JP3176325U - 取付角度可変切断装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレード基板の両側面に取り付けた円盤状の傾斜フランジ10、10の中央に設けた中心穴15の内周面が球面状であり、この中心穴15に外周面が球面状の球面リング16が嵌め込んであり、傾斜フランジ10の外側に設けた調整板11、11が中空連結軸12によって連結固定される。また、この中空連結軸12が球面リング16の中心穴に挿通されており、調整板11を傾斜フランジ10に対して相対回転することにより、ブレード1に固定された傾斜フランジ10の中心穴15の球面が球面リング16の外周面を滑ってブレードが円滑に傾斜する。
【選択図】図2
Description
また、ブレードの回転駆動軸への取付角度を可変とすることによって、1枚のブレードで切断溝の幅を変更することが特許文献1〜3に開示されている。
この傾斜フランジ10と同じ傾斜面を有する円盤状の調整板11が両側の傾斜フランジ10に斜面同士で接している。調整板11、11は、ブレード基板2の取付穴25に挿入可能な外径を有する中空の連結軸12で同軸に一体に連結されており、左右の調整板11、11は同期して回転する。連結軸12の中空部には切断機の回転駆動軸が挿入されてブレードが固定される。
図1(1)に示すように、調整板11の最大厚の部分が傾斜フランジ10の最小厚の位置となるように相対的に回転させると、ブレード基板2は、連結軸12に対して直角となり、通常のブレードカッターとして使用できる。
図1(1)の状態から図1(2)の状態に調整板11を相対回転させた中間位置においては、ブレード基板2は、連結軸12に対して直角の状態から、斜面の傾斜角(θ)の2倍の角度の間の任意の傾斜角でブレード基板2を固定することができる。
また、ブレード基板2を寝かせた水平な状態では調整板11を傾斜フランジ10に対して相対回転させることは容易であるが、切断機の回転駆動軸にブレード基板2を取り付けてブレードが直立した状態では、ブレード基板2の重量が斜面に作用して抵抗となるので、調整板11を円滑に回転させることができなかった。
そこで、本考案は、調整板の傾斜フランジに対する相対回転を円滑におこなえるようにしてブレード基板の回転駆動軸に対する取付傾斜角の変更を簡単におこなえるようにするものである。
図2(1)に示すように、ブレード1の円形基板2の中心部には取付穴25が設けてあり、この取付穴25に挿通される中空の連結軸12にブレード1を回転駆動する切断機の回転駆動軸4が挿入されている。ブレード1は、基板2の両側に固定フランジ6が取り付けられ、ボルト61で回転駆動軸4に固定されている。
傾斜フランジ10は、平面形状が円形であり、その厚さが直径方向に一様に減少する傾斜面を有し、最大厚と最小厚を結ぶ直線における断面形状が楔型である。
図2(1)に示すように、この傾斜フランジ10、10がブレード1の両面に最大厚の部分に反対面の最小厚の部分が位置するよう逆向きに取り付けてある。
中空軸12は、球面リング16の穴内に挿通されており、調整板11の回転に対してフリーである。なお、球面リング16が中空軸12と一緒に回転するようにしてもよい。
傾斜フランジ10は、通常のブレードの基板2に取付固定できるように、固定ネジ用の穴22が2箇所設けてあり、ブレードの基板2の対応する位置にもこの固定ネジを通す穴23が設けてある。これらの穴22、23に固定ネジを通して傾斜フランジ10、10のブレードの基板2との接触面側に設けた雌ネジにねじ込んで傾斜フランジ10を基板2に固定してある。
従来、回転ブレードは切断面に垂直に接触し、ブレードの回転によってコンクリートを切断するものである。ブレード基板の厚さは最大でも2.8mmを超えるものではなく、比較的薄い鋼板であるので回転によってブレード基板が変形し、チップの軌跡が左右にぶれるので、切断が進行して切断溝が深くなるにつれてブレード基板の側面が溝壁に接触して抵抗となり、ブレード基板がぶれるたびに抵抗を生じてブレードの回転の障害となるため、チップの幅をブレード基板の厚さよりも大きくしてブレード基板が切断溝の壁に衝突しないようにしていた。
この厚さによってブレード基板は押圧力と回転力による捩れに対しても抵抗でき、円滑にブレード幅よりも大きな幅の溝を容易に切断することができる。
10 傾斜フランジ
11 調整板
12 連結軸
13 環状凹部
14 環状突起
15 中心穴
16 球面リング
17 球面状内周面
2 基板
25 取付穴
3 切断刃(砥粒層)
4 回転駆動軸
6 固定フランジ
61 固定ボルト
Claims (3)
- ブレード基板の両側面に一様に厚みが変化する傾斜フランジがその最大厚の部分が反対面の傾斜フランジの最小厚部となるように逆向きに設けてあり、傾斜フランジの中心部には内周面が球面状の取付穴が形成してあり、この取付穴には外周面が取付穴の球面と合致する球面である球面リングが挿入してあって傾斜フランジの中心穴内において全ての方向に傾斜可能としてあり、この傾斜フランジと同じ傾斜で一様に厚みが変化させてある調整板が傾斜フランジの斜面に接して両側に取り付けてあると共に先端が段差連結部である中空連結軸で一体に連結してあり、かつ、中空連結軸は、球面リングに対してフリーとなるように球面リングの穴に挿通してあり、傾斜フランジと調整板を相対的に回転させることによってブレード基板の回転駆動軸への取付傾斜角度を変更できるコンクリート切断装置。
- 請求項1において、ブレード基板の厚さとチップの厚さがほぼ同一であるコンクリート切断装置。
- 一様に厚みが変化する傾斜面を有し、中心部に内周面が球面状の取付穴が形成してある一組の傾斜フランジと、この取付穴に挿入される外周面が取付穴の球面に合致する球面である球面リングと、傾斜フランジと同じ傾斜面を有する一組の調整板とからなり、調整板には端部に段差連結部を有する中空の連結軸が設けてあり、この中空の連結軸は球面リングの穴に挿通されたときに球面リングに対してフリーであるコンクリート切断用ブレードの傾斜角変更用アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001948U JP3176325U (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 取付角度可変切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001948U JP3176325U (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 取付角度可変切断装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011142364 Continuation | 2011-06-27 |
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JP3176325U true JP3176325U (ja) | 2012-06-14 |
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ID=48003280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012001948U Expired - Lifetime JP3176325U (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 取付角度可変切断装置 |
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JP (1) | JP3176325U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109870110A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-06-11 | 浙江格蕾特电器股份有限公司 | 动簧片检测及调整系统、动簧片调整方法 |
CN113767719A (zh) * | 2021-11-15 | 2021-12-10 | 滨州学院 | 一体式作业车 |
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2012
- 2012-04-04 JP JP2012001948U patent/JP3176325U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109870110A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-06-11 | 浙江格蕾特电器股份有限公司 | 动簧片检测及调整系统、动簧片调整方法 |
CN109870110B (zh) * | 2019-01-11 | 2024-02-13 | 浙江格蕾特电器股份有限公司 | 动簧片检测及调整系统、动簧片调整方法 |
CN113767719A (zh) * | 2021-11-15 | 2021-12-10 | 滨州学院 | 一体式作业车 |
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