JP3177647U - スマートフォン用落下防止バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】スマートフォンを安定的に保持できるようにして、落下の防止および操作性の向上を図るとともに、ファッション性を追求することができるようにしたスマートフォン用落下防止バンドを提供する。
【解決手段】スマートフォン3に装着されたスマートフォン用ハードケース4に取り付けられるスマートフォン用落下防止バンド1は、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部11を設ける。さらに、テープ状リング半部11の両端部に両端部が直接的ないしは間接的にそれぞれ固着された手甲側リング半部12と、手甲側リング半部12の内面側に両端部を固着された伸縮性帯部13と、手甲側リング半部12に付設された装飾部材14とを備えて構成される。
【選択図】図3
【解決手段】スマートフォン3に装着されたスマートフォン用ハードケース4に取り付けられるスマートフォン用落下防止バンド1は、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部11を設ける。さらに、テープ状リング半部11の両端部に両端部が直接的ないしは間接的にそれぞれ固着された手甲側リング半部12と、手甲側リング半部12の内面側に両端部を固着された伸縮性帯部13と、手甲側リング半部12に付設された装飾部材14とを備えて構成される。
【選択図】図3
Description
本考案はスマートフォン用落下防止バンドに関し、さら詳しくはスマートフォンにスマートフォン用ハードケースを利用して取り付けられるスマートフォン用落下防止バンドに関する。
スマートフォンは、いまや携帯電話機の主流になりつつあるが、パーソナルコンピューター(パソコン)の技術をベースに製造されているため、衝撃や水に弱く、慎重な取り扱いを要する電子機器である。
オリコン株式会社による携帯電話機利用者の男女10〜40代を対象にした携帯電話機の破損に関する調査結果では、942人中87人が「自分で壊したことがある」と回答した。携帯電話機の破損の原因について聞いたところ、「水没させた」が36.8%で最も多く、「画面を破損した」(33.3%)、「落としすぎて正常に起動しなくなった(画面破損は除く。)(18.4%)と続いた(非特許文献1参照)。
スマートフォンは、従来の携帯電話機(フィーチャーフォン)に比べて画面の露出面積が広く外形も大きくなり、かつ重いので、片手で長時間安定して把持し続けることには困難が伴う。特に、女性や子供等の小さな手では、スマートフォンを片手で長時間安定して持つことはより困難である。また、スマートフォンを手に持ちながらの長時間の操作は利用者に大きな負担であり、このため、手からスマートフォンを落下させて、破損させたり、水没させたりする等の事故が多く発生していた。従来のスマートフォンの落下による破損や故障を防ぐ手段としては、耐震ケースや耐水ケース等の保護ケースを用いる、スマートフォン自体に耐震機能や防水機能を付けるといったことが多かった。さらに、スマートフォンの片手で操作することは難しく、片手での操作ではメールの打ち間違い、誤発信などの誤操作をするおそれが高かった。このため、従来は、スマートフォンを操作する際には、片方の手でスマートフォンを持ち、もう片方の手で操作をすることが多かった。
上述のような諸事情を考慮して、スマートフォンの落下を防止するとともに片手で持った状態で安定させることができるようにするために、バンカーリングと呼ばれるアクセサリーが提案されている(非特許文献2参照)。このバンカーリングは、リングの付いた基板をスマートフォンの背面に接着し、リングに指1本または2本を挿通してスマートフォンを保持するものである。
一方、iPhone(登録商標)等のスマートフォン市場が女性層に拡大したことにより、アプリケーション(アプリ)はあまり購入しないが、スマートフォン用ケース等のアクセサリーをファッションとして楽しむ新しい層が拡大しているとの報告がある(非特許文献3参照)。このことから、スマートフォンのアクセサリーの需要が非常に増える傾向にあることが伺える。
例えば、スマートフォン用ケースは、合成樹脂や金属等の素材でスマートフォンの一部を被覆するように形成されており、落下時の衝撃を吸収するとともに、スマートフォンの色彩や模様を変えてスマートフォンでスマートフォン利用者の個性を表現したり、ファッション性を楽しんだりするために使用される。
平成23年10月23日付オリコンニュース「スマホ破損、NO1.理由は「水没」「画面破壊」も3割に」、[online]、オリコン株式会社、[平成24年5月25日検索]、インターネット<http://life.oricon.co.jp/2002987/full/>
「アクセタウン楽天市場支店ホームページ」、[online]、大伍貿易株式会社、[平成24年5月25日検索]、インターネット<http://item.rakuten.co.jp/acce-town/bunkerring/>
2012年4月18日付Yahooニュース「iPhoneアクセサリー市場はアプリ市場より成長する!? AppBank Storeが東急プラザ表参道原宿にオープン」[online]、ヤフー株式会社、[平成24年5月25日検索]、インターネット<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120418-00000034-zdn_m-mobi>
上述した従来のスマートフォンは、外形が大きく、かつ重く、片手で長時間安定して把持し続けることには困難が伴うので、スマートフォンを手に持ちながらの長時間の操作は利用者の大きな負担であり、特に片手での操作ではメールの打ち間違い、誤発信などの誤操作が生じて支障をきたすという問題点があった。
また、従来使用されることがあるバンカーリングは、リングの付いた基板をスマートフォンの背面に接着し、リングに指1本または2本を挿通してスマートフォンを保持するものであるが、バンカーリングとスマートフォンとが接着されているだけなので、両者が容易に外れてしまうことがあるという問題点があった。
さらに、スマートフォンの落下時の衝撃を吸収するとともに、スマートフォンの色彩や模様を変えてファッション性を楽しむためにスマートフォン用ケースが用いられることはあったが、スマートフォン用ケース自体には、スマートフォンを片手で保持した際の落下防止機能や操作性を向上させる機能はなかった。
本考案の目的は、上述の点に鑑み、スマートフォンにスマートフォン用ハードケースを利用して取り付けることにより、スマートフォンの落下を防止できるようにしたスマートフォン用落下防止バンドを提供することにある。
また、本考案の他の目的は、スマートフォンを片手で安定的に保持できるようにすることにより、スマートフォンの片手での操作性を向上できるようにしたスマートフォン用落下防止バンドを提供することにある。
さらに、本考案の別の目的は、スマートフォンに着脱自在に取り付けられるようにすることにより、スマートフォンにさらなるファッション性を持たせることができるようにしたスマートフォン用落下防止バンドを提供することにある。
請求項1記載のスマートフォン用落下防止バンドは、スマートフォンにスマートフォン用ハードケースを装着した状態でスマートフォンとスマートフォン用ハードケースとの間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部と、前記テープ状リング半部の両端部に両端部が直接的ないしは間接的にそれぞれ固着された手甲側リング半部と、前記手甲側リング半部の内面側に両端部を固着された伸縮性帯部とから構成されることを特徴とする。
請求項2記載のスマートフォン用落下防止バンドは、請求項1記載のスマートフォン用落下防止バンドにおいて、前記手甲側リング半部に、装飾部材が付設されていることを特徴とする。
請求項3記載のスマートフォン用落下防止バンドは、スマートフォンにスマートフォン用ハードケースを装着した状態でスマートフォンとスマートフォン用ハードケースとの間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部と、前記テープ状リング半部の両端部に両端部をそれぞれ固着された伸縮性リング半部とから構成されることを特徴とする。
請求項4記載のスマートフォン用落下防止バンドは、請求項3記載のスマートフォン用落下防止バンドにおいて、前記伸縮性リング半部を覆うように、かつ前記テープ状リング半部の両端部に両端部がそれぞれ固着された円筒布状被覆部材を備えることを特徴とする。
請求項1記載のスマートフォン用落下防止バンドによれば、スマートフォンにスマートフォン用ハードケースを装着した状態でスマートフォンとスマートフォン用ハードケースとの間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部と、テープ状リング半部の両端部に両端部が直接的ないしは間接的にそれぞれ固着された手甲側リング半部と、手甲側リング半部の内面側に両端部を固着された伸縮性帯部とから構成されるので、スマートフォン用ハードケースとスマートフォン用落下防止バンドとの間に手を入れることにより、スマートフォンの落下を防止することができるという効果がある。また、スマートフォンの片手での操作性を向上できるという効果がある。さらに、スマートフォン用落下防止バンドの選択および変更により、スマートフォンにファッション性を持たせ、スマートフォン利用者の個性を表現することを可能にするという効果がある。
請求項2記載のスマートフォン用落下防止バンドによれば、手甲側リング半部に、装飾部材が付設されているので、スマートフォン用落下防止バンドの選択および変更によってスマートフォンのファッション性をさらに際立たせることができることができるという効果がある。
請求項3記載のスマートフォン用落下防止バンドによれば、スマートフォンにスマートフォン用ハードケースを装着した状態でスマートフォンとスマートフォン用ハードケースとの間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部と、テープ状リング半部の両端部に両端部をそれぞれ固着された伸縮性リング半部とから構成されるので、スマートフォン用ハードケースとスマートフォン用落下防止バンドとの間に手を入れることにより、スマートフォンの落下を防止できるという効果がある。また、スマートフォンの片手での操作性を向上できるという効果がある。さらに、スマートフォン用落下防止バンドの選択および変更により、スマートフォンにファッション性を持たせ、スマートフォン利用者の個性を表現することを可能にするという効果がある。
請求項4記載のスマートフォン用落下防止バンドによれば、伸縮性リング半部を覆うように、かつテープ状リング半部の両端部に両端部がそれぞれ固着された円筒布状被覆部材を備えることにより、スマートフォンのファッション性をさらに際立たせることができることができるという効果がある。
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2は、本考案の実施例1に係るスマートフォン用落下防止バンド1の正面図および側面図である。
スマートフォン用落下防止バンド1は、テープ状リング半部11と、手甲側リング半部12と、伸縮性帯部13と、装飾部材14とから、その主要部が構成されている。
テープ状リング半部11は、布地,合成樹脂,炭素繊維等の素材で薄手のテープ状に形成されており、スマートフォン3(図3参照)にスマートフォン用ハードケース4(図3参照)を装着した状態でスマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙に摺動可能に挿通されるようになっている(図4参照)。
手甲側リング半部12は、皮革,合成皮革,布等で帯状に形成されており、その両端部がテープ状リング半部11の一端部および伸縮性帯部13の一端部にそれぞれ糸で縫い付けられている。なお、テープ状リング半部11と手甲側リング半部12との固着方法は、糸による縫合に限られず、接着剤による接合、熱硬化樹脂による熱熔着等の各種方法を採用することができる。スマートフォン3に装着されたスマートフォン用ハードケース4に取り付けた際に、手甲側リング半部12は、外側となり、色彩や模様を付けることによってスマートフォン3にファッション性を持たせることができる。
伸縮性帯部13は、伸縮性を有する布ゴムバンド,ゴムバンド,合成樹脂バンド等の素材で帯状に形成されており、一端は手甲側リング半部12の内側に、他端はテープ状リング半部11の一端および手甲側リング半部12の一端にそれぞれ糸で縫い付けられている。なお、伸縮性帯部13とテープ状リング半部11および手甲側リング半部12との固着方法は、糸による縫合に限られず、接着剤による接合、熱硬化樹脂による熱熔着等の各種方法を採用することができる。伸縮性帯部13に伸縮性のある素材を用いることにより、伸縮性帯部13が手甲側リング半部12を手に弾性的に密着させるとともに、手甲側リング半部12と伸縮性帯部13との間に指を挿入したときに抜けにくくする役割を果たす。
装飾部材14は、皮革、合成皮革,布等でリボン状に形成されており、手甲側リング半部12の外面に接着剤等で固着されている。スマートフォン3に装着されたスマートフォン用ハードケース4にスマートフォン用落下防止バンド1を取り付けた際に、装飾部材14を付設した手甲側リング半部12が外側となり、装飾部材14が外部に露出するので、スマートフォン3により一層のファッション性を持たせることができる。なお、装飾部材14をリボン状のものとしたが、装飾部材14はどのようなものでもよく、例えば、金属、石、ガラス等の他の素材で所望の形状およびサイズに形成することができる。
スマートフォン用落下防止バンド1のサイズは、例えば、全体の長さが232〜238mmに設定される。テープ状リング半部11のサイズは、例えば、長さが130〜133mm、幅が10〜20mmに設定される。手甲側リング半部12のサイズは、長さが102〜105mm、幅が10〜20mmに設定される。
次に、このように構成された実施例1に係るスマートフォン用落下防止バンド1の使用方法について説明する。なお、以下においては、スマートフォン3が、例えば、米国アップル社製のiPhone(登録商標)、特にiPhone4であるものとして説明する。しかしながら、スマートフォン3はこれに限られるわけではなく、アンドロイド搭載携帯電話機、ウインドウズモバイル搭載携帯電話機等の、その他の携帯電話機であってもよいことはいうまでもない。
スマートフォン3にスマートフォン用落下防止バンド1を取り付けるときには、図3に示すように、スマートフォン用ハードケース4を利用する。なお、スマートフォン用ケースには、ソフトケースとハードケースとがあるが、ソフトケースの場合には、本考案のスマートフォン用落下防止バンドを取り付けた際に自らの弾性で変形して、スマートフォン用落下防止バンドを脱落させてしまう恐れがあるので、本考案では利用しないものとする。
スマートフォン3は、正面(図3において上面。以下同様)中央部に長方形のタッチスクリーンディスプレイ31が、正面上端縁部にはインカメラ32およびスピーカー33が、正面下端縁部にはホームボタン34がそれぞれ設けられている。また、スマートフォン3の上端面(図3において左端面。以下同様)にはスリープ/ウェイクボタン35およびイヤフォン・マイクジャック36が設けられ、スマートフォン3の左端面(図3において前端面。以下同様)にはマナースイッチ37およびボリュームコントロールボタン38,38が設けられている。さらに、スマートフォン3の背面の左上隅部には、高解像度カメラ39(図4参照)およびLEDフラッシュ40(図4参照)が設けられている。なお、スマートフォン3の下端面には外部接続コネクターおよびマイク・スピーカー、スマートフォン3の右端面にはマイクロSIMスロットがそれぞれ設けられているが、本考案とは直接関係しないので、特には図示しない。
スマートフォン用ハードケース4は、合成樹脂,金属等の素材でスマートフォン3の背面および外周に嵌合するように長方形皿状に形成されており、スマートフォン3の背面と当接する背面板部41と、スマートフォン3の右側面と当接する右側面壁部42と、スマートフォン3の左側面と当接する左側面壁部43とから、その主要部が構成されている。
背面板部41には、スマートフォン3へのスマートフォン用ハードケース4の装着時にスマートフォン3の高解像カメラ39およびLEDフラッシュ40が外部に露呈するように長孔41aが穿設されている(図4参照)。
右側面壁部42は、背面板部41の右端縁から垂直に立ち上がるように延出され、その両端部は背面板部41の上端縁および下端縁で背面板部41の内方に向けてそれぞれ湾曲されて若干延長されている。また、右側面壁部42の先端縁には、背面板部41の内方に向けて若干突出する係止用突条42aが突設されている。背面板部41の内面と係止用突条42aの下面との距離は、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との嵌合時に係止用突条42aがスマートフォン3の右側縁を係止してスマートフォン3を抜け止めするように、スマートフォン3の厚みとほぼ同じになるように設定されている。
左側面壁部43は、背面板部41の左端縁から垂直に立ち上がるように延出され、またその両端部は背面板部41の上端縁および下端縁で背面板部41の内方に向けてそれぞれ湾曲されて若干延長されている。また、左側面壁部43の先端縁には、背面板部41の内方に向けて若干突出する係止用突条43aが突設されている。背面板部41の内面と係止用突条43aの下面との距離は、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との嵌合時に係止用突条43aがスマートフォン3の左側縁を係止してスマートフォン3を抜け止めするように、スマートフォン3の厚みとほぼ同じになるように設定されている。また、左側面壁部43の上端寄りには、スマートフォン3のマナースイッチ37およびボリュームコントロールボタン38,38が操作可能に外部に露呈するように長孔43bおよび43cがそれぞれ穿設されている。
まず、右側面壁部42および左側面壁部43間の背面板部41の内面にテープ状リング半部11を載せるようにスマートフォン用落下防止バンド1をスマートフォン用ハードケース4に配置する。このとき、手甲側リング半部12、伸縮性帯部13および装飾部材14は、スマートフォン用ハードケース4の背面側に垂れ下がるように位置し、かつ伸縮性帯部13がスマートフォン3のホームボタン34側となるようにする。
次に、この状態からスマートフォン3をスマートフォン用ハードケース4に対して上から押し込むようにする。すると、スマートフォン用ハードケース4の右側面壁部42および左側面壁部43がスマートフォン3から加えられる力によって自身の弾性で左右外方向に若干撓んで右側面壁部42,左側面壁部43間が開いてスマートフォン3がスマートフォン用ハードケース4内に嵌入される。スマートフォン3の背面がスマートフォン用ハードケース4の内面に当接するまで押し込まれると、右側面壁部42および左側面壁部43が自身の弾性によって左右内方向に復元して係止用突条42aおよび43aがスマートフォン3の前面の左右両端縁をそれぞれ係止し、スマートフォン3にスマートフォン用ハードケース4がスマートフォン用落下防止バンド1とともに装着される(図4参照)。
このスマートフォン3へのスマートフォン用ハードケース4の装着状態では、スマートフォン用落下防止バンド1は、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙でテープ状リング半部11が上下方向および左右方向に若干摺動することが可能であるが、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙に厚みのある手甲側リング半部12や伸縮性帯部13が入り込むことはできず、所定の範囲内でそれ以上の摺動が規制されている。
このため、図4に示すように、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド1との間に手を入れてスマートフォン用ハードケース4を指と掌で把持するようにすれば、スマートフォン3を手で安定して保持することができるとともに、たとえ指の力を緩めたとしても手甲側リング半部12に手が引っ掛かり、スマートフォン3が手から落下することを未然に防止することができる。特に、手甲側リング半部12と伸縮性帯部13との間に小指を挿入するようにすれば、小指が手甲側リング半部12と伸縮性帯部13との間から抜け止めされ、スマートフォン3を手から落下させる危険性をさらに小さくすることができる。
なお、図4では、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド1との間に左手を入れるように図示したが、右手を入れるようにすることもできる。また、手甲側リング半部12と伸縮性帯部13との間に小指を挿入するように図示したが、スマートフォン用落下防止バンド1の取り付け方向を上下逆にして親指を挿入するようにすることもできる。
以上説明したように、実施例1によれば、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド1との間に手を入れてスマートフォン用ハードケース4を指と掌で把持するようにしたので、たとえ指の力を緩めたとしても手甲側リング半部12に手が引っ掛かり、スマートフォン3が手から落下することを容易に阻止することができる。これにより、スマートフォン3の落下による破損や水没等の事故を未然に防止することができる。
また、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド1との間に手を入れてスマートフォン用ハードケース4を指と掌で把持するようにしたので、スマートフォン3を片手で操作する際に安定感が得られために片手での操作性が向上し、メールの打ち間違い、誤発信などの誤操作を容易に防止することができる。
さらに、スマートフォン用落下防止バンド1の手甲側リング半部12に装飾部材14を付設したので、スマートフォン3のファッション性をさらに追求しようとするスマートフォン利用者の欲求を満足させることができる。
図5および図6は、本考案の実施例2に係るスマートフォン用落下防止バンド2を示す側面図および側断面図である。
スマートフォン用落下防止バンド2は、テープ状リング半部21と、伸縮性リング半部22と、円筒布状被覆部材23とから、その主要部が構成されている。
テープ状リング半部21は、実施例1におけるテープ状リング半部11と同様に、布地、合成樹脂,炭素繊維等の素材で薄手のテープ状に形成されており、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙に摺動可能に挿通されるようになっている。
伸縮性リング半部22は、実施例1における伸縮性帯部13と同様に、伸縮性を有する布ゴムバンド,ゴムバンド,合成樹脂バンド等の素材で帯状に形成されており、その両端部をテープ状リング半部21の両端部に糸でそれぞれ縫い付けられている。なお、テープ状リング半部21と伸縮性リング半部22との固着方法は、糸による縫合に限られず、接着剤による接合、熱硬化樹脂による熱熔着等の各種方法を採用することができる。
円筒布状被覆部材23は、布,合成樹脂等の素材で円筒状に縫製されており、伸縮性リング半部22を挿通した状態で伸縮性リング半部22を外部から見えないように被覆するように、両端部がテープ状リング半部21の両端部に糸でそれぞれ縫い付けられている。なお、テープ状リング半部21と円筒布状被覆部材23との固着方法は、糸による縫合に限られず、接着剤による接合、熱硬化樹脂による熱熔着等の各種方法を採用することができる。円筒布状被覆部材23の自然長は、伸縮性リング半部22の自然長よりも1.5〜2倍に設定されており、円筒布状被覆部材23の中で伸縮性リング半部22は自由に伸縮できるようになっている。
このように構成された実施例2に係るスマートフォン用落下防止バンド2は、実施例1に係るスマートフォン用落下防止バンド1と同様に、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙にテープ状リング半部21を挿通させることによって取り付けられる。
スマートフォン3へのスマートフォン用ハードケース4の装着状態で、スマートフォン用落下防止バンド2は、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙でテープ状リング半部21が上下方向および左右方向に若干摺動することが可能であるが、スマートフォン3とスマートフォン用ハードケース4との間隙に厚みのある伸縮性リング半部22や円筒布状被覆部材23が入り込むことはできず、所定の範囲内でそれ以上の摺動が規制されている。
そして、図7に示すように、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド2との間に手を入れてスマートフォン用ハードケース4を指と掌で把持するようにすれば、スマートフォン3を手で安定して保持することができるとともに、たとえ指の力を緩めたとしても伸縮性リング半部22および円筒布状被覆部材23に手が引っ掛かり、スマートフォン3が手から落下することを容易に阻止することができる。特に、伸縮性リング半部22が収縮することによって手をスマートフォン用ハードケース4に押し付けるので、手がスマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド2との間から抜け止めされ、スマートフォン3を手から落下させる危険性をさらに小さくすることができる。
なお、図7では、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド2との間に左手を入れるように図示したが、右手を入れるようにしてもよい。
以上説明したように、実施例2によれば、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド2との間に手を入れてスマートフォン用ハードケース4を指と掌で把持するようにしたので、たとえ指の力を緩めたとしても伸縮性リング半部22の緊縮弾力によって伸縮性リング半部22および円筒布状被覆部材23に手が引っ掛かり、スマートフォン3が手から落下することを未然に防止することができる。
また、スマートフォン用ハードケース4とスマートフォン用落下防止バンド2との間に手を入れてスマートフォン用ハードケース4を指と掌で把持するようにしたので、スマートフォン3を安定的に保持することができ、片手で操作する際に安定感が得られために、メールの打ち間違い、誤発信などの誤操作を未然に防止することができる。
さらに、伸縮性リング半部22を円筒布状被覆部材23で覆うようにしたので、様々な模様がプリントされた多種多様な円筒布状被覆部材23を選択および変更することにより、スマートフォン用落下防止バンド2の色彩および模様を選択および変更させることができ、スマートフォンのファッション性を追求しようとするスマートフォン利用者の欲求を満足させることができる。また、円筒布状被覆部材23が円筒布状であるので、ペンで加筆したり、ピンでアクセサリを付けたりすることができ、スマートフォン利用者の個性をより一層発揮させることができる。
以上、本考案の各実施例について説明したが、これらはあくまでも例示にすぎず、本考案はこれらに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば、様々なスマートフォンの様々なスマートフォン用ハードケースの形状に合うように、スマートフォン用落下防止バンドを適宜な素材を用いて裁断、成型縫製し、スマートフォン用ハードケースの適宜な位置に取り付けることができる。
1,2 スマートフォン用落下防止バンド
3 スマートフォン
4 スマートフォン用ハードケース
11 テープ状リング半部
12 手甲側リング半部
13 伸縮性帯部
14 装飾部材
21 テープ状リング半部
22 伸縮性リング半部
23 円筒布状被覆部材
31 タッチスクリーンディスプレイ
32 インカメラ
33 スピーカー
34 ホームボタン
35 スリープ/ウェイクボタン
36 イヤフォン・マイクジャック
37 マナースイッチ
38 ボリュームコントロールボタン
39 高解像度カメラ
40 LEDフラッシュ
41 背面板部
41a 長孔
42 右側面壁部
42a 係止用突条
43 左側面壁部
43a 係止用突条
43b,43c 長孔
3 スマートフォン
4 スマートフォン用ハードケース
11 テープ状リング半部
12 手甲側リング半部
13 伸縮性帯部
14 装飾部材
21 テープ状リング半部
22 伸縮性リング半部
23 円筒布状被覆部材
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36 イヤフォン・マイクジャック
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38 ボリュームコントロールボタン
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41 背面板部
41a 長孔
42 右側面壁部
42a 係止用突条
43 左側面壁部
43a 係止用突条
43b,43c 長孔
Claims (4)
- スマートフォンにスマートフォン用ハードケースを装着した状態でスマートフォンとスマートフォン用ハードケースとの間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部と、
前記テープ状リング半部の両端部に両端部が直接的ないしは間接的にそれぞれ固着された手甲側リング半部と、
前記手甲側リング半部の内面側に両端部を固着された伸縮性帯部と
から構成されることを特徴とするスマートフォン用落下防止バンド。 - 前記手甲側リング半部に、装飾部材が付設されていることを特徴とする請求項1記載のスマートフォン用落下防止バンド。
- スマートフォンにスマートフォン用ハードケースを装着した状態でスマートフォンとスマートフォン用ハードケースとの間隙に摺動可能に挿通されるテープ状リング半部と、
前記テープ状リング半部の両端部に両端部をそれぞれ固着された伸縮性リング半部と
から構成されることを特徴とするスマートフォン用落下防止バンド。 - 前記伸縮性リング半部を覆うように、かつ前記テープ状リング半部の両端部に両端部がそれぞれ固着された円筒布状被覆部材を備えることを特徴とする請求項3記載のスマートフォン用落下防止バンド。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012003281U JP3177647U (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | スマートフォン用落下防止バンド |
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JP2012003281U JP3177647U (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | スマートフォン用落下防止バンド |
Publications (1)
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JP3177647U true JP3177647U (ja) | 2012-08-09 |
Family
ID=48004455
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016511983A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-04-21 | アイオグラファー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 画像取込コンピューティングデバイスのためのレセプタクル |
WO2018047960A1 (ja) | 2016-09-12 | 2018-03-15 | 健 ▲高▼田 | 携帯端末用カバー |
-
2012
- 2012-06-01 JP JP2012003281U patent/JP3177647U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016511983A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-04-21 | アイオグラファー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 画像取込コンピューティングデバイスのためのレセプタクル |
WO2018047960A1 (ja) | 2016-09-12 | 2018-03-15 | 健 ▲高▼田 | 携帯端末用カバー |
EP3512183A4 (en) * | 2016-09-12 | 2019-09-25 | Takada, Ken | COVER FOR PORTABLE TERMINAL |
US11272769B2 (en) | 2016-09-12 | 2022-03-15 | Ken Takada | Portable terminal cover for surrounding a portable terminal and a portable terminal case or other retainer in an integrated manner |
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