JP3178435U - 靴の中敷 - Google Patents

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【課題】足の甲を靴にフィットさせると共に、踵を靴にしっかりとホールドさせることが可能な靴の中敷きを提供する。
【解決手段】靴のインソール上に装着される中敷1は、つま先部11側を厚く(例えば4〜5mm)し、踵部13側を薄く(例えば1〜2mm)形成され、好ましくはつま先部11側を厚くした厚肉部は少なくとも使用者のつま先から土踏まずの手前に至るまでの範囲に設けられ、踵部13側を薄くした薄肉部は使用者の踵が接する範囲に設けられ、厚肉部から薄肉部へ至る部分は厚みが次第に薄くなった厚み調整部とする。これによって、使用者の足指及び足の甲が靴の内側にフィットし、使用者の踵が靴の踵部分にしっかりとホールドされて容易に脱げることが防止される。
【選択図】図1

Description

本考案は、靴の中敷に関し、さらに詳しくは、足の甲を靴にフィットさせると共に、踵(かかと)を靴にしっかりとホールドさせることが可能な靴の中敷に関する。
スニーカ、革靴、ウォーキングシューズ等の靴は使用者の足にぴったりとフィットすることが極めて重要である。使用者の足にフィットしない靴の場合には靴擦れを生じたり、足の指の爪を傷めたり、外反母趾等の深刻な障害を発生させる等の様々なトラブルを生じさせる。特に、成長期の児童や生徒が履く上履きや運動靴の場合には、足に合った靴を選ぶことは極めて重要である。ある調査によれば、中学生の57%、高校生の74%が何らかの靴による足のトラブルを経験していることが報告されている。
靴に入れた足が前後左右にずれることなく且つ踵が固定できれば、靴に足をフィットさせることができる。足に対して靴が小さい場合はその靴を使用することは困難であるが、足に対して靴のサイズが大きければ中敷(インナーソール)を装着することで改善できる場合がある。靴の中敷の一例としては例えば特許文献1に示すものがある。特許文献1の中敷きは合成繊維生地を中底に合致した形状の表シートと裏シートとの間には踵に向かうほど厚みが大きくなる弾性介装パッドを挿入した構成になっている。これにより、踵からの力が弾性介装パッドに接触する部位に分散し、足首や脚の疲労を軽減させるようにしたものである。
また、特許文献2には、最上層、ウレタンフォーム等の緩衝材からなる中間層、複数の通気孔を有するEVA(エチレン・酢酸ビニルコポリマー)樹脂等の軟質合成樹脂製の最下層からなる3層構造を成し、最下層は指側が踵側よりも薄く形成されており、踵側が相対的に厚くなっている。また、通気孔は指側を直径5〜12mm、踵側を直径2〜8mmとしている。このような構成により、蒸れ易い指先部分の通気性を向上させ、且つ、踵に対して快適なクッション性を持たせるようにしたものである。
実開平6−5508号公報 特開2004−350737号公報
しかし、従来の靴の中敷は、いずれも踵側が分厚くなっており、クッション性は確保されるものの、踵がしっかりとホールドされ難いことから踵が容易に持ち上がって靴が脱げ易くなるという問題がある。
そこで、本考案の目的は、足の甲を靴にフィットさせると共に、踵を靴にしっかりとホールドさせることが可能な靴の中敷を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の本考案は、靴内に敷かれる靴の中敷において、つま先部側を厚く、踵部側を薄くしたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の靴の中敷において、前記つま先部側を厚くした厚肉部は少なくとも使用者のつま先から土踏まずの手前に至るまでの範囲に設けられ、踵部側を薄くした薄肉部は使用者の踵が接する範囲に設けられ、前記厚肉部から薄肉部へ至る部分は厚みが次第に薄くなった厚み調整部とされていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項3に記載の本考案は、請求項1又は2に記載の靴の中敷において、前記つま先部側の厚み部分の厚みは4〜5mmであり、前記踵部の厚みは1〜2mmであることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載の本考案は、請求項1から3のいずれか1項に記載の靴の中敷において、前記つま先部は、所定パターンの通気孔が設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項5に記載の本考案は、請求項1から3のいずれか1項に記載の靴の中敷において、前記靴の中敷には通気孔が設けられていることを特徴とする。
本考案に係る靴の中敷によれば、つま先側を厚く、踵側を薄くしたことにより、つま先側、すなわち足の指や甲の部分が靴にフィットすると共に、踵を靴にしっかりとホールドさせることができる。これにより、中敷本来の機能を損なうことなく足が靴にぴったりとフィットし、従って、歩きやすく、靴が脱げ難くなるという効果がある。
また、本考案に係る靴の中敷によれば、靴擦れを生じたり、足の指の爪を傷めたり、外反母趾等の深刻な障害を発生させる等の様々なトラブルを防止することができるという効果がある。
(a)は本考案に係る靴の中敷の第一の実施形態の平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 中敷が装着された靴を使用者が履いた状態を示す断面図である。 (a)は本考案に係る靴の中敷の第二の実施形態の斜視図、(b)は(a)の底面図である。 図3に示す中敷のB−B線及びC−C線の断面図である。
1.第一の実施形態
[中敷の構成]
以下、本考案に係る靴の中敷について、好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本考案に係る靴の中敷の第一の実施形態の平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。尚、以下に説明する中敷1は右足用であるが、左足用は右足用に対して左右逆の形状になるのみであるので、以下の各実施形態では右足用のみを示し左足用の図示及び説明は省略する。
図示された中敷(Inner sole)1は、概略として、図1に示すように、人の足裏の形と同様の外形形状を有しており、図1(b)に示すように、つま先部11側から足指の付け根部12(いわゆる「内側足根小球」部分)側に至るまで、すなわち、土踏まずの手前に至るまでの範囲が厚く(例えば、厚み4〜5mm)形成された肉厚部とされ、踵部13側は使用者の踵が接する範囲を薄く(例えば、厚み1〜2mm)形成した薄肉部とされており、図2に示すように、靴2のインソール21の上面に装着される。本実施形態では、つま先部11から付け根部12にある肉厚部から踵部13側の薄肉部へ向かって厚みが次第に薄くなった厚み調整部とされている。このように形成することで使用者の足の甲と靴2の内側との隙間が調整されて足3と靴2がフィットする。尚、中敷1の厚みは、つま先部11側から踵部13側に向かって徐々に薄くなる形状としても良い。また、本実施形態では、土踏まずよりもつま先部11側の全域に通気性を持たせるための通気孔14,14が所定のパターンによって設けられているが、通気孔14,14を設ける範囲はこれに限らず中敷1全体あるいは適宜の部分に設けることができる。また、中敷1の素材は、例えば、合成樹脂、皮革、ゴム、コルク等の適宜の素材を用いることができ、さらに、中敷1には抗菌防臭処理等を施すとよい。
[中敷1の作用]
次に、上記した中敷1の作用について説明する。図2は中敷1が装着された靴2を使用者が履いた状態を示す断面図である。靴2のインソール21の上に装着された中敷1の表面に使用者の足3の足裏が接触している。そして、使用者の足3の足指30及び足指30の付け根部分12が接触する中敷1のつま先部11側から付け根部12(土踏まずの手前)にかけて厚く形成された肉厚部とされていることによって足3の足指30及び甲が靴2の内面にぴったりとフィットし、靴2の中で使用者の足指30がむやみに動くことがない。また、踵部13側が薄くなっていることによって、使用者の踵31の持ち上がりを低減して使用者の踵31が靴2の踵部分にしっかりとホールドされるので靴2が容易に脱げることがなく、且つ、足の位置ずれが抑制される。尚、中敷1は1枚ではなく2枚などの複数枚を使用することでよりフィット感を高めることも可能である。
[第一の実施形態の効果]
第一の実施形態に係る靴の中敷1によれば、つま先11側を厚く、踵部13側を薄く形成したことにより、使用者の足の甲が靴2にフィットし、踵が靴にしっかりとホールドされるので歩きやすく、しかも脱げ難くいという効果がある。
また、第一の実施形態に係る靴の中敷1によれば、靴擦れや足の指の爪を傷めるのを防止でき、外反母趾等を招くことがない等、様々な足のトラブルを防止できるという効果がある。
2.第二の実施形態
[中敷の構成]
次に、本考案に係る靴の中敷の第二の実施形態について説明する。図3(a)は本考案に係る靴の中敷の第二の実施形態の斜視図、(b)は(a)の底面図である。また、図4は図3に示す中敷のB−B線及びC−C線の断面図である。図示された中敷5は、人の足裏の形と同様の外形形状を有しており、第一の実施形態と同様に、つま先部51側から足指30の付け根部分52側(土踏まずの手前)に至るまでが厚く(例えば、厚み4mm)形成された肉厚部とされ、踵部53側が薄く(例えば、厚み2mm)形成された薄肉部とされている。尚、中敷5の厚みは、第一の実施形態と同様に、肉厚部側から薄肉部側に向かって徐々に薄くした形状となっているが、つま先部11側から踵部13側に向かって徐々に薄くなる形状としても良い。そして、踵部53の周囲は、図4(a),(b)に示すように、踵部53側の周縁部を上側に向かって折り曲げるようにして立設された折り曲げ部54が形成されている。また、中敷5の裏面には、図3(b)に示すように、通気性を持たせるために、複数の通気孔55,55が全面に及ぶように設けられている。尚、通気孔55,55はこれに限らず適宜の範囲に設けることができる。さらに、本実施形態では、通気孔55,55を目隠ししてデザイン性を高め、また通気孔の目詰まりが生じないように中敷5の表面(上面)は通気性を有する布状の繊維で覆っている。尚、中敷5の素材としては中敷1と同様のものを選択することが可能である。
[中敷5の作用]
次に、中敷5の作用について説明する。第二の実施形態に係る中敷5は、第一の実施形態と同様に、靴2のインソール21上に装着される。そして、中敷5の上面に使用者の足3の裏が接触すると共に折り曲げ部54が使用者の足3の踵を包む状態になる。そして、中敷3と同様に、中敷5のつま先部51側から足指30の付け根部分52側に至るまでが厚く形成された肉厚部とされていることにより使用者の足指30及び甲の部分が靴2の内側にフィットする。また、踵部53側が薄く、且つ、折り曲げ部54を備えていることによって使用者の足3の踵がしっかりとホールドされる。
[第二の実施形態の効果]
第二の実施形態に係る靴の中敷によれば、第一の実施形態と同様の効果を得ることができるほか、折り曲げ部54が設けられていることにより踵部53によるホールド性が更に確実になるという効果がある。
以上のように、本考案の好ましい実施形態について詳述したが、本考案は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
1 中敷
2 靴
3 足
5 中敷
11 つま先部
12 付け根部
13 踵部
14 通気孔
21 インソール
30 つま先
31 踵(かかと)
51 つま先部
52 中央部
53 踵部
54 折り曲げ部
55 通気孔

Claims (5)

  1. 靴内に敷かれる靴の中敷において、
    つま先部側を厚く、踵部側を薄くしたことを特徴とする靴の中敷。
  2. 請求項1に記載の靴の中敷において、
    前記つま先部側を厚くした厚肉部は少なくとも使用者のつま先から土踏まずの手前に至るまでの範囲に設けられ、踵部側を薄くした薄肉部は使用者の踵が接する範囲に設けられ、前記厚肉部から薄肉部へ至る部分は厚みが次第に薄くなった厚み調整部とされていることを特徴とする靴の中敷。
  3. 請求項1又は2に記載の靴の中敷において、
    前記つま先部側の厚み部分の厚みは4〜5mmであり、前記踵部の厚みは1〜2mmであることを特徴とする靴の中敷。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の靴の中敷において、
    前記靴の中敷には通気孔が設けられていることを特徴とする靴の中敷。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の靴の中敷において、
    前記踵部側の周縁部を折り曲げるようにして立設された折り曲げ部を備えていることを特徴とする靴の中敷。
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