JP3176134U - 姿勢矯正具 - Google Patents
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Abstract
【課題】骨盤の姿勢を適正に保持することができる姿勢矯正具を提供する。
【解決手段】下部マット12の上面に対し上部マット13を接着剤14によって接合し、マット11を形成する。下部マット12及び上部マット13の後端部に、後端縁の中央部から前方に向かって延びると共に後端側に開口するスリット11dを形成する。前記マット11の前端部に膨出部11a,11bを前方に向かって張り出し形成し、その間に凹部11cを形成する。前記下部マット12の厚さ寸法を、後端縁から前端縁に行くに従い緩やかに低減させて、前端に行くに従い低くなる傾斜面を構成する。
【選択図】図1
【解決手段】下部マット12の上面に対し上部マット13を接着剤14によって接合し、マット11を形成する。下部マット12及び上部マット13の後端部に、後端縁の中央部から前方に向かって延びると共に後端側に開口するスリット11dを形成する。前記マット11の前端部に膨出部11a,11bを前方に向かって張り出し形成し、その間に凹部11cを形成する。前記下部マット12の厚さ寸法を、後端縁から前端縁に行くに従い緩やかに低減させて、前端に行くに従い低くなる傾斜面を構成する。
【選択図】図1
Description
本考案は、例えば椅子の尻置き部の上面に載置して、人が座ることにより人体の血流を向上し、人体の疲れや腰痛等の病気を抑制するための姿勢矯正具に関するものである。
従来、椅子に用いられるマットは、主として人体の尻部を冷やさないようにしたり、クッション性を向上させて、座り心地を良くしたり疲れを抑制したりするために用いられている。このマットは、例えば発泡合成樹脂あるいは綿等を袋状の布製のカバーの内部に収容し、全体をほぼ同じ厚さ寸法に形成するようになっている。
ところが、上記従来のマットは、全体がほぼ同じ厚さ寸法になっているか、尻の下になる部分が少しく窪んでいる状態だったので、例えば椅子に用いた場合、支持面が水平あるいは円弧状に窪んだ状態になる。このため、人体の尻部を支持した状態で、骨盤の左右一対の腸骨の間に仙腸関節を介して結合されている仙骨の姿勢が適正に保たれなくなる場合がある。又、尻全体が嵌まり込んで時間が経つと、血行が悪くなる傾向がある。このため、第5腰椎と仙骨の間の歪み(ファーガソンの傾き)が生じて、血液の流れや神経の働き、あるいは肩こりや腰痛、冷え性、出産等に悪影響を及ぼしていることが分かった。背骨の一番下にある仙骨の姿勢が悪くなると、背骨全体の姿勢が悪くなって、背骨、腰骨、座骨、仙骨、仙腸関節等を通る神経や血管が圧迫され、前述した弊害を生じることになる。
本考案は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、骨盤の姿勢を適正に保持して、血液の流れや骨盤を通る神経の圧迫を未然に防止して、疲労を抑制し、肩こりや腰痛、冷え性、あるいはその他の健康上の問題を改善することができる姿勢矯正具を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の考案は、椅子の尻置き部や床面に載置した状態で、前方へ行くに従い連続的又は段階的に厚さ寸法が減少するようにマット状に形成された姿勢矯正具において、姿勢矯正具は下部マットと上部マットを接合して形成され、下部マットの硬度よりも上部マットの硬度が低く設定され、かつ、マット状の姿勢矯正具を構成する下部マット及び上部マットの後端部には、後端縁の中央部から前方に向かって延びると共に後端側に開口するスリットが形成され、マット状の姿勢矯正具の前端部には前方に張り出す左右一対の膨出部が形成され、両膨出部の間には凹部が形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記下部マットの材質はEVA樹脂(エチレン・ポリビニルアセテート・共重合体)や合成樹脂の発泡体であり、前記上部マットの材質はEVA樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂等その他の合成樹脂又はクロロプレンゴム、天然ゴムあるいはこれらの樹脂又はゴムの発泡体であると共に、JIS−K6253に規定されたタイプEデュロメータを用いて測定され、前記下部マットの硬度は15度〜85度に、上部マットの硬度は2度〜40度に設定されていることを要旨とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2において、前記下部マットの厚さ寸法は、後端から前端に向かって連続的に小さくなるように設定され、前記上部マットの厚さ寸法は、全体が同一寸法に設定されて、水平面に対するマット全体の支持面の傾斜角度は、2度〜30度であることを要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記下部マットは、使用状態において僅かに凹むように形成され、前記上部マットは、弾性的に変形可能に形成されていることを要旨とする。
本考案は、例えば椅子に使用した場合に、骨盤の姿勢を適正に保持し、血液の流れや神経の圧迫を未然に防止して、疲労を抑制し、肩こりや腰痛、冷え性、あるいはその他の健康上の問題を改善することができる。また、スリットの形成により使用していない状態にあっては、マット状の姿勢矯正具の変形(反り)が解消され、下部マットの硬度及び上部マットの硬度がそれぞれ所定範囲に設定されているため使用状態において、適度なクッション性が保たれ、快適な使用感を得ることができる。
以下、本考案を具体化したマット及びその製造方法の一実施形態を図1〜図12に従って説明する。
斜視図を表わす図1のマット11は、下部マット12と上部マット13とを接着剤14によって接合して形成されている。マット11の前端部には左右一対の膨出部11a,11bが一体に形成されている。前記膨出部11a,11bの間には凹部11cが形成されている。マット11の後端縁には幅方向の中央部に位置するように前方に向かってスリット11dが形成されている。
斜視図を表わす図1のマット11は、下部マット12と上部マット13とを接着剤14によって接合して形成されている。マット11の前端部には左右一対の膨出部11a,11bが一体に形成されている。前記膨出部11a,11bの間には凹部11cが形成されている。マット11の後端縁には幅方向の中央部に位置するように前方に向かってスリット11dが形成されている。
図2に示すように、前記下部マット12の後端縁及び前端縁の厚さ寸法をT1,T2、上部マット13の後端縁及び前端縁の厚さ寸法をT3,T4とすると、各厚さ寸法T1〜T4は次のように設定されている。前記厚さ寸法T2は前記厚さ寸法T1よりも小さく設定されている。一方、上部マット13の厚さ寸法T3,T4は同一寸法に設定されている。下部マット12の後端縁から前方に所定長さの領域Aは、該下部マット12の後端縁の厚さ寸法T1と同じに設定されている。領域Aの前端から下部マット12の前端縁までの領域Bの厚さ寸法T1〜T2は連続的に小さくなるようにしている。前記領域Aの長さ寸法は例えば5cm〜8cm、領域Bの長さ寸法は10cm〜25cm又は12cm〜15cmに設定されている。マット11の幅寸法は例えば15cm〜45cm又は15cm〜200cmに設定されている。
前記下部マット12の後端縁の厚さ寸法T1は、3mm〜30mm、5mm〜25mm又は7mm〜15mmの範囲に、前記下部マット12の前端縁の厚さ寸法T2は、2mm〜25mmの範囲に設定されている。上部マット13の厚さ寸法T3,T4は、1mm〜30mm又は3mm〜25mmの範囲に設定されている。具体的には、前記各厚さ寸法は、使用目的に応じて例えば以下の3段階に設定されている。すなわち、座る時間の長短によって、例えば座る時間が2時間以内のときには、下部マット12の後端縁の厚さ寸法T1は、3mm〜30mm又は5mm〜25mmに設定され、前端縁の厚さ寸法T2は、1mm〜10mmに設定されている。一例として、厚さ寸法T1を12mmに、厚さ寸法T2を4mmに設定している。上部マット13の後端縁及び前端縁の厚さ寸法T3,T4は、同じ15mmに設定されている。前記下部マット12の後端縁及び前端縁の厚さ寸法T1,T2は、いずれの段階も前述した寸法と同じ寸法とし、上部マット13の厚さ寸法T3,T4を段階的に変化させている。2時間以上座る場合には、上部マット13の厚さ寸法T3,T4を10mmとし、さらに座る時間が長くなる場合には、前記厚さ寸法T3,T4を1mm〜7mm又は2mm〜5mmにしている。上部マット13の厚さ寸法が大きくなると、血液の回りが速くなり過ぎて身体が怠くなるので、長時間座るのに用いるマット11の上部マット13の厚さ寸法は薄くすることが望ましい。
下部マット12の後端縁の厚さ寸法T1を3〜30mm又は3〜20mmに、前端縁の厚さ寸法T2を、1mm〜10mmに設定し、上部マット13の後端縁の厚さ寸法T3を1〜30mm又は5mm〜25mmに、前端縁の厚さ寸法T4を、3mm〜25mmに設定してもよい。
又、図4に示す前記スリット11dの長さ寸法Lは、例えば2cm〜10cmに設定され、この実施形態では例えば5cmに設定している。スリット11dの入口の幅寸法Wは、例えば2mm〜5mmに設定され、この実施形態では1mmに設定されている。さらに、スリット11dの内端部の幅寸法Dは、例えば1mm〜20mm又は3mm〜15mmに設定され、この実施形態では5mmに設定されている。
前述したように、各寸法を設定することによって、マット11を水平な椅子の尻置き部又は床面に載置した状態で、水平面に対するマット11の上面(支持面)の傾斜角度は、2度〜30度又は5度〜28度となる。望ましい傾斜角度は、4度〜20度又は5度〜15度で、さらに望ましい傾斜角度は5度〜8度である。
前記下部マット12の材質は、不織布、SBR(スチレン・ブタジエン・ラバー)等の合成ゴム、EVA樹脂(エチレン・ポリビニルアセテート・共重合体)、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂及びポリプロピレン樹脂のいずれか1つのゴム又は樹脂あるいはこれらのゴム又は樹脂の発泡体、さらには前記ゴムや樹脂材料のうち複数の材料の複合体、複合発泡体の群の中から選択される。上部マット13の材質は、クロロプレンゴム、NBR(アクリル・ニトリル・ブタジエン・ラバー)、ポリイソプレン・ラバー、ポリブタジエン・ラバー、EVA等の合成ゴム、天然ゴム、天然ゴムラテックス、ポリウレタン樹脂、弗素樹脂、シリコーン樹脂、EVA樹脂等のゴムや樹脂又はこれらのゴムや樹脂の発泡体の群の中から選択される。前記下部マット12の硬度は15度〜85度の範囲内で例えば50度に設定され、上部マット13の硬度は2度〜40度の範囲内で例えば11度に設定されている。前記硬度の測定には、日本工業規格:JIS−K6253:タイプEデュロメータ(硬度計)と、日本ゴム協会基準規格:タイプC硬度計(スプリング硬さ試験機)を用いた。財団法人 化学物質評価研究機構 大阪事業所にて上記の二種類の硬度計を用いて測定した結果、両者はほぼ同じ硬度となった。
前記下部マット12と上部マット13の材質選定と、硬度の設定に際して、次の点を考慮するのが望ましい。すなわち、下部マット12は、使用状態において尻部によって僅かに凹む硬度に設定され、望ましい硬度は35度〜75度であり、さらに望ましい硬度は50度〜62度である。一方、上部マット13は、従来のクッションや座布団のようにふわっとして、柔軟性が有り過ぎた状態で、尻部が嵌まり込んでしまわないように、しかも、一定の厚みで粘りけがあって、グニャグニャ動くようなソフトな材料を用いる。その硬度を5度〜28度に設定するのが望ましく、さらに望ましいのは10度〜20度である。
次に、前記マット11の製造方法を図5〜図8に基づいて説明する。
最初の工程では、図5に示すように例えば硬質材としてのEVA樹脂(エチレン・ポリビニルアセテート・共重合体)又はポリウレタン樹脂の発泡体よりなるシート21を複数のシート片22に裁断する。
最初の工程では、図5に示すように例えば硬質材としてのEVA樹脂(エチレン・ポリビニルアセテート・共重合体)又はポリウレタン樹脂の発泡体よりなるシート21を複数のシート片22に裁断する。
次の工程では、図6に示すようにシート片22の厚さ方向の中間部を切断予定線23に沿って、厚さ寸法がシート片22の幅方向に変化するように上下2層に切断して、上下2枚の下部マット成形用シート24を形成する。
上記工程により得られた下部マット成形用シート24の上面に対し図7に示すように例えば軟質材としてのクロロプレンゴム又はポリウレタン樹脂の発泡体よりなる上部マット成形用シート25を接着剤14により接着することによりマット成形用シート26を製造する。
このマット成形用シート26を図8に示すように裁断予定線27に沿って所定形状に裁断するか、あるいはプレスにより打ち抜き成型してマット11を製造する。
このようにして製造されたマット11には布製のカバーが被覆される。このカバーの材料としてはポリエステル、ナイロン等の合成繊維又は天然繊維を使用した伸縮性のあるニット編みの素材が適切である。あるいは、ポリウレタン糸を使用するか、又は、混紡した織物や編み物でもよい。さらに、皮革、合成皮革あるいは人工皮革でも良い。少し伸縮性をもつ材料が良い。これらのカバーはマイナスイオン加工又は遠赤外線加工を施すのが望ましい。
このようにして製造されたマット11には布製のカバーが被覆される。このカバーの材料としてはポリエステル、ナイロン等の合成繊維又は天然繊維を使用した伸縮性のあるニット編みの素材が適切である。あるいは、ポリウレタン糸を使用するか、又は、混紡した織物や編み物でもよい。さらに、皮革、合成皮革あるいは人工皮革でも良い。少し伸縮性をもつ材料が良い。これらのカバーはマイナスイオン加工又は遠赤外線加工を施すのが望ましい。
次に、前記のように構成したマット11についてその動作を説明する。
図9は上方から見た椅子31の尻置き部32に対しマット11を載置した状態を示す。このように膨出部11a,11bが前方(図9の下方)を指向するようにマット11を載置した状態で、図10に示すように、マット11の上面に腰掛ける。このマット11の使用状態においては、マット11の厚さ寸法の前後端縁での相違により、マット11全体が前方(図10の左方)ほど緩やかに低くなるように傾斜される。このため、人体33が前傾姿勢になり、骨盤36が前傾姿勢へと自然に矯正され、肩こりや腰痛、冷え性等の人体の不調を調整したりヒップアップの効果をも期待できる。この理由を以下に説明する。
図9は上方から見た椅子31の尻置き部32に対しマット11を載置した状態を示す。このように膨出部11a,11bが前方(図9の下方)を指向するようにマット11を載置した状態で、図10に示すように、マット11の上面に腰掛ける。このマット11の使用状態においては、マット11の厚さ寸法の前後端縁での相違により、マット11全体が前方(図10の左方)ほど緩やかに低くなるように傾斜される。このため、人体33が前傾姿勢になり、骨盤36が前傾姿勢へと自然に矯正され、肩こりや腰痛、冷え性等の人体の不調を調整したりヒップアップの効果をも期待できる。この理由を以下に説明する。
図11(a)は人の骨盤36の正面を表す。骨盤36は左右一対の腸骨37とその間に仙腸関節38を介して結合された仙骨39と、前記腸骨37の下端部間を連結する座骨40とにより構成されている。図11(b)は背骨41と前記仙骨39を側面からみた状態を示す。背骨41の最下端部の第5の腰椎42には関節43を介して前記仙骨39が連結されている。図10に示すマット11の使用状態においては、マット11によって座骨40を少し前傾させることになり、仙骨39と腸骨37を接続する仙腸関節38が動き、仙骨39も正常な状態である少し前傾の状態をとることができる。仙骨39を前傾させることにより背骨41の位置が正常化され、血管運動神経が刺激されることで、血液の流れが良くなる。換言すれば、このマット11を使用することによって、良い姿勢を維持し易くなり、血行も良くなり人体の機能が活性化される。
従来のマットは、全体が同じ厚さ寸法であったため、使用状態において、図11(b)に示す第5の腰椎42と仙骨39との間の関節43が少し緩んで、仙骨39の傾斜を適正に保てない状態となる。この結果、腰痛を発生させる場合が多い。しかしながら、前記実施形態のマット11はこの問題を解消することができる。
この実施形態のマット11は、以下のように使用することもできる。
図12に示すように人体33が仰向けになって寝た状態で、例えば背中の上部と腰の下に複数のマット11を敷いてもよい。又、リラックスチェアの場合、背もたれ部と背中との間に1枚又は複数枚のマット11を挟むようにして用いてもよい。さらに正座したり、あぐらの状態で、あるいは足を延ばしたり、横座りしたりした状態で尻部の下にマット11を敷いて用いてもよい。
図12に示すように人体33が仰向けになって寝た状態で、例えば背中の上部と腰の下に複数のマット11を敷いてもよい。又、リラックスチェアの場合、背もたれ部と背中との間に1枚又は複数枚のマット11を挟むようにして用いてもよい。さらに正座したり、あぐらの状態で、あるいは足を延ばしたり、横座りしたりした状態で尻部の下にマット11を敷いて用いてもよい。
上記実施形態のマット11によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、椅子31の尻置き部32にマット11を載置した状態で、マット11が前方へ行くに従い連続的に厚さ寸法が減少するように形成した。このため人体33が椅子に腰掛けた状態で、座骨を少し前傾させることになり、仙骨と腸骨を接続する仙腸関節が動き、仙骨も正常な状態である少し前傾の状態をとることができる。仙骨を前傾させることにより脊髄の位置が正常化され、血管運動神経が刺激されることで、後述する実験データで示すように血液の流れが良くなる。
(1)上記実施形態では、椅子31の尻置き部32にマット11を載置した状態で、マット11が前方へ行くに従い連続的に厚さ寸法が減少するように形成した。このため人体33が椅子に腰掛けた状態で、座骨を少し前傾させることになり、仙骨と腸骨を接続する仙腸関節が動き、仙骨も正常な状態である少し前傾の状態をとることができる。仙骨を前傾させることにより脊髄の位置が正常化され、血管運動神経が刺激されることで、後述する実験データで示すように血液の流れが良くなる。
(2)上記実施形態では、前記マット11は下部マット12と、上部マット13を接着剤14により接合して形成し、下部マット12の硬度よりも、上部マット13の硬度を低く設定した。このため比較的軟らかい上部マット13によってクッション性を高めることができ、座り心地を良くして長時間の使用に耐えられるものとなる。又、比較的柔らかい上部マット13によって尻部が下部マット12の傾斜している上面において所定の範囲内でグニャグニャ動くので、傾斜面に沿って摺り落ちることもない。下部マット12も適度な硬さとなっているので、骨盤の座骨がマット11上で動き易くなり、血行を良くして疲れを抑制することができる。又、肩こりや腰痛、冷え性、あるいはその他の健康上の問題を改善することができる。
(3)上記実施形態では、前記マット11の左右両側部に前方に張り出す膨出部11a,11bが形成され、両膨出部の間には凹部11cが形成されている。このため図10に示すように椅子31に腰掛けた状態で、左右の太腿が膨出部11a,11bに支持され、太腿の水平方向への動きに追従して、膨出部11a,11bが動くため使用感を向上することができる。又、図12に示すように人体33が仰向けになって寝た状態で、人体33の背中の動きに追従してマット11の膨出部11a,11bも動くため使用感を向上することもできる。
(4)上記実施形態では、前記マット11の後端縁に前方に向かってスリット11dが形成されている。このため、左右の尻部がマット11の上面において接近又は離隔する方向に互いに移動しようとした場合に、その移動を円滑に行い、尻部の疲れを軽減し、マット11の変形を防止することができる。
(5)上記実施形態では、前記下部マット12の硬度が15度〜90度又は20度〜85度に設定され、上部マット13の硬度が2度〜25度に設定されている。このためマット11の使用状態において、適度なクッション性が保たれ、快適な使用感を得ることができる。
(6)上記実施形態では、前記下部マット12の厚さ寸法は、後端から前端に向かって連続的に小さくなるように設定され、上部マット13の厚さ寸法は、全体が同一寸法に設定されている。このため、前方に行くに従い若干下方に傾斜する下部マット12に対し比較的軟らかい上部マット13が尻部全体を一様にソフトに支持することができる。従って、下部マット12が傾斜しているという感覚をそれほど感じることなく、快適に使用することができる。又、上部マット13も使用場所や使用目的により下部マット12に近い傾斜面としてもよい。この場合、マット全体の支持面の傾斜角度は、やはり2度〜30度又は5度〜28度に設定する。望ましい傾斜角度は、4度〜20度又は5度〜15度で、さらに望ましい傾斜角度は5度〜8度である。
(7)上記実施形態では、EVA樹脂の発泡体よりなる硬質樹脂シート21を複数のシート片22に裁断する。シート片22の厚さ方向の中間部を切断予定線23に沿って、厚さ寸法がシート片22の幅方向に変化するように上下2層を切断して、上下2枚の下部マット成形用シート24を形成する。上記工程により得られた下部マット成形用シート24の上面に対し接着剤14により上部マット成形用シート25を接着することによりマット成形用シート26を製造する。このマット成形用シート26を裁断予定線27に沿って所定形状に裁断あるいはプレス成型してマット11を製造する。このため、二層構造のマット11の製造を容易に行いコストの低減を図ることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図13,図14,図15は、マット11を前方から見た正面図を示す。これらのマット11の左右方向の形状は左右の尻部と対応する部分の厚さ寸法を若干薄く形成している。このため、座り心地を良くすることができる。
○ 図13,図14,図15は、マット11を前方から見た正面図を示す。これらのマット11の左右方向の形状は左右の尻部と対応する部分の厚さ寸法を若干薄く形成している。このため、座り心地を良くすることができる。
○ 図16(a)に示すように、上部金型51と、下部金型52の中に注入口51a,52aから溶融されたゴムあるいは樹脂を流し込んで、下部マット12と、上部マット13を同時に成形する。溶融ゴムあるいは樹脂を少し時間をおいて流し込んだり、射出したりして硬度差のある無発泡又は発泡体の下部マット12と上部マット13を成形するようにしてもよい。この際、ゴムや樹脂の材料の配合を変えて上部マットと下部マットの硬度を調整する。
○ 図16(b)に示すように、下部マット12を単体で形成し、これを金型52のキャビティ52b内に収容する。後工程で、上部金型51のキャビティ51b内に溶融されたゴムや樹脂を流し込んだり、射出したりして、上部マット13を成形するようにしてもよい。又、図16(c)に示すように、上部マット13を単体で形成し、これを金型52のキャビティ52b内に収容し、後工程で、溶融されたゴムや樹脂を流し込んだり、射出したりして、無発泡又は発泡体の下部マット12を成形するようにしてもよい。上部マットと下部マットを硬度を変えて別々に金型内で成形して、2種の成型品を接着剤で接合してもよい。この成形方法は、樹脂又はゴム及びその複合体をキャビティ内に射出したり、流し込んだりする方法と、大きなシート板で成形して打ち抜いたものを挿入して成形する方法である。
○ 図17に示すように、椅子31の尻置き部32に収容凹所32aを形成し、該収容凹所32a内にマット11を嵌合するようにしてもよい。又、収容凹所32aを省略して、尻置き部32の上面に対しマット11を接着剤により接着するようにしてもよい。
○ 図18に示すように、自動車55のシート56の上面に対しマット11を装着してもよい。シート56の上面自体を前方ほど低くなる傾斜面としても良い。その傾斜角度は、2度〜30度又は5度〜28度の範囲に設定される。
○ 図19に示すように、マット11の中央部に、同図実線で示すように円形状の穴11eを形成したり、同図二点鎖線で示すように楕円形状の穴11eを形成したりしてもよい。前記穴11eの内径寸法は、例えば縦(前後方向)2cm〜10cm、横(左右方向)3〜13cmに設定されている。前記穴11eを凹部としてもよい。これらの別例においては前記穴11eにより肛門と対応する部分が凹んでいるので、痔病の人に好適である。
○ 図20に示すように、前記下部マット12の厚さ寸法を後端部から前端部に向かって連続的に短くするとともに、前記上部マット13の厚さ寸法も後端部から前端部に向かって連続的に短くするようにしてもよい。又、この別例においてマット11の後部側に図2に示す前記領域Aを形成してもよい。
○ 図示しないが、下部マット12、中間部マット及び上部マット13を接着剤あるいは融合等により接合してマット11を形成してもよい。中間部マットの硬度よりも、上部マット13の硬度を低く設定し、下部マット12の硬度を中間部マットの硬度よりも高く設定してもよい。又、中間部マットの硬度よりも、上部マットの硬度を低く設定し、下部マットの硬度を中間部マットの硬度よりも低く、かつ上部マットの硬度と同じかそれよりも高く設定してもよい。この場合にはマット11全体が尻の動きに追従し易くなり、尻の筋肉が弱くなった中高年者や老人が使用した場合に、疲労感を低減することができる。なお、これらの場合にもマット全体の支持面の傾斜角度は2度〜30度又は5度〜28度の範囲に設定される。
上記の三層構造のマット11の場合、上部マット13の硬度は、2度〜30度に、望ましくは5度〜20度又は7度〜15度に、さらに望ましくは10度〜13度に設定される。又、中間部マットの硬度は、10度〜85度、望ましくは10度〜13度、40度〜70度又は45度〜60度、50度〜60度又は55度〜58度に設定される。下部マットの硬度は、中間部マットより硬くする場合には、15度〜90度又は20度〜85度に、望ましくは55度〜85度又は50度〜80度に、さらに望ましくは60度〜70度に設定される。反対に下部マットの硬度を中間部マットよりも柔らかくする場合には、下部マットの硬度は3度〜45度又は5度〜40度に、望ましくは7度〜35度又は10度〜30度に、さらに望ましくは13度〜25度又は15度〜20度に設定される。この三層構造のマット11は、椅子の表面のクッション性が低い場合に用いられる。
上記のように三層のマットの硬度範囲を設定することにより正常な人間は勿論、猫背や腰痛あるいは車椅子を使用している人にも適したマットとすることができる。
○ 図示しないが、マットを一種類の材料により一体的に形成し、その厚さ寸法を、前方に行くに従い連続的又は段階的に減少するようにしてもよい。
○ 図示しないが、マットを一種類の材料により一体的に形成し、その厚さ寸法を、前方に行くに従い連続的又は段階的に減少するようにしてもよい。
○ 前記マット11を前方へ行くに従い段階的に厚さ寸法が減少するように形成してもよい。
○ 下部マット12の厚さ寸法を、後端から前端に向かって段階的に小さくなるように設定し、上部マット13の厚さ寸法を、全体が同一寸法になるように設定してもよい。
○ 下部マット12の厚さ寸法を、後端から前端に向かって段階的に小さくなるように設定し、上部マット13の厚さ寸法を、全体が同一寸法になるように設定してもよい。
○ 前記本実施形態において、上部マット13の厚さ寸法を、後端から前端に行くに従い、連続的に又は段階的に小さくなるようにしてもよい。
○ 前記本実施形態において、下部マット12と上部マット13の硬度の設定を、上下逆の設定にしてもよい。
○ 前記本実施形態において、下部マット12と上部マット13の硬度の設定を、上下逆の設定にしてもよい。
○ テーパ形状の下部マット12を、金型のキャビティ内にゴム又は樹脂を流し込んでモールド成形したり、射出成形したりしてもよい。又、これらを発泡体にしてもよい。上下のマットを異種材料とする場合には上部マット13に接着する側の面を粗面加工したり、プライマーをコーティング処理して接着性を良くすることが望ましい。
○ 金型のキャビティ内にウレタン樹脂等を同時に流し込むときには、硬度を変えた配合の樹脂で、二層又は三層構造としたり、樹脂の発泡率を変えて硬度の異なる二層又は三層構造としたりすることも可能である。
○ 下部マット12及び上部マット13の材料として、発泡ゴムや発泡樹脂に代えて、無発泡のゴムや樹脂を用いてもよい。
○ マット11に対し前後が識別できるように、前後を表す文字や記号等の識別手段を施してもよい。この場合にはマット11を間違えて使用するのを防止することができる。
○ マット11に対し前後が識別できるように、前後を表す文字や記号等の識別手段を施してもよい。この場合にはマット11を間違えて使用するのを防止することができる。
○ 複数のマットの接合は接着剤あるいは図16に示す型成形時に生じるマット相互のゴムや樹脂の融合以外に縫着や係合凹部と係合凸部を互いに係合するものであってもよい。
(実験データ)
前述した実施形態のマット11の効果を測定した実験データを、図21及び図22に基づいて説明する。マット11の規格は、下部マット12の後端縁の厚さ寸法T1を12mm、厚さ寸法T2を4mm、上部マット13の後端縁及び前端縁の厚さ寸法T3,T4を、15mmとした。マット11の支持面の傾斜角度は、15度である。さらに、下部マット12の材質は、EVA樹脂で、その硬度は50度、上部マット13の材質はクロロプレンゴムで、その硬度は18度である。
前述した実施形態のマット11の効果を測定した実験データを、図21及び図22に基づいて説明する。マット11の規格は、下部マット12の後端縁の厚さ寸法T1を12mm、厚さ寸法T2を4mm、上部マット13の後端縁及び前端縁の厚さ寸法T3,T4を、15mmとした。マット11の支持面の傾斜角度は、15度である。さらに、下部マット12の材質は、EVA樹脂で、その硬度は50度、上部マット13の材質はクロロプレンゴムで、その硬度は18度である。
人体の血流量を測定する測定器として、レーザードップラー血流量計を用いた。測定項目は、左手人差し指、指尖血流量である。
データの収集、解析に際して、使用した機器は次の通りである。
データの収集、解析に際して、使用した機器は次の通りである。
MP100A(BIOPAC Systems lnc.製)Acqknowledge3.7.0 MS Excel 2000
実験は、産業医科大学にて行った。200サンプル/秒で収集し、100点でスムージング処理してグラフ化した。マット敷前後のデータを1分毎に区切り、平均値±標準偏差を計算しグラフ化した。
実験は、産業医科大学にて行った。200サンプル/秒で収集し、100点でスムージング処理してグラフ化した。マット敷前後のデータを1分毎に区切り、平均値±標準偏差を計算しグラフ化した。
図21及び図22に示すグラフは、異なる被測定者のデータである。このデータから明らかなように、左手指の血流量がマットを使用しない状態と、使用した状態ではかなりの差があることが分かった。
T1,T2,T3,T4…厚さ寸法、11…マット、11a,11b…膨出部、11c,57a…凹部、11d…スリット、12…下部マット、13…上部マット、14…接着剤、21,56…シート、22…シート片、23…切断予定線、24…下部マット成形用シート、25…上部マット成形用シート、26…マット成形用シート、27…切断裁断予定線、31…椅子、51b,52b…キャビティ、52…金型。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2において、前記下部マットの厚さ寸法は、後端から前端に向かって連続的に小さくなるように設定されると共に、前記上部マットの厚さ寸法は、全体が同一寸法に設定される場合と、前記下部マットの厚さ寸法及び前記上部マットの厚さ寸法は、同じく後端から前端に向かって連続的に小さくなるように設定される場合とがあり、いずれの場合も水平面に対するマット全体の支持面の傾斜角度は、2度〜30度であることを要旨とする。
Claims (4)
- 椅子の尻置き部や床面に載置した状態で、前方へ行くに従い連続的又は段階的に厚さ寸法が減少するようにマット状に形成された姿勢矯正具において、
姿勢矯正具は下部マットと上部マットを接合して形成され、下部マットの硬度よりも上部マットの硬度が低く設定され、かつ、マット状の姿勢矯正具を構成する下部マット及び上部マットの後端部には、後端縁の中央部から前方に向かって延びると共に後端側に開口するスリットが形成され、マット状の姿勢矯正具の前端部には前方に張り出す左右一対の膨出部が形成され、両膨出部の間には凹部が形成されている姿勢矯正具。 - 請求項1において、前記下部マットの材質はEVA樹脂(エチレン・ポリビニルアセテート・共重合体)や合成樹脂の発泡体であり、前記上部マットの材質はEVA樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂等その他の合成樹脂又はクロロプレンゴム、天然ゴムあるいはこれらの樹脂又はゴムの発泡体であると共に、JIS−K6253に規定されたタイプEデュロメータを用いて測定され、前記下部マットの硬度は15度〜85度に、上部マットの硬度は2度〜40度に設定されている姿勢矯正具。
- 請求項1又は2において、前記下部マットの厚さ寸法は、後端から前端に向かって連続的に小さくなるように設定され、前記上部マットの厚さ寸法は、全体が同一寸法に設定されて、水平面に対するマット全体の支持面の傾斜角度は、2度〜30度である姿勢矯正具。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、前記下部マットは、使用状態において僅かに凹むように形成され、前記上部マットは、弾性的に変形可能に形成されている姿勢矯正具。
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JP6489489B1 (ja) * | 2017-10-20 | 2019-03-27 | 博史 田崎 | 骨盤矯正用クッション |
-
2012
- 2012-03-28 JP JP2012001745U patent/JP3176134U/ja not_active Expired - Fee Related
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