JP3177632U - ペットの手術後の着衣 - Google Patents

ペットの手術後の着衣 Download PDF

Info

Publication number
JP3177632U
JP3177632U JP2012003255U JP2012003255U JP3177632U JP 3177632 U JP3177632 U JP 3177632U JP 2012003255 U JP2012003255 U JP 2012003255U JP 2012003255 U JP2012003255 U JP 2012003255U JP 3177632 U JP3177632 U JP 3177632U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abdomen
clothes
clothing
pet
surgery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012003255U
Other languages
English (en)
Inventor
秀子 渡邉
Original Assignee
秀子 渡邉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 秀子 渡邉 filed Critical 秀子 渡邉
Priority to JP2012003255U priority Critical patent/JP3177632U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3177632U publication Critical patent/JP3177632U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

【課題】本願考案は、犬や猫のようなペットが避妊手術や内臓疾患の手術のために下腹部を開腹した後に、その縫合箇所を舐めたり引掻いたりできないようにしたペットの手術後の着衣を提供する。
【解決手段】着衣10に前足を挿通させる前足挿通部13と後足を挿通させる後足挿通部15とを形成し、しかも腹部には、後方に延長された延長部22を形成し、しかもこの延長部22の先端に伸縮性があるリブニット部材23から成る押えを縫付け、これによって手術を行なった下腹部が露出されないようにするとともに、手術部位または患部は着衣10の内側の腹部の部分に取付けられたゴムベルト25で保持されるガーゼで覆われるようにしたものである。
【選択図】図2

Description

本考案はペットの手術後の着衣に係り、とくに手術した部分を確実に覆うことによってペットが該手術部位を舐めないようにしたペットの手術後の着衣に関する。
飼っているペットが子供を産まないようにするために、手術を行なう。例えば雌のペットの場合には、子宮を残して両側の卵巣の摘出による避妊手術をする。また雄のペットの場合には、睾丸を除去する去勢手術が一般に行なわれる。またペットが内臓疾患等に罹った場合には、適宜手術が行なわれる。とくに腹部の開腹手術による内臓の治療が行なわれることが多い。
ペットがこのように手術を行なった後そのままの状態で放置しておくと、ペットが自分で手術部位であって縫合糸が露出している部分を舐めたり引掻いたりする可能性があり、とくに舐めると手術した部位を化膿させたり、あるいはまた出血させたりする可能性がある。
そこで従来は、手術した後にペットの首の部分に、特開2003−009703号公報や特開2007−089552号公報に開示されているエリザベスカラーと称される円錐状のカラーを装着し、このカラーによってペットが自ら手術部位を接触できないようにする等の対策がなされている。ところがエリザベスカラーは、ペット、すなわち犬や猫に対して大きなストレスを与え、食事の際にもエリザベスカラーが邪魔になる。またエリザベスカラーを装着すると、ドーム型のトイレに犬や猫が入れなくなる。これはカラーがドーム型トイレの入口の開口のエッジに接触するからである。
特開2003−009703号公報 特開2007−089552号公報
本願考案の課題は、着用すると、手術後においてペットが手術部位または患部を舐めたり触ったりできないようにしたペットの手術後の着衣を提供することである。
本願考案の別の課題は、下腹部の手術を行なった後に、該部位をペットが舐めたり手足で触ったりできないようにしたペットの手術後の着衣を提供することである。
本願考案のさらに別の課題は、エリザベスカラーによるストレスを解消し、これによって手術後におけるペットの生活の質を改善するようにしたペットの手術後の着衣を提供することである。
本願考案の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願考案の技術的思想、およびその実施の形態によって明らかにされる。
本願の主要な考案は、ペットの胴の部分を覆う手術後の着衣において、
後部に後足の少なくとも付根の部分を挿通させる後足挿通部を有し、
腹部側には性器にかからないように下腹部を覆う延長部が形成されるとともに、該延長部の先端に伸縮性のある押えが取付けられているペット用の手術後の着衣に関するものである。
ここで、胴の前部に前足を入れる前足挿通部が設けられていてよい。また胴の胸部または上腹部を覆う位置に伸縮を防止する伸縮防止部材が胴回り方向に沿って取付けられていてよい。また胴の内側であって腹部と対向する位置に一対のゴムベルトが離間して取付けられ、該ゴムベルトによってガーゼを保持するようにしてよい。また前記後足挿通部が筒状であって、後足の上半分を覆うようにしてよい。また前記後足挿通部が上方に切込まれて形成され、後足の上側部の筋肉が露出するようにしてよい。また前記下腹部を覆う延長部の先端の押えがリブ編のニットであってよい。また前記胸部または上腹部を覆う位置に取付けられている伸縮防止部材がテープであってよい。
本願の主要な考案は、ペットの胴の部分を覆う手術後の着衣において、後部に後足の少なくとも付根の部分を挿通させる後足挿通部を有し、腹部側には性器にかからないように下腹部を覆う延長部が形成されるとともに、該延長部の先端に伸縮性のある押えが取付けられるようにしたものである。
従ってこのようなペットの手術後の着衣によると、とくに下腹部を手術した場合に、この下腹部が延長部によって覆われることになる。しかも延長部の先端が伸縮性のある押えを備えており、このような押えによって延長部の先端が下腹部に密着するために、手術部位を舐めたり手足で引掻いたりすることが防止される。従って、手術部位を舐めたり引掻いたりすることによる化膿や出血を防止できる。また手術後においてこの着衣を着せることによって、エリザベスカラーの装着を不要にすることになる。従って手術後におけるペットの生活の質が改善される。
犬用の手術後の着衣の側面図である。 同着衣の底面図である。 犬用の手術後の着衣を裁断するための型紙の平面図である。 犬用の手術後の着衣を装着した犬の人形の外観斜視図である。 同仰向けの状態の平面図である。 猫用の手術後の着衣の側面図である。 同着衣の底面図である。 猫用の手術後の着衣の裁断のための型紙の平面図である。 手術後の着衣を装着した猫の外観斜視図である。 同別の外観斜視図である。
以下本願考案を図示の実施の形態によって説明する。図1および図2は、犬の手術後の着衣を示しており、この着衣10は、綿ニットを裁断して縫合したものであって、図1および図2に示すように前端側に円形の開口から成る首挿通部11を備えている。この首挿通部11の周囲にはリブニット部材12が取付けられている。また着衣10の前端側には前足挿通部13が形成されるとともに、この前足挿通部13の周囲にリブニット部材14が縫付けられている。これに対して着衣10の後側には、その下端側の部分に後足挿通部15が連設されるとともに、この後足挿通部15の開口縁部にリブニット部材16が縫合わされている。
またこの着衣10は図1に示すように、後部開口20を備え、この後部開口20によって犬の尻尾や肛門、あるいは性器を露出させるようにしている。なお後部開口20の周囲にはゴムひも21が挿通されている。また着衣10の腹側の部分であってその後端の部分は延長部22になっており、この延長部22で犬の下腹部を覆うようにしている。なお延長部22の先端側にはリブニット部材23から成る押えが縫付けられており、これによって延長部22の先端側が確実に犬の下腹部を押えるようにしており、下腹部が延長部22との間で隙間を生じないようにしている。また着衣10の胸部または上腹部の位置において、この着衣10の周方向にテープ24が縫付けられている。このテープ24が伸縮防止部材を構成している。またこの着衣の胴の内側であって腹部と対向する位置には、前後に所定の間隔を隔てて互いに平行に一対のゴムベルト25が取付けられている。ゴムベルト25は、手術部位または患部を保護するガーゼを保持するためのものである。
図3はこのような犬の手術後の着衣を裁断するための型紙を示しており、図3Bに示す背中身頃と、図3Aに示す腹身頃とを組合わせて縫合して製作されるようになっている。なお図3に示す型紙において、図3Bは背中の半体28を示しており、図3Aは、腹側の半体29を示している。すなわち図3Bに示す半体28を左右にそれぞれ裁断するとともに、図3Aに示す腹部半体29を左右にそれぞれ裁断し、これらを縫合わせることによって着衣10が組立てられる。
図4および図5は、このような犬の手術後の着衣を、犬の形をした人形に装着した状態を示している。とくに図5は、手術後の着衣を装着した犬の人形を仰向けの状態で写真撮影したものであって、下腹部がこの手術後の着衣によって覆われていることが示されている。
このような犬の手術後の着衣は、そのほぼ全体が胴の部分を覆うようになっており、この着衣10からは首と前足と後足とがそれぞれ首挿通部11、前足挿通部13、および後足挿通部15から外に出るようになっている。そして胴のとくに胸部または上腹部のだぶつきがテープ24から成る伸縮防止部材によって押えられ、犬の胴の部分に対してほぼタイトになる。ここで着衣10は、とくに下腹部を覆う延長部22を備え、しかも延長部22の先端にリブニット部材23から成る押えを縫付けるようにしている。従って避妊手術や内臓疾患等の手術であって、とくに下腹部を手術した場合において、この手術部位をより完全に延長部22によって覆うことが可能になる。従って、下腹部の手術部位を直接舐めたり、あるいはまた手足で引掻いたりすることができなくなり、これによって手術部位が保護される。しかも手術部位または患部は、一対のゴムベルト25によって保持されるガーゼで保護されるようになる。従って手術後において、首の部分に円錐状のカラー、すなわちエリザベスカラーを装着する必要がなくなる。エリザベスカラーを取付けないために、犬がストレスを感じなくなるとともに、食事やドーム型トイレに対する出入りを妨げられることがなくなり、これによって手術後における犬の生活の質の改善が図られる。
次に猫の手術後の着衣を図6〜図8によって説明する。図6および図7に示すように、着衣10は基本的には犬のそれと共通であって、リブニット部材12を備える首挿通部11と、リブニット部材14を備える前足挿通部13と、リブニット部材16を備える後足挿通部15とを備えている。また尻尾や肛門、あるいは性器を露出させる後部開口20を備えている。そしてとくに図5に示すように、猫の下腹部を覆う延長部22が設けられ、この延長部22の先端には押えを構成するリブニット部材23が縫付けられる。また胸部または上腹部を覆う位置に伸縮防止部材を構成するテープ24が縫付けられる。また猫の手術後の着衣の胴の内側であって腹部と対向する位置に一対のゴムベルト25が取付けられている。ゴムベルト25は、手術部位または患部を覆うガーゼを保持するためのものである。
図9および図10は、このような猫の手術後の着衣を装着した猫を写真撮影した画像を示している。すなわち猫の胴の部分は、その下腹部も含めて大部分がこの手術後の着衣によって覆われることになる。従って手術後において、傷が癒える前の間においても、エリザベスカラーを装着する必要がない。
このような猫の手術後の着衣の特徴は、足挿通部15にある。一般に猫は、その足の付根の部分であって外側部の筋肉が拘束されると、跳躍の運動機能が制限される。これによって動きが抑制されることになる。そこでこのような猫の運動機能を損なうことがないように、後部挿通部15の大きさを大きくするとともに、上方に切込むようにして後足挿通部15を形成している。このような構成によると、猫の跳躍のための後足の両側部の筋肉の動きが制限されず、自由な動きが可能になる。従って、跳躍運動を妨げられることがなく、猫の活動の自由度が高まる。
しかもこのような猫の手術後の着衣において、とくに猫の下腹部は先端にリブニット部材23を備える延長部22によって覆われるようになっている。従って避妊手術や内臓疾患のために下腹部を切開した場合においても、縫合部位がゴムベルト25によって保持されるガーゼで覆われ、さらに延長部22によって覆われ、しかもリブニット部材23から成る押えによって延長部22の後端が下腹部に密着するようになり、これによってとくに猫の手術後における下腹部を猫が舐めたり手足で引掻いたりすることがなくなり、下腹部の手術部位が確実に保護される。またこのような着衣10を装着することによって、首の部分にエリザベスカラーを装着する必要がなくなり、猫に対するストレスを緩和できる。
なおこのような猫の手術後の着衣は、図8Bに示す背中身頃の型紙と、図8Aに示す腹身頃の型紙とを組合わせて縫合して製作される。なお図8Bは、背中身頃の半体を示し、図8Aは、腹身頃の半体を示している。
以上本願考案を図示の実施の形態によって説明したが、本願考案は上記実施の形態によって限定されることなく、本願考案の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態における後部開口20の大きさやその形成位置は、犬や猫の体格に応じて任意に変更されてよい。また下腹部を覆う延長部22の延長長さについても、犬や猫の手術部位に応じて任意に調整することが可能である。また図6および図7に示す猫の後部挿通部15についても、足の付根の部分の筋肉の運動を拘束しない範囲内において、下方に向けて筒状に延長することが可能である。
本願考案は、ペットの手術後の着衣として利用可能である。
10 着衣
11 首挿通部
12 リブニット部材
13 前足挿通部
14 リブニット部材
15 後足挿通部
16 リブニット部材
20 後部開口
21 ゴムひも
22 延長部
23 リブニット部材(押え)
24 テープ(伸縮防止部材)
25 ゴムベルト
28 背中側半体
29 腹側半体

Claims (8)

  1. ペットの胴の部分を覆う手術後の着衣において、
    後部に後足の少なくとも付根の部分を挿通させる後足挿通部を有し、
    腹部側には性器にかからないように下腹部を覆う延長部が形成されるとともに、該延長部の先端に伸縮性のある押えが取付けられているペット用の手術後の着衣。
  2. 胴の前部に前足を入れる前足挿通部が設けられている請求項1に記載のペットの手術後の着衣。
  3. 胴の胸部または上腹部を覆う位置に伸縮を防止する伸縮防止部材が胴回り方向に沿って取付けられている請求項1または2に記載のペットの手術後の着衣。
  4. 胴の内側であって腹部と対向する位置に一対のゴムベルトが離間して取付けられ、該ゴムベルトによってガーゼを保持するようにした請求項1〜3の何れかに記載のペットの手術後の着衣。
  5. 前記後足挿通部が筒状であって、後足の上半分を覆う請求項1〜4の何れかに記載のペットの手術後の着衣。
  6. 前記後足挿通部が上方に切込まれて形成され、後足の上側部の筋肉が露出する請求項1〜4の何れかに記載のペットの手術後の着衣。
  7. 前記下腹部を覆う延長部の先端の押えがリブ編のニットである請求項1〜6の何れかに記載のペットの手術後の着衣。
  8. 前記胸部または上腹部を覆う位置に取付けられている伸縮防止部材がテープである請求項1〜7の何れかに記載のペットの手術後の着衣。
JP2012003255U 2012-05-31 2012-05-31 ペットの手術後の着衣 Expired - Fee Related JP3177632U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003255U JP3177632U (ja) 2012-05-31 2012-05-31 ペットの手術後の着衣

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003255U JP3177632U (ja) 2012-05-31 2012-05-31 ペットの手術後の着衣

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3177632U true JP3177632U (ja) 2012-08-09

Family

ID=48004442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012003255U Expired - Fee Related JP3177632U (ja) 2012-05-31 2012-05-31 ペットの手術後の着衣

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3177632U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3194079U (ja) * 2014-07-01 2014-11-06 櫻井 慶子 猫用術後服
KR101927773B1 (ko) * 2017-06-27 2019-03-18 주식회사 닥터펫스타 애견용 관절 보정 서포터

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3194079U (ja) * 2014-07-01 2014-11-06 櫻井 慶子 猫用術後服
KR101927773B1 (ko) * 2017-06-27 2019-03-18 주식회사 닥터펫스타 애견용 관절 보정 서포터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6431123B1 (en) Protective coverings for animals
US6595162B1 (en) Systems and methods for covering and lifting animals
US6070557A (en) Systems and methods for covering animal wounds
US9204620B2 (en) Post surgical treatment for quadrupeds
US20120199082A1 (en) Wearable Wound-Covering for a Quadruped Animal
JP2006525020A (ja) 愛玩動物用おむつ服
CN112055535A (zh) 伴侣动物用伊丽莎白头套
JP4153554B1 (ja) 犬の四肢カバー
JP3177632U (ja) ペットの手術後の着衣
JP5400994B2 (ja) 動物用コルセット
JP2006211933A (ja) 獣類用保温ジャケット
JP6190998B1 (ja) 動物用被服
US20180235177A1 (en) Post-surgery Protective Garment for Preventing an Animal from Biting or Licking Incision Areas
JP4072179B2 (ja) 動物用患部保護脱落防止カバー
JP3224600U (ja) ペット犬の術後用衣服
JP6282008B2 (ja) 四足動物用首ホールドカラー
KR101927774B1 (ko) 애견용 의류의 제조방법
JP3194079U (ja) 猫用術後服
RU2289240C1 (ru) Гигиеническое белье для домашних животных-млекопитающих
RU224444U1 (ru) Послеоперационная попона-штаны для кошек и собак
US20220015332A1 (en) Protective Collar Attachment System
JP6883895B1 (ja) ペット用衣類
JP3236997U (ja) ペット用衣服
JP3197919U (ja) ペット等動物用衣服型紙及びその衣服
US10080638B1 (en) Protective wrap

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150718

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees