JP3174576B2 - 3−(s)−フラン誘導体の製造法 - Google Patents
3−(s)−フラン誘導体の製造法Info
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- JP3174576B2 JP3174576B2 JP50651193A JP50651193A JP3174576B2 JP 3174576 B2 JP3174576 B2 JP 3174576B2 JP 50651193 A JP50651193 A JP 50651193A JP 50651193 A JP50651193 A JP 50651193A JP 3174576 B2 JP3174576 B2 JP 3174576B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D307/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D307/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
- C07D307/34—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D307/56—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D307/64—Sulfur atoms
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は置換フランの製造法に関する。この方法によ
れば、4−ヒドロキシ−2−イン−1−オン類又はその
アセタール類若しくはケタール類が求核性S−化合物に
より3−S−フランに環化され、ここでこの3−S原子
は、所望によって置換されていることができ、そしてア
セチレン誘導体である上記4−ヒドロキシ−2−イン−
1−オン類は、所望によって1−及び/又は4−アルキ
ル若しくは同アルケニル置換されていることができる。
れば、4−ヒドロキシ−2−イン−1−オン類又はその
アセタール類若しくはケタール類が求核性S−化合物に
より3−S−フランに環化され、ここでこの3−S原子
は、所望によって置換されていることができ、そしてア
セチレン誘導体である上記4−ヒドロキシ−2−イン−
1−オン類は、所望によって1−及び/又は4−アルキ
ル若しくは同アルケニル置換されていることができる。
更に詳しくは、本発明は式 (式中、R1及びR2は水素、CH3、C2H5のようなC1-6−ア
ルキル、又はプロペニル等のようなC2-6−アルケニルを
意味し、そしてCは硫黄含有残基を表す。) の置換フランの製造法に関する。
ルキル、又はプロペニル等のようなC2-6−アルケニルを
意味し、そしてCは硫黄含有残基を表す。) の置換フランの製造法に関する。
この方法はアセチレン誘導体 又はそのアセタール若しくはケタールを、少なくとも
1個の求核性硫黄原子を含有する試剤III AB III を用いて環化し、そして所望によって式 の第一反応生成物を第二の反応により式 の後続生成物に転化する工程を含んで成る。ただし、上
記の式において、 A=H+、NH4 +N(C1-6−アルキル)3H+、アルカリ金属
カチオン、アルカリ金属土類カチオン; B=R4−S-、SCN-、AS2O3 -、H2N−C(=S)NH-、R5
−S(=O)O-、R5−S−S-;そして R4=H、C1-6−アルキル、例えばメチル、第二ブチ
ル、C2-6−アルケニル、例えばプロペニル、2−メチル
−ブテニル等;C2-6−アルキニル、例えばブチニル
(1)、プロピニル(1);ハロゲン(F、Cl、Br、
I)、OH、SH、C=O又はC1-6−カルボン酸残基若しく
はC1-6−アルキルカルボン酸誘導体で置換されたC1-6−
アルキル、例えば−CH2(CH2)2COOC2H5、−CH2CH(C
H3)CH2COCH3、−CH2CH(CH3)SH;C1-6−アシル、例え
ばアセチル、ブチリル;置換(所望によって、また複素
環式的に)C1-6−アシル、例えば2−テトラヒドロフラ
ニルメチルカルボニルのようなC1-6−アルカノイル; R5=C1-6−アルキル、例えばCH3、アリール、例えば
フェニル、ヘテロアリール、特に5員環化合物の残基、
例えばフリル、又はチオフェニル。
1個の求核性硫黄原子を含有する試剤III AB III を用いて環化し、そして所望によって式 の第一反応生成物を第二の反応により式 の後続生成物に転化する工程を含んで成る。ただし、上
記の式において、 A=H+、NH4 +N(C1-6−アルキル)3H+、アルカリ金属
カチオン、アルカリ金属土類カチオン; B=R4−S-、SCN-、AS2O3 -、H2N−C(=S)NH-、R5
−S(=O)O-、R5−S−S-;そして R4=H、C1-6−アルキル、例えばメチル、第二ブチ
ル、C2-6−アルケニル、例えばプロペニル、2−メチル
−ブテニル等;C2-6−アルキニル、例えばブチニル
(1)、プロピニル(1);ハロゲン(F、Cl、Br、
I)、OH、SH、C=O又はC1-6−カルボン酸残基若しく
はC1-6−アルキルカルボン酸誘導体で置換されたC1-6−
アルキル、例えば−CH2(CH2)2COOC2H5、−CH2CH(C
H3)CH2COCH3、−CH2CH(CH3)SH;C1-6−アシル、例え
ばアセチル、ブチリル;置換(所望によって、また複素
環式的に)C1-6−アシル、例えば2−テトラヒドロフラ
ニルメチルカルボニルのようなC1-6−アルカノイル; R5=C1-6−アルキル、例えばCH3、アリール、例えば
フェニル、ヘテロアリール、特に5員環化合物の残基、
例えばフリル、又はチオフェニル。
R=R4又はSR6であり、SR6は所望によってハロゲン、
ヒドロキシ、SH、カルボニル、若しくはカルボキシルで
官能化されたS−C1-6アルキル、S−アリール又はS−
ヘテロアリールを表す。
ヒドロキシ、SH、カルボニル、若しくはカルボキシルで
官能化されたS−C1-6アルキル、S−アリール又はS−
ヘテロアリールを表す。
ここで、本発明の範囲における(ヘテロ)アリールは
全て、所望によってR1及びR2により置換されていること
ができ、また炭化水素残基は全て直鎖又は分枝鎖である
ことができる。
全て、所望によってR1及びR2により置換されていること
ができ、また炭化水素残基は全て直鎖又は分枝鎖である
ことができる。
この方法は模式的に次のように表すことができる: 出発物質IIとIIIは約2:1〜約1:5、好ましくは約1:1の
比率で一緒にするのが都合よく、その際鉱酸、例えば硝
酸、燐酸若しくは、好ましくは、硫酸、又は有機酸、例
えば酢酸、くえん酸等、及び有機溶剤、例えば脂肪族又
は芳香族の、所望によってハロゲン化されていてもよい
炭化水素、エーテル、アルコール等、例えばペンタン、
塩化メチレン、トルエン、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、MTBE、エタノール等を添加し、そして約0
〜約100℃、好ましくは約20〜50℃の温度で撹拌する。
比率で一緒にするのが都合よく、その際鉱酸、例えば硝
酸、燐酸若しくは、好ましくは、硫酸、又は有機酸、例
えば酢酸、くえん酸等、及び有機溶剤、例えば脂肪族又
は芳香族の、所望によってハロゲン化されていてもよい
炭化水素、エーテル、アルコール等、例えばペンタン、
塩化メチレン、トルエン、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、MTBE、エタノール等を添加し、そして約0
〜約100℃、好ましくは約20〜50℃の温度で撹拌する。
IIをIIIに滴下し、約4以下のpH値で処理するのが好
ましい。ある場合に、出発物質II+IIIの混合物を塩基
で前処理することがIIのβ−位におけるBの付加を促進
することが観察された。この場合、好ましくは、塩基と
して、例えばN(C2H5)3、ジアザビシクロオクタン、
p−ジアミノピリジン等のような第三アミンを用いるこ
とができる。適当な温度は約20〜約50℃である。この方
法は、特にAB=R4SH、R5−S−S−H等である場合に望
ましい。
ましい。ある場合に、出発物質II+IIIの混合物を塩基
で前処理することがIIのβ−位におけるBの付加を促進
することが観察された。この場合、好ましくは、塩基と
して、例えばN(C2H5)3、ジアザビシクロオクタン、
p−ジアミノピリジン等のような第三アミンを用いるこ
とができる。適当な温度は約20〜約50℃である。この方
法は、特にAB=R4SH、R5−S−S−H等である場合に望
ましい。
IIとIIIとの反応は1相又は2相(極性/非極性)系
で行うことができる。後者の変法が好ましい。第一の変
法の場合、反応はアルコール、例えばエタノール等、ア
セトン、アセトニトリル、水等又はそのような溶剤の混
合物のような極性溶剤中で行うのが好ましい。
で行うことができる。後者の変法が好ましい。第一の変
法の場合、反応はアルコール、例えばエタノール等、ア
セトン、アセトニトリル、水等又はそのような溶剤の混
合物のような極性溶剤中で行うのが好ましい。
IIのアセタール化又はケタール化は自体公知の方法で
行われ、そして式II(b) におけるR3の意味は次の通りである: R3=C1-4−アルキル; II bのR3+R3+C=5又は6−員環。
行われ、そして式II(b) におけるR3の意味は次の通りである: R3=C1-4−アルキル; II bのR3+R3+C=5又は6−員環。
化合物I′の基Bは後述の反応に付すことができ、そ
れによって化合物I″が得られる。この後続反応の本質
は特にBの性質に依存する。
れによって化合物I″が得られる。この後続反応の本質
は特にBの性質に依存する。
第二の反応I′→I″について、次の反応が一般に適
用される。ここで、後記反応α)〜δ)は当業者には周
知の標準的な反応であり、従って与えられるパラメータ
ー、例えば試剤、反応条件等は純粋に例示であると理解
すべきである。
用される。ここで、後記反応α)〜δ)は当業者には周
知の標準的な反応であり、従って与えられるパラメータ
ー、例えば試剤、反応条件等は純粋に例示であると理解
すべきである。
α)加水分解又はアルコーリシス −SCN −SC(=O)−CH3若しくは→-SH若しくは −S−C(=NH)−NH2 −S−S(I′の“二
量体”) a)H+/H2Oを用い、極性溶剤(例えば、EtOH、H2O
等)中で実施、又は b)HO-/R5O-(R5=Me、Et、t−ブチル等)を用い、
極性溶剤(EtOH、H2O等)中、T=0〜100℃、例えば約
20℃で実施 β)還元 −SCN −SC(=O)−CH3又は−S−アシル(例えば、ブチ
リル) −S−C(=NH)−NH2→−SH −S−SO3A −S−S−R5 −S(O)2−R5→−S−R5 還元剤 例えば、NaBH4、LiAlH4、NaBH3CN、Sn/HCl、Zn/CH3CO
OH、Na2S2O3、ホスフィン(例えば、トリブチルホスフ
ィン)並びにNa/NH3、又は H2触媒(触媒=例えば、Pd、Pt、Rh等)、 好ましくは、H2O/EtOH、酢酸、エーテル、MTBE、テト
ラヒドロフラン等のような極性溶剤中。
量体”) a)H+/H2Oを用い、極性溶剤(例えば、EtOH、H2O
等)中で実施、又は b)HO-/R5O-(R5=Me、Et、t−ブチル等)を用い、
極性溶剤(EtOH、H2O等)中、T=0〜100℃、例えば約
20℃で実施 β)還元 −SCN −SC(=O)−CH3又は−S−アシル(例えば、ブチ
リル) −S−C(=NH)−NH2→−SH −S−SO3A −S−S−R5 −S(O)2−R5→−S−R5 還元剤 例えば、NaBH4、LiAlH4、NaBH3CN、Sn/HCl、Zn/CH3CO
OH、Na2S2O3、ホスフィン(例えば、トリブチルホスフ
ィン)並びにNa/NH3、又は H2触媒(触媒=例えば、Pd、Pt、Rh等)、 好ましくは、H2O/EtOH、酢酸、エーテル、MTBE、テト
ラヒドロフラン等のような極性溶剤中。
T=約−80℃〜約100℃、例えば20℃。
γ)酸化 −SH→−S−S−(I′の“二量体”) 極性溶剤(例えば、EtOH、H2O)中でI2又はH2O2を使
用 T=0〜100℃ δ)置換 即ち、化合物I′の3−位におけるS−原子に結合し
た側鎖残基を例えば、適当な試剤を用いて新しい側鎖残
基R4又はSR5により交換することによるS−原子におけ
る置換。この置換は、例えば −SCN→−SR4(1) −SCOCH3→−SS−C1-6アルキル(2) −SC(=NH)NH2→ −SS−ヘテロアリール(3)、 例えばI′の二量体 −S−SO3H −SH→−SR4(4) に従って行うことができる。
用 T=0〜100℃ δ)置換 即ち、化合物I′の3−位におけるS−原子に結合し
た側鎖残基を例えば、適当な試剤を用いて新しい側鎖残
基R4又はSR5により交換することによるS−原子におけ
る置換。この置換は、例えば −SCN→−SR4(1) −SCOCH3→−SS−C1-6アルキル(2) −SC(=NH)NH2→ −SS−ヘテロアリール(3)、 例えばI′の二量体 −S−SO3H −SH→−SR4(4) に従って行うことができる。
次の試剤を使用 (1)ハロゲン−R4、例えばCH3I、Cl(CH)2COCH3、Br
CH2COOH等、 (2)A−S−アルキル、例えばA−SCH3、 (3)A−S−ヘテロアリール、例えば3−メルカプト
チオフェン、フルフリルメルカプタン、3−メルカプト
フラン等、 (4)ハロゲンR4。
CH2COOH等、 (2)A−S−アルキル、例えばA−SCH3、 (3)A−S−ヘテロアリール、例えば3−メルカプト
チオフェン、フルフリルメルカプタン、3−メルカプト
フラン等、 (4)ハロゲンR4。
この編集から、式Iの基CはB及びS−Rによって定
義される残基を包含することは明らかであろう。
義される残基を包含することは明らかであろう。
条件 極性溶剤、例えばH2O、エタノール、エーテル類、酢
酸のような酸中で、所望によっては塩基、例えば通常の
水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、アルキレート、アセテー
ト、第三アミン等を使用して、約0〜約10℃の温度で行
うのが好ましい。
酸のような酸中で、所望によっては塩基、例えば通常の
水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、アルキレート、アセテー
ト、第三アミン等を使用して、約0〜約10℃の温度で行
うのが好ましい。
仕上げ処理 仕上げ処理は抽出、即ち水若しくは、希酸と有機溶
剤、例えばエーテル、MTBE、CH2Cl2、ヘキサン、ペンタ
ン、トルエン等との間での抽出、有機相の分離及び有機
溶剤の濃縮(蒸発)で行うのが好ましい。
剤、例えばエーテル、MTBE、CH2Cl2、ヘキサン、ペンタ
ン、トルエン等との間での抽出、有機相の分離及び有機
溶剤の濃縮(蒸発)で行うのが好ましい。
精製 これは蒸留で、又は与えられた例ではクロマトグラフ
ィーで行うのが好ましい。
ィーで行うのが好ましい。
化合物Iは多くは公知であり、またある程度は、性質
に例えば食肉の風味がある風味料である。
に例えば食肉の風味がある風味料である。
このような物質の例は次の実施例で実証されるメルカ
プタン及びジスルフィドである。
プタン及びジスルフィドである。
下記の例は更なる例として挙げることのできるもので
ある: 上記のモノ−S−化合物は本発明による第一反応で使
用できるものである。
ある: 上記のモノ−S−化合物は本発明による第一反応で使
用できるものである。
上記のジスルフィドは後続反応α)〜γ)の1つで特
に使用でき、この場合置換は最前面に位置する。
に使用でき、この場合置換は最前面に位置する。
式Iは、しかし、定義により化合物I,即ち化合物 (式中、R1及びR2はH、CH3又はC2H5を意味する。ただ
し、R1=R2≠Hである。) も包含する。
し、R1=R2≠Hである。) も包含する。
これらの化合物は風味料の製造のための新規な中間体
である。
である。
風味料Iの場合、性質が知見された化合物と同一であ
る化合物が特に好ましい。
る化合物が特に好ましい。
実施例1 3,3′−ビス−(2−ジメチルフリル)−ジスルフィド a)2−ジメチル−3−チオアセチルフラン 塩化メチレン50mL中の5−ヒドロキシヘキシ−3−イ
ン−2−オン[A.F.トーマス(A.F.Thomas)等のTet.Le
t.、27、505(1986)に従って製造]5.61gを撹拌しなが
ら15分以内に塩化メチレン50mLと2N硫酸100mLとの中の
チオ酢酸11.42gの混合物に滴下する。室温で2時間放置
した後、その混合物を40℃まで加熱し、40℃において更
に4時間撹拌する。この反応混合物をH2O・100mLに注入
し、塩化メチレン100mLで2回抽出する。MgSO4上で乾燥
されたそれら有機相を濃縮し、高真空下(65℃/0.2ミリ
バール)で分溜する。この結果、黄色の液体が5.7g(理
論値の67%)得られる。
ン−2−オン[A.F.トーマス(A.F.Thomas)等のTet.Le
t.、27、505(1986)に従って製造]5.61gを撹拌しなが
ら15分以内に塩化メチレン50mLと2N硫酸100mLとの中の
チオ酢酸11.42gの混合物に滴下する。室温で2時間放置
した後、その混合物を40℃まで加熱し、40℃において更
に4時間撹拌する。この反応混合物をH2O・100mLに注入
し、塩化メチレン100mLで2回抽出する。MgSO4上で乾燥
されたそれら有機相を濃縮し、高真空下(65℃/0.2ミリ
バール)で分溜する。この結果、黄色の液体が5.7g(理
論値の67%)得られる。
NMR(CDCl3):2.22ppm(s/3H);2.26(s/3H);2.38
(s/3H);5.89(s/1H)。
(s/3H);5.89(s/1H)。
b)3,3′−ビス−(2−ジメチルフリル)−ジスルフ
ィド 上記で得られたチオアセテート2gをメタノール25mLに
溶解し、そして炭酸ナトリウム250mgで処理する。50℃
で3時間撹拌した後、その反応混合物を水とエーテルと
の間に分配し、その有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、濃縮する。得られた粗生成物1.3gを100℃/0.13ミリ
バールで蒸留する。
ィド 上記で得られたチオアセテート2gをメタノール25mLに
溶解し、そして炭酸ナトリウム250mgで処理する。50℃
で3時間撹拌した後、その反応混合物を水とエーテルと
の間に分配し、その有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、濃縮する。得られた粗生成物1.3gを100℃/0.13ミリ
バールで蒸留する。
NMR(CDCl3):2.09ppm(s/6H);2.24(s/6H);5.97
(s/2H)。
(s/2H)。
実施例2 3,3′−ビス−(2,5−メチルフリル)−ジスルフィド a)2,5−メチル−3−チオアセチルフラン 実施例1aに記載の方法を実施するが、ただし5−ヒド
ロキシヘキシ−3−イン−2−オンに代えて4−ヒドロ
キシ−2−ペンチナールジエチルアセタール[R.G.ジョ
ンズ(R.G.Jones)及びM.J.マン(M.J.Mann)のJ.Am.Ch
em.Soc.、75、4048(1953)に従って製造]を使用す
る。この結果、黄色の液体(b.p.35℃/0.2ミリバール)
が収率12%で得られる。
ロキシヘキシ−3−イン−2−オンに代えて4−ヒドロ
キシ−2−ペンチナールジエチルアセタール[R.G.ジョ
ンズ(R.G.Jones)及びM.J.マン(M.J.Mann)のJ.Am.Ch
em.Soc.、75、4048(1953)に従って製造]を使用す
る。この結果、黄色の液体(b.p.35℃/0.2ミリバール)
が収率12%で得られる。
NMR(CDCl3):2.3ppm(s/3H);2.4(s/3H);6.35(d/
1H);7.4(d/1H)。
1H);7.4(d/1H)。
b)3,3′−ビス−(2,5−メチルフリル)−ジスルフィ
ド 上記で得られたチオアセテートを実施例1bに従って反
応させる。この結果、b.p.77℃/0.4ミリバールの目的生
成物が得られる。
ド 上記で得られたチオアセテートを実施例1bに従って反
応させる。この結果、b.p.77℃/0.4ミリバールの目的生
成物が得られる。
NMR(CDCl3):2.1ppm(s/6H);6.38(s/2H);7.28(s
/2H)。
/2H)。
実施例3 3,3′−ビス−(2,5−ジメチルフリル)−ジスルフィド a)3−(2,5−ジメチルフリル)−チオシアネート ペンタン1300mLをロダン化ナトリウム115.3gの2N硫酸
1300mL中溶液に加える。これに次いで5−ヒドロキシヘ
キシ−3−イン−2−オン[A.F.トーマス等のTet.Le
t.、27、505(1986)に従って製造]145gを撹拌しなが
ら120分以内に滴下する。各相を分離し、そして水性相
をペンタン1000mLで2回抽出する。合わせられたそれら
有機相を飽和NaCl溶液250mLで洗浄し、MgSO4上で乾燥
し、濃縮し、そして高真空下(53℃/0.14ミリバール)
で分溜する。この結果、黄色の液体が94.8g(理論値の4
8%)得られる。
1300mL中溶液に加える。これに次いで5−ヒドロキシヘ
キシ−3−イン−2−オン[A.F.トーマス等のTet.Le
t.、27、505(1986)に従って製造]145gを撹拌しなが
ら120分以内に滴下する。各相を分離し、そして水性相
をペンタン1000mLで2回抽出する。合わせられたそれら
有機相を飽和NaCl溶液250mLで洗浄し、MgSO4上で乾燥
し、濃縮し、そして高真空下(53℃/0.14ミリバール)
で分溜する。この結果、黄色の液体が94.8g(理論値の4
8%)得られる。
NMR(CDCl3):2.22ppm(s/3H);2.38(s/3H);6.06
(s/1H)。
(s/1H)。
b)3,3′−ビス−(2,5−ジメチルフリル)−ジスルフ
ィド 水酸化ナトリウム7.6をH2O・200mlに溶解し、そして
上記で得られたチオシアネート14.6gを撹拌しながら30
分以内に滴下する。室温で90分後、その反応混合物を水
とペンタンとの間に分配し、その有機相をMgSO4上で乾
燥し、濃縮し、そして高真空下、100℃/0.13ミリバール
で蒸留する。この結果、黄色液体が9.2g(収率76%)得
られる。
ィド 水酸化ナトリウム7.6をH2O・200mlに溶解し、そして
上記で得られたチオシアネート14.6gを撹拌しながら30
分以内に滴下する。室温で90分後、その反応混合物を水
とペンタンとの間に分配し、その有機相をMgSO4上で乾
燥し、濃縮し、そして高真空下、100℃/0.13ミリバール
で蒸留する。この結果、黄色液体が9.2g(収率76%)得
られる。
NMRスペクトル:実施例1bを参照されたい。
実施例4 3−メチルチオ−2,5−ジメチルフラン メタノール50mL中の3−(2,5−ジメチルフリル)−
チオシアネート(実施例3aに従って製造)を水酸化ナト
リウム13.7g及び沃化メチル35.6gのメタノール中溶液に
撹拌しながら40分以内に滴下する。次いで、この反応混
合物をH2O・500mLに注入し、そしてメチル第三ブチルエ
ーテル700mLで3回抽出する。MgSO4上で乾燥されたそれ
ら有機相を濃縮し、水ジェットによる真空下、71℃/19
ミリバールで蒸留する。かくして、透明な油が22.8g
(理論値の70%)得られる。
チオシアネート(実施例3aに従って製造)を水酸化ナト
リウム13.7g及び沃化メチル35.6gのメタノール中溶液に
撹拌しながら40分以内に滴下する。次いで、この反応混
合物をH2O・500mLに注入し、そしてメチル第三ブチルエ
ーテル700mLで3回抽出する。MgSO4上で乾燥されたそれ
ら有機相を濃縮し、水ジェットによる真空下、71℃/19
ミリバールで蒸留する。かくして、透明な油が22.8g
(理論値の70%)得られる。
NMR(CDCl3):2.22ppm(s/3H);2.25(s/3H);2.28
(s/3H);5.94(s/1H)。
(s/3H);5.94(s/1H)。
実施例5 2,5−ジメチル−3−フランチオール(特に好ましい化
合物) 炭酸カリウム126.8g及び亜二チオン酸ナトリウム12.7
gを水400mLに溶解し、次いで2−メルカプトエタノール
200mL及び3−(2,5−ジメチルフリル)−チオシアネー
ト(実施例3aに従って製造)を撹拌しながら連続的に滴
下する。室温で30分間放置した後、この反応混合物を濃
塩酸200mLをゆっくりpH2にもたらし、そしてその水性相
をペンタン300mLで3回抽出する。MSO4上で乾燥された
それら有機相を濃縮し、そして水ジェットによる真空
下、80℃/13ミリバールで蒸留する。この結果、赤色の
液体が4.5g(収率57%)得られる。
合物) 炭酸カリウム126.8g及び亜二チオン酸ナトリウム12.7
gを水400mLに溶解し、次いで2−メルカプトエタノール
200mL及び3−(2,5−ジメチルフリル)−チオシアネー
ト(実施例3aに従って製造)を撹拌しながら連続的に滴
下する。室温で30分間放置した後、この反応混合物を濃
塩酸200mLをゆっくりpH2にもたらし、そしてその水性相
をペンタン300mLで3回抽出する。MSO4上で乾燥された
それら有機相を濃縮し、そして水ジェットによる真空
下、80℃/13ミリバールで蒸留する。この結果、赤色の
液体が4.5g(収率57%)得られる。
NMR(CDCl3):2.22ppm(s/3H);2.27(s/3H);2.62
(d/1H);5.88(s/1H)。
(d/1H);5.88(s/1H)。
実施例6 2−メチル−3−フランチオール(特に好ましい化合
物) a)3−(2−メチルフリル)−チオシアネート 実施例3aに記載の方法を実施するが、ただしS−ヒド
ロキシヘキシ−3−イン−2−オンに代えて4−ヒドロ
キシ−2−ペンチナールジエチルアセタール[R.G.ジョ
ンズ及びM.J.マンのJ.Am.Chem.Soc.、75、4048(1953)
に従って製造]を使用する。高真空下、51℃/0.6ミリバ
ールで分溜した後、3−(2−メチルフリル)−チオシ
アネートが80%の収率で得られる。
物) a)3−(2−メチルフリル)−チオシアネート 実施例3aに記載の方法を実施するが、ただしS−ヒド
ロキシヘキシ−3−イン−2−オンに代えて4−ヒドロ
キシ−2−ペンチナールジエチルアセタール[R.G.ジョ
ンズ及びM.J.マンのJ.Am.Chem.Soc.、75、4048(1953)
に従って製造]を使用する。高真空下、51℃/0.6ミリバ
ールで分溜した後、3−(2−メチルフリル)−チオシ
アネートが80%の収率で得られる。
NMR(CDCl3):2.42ppm(s/3H);6.5(d/1H);7.37(d
/1H)。
/1H)。
b)2−メチル−3−フランチオール 水素化硼素ナトリウム0.6gを3−(2−メチルフリ
ル)−チオシアネート2.1gのメタノール20mL中溶液に加
え、その混合物を還流温度まで加熱する。還流下で3時
間撹拌した後、水素化硼素ナトリウム0.6gを更に加え、
そしてその混合物を更に15分間撹拌する。次いで、この
反応混合物を水50mLに注入し、そしてメチル第三ブチル
エーテル50mLで3回抽出する。合わせられたそれら有機
相をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮する。得られた粗生
成物1.6gを140℃/標準圧力で蒸留する。
ル)−チオシアネート2.1gのメタノール20mL中溶液に加
え、その混合物を還流温度まで加熱する。還流下で3時
間撹拌した後、水素化硼素ナトリウム0.6gを更に加え、
そしてその混合物を更に15分間撹拌する。次いで、この
反応混合物を水50mLに注入し、そしてメチル第三ブチル
エーテル50mLで3回抽出する。合わせられたそれら有機
相をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮する。得られた粗生
成物1.6gを140℃/標準圧力で蒸留する。
NMR(CDCl3):2.33ppm(s/3H);2.66(d/1H);6.3(d
/1H);7.25(d/1H)。
/1H);7.25(d/1H)。
実施例7 メチル 2−メチル−3−フリル−ジスルフィド 3−(2−メチルフリル)チオシアネート(実施例6a
に従って製造)をナトリウム メチルメルカプチド4.3g
の水100mL中溶液に撹拌しながら25分以内に滴下する。
室温で30分間撹拌した後、ペンタン100mLを加え、その
水性相を有機相から分離する。その水性相をペンタン10
0mLで2回抽出する。合わせられたそれら有機相をMgSO4
上で乾燥し、濃縮し、そして高真空下(37℃/0.48ミリ
バール)で分溜する。この結果、目的の生成物が得られ
る。
に従って製造)をナトリウム メチルメルカプチド4.3g
の水100mL中溶液に撹拌しながら25分以内に滴下する。
室温で30分間撹拌した後、ペンタン100mLを加え、その
水性相を有機相から分離する。その水性相をペンタン10
0mLで2回抽出する。合わせられたそれら有機相をMgSO4
上で乾燥し、濃縮し、そして高真空下(37℃/0.48ミリ
バール)で分溜する。この結果、目的の生成物が得られ
る。
NMR(CDCl3):2.4ppm(s/3H);2.45(s/3H);6.44(d
/1H);7.28(d/1H)。
/1H);7.28(d/1H)。
実施例8 3−n−ブチルチオ−2,5−ジメチルフラン トリエチルアミン6.2mL及びn−ブチルメルカプタン
4.02gを同時にS−ヒドロキシヘキシ−3−イン−2−
オン[A.F.トーマス等のTet.Let.、27、505(1986)に
従って製造]5gのメチル第三ブチルエーテル(MTBE)40
mL中溶液に撹拌しながら滴下する。室温で60分後、5N硫
酸70mLを加え、その混合物を更に60分間撹拌する。次い
で、それら相を分離し、その水性相をMTBE2×50mLで抽
出し、そしてその有機相を水、飽和NaHCO3溶液及び飽和
NaCl溶液で連続的に洗浄する。
4.02gを同時にS−ヒドロキシヘキシ−3−イン−2−
オン[A.F.トーマス等のTet.Let.、27、505(1986)に
従って製造]5gのメチル第三ブチルエーテル(MTBE)40
mL中溶液に撹拌しながら滴下する。室温で60分後、5N硫
酸70mLを加え、その混合物を更に60分間撹拌する。次い
で、それら相を分離し、その水性相をMTBE2×50mLで抽
出し、そしてその有機相を水、飽和NaHCO3溶液及び飽和
NaCl溶液で連続的に洗浄する。
MgSO4上で乾燥されたそれら有機相を濃縮し、そして
高真空下(63℃/0.25ミリバール)で分溜する。この結
果、目的の生成物が6.34g(収率77%)得られる。
高真空下(63℃/0.25ミリバール)で分溜する。この結
果、目的の生成物が6.34g(収率77%)得られる。
NMR(CDCl3):0.88ppm(t/3H);1.46(多重項/4H);
2.22(s/3H);2.28(s/3H);2.58(t/2H);5.6(s/1
H)。
2.22(s/3H);2.28(s/3H);2.58(t/2H);5.6(s/1
H)。
実施例9 3′−メチルチオ−2,5−ジメチルフラン 実施例8に記載の方法を実施するが、ただしn−ブチ
ルメルカプタンに代えてメチルメチルカプタンを使用す
る。
ルメルカプタンに代えてメチルメチルカプタンを使用す
る。
水ジェットによる真空下(58℃/22ミリバール)で分
溜した後、透明な油が収率65%で得られる。スペクト
ル:実施例4を参照されたい。
溜した後、透明な油が収率65%で得られる。スペクト
ル:実施例4を参照されたい。
実施例10 3−メチルチオ−2,5−ジメチルフラン 実施例9に記載の同じ生成物は5−ヒドロキシヘキシ
−3−イン−2−オンを水及びメチル第三ブチルエーテ
ル中のメタンチオール酸ナトリウムの混合物に滴下し、
その後直ぐにその混合物を実施例8におけるように硫酸
で処理し、そして仕上げ処理するときにも得られる。
−3−イン−2−オンを水及びメチル第三ブチルエーテ
ル中のメタンチオール酸ナトリウムの混合物に滴下し、
その後直ぐにその混合物を実施例8におけるように硫酸
で処理し、そして仕上げ処理するときにも得られる。
実施例11 3,3′−ビス−(2,5−ジメチルフリル)−ジスルフィド エーテル25ml中のS−ヒドロキシヘキシ−3−イン−
2−オン5gをpH9の緩衝液(ボラックス/硼酸)20mLと
エーテル30mLとの中の硫化水素ナトリウム1水和物6.6g
の混合物に撹拌しながら滴下する。3時間撹拌した後、
その混合物を酸性にし、そして1時間撹拌する。その有
機相を分離し、濃縮し、そしてヘキサン中でのシリカゲ
ルによるクロマトグラフィーに供する。濃縮された上部
画分は実施例1aからの生成物と同一の純粋な生成物を与
える。
2−オン5gをpH9の緩衝液(ボラックス/硼酸)20mLと
エーテル30mLとの中の硫化水素ナトリウム1水和物6.6g
の混合物に撹拌しながら滴下する。3時間撹拌した後、
その混合物を酸性にし、そして1時間撹拌する。その有
機相を分離し、濃縮し、そしてヘキサン中でのシリカゲ
ルによるクロマトグラフィーに供する。濃縮された上部
画分は実施例1aからの生成物と同一の純粋な生成物を与
える。
Claims (7)
- 【請求項1】式I (式中、R1及びR2は水素、C1-6−アルキル又はC2-6−ア
ルケニルを意味し、Cは硫黄含有残基を有し、Cの硫黄
原子は直接フラン環に接合する。) の化合物の製造法にして、式II (式中、R1及びR2は上記定義の通りである。)の化合物
又は式II b (式中、R1及びR2は上記定義の通りであり、R3はC1-4−
アルキルであるか又はR3は両者で式II b中のジエミナル
なジオキサ部分と共に5又は6員環の環状アセタール又
はケタールを形成する。)の化合物を、少なくとも1個
の求核性硫黄原子を含有する試剤III AB III (式中、 AはH+、NH4 +,N(C1-6−アルキル)3H+、アルカリ金属
カチオン又はアルカリ土類金属カチオンを表し; BはR4−S-、SCN-、AS2O3 -、H2N−C(=S)NH-、R5−
S(=O)O-又はR5−S−S-を表し; R4はH;C1-6−アルキル;C2-6−アルケニル:C2-6−アルキ
ニル;ハロゲン、OH、SH、C=O又はC1-6−カルボン酸
残基若しくはC1-6−アルキルカルボン酸誘導体で置換さ
れたC1-6−アルキル;又はC1-6−アシル若しくは所望に
よって置換された同アシルを表し;そして R5はC1-6−アルキル、アリール又はヘテロアリールを表
す。) を用いて環化し、そして所望によって式I′ の第一反応生成物を第二の反応により式I″ (式中、Rは前記のR4又はSR6であり、SR6は所望によっ
てハロゲン、ヒドロキシ、SH、カルボニル、若しくはカ
ルボキシルで官能化されたS−C1-6−アルキル、S−ア
リール又はS−ヘテロアリールを表す。) の後続生成物に転化する工程を含んで成る前記製造法。 - 【請求項2】環化反応を酸性条件下で行い、ここでこの
酸性環化反応の前に所望によって反応体II及びIIIの混
合物の塩基による前処理を行う、請求の範囲第1項に記
載の製造法。 - 【請求項3】第二の反応が加水分解、還元、酸化又は置
換の各反応である、請求の範囲第1項又は第2項に記載
の製造法。 - 【請求項4】R1及びR2がH又はC1-3アルキルであり;R3
がCH3又はC2H5であり;R4がH、C1-6アルキル又はC1-6ア
シルであり;R5がCH3又はフェニルであり;RがH、CH3、
−S−CH3、又は3−S−フリル、3−S−チオ−フリ
ル及びチオ−フルフリルからなる群から選択されるS−
ヘテロアリールであり;そしてBがSCN-、AS2O3 -、CH3S
-又はCH3COS-である、請求の範囲第1項又は第2項に記
載の製造法。 - 【請求項5】RがH、CH3又はCH3S-を意味する、請求の
範囲第4項に記載の製造法。 - 【請求項6】Rが水素であり、R1が水素又はメチルであ
り、そしてR2がメチルである、請求の範囲第4項に記載
の製造法。 - 【請求項7】式I (式中、R1及びR2はH、CH3又はC2H5を意味し、R1=R2
≠Hである。) の化合物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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CH299491 | 1991-10-11 | ||
CH2994/91-7 | 1991-10-11 | ||
PCT/CH1992/000199 WO1993007134A1 (de) | 1991-10-11 | 1992-10-02 | Verfahren zur herstellung von 3-s-furanderivaten |
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JPH06503360A JPH06503360A (ja) | 1994-04-14 |
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US4020175A (en) * | 1969-10-06 | 1977-04-26 | International Flavors & Fragrances Inc. | Certain 3-furyl sulfides |
US4055578A (en) * | 1972-10-10 | 1977-10-25 | International Flavors & Fragrances Inc. | Certain furan-3-thiols, certain dihydro derivatives thereof and 2,5-dimethyltetrahydrofuran-3-thiol |
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US3917869A (en) * | 1973-08-07 | 1975-11-04 | Int Flavors & Fragrances Inc | 3-Furyl thioesters to impart meaty aroma and taste |
US3989856A (en) * | 1975-05-29 | 1976-11-02 | International Flavors & Fragrances Inc. | 3-Furyl beta-oxoalkyl sulfides and methods for using same for altering, modifying or enhancing the organoleptic properties of foodstuffs |
US3996250A (en) * | 1975-01-21 | 1976-12-07 | International Flavors & Fragrances Inc. | 3-Furyl beta-chalcogencycloaklyl sulfides |
NL163104C (nl) * | 1975-02-19 | 1980-08-15 | Int Flavors & Fragrances Inc | Werkwijze voor het verbeteren of versterken van nootachtige accenten van een voedingsmiddel met vlees- achtige smaak, alsmede werkwijze ter bereiding van een daarvoor geschikt preparaat. |
DE3831981A1 (de) * | 1988-09-21 | 1990-03-29 | Haarmann & Reimer Gmbh | Halbmercaptale, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
DE4016536A1 (de) * | 1990-05-23 | 1991-11-28 | Haarmann & Reimer Gmbh | Thio-alkanone, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
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