JP3174965B2 - 車両用ラジエータの取付構造 - Google Patents

車両用ラジエータの取付構造

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JP3174965B2
JP3174965B2 JP02326592A JP2326592A JP3174965B2 JP 3174965 B2 JP3174965 B2 JP 3174965B2 JP 02326592 A JP02326592 A JP 02326592A JP 2326592 A JP2326592 A JP 2326592A JP 3174965 B2 JP3174965 B2 JP 3174965B2
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与志和 関根
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東洋ラジエーター株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラック等に広く採用さ
れているキャブオーバー型車両のラジエータにおける通
風性を改善し、熱交換性能の改善とラジエータのコンパ
クト化を図るものに関する。
【0002】
【従来技術】トラック等のキャブオーバー型車両のラジ
エータは図2に示す如く取付られていた。即ち、キャブ
フロア7の座席部下面に対向し、エンジン2が設けら
れ、このエンジン2とキャブフロア7の足置き床部3の
立ち上がり壁面との空間にラジエータコア4及び軸流フ
ァン9が配置され、この軸流ファン9がエンジン2の回
転軸にベルト等を介して連結されていた。
【0003】
【解決しようとする課題】このようなキャブオーバー型
車両においては、ラジエータコア4及び軸流ファン9の
取付空間が極めて狭く且つ空気流通路中に多くの邪魔が
存在するため、ラジエータコア4の通風性が悪く、熱交
換性能が悪化する欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は各種
実験の結果、キャブオーバー型車両において、ラジエー
タコア4の取付位置その他を工夫することにより、最適
な熱交換性能を得ることを知見し、それに基づいて本発
明を案出したものである。即ち、車両の座席(1) の下に
エンジン(2) が設けられ、その座席(1) 及び前記エンジ
ン(2) に隣接した前方に下方に凹んだ足置き床部(3) が
形成されてなるキャブオーバー型車両ラジエータの取
付構造において、前記足置き床部(3) の下方にラジエー
タコア(4) が、その上部が前方に位置し下部が後方に位
置するように、前傾して配置されると共に、前記ラジエ
ータコア(4) 背面の外周に一端開口を連結したエアダク
ト(6) が、そのラジエータコア(4) の平面にほぼ直交し
て後ろ上がりに後傾し、その他端開口を重力方向に垂直
にして前記エンジン(2) の前面側に対向して配置され
て、そのエアダクト(6) 内の下部側流路が上部側のそれ
より短くされ、 そのエアダクト(6) の前記他端開口に斜
流ファン(5) が内装され、 前記斜流ファン(5) はその中
心のボス部外周が截頭円錐面をなし、翼の回転により主
として斜め後方へ放射状に空気流れを起風するものであ
ることを特徴とする車両用ラジエータの取付構造であ
る。
【0005】
【作用】図1において、ラジエータコア4は前傾して足
置き床部3の下方に配置されているため、比較的広い空
間にその前面が対向し、且つ斜流ファン5の起風力によ
り斜め後方に放射状の空気流を流通させ、その空気流を
エンジン2外周に沿うように積極的に導く。それによ
り、ラジエータコア4の通風性が著しく改善され、その
結果熱交換性能が向上する。
【0006】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例につき
説明する。図1は本発明の車両用ラジエータの取付構造
の説明図であり、図3は同構造に用いられる斜流ファン
5の正面図、図4は同縦断面略図である。この実施例の
車両は、運転用座席1を支持する支持面と、その前方の
足置き床部3とが側壁部10を介して階段状に形成され
たキャブフロア7を構成する。そして、座席1の下方に
エンジン2が配置されると共に、エンジン2の前面と側
壁部10とが近接して配置されている。このエンジン2
は車両下部のシャーシ11に支持されている。
【0007】次に、ラジエータコア4はシャーシ11に
連接した取付フレームに支持され、足置き床部3の下方
に前傾して配置されている。このラジエータコア4は一
例として多数の偏平チューブと、各偏平チューブ間に介
装されたコルゲートフィンとを有し、各チューブの両端
が一対のタンクに連通されている。ラジエータコア4
は、平面矩形に形成され、その背面側外周面にエアーダ
クト6の矩形孔が取付られる。このエアーダクト6はラ
ジエータコア4側が矩形に形成され、後述する斜流ファ
ン5側が円形に形成されたものである。そして、その円
形側がエンジン2の前面に対向して開口する。そして、
エンジン2のクランクシャフト又はそれにベルトを介し
て連結された回転軸8に斜流ファン5が取付られ、それ
がエアーダクト6の他端開口内に配置されている。な
お、回転軸8と斜流ファン5との間には通常クラッチが
介装される。この斜流ファン5は図3及び図4に示す如
く截頭円垂面の外周に多数の翼13が放射状に一体的に
形成されている。この斜流ファン5は合成樹脂の成形体
からなり、その回転により空気流を前面側から後面側に
斜め後方へ且つ放射方向へ流通させるように起風力が働
くものである。
【0008】この実施例ではボス部12の直径が翼13
の長さに比較して大きく形成され、それによりエンジン
2の外周方向に空気流を積極的に導くものである。な
お、ラジエータコア4の上下両端に配置されたタンクに
は、図示しない冷却水流出入用パイプが突出され、それ
が足置き床部3下面又はシャーシ11等の適宜位置に支
持され、そのパイプとエンジン2の冷却水流通路とがフ
レキシブルホースで連通されている。本発明者の実験に
よれば、図2に示す従来型ラジエータと図1に示す本発
明のラジエータとの性能を比較すると、次のようになる
ことが明らかとなった。即ち、取付け構造以外では両者
の条件を同一とした場合、この発明の取付構造は従来型
のそれに比べ、放熱性能が30%向上した。又、タフト
法による実験結果、ラジエータに対して通風性が改善す
るのが認められた。更に、通風系の改善とともにファン
の吸引効果が向上するのでファン回転数を低減すること
も可能で、そのため通風系の騒音低減に効果が認められ
た。そして、ラジエータコア4の通風抵抗は1/3以下
に低下すると共に、エンジンルーム全体の放熱性も著し
く向上した。
【0009】
【発明の効果】本発明は、キャブオーバー型車両用ラジ
エータの取付構造において、ラジエータコア4が足置き
床部3の下方に前傾して配置され、そのラジエータコア
4背面にエアーダクト6が後傾して配置されそのエアダ
クト6に斜流ファン5が内装されているから、ラジエー
タコア4を流通する空気流を狭小なエンジンルーム内に
おいて、円滑に斜め上方の後方へ導くことができ、熱交
換性能を向上し得る。これは、足置き床部3の下方に前
傾してラジエータコア4が比較的広い空間に対向し得る
ように配置されるているため、ラジエータコア4前面側
から空気の流入を円滑に行い得る。しかも、傾斜するエ
アダクトによりコアを通過した空気流を斜め上方の後方
に導き且つ、斜流ファン5により斜め後方の放射方向に
向けて起風するため、エアーダクト6がエンジン前面側
に対向していても、エンジン外周を円滑に空気流が通り
抜けることが可能となるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジエータの取付構造を示す説明図。
【図2】従来型ラジエータの取付構造の説明図。
【図3】本発明の取付構造に用いられる斜流ファン5の
正面図。
【図4】同斜流ファン5の縦断面略図。
【符号の説明】
1 座席 2 エンジン 3 足置き床部 4 ラジエータコア 5 斜流ファン 6 エアーダクト 7 キャブフロア 8 回転軸 9 軸流ファン 10 側壁部 11 シャーシ 12 ボス部 13 翼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/00 321 B60K 11/04 F01P 3/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の座席(1) 下にエンジン(2) が設
    けられ、その座席(1) 及び前記エンジン(2) に隣接した
    前方に下方に凹んだ足置き床部(3) が形成されてなるキ
    ャブオーバー型車両用ラジエータの取付構造において、 前記足置き床部(3) の下方にラジエータコア(4) が、そ
    の上部が前方に位置し下部が後方に位置するように、
    傾して配置されると共に、 前記ラジエータコア(4) 背面の外周に一端開口を連結し
    たエアダクト(6) が、そのラジエータコア(4) の平面に
    ほぼ直交して後ろ上がりに後傾し、その他端開口を重力
    方向に垂直にして前記エンジン(2) の前面側に対向して
    配置されて、そのエアダクト(6) 内の下部側流路が上部
    側のそれより短くされ、 そのエアダクト(6) の前記他端開口に斜流ファン(5) が
    内装され、 前記斜流ファン(5) はその中心のボス部外周が截頭円錐
    面をなし、翼の回転により主として斜め後方へ放射状に
    空気流れを起風するものであることを特徴とする車両用
    ラジエータの取付構造。
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JP3676609B2 (ja) * 1998-09-29 2005-07-27 株式会社マキタ 電動工具における吊り下げ具の装着構造

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