JP3178534U - 義足用スポーツウェア - Google Patents

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俊治 山中
悠 荒牧
圭 西谷
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俊治 山中
公益財団法人日本ユニフォームセンター
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Abstract

【課題】 断端袋のずり落ちを防止できる義足用スポーツウェアを提供する。
【解決手段】 義足用スポーツウェアの義足側を、義足使用者が着用する断端袋の上端側から裾にかけて、義足使用者の断端部を覆う第1義足部と断端袋及び義足を覆う第2義足部からなる二重構造とする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、断端袋のずり落ちを防止できる義足用スポーツウェアに関する。
従来から、運動時等に着用する被服として、例えば特許文献1のスポーツウェアが知られている。このスポーツウェアは着用者の腰部から踝まで、下肢全体を覆うものである。
これら従来のスポーツウェアは一般に健常者による着用が想定されているが、一方で、近年では義足使用者による陸上競技等も盛んに行われている。
義足を着用する際には、切断等した断端部に、これを保護するためのシリコンライナーを着用した上で、義足のソケットに当該断端部を差し込むことで義足を接続する。このとき、断端部とソケット内面との隙間を埋めるために、シリコンライナーの上から断端袋が着用される。この断端袋は、様々な厚みのものを交換又は組み合わせて着用されることが通常である。
図4は、義足使用者が従来のスポーツウェアを着用した場合の模式図である。図4に示す様に、内側から断端部6、シリコンライナー7、断端袋8、義足のソケット9、スポーツウェアWの順に着用される。また、図4に示す着用状態以外にも、従来のスポーツウェアWが義足のソケットを覆う事ができない場合にはスポーツウェアWをたくし上げる等により着用されている。
特開2006−144210号公報
前述のように、義足使用者はシリコンライナーと義足のソケットの間に断端袋を着用しているが、陸上競技等のスポーツを行う際には、体の動きによってこの断端袋がずり落ちるという状況が発生する。
断端袋のずり落ちは、これを着用する者にとって不快感を催す原因ともなるものであるが、従来のスポーツウェアは前述の通り健常者による着用を想定しており、義足使用時の断端袋のずり落ちを防ぐことができないという問題があった。
本考案は上記の状況に着目し、断端袋のずり落ちを防止する義足用スポーツウェアを提供することを、その目的とするものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案は、義足使用者の下肢を覆う義足用スポーツウェアであって、前記義足用スポーツウェアの義足側は、義足使用者が着用する断端袋の上端側から裾にかけて、義足使用者の断端部を覆う第1義足部と断端袋及び義足を覆う第2義足部からなる二重構造としたことを特徴としている。
本考案に係る義足用スポーツウェアにおいて、第1義足部の上端側表面が高摩擦性素材であることが望ましい。また、本考案に係る義足用スポーツウェアは、第2義足部の上端側裏面が高摩擦性素材であると好適である。
本考案に係る義足用スポーツウェアは、第2義足部の下端側背面に、義足のソケットに板バネを連結する接合金具を挿通するための穴部が設けられていてもよい。
本考案の義足用スポーツウェアによれば、第1義足部と第2義足部によって断端袋の上端を挟み込むことで、断端袋のずり落ちを防止することができる。
本考案に係る義足用スポーツウェアの一例を示す正面図であり、(a)は外観を示す図であり、(b)は内部構造を示す図である。 同実施例の背面図であり、(a)は外観を示す図であり、(b)は内部構造を示す図である。 同実施例の着用状態を示す模式図である。 従来のスポーツウェアの着用状態を示す模式図である。
以下、本考案の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。
本実施例に係る義足用スポーツウェア1は、図1(a)(b)、図2(a)(b)に示すように、義足使用者の下肢を覆うものであり、腰部2と、義足部3から構成されている。
腰部2は、着用者の腰から大腿部にかけてを覆う部位であり、ストレッチ素材の生地から形成されている。
義足部3は、着用者の大腿部から義足のソケットを覆う部位であり、第1義足部4と、第2義足部5によって二重構造をなすよう形成されている。
第1義足部4は、義足使用者の断端部及びシリコンライナーを覆う部位である。図1(b)、図2(b)で示すように、第1義足部4の上端は、後述の第2義足部5の上端とともに腰部2の義足側下端21に縫合されており、義足側下端21から下端にかけて、義足用スポーツウェア1は二重構造となっている。
また、第1義足部4は、上端側の断端袋固定部41と、本体部42から構成されている。断端袋固定部41は、表面側が高摩擦性を示す生地から形成されており、本体部42は、腰部2と同様にストレッチ素材の生地から形成されている。
さらに、本体部42の下端には断端部に着用するシリコンライナーと義足のソケットを連結するためのネジ乃至ピンを挿通するためのねじ穴部43が設けられている。
なお、本実施例における第1義足部4の団体袋固定部41は、表面が高摩擦性を示す生地を用いているが、第1義足部4全体をストレッチ素材等の生地から形成した上で、断端袋固定部41となる部位の表面側に高摩擦素材を貼付乃至縫合してもよい。
第2義足部5は、義足使用者の断端袋及び義足のソケットを覆う部位である。図1(a)、図2(a)で示すように、上端側を第1義足部4の上端とともに腰部2の義足側下端21に縫合されている。
第2義足部5は第1義足部4と同様に、上端側の断端袋固定部51と、本体部52から構成されている。ただし、第1義足部4の断端袋固定部41は、表面が高摩擦性を示す生地であったのに対し、第2義足部5の断端袋固定部51は裏面が高摩擦性を示す生地によって形成されている。また、本体部52は腰部2及び第1義足部4の本端部42と同様のストレッチ性素材の生地から形成されている。
なお、本実施例における第2義足部5の断端袋固定部51は、表面が高摩擦性を示す生地を用いているが、第2義足部6全体をストレッチ素材等の生地から形成した上で、断端袋固定部51となる部位の裏面側に高摩擦素材を貼付乃至縫合してもよい。
第2義足部5の本体部52の下端には、義足のソケット下端のネジやピン等を挿通するためのねじ穴部54が設けられており、また、本体部52の下端側背面には、義足の着脱時に義足を挿通するとともにスポーツ用義足等、ソケット背面から板バネが接合される義足において当該板バネ及び板バネを連結する接合金具を挿通するための開口部53が設けられている。
図3は、本実施例の義足用スポーツウェア1を着用した状態を示す模式図である。本実施例の義足用スポーツウェア1は、シリコンライナー7を着用した断端部1を第1義足部4が覆っており、当該第1義足部4の上から断端袋8を着用した上で義足のソケット9を接合し、当該ソケット9を第2義足部5によって覆うように着用する。
断端袋8の上端は、第1義足部4及び第2義足部5の断端袋固定部41、51によって挟み込まれることにより、断端袋8の上端を腰部2の義足側下端21付近に固定し、断端袋8のずり落ちを防止することができる。
さらに、断端袋固定部41の表面及び断端袋固定部51の裏面は摩擦力が高い素材が用いられていることにより、断端袋8のずり落ちをより効果的に防止することができる。
また、第2義足部5の本体部52はストレッチ素材から形成され、かつ、当該本体部52下端側背面に開口部53が設けられており、開口部53に義足のソケットを挿通することで義足用スポーツウェア1を着用した状態で義足の着脱が可能となっている。例えば陸上競技場等ではスパイクピン等に対する規制により、場内を移動するたびに日常用義足とスポーツ用義足を交換しなければならない場合があるが、本実施例の義足用スポーツウェア1では、上記構成により義足の交換を容易に行うことができる。
また、本実施例では義足用スポーツウェア1を構成する部位として高摩擦性を示すものは、第1義足部4の断端袋固定部41表面側と、第2義足部5の断端袋固定部51裏面側に限られている。したがって、シリコンライナー7の上から第1義足部4を着用する際に、第1義足部4がシリコンライナー7に引っ掛かり、着用を困難にすることはない。第1義足部4の上から断端袋8を着用する際にも、高摩擦性を示す部位は第1義足部4上端側の断端袋固定部41のみであることにより、断端袋8の着脱を容易に行うことが可能である。
第2義足部5においても、高摩擦性を示す部位は第2義足部5上端側の断端袋固定部51のみであることにより、第2義足部5によって義足のソケット9を容易に覆うことができる。
本実施例の義足用スポーツウェア1は上記構成により、義足用スポーツウェア1の着脱の容易さと、断端袋のずり落ち防止を同時に実現することができる。
本実施例の構成は前述のとおりであるが、本考案の形態はこれに限られない。例えば、本実施例の義足用スポーツウェア1は健足側を大腿部まで覆う形状としたが、これを踝まで覆う形状としてもよい。
その他の具体的構成についても、本実施例の形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変更が可能である。
1 義足用スポーツウェア
2 腰部
3 義足部
4 第1義足部
5 第2義足部


Claims (4)

  1. 義足使用者の下肢を覆う義足用スポーツウェアであって、
    前記義足用スポーツウェアの義足側は、義足使用者が着用する断端袋の上端側から裾にかけて、義足使用者の断端部を覆う第1義足部と断端袋及び義足を覆う第2義足部からなる二重構造とした
    ことを特徴とする、義足用スポーツウェア。
  2. 前記第1義足部の上端側表面が高摩擦性素材である
    ことを特徴とする、請求項1記載の義足用スポーツウェア。
  3. 前記第2義足部の上端側裏面が高摩擦性素材である
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の義足用スポーツウェア。
  4. 前記第2義足部の下端側背面に、義足のソケットに板バネを連結する接合金具を挿通するための穴部が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の義足用スポーツウェア。

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