JP3177197U - カートンおよびカートンブランク - Google Patents

Abstract

【課題】液密性の底部受け部を有するカートンを提供する。
【解決手段】カートンは、底部パネル３０、側部パネル１０，２０，４０，５０及びガゼット付き端部パネル２２，１３０，３２，１４０，４２によって部分的に画定された底部受け部を有する。底部受け部は、液密性を有するように、接着シールをなくして構成することができる。
【選択図】図１

Description

技術分野は、ブランク、及びそれから折り曲げ可能に形成された構成物に、また特に、容器を収容するための小出しカートンに関する。

［関連出願］
本願は、２００５年２月１日に出願された「GUSSETED CARTON（ガゼット付きカートン）」と題する米国仮出願第６０／６４９，３５１号の利益を主張し、その内容全体は、あたかもそれ全体が本明細書に示されているかのように、この参照によって本明細書に援用される。

［関連技術］
ハンドル付きボトルキャリアが知られている（特許文献１）。
小出しカートンは既知である。従来の小出しカートンは、小出し機能部が形成された上部パネルを有することができる。そのようなカートンは、カートンを開いたとき、上部パネル又は別のパネルを通して小出し可能である飲料容器等のいくつかの物品を収容するために使用されるであろう。一般的に、封入されている容器を低温に保持するために、カートンを冷蔵しなければならない。容器を小出しするためにカートンを冷蔵庫から取り出したとき等、カートンがもはや冷蔵されないとき、望ましくないことにも容器が暖まるであろう。その場合、容器を再び冷蔵するか、他の方法で冷却しなければならない。

特表２００２−５２６３４６号公報

［概要］
本考案の第１の例示的な実施の形態によれば、カートンは、上部パネル、底部パネル、第１側部パネル、第２側部パネル、第１ガゼット付き端部パネル、及び第２ガゼット付き端部パネルを有する。カートンの底部受け部が、底部パネル、側部パネル及びガゼット付き端部パネルによって部分的に画定されることができる。カートンは、たとえば飲料容器等の１つ又は複数の物品を収容するであろう。

第１実施の形態の一態様によれば、底部受け部は、底部パネルより上方に延出する高さであって、それより下方には糊又は他の接着剤によって封止された継ぎ目がない高さを有するように構成されることができる。したがって、底部受け部は液密性を有することができる。一適用例では、カートンを小出しパターンで開き、氷を容器と一緒にカートンに入れることができる。氷が溶けると、氷から流出した水が、底部受け部内に保持される。

本考案の別の一態様によれば、カートンの輸送中又は保管中にカートン内に収容されている物品が壊れたり破裂した場合、底部受け部が、容器内容物の全部又は一部を保持するのに役立つであろう。

本考案の他の態様、特徴及び詳細は、図面と組み合わせた以下の詳細な説明の参照及び添付の実用新案登録請求の範囲からより完全に理解されることができる。

通常のやり方に従って、以下に記載する図面のさまざまな特徴は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。本考案の実施の形態をより明らかに図示するために、図中のさまざまな機能部及び要素の寸法は、拡大又は縮小されるであろう。

本考案の第１実施形態に従ったカートンを形成するために使用されるブランクの平面図である。 部分的に組み立てた状態にあるカートンの端部斜視図である。 部分的に組み立てた状態にあるカートンの反対端部の斜視図である。 容器を内部に収容している組み立て済みカートンの斜視図である。 使用者が上部パネルでカートンを開くところを示す図である。 開かれたカートン、及びカートン内に収容された容器を示す図である。

［詳細な説明］
本考案の第１実施形態は、包括的には、たとえば飲料容器等の物品の保管及び小出しに適するカートンに関する。カートンは、たとえば液体、氷又は他の冷却材をカートン底部内に収容するのに適した底部受け部を提供する。１つの例示的な実施形態では、カートン内に保持された物品を冷却するために、開いたカートンに氷を追加することができる。氷が溶けると、それによって生じる流出水の全部又は一部が、底部受け部内に保持される。

本カートンの実施形態内に収容される物品は、たとえばペタロイド型ボトル容器、飲料缶、ガラス又はプラスチックボトル等の容器、又は食品の包装に使用されるもの等の他の容器を含むことができる。説明のためであって、本考案の範囲を制限するためではないが、以下の詳細な説明は、本カートンの実施形態内に配置されたボトル飲料容器を記載する。本明細書において、「下方」、「上方」及び「上部」という表現は、完全に組み立てられた直立カートンに関して決定される向きを表す。

図１は、本考案の第１実施形態に従ったカートン又はキャリヤ１６０を形成するために使用されるブランク８の平面図である。カートン１６０は、容器Ｃを装填したとき、（図４に示す）パッケージ１９０を形成する。図１に示すように、ブランク８は、長手方向中心線Ｃ_Ｌに関して対称的又はほぼ対称的でよい。したがって、ブランクの部分的又は完全な長手方向対称性を反映するために、図面中の一定要素は、同一又は同様の符号を有するであろう。

ブランク８は、第１横方向折り線２１で第１下側パネル２０に折り曲げ可能に連結された第１上側パネル１０と、第２横方向折り線３１で第１下側パネル２０に折り曲げ可能に連結された底部パネル３０と、第３横方向折り線４１で底部パネル３０に折り曲げ可能に連結された第２下側パネル４０と、第４横方向折り線５１で第２下側パネル４０に折り曲げ可能に連結された第２上側パネル５０と、第５横方向折り線６１で第２上側パネル５０に折り曲げ可能に連結された上部パネル６０とを有する。接着パネル７０が、第６横方向折り線７１で第１上側パネル１０に折り曲げ可能に連結されることができる。

第１ダイヤモンド形隅部１１０が、第１上側パネル１０及び第１下側パネル２０の両端部に配置されている。第１ダイヤモンド形隅部１１０は、一部が斜め折り線１１２、１２２、１１４、１２４によって画定された１対の三角形パネル１１６、１２６を有する。上側端部パネル１２が、斜め折り線１１２でダイヤモンド形隅部１１０に折り曲げ可能に連結され、下側端部パネル２２が、斜め折り線１２２でダイヤモンド形隅部１１０に折り曲げ可能に連結されている。第２ダイヤモンド形隅部１５０が、第２上側パネル５０及び第２下側パネル４０の両端部に配置されている。第２ダイヤモンド形隅部１５０は、一部が斜め折り線１５２、１６２、１５４、１６４によって画定された１対の三角形パネル１５６、１６６を有する。上側端部パネル５２が、斜め折り線１６２で第２ダイヤモンド形隅部１５０に折り曲げ可能に連結され、下側端部パネル４２が、斜め折り線１５２でダイヤモンド形隅部１５０に折り曲げ可能に連結されている。

上部パネル６０は、（図４に示す）カートン１６０から物品を小出しするために上部パネル６０を開くことができるようにする一定パターンの複数の引き裂き線６６を有することができる。上部パネル６０を開くための開始点として機能するために、指穴すなわち進入穴６８も上部パネル６０に設けることができる。引き裂き線６６のパターンは、図１ではほぼ「Ｘ字形」パターンで斜めに配置されるが、開放パターンを形成するために他のパターンの引き裂き線、切れ目及び／又は他の破断線も適する。上端部パネル６２が、長手方向折り線６３で上部パネル６０の各端部に折り曲げ可能に連結されている。各上端部パネル６２は、たとえばハンドル開口６４を有する。第１上側端部パネル１２及び第２上側端部パネル５２にそれぞれハンドル切り欠き１４、５４を設けてもよい。ハンドル切り欠き１４、５４は、形状がハンドル上端部パネル６２内のハンドル開口６４の形にほぼ一致するであろう。

本考案の１つの例示的な態様によれば、底端部パネル３２が、底部パネル３０の各端部に配置され、三角形のガゼットパネル１３０、１４０が、底端部パネル３２の両側部から延出している。ガゼットパネル１３０、１４０は、組み立てられたカートン１６０内の（図４に示す）完全又は部分的液密性の底部受け部１６５の一部を形成する。底端部パネル３２は、長手方向折り線３３に沿って底部パネル３０に折り曲げ可能に連結されている。ガゼットパネル１３０は、斜め折り線１３２に沿って下側端部パネル３２に、且つ斜め折り線１３４に沿って底端部パネル３２に折り曲げ可能に連結されている。ガゼットパネル１４０は、斜め折り線１４２に沿って底端部パネル３２の反対側部に、且つ斜め折り線１４４に沿って下側端部パネル４２に折り曲げ可能に連結されている。接着パネル３４が、長手方向折り線３６に沿って各底端部パネル３２に折り曲げ可能に連結されることができ、折り線３６は、たとえばガゼットパネル１３０、１４０の外縁と同一直線上にあってもよい。パネル１２、２２、１３０、３２、３４、１４０、４２、５２、６２は全体的に、ブランク８の第１周縁区域（図１の上方領域又は上方区域）に沿って、またブランク８の第２周縁区域（図１の下方領域又は下方区域）に沿って延在している。

次に、図２及び図３を参照しながら、ブランク８を組み立ててカートン１６０にする例示的な方法を説明する。図２は、部分的に組み立てた状態にあるカートン１６０を示し、一端部が部分的に閉鎖されている。図２において、ブランク８はすでに折り曲げられて、接着パネル７０（図示せず）が、上部パネル６０の内側に接着されている。ブランク８は開放し、それにより、ほぼ管形を形成している。側端部パネル１２、２２、４２、５２は、ダイヤモンド形隅部１１０、１５０で部分的に内向きに折り曲げられている。側端部パネル１２、２２、４２、５２を内向きに折り曲げるとき、ガゼットパネル１３０、１４０も内側へ引き込まれる。

図３は、閉鎖されているカートンの反対端部を示し、ここでは底端部パネル３２が上向きに折り曲げられ、それにより、パネル３２、３４が側端部パネル１２、２２、４２、５２の外側と接触してその上に重なっている。パネル３２、３４は、一カ所又は複数カ所で側端部パネル１２、２２、４２、５２のいずかに、又はすべてに、たとえば接着によって取り付けられるであろう。パネル３２、３４を上向きに折り曲げるとき、ガゼットパネル１３０、１４０も内向きに折り曲げられて、それぞれ下側端部パネル２２、４２に重なる。ガゼット１３０、１４０は、一カ所又は複数カ所で下側端部パネル２２、４２に、たとえば接着によって取り付けられるであろう。図３では、下側端部パネル４２が、後述するように、陰線で表されている。上端部フラップ６２は、上側端部パネル１２、５２と接触するように下方へ折り曲げられて、それらに接着される。

図４は、組み立てられたカートン１６０を示す。容器Ｃ又は他の物品又は物質が、カートン１６０の両端部を閉じる前の任意時に、部分的に形成されたカートン１６０内に装填される。容器Ｃを内部に収容しているカートン１６０は、パッケージ１９０を形成する。図１も参照すると、パネル１２、２２、３２、４２、５２、６２、１３０、１４０は、カートン１６０の第１端部に第１端部パネル１７２を、カートンの第２端部に第２端部パネル１７４を形成している。ハンドル開口６４及び切り欠き１４、５４は、端部パネル１７２、１７４にハンドル１７６を形成している。

本考案の一態様によれば、ガゼットパネル１３０、１４０は、組み立てられたカートン１６０内に少なくとも部分的に液密性の底部受け部１６５を部分的に画定するであろう。底部受け部１６５の上縁部又は境界線が、図４に破線で示され、カートン１６０の底部の一部分で、それより下方には水又は他の液体が漏れる可能性がある接着シール又は継ぎ目がまったく形成されていない部分を表している。すなわち、第１実施形態によれば、流体がカートン１６０から逃げる可能性がある材料の接着シール又は他の接合部が、カートンの、底部受け部１６５の上縁部より下方の位置に設けられていない。したがって、再び図３を参照すると、底部受け部１６５は、ブランク８の折り曲げられた材料の連続部分から形成されるであろう。受け部１６５の液密部分の高さであって、それより下方には接着継ぎ目がない高さが、図３及び図４に高さＨ_Ｒとして概ね示されている。図３を参照すると、高さＨ_Ｒは、図３に陰線を用いて示すように、ガゼットパネル１４０が下側パネル４２に折り曲げ可能に連結される最上点、及びガゼットパネル１３０が（図３では見えない）下側パネル２２に折り曲げ可能に連結される最上点とほぼ一致するであろう。

高さＨ_Ｒは、たとえばカートン１６０の高さに応じて定められるであろう。たとえば、図４を参照すると、受け部１６５は、カートン１６０の高さＨ_Ｃの少なくとも約５％である高さＨ_Ｒを有する液密性部分を画定するであろう。飲料容器Ｃを収容するカートンでは、高さＨ_Ｒが少なくとも約９．５ミリメートルである。一実施形態では、高さＨ_Ｒが約２５．４〜３．２ミリメートルである。たとえば、予想されるもっと多い液体量をカートン１６０内に収容するために、高さＨ_Ｒを増加させてもよい。

図５及び図６は、上部パネル６０で開いたカートン１６０を示す。図５を参照すると、上部パネル６０には最初に、進入穴６８で進入することができる。次に、上部パネル６０を引き裂き線６６の１本又は複数本に沿って引き裂き、それにより、図６に示すように、カートン１６０を開くことができる。上部パネル６０を開くことにより、カートン１６０の内部１８０から小出しできるように容器Ｃが露出する。

所望ならば、開放した後、追加の物品をカートン１６０に入れてもよい。たとえば、容器Ｃが飲料容器である場合、容器Ｃの上方に氷を載せてカートン内部１８０に保持し、それにより、容器を冷却することができる。氷が溶けると、カートン１６０の底部の受け部１６５が、溶けた氷から流出した水の全部又は一部を保持する働きをする。受け部１６５はまた、たとえば、それがなければ接着継ぎ目を通って逃げる可能性がある微細粒子状物質を収容するように機能することもできる。カートン１６０の輸送中又は保管中に１つ又は複数の容器Ｃが破損した場合、底部受け部１６５は、破損した容器の内容物の全部又は一部を保持するように機能することができる。

ブランク８は、たとえば、カートン１６０の底部の液体が選択時間長さにわたって底部受け部１６５内に留まるように、任意の所望程度の耐水性を有する材料で構成されることができる。したがって、カートン１６０は、底部受け部１６５内に保持されている液体が最初、少なくともそれが高さＨ_Ｒに達するまで、カートン１６０内に留まるように構成されることができる。

図３及び図４を参照すると、カートン１６０の端部パネル１７２、１７４を、側端部パネル１２、２２、４２、５２の垂直高さに沿った選択的接着によって形成し、それにより、高さＨ_Ｒより上方に付加的な程度の水保持が得られるようにすることができる。

本考案の原理に従ったカートンは、板紙等の材料から形成されることができる。したがって、長期にわたって水又は他の液体に晒されると、カートン材の部分的浸透性により、カートンは水が湿ったカートン表面を通過できるようにする。本明細書において、「液密性」という表現は一般的に、カートンの、材料の連続部分から形成された部分、すなわち、液体又は微細粒子状物質が通過して漏れることがある接着継ぎ目がない部分を定義するために使用され、したがって、「液密性」という表現は、経時的に水が部分的に浸透可能になるカートンを包含する。

上記の実施形態において、カートン１６０は、２０本の３４０グラムボトル容器Ｃを４×５配列で収容するように記載されている。しかしながら、本考案の原理に従ったカートン内に、他の配置の容器、パッケージ、物品及び他の品物も収容することができる、たとえば、本考案の原理に従って構成されたカートンは、３×４、４×３、３×６、２×４、２×５等の他の配列で物品を保持するような寸法及び形状であっても、満足な働きをするであろう。ブランク８の寸法は、たとえば、さまざまな容器形状を収容するように変更されてもよい。たとえば、本考案の原理に従って構成されたカートン内に、４５４グラムのペタロイド型ボトルを収容することもできる。

上記の例示的な実施形態では、例示的なブランクは、たとえばクレーコート新聞印刷用紙（ＣＣＮ）、同質無漂白クラフト板紙（ＳＵＳ）及び他の材料から形成されるであろう。一般的に、ブランクは、たとえばキャリパが少なくとも約１４の板紙から構成され、そのため、それは通常の紙より重く、且つ剛直である。ブランクはまた、カード用厚紙等の他の材料、又はカートンが少なくともほぼ上記のように機能できるようにするのに適する特性を有する任意の他の材料から構成されることもできる。

ブランクは、たとえばクレーコートで被覆されることができる。それから、クレーコート全体に製品、広告及び他の情報又は画像を印刷してもよい。その後、ブランク上に印刷された情報を保護するために、ブランクにニスを塗ってもよい。たとえば、ブランクの片面又は両面に防湿層を塗布してもよい。ブランクの選択パネル又はパネル部分に１つ又は複数のシート状材料を積層する、又はそれらで被覆することもできる。

上記実施形態は、１つ又は複数のパネルが糊で貼り合わされるように記載されることができる。「糊」という表現は、板紙カートンパネルを所定位置に固定するために一般的に使用されるすべての接着剤を包含するものとする。

本明細書で使用する「線」という表現は、直線だけでなく、湾曲、曲線又は角変位線等の他の種類の線も含む。

例示的な実施形態によれば、折り線は、任意のほぼ線形であるが、必ずしも直線でない形であって、それに沿って折り曲げやすくする弱め線の形である。詳しく言うと、本考案の範囲を狭めるためではないが、折り線は、材料内に所望の弱め線に沿って押しつぶした、又は凹ませた部分を生じる、鈍い刻みナイフ等で付けた線等の切り込み線や、所望の弱め線に沿って材料に部分的に入れた切れ目、及び／又は所望の弱め線に沿って材料に部分的に入れた、且つ／又は材料を貫通した一連の切れ目や、これらの特徴のさまざまな組み合わせを含む。折り線を生じるために切れ目を使用する状況では、切れ目は一般的に、分別のある使用者が誤って折り線を引き裂き線と見なしてしまうほどに過度に広がっていないであろう。

図示の実施形態では、選択された折り線が、線に沿って折り曲げやすくするために、間隔を置いた切れ目を含むように示されている。切れ目がカートンの底部受け部分より下方又はそれに近接する場合、折り線に沿った漏れを防止するために、１００％未満の切れ目が使用されるであろう。代替として、受け部分内又はその付近では、切れ目又は切り込みが省かれるであろう。

本考案の第２実施形態によれば、トレイ又は他の構成物が形成される。一例として、図１を参照すると、折り線５１の右側の要素を省くと共に、フラップ７０を省くことによって、ブランク８を変更することができる。このように変更されたブランク８から開放トレイが形成されるであろう。

本考案の以上の記載は、本考案を示し、説明している。また、本開示は、本考案の選択された実施形態だけを示して説明しているが、本考案は、さまざまな他の組み合わせ、変更形態及び環境で使用されることができ、上記教示及び／又は関連技術分野の技術又は知識に対応した、本明細書に記載する考案の概念の範囲に入る変更又は修正が可能であることを理解されたい。

１０ 第１上側パネル
１２ 上側端部パネル
２０ 第１下側パネル
２２ 下側端部パネル
３０ 底部パネル
４０ 第２下側パネル
５０ 第２上側パネル
６０ 上部パネル
１１０ 第１ダイヤモンド形隅部パネル
１３０ ガゼットパネル
１６０ カートン
１６５ 底部受け部
１７２ 第１端部パネル
１７４ 第２端部パネル

Claims (16)

1. カートンであって、
   上部パネルと、
   前記上部パネルにほぼ平行に延在する底部パネルと、
   第１上側パネル及び第１下側パネルを有する第１側部パネルと、
   第２上側パネル及び第２下側パネルを有する第２側部パネルと、
   第１端部パネルであって、
   長手方向折り線で前記底部パネルに折り曲げ可能に連結された第１底端部パネル、
   前記第１底端部パネルの両側にそれぞれ折り曲げ可能に連結されている一対の第１ガゼットパネル、
   一対の第１側端部パネルであって、前記一対の第１側端部パネルの一方は、前記一対の第１ガゼットパネルの一方に折り曲げ可能に連結され、前記一対の第１側端部パネルの他方は、前記一対の第１ガゼットパネルの他方に折り曲げ可能に連結され、前記一対の第１側端部パネルのそれぞれは、上側端部パネルと下側端部パネルとを有している、一対の第１側端部パネル、および
   一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルであって、前記一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルの一方は、前記第１側端部パネルと、前記上側端部パネルの一方と、前記下側端部パネルの一方とにそれぞれ前記長手方向折り線に対して斜めになった斜め折り線で折り曲げ可能に連結され、前記一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルの他方は、前記第２側端部パネルと、前記上側端部パネルの他方と、前記下側端部パネルの他方とにそれぞれ前記長手方向折り線に対して斜めになった斜め折り線で折り曲げ可能に連結されている、一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルを有する第１端部パネルと、
   前記上側パネルおよび前記下側パネルは、それぞれ連続する折り線により折り曲げ可能に連結されており、前記連続する折り線のそれぞれは、それぞれのダイヤモンド形隅部パネルとそれぞれの側端部パネルとを実質的に横切って延在しており、前記連続する折り線のそれぞれは、それぞれの上側端部パネルとそれぞれの下側端部パネルとを折り曲げ可能に連結しており、
   第２端部パネルと
   を備え、該カートンの少なくとも部分的に液密性底部受け部が、前記底部パネル、前記第１及び第２側部パネル及び前記一対の第１側端部パネルによって少なくとも部分的に画定され、
   前記底部パネルは、前記長手方向折り線を横切って前記底部パネルのそれぞれの端部の間を延在する底部長さを有し、前記上部パネルは、前記長手方向折り線を横切って前記上部パネルのそれぞれの端部の間を延在する上部長さを有し、前記底部パネルの端部と前記上部パネルの端部とが前記カートンのそれぞれの第１端部およびそれぞれの第２端部で垂直方向に一致するように、前記底部長さが前記上部長さと等しいことを特徴とするカートン。
2. 前記底部受け部は、前記カートンの、上境界を有する部分であって、該上境界より下方には接着継ぎ目が形成されていない上境界を有する部分を含むことを特徴とする請求項１に記載のカートン。
3. 前記一対の第１ガゼットパネルのそれぞれは、前記底端部パネルと前記一対の第１側端部パネルの一方とに重なることを特徴とする請求項１に記載のカートン。
4. 前記第２端部パネルに折り曲げ可能に連結された一対の第２ダイヤモンド形隅部パネルをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のカートン。
5. 複数の物品を収納していることを特徴とする請求項１に記載のカートン。
6. １本又は複数本の破断線によって画定される小出し機能部をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のカートン。
7. 前記底部受け部は、少なくとも９．５ミリメートルの高さを有することを特徴とする請求項１に記載のカートン。
8. 前記上部パネルは、前記第１及び第２側部パネルの一方に折り曲げ可能に連結されていることを特徴とする請求項１に記載のカートン。
9. 前記一対の第１ガセットパネルのそれぞれは、前記第１低端部パネルに前記長手方向折り線に対して斜めになったガセット折り線により連結されていることを特徴とする請求項１に記載のカートン。
10. カートンブランクであって、
    上部パネルと、
    底部パネルと、
    第１上側パネル及び第１下側パネルを有する第１側部パネルと、
    第２上側パネル及び第２下側パネルを有する第２側部パネルと、
    該カートンブランクの第１周縁区域に沿って延在する複数の第１パネルであって、
    長手方向折り線で前記底部パネルに折り曲げ可能に連結された第１底端部パネル、
    前記第１底端部パネルの両側にそれぞれ折り曲げ可能に連結されている一対の第１ガゼットパネル、
    一対の第１側端部パネルであって、前記一対の第１側端部パネルの一方は、前記一対の第１ガゼットパネルの一方に折り曲げ可能に連結され、前記一対の第１側端部パネルの他方は、前記一対の第１ガゼットパネルの他方に折り曲げ可能に連結され、前記一対の第１側端部パネルのそれぞれは、上側端部パネルと下側端部パネルとを有している、一対の第１側端部パネル、および
    一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルであって、前記一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルの一方は、前記第１側端部パネルと、前記上側端部パネルの一方と、前記下側端部パネルの一方とにそれぞれ前記長手方向折り線に対して斜めになった斜め折り線で折り曲げ可能に連結され、前記一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルの他方は、前記第２側端部パネルと、前記上側端部パネルの他方と、前記下側端部パネルの他方とにそれぞれ前記長手方向折り線に対して斜めになった斜め折り線で折り曲げ可能に連結されている、一対の第１ダイヤモンド形隅部パネルを有する複数の第１パネルと、
    前記上側パネルおよび前記下側パネルは、それぞれ連続する折り線により折り曲げ可能に連結されており、前記連続する折り線のそれぞれは、それぞれのダイヤモンド形隅部パネルとそれぞれの側端部パネルとを実質的に横切って延在しており、前記連続する折り線のそれぞれは、それぞれの上側端部パネルとそれぞれの下側端部パネルとを折り曲げ可能に連結しており、
    該カートンブランクの第２周縁区域に沿って延在する複数の第２パネルと
    を備え、
    前記底部パネルは、前記長手方向折り線を横切って前記底部パネルのそれぞれの端部の間を延在する底部長さを有し、前記上部パネルは、前記長手方向折り線を横切って前記上部パネルのそれぞれの端部の間を延在する上部長さを有し、前記底部長さが前記上部長さと等しいことを特徴とするカートンブランク。
11. 前記カートンブランクの前記第２周縁区域に沿って延在する一対の第２ダイヤモンド形隅部パネルをさらに備えることを特徴とする請求項１０に記載のカートンブランク。
12. 前記一対の第１ガゼットパネルは、三角形であることを特徴とする請求項１０に記載のカートンブランク。
13. 前記一対の第１ガゼットパネルは、三角形であることを特徴とする請求項１１に記載のカートンブランク。
14. 前記上部パネルは、ほぼ四角形であって、前記第１及び第２側部パネルの一方に折り曲げ可能に連結されていることを特徴とする請求項１０に記載のカートンブランク。
15. 前記一対の第１ガセットパネルのそれぞれは、前記第１低端部パネルに前記長手方向折り線に対して斜めになったガセット折り線により連結されていることを特徴とする請求項１０に記載のカートンブランク。
16. 少なくとも一つの前記斜め折り線は、
    前記第１ダイヤモンド形隅部パネルを前記第１上側パネルに折り曲げ可能に接続する第１斜め折り線と、
    前記第１ダイヤモンド形隅部パネルを前記第１下側パネルに折り曲げ可能に接続する第２斜め折り線とを有することを特徴とする請求項１０に記載のカートンブランク。

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