JP3175876U

JP3175876U - タオル

Info

Publication number: JP3175876U
Application number: JP2012001408U
Authority: JP
Inventors: 紀美子縄田
Original assignee: 紀美子縄田; 有限会社アイドウ
Priority date: 2012-03-14
Filing date: 2012-03-14
Publication date: 2012-06-07
Anticipated expiration: 2022-03-14

Abstract

【課題】祭等の催事場でのタオルの使い勝手を良くし、使用時の雰囲気と携帯性をよくすること。
【解決手段】このタオル１００は、布地１０の表面に祭りに関する「祭」等の催事の内容を表す文字が印刷されている。また、布地１０の長手縁の一端には紐３１，３２が取り付けられている。紐３１，３２は、互いに結び合わせることでタオル１００を首に掛けられた際にタオル１００をあたかも法被のように見せ且つタオル１００がずり落ちてしまうのを防止する。これにより、タオル１００の使い勝手がよくなり、法被のように見せて楽しい雰囲気にできる。布地１０には、布地１０の一部又は全部を収納すると共に保冷剤や保温剤等の物を収容する収納ポケット２０が設けられるので、携帯性に優れたものとなる。
【選択図】図１

Description

この考案は、祭等の催事に携帯して用いられるタオル（手ぬぐい）に関する。

一般に、お祭りのとき、「祇園祭」等のような文字が印刷されたタオルを持ち歩いて、お祭りに参加したり見物したりする。このようなタオルは、首に掛けて使用されることもある。また、長尺なタオルは嵩んでしまい携帯に困ることがある。そのため、収納袋を用意してタオルを携帯する人もいる。

なお、従来のタオルは単なる長尺な布地に過ぎず、収納袋も手提げ巾着等の一般によく知られたものでよく、また、下記問題点の提起自体存在しなかったため、当該問題点を解決する先行技術文献は存在しない。

上記従来の場合、首からタオルを掛けているだけでは、印刷された文字等を上手く活用して楽しい雰囲気にすることが難しい。また、タオルを使用しているときなど、収納袋は、邪魔になったり有用に活かされたりしていないという問題点がある。

そこで、この考案のタオル（手ぬぐいを含む）は、祭等の催事に携帯して用いられるタオルであって、長尺の布地と、少なくとも前記長尺の布地の左右一方側に設けられた催事内容表示部と、前記布地の長手縁の一端側に間隔を空けて取り付けた連結体とを備えたことを特徴とする。

この考案では、例えばタオルが首に掛けられた際に、連結具がタオルの長手縁同士を連結することによって、タオルを法被のように用いることができ、タオルが体からずり落ちてしまうのを防止することができる。催事内容表示部は、例えば催事の内容を印刷可能な表面を備えた部分である。

また、前記布地の表面又は裏面に取り付けられて前記布地の一部又は全部を収納可能な袋体を設けるのが好ましい。このように、保冷剤や保温剤等の小物や布地自体を袋体に収納させるようにすれば、使用しないときには袋体に布地を収納した状態でタオルを携帯させることができ、また、保温剤や保冷剤等の小物を袋体に入れて携帯するようにすることで、体を温めたり冷やしたりすることができる。したがって、タオルの使用時又は不使用時のいずれの場合であっても袋体（収納袋）を有用に用いることができるようになる。

特に、前記袋体を、前記布地の長手方向の略中央の位置に取り付けるようにすることが好ましい。この構成によると、袋体の取り付け位置を中心にした長手方向の両側のバランスが安定する。また、例えばタオルを首に掛けたときには袋体が首筋付近に位置するため、保冷剤や保温剤を袋体に入れておくことによって、首筋を冷やしたり温めたりすることができるようになる。

また、前記布地に前記袋体を一体に取り付けるようにしてもよい。この構成によると、布地と袋体とが別々にならないので、いずれか一方の紛失を防ぐことができる。

また、前記布地に前記袋体を着脱自在に取り付けるようにしてもよい。この構成によると、布地及び袋体のいずれか一方の紛失を防ぎたいとき、又は、保冷剤や保温剤を袋体に収容して首に掛けて使用するとき等には、布地と袋体とを一体にし、布地を袋体に収納するとき等には、布地から袋体を取り外して袋体に布地を収納することができるため、使用者の用途に応じた使い勝手とすることができる。

また、前記布地の長手縁の一端に間隔を空けて取り付けた連結体を備えることを特徴とする。

この考案の実施の形態にかかるタオルを示し、（Ａ）はその平面図であり、（Ｂ）はその裏面図である。図１に示したタオルを首に掛けたときの使用例を示す図であり、（Ａ）は図１の（Ｂ）の状態で保温剤を収納ポケットに収納する状態の図、（Ｂ）は首にタオルを掛けた時の人の正面側の状態の図、（Ｃ）は首にタオルを掛けた時の人の正面側の状態の図である。図１に示したタオルの布地を収納ポケットに収納したときの使用例を示す図であり、（Ａ）は収納途中を示す図、（Ｂ）は収納後を示す図である。

（実施の形態）
図１は、この考案の実施の形態にかかるタオルを示し、（Ａ）はその平面図であり、（Ｂ）はその裏面図である。図１の（Ａ）に示すように、祭に携帯して用いられるタオル１００の布地１０の表面には、祭りに関する「祭」等の催事の内容を表す文字が印刷されている。当該文字が表されている部分は、催事内容表示部１１（該当範囲を点線で示す）として、印刷が容易になるような表面処理が施されているか或いは印刷に適する素材とするのが好ましい。なお、少なくとも催事内容表示部１１が催事の内容を印刷可能になっていれば良いので、タオル１００の全体が印刷可能な素材から構成されていても良い。

また、図１に示すように、布地１０の長手縁の一端に紐（連結具）３１，３２が取り付けられている。この紐３１，３２は、互いに結び合って、タオル１００が首に掛けられた際に、タオル１００をあたかも法被のように見せ且つタオル１００がずり落ちてしまうのを防止する。

また、図１の（Ｂ）に示すように、その布地１０の裏面には、長尺の布地１０の長手方向及び短手方向の略中央の位置に、平面視長方形状の収納ポケット（袋体）２０が取り付けられている。この収納ポケット２０には、布地１０の一部又は全部を収納するとともに、保冷剤や保温剤等の物を収容する機能がある。収納ポケット２０は、布地１０に接する面で着脱可能に図示しない取付具によって取り付けられている。取付具としては、例えば、面ファスナー、ホックを用いればよい。

また、この収納ポケット２０の開口縁２１には、輪状の２本の紐２２，２３を通す挿通孔２４が形成されている。そのため、この収納ポケット２０は、紐２２，２３が外側に引っ張られることによって開口縁２１をすぼめる構造（いわゆる巾着の構造）となっている。

図２にタオル１００を首に掛けたときの使用例を示す。図２の（Ａ）に示すように、収納ポケット２０の開口縁２１側から保温剤（懐炉／カイロ）Ｘを差し入れる。そして、図２の（Ｂ），（Ｃ）に示すように、人Ｙがタオル１００を首に掛けて使用する。このとき、紐３１，３２が互いに結び合うことによって、タオル１００が法被のように見えて楽しい雰囲気になる。また、人Ｙの体に密着しやすくなるため、摩擦力も利用して保温剤Ｙの自重に抗して後ろにずれていくのを防ぐことができる。また、図２の（Ｃ）に示すように、収納ポケット２０が布地１０の長手方向の略中央の位置に設けられていることから、保温剤Ｘが人Ｙの首筋に位置することになる。これにより、タオル１００を防寒対策に用いることができる。

図３に図１に示したタオルの布地を収納ポケットに収納したときの使用例を示す。図３の（Ａ）に示すように、このタオル１００は、布地１０から収納ポケット２０を取り外した後に、収納ポケット２０の開口縁２１を開き、布地１０を収納していく。

そして、図３の（Ｂ）に示すように、紐２２，２３を引っ張って開口縁２１をすぼめて巾着として携帯できるようになる。

以上、この考案によれば、タオル１００を法被のように見せて楽しい雰囲気にできる。また、布地１０が収納ポケット２０に収納された状態で巾着として携帯することができる。また、保温剤Ｘを収納ポケット２０に収容させ、タオル１００を首に掛けて使用することができるようになるため、寒い時期の祭の際に体を温めることができるため、収納ポケット２０に布地１０を収納していないときに収納ポケット２０を有用に使用することができるようになる。また、紐３１，３２によってタオル１００を法被のように使用でき、タオル１００がずれるのを防止できる。また、法被の他、布地１０のデザインにより、着物、ちゃんちゃんこ、チョッキのように使用することもできる。

上述した実施の形態では、収納ポケット２０が布地１０の略中央の位置に取り付けられている状態を説明したが、収納ポケット２０に布地１０を収納可能な位置であればいずれの位置であってもよい。また、収納ポケット２０は、布地１０の裏面側に取り付けるのではなく、布地１０の表面側に取り付けるようにしてもよい。この場合、収納ポケット２０が布地１０の表面に印刷されるデザインの一部をなすように取り付けるのが好ましい。

また、収納ポケット２０の形状は、平面視略長方形をなす場合を説明したが、収納ポケット２０に布地１０を収納可能な形状であれば、円、三角、正方形、ハート型等の形状であってもよい。

特に、布地１０の表面に収納ポケット２０を取り付ける場合には、布地１０の表面に印刷されるデザインの一部をなす形状が好ましい。例えば、家紋の輪郭に沿った円形状の収納ポケット２０としてもよい。この場合、例えば、収納ポケット２０の輪郭を構成する円周の３分の２程度を布地１０に縫いつけ、残り３分の１程度の部分を開口とすればよい。

また、収納ポケット２０の表面には、家紋の形状の他に、祭等の催事に関する情報「例えば『祭』の文字」を袋体の表面に印刷しておくようにすることが望ましい。この場合、祭等の催事場の場の雰囲気を盛り上げることができるという効果も期待できる。

また、上述した実施の形態では、収納ポケット１０に取り付ける収納ポケット２０の数が一つの場合を例にして説明したが、二つ以上の収納ポケットを備えるようにしてもよい。この場合、用途に応じて収納ポケットを使い分けるようにしてもよい。例えば、布地１０用の収納ポケット、及び、保冷剤や保温剤等の小物用の収納ポケットのようにしてもよい。

また、上述した実施の形態では、布地１０を収納した収納ポケット２０が巾着となる場合を説明したが、ファスナー等によって収納ポケット２０の開口縁２１を閉じるようにしてもよい。また、長い紐を用意して肩に掛けて携帯できるようにしてもよい。

また、上述した実施の形態では、布地１０と収納ポケット２０とが着脱可能な場合を説明したが、縫いつけるなどして一体にしたものであってもよい。この場合、収納ポケット２０を裏返して、収納ポケット２０内に布地１０を収納する構造（収納ポケットのリバーシブルな構造）が好ましい。

また、タオル１００は、「祭」の用途に限らず、スポーツ応援等の各種催事に用いることもできる。

１００タオル
１０布地
２０収納ポケット（袋体）
３１，３２紐（連結具）

Claims

祭等の催事に携帯して用いられるタオルであって、
長尺の布地と、
少なくとも前記長尺の布地の左右一方側に設けられた催事内容表示部と、
前記布地の長手縁の一端側に間隔を空けて取り付けた連結体と、
を備えたことを特徴とするタオル。
前記布地の表面又は裏面に取り付けられて前記布地の一部又は全部を収納可能な袋体を備えることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
前記袋体を、前記布地の長手方向の略中央の位置に取り付けたことを特徴とする請求項１又は２に記載のタオル。
前記布地に前記袋体を一体に取り付けるようにしたことを特等とする請求項１〜３のいずれかに記載のタオル。
前記布地に前記袋体を着脱自在に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のタオル。