JP3176084U - 靴の中敷き - Google Patents
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Abstract
【課題】足指の挟持部を中敷き本体に一体化可能に構成し、且つ、激しい運動にも対応でき、使用に違和感のない靴の中敷きを提供する。
【解決手段】中敷き本体1の爪先側の指間対応位置のうちの少なくとも親指と人差し指間対応位置に縦長の貫通孔を設け、前記貫通孔に、支持ベース11と前記支持ベース11から垂直に延設される挟持体12から成る合成樹脂製の指間挟持材の前記挟持体12を前記中敷き本体1の裏面側から挿通して表面側に突出させ、前記支持ベース11を前記中敷き本体1の裏面に密着させる。
【選択図】図3
【解決手段】中敷き本体1の爪先側の指間対応位置のうちの少なくとも親指と人差し指間対応位置に縦長の貫通孔を設け、前記貫通孔に、支持ベース11と前記支持ベース11から垂直に延設される挟持体12から成る合成樹脂製の指間挟持材の前記挟持体12を前記中敷き本体1の裏面側から挿通して表面側に突出させ、前記支持ベース11を前記中敷き本体1の裏面に密着させる。
【選択図】図3
Description
本考案は靴の中敷きに関するものであり、より詳細には、ランニング等の運動時において踏ん張り力を向上させることができる、靴の中敷きに関するものである。
一般に、マラソンをはじめとした「走る」スポーツや、ゴルフ、野球、テニス等のように「スイング」を要するスポーツをする場合、地面に接触した靴の内部において、無意識のうちに、靴の内部の底面に足の五指を強固に接触させて、運動中における足の踏ん張り力を強くするようにしている。この力を強くするための器具として、実用新案登録第3065673号公報(特許文献1)に記載のものや、特開2009−254680号公報(特許文献2)に記載の足の指で挟持する器具等がある。
これらの器具は、いずれも独立した製品であって、靴自体や靴の中敷きに固定せずに使用するものであるため、安定感に欠ける。また、これらの器具は、足の指で挟持するだけではなく、足の甲及び足指を利用して安定状態を保持するものであるため、当該器具を装着した状態で運動をすると、足の甲及び足指に、必要以上の負担をかけてしまうおそれがある。
一方で、靴の中敷きに前記器具相当部を取り付けたものとして、特開2009−11422号公報(特許文献3)に記載の靴の中敷きセットがある。この靴の中敷きセットは、靴底全体に敷くための軟質の中敷きと、前記軟質の中敷きのつま先部分に粘着固定するための剥離紙で保護された粘着面を持つ硬質の基板と、前記硬質の基板にほぼ垂直にかつ強固に固定された第1趾と第2趾の間に入る保護基板からなり、前記軟質の中敷きの適当な位置に、使用者が自己の母趾の位置に合わせて前記硬質の基板を前記粘着面にて固定できることを特徴とするものである。
しかるに、この靴の中敷きセットによると、軟質の中敷き上に、保護基盤(特許文献1及び2に対応する器具)を取り付けた硬質の基板を粘着固定することにより、靴の中敷きと保護基盤が一体の構成となるようになっているが、前記硬質の基板は軟質の中敷きの上に粘着固定されることから、粘着力の低下や激しい運動により固定状態が維持できなくなるおそれがある。
上述のとおり、従来は、靴の中敷きに足指の挟持部を一体構成することにより固定して安定させ、且つ、激しい運動に好適と言い得るものは見られなかった。そこで本考案は、足指の挟持部を中敷き本体に一体化可能に構成し、且つ、激しい運動にも対応でき、使用に違和感のない靴の中敷きを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の考案は、中敷き本体の爪先側の指間対応位置のうちの少なくとも親指と人差し指間対応位置に縦長の貫通孔を設け、前記貫通孔に、支持ベースと前記支持ベースから垂直に延設される挟持体から成る合成樹脂製の指間挟持材の前記挟持体を前記中敷き本体の裏面側から挿通して表面側に突出させ、前記支持ベースを前記中敷き本体の裏面に密着させて成る靴の中敷きである。
一実施形態においては、前記指間挟持材は、前記靴の中敷きに対して脱着可能にされ、また、前記指間挟持材の挟持体は中空に形成され、更に、前記指間挟持材の挟持体は、上面中間部が窪んだ形状にされる。また、前記指間挟持材の支持ベースは、少なくとも親指対応部から中指対応部に至る大きさに形成され、更に、前記支持ベースに突条を形成すると共に、前記中敷き本体の裏面に前記突条が嵌合する溝が形成される。
本考案に係る靴の中敷きは上述したとおりであり、構成部材が中敷き本体と指挟持部の僅か2品であることから、指挟持部を一体構成させた靴の中敷きを安価に提供することができる。更には、指挟持部は粘着固定、及び、履物のインソールと中敷きの挟み込みにより強固に保持され、激しい運動に対する耐久性も兼ね備えている。
本考案に係る靴の中敷きを、添付図面に依拠して説明する。図1は、本考案に係る靴の中敷きの平面図、図2はその底面図、図3はその側面図であり、該中敷きは、中敷き本体1の爪先側の指間対応位置のうちの少なくとも親指と人差し指間対応位置に縦長の貫通孔2を設け、貫通孔2に、支持ベース11と支持ベース11から垂直に延設される挟持体12から成る合成樹脂製の指間挟持材の挟持体12を中敷き本体1の裏面側から挿通して表面側に突出させ、支持ベース11を中敷き本体1の裏面に密着させて成る。
図示した例は、挟持体12を親指と人差し指間にのみ配置するようにしたもので、この場合の貫通孔2は、中敷き本体1の爪先側の指間対応位置のうちの親指と人差し指間対応位置にのみ穿設される。挟持体12を他の指間にも配置する場合は、貫通孔2は他の指間対応位置にも穿設され、挟持体12は、1つの支持ベース11に複数配設される。
挟持体12の縦方向の長さは任意であるが、一般的には、20〜30mmとされ、厚みは、足の指間に挟まれることに鑑み、5mm程度とされる。また、その高さは任意であるが、指の高さ及び履物の大きさからして、必然的に20〜30mm程度となるが、指間の通気を考慮し、上面中間部を窪ませて通気用凹部13を設けることとしてもよい。挟持体12は、やはり足の指間に挟まれることに鑑み、ある程度の弾力性を持たせるために、中空状態に形成することが好ましい。
支持ベース11は、挟持体12を中敷き本体1に保持する役目を担うもので、中敷き本体1の裏面に、十分に広い密着面積を以て定着される。例えば、支持ベース11は、親指対応部から薬指対応部に至る大きさに形成される。支持ベース11を中敷き本体1の裏面の定位置に安定的に定置可能にするために、支持ベース11に突条14を形成すると共に、中敷き本体1の裏面にその突条14が嵌合する溝5を形成することがこのましい。指間挟持材を中敷き本体1に対して脱着可能にすることがあるが、その場合支持ベース11は、単に中敷き本体1の裏面に密着状態にしておけばよい。恒久的に定置する場合は、接着剤を介して中敷き本体1の裏面に粘着することが好ましい。
必要に応じ、中敷き本体1の土踏まず対応部3は膨隆状態にし(図3参照)、また、踵対応部に衝撃吸収材4を配置する。更に、足裏への密着感を高めて履き心地を向上させるために、周縁部を若干立ち上がらせることとしてもよく、更に中敷き本体1に、任意の模様を表現することとしてもよい。
本考案に係る靴の中敷きは、指間挟持材を、その挟持体12を中敷き本体1の裏面から貫通孔2を通して露出させ、支持ベース11を中敷き本体1の裏面に密着させることにより中敷き本体1に固定した状態で、一般の中敷きと同様にして、靴のインソール部に定置して用いる。
本考案に係る靴の中敷きは、挟持体12の作用によって運動中における足の踏ん張り力を高めるためのものであり、当該靴着用時において挟持体12が指間に進入することになる。従って、裸足で履用するときに最も大きな効果が表れるが、足袋又は足袋形状の靴下、あるいは、一般の靴下を履いた状態であっても、同様に挟持体12による作用効果を享受することができる。
特に激しい運動用の靴に用いる場合は、挟持体12が損傷するおそれがあるが、挟持体12を中敷き本体1に対して脱着可能状態にしておけば、中敷き本体1はそのままで、挟持体12のみ随時交換することができ、経済的である。
この考案をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この考案の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白である。従って、この考案は、添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
1 中敷き本体
2 貫通孔
3 土踏まず対応部
4 衝撃吸収材
5 溝
11 支持ベース
12 挟持体
13 通気用凹部
14 突条
2 貫通孔
3 土踏まず対応部
4 衝撃吸収材
5 溝
11 支持ベース
12 挟持体
13 通気用凹部
14 突条
Claims (6)
- 中敷き本体の爪先側の指間対応位置のうちの少なくとも親指と人差し指間対応位置に縦長の貫通孔を設け、前記貫通孔に、支持ベースと前記支持ベースから垂直に延設される挟持体から成る合成樹脂製の指間挟持材の前記挟持体を前記中敷き本体の裏面側から挿通して表面側に突出させ、前記支持ベースを前記中敷き本体の裏面に密着させて成る靴の中敷き。
- 前記指間挟持材は、前記靴の中敷きに対して脱着可能である、請求項1に記載の靴の中敷き。
- 前記指間挟持材の挟持体は中空に形成されている、請求項1又は2に記載の靴の中敷き。
- 前記指間挟持材の挟持体は上面中間部が窪んだ形状にされている、請求項1乃至3のいずれかに記載の靴の中敷き。
- 前記指間挟持材の支持ベースは、少なくとも親指対応部から中指対応部に至る大きさに形成される、請求項1乃至4のいずれかに記載の靴の中敷き。
- 前記支持ベースに突条を形成すると共に、前記中敷き本体の裏面に前記突条を嵌合させるための溝を形成した、請求項1乃至5のいずれかに記載の靴の中敷き。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001664U JP3176084U (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 靴の中敷き |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001664U JP3176084U (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 靴の中敷き |
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JP3176084U true JP3176084U (ja) | 2012-06-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5961781B1 (ja) * | 2015-04-02 | 2016-08-02 | 村山 哲夫 | 爪先伸縮ソックス |
-
2012
- 2012-03-26 JP JP2012001664U patent/JP3176084U/ja not_active Expired - Fee Related
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