JP3174545U - 型枠加工装置 - Google Patents

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義夫 篠本
修平 篠本
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Abstract

【課題】装置が小型で、搬送系のユニット数が少なく、搬送系の制御も簡単な型枠のリサイクル加工の一部を自動化した型枠加工装置を提供する。
【解決手段】コンクリートやモルタルを打設成形するために用いられた使用済み型枠を再利用するための加工を行う型枠加工装置であって、搬入部110により使用済み型枠を順に搬送系120に搬入してゆく。搬送系120には左右一対の駆動搬送チェーン122とローラー123とを備えたレールを備え、使用済み型枠を順次搬送してゆく。型枠に対する加工機構を備えた加工部130を搬送系120の搬送過程に設けておき、各種加工を行う。搬出部140は加工済みの型枠を受け取って搬出する。なお、搬入部110は搬送系120の直下で昇降し、搬送系120の下から型枠を搬入する。
【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリートやモルタルを打設成形するために用いられた使用済みの型枠を加工して新たな型枠として再利用するための型枠加工装置に関する。型枠のサイズ調整、型枠表面や側面に付着したコンクリートやモルタルの残留物の除去清掃、型枠表面や側面に剥離剤塗布等を行うことができる型枠加工装置に関する。
一般に、コンクリートによって建造物を建造する場合、その設計に応じて複数の型枠を所定箇所に配置し、その中へコンクリートを流し込んで固化させることによって柱、梁及び壁等の建造物を建造している。従来、これらの型枠を製造するには、型枠製造業者が当該建造物の施工に求められる指定サイズまたは規格の定型サイズに板材の裁断及び桟木の切断を行い、裁断した板材に切断した桟木を釘打ちして製造していた。
型枠の材質は主に木材である。汎用的な型枠10は、図18に示すように、例えば、角材を四方に並べて枠状に組んだ桟木に対して必要な補強用芯材を組み合わせた枠組1と、枠組1の上面に接着剤を塗布して貼り付けた合板材2から構成されている。
ここで、建造物の施工に用いる型枠10は、いつも真新しいものを使用するばかりではなく、建造物の施工において一度使用した型枠10をコンクリート打設成形した後に回収し、回収した型枠10を用いて再使用できる部分をうまく利用して新しい型枠10を再生したり、回収した型枠10の表面や側面に付着しているモルタルやコンクリートやごみなどの残留物を除去清掃したり、型枠10の加工の最終工程として型枠10の表面や側面に剥離剤を塗布したりする、いわゆる型枠のリサイクル加工が行われている。つまり、型枠10は一度切りの使い捨てとするのではなく、可能な限り再利用できるようにすることが望ましい。そこで、従来から、一度使用された型枠10を枠組1や合板2の各部分を見て、そのうち再利用可能な部分を用いつつ足りない部分を補強して再度新たな型枠10を組み立てている。
型枠10のリサイクル加工は、回収した使用済みの型枠10を加工場に運び込み、加工場において、型枠10が長い場合に枠組1や合板を切断したり、型枠が短い場合に不足している長さ分の枠組1や合板2を継ぎ足したりするサイズ調整加工、型枠10の表面や側面の清掃加工、型枠10の表面や側面への剥離剤塗布等の諸々の加工を行い、加工場から加工済みの型枠10を運び出す。このように型枠10の再利用においては、多くの工程が必要となり、人手も多く必要としていた。
そこで、従来から型枠10のリサイクル処理の一部を自動化したリサイクル加工装置が知られている。
図19は、従来技術における型枠リサイクル装置である。使用済みの型枠を搬入する搬入部13、合板に付着したモルタルやコンクリートなどの付着物を除去するケレン装置14と、ケレン装置で付着物が除去された型枠を予め指定された寸法に切断する切断装置15、寸法を測る寸法測定装置16、加工済みの型枠を搬出する搬出部17とを備えるものが開示されている。2つの型枠を接合する接合装置25を備えた構成も開示されている。
特開2003−90127号公報
しかし、上記従来技術の型枠リサイクル装置では、使用済みの型枠の搬入、各種加工部への投入、加工済みの型枠の搬出まで、自動的に搬送系で搬送しつつ行う場合、型枠加工装置が大きくなり、搬入部13、搬出部17の大きさも加えると多大な作業場の面積が必要となってしまうという問題があった。
従来技術では、搬送系としてチェーンベルトとローラーなどを用いて型枠を自動的に搬送するためすべて同一平面内で型枠を移動させる必要があった。つまり常にチェーンベルトとローラーに底面を触れさせてグリップし、常に動かして受け渡して行く必要があるため同一平面内で型枠を取り扱っていた。
まず、搬入部13は一定数の型枠を蓄えておき、タイミングを見ながら搬送系に投入して行くが、同一平面内に置くためそれ相当の大きな面積を持つものとなっている。スタック数をn枚とし、一枚の型枠の面積をS(m2)とすると最低n・S(m2)の面積が必要とされている。
次に、ケレン装置14、切断装置15、寸法測定部16、接合装置25などの各種加工部分は一つ一つ独立した装置部分となっているが、ケレン装置14や切断装置15では、型枠の底面や側面の桟木などに対しても付着物除去や切断を行う必要があるが、型枠の底面や側面の桟木はチェーンベルトとローラーに触れてグリップしているため搬送系の上にある地点では加工できない。そこで、加工部の搬送系を前後の2つの搬送系ユニットに分けて前搬送系ユニットから後搬送系ユニットへ枠体が移動する途上で枠体の移動を止めて枠体の底面を含む付着物除去や切断を行う必要があった。そのため、一つ一つのケレン装置14、切断装置15、接合装置25などが前後2つの搬送系ユニットを備えざるを得ず、各装置が長くなってしまう。
また、チェーンベルトとローラーで搬送系を組む場合、基本的には直線状に搬送されてゆく。そのため、搬入部13、ケレン装置14、切断装置15、接合装置25、寸法測定装置16、搬出部17は直線状に配されている。なお、搬入部13や搬出部17で直交方向に移動しているが、その機構は図示が省略されており、直交方向へ押し出す押し出し機構が組み込まれ、直交方向に押し出すタイミングにおいてチェーンベルトとローラーの搬送系を停止させる必要があった。そのため、搬送系の制御が複雑になっていた。
本考案は、装置が小型で、搬送系のユニット数が少なく、搬送系の制御も簡単な型枠のリサイクル加工の一部を自動化した型枠加工装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の型枠加工装置は、
コンクリートやモルタルを打設成形するために用いられた使用済みの型枠を加工して新たな型枠として再利用するための型枠加工装置であって、
使用済みの前記型枠を順に搬入してゆく搬入部と、
左右一対の駆動搬送チェーンとローラーとを備えたレールを備え、前記搬入部から搬入された前記型枠を順次搬送してゆく搬送系と、
前記搬送系の搬送過程において、前記型枠に対する加工機構を備えた加工部と、
前記加工部を経て前記搬送系により搬送されてきた加工済みの前記型枠を受け取って搬出する搬出部とを備え、
前記搬入部が前記搬送系の直下で昇降する昇降装置を備え、前記昇降装置に前記型枠を積み上げた状態でスタックし、前記昇降装置により前記搬送系の下から前記搬送系に対して前記型枠を前記搬送系に搬入してゆく構造としたことを特徴とするものである。
上記構成により、搬送系に対して搬入部が垂直に多数の型枠をスタックした状態で垂直方向に型枠を次々と搬入することができ、搬入周りにおける装置面積を小さくすることができ、装置全体が小型化される。従来のように搬入する型枠を同一水平面内に蓄えて同一水平面内に送りこんで行く方式であれば、搬入周りにおける装置面積が大きくなってしまい装置が大型化せざるを得ないが、本考案では小型化が実現できる。
ここで、搬送系の直下から垂直方向に型枠の受け入れが可能な構造の一例として、前記搬送系のうち、前記搬入部の昇降装置の上方に位置する搬入個所では、前記左右一対の前記レールのうち一方のレールが、駆動搬送チェーンとローラーとを備え、駆動力を持つ固定レールとなっており、他方のレールが、前記駆動搬送チェーンがなく前記ローラーのみで駆動力を持たず、前記搬送方向に対して横方向に可動である可動レールとなっている構造が可能である。
また、前記駆動搬送チェーンと前記ローラーを備えた前記レールの上方に押さえローラーを備え、前記型枠の搬送時において、前記型枠を下方からは前記駆動搬送チェーンと前記ローラーにより、上方からは前記押さえローラーにより挟み込み、前記型枠に対する前記駆動搬送チェーンの駆動力の伝達を増大せしめることが好ましい。
動作手順としては、前記搬入系の前記搬入個所において、前記昇降装置に積み上げられている一番上面の前記型枠を前記搬送系のレールに乗せる高さに上昇させる前に、前記可動レールを前記固定レールから離れるように移動させて前記固定レールと前記可動レールの間を前記型枠の幅よりも広くしておいて、前記搬入部の昇降装置から前記一番上面の前記型枠を受け入れ、次に、受け入れた前記型枠を前記固定レール側に押し出して一時固定する型枠押し出し手段により前記型枠を前記固定レールに乗る位置まで押し出して一時固定し、次に、前記昇降装置を下降させて前記一番上面の型枠より下の型枠を下降させた後、前記可動レールを前記固定レール側に移動させて前記固定レールと前記可動レールの間隔を前記搬送系の幅とし、前記型枠押し出し手段を開放して前記一時固定していた型枠を自由として前記固定レールの前記駆動搬送チェーンの駆動力により搬送せしめるものとすることができる。
上記構成によれば、可動レールを設けることにより固定レールと可動レール間の幅を調整でき、搬送系の直下から型枠を受け入れ、受け入れ後の型枠の搬送系での載せ置きが可能となる。
また、上記構成のように、可動レールには駆動搬送チェーンを設けずローラーを設けておく構造とすることにより、搬送系の駆動搬送チェーンは一本化することができる。もし、可動レール側にも駆動搬送チェーンを設ける構造であれば、搬送系には少なくとも2系統以上の駆動搬送チェーンのユニットが必要となるが上記構成では搬送系の駆動搬送チェーンは一本化することができる。なお、搬入個所では固定レール側の駆動搬送チェーンのみでも型枠の搬送は可能である。
次に、搬送系から垂直下方に加工済み型枠の搬出が可能な構造の一例として、 前記搬出部が前記搬送系の直下で昇降する昇降装置を備え、前記昇降装置により、前記加工が終わった前記型枠を前記搬送系から下方向に受け取り、前記昇降装置に前記型枠を積み上げた状態でスタックしてゆく構造が可能である。
ここで、前記搬送系のうち、前記搬出部の昇降装置の上方に位置する搬出個所では、前記左右一対の前記レールのうち両方のレールともが、前記駆動搬送チェーンがなく前記ローラーのみで駆動力を持たず、前記搬送方向に対して横方向に可動である可動レールとなっている構造が可能である。
なお、両方のレールに駆動力がない場合に型枠の搬送を確実にするため、たとえば、前記搬出部の昇降装置の上方に駆動力を備えた引き込みローラーを備え、前記駆動搬送チェーンがなく前記ローラーのみで駆動力を持たないレールの上方に駆動力を備えた弾きこみローラーを備え、前記型枠の前記搬出部への受け入れ時において、前記型枠を下方からは前記ローラーにより、上方からは前記引き込みローラーにより挟み込み、前記型枠に対する前記引き込みローラーの駆動力の伝達を増大せしめて前記型枠を引き込む構造などが好ましい。
また、前記搬送系の前記搬出個所において、前記型枠が搬送されてくる前に、前記左右一対の可動レールを互いに近づけて両者の間隔を前記搬送系の幅として前記型枠を受け入れ、次に、前記左右一対の可動レールを互いに遠ざけて両者の前記間隔を前記搬送系の幅よりも広くして前記型枠を前記ローラーから離脱させて前記型枠を下方に落とさせ、前記搬出部の昇降装置の前記スタックされている一番上面の前記型枠の上に受け入れせしめる構造とすることが可能である。
上記構成のように、搬出個所において左右一対の可動レールを設けることにより可動レール間の幅を調整でき、搬送系から型枠を水平方向に受け入れる動作と、搬送系の直下に対して型枠を落とす動作が可能となる。
次に、搬送系に搭載する加工部について述べる。
上記構成において、前記搬送系のレールの途上に、前記型枠の長さの1/2より小さい長さ分の前記加工部の配置箇所を少なくとも一か所設け、前記加工部の配置箇所のレール高さを前後のレールの高さよりも低く下げ、前記加工部の配置箇所において、前記型枠は、前記加工部の配置箇所前のレールによる押し出され、前記加工部の配置箇所では前記レールに触れることなく前記加工部の配置箇所後のレールに渡されて引き込まれてゆくことにより搬送方向に搬送されてゆく構成とすることが好ましい。
上記構成により、駆動搬送チェーンユニットを複数持つことなく、一つの駆動搬送チェーンユニットにより、加工部配置箇所において、前記型枠の上面から底面までにわたる加工が可能となる。
なお、加工部の加工機構としては、切断機構、ケレン機構 前記搬送系において搬送されてゆく前記型枠の搬送系内での位置とそのサイズを測定する測定機構、前記搬送系において搬送されてゆく2つ以上の前後の前記枠体をつなぎ合わせる接合機構、前記搬送系において搬送されてゆく前記型枠の表面に剥離剤を塗布する剥離剤塗布機構など、多様な加工機構の搭載が可能である。
ここで、測定機構として、加工部のみならず、搬出部にも第2の測定機構を備えた構造とし、搬送されてきた型枠の搬出部の昇降装置内での位置を検知する仕組みとすれば、前記搬出部の前記昇降装置内での前記型枠の位置を検出してスタック状態を制御することが可能となる。
第2の測定機構と搬出部の可動レールの制御を連動させれば、前記搬出部の前記昇降装置に対する枠体の落下位置を正確に制御することができるので、枠体の積み上げ状態を制御することが可能となる。たとえば、型枠の上下の積み重なりにおいて、前記枠体同士が搬送方向に前後方向にずれ合って重なるように制御すれば、前記枠体の内部が外気に通気しやすくなり、カビの繁殖を防止したり腐食を防止したりすることができる。
本考案の型枠加工装置によれば、型枠の搬入周りが小型化でき、型枠の搬出周りも小型化でき、搬送系も短く小型化でき、搬送系のユニット数が少なく、搬送系の制御も簡単な構造が実現でき、型枠のリサイクル加工の一部を自動化することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について実施例により具体的に説明する。なお、本考案の技術的思想の範囲はこれらの実施例の具体的な形状や数値に限定されるものではない。
本考案の型枠加工装置は、コンクリートやモルタルを打設成形するために用いられて使用済みの型枠に対して、型枠のサイズ調整、型枠表面や側面に付着したコンクリートやモルタルの残留物の除去清掃、型枠表面や側面への剥離剤塗布等の加工を行い、型枠を再利用できるようにリサイクルする装置である。
実施例1として、切断機構を備えた型枠のサイズ調整加工を行う加工部のみを持った構成例を示し、本考案の型枠加工装置の基本的な搬入部の動きや搬送系の動きや搬出部の動きを説明する。
最初に、型枠加工装置100の各構成要素の説明をし、次に型枠加工装置100の動作の流れを鳥瞰する。
まず、図1および図2は、実施例1にかかる型枠加工装置100の基本構成を模式的に示した図である。図1(a)は正面から型枠加工装置100を示した図、図1(b)は平面から型枠加工装置100を示した図、図2(a)は右側面(搬入部側)から型枠加工装置100を示した図、図2(b)は左側面(搬出部側)から型枠加工装置100を示した図となっている。各図とも、柱などの構造物は各構成物を分かりやすくするため適宜図示を簡略化している。また、図2(a)の右側面図、図2(b)の左側面図において、搬入部側および搬出部側の様子が分かりやすいように、奥側にある加工部130および加工部130内を通過している駆動搬送チェーン122等の図示は省略している。
図1および図2に示すように、本考案の型枠加工装置100は、搬入部110、搬送系120、加工部130、搬出部140、制御装置150(図示せず)の各部を備えている。
搬入部110は、回収した使用済みの型枠10を順に搬送系120に搬入してゆく装置部分である。
この構成例では搬入部110は、昇降装置111、モータ112、スライドチェーン113を備えた構造となっている。昇降装置111は後述するように型枠10を昇降する。モータ112およびスライドチェーン113は使用済みの型枠10の積み込み位置と搬送系直下の搬入箇所との間で型枠10を移動させるものである。この構成例では図2(a)に示すように、内部にモータ112とスライドチェーン113が組み込まれており、型枠10を横方向にスライドさせる仕組みとなっている。スライド移動しやすいように型枠の底面が接する部分にベアリングを設けておくことが好ましい。
なお、モータなどによるスライドチェーン駆動のほか、空圧または油圧の押し出しシリンダーのように型枠10を押し出す仕組みのものでも良い。また、昇降装置111自体が型枠10を載せ置いたまま積み出し位置と搬入個所の間をスライド移動するしくみであっても良い。
搬送系120は、左右一対のレール121からなり、各レールは、駆動搬送チェーン122かローラー123かを備えた構成が基本構成となっており、後述するように搬入部120から搬入された型枠10を搬送し、加工部130を経て搬出部140まで順次搬送してゆく搬送機構である。駆動搬送チェーン122は能動的に型枠に対する駆動力を備えており、ローラー123は従動的に型枠の移動を支援する。
ただし、搬送系120のうち、搬入部110の上方に位置する搬入個所では、図2(a)に示すように、左右一対のレールのうち一方のレールが駆動搬送チェーン122を備えた駆動力を持つ固定レール121aとなっており、他方のレールが駆動搬送チェーン122がなくローラー123のみで搬送方向に対して横方向に可動である可動レール121bとなっている。
また、搬送系120のうち、搬出部140の昇降装置(図示せず)の上方に位置する搬出個所では、図2(b)に示すように、左右一対のレール121の両方ともが、駆動搬送チェーン122がなくローラー123のみで搬送方向に対して横方向に可動である可動レール121bとなっている。
なお、この構成例において、駆動搬送チェーン122は、図1(b)に示すように、右側搬送系(図中上側)は、搬入個所における固定レール121aから搬出個所の可動レール121bの手前まで一気通貫につながっており(図中加工部130の中もつながっている)、左側搬送系(図中下側)は、搬入個所の可動レール121bの後から搬出個所の可動レール121bの手前まで一気通貫につながっている(図中加工部130の中もつながっている)。つまり、可動レール121bが設けられている部分を除く部分の左右の搬送系120には一気通貫に駆動搬送チェーン122が設けられている。
加工部130は、搬送系120の搬送過程において、使用済み型枠10に対する各種の加工機構を備えた装置部分であり、この構成例では、後述する図7に示すように、測定機構131、切断機構132、ケレン機構133、剥離剤塗布機構134を備えた構成となっている。
測定機構131は、搬送系120において搬送されてゆく使用済み型枠10の搬送系120内での位置とそのサイズを測定する機構である。
切断機構132は、搬送系120により搬送されてきた型枠10を所定サイズに切断する鋸を備えた構成となっている。
ケレン機構133は、搬送系120により搬送されてきた型枠10に残存しているコンクリートやモルタル残留付着物を取り除くケレン処理を行う機構である。
剥離剤塗布機構134は、搬送系120において搬送されてゆく型枠10の上面や側面に液状の剥離剤を塗布する機構である。この構成例では、後述する図12に示すように、型枠10の上面に対しては噴射ノズル134aにより剥離剤を噴霧塗布し、型枠10の側面に対して塗布ローラー134bにより剥離剤を塗り付けることにより塗布する構成となっている。
搬出部140は、加工部130を経て搬送系120から搬送されてくる加工後の型枠10を搬送系120から順に下方向に受け取って搬出部140に加工済みの型枠10を積み上げた状態でスタックして搬出する装置部分である。
この構成例では搬出部140は、昇降装置141、モータ142、スライドチェーン143を備えた構造となっている。昇降装置141は後述するように型枠10を昇降する。モータ142およびスライドチェーン143は搬送系120直下の搬入箇所と加工済みの型枠10の取り出し位置との間で型枠10をスライドさせる仕組みとなっている。なお、モータなどによるスライドチェーン駆動のほか、空圧または油圧の押し出しシリンダーのように型枠10を押し出す仕組みのものでも良い。また、昇降装置141自体が型枠10を載せ置いたまま取り出し位置と搬出個所の間をスライド移動するしくみであっても良い。
次に、型枠加工装置の各構成要素の動作を図面を参照しながら説明する。
図3および図4は、使用済み型枠10の搬入動作に関する装置部分の動きを模式的に示す図である。
前提として型枠加工装置100のスイッチがオンとされ、搬送系120の各レール121の駆動搬送チェーン122は駆動中で回っているものとする。
まず、図3(a)に示すように、搬入部110に必要数の使用済み型枠10を積み込んで、昇降装置の昇降台の上にスタックしておく。
図3(a)から(b)に示すように、モータ112によりスライドチェーン113を駆動し、使用済みの型枠10を積み込み位置から横方向にスライドさせ、搬送系120の搬入個所の直下の搬入箇所まで移動させる。このとき搬入部110の昇降台の高さとしては、スタックされた使用済みの型枠10のうち一番上面の使用済み型枠10の高さが搬送系120に触れない高さにしておかなければならない。
図3(b)に示すように、型枠10が搬送系120の搬入個所の直下の位置にくればモータ112を停止し、スタックされた使用済み型枠10を搬送系120の下方向から搬送系120に対して搬入してゆく準備が整う。
次に、図3(b)から(c)に示すように、搬入個所において、可動レール121bが固定レール121aから離れるように搬送方向に対して横方向に移動し、固定レール121aと可動レール121bの間を使用済み型枠10の幅よりも広く確保せしめる。このように固定レール121aと可動レール121bの間を使用済み型枠10の幅よりも広げておくことにより、搬入部110から一番上面にある使用済み型枠10を受け入れることができるようになる。
なお、可動レール121bは駆動搬送チェーン122を持っていないので、このように可動レール121bが本来の搬送系の位置から横方向に移動しても他の駆動搬送チェーン122の駆動に対して影響はない。
次に、図3(c)から(d)に示すように、搬入部110の昇降台に積み上げられている使用済み型枠10を上昇させ、一番上に設置している使用済み型枠10を搬送系120のレール121に乗せる高さまで上昇させる。この例では、固定レール121aおよび可動レール121bの高さよりも少し高い位置まで上昇する。
次に、図4(a)に示すように、型枠押し出し手段124を用い、使用済み型枠10を固定レール121a側に押し出して固定レール121aに押し付けて一時固定する。この構成例では型枠押し出し手段124は可動レール121bの筐体の一部に組み込まれた押し出し機構となっており、ちょうど搬入部110の昇降台に積み上げられている一番上にある使用済み型枠10の側面部分の高さに棒状の型枠押し出し手段124が仕込まれており、当該型枠押し出し手段124が水平方向に出ることにより使用済み型枠10の側面部分を押して固定レール121aの筐体に押し付け、使用済み型枠10を一時固定する。なお、この構成例では駆動搬送チェーン122には直接触れないように、その上方の位置において一時固定されている。
次に、図4(a)から(b)に示すように、搬入部110の昇降機構を下降させる。一番上の使用済み型枠10は型枠押し出し手段124により一時固定されているので、搬入部110が下降すると、一時固定されている一番上面の使用済み型枠10より下にある使用済み型枠10が昇降台とともに下降する。
次に、図4(b)から(c)に示すように、可動レール121bを固定レール121a側に移動させて、固定レール121aと可動レール121bの間隔を本来の位置、つまり、他の搬送系のレール幅と同様にして使用済みの型枠10を搬送可能な幅にせしめる。
次に、図4(c)から(d)に示すように、型枠押し出し手段124を開放して使用済みの型枠10を自由として下方に落とす。その直下には、固定レール121aと可動レール121bがあり、その幅は型枠10を受け取る幅となっている。
固定レール121aと可動レール121bに受け取られた使用済み型枠10は、図6に示すように、固定レール121aの駆動搬送チェーン122の駆動力により搬送されていく。
なお、搬入個所において、一方のレールは可動レール121bであり、駆動力自体はない。そのためこの構成例では図5に示すような工夫を行っている。図5(a)から図5(b)に示すように、搬入個所において固定レール121aの上方に押さえローラー125を設けておき、図3(a)から図4(d)の型枠押し出し手段124の開放まで、押さえローラー125は使用済み型枠10に触れないように上方に待機させておき、図4(d)の型枠押し出し手段124の開放後、図5(a)から図5(b)に示すように押さえローラー125を下降させて使用済み型枠10の上面を適度に押さえるようにすれば、図5(c)に示すように、使用済み型枠10は、上から押さえローラー125、下から駆動搬送チェーン122および駆動搬送チェーン内部のローラー126により挟まれ、駆動搬送チェーン122との間にしっかりとした摩擦力(グリップ力)が生じ、短い距離であれば片側の駆動搬送チェーン122の駆動力により十分に使用済み型枠10を搬送することができる。考案者は試作・実験などを通じて片側の駆動搬送チェーン122により十分に搬送できることを確認している。
使用済み型枠10が搬送されて行き、可動レール121bを通過して行った後は、図3(b)と同様の状態となる。
この図3(b)から図4(d)までの一連の流れを繰り返して、順々に搬入部110にスタックされている型枠10を搬送系120に搬入していく。
次に、加工部130まわりの動作を図面を参照しつつ説明する。
図6に示すように、型枠10は搬入部110から搬出部140に至るまで搬送系120を順次流れて行くが、その途中で加工部130を通過する。
加工部130の加工機構には多様なものがあり得る。
図7の例では、模式的に、測定機構131、切断機構132、ケレン機構133、剥離剤塗布機構134を備えた構成となっている。
図8は、加工部における搬送系120の駆動搬送チェーン122に関する工夫を模式的に説明する図である。図8(b)は駆動搬送チェーン122の流れが分かりやすいにレールの筐体を一部取り除いて示した図となっている。
加工部130の配置箇所における搬送系のレールには以下のような工夫が可能である。
図8に示すように、使用済み型枠10の長さの1/2より小さい長さのギャップを設けておき、レール121の筐体を分割しておく。当該個所において、駆動搬送チェーン122の経路を前後のレール121の高さよりも低く下げる工夫を行っている。つまり、この例では、駆動搬送チェーン122を下方に潜らせ、駆動搬送チェーン122を途中で途切れないようにしつつ、加工部130の配置箇所においてレール121の筐体を設けず、使用済み型枠10の底面には何も装置部分が触れることがないようにする。なお、加工部130の配置箇所において、使用済み型枠10の底面に駆動搬送チェーン122が触れておらず駆動力がなくても、型枠10は、加工部130の配置箇所前のレールの駆動搬送チェーン122により押し出され、また、加工部130の配置箇所後のレール121の駆動搬送チェーン122に渡されて引き込まれてゆくことにより搬送方向に搬送されてゆくことができる。
このように、加工部130の配置箇所では型枠10は上面から底面までレール121など装置部分に触れることなく開放された状態となっている。そのため、加工部130の配置箇所において型枠10の上面から底面まで全体に対する加工が可能となる。
次に、測定機構131の動きについて簡単に説明する。
図9は、搬送系120の搬送経路に型枠10の位置とサイズを測定する測定機構131を模式的に示す図である。測定機構131は型枠10の位置とサイズを正確に測定できるものであればその測定方式は限定されることはない。この構成例では、測定機構131は、エンコーダ方式の測定機構となっている。エンコーダとは、被測定対象に対して適度に押し付けられて接しつつ回転する測定円板と、測定円板の回転に伴って細かくカウントアップしてゆくカウンタが内蔵された構造となっている。例えば、測定円板の円周が500mmで、カウンタが測定円板一回転で500カウンタとすると、1カウントあたり1mmということとなる。この場合、誤差1mm以内で正確に被測定対象である枠体10の長さと位置を検知することができる。つまり、1カウントあたりの被測定対象物(枠体10)の長さlは、測定円板の直径D、測定円板一回転あたりのカウンタのカウント数nとすると、l=Dπ/nとなり、被測定対象物(枠体10)がエンコーダを通過するまでのカウント数mとすると、被測定対象物(枠体10)の長さLは、L=m・l=mDπ/nで計算できる。
このエンコーダ方式による測定機構131のメリットとしては、搬送を停止させたり枠体10を手で搬送方向に前後させても枠体10の長さと位置を正確に測定できることが挙げられる。つまり、測定機構131による枠体10の長さの検知中に作業員が搬送チェーン122の駆動を一時停止して再び搬送を再開しても、測定円板と枠体10が接している限りはカウンタのカウントは影響を受けずに正確に枠体10の長さや位置を測定することができ、さらには、作業員が枠体10の加工のために枠体を手作業で前後に移動させても測定円板と枠体10が接しつつ正確に順回転または逆回転することによりカウンタのカウントは正確に維持されるので、枠体10の長さや位置を測定することができる。
なお、測定機構131の構造や測定方法は多様であり、上記構成例のようにエンコーダ方式に限定されないことは言うまでもない。例えば、赤外線センサを利用するものなどがある。ただし、上記したように、加工などのため搬送チェーン122の一時停止や駆動再開があってもその影響を補正して枠体10の長さと搬送系における位置を正確に測定できる構造であることが望ましい。
次に、切断機構132の動きについて簡単に説明する。
図10および図11は、搬送系120の搬送系120を流れて行く使用済み型枠10を所定の長さに切りそろえる切断機構132を模式的に示す図である。この構成例では、切断機構132は、円盤式の鋸となっており、搬送系120の途上の所定の配置箇所に設けられている。
切断機構132は、搬送系120の上方に位置している。切断機構132は、加工済み型枠10の所定の長さ分が加工部130の配置箇所を通過するまでは上方に保たれており、型枠10の移動には邪魔とならないようになっており、制御部150は、搬送系120を搬送されてゆく加工済み型枠10の所定の長さ分が加工部130の配置箇所に入ったとき、切断機構132を下方に移動させ、直下の型枠10を切断する。なお、前述したように、制御部150は、測定機構131の計測データと、駆動搬送チェーン122の駆動速度と、測定機構131と切断機構132間の距離などの諸データにより搬送系を流れて行く型枠10の位置と長さが検知できるので、切断機構132の制御を正確に行うことができる。
切断機構132による切断後、図11(a)に示すように、切断機構132が再び搬送系120の上方まで戻り、図11(b)に示すように、切断された加工済みの型枠10は搬送系120により搬送されてゆく。
ケレン機構133は、使用済み型枠10に残存しているコンクリートやモルタルなどの残留付着物を取り除く装置である。ケレン機構の構成は特に限定されないが、回転ブラシ機構などを備えた装置がある。なお、上述したように加工部130の配置箇所では使用済み型枠10の上面から底面まで加工可能な状態にあるので、使用済み型枠10の上面から底面まで残留付着物を取り除く加工を行うことができる。
剥離剤塗布機構134は、剥離剤を塗布する機構であるが、剥離剤は他のすべての加工が終わった加工済みの型枠10に対する最終的な仕上げ段階で施すものであるので、剥離剤機構134が配置される位置は搬送系120の後段であり、搬送されてゆく加工済み型枠10の表面に剥離剤を塗布する装置となっている。
図12は、剥離剤塗布機構134の構成例を模式的に示す図である。図12(a)は型枠10へ塗布を開始した時点の状態を側面から模式的に示した図、図12(b)は型枠10へ塗布を開始した時点の状態を上面から模式的に示した図である。図12(c)は型枠10へ塗布を進めつつある時点の状態を側面から模式的に示した図、図12(b)は型枠10へ塗布を進めつつある時点の状態を上面から模式的に示した図である。この構成例では剥離剤塗布機構134として、噴霧ノズル134aと塗布ローラー134bを備えている。噴霧ノズル134aは液体の剥離剤を上面から噴霧するものであり、搬送系120の上面に位置し、搬送系120を流れる型枠10の上面に対して噴霧ノズル134aから液体状の剥離剤を噴霧する。塗布ローラー134bは搬送系120の側面に位置し、搬送系120を流れる型枠10の側面に触れるように回転し、塗布ローラー134bの表面に剥離剤供給装置(図示省略)から剥離剤を適宜供給し、塗布ローラー134bの表面から型枠10の側面に剥離剤を塗りつけて行く構成となっている。
なお、剥離剤塗布機構134としては、上記の噴霧ノズル134aや塗布ローラー134bに限らず、多様な塗布機構が適用可能であることは言うまでもない。
次に、自動化された加工部130による加工に加えて、搬送されてくる型枠10に対して作業者が手作業で加工を行うことも可能である。なお、作業者が手作業するため、駆動搬送チェーン122の駆動停止ボタン(図示せず)などを手元に設けておけば、随時、搬送系120を止めて手作業をする時間を確保することができる。例えば、建設現場での使用に際して枠体10に開けられた穴(セパ穴とも呼ばれる)を埋めたり、ケレン機構133では除去し切れなかったコンクリート残留付着物などを手作業で取り除いたり、搬送方向に長さの足りない枠体10に対して他の枠体10を継ぎ足して長さを調整したりする加工などがある。
次に、加工済み型枠10の搬出動作に関する装置部分の動きを図面を参照しつつ説明する。
図13から図15は、搬出部140の動作を模式的に示す図である。搬送系120の搬出個所では両方のレールとも可動レール121bとなっている。つまり、駆動搬送チェーン122は設けられておらず、両方ともローラー123のみとなっている。なお、この可動レール121bは後述するように搬出部140の昇降台に載せ置いた枠体10の幅方向の姿勢を制御するための姿勢補正板127が設けられている。また、搬出部140の上方には引き込みローラー128と、第2の測定機構135が設けられている。
まず、図13(a)に示すように両方の可動レール121bを近づけておき、両者の間隔は加工済み型枠10を受け入れる幅としておく。図13(b)に示すように、搬出部140の昇降装置141の高さを調整し、昇降台にスタックされている加工済み型枠10の上面は可動レール121bのローラー123よりも下に位置しており、搬送されてくる加工済み型枠10の搬送を邪魔しないようにしておく。
図13(b)から(c)に示すように、加工済み型枠10が搬送されてくると可動レール121bのローラー123上に乗って搬出部140に入ってくる。ここで、搬出個所の手前の固定レール121aの駆動搬送チェーン122の駆動力により押し出され、ローラー123上に受け入れられていくが、ローラー123自体には駆動力がないため、この構成ではモータなどの駆動力を持つ引き込みローラー128により枠体10の表面を上方から押圧しつつ搬出部140方向に枠体10を引き込む構成となっている。
引き込みローラー128は回転円板と当該回転円板を回転駆動するモータなどの駆動部を備えており、回転円板のエッジが枠体10の表面に対して適度に押圧しつつグリップするように取り付けられている。なお、モータの回転数は枠体10の引き込み速度が前段の搬送駆動チェーン122による枠体10の搬送速度と一致するように調整しておくことが好ましい。
次に、図13(c)から(d)に示すように、両方の可動レール121bを互いに離れるように横方向に可動し、両者の間隔を加工済み型枠10の幅よりも広くする。加工済み型枠10を支えていた可動レール121bのローラー123が移動するので加工済み型枠10が下方に落下する。搬出個所の直下には搬出部140の昇降装置があるので、落下した加工済み型枠10が昇降台の最上面に積み重なるようにスタックされる。
次に、図14(a)に示すように搬出部140の昇降装置を少し下降させ、次に搬送されてくる加工済み型枠10の受け入れに備える。
次に、図14(a)から(b)に示すように、両方の可動レール121bとも互いに近づく方向に動き、その間隔を加工済み型枠10の幅に対応するものとし、次に搬送されてくる加工済み型枠10の受け入れに備える。
図13(b)から図14(b)の動作を繰り返し、図15(a)の状態となるまで順々と搬送されてくる加工済み型枠10を搬送個所から直下にある搬出部140の昇降装置に受け入れていく。
なお、この構成例では、加工済み型枠10が昇降装置の昇降台に所定枚数スタックされれば、それらを取り出すため、図15(b)から図15(c)に示すように、モータ142によりスライドチェーン143を駆動し、加工済みの型枠10を搬送系120直下の搬出個所から横方向にスライドさせ、取り出し位置まで移動させる。このとき搬出部110の昇降台の高さとしては、スタックされた加工済みの型枠10のうち一番上面の加工済み型枠10の高さが搬送系120に触れない高さにしておかなければならない。
以上が搬出部140における基本的な動作であるが、この構成例では、枠体10の搬出部140の昇降装置へのスタックにおいて、枠体10の搬送方向のスタック位置制御と、幅方向(搬送方向と直交方向)のスタック姿勢制御について以下の工夫を施している。
まず先に、枠体10の幅方向(搬送方向と直交方向)のスタック姿勢制御について述べる。この構成例では、搬出部140にある両側の可動レール121bともに姿勢補正板127が設けられており、この姿勢補正板127により、搬出部140の昇降台に載せ置かれた加工済み枠体10の幅方向の姿勢が制御される工夫がなされている。
図14(c)から図14(d)は、図14(a)から図14(b)の動作について、姿勢補正板127を中心に分かりやすく示した図である。両方の可動レール121bの下部には姿勢補正板127が設けられており、搬出部140の昇降装置の一番上面に載せ置かれている枠体10の側面に当たる長さ分だけ下方に長くなっており、可動レール121bの移動に従って姿勢補正板127も移動する仕組みとなっている。そのため、図14(c)から図14(d)に示すように、たとえ搬出部140の昇降装置の一番上面に載せ置かれている枠体10が幅方向にずれて載せ置かれた場合であっても、幅方向について両側から姿勢補正板127が枠体10を押すので枠体10がちょうど中央に位置するようにその姿勢が補正される。
次に、枠体10の搬送方向のスタック位置制御について述べる。
枠体10の搬送方向のスタック位置は、搬出部140の昇降装置の台座の中央付近に各々の枠体10の重心が位置するようにスタックしてゆく必要がある。なぜならば枠体10を十数枚を安定した状態で積み上げるには各々の枠体10の重心が台座の中央付近に集中している方が良い。
そこで、この構成例では図16に示すように、枠体10の搬出部140の昇降装置への積み込み位置を正確に制御するため、第2の測定機構135を備え、枠体10の搬出部140への引き込み距離を正確に検知し、枠体10が所定の引き込み距離分引き込まれたところで可動レール121bの開閉制御により搬出部140の昇降装置へスタックする制御を行っている。第2の測定機構135の測定方式は特に限定されないが、この例では測定機構131と同様のエンコーダ方式のものとする。第2の測定機構135の配置位置は搬出部140の上面のどこでも配置可能であるが、ここではたとえば搬出部140の昇降装置140の中心部分に配置した例となっている。
図9を用いて前述したように、搬送中の枠体10の搬送方向の長さは加工部130内の測定機構131により正確に検知されている。例えば長さをLとする。枠体10が、搬送駆動チェーン122と引き込みローラー128により搬出部14の昇降装置に受け入れられて、図16(b)に示すように、搬出部140の昇降装置の中心部分に配置された第2の測定機構135に触れ始めると、枠体10の最前面が搬出部140の昇降装置140の中心部分に到達したことが検知される。その後引き込みが続くにつれ、第2の測定機構135のカウンタがカウントアップし、引き込まれている長さが検知できる。ここで、図16(c)にしめすように、枠体10が第2の測定機構135に触れ始めてからさらに搬送方向の長さLの半分、つまり、さらにL/2引き込まれると、枠体10の重心がちょうど搬出部140の昇降装置の中心部分に位置していることが検知できる。このタイミングで可動レール121bの開閉制御によりローラー123での支えを外すと、図16(d)に示すように枠体10が下方に落下し、搬出部140の昇降装置に正確に積み上げられてゆくこととなる。
ここで、枠体10の積み重なりによる湿気が溜まることを防止する工夫について述べる。積み上げる枠体10の搬送方向の長さが同じものばかりであり、それらの重心を正確に搬出部140の昇降装置の台座の中央位置に合わせてしまうと、図17(a)に示すように上下同士に隣接する枠体10が搬送方向に正確に重なり合うようになってしまう。図17(a)の状態は枠体10を十数枚安定した状態で積み上げるには理想的であるものの、枠体10の内部に湿気が溜まってしまい、通気が確保されず、カビが発生したり腐ったりするという問題が発生しやすくなってしまう。そこで、図17(b)に示すように上下に積み重なる枠体10同士が搬送方向に前後方向にずれあうように重ねて行く。
このように重ねて行くと、一枚一枚の枠体10の重心は順々にずれているものの、全体としては重心が搬出装置140の昇降台の中心付近に位置し、安定している状態と言える。しかも枠体10の上下の重なりにおいて枠体10の内部が端部下面において外気に通気しており、湿気が溜まることがなく、カビが繁殖するのが防止され、腐食が進むことが防止される。このように一枚一枚の枠体10の重心を順々にずらす制御は、第2の測定機構135と可動レール121bとの連動により容易に制御することができる。つまり、枠体10の上下の重なりにおいて100mmずつ重心をずらす場合は、上記したL/2の引き込み量を、(L/2)+100mmと、(L/2)−100mmにて交互に制御すれば良い。
以上が、本考案の型枠加工装置100の基本的な動作の流れである。
以上、本考案の駐車場用の型枠加工装置における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本考案の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本考案の型枠加工装置は、建築現場でコンクリートやモルタルを打設成形するために用いられた型枠をリサイクルする型枠加工装置に広く適用することができる。
実施例1の型枠加工装置100の基本構成を模式的に示した図(その1) 実施例1の型枠加工装置100の基本構成を模式的に示した図(その2) 使用済み型枠10の搬入動作に関する装置部分の動きを模式的に示す図(その1) 使用済み型枠10の搬入動作に関する装置部分の動きを模式的に示す図(その2) 搬入個所において固定レール121aの上方に押さえローラー125を設けた工夫を説明する図 型枠10が搬送系120により搬入部110から加工部130を経て搬出部140に至るまで順次流れて行く様子を模式的に示す図 加工部130の内部に多様な加工機構が組み込まれている様子を模式的に説明する図 加工部における搬送系120の駆動搬送チェーン122に関する工夫を模式的に説明する図 搬送系120の搬送経路に使用済み型枠10の位置とサイズを測定する測定機構131の動作を模式的に示す図 搬送系120の搬送系120を流れて行く使用済み型枠10を所定の長さに切りそろえる切断機構132の動作を模式的に示す図(その1) 搬送系120の搬送系120を流れて行く使用済み型枠10を所定の長さに切りそろえる切断機構132の動作を模式的に示す図(その2) 剥離剤塗布機構134の構成例を模式的に示す図 加工済み型枠10の搬出動作に関する装置部分の動きを模式的に示す図(その1) 加工済み型枠10の搬出動作に関する装置部分の動きを模式的に示す図(その2) 加工済み型枠10の搬出動作に関する装置部分の動きを模式的に示す図(その3) 枠体10の搬送方向のスタック位置制御について模式的に説明した図 枠体10の積み重なりによる湿気が溜まることを防止する工夫について模式的に説明する図 従来技術を示す図(その1) 従来技術を示す図(その2)
10 型枠
100 型枠加工装置
110 搬入部
120 搬送系
121 レール
121a 固定レール
121b 可動レール
122 駆動搬送チェーン
123 ローラー
124 型枠押し出し手段
125 押さえローラー
126 駆動搬送チェーン内部のローラー
127 姿勢補正板
128 引き込みローラー
130 加工部
131 測定機構
132 切断機構
133 ケレン機構
134 剥離剤塗布機構
135 第2の測定機構
140 搬出部

Claims (16)

  1. コンクリートやモルタルを打設成形するために用いられた使用済みの型枠を加工して新たな型枠として再利用するための型枠加工装置であって、
    使用済みの前記型枠を順に搬入してゆく搬入部と、
    左右一対の駆動搬送チェーンとローラーとを備えたレールを備え、前記搬入部から搬入された前記型枠を順次搬送してゆく搬送系と、
    前記搬送系の搬送過程において、前記型枠に対する加工機構を備えた加工部と、
    前記加工部を経て前記搬送系により搬送されてきた加工済みの前記型枠を受け取って搬出する搬出部とを備え、
    前記搬入部が前記搬送系の直下で昇降する昇降装置を備え、前記昇降装置に前記型枠を積み上げた状態でスタックし、前記昇降装置により前記搬送系の下から前記搬送系に対して前記型枠を前記搬送系に搬入してゆく構造としたことを特徴とする型枠加工装置。
  2. 前記搬送系のうち、前記搬入部の昇降装置の上方に位置する搬入個所では、前記左右一対の前記レールのうち一方のレールが、駆動搬送チェーンとローラーとを備え、駆動力を持つ固定レールとなっており、他方のレールが、前記駆動搬送チェーンがなく前記ローラーのみで駆動力を持たず、前記搬送方向に対して横方向に可動である可動レールとなっている請求項1に記載の型枠加工装置。
  3. 前記駆動搬送チェーンと前記ローラーを備えた前記レールの上方に押さえローラーを備え、前記型枠の搬送時において、前記型枠を下方からは前記駆動搬送チェーンと前記ローラーにより、上方からは前記押さえローラーにより挟み込み、前記型枠に対する前記駆動搬送チェーンの駆動力の伝達を増大せしめたことを特徴とする請求項2に記載の型枠加工装置。
  4. 前記搬入系の前記搬入個所において、前記昇降装置に積み上げられている一番上面の前記型枠を前記搬送系のレールに乗せる高さに上昇させる前に、前記可動レールを前記固定レールから離れるように移動させて前記固定レールと前記可動レールの間を前記型枠の幅よりも広くしておいて、前記搬入部の昇降装置から前記一番上面の前記型枠を受け入れ、次に、受け入れた前記型枠を前記固定レール側に押し出して一時固定する型枠押し出し手段により前記型枠を前記固定レールに乗る位置まで押し出して一時固定し、次に、前記昇降装置を下降させて前記一番上面の型枠より下の型枠を下降させた後、前記可動レールを前記固定レール側に移動させて前記固定レールと前記可動レールの間隔を前記搬送系の幅とし、前記型枠押し出し手段を開放して前記一時固定していた型枠を自由として前記固定レールの前記駆動搬送チェーンの駆動力により搬送せしめることを特徴とする請求項2または3に記載の型枠加工装置。
  5. コンクリートやモルタルを打設成形するために用いられた使用済みの型枠を加工して新たな型枠として再利用するための型枠加工装置であって、
    使用済みの前記型枠を順に搬入してゆく搬入部と、
    左右一対の駆動搬送チェーンとローラーとを備えたレールを備え、前記搬入部から搬入された前記型枠を順次搬送してゆく搬送系と、
    前記搬送系の搬送過程において、前記型枠に対する加工機構を備えた加工部と、
    前記加工部を経て前記搬送系により搬送されてきた加工済みの前記型枠を受け取って搬出する搬出部とを備え、
    前記搬出部が前記搬送系の直下で昇降する昇降装置を備え、前記昇降装置により、前記加工が終わった前記型枠を前記搬送系から下方向に受け取り、前記昇降装置に前記型枠を積み上げた状態でスタックしてゆく構造としたことを特徴とする型枠加工装置。
  6. 前記搬送系のうち、前記搬出部の昇降装置の上方に位置する搬出個所では、前記左右一対の前記レールのうち両方のレールともが、前記駆動搬送チェーンがなく前記ローラーのみで駆動力を持たず、前記搬送方向に対して横方向に可動である可動レールとなっている請求項5に記載の型枠加工装置。
  7. 前記搬出部の昇降装置の上方に駆動力を備えた引き込みローラーを備え、
    前記駆動搬送チェーンがなく前記ローラーのみで駆動力を持たないレールの上方に駆動力を備えた弾きこみローラーを備え、前記型枠の前記搬出部への受け入れ時において、前記型枠を下方からは前記ローラーにより、上方からは前記引き込みローラーにより挟み込み、前記型枠に対する前記引き込みローラーの駆動力の伝達を増大せしめて前記型枠を引き込むことを特徴とする請求項6に記載の型枠加工装置。
  8. 前記搬送系の前記搬出個所において、前記型枠が搬送されてくる前に、前記左右一対の可動レールを互いに近づけて両者の間隔を前記搬送系の幅として前記型枠を受け入れ、次に、前記左右一対の可動レールを互いに遠ざけて両者の前記間隔を前記搬送系の幅よりも広くして前記型枠を前記ローラーから離脱させて前記型枠を下方に落とさせ、前記搬出部の昇降装置の前記スタックされている一番上面の前記型枠の上に受け入れせしめることを特徴とする請求項6または7に記載の型枠加工装置。
  9. コンクリートやモルタルを打設成形するために用いられた使用済みの型枠を加工して新たな型枠として再利用するための型枠加工装置であって、
    使用済みの前記型枠を順に搬入してゆく搬入部と、
    左右一対の駆動搬送チェーンとローラーとを備えたレールを備え、前記搬入部から搬入された前記型枠を順次搬送してゆく搬送系と、
    前記搬送系の搬送過程において、前記型枠に対する加工機構を備えた加工部と、
    前記加工部を経て前記搬送系により搬送されてきた加工済みの前記型枠を受け取って搬出する搬出部とを備え、
    前記搬送系のレールの途上に、前記型枠の長さの1/2より小さい長さ分の前記加工部の配置箇所を少なくとも一か所設け、前記加工部の配置箇所のレール高さを前後のレールの高さよりも低く下げ、
    前記加工部の配置箇所において、前記型枠は、前記加工部の配置箇所前のレールによる押し出され、前記加工部の配置箇所では前記レールに触れることなく前記加工部の配置箇所後のレールに渡されて引き込まれてゆくことにより搬送方向に搬送されてゆき、前記加工部配置箇所において、前記型枠の上面から底面までにわたる加工を可能とせしめたことを特徴とする型枠加工装置。
  10. 前記加工部の加工機構が、前記型枠を切断する鋸を備えた切断機構である請求項9に記載の型枠加工装置。
  11. 前記加工部の加工機構が、前記型枠に残存しているコンクリートやモルタル残留付着物を取り除くケレン機構である請求項9に記載の型枠加工装置。
  12. 前記加工部の加工機構が、前記型枠の表面に剥離剤を塗布する剥離剤塗布機構である請求項9に記載の型枠加工装置。
  13. 前記加工部の加工機構が、前記搬送系において搬送されてゆく2つ以上の前後の前記枠体をつなぎ合わせる接合機構である請求項9に記載の型枠加工装置。
  14. 前記搬送系において搬送されてゆく前記型枠の前記搬送系内での位置と前記型枠の前記搬送方向のサイズを測定する第1の測定機構を備えた請求項1から13のいずれか1項に記載の型枠加工装置。
  15. 前記搬出部に搬送されてきた前記型枠の前記搬出部の前記昇降装置内での位置を検知する第2の測定機構を備え、前記搬出部の前記昇降装置内での前記型枠の位置を検出してスタック状態を制御することを特徴とする請求項14に記載の型枠加工装置。
  16. 前記搬出部の前記昇降装置内での前記型枠の上下の積み重なりにおいて、前記枠体同士が搬送方向に前後方向にずれ合って重なるように制御し、前記枠体の内部が外気に通気しやすいようにした請求項15に記載の型枠加工装置。
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KR102180093B1 (ko) * 2020-03-11 2020-11-24 (주)정석이앤씨 건축 가설재 후처리 시스템
KR20210051820A (ko) * 2019-10-31 2021-05-10 주식회사 넥스시스템즈 알루미늄 거푸집의 리폼방법
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