JP3176312U - 研磨ホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨布紙と取付リング部材との接合部に大きな負荷が作用するのを防ぐことができる研磨ホイールを提供する。
【解決手段】取付リング部材2の植込み用空間6に植え込まれる植設部11a,12a,13aおよび取付リング部材2の外周側に設けられる研磨布紙本体部11b,12b,13bを有する研磨布紙11,12,13を備える研磨ホイール1において、研磨布紙11,12,13を、幅方向中心線Owから研磨布紙本体部11b,12b,13bの側辺までの距離(b,b´)よりも、幅方向中心線Owから植設部11a,12a,13aの側辺までの距離(b,b´)の方が短い形状寸法(b>b,b´>b´)に形成して、研磨布紙本体部11b,12b,13bの側辺よりも幅方向中心線Owに向けて内側の位置に取付リング部材2の端面を配する(b>a,b´>a´)。
【選択図】図6

Description

本考案は、研磨機の回転軸に取り付けられて回転駆動され、外周側に設けられた研磨部を被研磨物に押し当てることで研磨する研磨ホイールに関するものである。
この種の研磨ホイールとして、例えば特許文献1にて開示されているものがある。
図8に示されるように、この特許文献1に係る研磨ホイール101は、環状の植込み用空間102aを有する取付リング部材102を備えている。この取付リング部材102には、多数の研磨布紙103が周方向に重なるように取り付けられている。
研磨布紙103は、取付リング部材102の植込み用空間102aに植え込まれる植設部103aと、この植設部103aから取付リング部材102の外周側に配される研磨布紙本体部103bとを有している。
取付リング部材102および植設部103a並びに互いに隣り合う植設部103a同士は、それぞれ接着剤によって強固に固着されている。
この研磨ホイール101を用いて金属や石材等の被研磨物を研磨するにあたっては、取付リング部材102の両端面部に嵌合可能な一対のフランジホイール104,104が研磨ホイール101に装着される(特許文献2参照)。これら一対のフランジホイール104,104は、研磨ホイール101を研磨機の回転軸105に取り付けるために準備されるもので、各フランジホイール104の中心部には、研磨機の回転軸105が挿通可能な取付孔104aが設けられており、各取付孔104aを通して研磨機の回転軸105にフランジホイール104がボルト・ナット等の固定手段106で固定される。
そして、研磨機を駆動して研磨ホイール101を回転させながら被研磨物に所定の押圧力で押し当てることにより、被研磨物を研磨することができる。
実公平6−34938号公報 実開平5−56356号公報
ところで、上記の研磨ホイール101においては、幅方向中心線Owから研磨布紙本体部103bの側辺までの距離(b,b´)と、幅方向中心線Owから植設部103aの側辺までの距離(b,b´)とが等しくされて(b=b,b´=b´)、取付リング部材102の端面が研磨布紙本体部103bの側辺よりも幅方向中心線Owから離れる方向に向けて外側の位置(a>b,a´>b´)に配されているので、取付リング部材102が一対のフランジホイール104,104によって挟持されることなる。
このため、この研磨ホイール101では、一対のフランジホイール104,104からの回転動力が取付リング部材102と植設部103aとの接着部分、つまり取付リング部材102と研磨布紙103との接合部を介して伝達されるため、かかる接合部に大きな負荷が作用して損傷する恐れがあるという問題点がある。
本考案は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、研磨布紙と取付リング部材との接合部に大きな負荷が作用するのを防ぐことができる研磨ホイールを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案による研磨ホイールは、
環状の植込み用空間を有する取付リング部材と、
前記取付リング部材の植込み用空間に植え込まれる植設部およびその植設部から前記取付リング部材の外周側に配される研磨布紙本体部を有する研磨布紙と、
を備える研磨ホイールにおいて、
前記研磨布紙を、幅方向中心線から前記研磨布紙本体部の側辺までの距離よりも、幅方向中心線から前記植設部の側辺までの距離の方が短い形状寸法に形成して、前記研磨布紙本体部の側辺よりも幅方向中心線に近づく方向に向けて内側の位置に前記取付リング部材の端面を配したことを特徴とするものである(第1考案)。
本考案において、
前記研磨布紙本体部は、先端側に設けられて実質的な研磨の用に供される研磨部と、この研磨部と前記植設部との間に介設される中間部とを有してなり、
前記植設部と中間部との境界部分に、外向きに開口された係止切欠き部が設けられ、
前記取付リング部材に、前記係止切欠き部に嵌り込む係止フランジ部が設けられ、
前記係止フランジ部の先端と係止切欠き部の奥面との間に所定の隙間を設けることによって接着剤の溜り部が形成されるのが好ましい(第2考案)。
本考案において、前記取付リング部材の内周面部に軸線に向かって突出される補強フランジ部が設けられるのが好ましい(第3考案)。
本考案の研磨ホイールにおいては、研磨布紙が、幅方向中心線から研磨布紙本体部の側辺までの距離よりも、幅方向中心線から植設部の側辺までの距離の方が短い形状寸法に形成される。そして、研磨布紙本体部の側辺よりも幅方向中心線に近づく方向に向けて内側の位置に取付リング部材の端面が配される。これにより、本考案に係る研磨ホイールを研磨機の回転軸に取り付けるにあたって、研磨布紙本体部のみを一対のフランジホイールで挟持することが可能になり、一対のフランジホイールからの回転動力の全てを直接的に研磨布紙に伝達することができる。したがって、研磨布紙と取付リング部材との接合部に大きな負荷が作用するのを防ぐことができる。
第2考案の構成を採用することにより、研磨布紙と取付リング部材とをより強固に固着することができる。
第3考案の構成を採用することにより、取付リング部材が楕円状に変形するのを確実に防止することができ、長期に亘って安定的に研磨動作を実施することができる。
本考案の一実施形態に係る研磨ホイールの斜視図 重畳組合せユニットの側面図(a)および三種類の研磨布紙の配列パターンの説明図(b) 図2(a)のA−A線断面図で、第1の研磨布紙の取付説明図 図2(a)のB−B線断面図で、第2の研磨布紙の取付説明図 図2(a)のC−C線断面図で、第3の研磨布紙の取付説明図 本実施形態の研磨ホイールを研磨機の回転軸に装着した状態図 研磨布紙の変形例の説明図 従来の研磨ホイールを研磨機の回転軸に装着した状態図
次に、本考案による研磨ホイールの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<研磨ホイールの概略構成の説明>
図1および図2(a)(b)に示されるように、本実施形態に係る研磨ホイール1は、取付リング部材2の外周側に三種類の短冊状の研磨布紙11,12,13、すなわち第1の研磨布紙11、第2の研磨布紙12および第3の研磨布紙13を組み合わせてなる重畳組合せユニット3が周方向に多数連続的に配設されて構成されている。この研磨ホイール1においては、三種類の研磨布紙11,12,13を周方向に多数重ね合わせることにより、取付リング部材2の外周側に金属や石材等の被研磨物に押し当てられる所定硬さの研磨層4が形成される。
<取付リング部材の構造説明>
図3に示されるように、取付リング部材2は、研磨ホイール1の幅方向の中心位置を示す幅方向中心線Owを中心として幅方向に所定間隔を存して配される一対のリング片5,5により構成されている。
各リング片5は、幅方向中心線Owと平行を成し、かつ研磨ホイール1の回転中心を通る軸線Osと直角を成す環状板部5aを備えている。
環状板部5aの外周部には、環状板部5aと直角を成して幅方向中心線Owに向かって突出する外周側係止フランジ部5bが設けられている。
環状板部5aの内周部にも同様に、環状板部5aと直角を成して幅方向中心線Owに向かって突出する内周側係止フランジ部5cが設けられている。
内周側係止フランジ部5cの突出側端部には、内周側係止フランジ部5cと直角を成して軸線Osに向かって突出する補強フランジ部5dが設けられている。この補強フランジ部5dを設けることにより、取付リング部材2が楕円状に変形するのを確実に防止することができ、長期に亘って安定的に研磨動作を実施することができる。
各リング片5においては、環状板部5aと外周側係止フランジ部5bと内周側係止フランジ部5cとによって環状凹部6aが形成される。
そして、互いに対向する一対の環状凹部6a,6aの間には、環状の植込み用空間6が形成される。
<研磨布紙の基本構造の説明>
各研磨布紙11,12,13は、基材の表面側に接着剤層を介して研磨材が付着されてなり、図3〜図5に示されるように、植込み用空間6に植え込まれる植設部11a,12a,13aと、植設部11a,12a,13aから取付リング部材2の外周側に配される研磨布紙本体部11b,12b,13bとにより構成されている。ここで、研磨布紙本体部11b,12b,13bは、先端側に設けられて実質的に研磨の用に供される研磨部11c,12c,13cと、植設部11a,12a,13aとの間に介設される中間部11d,12d,13dとを有している。
<第1の研磨布紙の詳細説明>
図3に示されるように、第1の研磨布紙11において、植設部11aおよび中間部11dは、研磨部11cに連設される外側分岐脚片14aおよび内側分岐脚片14bと、これら分岐脚片14a,14bに隣接するように設けられる内側切欠き凹部15aおよび外側切欠き凹部15bとによって構成されている。
外側分岐脚片14aは、研磨部11cの一側部から軸線Osに向けて延設されている。
内側分岐脚片14bは、外側分岐脚片14aと所定間隔を存して研磨部11cの中央部寄りから軸線Osに向けて延設されている。
内側切欠き凹部15aは、外側分岐脚片14aと内側分岐脚片14bとの間に配設されている。
外側切欠き凹部15bは、内側分岐脚片14bの他側に配設されている。
植設部11aと中間部11dとの境界部分において、外側分岐脚片14aには、リング片5における外周側係止フランジ部5bに対応して外向きに開口された係止切欠き部16が形成されている。
<第2の研磨布紙の詳細説明>
図4に示されるように、第2の研磨布紙12において、植設部12aおよび中間部12dは、第1の研磨布紙11と同様に、研磨部12cに連設される外側分岐脚片17aおよび内側分岐脚片17bと、これら分岐脚片17a,17bに隣接するように設けられる内側切欠き凹部18aおよび外側切欠き凹部18bとによって構成され、幅方向中心線Owを基準として第1の研磨布紙11と対象形状を呈している。
外側分岐脚片17aは、研磨部12cの他側部から軸線Osに向けて延設されている。
内側分岐脚片17bは、外側分岐脚片17aと所定間隔を存して研磨部12cの中央部寄りから軸線Osに向けて延設されている。
内側切欠き凹部18aは、外側分岐脚片17aと内側分岐脚片17bとの間に配設されている。
外側切欠き凹部18bは、内側分岐脚片17bの一側に配設されている。
植設部12aと中間部12dとの境界部分において、外側分岐脚片17aには、リング片5における外周側係止フランジ部5bに対応して外向きに開口された係止切欠き部19が形成されている。
<第3の研磨布紙の詳細説明>
図5に示されるように、第3の研磨布紙13において、植設部13aおよび中間部13dは、第1の研磨布紙11と第2の研磨布紙12とが組まれた状態の全ての分岐脚片14a,14b;17a,17bに同時に当接可能な形状寸法に設定されている。
植設部13aと中間部13dとの境界部分の両側部には、一対のリング片5,5における外周側係止フランジ部5b,5bに対応して外向きに開口された係止切欠き部20,20が形成されている。
なお、第1の研磨布紙11と第2の研磨布紙12とが組まれた状態とは、第1の研磨布紙11おける外側分岐脚片14aおよび内側分岐脚片14bが第2の研磨布紙における外側切欠き凹部18bおよび内側切欠き凹部18aに嵌り込むとともに、第2の研磨布紙12おける外側分岐脚片17aおよび内側分岐脚片17bが第1の研磨布紙11における外側切欠き凹部15bおよび内側切欠き凹部15aに嵌り込み、第1の研磨布紙11および第2の研磨布紙12におけるそれぞれの外側分岐脚片14a,17aおよび内側分岐脚片14b,17bが互いに入り込むように組まれる状態のことである。
<取付リング部材と各研磨布紙との形状寸法に関する説明>
図3〜図5に示されるように、取付リング部材2においては、幅方向中心線Owから環状板部5aの外側板面までの距離を(a,a´)とすると、内側板面までの距離(a,a´)は(a,a´)よりも環状板部5aの板厚分だけ短いものとなり(a>a,a´>a´)、取付リング部材2の幅寸法wが(a+a´)で、植込み用空間6の幅方向の内法寸法が(a+a´)であるような形状寸法が設定されている。また、各研磨布紙11,12,13において、幅方向中心線Owから研磨布紙本体部11b,12b,13bの側辺までの距離を(b,b´)、植設部11a,12a,13aの側辺までの距離を(b,b´)とすると、(b,b´)が(a,a´)よりも大きく、(b,b´)が(a,a´)よりも小さくなるように、各研磨布紙11,12,13の形状寸法が設定されている(b>a>a>b,b´>a´>a´>b´)。
<重畳組合せユニットの組合せ要領の説明>
図2に示されるように、重畳組合せユニット3は、第1の研磨布紙11、第2の研磨布紙12および第3の研磨布紙13を以下に述べる組合せ要領で組み合わせて合計10枚で形成されている。その組合せ要領は、第1の研磨布紙11と第2の研磨布紙12と第3の研磨布紙13とを一枚ずつ図2(b)に示されるように順に配列したものを一組の組合せ片3aとしてこれを同図(a)に示されるように周方向に三組重ね合わせ、最後に第3の研磨布紙13を周方向に重ね合わせるものとする。
なお、第1の研磨布紙11と第2の研磨布紙12とは前述したように外側分岐脚片14a,17aおよび内側分岐脚片14b,17bが互いに入り込むように組まれるので、第1の研磨布紙11と第2の研磨布紙12とを1枚ずつ合計2枚組合せたものでは、研磨部11c,12cが2枚分相当の厚さになるのに対し、植設部11a,12aは1枚分相当の厚さになる。また、中間部11d,12dにおいては、植設部11a,12aの近傍部分が1枚分相当の厚さよりも若干厚くなり、研磨部11c,12cに向かて徐々に厚さが増し、研磨部11c,12cの近傍部分で2枚分相当の厚さよりも若干薄い厚さになる。したがって、図2(a)に示されるように、1つの重畳組合せユニット3において、研磨部11c,12c,13cは研磨布紙の10枚分相当の厚さになり、植設部11a,12a,13aは研磨布紙の7枚分相当の厚さになり、中間部11d,12d,13dは、植設部11a,12a,13aの近傍部分が7枚分相当の厚さよりも若干厚くなり、研磨部11c,12c,13cに向かって徐々に厚さが増し、研磨部11c,12c,13cの近傍部分で10枚分相当の厚さよりも若干薄い厚さになる。
こうして、重畳組合せユニット3においては、研磨ホイール1の外周縁に至るほどその周長が長くなるという構造的特徴に合致させるものとされており、周方向に重畳される多数の研磨布紙11,12,13を植設部11a,12a,13aから中間部11d,12d,13dおよび研磨部11c,12c,13cの全域に亘って密に配設することが可能となる。
<各研磨布紙の取付リング部材への取付の説明>
図3〜図5に示されるように、各研磨布紙11,12,13においては、植設部11a,12a,13aの下端がリング片5の内周側係止フランジ部5cに突き当てられるとともに、係止切欠き部16,19,20にリング片5の外周側係止フランジ部5bが嵌め込まれるようにして、植設部11a,12a,13aが植込み用空間6に植え込まれる。そして、取付リング部材2および植設部11a,12a,13a並びに互いに隣り合う植設部11a,12a,13a同士は、接着剤によって強固に固着される。
<接着剤の溜り部の説明>
各研磨布紙11,12,13と取付リング部材2とにおいて、外周側係止フランジ部5bの先端と係止切欠き部16,19,20の奥面との間には、所定の隙間が設けられることによって、接着剤の溜り部21,22,23が形成されている。これら溜り部21,22,23を設けることにより、各研磨布紙11,12,13と取付リング部材20とをより強固に固着することができる。
<研磨動作の説明>
以上に述べたように構成される研磨ホイール1を用いて金属や石材等の被研磨物を研磨するにあたっては、図6に示されるように、取付リング部材2の両端面部に嵌合可能な一対のフランジホイール30,30が研磨ホイール1に装着される。これら一対のフランジホイール30,30は、研磨ホイール1を研磨機の回転軸31に取り付けるために準備されるもので、各フランジホイール30の中心部には、研磨機の回転軸31が挿通可能な取付孔30aが設けられており、各フランジホイール30の取付孔30aを通して研磨機の回転軸31に研磨ホイール30がボルト・ナット等の固定手段32で固定される。
そして、研磨機を駆動して研磨ホイール1を回転させながら被研磨物に所定の押圧力で押し当てることにより、被研磨物を研磨することができる。
<作用効果の説明>
本実施形態の研磨ホイール1においては、研磨布紙11,12,13が、幅方向中心線Owから研磨布紙本体部11b,12b,13bの側辺までの距離(b,b´)よりも、幅方向中心線Owから植設部11a,12a,13aの側辺までの距離(b,b´)の方が短い形状寸法(b>b,b´>b´)に形成される。そして、研磨布紙本体部11b,12b,13bの側辺よりも幅方向中心線Owに近づく方向に向けて内側の位置に取付リング部材2の端面が配される(b>a,b´>a´)。これにより、本考案に係る研磨ホイール1を研磨機の回転軸31に取り付けるにあたって、研磨布紙本体部11b,12b,13bのみを一対のフランジホイール30,30で挟持することが可能になり、一対のフランジホイール30,30からの回転動力の全てを直接的に研磨布紙11,12,13に伝達することができる。したがって、研磨布紙11,12,13と取付リング部材20との接合部に大きな負荷が作用するのを防ぐことができる。
以上、本考案の研磨ホイールについて、一実施形態に基づいて説明したが、本考案は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、本実施形態においては、2本の脚片14a,14b;17a,17bを備える第1の研磨布紙11と第2の研磨布紙12とを組み合わせる例を示したが、図7(a)(b)に示されるように、一側部に太い1本の脚片33を備える第1の研磨布紙11Aと他側部に太い1本の脚片34を備える第2の研磨布紙12Aとを組み合わせる態様や、同図(c)(d)に示されるように、両側部に2本の脚片35,35を備える第1の研磨布紙11Bと中央部に太い1本の脚片36を備える第2の研磨布紙12Bとを組み合わせる態様もあり得る。
本実施形態においては、三種類の研磨布紙11,12,13を周方向に多数重ね合わせることで研磨層4を構成する例を示したが、第3の研磨布紙13のみを周方向に重ね合わせることで研磨層4を構成してもよい。
本考案の研磨ホイールは、研磨布紙と取付リング部材との接合部に大きな負荷が作用するのを防ぐことができるという特性を有していることから、金属や石材等の被研磨物を研磨する比較的大型の研磨ホイールの用途に好適に用いることができる。
1 研磨ホイール
2 取付リング部材
5 リング片
5b 外周側係止フランジ部
5d 補強フランジ部
6 植込み用空間
11,12,13 研磨布紙
11a,12a,13a 植設部
11b,12b,13b 研磨布紙本体部
11c,12c,13c 研磨部
11d,12d,13d 中間部
16,19,20 係止切欠き部
21,22,23 溜り部

Claims (3)

  1. 環状の植込み用空間を有する取付リング部材と、
    前記取付リング部材の植込み用空間に植え込まれる植設部およびその植設部から前記取付リング部材の外周側に配される研磨布紙本体部を有する研磨布紙と、
    を備える研磨ホイールにおいて、
    前記研磨布紙を、幅方向中心線から前記研磨布紙本体部の側辺までの距離よりも、幅方向中心線から前記植設部の側辺までの距離の方が短い形状寸法に形成して、前記研磨布紙本体部の側辺よりも幅方向中心線に近づく方向に向けて内側の位置に前記取付リング部材の端面を配したことを特徴とする研磨ホイール。
  2. 前記研磨布紙本体部は、先端側に設けられて実質的な研磨の用に供される研磨部と、この研磨部と前記植設部との間に介設される中間部とを有してなり、
    前記植設部と中間部との境界部分に、外向きに開口された係止切欠き部が設けられ、
    前記取付リング部材に、前記係止切欠き部に嵌り込む係止フランジ部が設けられ、
    前記係止フランジ部の先端と係止切欠き部の奥面との間に所定の隙間を設けることによって接着剤の溜り部が形成される請求項1に記載の研磨ホイール。
  3. 前記取付リング部材の内周面部に軸線に向かって突出される補強フランジ部が設けられる請求項1または2に記載の研磨ホイール。
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