JP3176083U - 携帯端末収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末収納ケースから携帯端末が抜け落ちることによる破損や紛失を防止しつつ、携帯端末を出し入れするときの取り扱い性に優れた携帯端末収納ケースを提供する。加えて、使用者が携帯端末以外に持ち歩く頻度の高いカード類も付帯させることで、使用者は、携行品の中から必要なものを探す煩雑な手間を省く。さらには、外観も良好な携帯端末収納ケースを提供する。
【解決手段】携帯端末を出し入れ可能な開口部7を有する収納部材1と、前記収納部材を使用者の携行品に取り付け可能な第1の提げ部材3とを具備し、前記第1の提げ部材3の両端部は、前記開口部7における互いに対向する縁部であって、互いに逆側の端部近傍にそれぞれ取り付けて携帯端末収納ケース100とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、スマートフォンや携帯電話などの携帯端末を収納するケースに関する。
今や、スマートフォンや携帯電話などの携帯端末は広く普及し、それらの収納ケースもまた様々なものが提案されている。例えば、携帯端末を収納する収納部と、収納部の開口部を覆うカバーとを備え、携帯端末を収納部に収納して持ち歩くことができるようにした携帯端末収納ケースが一般的に知られている(特許文献1)(特許文献2)。
特開2001−346620 特開平11−309010
上記携帯端末収納ケースでは、収納部の開口部にカバーがあるため、携帯端末が抜け落ちることによる破損や紛失を防止するためには大変有効である。しかしながら、携帯端末を使用するときに、わざわざカバーを開けなければ携帯端末を取り出すことができない。たとえば、電話が鳴るなど、急いで携帯端末を取り出したいときには大変不便である。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたもので、携帯端末が抜け落ちることによる破損や紛失を防止できるとともに、携帯端末使用時の出し入れなどの取り扱い性に優れた携帯端末収納ケースを提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するために、本考案は、携帯端末を出し入れ可能な開口部を有する収納部材と、前記収納部材を使用者の携行品に取り付け可能な第1の提げ部材とを具備し、前記第1の提げ部材の両端部は、前記開口部における互いに対向する縁部であって、互いに逆側の端部近傍にそれぞれ取り付けられることを特徴とする携帯端末収納ケースである。
本考案によれば、使用者の携帯端末が、開口部から収納部材内へ収納されると開口部は略四角形状になる。このとき、第1の提げ部材の両端部は、収納部材の開口部における互いに対向する縁部であって、互いに逆側の端部近傍にそれぞれ取り付けられているので、略四角形状の開口部を対角に渡す状態となる。
したがって、携帯端末が収納部材から抜け落ちそうな場合であっても、第1の提げ部材がストッパーの役割を果たすこととなり、携帯端末の破損や紛失を防ぐことができる。また、収納部材から携帯端末を出し入れするときには、第1の提げ部材を左右に移動させるだけでよく、取り扱い性に優れる。
また、前記収納部材には、コードを保持するコード保持部が設けられてもよい。
このような構成とすることで、携帯端末にイヤホンなどの長いコードが接続されていても、コードを束ねて保持することができ、コードが絡み合って煩雑になることがない。
また、前記携帯端末収納ケースは、第2の提げ部材と、前記第2の提げ部材により前記携帯端末収納ケースに付帯されるカードケースを具備してもよい。
この場合、使用者は、外出時に必要なカード類を、携帯端末とともにまとめて持ち歩くことができる。したがって、携行品の中から必要なカードをわざわざ探すといった煩雑な手間を省くことができる。
また、前記第2の提げ部材は、伸縮可能であってもよい。
このような構成とすることで、第2の提げ部材により付帯されるカードケースの可動域を広くすることができ、取り扱い性に優れる。
さらに、前記収納部材には、ポケットが形成されてもよい。
このように構成することで、ポケットには、付帯されるカードケースなどを収納することができる。したがって、携帯端末収納ケース全体のデザイン感や統一感を持たせることや、保持性を高めることができる。
さらに、前記カードケースには、携帯端末用のクリーナー部が形成されてもよい。
このような構成とすることで、携帯端末用のクリーナーもまとめて持ち歩くことができる。したがって、携行品の中からクリーナーをわざわざ探すといった煩雑な手間を省くことができる。また、携帯端末を常に清潔に保つことができる。
さらに、前記携帯端末収納ケースは、前記カードケースとともに使用者の携行品に取り付け可能な第3の提げ部材を具備するようにしてもよい。
この場合、携帯端末収納ケースは第1の提げ部材に提げられており、カードケースは第2の提げ部材により提げられている。そして、第3の提げ部材により、第1の提げ部材および第2の提げ部材がまとめられて、使用者の携行品に取り付けられる。このように構成すれば、携帯端末やカードケースは使用者の目的に応じて、携行品の内外へ選択的に出し入れ自在である。また、携帯端末やカードケースが使用者の携行品に提げられている外観もすっきりとして良好である。
本考案によれば、携帯端末収納ケースから携帯端末が抜け落ちることによる破損や紛失を防止しつつ、携帯端末を出し入れするときの取り扱い性に優れた携帯端末収納ケースを提供することができる。
スマートフォン収納ケース100の全体構成図。 スマートフォン収納ケース100にスマートフォンを収納した状態を示す図。 スマートフォン収納ケース100にスマートフォンを出し入れする時を示す図。 クリーナー兼カードケース11を付帯させたスマートフォン収納ケース200の全体構成図。 クリーナー兼カードケース11をポケット17に収納させたスマートフォン収納ケース200の全体構成図。 クリーナー兼カードケース11のクリーナー面を示す図。 クリーナー兼カードケース11を付帯させたスマートフォン収納ケース200を鞄に吊り提げて使用する例を示す図。 スマートフォン収納ケース300の全体構成図。
以下、図面を参照にしながら本考案の実施形態について説明する。本実施形態として挙げられる携帯端末はスマートフォンとする。
図1は、スマートフォン収納ケース100の全体構成図である。スマートフォン収納ケース100は、主に、収納部材1と提げ部材3により構成される。
収納部材1は、スマートフォンを出し入れする開口部7を有している。また、後述する提げ部材3を収納部材1に取り付けるために、収納部材1の開口部7における互いに対向する縁部であって、互いに逆側の端部近傍に、提げ部材通し穴9aおよび提げ部材通し穴9bが形成されている。
さらに、収納部材1には、コード保持部5が設けられている。これは、スマートフォンに接続されるイヤホンなどのコードを束ねて保持しておくためのものである。具体的には、収納部材1とコード保持部5の接触面に面ファスナー等を設けて、コード保持部5を収納部材1に固定する。配置位置としては、同じ面の幅方向端部に設けられる提げ部材通し穴(本実施の形態においては9a)の他端部に設けるのがよい。これにより、イヤホンを保持する作業が容易となる。その他、収納部材1にスマートフォンを収納したときに、コードに負担をかけることなく保持しやすい位置に設けるのが良い。
収納部材1の素材としては、皮、合皮、ナイロンなどが挙げられる。また、外側と内側で異なる素材や色、柄により形成するなど様々なデザインを施してアクセサリーとして楽しむこともできる。
また、コード保持部5の素材としては、収納部材1と同様に形成してもよい。あるいは、様々なコードであっても適合して保持可能なように、伸縮性を有するゴムやナイロンなどで形成してもよい。
一方、提げ部材3は、収納部材1に収納されるスマートフォンを、使用者が手持ちしたり、使用者の携行品に取り付けたりするために設けられている。提げ部材3は、その両端部を、上述した収納部材1の提げ部材通し穴9aおよび提げ部材通し穴9bに係合され、収納部材1に取り付けられる。
また、提げ部材3はチェーン(鎖)部材により構成されている。提げ部材3の中央部分にはフック状の部材が設けられており、使用者の携行品に取り付け可能である。また、フック状部材がチェーンに係合する位置を変えれば、提げ部材3の長さ調節も可能である。チェーン以外の部材としては、紐や皮部材などが挙げられる。
また、図示を省略したが、収納部材1にLCDパッドペンを差し込める箇所を形成しても良い。
続いて、スマートフォン収納ケース100の使用例について説明する。図2は、スマートフォン収納ケース100にスマートフォンを収納した状態であり、図3は、スマートフォン収納ケース100にスマートフォンを出し入れする様子を示す図である。
図2に示すように、スマートフォンはスマートフォン収納ケース100の収納部材1に収納される。そして、使用者は、スマートフォン収納ケース100の提げ部材3を手持ちするか、鞄などの携行品に取り付ける。このとき、提げ部材3は、収納されたスマートフォンの上方で、スマートフォンが収納されて略四角形状となる開口部7を対角に渡すように提げられる。したがって、スマートフォンが収納部材1から抜け落ちそうな場合であっても、提げ部材3がストッパーの役割を果たすこととなり、スマートフォンの破損や紛失を防ぐことができる。
また、スマートフォンに接続されているイヤホンコードは、束ねられた状態でコード保持部5によって保持される。したがって、イヤホンコードが絡み合ったり、破損したりすることなく、また、外観もすっきりと良好である。
また、図3に示すように、スマートフォンをスマートフォン収納ケース100から出し入れする場合には、提げ部材3を左右いずれかに倒すように移動させる。すると、開口部7が開放された状態となる。したがって、容易にスマートフォンを出し入れすることができ、取り扱い性に優れる。また、スマートフォンを収納部材1から取り出すときには、コード保持部5の収納部材1との固定を剥がして、イヤホンコードもスマートフォンとともに取り出される。
次に、スマートフォン収納ケースの第2の実施例について図4、図5および図6を参照しつつ説明する。本実施例は、スマートフォン収納ケース200にクリーナー兼カードケース11を付帯させて具備したものである。また、図7にはその使用例を示す。なお、以下の説明において、スマートフォン収納ケース100と同様の機能を奏する構成については、図1〜図3と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
クリーナー兼カードケース11は、片面にカードケース面11a、裏面には図6のようにクリーナー面11bが形成されている。カードケース面11aの素材としては、スマートフォン収納ケース200と同様に、皮、合皮、ナイロンなどが挙げられる。また、カードを収納する内側と外側で異なる色、柄を用いるなど様々なデザインを施してアクセサリーとして楽しむこともできる。
また、クリーナー兼カードケース11には、第2提げ部材13が接続されている。第2提げ部材13は、リール式の伸縮性を有する部材である。第2提げ部材13に伸縮性を持たせることで、クリーナー兼カードケース11の可動域を広くすることができ、取り扱い性に優れる。例えば、クリーナー兼カードケース11に磁気式プリペイド乗車カードを収納していた場合にも、図7に示すように、クリーナー兼カードケース11を鞄に取り付けた状態のまま、第2提げ部材13を伸ばして、磁気センサに近づけることができる。なお、伸縮性を有する素材としては、リール式部材に限るものではなく、ゴム製であっても良い。
さらに、スマートフォン収納ケース200の収納部材1には、ポケット17が形成されている。これは、クリーナー兼カードケース11を収納するためである。図5に、クリーナー兼カードケース11をポケット17に収納した図を示す。このように構成することにより、スマートフォン収納ケース200および付帯されるクリーナー兼カードケース11全体にデザイン感や統一感を持たせることができる。さらに、クリーナー兼カードケース11の保持性、スマートフォン収納ケース200の保持性を高めることができる。
なお、袋状のポケットに限らず、例えば、幅広のベルト部材によりクリーナー兼カードケース11を保持するようにしてもよい。ポケット17には、必ずしもクリーナー兼カードケース11を収納するだけでなく、当然ながら他のものを入れるようにしてよい。ポケット17とコード保持部5は、収納部材1の同じ面に形成されなくても、互いに異なる面にそれぞれ設けられるようにしてもよい。
また、本実施例には、スマートフォン収納ケース200とクリーナー兼カードケース11をまとめて提げるための第3提げ部材15が具備されている。第3提げ部材15を設けることによって、図6の矢印に示すように、スマートフォン収納ケース200やクリーナー兼カードケース11は使用者の目的に応じて、鞄の内外へ選択的に出し入れ自在である。或いは、スマートフォン収納ケース200とクリーナー兼カードケース11のうち片方を内側に入れ、他方を外側に出しておくことも可能である。さらには、スマートフォン収納ケース200やクリーナー兼カードケース11が鞄に提げられている外観もすっきりとして良好である。
なお、第3提げ部材15は、提げ部材3と第2提げ部材13をともに提げるために強度を持たせほうが良い。そこで、本実施の形態としては革製とした。勿論、チェーンなどでも代用可能である。
また、図示を省略するが、スマートフォン収納ケース200の提げ部材3にクリーナー兼カードケース11の第2提げ部材13を直接取り付けても良い。この場合、提げ部材3の強度を第2提げ部材13およびクリーナー兼カードケース11を保持するのに耐えうるものにする必要がある。例えば、前述した第3提げ部材15のように革製にしても良い。
最後に、図8を参照しながら、第3の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、スマートフォン収納ケース100およびスマートフォン収納ケース200と同様の機能を奏する構成については、図1〜図7と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施例では、クリーナー兼カードケース11の第2提げ部材19が収納部材1の提げ部材通し穴9aに直接繋留されている。また、スマートフォン収納ケース300とこれに付帯されるクリーナー兼カードケース11をまとめて保持するのは、ループ状の提げ部材ではなく、引き出し部材21である。
普段、鞄などの携行品を持ち歩かない人はスマートフォン収納ケースを衣類のポケットに収納する傾向にある。このような場合のために、提げ部材の部品点数を減らすことで衣服のポケットへの収まりを良くする。また、引き出し部材21を設けることで、使用者は、引き出し部材21を引っ張るだけで、容易に衣類のポケットからクリーナー兼カードケース11を付帯したスマートフォン収納ケース300を引き出すことができる。
また、例えば、クリーナー兼カードケース11に磁気式カードを収納していた場合にも、使用者は、ポケット17からクリーナー兼カードケース11を取り出すことなく、スマートフォン収納ケース300を磁気センサに近づければよいので大変便利である。
以上、添付図を参照しながら、本考案の実施の形態を説明したが、本考案の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
1………収納部材
3………提げ部材
5………コード保持部
7………開口部
9a、9b………提げ部材通し穴
11………クリーナー兼カードケース
11a………カードケース面
11b………クリーナー面
13、19………第2提げ部材
15………第3提げ部材
17………ポケット
21………引き出し部材
100、200、300………スマートフォン収納ケース

Claims (7)

  1. 携帯端末収納ケースであって、
    携帯端末を出し入れ可能な開口部を有する収納部材と、
    前記収納部材を使用者の携行品に取り付け可能な第1の提げ部材と
    を具備し、
    前記第1の提げ部材の両端部は、前記開口部における互いに対向する縁部であって、互いに逆側の端部近傍にそれぞれ取り付けられることを特徴とする携帯端末収納ケース。
  2. 前記収納部材には、コードを保持するコード保持部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末収納ケース。
  3. 前記携帯端末収納ケースは、
    第2の提げ部材と、
    前記第2の提げ部材により前記携帯端末収納ケースに付帯されるカードケースを具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯端末収納ケース。
  4. 前記第2の提げ部材は、伸縮可能であることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末収納ケース。
  5. 前記収納部材には、ポケットが形成されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の携帯端末収納ケース。
  6. 前記カードケースには、携帯端末用のクリーナー部が形成されることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の携帯端末収納ケース。
  7. 前記携帯端末収納ケースは、前記カードケースとともに使用者の携行品に取り付け可能な第3の提げ部材を具備することを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかに記載の携帯端末収納ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020096670A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 株式会社ミナコーポレーション 携帯端末ケース

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