JP3177212U - 研磨輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的軽量で組み立てが容易な研磨輪を提供する。
【解決手段】回転軸に取り付ける取付穴部を中央部に備える略円柱状の中芯部材12を有し、該中芯部材は該中芯部材の外周面の全周に等間隔に形成された所定の深さの複数の溝部を備え、複数の溝部はいずれも回転軸に直交する面に対して所定の角度をなして形成され、少なくとも一面に研磨材の層を有する帯状の研磨布紙18が、該研磨布紙の長手方向端部を溝部に挿入して固着され、中芯部材の外周面から放射状に配列される。
【選択図】図1

Description

本考案は、研磨輪に関し、より詳細には、研磨布紙を多数重ね合わせて輪状に形成してなる研磨輪に関する。
布面に多数の凹凸を有する研磨布紙を多数重合して輪状に形成し、互に重なり合った各研磨布紙間において、各凹凸面の多数凹部が研磨材収納間隙に形成されると共に、多数凸部が研磨材保持体に形成されたバフ研磨輪が提案されている(特許文献1参照)。
また、図5(a)に示す研磨輪(スリットホイール)において、(b)に示すように、研磨布紙72と研磨布紙72の間にスペーサ74が入れられている研磨輪70や、(e)に示すように、研磨布紙76と研磨布紙76の間に隙間なく植え込まれたぎっしりと植え込まれた研磨輪80が開発されている(非特許文献1参照)。そして、(c)及び(d)に示すように、研磨輪70,80を組み立てるときに研磨布紙72,76以外に補強リング78やスペーサ74などを組み合わせて製造される。
特開平5−228846号公報
「YANASE研磨総合カタログNo.9」、簗瀬株式会社、2010年、p. 333
しかしながら、上記特許文献1の発明は、布面に多数の凹凸を有する研磨布紙が互いに重なり合っているので、研磨材が間隙内に収納され高速回転時に間隙内から容易に脱落されず、比較的多くがバフ布の織目に残留するが、熱が発生し易いという欠点があった。
また、上記非特許文献1の発明は、研磨布紙72,76以外に補強リング78やスペーサ74などを組み合わせることが必要であり、このとき研磨布紙72,76やスペーサ74に補強リング78を通す加工が必要であるので製造が困難である。また、部品点数が多いため重量が重くなるという課題があった。
本考案は、上記従来の課題を解決するものであり、組み立てが容易であり、かつ比較的軽量な研磨輪を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、回転軸に取り付ける取付穴部を中央部に備える略円柱状の中芯部材(12)を有し、前記中芯部材は、該中芯部材の外周面の全周に等間隔に形成された所定の深さの複数の溝部(14)備え、前記複数の溝部はいずれも前記回転軸に直交する面に対して所定の角度をなして形成され、少なくとも一面に研磨材の層を有する帯状の研磨布紙(18)が、該研磨布紙の長手方向端部(18a)を前記溝部に挿入して固着され、前記中芯部材の外周面から放射状に配列されることを特徴とする研磨輪を提供する。
本考案に係る研磨輪によれば、中芯部材の外周面に溝部が複数形成され、帯状の研磨布紙の長手方向端部を溝部に挿入して固着される構成であるので、研磨布紙やスペーサに補強リングを通すことが必要でなく組み立てが容易である。また、スペーサや補強リングが必要でないので部材の数が減るため、その分軽量にすることができる。
好ましい態様では、前記複数の溝部はいずれも回転軸に直交する面に対して40度から50度の範囲のいずれかの角度をなして形成されることを特徴とする。このことにより、所定角度が90度、すなわち溝部が回転軸に平行に形成されている場合、又は回転軸に直交する面に対して40度未満又は50度を超える場合に較べて、広い面積の研磨布紙を取り付けることができるので、研磨効率が向上する。
上記態様では、前記研磨布紙は、前記長手方向端部とは異なる他の長手方向端部(18b)から長手方向に切り込まれた所定の長さの複数の切り込み(18c)を有することを特徴とする。このような構成によれば、研磨布紙に設けられた切り込みによって研磨布紙が他の長手方向端部にかけて複数に分けられるので、被研磨物によりソフト接触することができる。
上記態様では、前記中芯部材が合成樹脂素材又は木材を含むのが好ましい。このような構成によれば、中芯部材が軽量になり、研磨輪を軽量にできる。更に好適には、前記中芯部材が発砲樹脂で構成され、前記発砲樹脂は、発砲スチロール,発砲ポリエチレン,発砲ポリプロピリン又はウレタンを含む。このような構成によれば、中芯部材をより軽量にできるため、研磨輪を更に軽量にできる。
以上のように、本考案に係る研磨輪によれば、中芯部材の外周面の全周に溝部が複数形成され、帯状の研磨布紙が一端部を溝部に挿入されて固着され中芯部材に放射状に配列される構成であるので、組み立てが容易となり、部材の数が減るので比較的軽量にすることができる。
実施例1に係る研磨輪を示す外観図である。 実施例1に係る研磨輪を構成する中芯部材を示す外観図である。 実施例1に係る研磨輪を構成する研磨布紙を示す外観図である。 実施例2に係る研磨輪を構成する中芯部材を示す外観図である。 従来例を示す説明図である。
以下、図に示す実施例により本考案を更に詳細に説明する。なお、これにより本考案が限定されるものではない。
−実施例1−
図1は、実施例1に係る研磨輪10を示す外観図である。図1に示すように、研磨輪10は、中芯部材12と研磨布紙18を有し、研磨布紙18は、その一端辺が中芯部材12の外周面に固着され、放射状に配列されている。
図2は、実施例1に係る研磨輪を構成する中芯部材12を示す外観図である。図2に示すように、中芯部材12は、互いに平行な第1平面12aと第2平面12bをその上面と下面とし、第1平面12aの周辺と第2平面12bの周辺で囲まれる外周面12cを有する。また、中芯部材12の中央部には、第1平面12aから第2平面12bへ貫通する取付穴部16が形成され、取付穴部16には研磨輪10に回転力を与える回転軸(図示せず)が取り付けられる。そして、回転軸、つまり第1平面12aと第2平面12bの中心軸に直交する面に対して90度の角度、つまり回転軸に平行に、その外周面全体に亘って等間隔で溝部14が複数形成されている。
図3は、実施例1に係る研磨輪を構成する研磨布紙18を示す外観図である。図3に示すように、研磨布紙18は、1の長手方向端部18bから長手方向に所定の長さの複数の切り込み18cが形成されている。本実施例では、研磨布紙18の長さは100mmであり、長手方向端部18bから70mmの切り込みが長手方向に、かつ短手方向に等間隔に4本設けられている。長手方向端部18aは、長手方向端部18bとは長手方向の反対側であって切り込み18cが形成されていない端部であり、後述するように長手方向端部18aから中芯部材12の溝部14に研磨布紙18が挿入され、固着される。
[製造方法]
以下、研磨輪10の製造方法について図1ないし3を参照しながら説明する。
まず、厚さ25mmの発砲スチロールにホールソーで直径135mmの円柱材を加工し、該円柱材の中心に直径25mmの円形の穴を貫通させ、回転軸に取り付ける取付穴部16を形成する。次に、外周面の全周に等間隔に幅1.0mm、深さ5.0mmの溝14を該回転軸に平行な方向に100個形成することによって、中芯部材12が製造される。
一方、一面に研磨材の層を有し、厚さが約1.0mm弱の研磨布紙シート(図示せず)を長さ100mm、幅25mmの大きさに切断し、長手方向端部18bから70mmの切り込み18cを長手方向に、かつ短手方向に等間隔に4本入れ、図3に示す帯状の研磨布紙18を製作する。以上を繰り返し、研磨布紙18を100個製作する。
次に、各研磨布紙18に、その長手方向端部18bとは長手方向の反対側であって切り込み18cが切り込まれていない長手方向端部18aの両面(研磨材の層を有する面とその反対面)に、端から約5.0mmの幅に接着剤を塗った後、中芯部材12の溝14に挿入する。同様にして、100個の溝14すべてに、順次、研磨布紙18を研磨材の層が同じ面を向くように挿入する。研磨布紙18の端辺18aの両面につけられている接着剤は、暫くすると固まり、中芯部材12の溝14内面に研磨布紙18の端辺18aが固着する。このようにして、図1に示すように、中芯部材12の外周面から放射状に研磨布紙18が配列された研磨輪10が完成する。
本考案の実施例1に係る研磨輪10は、中芯部材12に研磨布紙18が接着剤で固着されるという簡単な構造であり、従来技術のような補強リングやスペーサは必要ないので、部品が少なく、更に中芯部材12が発砲スチロールで作られているので、軽量である。また、補強リングに研磨布紙やスペーサを組み合わせた後、中芯部材12に接着剤で固着して研磨布紙を取り付けるという従来技術のような複雑な組み立て方法ではなく、中芯部材12に研磨布紙18を接着剤で固着するだけであり、組み立てが容易である
−実施例2−
図4は、実施例2に係る研磨輪を構成する中芯部材22を示す外観図である。図4に示すように、本実施例2の中芯部材22は、実施例1の中芯部材12(図2参照)のように、溝部14が回転軸に平行に形成されるのではなく、回転軸、つまり回転軸が貫通する取付穴部26の中心軸に直交する面に対して所定の角度、本実施例では約45度、傾斜して外周面の全周に亘って等間隔に形成される。その他の構成は実施例1の中芯部材12と同様であるので、その重複する説明は省略する。
各研磨布紙(図示せず)の短辺の長さは35.3mmとし、他の構成は実施例1にて示した研磨布紙28と同様である。
また、研磨輪20の製造方法についても、実施例1にて説明した方法と同様である。
本実施例に係る研磨輪では、回転軸に直交する面に対して45度の角度を有する溝24が形成されるので、実施例1の場合と較べて、帯の幅が長く、面積が広い研磨布紙28を取り付けることができる。したがって、溝24の角度を変えることによって研磨タッチを変化させ、研磨効率を更に向上できる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、中芯部材の材質は、合成樹脂材料又は木もしくは合成木材である場合についても同様に適用することができる。
本考案に係る研磨輪は、細かいところや凹凸面を研磨するときに有用である。
10,70,80 研磨輪
12,22 中芯部材
12a,22a 中芯部材の第1面
12b,22b 中芯部材の第2面
14,24 溝部
16,26 取付穴部
18,72,76 研磨布紙
74 スペーサ
78 補強リング
「YANASE研磨総合カタログNo.9」、柳瀬株式会社、2010年、p.333

Claims (5)

  1. 回転軸に取り付ける取付穴部を中央部に備える略円柱状の中芯部材(12)を有し、
    前記中芯部材は、該中芯部材の外周面の全周に等間隔に形成された所定の深さの複数の溝部(14)を備え、
    前記複数の溝部はいずれも前記回転軸に直交する面に対して所定の角度をなして形成され、
    少なくとも一面に研磨材の層を有する帯状の研磨布紙(18)が、該研磨布紙の長手方向端部(18a)を前記溝部に挿入して固着され、前記中芯部材の外周面から放射状に配列されることを特徴とする研磨輪。
  2. 前記所定の角度が40度から50度の範囲であることを特徴とする請求項1記載の研磨輪。
  3. 前記研磨布紙は、前記長手方向端部とは異なる他の長手方向端部(18b)から長手方向に切り込まれた所定の長さの複数の切り込み(18c)を有することを特徴とする請求項1又は2記載の研磨輪。
  4. 前記中芯部材が合成樹脂素材又は木材を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の研磨輪。
  5. 前記中芯部材が発砲樹脂で構成され、前記発砲樹脂は、発砲スチロール,発砲ポリエチレン,発砲ポリプロピリン又はウレタンを含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の研磨輪。
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