
量のその単量体の二量体、三量体、四量体、五量体およ
びより高次のオリゴマーを含有する混合物である。これ
らの生成物は不飽和であり、通常は、100℃ において 2
ないし 100 cSt の、特に 2 ないし 15 cSt の範囲
の粘性を有する。
【0007】生成物の粘性は、より高次の、またはより
低次のオリゴマーを除去するか、または添加して特定の
応用面に望ましい粘性を有する組成物を得ることによ
り、さらに調節することができる。この種の組成物は通
常は、その酸化抵抗性を改良するために水素化されてお
り、この物質を技術の現状における潤滑剤および水圧液
体用の第1級の基礎原料にするその長寿命、低い揮発
性、低い流動点および高い粘性指数の優れた諸性質のた
めに公知である。
【0008】α-オレフィンオリゴマーの製造に適した
触媒には、促進剤、たとえば水またはアルコールを伴う
フリーデル-クラフツ触媒、たとえば BF3 が含まれ
る。これに替わる合成油の製造方法には、たとえば米国
特許 2,695,327 および 4,973,788 に記載されているよ
うな、チーグラー触媒を用いてビニルオレフィンのビニ
リデン二量体を形成させる方法が含まれ、この二量体
は、たとえば米国特許 3,756,898 および 3,876,720 に
記載されているように、フリーデル-クラフツ触媒を用
いてさらに二量化して四量体とすることができる。
【0009】ビニルオレフィンからのオリゴマー油の製
造に伴う一つの問題は、所定の、所望の粘性(たとえば
100℃ において 2、4、6 または 8 cSt)を有する油
を得るために、通常はオリゴマー生成物の混合物を種々
の部分に分別しなければならないことである。他の問題
は、化学的変化および α-オレフィンの内部オレフィン
への異性化に対する制御方法が欠乏していることであ
る。
【0010】商業的な製造においては、分別した場合
に、それぞれの粘性を有する生成物を市場の要求に相当
する相対的な量で得られるオリゴマー生成物の混合物を
得ることは困難である。したがって、他の生成物の必要
量を得るために1種の生成物を過剰に製造することがし
ばしば必要となる。
【0011】ビニリデンオレフィンは選択的に二量化す
ることができ、ビニリデン二量体をビニルオレフィンと
反応させてビニリデンオレフィン上にビニルオレフィン
のグラフトを形成させている U.S.4,172,855 に記載
されているように、この工程を、種々の粘性を有する生
成物の製造においてより多目的なものにすることができ
る。
【0012】ビニリデンオレフィンは α-オレフィンの
不存在で選択的に二量化させてそのビニリデンオレフィ
ンのものの 2 倍の炭素数を有する生成物の油を製造す
ることができるが、ビニリデンオレフィンの二量体への
完全な転化は起こらず、最大転化率は 75 ないし 95 パ
ーセントである。この転化率が限定される理由は正確に
は知られていないが、濃度効果、可逆的な平衡反応およ
び/または、より反応性の少ないオレフィンへのビニリ
デンの異性化によるものである可能性がある。ビニリデ
ンオレフィンの有用な合成油の生成物への転化率を改良
するのみでなく、U.S.4,172,855 の場合のように、
改良された選択性を伴って生成物の粘性を適合させるこ
とを可能にする多目的性をも提供する方法がここに見い
だされた。この方法により、選択した所望の粘性を有す
る生成物の油を容易に、かつ、再現性を持って製造する
ことが可能になる。
【0013】本発明に従えば、(a)ビニリデンオレフ
ィンを触媒の存在下に反応させて少なくとも約 50 重量
パーセントの上記のビニリデンオレフィンの二量体を含
有する中間体混合物を形成させ、(b)上記の中間体混
合物にビニルオレフィンを添加して上記の中間体混合物
と上記のビニルオレフィンとを触媒の存在下に反応さ
せ、上記のビニリデンオレフィンの上記の二量体および
上記の添加したビニルオレフィンと上記のビニリデンオ
レフィンとの共二量体を含有する生成物混合物を形成さ
せる各段階よりなる合成油の製造方法が提供される。
【0014】本件方法における使用に適したビニリデン
オレフィンは公知の方法を用いて、たとえば 4 ないし
30 個の炭素原子を、好ましくは少なくとも 6 個の、最
も好ましくは 8 ないし 20 個の炭素原子を有する、そ
の混合物を含むビニルオレフィンを二量化して製造する
ことができる。トリアルキルアルミニウム触媒を使用す
る方法は、たとえば 米国特許 4,973,788 に記載されて
いる。他の適当な方法および触媒は米国特許 4,172,855
に開示されている。
【0015】本件方法における使用に適したビニルオレ
フィンは、その混合物を含む、4 ないし 30 個の炭素原
子を、好ましくは 6 ないし 24 個の炭素原子を含有す
るものである。非限定的な例には 1-ブテン、1-ペンテ
ン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、1
-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オク
タデセンおよび 1-エイコセンが含まれる。純粋なビニ
ルオレフィンまたはビニルオレフィンの混合供給原料、
およびビニリデンオレフィンおよび/または内部オレフ
ィンを使用することができる。通常は、供給原料は少な
くとも約 85 重量パーセントのビニルオレフィンを含有
する。エチレン鎖の成長より得られる典型的な C14
給原料は約 10 重量パーセントのビニリデンオレフィン
を含有し、これが α-オレフィンと内部オレフィンとよ
りなる他の 90 パーセントと反応する。ビニルオレフィ
ンと内部オレフィンとの若干が反応する。未反応の C
14 成分はビニルオレフィンと内部オレフィンとのみを
含有し、枝分かれ異性体の量が減少した C14 部分が得
られる。
【0016】二量化段階および共二量化段階の双方と
も、当該技術で公知のいかなる適当なオリゴマー化触媒
をも、特にフリーデル-クラフツ型の触媒、たとえば酸
性ハロゲン化合物(ルイス酸)触媒またはプロトン酸
(ブレンステッド酸)触媒を使用することができる。こ
の種の二量化触媒の例には BF3、BCl3、BBr3、硫
酸、無水HF、リン酸、ポリリン酸、過塩素酸、フルオ
ロ硫酸および芳香族スルホン酸が含まれるが、これに限
定されるものではない。これらの触媒は組合わせで、ま
た促進剤、たとえば水、アルコール、ハロゲン化水素お
よびハロゲン化アルキルとともに使用することもでき
る。本件方法に好ましい触媒は BF3-促進剤触媒系で
ある。適当な促進剤は極性化合物、好ましくは1ないし
8 個の炭素原子を含有するアルコール、たとえばメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノ
ール、n-ブタノール、イソブタノール、n-ヘキサノー
ルおよびn-オクタノールである。他の適当な促進剤に
は、たとえば水、リン酸、脂肪酸(たとえば吉草酸)、
アルデヒド、酸無水物、ケトン、有機エステル、エーテ
ル、多価アルコール、フェノールおよびエーテルアルコ
ールが含まれる。好ましい促進剤はメタノールである。
エーテル、エステル、酸無水物、ケトンおよびアルデヒ
ドは、活性プロトンを有する他の促進剤、たとえば水ま
たはアルコールと組み合わせた場合に良好な促進性を与
える。
【0017】良好な転化率を合理的な時間内に与えるの
に効果的な量の促進剤を使用する。一般には、オレフィ
ン反応剤の全量を基準にして 0.01 重量パーセント、ま
たはそれ以上の量を使用することができる。1.0 重量パ
ーセントを超える量を使用することもできるが、通常は
必要でない。好ましい量はオレフィン反応剤の全量の0.
025 ないし 0.5 重量パーセントの範囲である。0.1:1
ないし 10:1 の、好ましくは約 1:1 以上の BF3
促進剤に対するモル比を与える量の BF3 を使用す
る。たとえば、オレフィン反応剤の全量の 0.1 ないし
3.0 重量パーセントの量の BF3 を使用する。
【0018】オレフィン反応剤の撹拌している混合物中
に、単に“観測可能な”条件が満足されるまで、すなわ
ち、2 − 4℃ の温度上昇があるまで BF3 を泡立てな
がら吹き込むことにより、使用する触媒の量を最小限に
保つことができる。ビニリデンオレフィンがビニルオレ
フィンより反応性であるために、PAO を製造するた
めに通常使用されるビニルオレフィンのオリゴマー化方
法と比較して、より少量の BF3 触媒が必要である。
双方の反応段階に同一の触媒を使用することができる
が、所望ならば共二量化に異なる触媒を使用することも
できる。本件方法は、単一容器の二段階回分法として
も、または、最初の二量化反応の下流の第 2の反応帯域
にビニルオレフィンを添加する連続法としても幸便に実
施することができる。連続法は、たとえば単一の管状反
応器を使用することも、直列に配列した 2 個または 3
個以上の反応器を使用することもできる。
【0019】本発明記載の方法は、二量化されていない
ビニリデンオレフィンを共二量体油に転化させることに
より、出発ビニリデンオレフィンの有用な生成物の油へ
のより高い転化率を与える。本件方法はまた、PAO
生成物の性質を決定する諸因子の制御を可能にする。最
初のビニリデンオレフィンと後に添加する α-オレフィ
ンとの選択を変えることにより、需要家に特定された
PAO 生成物を製造することができる。たとえば、こ
の種の生成物の粘性は、第 2 段階における反応に使用
する α-オレフィンの量および型を変えて変えることが
できる。未転化ビニリデンオレフィンのビニルオレフィ
ンに対するモル比の範囲は選択することができるが、未
反応のビニリデンオレフィンを消費するために、通常は
少なくとも未転化のビニリデンオレフィンと等モル量の
ビニルオレフィンを使用する。生成物の油は 100℃ に
おいて1ないし 20 cSt の粘性を有する。好ましくは
1:20ないし 1:1 の、最も典型的には約 1:5 のビニ
ルオレフィンの全ビニリデンオレフィンに対するモル比
を使用する。α-オレフィンは、ビニリデンの少なくと
も約 50 パーセントが反応した時点で添加する。この添
加は好ましくは、通常はビニリデンの 75 ないし 95 重
量パーセントが反応した時点で起きるが、ビニリデンの
二量化の速度が低下した、または二量化が停止したとこ
ろで開始する。オリゴマー化したオレフィンの量を基準
にして、生成物は好ましくは少なくとも約50 重量パー
セントのビニリデンオレフィン二量体、約 10 重量パー
セント以内のより高次のオリゴマーおよび 5 ないし 40
重量パーセントのビニリデンオレフィンとビニルオレ
フィンとの共二量体を含有する。より好ましくは、本件
生成物は 60 ないし 90 重量パーセントのビニリデン二
量体と 10 ないし 40 重量パーセントの共二量体とを含
有する。典型的な組成は約 80 重量パーセントのビニリ
デン二量体、約 15 重量パーセントの共二量体および約
5 重量パーセントの他の物質である。
【0020】本件方法は大気圧で実施することができ
る。たとえば 10 psi までの温和に上昇させた圧力も使
用することができるが、ビニルのオリゴマー化の場合と
同様に良好な添加率を得るためには反応器中でいかなる
BF3 の圧力も維持することを要求されないので、必
要ではない。
【0021】反応時間および反応温度は、所望の生成物
への良好な転化が効果的に得られるように選択する。一
般には、−25℃ ないし 50℃ の温度を 1/2 ないし 5
時間の全反応時間とともに使用する。
【0022】本件方法を以下の実施例によりさらに説明
するが、限定することを意図したものではない。
【0023】
【ビニリデンオレフィンの製造】アルミニウムアルキ
ル、たとえば TNOA の存在下に、1-オクテンを C
16ビニリデンに二量化する。反応集合体は 1 − 10 重
量パーセントの触媒を含有し、1-オクテンの 25 − 95
重量パーセントを転化させるのに 2 − 20 日を要す
る。この反応は 100 − 150℃ の温度で、最小限の圧力
(0 ないし 20 psig)下で実施する。触媒は強塩基で中
和し、ついで有機物質から相分断することもでき、蒸留
したのちにストリッピングカラム中でオクチル基をエチ
レン基で置き換えて再循環させることもできる。未反応
のオクテンは生成物の C16 ビニリデンからフラッシュ
して除去する。
【0024】
【実施例1】最初に、96.4 重量パーセントの C16
ニリデンオレフィンを大部分が C16パラフィンである
残量とともに含有する供給原料 150.3 グラムを反応さ
せることにより、ヘキセンと C16 ビニリデンとから、
BF3・MeOH 触媒複合体の存在下に、100℃ におい
て約 3.5 cSt の低粘性油の生成物を製造する。供給原
料を反応器に供給し、1000 rpm で撹拌しながら 0.1 g
の MeOH を添加する。容器温度は約 12℃ である。つ
いで BF3 を、“観測可能な”条件(すなわち、反応集
合体中において 2℃ の温度急上昇)が満足されるま
で、撹拌している混合物を泡立てながら通過させる。約
1.9 グラムの BF3 を使用する。15 分後、97.0 重量
パーセントの C6 α-オレフィンを含有する 48.0 グラ
ムを添加し、反応を全体で 180 分継続させる。BF3
MeOH を水で反応混合物から洗浄除去する。2 回の水
洗が推奨され、各洗浄に使用する水の重量は反応混合物
の重量の 10 − 50 パーセントである。この反応混合物
と水とを 10 − 30 分間撹拌して、BF3・MeOH を
有機相から水で抽出させる。未反応の C6 および C16
は、より重い物質から蒸留により取り出すことができ
る。“軽質物質”は再循環させることができ、“重質”
物質は 3.5 cSt の生成物として使用することができ
る。フラッシュ温度は真空の強さに応じて異なる。ビニ
リデンの全添加率は約87 重量パーセントである。重質
物質は分別して回収することができ、また C22分画は
有用な 2.5 cSt の液体とすることができる。1-ヘキセ
ンに替えて 1-テトラデセンを使用すれば、100℃ にお
いて 4.0 cSt の生成物を得ることが期待されるであろ
う。
【0025】異なる時点における反応パラメーターと反
応混合物の組成とは以下の表1に示されている:
【0026】
【表1】 表 1 経過時間(分)1 0 5 17 30 180 温度(℃) 12.1 19.8 15.1 12.4 12.2 C6(g) 0.0 0.0 46.4 44.9 42.7 C16(g) 150.3 37.9 23.3 20.1 19.5 他の軽質物質(g) − 1.3 3.0 3.1 3.7 C22(g) 0.0 0.0 8.1 12.6 15.2 C32(g) 0.0 101.3 107.8 108.0 107.6 他の重質物質(g) − 6.4 8.9 9.0 9.0 分析値(重量%)6 0.0 0.0 23.4 22.6 21.5 C16 96.4 25.2 11.8 10.1 9.8 他の軽質物質 1.0 0.9 1.5 1.6 1.9 C22 0.0 0.0 4.1 6.4 7.7 C32 0.0 67.4 54.3 54.5 54.3 他の重質物質 1.5 4.3 4.5 4.5 4.5 1 15 分にヘキセンを添加 本件方法を α-オレフィンを添加せずに実施するなら
ば、ビニリデンの最大転化率は約 80 パーセントであ
る。本発明記載の方法に従う未転化のビニリデンオレフ
ィン消費により、供給原料の大部分を有用な合成潤滑油
に転化させることが可能になる。
【0027】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0028】1. (a) ビニリデンオレフィンを触
媒の存在下に反応させて少なくとも約50 重量パーセン
トの上記のビニリデンオレフィンの二量体を含有する中
間体混合物を形成させ、(b) 上記の中間体混合物に
ビニルオレフィンを添加して上記の中間体混合物と上記
のビニルオレフィンとを触媒の存在下に反応させ、上記
のビニリデンオレフィンの上記の二量体および上記の添
加したビニルオレフィンと上記のビニリデンオレフィン
との共二量体を含有する生成物混合物を形成させる各段
階を有する合成油の製造方法。
【0029】2. 上記のビニリデンオレフィンが 4 な
いし 30 個の炭素原子を含有するビニルオレフィン単量
体の二量体であり、上記のビニルオレフィンが 4 ない
し 30個の炭素原子を含有するものであることを特徴と
する 1 記載の方法。
【0030】3. 上記のビニリデンオレフィンが 6 な
いし 20 個の炭素原子を含有するビニルオレフィン単量
体の二量体であり、上記のビニルオレフィンが 6 ない
し 24個の炭素原子を含有するものであることを特徴と
する 2 記載の方法。
【0031】4. 供給原料中のビニリデンオレフィン
の 50 ないし 95 重量%をビニルオレフィンの添加に先
立って二量体に転化させることを特徴とする 2 記載の
方法。
【0032】5. 上記のビニルオレフィンのモル量が
少なくとも未転化ビニリデンオレフィンに対して等当量
の量であることを特徴とする 2 記載の方法。
【0033】6. 添加するビニルオレフィンの供給原
料中の全ビニリデンオレフィンに対するモル比が 1:20
ないし 1:1 であることを特徴とする 2 記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・アンソニー・シヤーフル・ジ ユニア アメリカ合衆国ルイジアナ州70816バト ンルージユ・アパートメント3096・サウ スフオークアベニユー6161 (56)参考文献 米国特許4172855(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 2/20 C07C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) ビニリデンオレフィンを触媒の
    存在下に反応させて少なくとも約 50 重量パーセントの
    上記のビニリデンオレフィンの二量体を含有する中間体
    混合物を形成させ、(b) 上記の中間体混合物にビニ
    ルオレフィンを添加して上記の中間体混合物と上記のビ
    ニルオレフィンとを触媒の存在下に反応させ、上記のビ
    ニリデンオレフィンの上記の二量体および上記の添加し
    たビニルオレフィンと上記のビニリデンオレフィンとの
    共二量体を含有する生成物混合物を形成させる各段階を
    有する合成油の製造方法。
JP35156592A 1991-12-13 1992-12-09 ビニリデンオレフインとα−オレフインとからの合成油の製造 Expired - Lifetime JP3178928B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/806,303 US5498815A (en) 1991-12-13 1991-12-13 Preparation of synthetic oils from vinylidene olefins and alpha-olefins
US806303 1991-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06172224A JPH06172224A (ja) 1994-06-21
JP3178928B2 true JP3178928B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=25193758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35156592A Expired - Lifetime JP3178928B2 (ja) 1991-12-13 1992-12-09 ビニリデンオレフインとα−オレフインとからの合成油の製造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5498815A (ja)
EP (1) EP0546568B1 (ja)
JP (1) JP3178928B2 (ja)
CA (1) CA2082991A1 (ja)
DE (1) DE69204805T2 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1276997B1 (it) * 1995-11-30 1997-11-04 Enichem Augusta Spa Basi per olii lubrificanti e procedimento per la loro preparazione
DE10236927A1 (de) * 2002-08-12 2004-02-26 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von synthetischen Kohlenwasserstoffen
WO2007011462A1 (en) 2005-07-19 2007-01-25 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Lubricants from mixed alpha-olefin feeds
MX2008000842A (es) * 2005-07-19 2008-04-04 Exxonmobil Chem Patents Inc Composiciones de polialfa-olefinas y procesos para producirlas.
US7989670B2 (en) * 2005-07-19 2011-08-02 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process to produce high viscosity fluids
US8535514B2 (en) * 2006-06-06 2013-09-17 Exxonmobil Research And Engineering Company High viscosity metallocene catalyst PAO novel base stock lubricant blends
US8299007B2 (en) * 2006-06-06 2012-10-30 Exxonmobil Research And Engineering Company Base stock lubricant blends
US8834705B2 (en) 2006-06-06 2014-09-16 Exxonmobil Research And Engineering Company Gear oil compositions
US8501675B2 (en) 2006-06-06 2013-08-06 Exxonmobil Research And Engineering Company High viscosity novel base stock lubricant viscosity blends
US8921290B2 (en) 2006-06-06 2014-12-30 Exxonmobil Research And Engineering Company Gear oil compositions
CA2657641C (en) 2006-07-19 2012-12-11 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process to produce polyolefins using metallocene catalysts
CN101495868A (zh) * 2006-07-28 2009-07-29 博适公司 利用磁性颗粒进行受体结合试验的装置和方法
US8513478B2 (en) * 2007-08-01 2013-08-20 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process to produce polyalphaolefins
US9206095B2 (en) 2007-11-29 2015-12-08 Ineos Usa Llc Low viscosity oligomer oil product, process and composition
ES2444921T3 (es) * 2007-11-29 2014-02-27 Ineos Usa, Llc Proceso para fabricar productos oleosos oligoméricos de baja viscosidad
CA2710926C (en) * 2008-01-31 2012-10-30 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Improved utilization of linear alpha olefins in the production of metallocene catalyzed poly-alpha olefins
US8865959B2 (en) * 2008-03-18 2014-10-21 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for synthetic lubricant production
WO2009123800A1 (en) 2008-03-31 2009-10-08 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Production of shear-stable high viscosity pao
US8394746B2 (en) * 2008-08-22 2013-03-12 Exxonmobil Research And Engineering Company Low sulfur and low metal additive formulations for high performance industrial oils
US8247358B2 (en) * 2008-10-03 2012-08-21 Exxonmobil Research And Engineering Company HVI-PAO bi-modal lubricant compositions
US8168838B2 (en) * 2009-01-21 2012-05-01 Shell Oil Company Hydrocarbon compositions useful as lubricants
US8969636B2 (en) * 2009-07-29 2015-03-03 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Homogeneous metallocene ziegler-natta catalysts for the oligomerization of olefins in aliphatic-hydrocarbon solvents
US8716201B2 (en) * 2009-10-02 2014-05-06 Exxonmobil Research And Engineering Company Alkylated naphtylene base stock lubricant formulations
JP5575267B2 (ja) 2009-12-24 2014-08-20 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク 新規合成ベースストックの製造方法
US8728999B2 (en) * 2010-02-01 2014-05-20 Exxonmobil Research And Engineering Company Method for improving the fuel efficiency of engine oil compositions for large low and medium speed engines by reducing the traction coefficient
US8598103B2 (en) * 2010-02-01 2013-12-03 Exxonmobil Research And Engineering Company Method for improving the fuel efficiency of engine oil compositions for large low, medium and high speed engines by reducing the traction coefficient
US8748362B2 (en) * 2010-02-01 2014-06-10 Exxonmobile Research And Engineering Company Method for improving the fuel efficiency of engine oil compositions for large low and medium speed gas engines by reducing the traction coefficient
US8759267B2 (en) * 2010-02-01 2014-06-24 Exxonmobil Research And Engineering Company Method for improving the fuel efficiency of engine oil compositions for large low and medium speed engines by reducing the traction coefficient
US8642523B2 (en) * 2010-02-01 2014-02-04 Exxonmobil Research And Engineering Company Method for improving the fuel efficiency of engine oil compositions for large low and medium speed engines by reducing the traction coefficient
US9815915B2 (en) 2010-09-03 2017-11-14 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Production of liquid polyolefins
US9234150B2 (en) 2011-10-10 2016-01-12 Exxonmobil Research And Engineering Company Low viscosity engine oil compositions
US9266793B2 (en) 2012-12-26 2016-02-23 Chevron Phillips Chemical Company Lp Acid-catalyzed olefin oligomerizations
US20140275664A1 (en) 2013-03-13 2014-09-18 Chevron Phillips Chemical Company Lp Processes for Preparing Low Viscosity Lubricants
US10647626B2 (en) 2016-07-12 2020-05-12 Chevron Phillips Chemical Company Lp Decene oligomers
FR3083235B1 (fr) * 2018-06-29 2021-12-03 Ifp Energies Now Procede d'oligomerisation en cascade de reacteurs gaz liquide agites avec injection etagee d'ethylene

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2695327A (en) * 1950-06-21 1954-11-23 Ziegler Karl Dimerization of unsaturated hydrocarbons
GB961903A (en) * 1961-08-03 1964-06-24 Monsanto Chemicals Aliphatic hydrocarbons and their production
US3749560A (en) * 1970-08-21 1973-07-31 Ethyl Corp Gasoline compositions
US3876720A (en) * 1972-07-24 1975-04-08 Gulf Research Development Co Internal olefin
US3907922A (en) * 1972-07-24 1975-09-23 Gulf Research Development Co Process for dimerizing vinylidene compounds
US4172855A (en) * 1978-04-10 1979-10-30 Ethyl Corporation Lubricant
US4263465A (en) * 1979-09-10 1981-04-21 Atlantic Richfield Company Synthetic lubricant
US4451684A (en) * 1982-07-27 1984-05-29 Chevron Research Company Co-oligomerization of olefins
US4469912A (en) * 1982-09-03 1984-09-04 National Distillers And Chemical Corporation Process for converting α-olefin dimers to higher more useful oligomers
US4697040A (en) * 1986-02-25 1987-09-29 Chevron Research Company Isomerization of vinylidene olefins
EP0377306B1 (en) * 1989-01-03 1992-08-19 Mobil Oil Corporation Process for the preparation of hydrogenated co-oligomers
US4973788A (en) * 1989-05-05 1990-11-27 Ethyl Corporation Vinylidene dimer process
US5095172A (en) * 1991-03-20 1992-03-10 Ethyl Corporation Olefin purification process

Also Published As

Publication number Publication date
EP0546568A1 (en) 1993-06-16
CA2082991A1 (en) 1993-06-14
US5498815A (en) 1996-03-12
EP0546568B1 (en) 1995-09-13
DE69204805D1 (de) 1995-10-19
JPH06172224A (ja) 1994-06-21
DE69204805T2 (de) 1996-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3178928B2 (ja) ビニリデンオレフインとα−オレフインとからの合成油の製造
US5068487A (en) Olefin oligomerization with BF3 alcohol alkoxylate co-catalysts
US6147271A (en) Oligomerization process
RU2094420C1 (ru) Способ получения смеси с9-спиртов для пластификаторов
US4434309A (en) Oligomerization of predominantly low molecular weight olefins over boron trifluoride in the presence of a protonic promoter
US4197420A (en) Method for producing oligomers from straight-chain alpha olefins, subsequently hydrogenating such oligomers and saturated products so obtained
US5284988A (en) Preparation of synthetic oils from vinylidene olefins and alpha-olefins
US3492364A (en) Process for preparing detergent alkylate
US4420646A (en) Feedstocks for the production of synthetic lubricants
US4400565A (en) Co-catalyst for use with boron trifluoride in olefin oligomerization
US4417082A (en) Thermal treatment of olefin oligomers via a boron trifluoride process to increase their molecular weight
AU685472B2 (en) Process for reducing the degree of branching of branched olefins
GB2078776A (en) Method for producing fluid for use as lubricating oil
US2806072A (en) Dimerization process
CA1200562A (en) Oligomerization of olefins over boron triflouride in the presence of a transition metal cation-containing promotor
WO2019067063A1 (en) NEO ACIDS AND THEIR PRODUCTION PROCESS
JP3843140B2 (ja) オレフインのオリゴマー化法
US5550307A (en) Increased dimer yield of olefin oligomers through catalyst modifications
JPH11302203A (ja) 直鎖状α−オレフィンの改良された製造方法
EP0232617B1 (en) A process for making lubricating oil from olefins
US5180863A (en) Conversion of alpha-olefin dimer to liquid lubricant basestock
JP2001505247A (ja) 高粘度ポリアルファオレフィン
EP0552527A1 (en) Dimerization of long-chain olefins using a fluorocarbonsulfonic acid polymer on an inert support
James et al. Process variables in the manufacture of polyalphaolefins
EP0791644A1 (en) Lubricating oils

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 12