JP3176297U - 高周波特性測定用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象差動ケーブルの損傷を抑えて正確に差動ケーブルの高周波特性を測定する差動ケーブルの高周波特性測定用治具を提供する。
【解決手段】測定対象の差動ケーブルの芯線を挿入する金属製の円筒管からなる2つ第1の接続部(14)と、1端が前記第1の接続部と、他端が前記差動ケーブルの高周波特性を測定する測定器に接続される第2の接続部とそれぞれ電気的に接続され、基板に配設された1対の高周波伝送路(18)とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、高周波特性を測定する際に用いる高周波特性測定用治具に関し、より詳細には、特に差動ケーブルの高周波特性を測定する際に用いられる差動ケーブルの高周波特性測定用治具に関する。
差動ケーブルは、例えばコンピュータとその周辺機器との間でデジタル信号の授受の用途において、実用化が進んでおり、これに伝送するデジタル信号の伝送規格にはUSB(UniversalSerialBus)やIEEE1394などがあり、このような差動伝送方式の信号を伝送するための伝送ケーブルとして用いられる。
差動ケーブルの高周波特性、つまり、インピーダンス、挿入損失(インサーション・ロス)及び反射損失(リターン・ロス)は、高周波特性を測定する測定器に接続して計測されている。測定器への差動ケーブルの接続は、一般に、例えば図8に示すように、測定対象の差動ケーブル85の芯線87,87を広げてから測定器側の高周波同軸ケーブル81の芯線83,83に差動ケーブル85の芯線87,87を半田付けすることが行われている。
また、固定端子と、前記固定端子を支持する第1導体と、少なくとも1つの可動端子と、前記可動端子を支持する第2導体と、前記第2導体に設けられ、前記可動端子を可動させて当該可動端子と前記固定端子との端子間距離を変更する導電性の端子可動機構と、を備え、前記第1導体及び前記第2導体が、前記可動端子と前記固定端子との端子間距離が変更された場合であっても、当該端子間距離が変化される前と電磁気的結合を略一定に保つための形状を有している信号検出用高周波プローブが開発されている(特許文献1参照)
特開2008−309664号公報
しかしながら、上記従来の方法では、測定対象の差動ケーブルの芯線を広げることになり、この部分でインピーダンスが乱れたり、半田付けの状態、つまり半田付けする人の技術レベルの違いによってインピーダンスなどの測定値が異なったり、半田付けするときの熱で製品の樹脂が損傷するなどの原因によって測定対象の差動ケーブルの伝送特性を正確に測定できないという課題があった。
また、上記特許文献1では、信号導体には、信号端子との間の電気的接続及び固定を確実にするために、形成された穴に半田にて又は導電性の接着材にて信号端子が固定されている(特許文献1の段落[0060][0075]参照)。しかしながら、半田付けすることによって上記と同様な問題が生じる。また、導電性の接着材では、熱による樹脂の損傷は生じないが、半田付けの場合と同様に、測定終了後、測定対象の差動ケーブルを外すとき接着部分を切断等しなければならないという課題がある。
本考案は、上記従来の課題を解決するものであり、測定対象差動ケーブルの損傷を抑えて正確に差動ケーブルの高周波特性を測定する差動ケーブルの高周波特性測定用治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、測定対象の差動ケーブルの芯線を挿入する2つの金属製の円筒管からなる第1の接続部(14)と、1端が前記第1の接続部と、他端が前記差動ケーブルの高周波特性を測定する測定器に接続される第2の接続部とそれぞれ電気的に接続され、基板に配設された1対の高周波伝送路(18)とを有する高周波特性測定用治具を提供する。
本考案に係る高周波特性測定用治具によれば、測定対象の差動ケーブルの高周波特性を測定するための高周波伝送路に接続された第1の接続部が差動ケーブルの芯線を挿入するための2つの金属製の円筒管を備えるので、差動ケーブルの芯線を該円筒管に挿入するだけで簡単に接続及び取り外しすることができる。したがって、測定作業者による伝送特性の測定値の差異や熱による測定対象差動ケーブルの損傷が生じることが防止できるので、正確に差動ケーブルの高周波特性を測定することができる。
好ましい態様では、前記第1の接続部は、2つの前記円筒管の中心軸が略平行になるように設置される。このような構成によれば、差動ケーブルの芯線を略平行にした状態で各芯線を2つの円筒管内にそれぞれ挿入することができる。
上記態様では、前記円筒管の中心軸間距離が0.5mmから2.5mmであって、該距離が前記差動ケーブルの芯線の間隔に合わせられていることが好ましい。このような構成によれば、芯線の間隔を広げたり狭めたりすることなく2つの芯線を第1の接続部に挿入して差動ケーブルを取り付けることができる。
上記態様では、前記円筒管の内径がそれぞれ0.2mmから0.8mmであって、該内径が前記差動ケーブルの芯線の太さに応じて調整されていることが更に好ましい。このような構成によれば、円筒管の内径が差動ケーブルの芯線の太さ応じて、円筒管の内径を差動ケーブルの芯線の太さより所定値、例えば20μmから80μm、だけ太く調整できるので、第1の接続部の開口部に芯線を適切に挿入して差動ケーブルを取り付けることができる。
また、上記態様では、前記円筒管に前記芯線が挿入された前記差動ケーブルを固定する固定手段(22)を有し、前記固定手段と前記基板はいずれも1の載置台に固着されている。このような構成によれば、芯線を円筒管に挿入して差動ケーブルを高周波伝送路に電気的に接続した後、高周波伝送路が配設された基板と同じ載置台に固着された固定手段によって差動ケーブルが固定されるので、差動ケーブルが円筒管から外れるのを防止することができる。
以上のように、本考案によれば、測定対象差動ケーブルの損傷を抑えて正確に差動ケーブルの高周波特性を測定するために使用できる高周波特性測定用治具を提供することができる。
実施例1に係る高周波特性測定用治具10を示す略示斜視図である。 実施例2に係る高周波特性測定用治具20を示す斜視図であり、(a)は差動ケーブル接続前、(b)は差動ケーブル接続後、(c)は固定手段作動後を示す。 従来例を示す説明図である。
以下、図に示す実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
−実施例1−
図1は、実施例1に係る高周波特性測定用治具10を示す構成説明図である。図1に示すように、高周波特性測定用治具10は、2つの金属製の円筒管14a,14bからなる第1の接続部14と、差動ケーブル85の高周波特性を測定する測定器(図示せず)に接続される第2の接続部16と、1端が第1の接続部14に、他端が第2の接続部16にそれぞれ電気的に接続され、基板12に配設された1対の高周波伝送路18とを具備している。
金属製の円筒管14a,14bの材質は黄銅であり、金メッキされている。第2の接続部16は同軸コネクタであり、高周波伝送路18に半田付けされている。高周波伝送路18は銅箔の板状であり、その幅がインピーダンスを決定する大きな要素となる。
第1の接続部14の2つの円筒管14a,14bの中心軸は略平行になるように設置され、円筒管14a,14bは、1対の高周波伝送路18のそれぞれの1端に半田付けされている。円筒管14a,14bの中心軸間距離は本実施例では0.8mmから2.0mmである。この距離は差動ケーブルの芯線の間隔に合わせて調整される。
2つの円筒管14a,14bの内径は、本実施例では0.38mmから0.50mmである。この内径についても差動ケーブルの芯線の太さに応じて調整され、本実施例では芯線の太さより約50μm大きく調整されている。
実施例1に係る高周波特性測定用治具10は、上記のように、2つの金属製の円筒管14a,14bが中心軸は略平行になるように設置され、円筒管14a,14bの中心軸間距離が差動ケーブルの芯線の間隔に合わせて調整され、2つの円筒管14a,14bの内径が0.38mmから0.50mmであって、芯線の太さより50μm大きく調整されているので、差動ケーブル85の芯線87,87を円筒管14a,14bに挿入するだけで簡単に接続することができる。また、芯線87,87を円筒管14a,14bから引き抜くことによって高周波特性測定用治具10から差動ケーブル85を簡単に取り外すことができる。
−実施例2−
図2は、実施例2に係る高周波特性測定用治具20を示す斜視図であり、(a)は差動ケーブル接続前、(b)は差動ケーブル接続後、(c)は固定手段作動後の状態をそれぞれ示す。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図2(a)に示すように、高周波特性測定用治具20は、円筒管14a,14bに芯線(図示せず)が挿入された差動ケーブル(図示せず)を固定する固定手段22を有する。高周波伝送路18が配設された基板12と固定手段22はいずれも同じ1の載置台24に据え付けられている。
[使用方法]
以下、高周波特性測定用治具20の使用方法について説明する。
図2(b)に示すように、高周波特性測定用治具20の固定手段22を開いた状態で差動ケーブル85の先端の2つの芯線(図示せず)をそれぞれ円筒管14a,14b((a)参照)に挿入して、差動ケーブル85を第1の接続部14に接続する。このとき、円筒管14a,14bの中心軸間距離は差動ケーブル85の芯線(図示せず)の間隔に合わせられており、円筒管14a,14bの内径は差動ケーブル85の芯線の太さに応じて調整されているので、2つの芯線をそれぞれ2つの円筒管14a,14bに容易に挿入して電気的に接続することができる。
次いで、図2(c)に示すように、固定手段22を閉じることによって差動ケーブル85を固定する。固定手段22は載置台24上に取り付けられ、同様に周波伝送路18が配設された基板12も載置台24上に固着されているので、差動ケーブル85は、その2つの芯線(図示せず)を円筒管14a,14b((a)参照)に挿入した状態で固定される。
測定器(図示せず)のコネクタを同軸コネクタ(「第2の接続部」に相当する)16に接続した後、差動ケーブル85の高周波特性を測定器(図示せず)で測定する。
測定が完了したなら、図2(b)に示すように、固定手段22を開けて差動ケーブル85(図示せず)の2つの芯線(図示せず)をそれぞれ円筒管14a,14b((a)参照)から引き抜くと容易に接続を解くことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
本発明は、差動伝送ケーブルの高周波特性を正確に測定するために使用され、差動伝送ケーブルと測定器を接続するための接続用治具に使用することができる。
10,20 高周波特性測定用治具
12 基板
14 第1の接続部
14a,14b 円筒管
16 第2の接続部,同軸コネクタ
18 高周波伝送路
22 固定手段
24 載置台
81 高周波同軸ケーブル
83 高周波同軸ケーブルの芯線
85 差動ケーブル
87 差動ケーブルの芯線

Claims (5)

  1. 測定対象の差動ケーブルの芯線を挿入する2つの金属製の円筒管からなる第1の接続部(14)と、
    1端が前記第1の接続部と、他端が前記差動ケーブルの高周波特性を測定する測定器に接続される第2の接続部とそれぞれ電気的に接続され、基板に配設された1対の高周波伝送路(18)と
    を有する高周波特性測定用治具。
  2. 前記第1の接続部は、2つの前記円筒管の中心軸が略平行になるように設置されることを特徴とする請求項1記載の高周波特性測定用治具。
  3. 前記円筒管の中心軸間距離が0.5mmから2.5mmであって、該距離が前記差動ケーブルの芯線の間隔に合わせられることを特徴とする請求項1及び2記載の差動ケーブルの高周波特性測定用治具。
  4. 前記円筒管の内径がそれぞれ0.2mmから0.8mmであって、該内径が前記差動ケーブルの芯線の太さに応じて調整されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の高周波特性測定用治具。
  5. 前記円筒管に前記芯線が挿入された前記差動ケーブルを固定する固定手段(22)を有し、前記固定手段と前記基板はいずれも1の載置台に固着されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の高周波特性測定用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102023647B1 (ko) * 2019-07-23 2019-09-20 주식회사 가이던트 케이블 도체 전달특성 측정용 치구

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