JP3176342U - ダンプカーの排荷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンプカーの荷台から直接に土嚢袋に砂などを装填したり、積荷を荷台から直接にコンベアに給送したりすることを、特別な袋詰め用の作業機を設置することなく、少ない労力でしかも短時間で容易に可能にするダンプカーの排荷装置を提供する。
【解決手段】流出口43の開閉ゲート50を有するホッパ40と、ホッパ40をダンプカーの荷台10の後端部に取り付けるための着脱機構とを備える。着脱機構が上部機構と下部機構とに分かれている。上部機構が、軸受け部材20と、係合部材と、ホッパ40に設けられた横向き軸体とを有する。下部機構が、上部機構によって荷台10の後端上部に装着された流入口形成箇所の下部を、荷台10の後端部に押し付ける結合手段を有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、ダンプカーの排荷装置、詳しくは、ダンプカーの荷台の砂や砂利などの積荷を、荷台から直接に土嚢袋に袋詰めしたりコンベアに給送したりすることができるようにすることに役立つ大掛かりでない排荷装置に関する。
土嚢袋を作製することに用いられる先行例としての土嚢袋詰め機が知られている。この土嚢袋詰め機では、袋詰め用枠体の上に敷設したレール上でホッパ台車を走行可能とし、所定位置で停止しているホッパ台車から砂を落として土嚢袋に装填することを可能にしている(たとえば、特許文献1参照)。また、他の先行例によって提案されているダンプカーの積荷排出機構では、ダンプカーを走行させながら、荷台の後部に設けたスクリューにより荷台の砂や砂利を排出することができるようになっている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2008−184756号公報 特開平10−119630号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されている土嚢袋詰め機は大掛かりであり、設置に広いスペースが必要であるばかりか、ダンプカーの荷台から直接にホッパ台車に砂や砂利などの積荷を投入することに困難を伴うために、袋詰め作業をどうしても砂置場で行うことを余儀なくされるという問題があった。また、砂置場での袋詰め作業では、砂置場に貯留した砂や砂利を人力でホッパ台車に投入する必要があり、そのために作業に多大な労力と時間が必要になるという問題もあった。
以上の問題に鑑み、本考案は、ダンプカーの荷台を傾けて砂や砂利などの積荷を流出させるだけで、その荷台から直接に土嚢袋に積荷を装填したり、砂や砂利などの積荷を荷台から直接にコンベアに給送したりすることを、特別な袋詰め用の作業機を設置することなく、少ない労力でしかも短時間で容易に可能にすることのできるダンプカーの排荷装置を提供することを目的とする。
本考案に係るダンプカーの排荷装置は、ダンプカーの荷台に積まれた積荷の流入口、この流入口に流入した積荷を一時貯留する胴体部、この胴体部に貯留されている積荷の流出口、及び、上記流出口の開閉ゲートを有してなるホッパと、このホッパを上記荷台の後端部に取り付けるための着脱機構と、を備えている。また、上記着脱機構が、上記ホッパの流入口形成箇所の上部を上記荷台の後端上部に着脱するための上部機構と、上記ホッパの流入口形成箇所の下部を上記荷台の後端下部に着脱するための下部機構とに分かれている。そして、上記上部機構が、上記荷台の後端部でその荷台の後板の横向き支軸に係合して当該後板を吊り下げることに用いられる軸受け部材と、この軸受け部材に支持された上記横向き支軸の当該軸受け部材からの脱落を阻止するための係合部材と、上記ホッパの流入口形成箇所の上部に設けられて上記軸受け部材に揺動自在に係合されることによりそのホッパを吊り下げ、かつ、上記係合部材によって上記軸受け部材からの脱落が阻止される横向き軸体と、を有し、上記下部機構が、上記上部機構によって上記荷台の後端上部に装着された上記流入口形成箇所の下部を上記荷台の後端部に押し付けてその荷台の床面にホッパの胴体部内面を連続させる結合手段を有している。さらに、ホッパの上記流出口が土嚢袋の開放口のサイズに見合う大きさに定められて、その流出口から流出した積荷を上記土嚢袋に直接に装填することを可能にするように構成してある。
この考案では、ホッパをダンプカーの荷台に取り付けるための着脱機構の上部機構として、荷台の後板をその荷台に取り付けることに用いられる軸受け部材や係合部材がそのまま活用されている。そのため、ダンプカーの荷台側に軸受け部材や係合部材を別途設けることなく、ホッパをその荷台の後端部に取り付けることが可能になるという利点がある。
また、上部機構によって荷台の後端上部に装着されたホッパの流入口形成箇所の下部を、結合手段によってその荷台の後端部に押し付けてその荷台の床面にホッパの胴体部内面を連続させておくと、荷台を傾けるだけでその荷台の積荷である砂や砂利などがホッパの流入口を経てホッパの胴体部に流入するようになる。したがって、ホッパの開閉ゲートを開くだけでホッパの流出口から積荷が流出する。そして、本考案では、ホッパの流出口が土嚢袋の開放口のサイズに見合う大きさに定められて、その流出口から流出した積荷を上記土嚢袋に直接に装填することを可能にするように構成してあるので、ホッパの流出口に土嚢袋を開放口を臨ませておくと、開閉ゲートが開かれた流出口から流出した積荷が土嚢袋に装填される。また、ホッパの流出口にコンベアを臨ませておけば、その流出口から流出した積荷がコンベアに給送される。
本考案では、上記開閉ゲートが、人力により揺動操作されて上記流出口を開閉する機能を有していると共に、上記胴体部の内部に揺動自在に積荷掻き出しロッドが配備され、上記開閉ゲートと上記積荷掻き出しロッドの揺動中心軸とが、開閉ゲートの揺動を積荷掻き出しロッドの揺動中心軸に伝達するリンク機構によって連結されている、という構成を採用することが可能である。この構成を採用しておくと、開閉ゲートを、必要に応じて、人力で開閉方向に揺動させるだけで、胴体部の内部で積荷掻き出しロッドも揺動するので、ホッパの胴体部で積荷が詰まって流出口からの積荷の円滑な流出が阻害されるという事態を未然に防止することが可能になる。
本考案では、上記ホッパの流出口の下部に、その流出口から流出した積荷が装填される土嚢袋の開口縁部を保持するためのフック部が設けられていることが望ましい。この構成を採用しておくと、ホッパの流出口から流出した積荷を土嚢袋に直接に装填するときに、その土嚢袋の開口縁部をフック部に保持させて土嚢袋をしっかりと流出口に臨ませておくことができるという利便性が得られる。
以上のように、本考案によれば、狭いスペースを活用してダンプカーの荷台の積荷を土嚢袋に直接に装填したりコンベアに給送したりすることが、少ない労力でしかも短時間で容易に可能になる。そのため、砂置場で袋詰め作業を行う必要が必ずしもなく、さらに、特別な袋詰め用の作業機を設置する必要もない、という効果が奏される。
本考案の実施形態に係る排荷装置を装備した荷台が水平姿勢に保たれている状態のダンプカーを説明的に示した概略側面図である。 同排荷装置を装備した荷台を傾斜姿勢にした状態のダンプカーを説明的に示した概略側面図である。 図2のIII部拡大図である。 ホッパを後方から見て示した概略正面図である。 排荷装置の取付構造を示した一部省略側面図である。 排荷装置の要部の内部構造を示した縦断側面図である。 開閉ゲートと積荷掻き出しロッドとの連動機構を示した説明図である。 他の使用状態を示した要部の概略側面図で ダンプカーを説明的に示した概略側面図である。 図9のダンプカーの要部の拡大側面図である。
本考案の実施形態を説明するのに先立ち、当該実施形態に係る排荷装置を装備可能なダンプカーを図9及び図10を参照して説明する。図9はダンプカーを説明的に示した概略側面図、図10は図9のダンプカーの要部の拡大側面図である。
図9に示したダンプカーは、車体1の後端部にヒンジ(不図示)を介して結合されている荷台10が、矢印Aのように、車体1に載架された水平姿勢(仮想線で示す)と、上記ヒンジを中心として傾動された傾斜姿勢(実線で示す)との間で揺動可能である。また、荷台10の後端部に後板12が設けられている。この後板12は、その上端部が、荷台10の後端部に設けられた枠体11の上部にヒンジ結合されている。
図10に枠体11と後板12とのヒンジ結合箇所を示してある。同図のように、枠体11には軸受け部材20が立ち上げられていて、その軸受け部材20には後向きに開いた凹入部21が備わっている。これに対し、後板12には、端部に横向き支軸14を備えたアーム部13が設けられている。そして、その横向き支軸14を軸受け部材20の凹入部21に後方から嵌め込むことによってその横向き支軸14を軸受け部材20に係合させると、横向き支軸14を介して後板12が軸受け部材20によって吊り下げられるようになっている。また、軸受け部材20には、その凹入部21の開放口22を開閉可能な係合部材23が備わっている。図例の係合部材23は円弧状に形成されていて、凹入部21の開放口22の上方の退避位置(仮想線で示してある)と凹入部21の開放口22を縦通してその開放口22を塞ぐ作動位置(実線で示してある)との間で揺動可能に軸受け部材20に取り付けられている。そして、作動位置では、図示のように凹入部21に嵌め込まれた横向き支軸14をその凹入部21と共働して回動自在に抱き込んで、その横向き支軸14が凹入部21から脱落することを阻止している。図例では、係合部材23にハンドル24を具備させてあるので、作業者はこのハンドル24を人力で矢印Bのように上下に揺動させることによって、係合部材23を退避位置と作動位置との間で揺動させることができる。
ダンプカーの道路走行時には、図9に仮想線で示したように荷台10が水平姿勢に保たれ、そのときには荷台10の後板12も上記ヒンジ結合箇所から垂直に垂れ下がって荷台10の後部を閉じている。これに対し、図9に実線で示したように荷台10を後下がりに傾斜させると、後板12が自重によって上記ヒンジ結合箇所から垂直に垂れ下がるので、荷台10の積荷が、開放された荷台10の後部から矢印Cのように流出する。
本考案の実施形態に係る排荷装置は、図9又は図10を参照して説明したダンプカーの荷台10の後端部に、上記後板12に置き換えて装備される。次に、本考案の実施形態を説明する。
図1は排荷装置30を装備した荷台10が水平姿勢に保たれている状態のダンプカーを説明的に示した概略側面図、図2は排荷装置30を装備した荷台10を傾斜姿勢にした状態のダンプカーを説明的に示した概略側面図である。図3は図2のIII部拡大図、図4はホッパ40を後方から見て示した概略正面図、図5は荷台10に対する排荷装置30の取付構造を示した一部省略側面図である。さらに、図6は排荷装置30の要部の内部構造を示した縦断側面図、図7は開閉ゲート50と積荷掻き出しロッド60との連動機構を示した説明図である。
図1及び図2のように、排荷装置30はダンプカーの荷台10の後端部に取り付けられる。この排荷装置30は、その主要素としてのホッパ40と、このホッパ40の流出口(排出口)を開閉するための開閉ゲート50とを備えていて、図2のようにダンプカーの荷台10を傾斜姿勢にして開閉ゲート50を開くと、荷台10の積荷である砂や土砂などが荷台10からホッパ40を経てその流出口から流出する。また、図1のようにダンプカーの荷台10を水平姿勢にして開閉ゲート50を閉じた状態では、道路上でダンプカーを走行させることが可能になる。
図4、図5又は図6のように、ホッパ40は、後述するシュート板44と左右の側板部45,45と上板部46とにより形成された中空の胴体部41と、胴体部41の一端部に形成された積荷の流入口42と、胴体部41の他端部に形成された積荷の流出口43とを備えている。胴体部41を形成しているシュート板44は平坦であり、左右の側板部45,45がこのシュート板44の左右の端部から立ち上げられて後窄まり形状に形成され、上板部46が左右の側板部45,45の上端縁の相互間に亘って設けられていて、その外面側には把手48が設けられている。また、図6のように、側板部45の他端部では、側板部45の上端縁や後端縁が連続する円弧形状に形成されていて、そのような円弧形状部分の上半部に、上板部46の他端部が延び出ている。そして、シュート板44の他端縁と、左右の側板部45,45の他端縁と、上板部46の他端縁とによって取り囲まれた開口が上記流出口43に相当している。
図6のように、開閉ゲート50は、流出口43を全閉可能なサイズを有する側面視円弧状の板体でなるゲート本体51と、このゲート本体51の左右の端部から延び出たアーム部52,52と、胴体部41の他端部に設けられて上記アーム部52,52を上下方向に揺動可能に支持している横軸53とを備えている。図3又は図7のように、開閉ゲート50の片側のアーム部52に筒形のレバー取付部54が固着されている。そして、このレバー取付部54に差し込んだロッド状のレバー55を人力で図7矢印Dのように上下に揺動させることによって、開閉ゲート50を、流出口43を閉じる閉位置と流出口43を開く開位置との間で開閉動させることができるようになっている。
ホッパ40には、当該ホッパ40を荷台10の後端部に取り付けるための着脱機構が備わっている。図5に示したように、この着脱機構は、ホッパ40の流入口形成箇所の上部をダンプカーの荷台10の後端上部に着脱するための上部機構80と、ホッパ40の流入口形成箇所の下部を荷台10の後端下部に着脱するための下部機構90とに分かれている。
図5のように、上部機構80は、荷台10の後端部でその荷台10の後板12(図9及び図10参照)の横向き支軸14に係合して当該後板12を吊り下げることに用いられる既述の軸受け部材20と、軸受け部材20に支持された横向き支軸14(図10参照)の当該軸受け部材20からの脱落を阻止するための係合部材23と、ホッパ40の流入口形成箇所の上部に設けられて軸受け部材20に揺動自在に係合されることによりそのホッパ40を吊り下げ、かつ、係合部材23によって軸受け部材20からの脱落が阻止される横向き軸体81とを有する。すなわち、この実施形態の上部機構80では、上記した後板12を荷台10の後端部に取り付けるために設けられている軸受け部材20と係合部材23とが、ホッパ40の横向き軸体81を取り付けるための要素としてそのまま転用されている。したがって、軸受け部材20や係合部材23を荷台10に別途設ける必要がない。なお、係合部材23に設けられているハンドル24が、係合部材23を退避位置と作動位置との間で揺動させることに用いられる。
上部機構80の軸受け部材20及び係合部材23は、荷台10の後端部で左右両側に設けられた枠体11の上部にそれぞれ設けられている。これに対応し、横向き軸体81は図4に示したようにホッパ40の流入口形成箇所の左右両側に設けられている。そして、図5のように、それぞれの横向き軸体81が、左右それぞれの軸受け部材20の凹入部21に各別に嵌め込まれてそれらの軸受け部材20に係合される。また、横向き軸体81を軸受け部材20の凹入部21に嵌め込むときにはその凹入部21を開放していた係合部材23が、横向き軸体81を軸受け部材20の凹入部21に嵌め込んだ後で、退避位置から作動位置まで揺動される。したがって、図5のように係合部材23が横向き軸体81を軸受け部材20の凹入部21と共働して回動自在に抱き込み、その横向き軸体81が凹入部21から脱落することを阻止する。
下部機構90は、上部機構80によって荷台10の後端上部に装着されたホッパ40の流入口形成箇所の下部を荷台10の後端部に押し付けて、その荷台10の床面に、ホッパ40の胴体部41に備わっているシュート板44の内面を連続させる結合手段を有している。図例では、この結合手段が、上記流入口形成箇所の下部に設けられている略U字形の枠部材91と、この枠部材91の立上り部分に設けられたナット体92と、このナット体92にねじ込まれた締付けボルト93と、荷台10側の下部に予め備わっている梁材94に固着された受部95と、を備えている。そして、上部機構80によって荷台10の後端上部にヒンジ結合された横向き軸体81を揺動中心として、ホッパ40の流入口形成箇所の下部を荷台10の後端部に押し付けると、枠部材91の立上り部分が受部95の前側に回り込むようになっている。したがって、受部95の前側に回り込んだ枠部材91の立上り部分に設けられているナット体92に締付けボルト93をねじ込み(あらかじめねじ込んでおいてもよい)、その締付けボルト93を締め付けて受部95を押し当てると、ホッパ40が荷台10の後端部に取り付けられる。
上記した上部機構80と下部機構90とを用いてホッパ40を荷台10の後端部に取り付けると、ホッパ40の流入口42が、荷台10の後部開放口に臨み、しかも、ホッパ40の胴体部41のシュート板44の内面が荷台10の床面に連続する。
したがって、ホッパ40が取り付けられた荷台10を図2の矢印A1のように持ち上げて傾斜姿勢にすると、荷台10の積荷である砂や砂利などがホッパ40の流入口42(図5参照)を経て胴体部41に流入する。このときに図2のように開閉ゲート50が開いていると、胴体部41に流入した砂や砂利が流出口43(図6参照)から流出する。胴体部41に流入した砂や砂利は、その量が流出口43からの流出量よりも多いときには、その胴体部41に一時貯留された後に流出口43から流出する。
この実施形態では、ホッパ40の流出口43が、図2又は図3に示した土嚢袋200の開放口201のサイズに見合う大きさに定められていて、流出口43から流出した積荷を土嚢袋200に直接に装填することを可能にしてある。したがって、図2又は図3のように、土嚢袋200の開放口201を流出口43の下側に臨ませておくだけで、流出口43から流出した砂や砂利が土嚢袋200に直接に装填される。
ところで、土嚢袋200は一般的に柔軟な布あるいはプラスチックシートで作られているので、上記のように流出口43から流出した砂や砂利を土嚢袋200に直接に装填するときには、作業者が土嚢袋200の開放口201を両手で開いて流出口43の下側に臨ませておくことを要する。しかし、この作業は、装填中に土嚢袋200の開放口201から作業者の手が離れて土嚢袋200から砂や砂利がこぼれるという事態を生じやすい。そこで、そのような状況が生じることを改善することを意図して、この実施形態では、図4のように排出口形成箇所の下側の適所(図例では左右の2箇所)にフック部47を具備させてある。こうしておけば、土嚢袋200の開放口201の口縁部やその口縁部に設けられている閉じ紐などを、図3のようにフック部47に引っかけることができるので、上記したような状況が生じにくくなるという利点がある。
また、この実施形態では、図6のように胴体部41の内部に揺動自在に積荷掻き出しロッド60を設けてある。この積荷掻き出しロッド60は、ホッパ40の左右の側板部45,45に軸受62を介して掛け渡された揺動中心軸61に固着されている。そして、図7に示したように、開閉ゲート50の自由端部、たとえば横軸53から一定距離だけ離れた箇所と、上記した積荷掻き出しロッド60の揺動中心軸61とが、2連リンクでなるリンク機構63によって連結されている。この構成を採用しておくと、ホッパ40の流出口43を開放している開閉ゲート50を人力で開閉方向に揺動させるだけで、胴体部41の内部で積荷掻き出しロッド60が揺動するので、胴体部41の中の砂や砂利の流出が積荷掻き出しロッド60によって促される。そのため、ホッパ40の胴体部41で砂や砂利が詰まって流出口43からの積荷の円滑な流出が阻害されるという事態が起こりにくくなる。
以上では、排荷装置30によって土嚢袋200に積荷である砂や砂利を装填する使用状態を説明したけれども、使用形態は必ずしもこれに限定されない。たとえば、図8に要部の概略側面図で示したように、ホッパ40の流出口43から流出させた積荷をコンベア100に給送することも可能である。このような使用状態は、たとえばコンベア100によって高所のコンクリートミキサー110に砂、砂利などを給送するときに採用することができる。
10 荷台
12 後板
14 横向き支軸
20 軸受け部材
23 係合部材
40 ホッパ
41 胴体部
42 流入口
43 流出口
47 フック部
50 開閉ゲート
60 積荷掻き出しロッド
61 揺動中心軸
63 リンク機構
80 上部機構
81 横向き軸体
90 下部機構
200 土嚢袋
201 土嚢袋の開放口

Claims (3)

  1. ダンプカーの荷台に積まれた積荷の流入口、この流入口に流入した積荷を一時貯留する胴体部、この胴体部に貯留されている積荷の流出口、及び、上記流出口の開閉ゲートを有してなるホッパと、このホッパを上記荷台の後端部に取り付けるための着脱機構と、を備え、
    上記着脱機構が、上記ホッパの流入口形成箇所の上部を上記荷台の後端上部に着脱するための上部機構と、上記ホッパの流入口形成箇所の下部を上記荷台の後端下部に着脱するための下部機構とに分かれていて、
    上記上部機構が、上記荷台の後端部でその荷台の後板の横向き支軸に係合して当該後板を吊り下げることに用いられる軸受け部材と、この軸受け部材に支持された上記横向き支軸の当該軸受け部材からの脱落を阻止するための係合部材と、上記ホッパの流入口形成箇所の上部に設けられて上記軸受け部材に揺動自在に係合されることによりそのホッパを吊り下げ、かつ、上記係合部材によって上記軸受け部材からの脱落が阻止される横向き軸体と、を有し、
    上記下部機構が、上記上部機構によって上記荷台の後端上部に装着された上記流入口形成箇所の下部を上記荷台の後端部に押し付けてその荷台の床面にホッパの胴体部内面を連続させる結合手段を有し、
    ホッパの上記流出口が土嚢袋の開放口のサイズに見合う大きさに定められて、その流出口から流出した積荷を上記土嚢袋に直接に装填することを可能にするように構成したことを特徴とするダンプカーの排荷装置。
  2. 上記開閉ゲートが、人力により揺動操作されて上記流出口を開閉する機能を有していると共に、上記胴体部の内部に揺動自在に積荷掻き出しロッドが配備され、上記開閉ゲートと上記積荷掻き出しロッドの揺動中心軸とが、開閉ゲートの揺動を積荷掻き出しロッドの揺動中心軸に伝達するリンク機構によって連結されている請求項1に記載したダンプカーの排荷装置。
  3. 上記ホッパの流出口の下部に、その流出口から流出した積荷が装填される土嚢袋の開口縁部を保持するためのフック部が設けられている請求項1又は請求項2に記載したダンプカーの排荷装置。
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